JPH08185326A - インタープリタ言語処理装置 - Google Patents

インタープリタ言語処理装置

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JPH08185326A
JPH08185326A JP6326886A JP32688694A JPH08185326A JP H08185326 A JPH08185326 A JP H08185326A JP 6326886 A JP6326886 A JP 6326886A JP 32688694 A JP32688694 A JP 32688694A JP H08185326 A JPH08185326 A JP H08185326A
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JP
Japan
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program
instruction
interpreter language
processing means
processing
Prior art date
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Pending
Application number
JP6326886A
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English (en)
Inventor
Masayuki Fukushiro
昌之 福代
Taisei Nakayama
大成 中山
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH08185326A publication Critical patent/JPH08185326A/ja
Priority to US08/841,358 priority patent/US5850510A/en
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
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    • G06F11/3664Environments for testing or debugging software
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/30Monitoring
    • G06F11/34Recording or statistical evaluation of computer activity, e.g. of down time, of input/output operation ; Recording or statistical evaluation of user activity, e.g. usability assessment
    • G06F11/3466Performance evaluation by tracing or monitoring
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/36Preventing errors by testing or debugging software
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な構成で、かつ、複雑な機能を実現する
インタープリタ言語処理装置を提供する。 【構成】 インタープリタ言語で書かれた主プログラム
101を構成する各命令文を処理手段111によって解
釈して実行するインタープリタ言語処理装置において、
インタープリタ言語で書かれた監視プログラム102
と、処理手段111によって、主プログラム101の少
なくとも1実行単位が実行されたときに実行通知を送出
する実行検出手段112と、実行通知に応じて、処理手
段111による実行対象のプログラムを監視プログラム
102に切り替える第1の切替手段113と、監視プロ
グラム102の実行の終了に応じて終了通知を送出する
第2の検出手段114と、終了通知に応じて、処理手段
111による実行対象のプログラムを主プログラム10
1に切り換える第2の切替手段115とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、BASIC などのインター
プリタ言語の翻訳および実行を行うインタープリタ言語
処理装置に関するものである。BASIC などのインタープ
リタ言語を用いて複雑なプログラムを開発する際には、
インタープリタ言語処理装置が、プログラムの論理的な
エラーの発見を容易とするデバッグ機構を備えているこ
とが必要とされている。
【0002】
【従来の技術】従来は、図13に示すように、主プログ
ラム101の翻訳,実行を行う主解釈実行部510とは
別に、デバッグ用に設けられた簡単な命令を翻訳,実行
する小型のデバッグ用解釈実行部520を設けておく方
法が用いられていた。この場合は、上述した簡単な命令
を使ってデバッグ用の監視プログラム502を作成して
おき、主解釈実行部510が主プログラムの1実行単位
(例えば1行)を実行する毎に、切替え処理部530が
デバッグ用解釈実行部520を起動して、監視プログラ
ムを実行することにより、デバッグ作業を行っていた。
【0003】このように、デバッグ用解釈実行部520
を設けた場合は、デバッグ用に設けられた命令の数が少
ないため、デバッグ用解釈実行部520を単純な構造に
よって実現することができるから、翻訳などに要する時
間が短く、高速な処理が実現されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年では、
開発されるプログラムはより複雑になっており、それに
つれて、プログラムの論理的な誤りを発見するために
も、複雑な機能が要求されるようになっている。このた
め、従来の監視プログラムに利用可能な命令だけでは、
必要な機能を十分に賄うことが難しくなってきている。
【0005】一方、監視プログラムで利用できる命令を
増やしていけば、様々な機能を持った監視プログラムを
作成することが可能であるが、多数の命令に対応するた
めには、デバッグ用解釈実行部520の構造が複雑にな
ってしまう。このため、デバッグ用解釈実行部520を
実現するためのプログラムのサイズが大きくなり、イン
タープリタ言語処理装置を実現するプログラムの全体と
してのサイズも膨大なものとなってしまう。
【0006】本発明は、インタープリタ言語処理装置を
実現するプログラムの全体としてのサイズを抑えなが
ら、デバッグ機構の機能の充実を図ることが可能なイン
タープリタ言語処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1ないし
請求項4のインタープリタ言語処理装置の原理ブロック
図である。請求項1の発明は、インタープリタ言語によ
って書かれた主プログラム101を構成する各命令文を
処理手段111によって解釈して実行するインタープリ
タ言語処理装置において、インタープリタ言語によって
書かれ、主プログラム101のデバッグを支援する監視
プログラム102と、処理手段111によって、主プロ
グラム101の少なくとも1実行単位が実行されたとき
に実行通知を送出する実行検出手段112と、実行通知
に応じて、処理手段111による実行対象のプログラム
を監視プログラム102に切り替える第1の切替手段1
13と、監視プログラム102の実行の終了を検出した
ときに、終了通知を送出する第2の検出手段114と、
終了通知に応じて、処理手段111による実行対象のプ
ログラムを主プログラム101に切り換える第2の切替
手段115とを備えたことを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載のイン
タープリタ言語処理装置において、インタープリタ言語
処理装置は利用者からの入力を受け付けて、ユーザ対話
機能を提供するユーザインタフェース処理手段103を
備えたコンピュータシステムに適用されており、処理手
段111は、通常のインタープリタ言語に含まれる命令
文の解釈および実行を行う命令処理手段121と、監視
プログラム102に含まれた停止命令に応じて、主プロ
グラム101の停止を指示する停止指示を送出する停止
命令処理手段122とを備えた構成であり、第2の切替
手段115は、停止命令処理手段122からの停止指示
を受け取って保持する保持手段131と、通知の入力に
応じて、保持手段131に停止指示が保持されているか
否かを判定する判定手段132と、停止指示が保持され
ている旨の判定結果に応じて、ユーザインタフェース処
理手段103によるユーザ対話機能を起動する対話起動
手段133と、停止指示が保持されていない旨の判定結
果に応じて、処理手段111による実行対象のプログラ
ムを主プログラム101に切り替える切替処理手段13
4とを備えた構成であることを特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、請求項2に記載のイン
タープリタ言語処理装置において、処理手段111は、
行判別命令に応じて、直前に処理手段111が実行した
主プログラム101の命令文の行番号を示す情報を得
て、命令処理手段121に送出する行判別手段123を
備えた構成であることを特徴とする。請求項4の発明
は、請求項2に記載のインタープリタ言語処理装置にお
いて、処理手段111は、代入検出命令に応じて、直前
に処理手段111が実行した主プログラム101の命令
文によって値が変化した変数を示す識別情報を得て、命
令処理手段121に送出する代入検出手段124を備え
た構成であることを特徴とする。
【0010】図2は、請求項5ないし請求項9のインタ
ープリタ言語処理装置の原理ブロック図である。請求項
5の発明は、請求項2に記載のインタープリタ言語処理
装置において、ユーザインタフェース処理手段103
は、利用者からの再開指示に応じて、保持手段131に
保持された停止情報を解除する解除手段141と、再開
指示に応じて、処理手段111による実行対象を主プロ
グラム101に切り替えて、処理手段111による処理
の再開を指示する第3の切替手段142とを備えた構成
であることを特徴とする。
【0011】請求項6の発明は、請求項2に記載のイン
タープリタ言語処理装置において、ユーザインタフェー
ス処理手段103は、監視プログラム102の変更を指
示する変更命令と変更の内容を示す変更情報との入力に
応じて、監視プログラム102の変更処理を行う書換え
処理手段143を備えた構成であることを特徴とする。
【0012】請求項7の発明は、請求項2に記載のイン
タープリタ言語処理装置において、インタープリタ言語
処理装置は、プログラムの作成を支援する編集処理手段
104を備えたコンピュータシステムに適用されてお
り、ユーザインタフェース処理手段103は、エディタ
起動命令の入力に応じて、編集処理手段104を起動し
て、監視プログラム102の編集処理を指示する編集起
動手段144を備えた構成であることを特徴とする。
【0013】請求項8の発明は、請求項2に記載のイン
タープリタ言語処理装置において、ユーザインタフェー
ス処理手段103は、所定の即時実行命令と少なくとも
1つの命令文との組み合わせの入力に応じて、少なくと
も1つの命令文を実行対象の命令文として処理手段11
1に送出する命令送出手段145を備えた構成であるこ
とを特徴とする。
【0014】請求項9の発明は、請求項2に記載のイン
タープリタ言語処理装置において、ユーザインタフェー
ス処理手段103は、所定の実行命令の入力に応じて、
処理手段111による実行対象を主プログラム101に
切り替えて、処理手段111による処理の再開を指示す
る第4の切替手段146とを備えた構成であることを特
徴とする。
【0015】
【作用】請求項1の発明は、主プログラム101と監視
プログラム102との両方が、同一のインタープリタ言
語で構成されているから、実行検出手段112および終
了検出手段114による検出結果に応じて、第1の切替
手段113および第2の切替手段115が動作すること
により、1つの処理手段111により、主プログラム1
01と監視プログラム102とを交互に解釈実行するこ
とが可能である。
【0016】請求項2の発明は、停止命令処理手段12
2からの停止指示を保持手段131に保持しておき、終
了検出手段114からの終了通知に応じて判定手段13
2が動作し、この判定結果に応じて、対話起動手段13
3あるいは切替処理手段134が動作するものである。
これにより、監視プログラム102の停止命令が実行さ
れたときに、監視プログラム102の実行終了後に主プ
ログラム101の処理を再開する代わりに、ユーザイン
タフェース処理手段103を起動し、主プログラム10
1の処理を一時的に停止することができる。
【0017】請求項3の発明は、行判別命令に応じて、
行判別手段123が動作することにより、直前に実行さ
れた主プログラム101の行番号を示す情報を得て、命
令処理手段121による処理に供することができる。こ
の行判別機能と上述した主プログラム101の停止機能
および通常のインタープリタ言語で提供される条件分岐
機能と組み合わせることにより、特定の行番号において
主プログラム101の実行を停止するブレークポイント
機能を実現することができる。
【0018】請求項4の発明は、代入検出命令に応じ
て、代入検出手段124が動作することにより、直前に
実行された主プログラム101の命令文で代入された変
数名を得し、命令処理手段121による処理に供するこ
とができる。この代入検出機能と上述した主プログラム
101の停止機能および通常のインタープリタ言語で提
供される条件分岐機能と組み合わせることにより、特定
の変数の値の変化に応じて主プログラム101の実行を
停止するウォッチポイント機能を実現することができ
る。
【0019】請求項5の発明は、再開指示に応じて、解
除手段141および第3の切替手段142が動作するこ
とにより、ユーザインタフェース処理手段103による
ユーザ対話機能から処理手段111による主プログラム
101の実行処理に復帰する機能を実現することができ
る。請求項6の発明は、変更命令および変更情報の入力
に応じて、書換え手段143が監視プログラム102の
書換え処理を行うことができるから、主プログラム10
1の実行を開始したのちに、実行状態を見ながら、逐次
に監視プログラム102を変更することが可能となり、
柔軟なデバッグ環境を提供することができる。
【0020】更に、請求項7の発明は、エディタ起動命
令に応じて、編集起動手段144により編集処理手段1
04を起動するので、利用者は、この編集処理手段10
4を利用して、監視プログラム102をより自由に編集
することができる。請求項8の発明は、即時実行命令に
応じて命令送出手段145が動作して、入力された命令
文を処理手段111に送出し、処理手段111によっ
て、利用者が入力した命令文を即座に実行させることが
可能となる。
【0021】また、請求項9の発明は、実行命令に応じ
て第4の切替手段146が動作して、保持手段131に
停止指示が入力された旨を示す停止情報を設定したま
ま、処理手段111に主プログラム101の処理を再開
させることにより、主プログラム101の実行単位およ
び監視プログラム102の実行の終了後に、切替え処理
手段134の動作により、再びユーザインタフェース処
理手段103の処理に復帰することができる。すなわ
ち、上述した実行命令に応じて、主プログラム101を
1実行単位ごとに実行させ、その結果を逐次に調べるこ
とが可能となる。
【0022】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。図3に、請求項1のインタープリタ
言語処理装置を適用したコンピュータシステムの実施例
構成図を示す。図3において、インタープリタ言語処理
装置は、切替え処理部210からの指示にしたがって、
図13に示した主解釈実行部510と同様の解釈実行部
220が、インタープリタ言語で書かれた主プログラム
101と監視プログラム102とを交互に解釈実行する
構成となっている。
【0023】この解釈実行部220は、請求項1で述べ
た処理手段111に相当するものであり、現在実行中の
行を示すプログラムカウンタ221と定義された変数の
値などを保持する作業領域222とを備えて構成されて
おり、請求項2で述べた命令処理手段121に相当する
命令処理部223が、プログラムカウンタ221で示さ
れたアドレスの命令を処理する構成となっている。
【0024】また、図3に示した切替え処理部210に
おいて、カウンタ監視部211は、切替え制御部212
からの指示に応じて、上述したプログラムカウンタ22
1を監視し、指定された状態を検出する構成となってい
る。この切替え制御部212は、カウンタ監視部211
からの検出結果に応じて、主プログラムを実行中に対応
するモード1と監視プログラムを実行中に対応するモー
ド2とを切り換えて、カウンタ監視部211に対して検
出すべき状態を指定する構成となっている。
【0025】ここで、切替え制御部212は、モード1
である場合には、カウンタ監視部211にプログラムカ
ウンタ221のインクリメントを検出する旨を指示し、
モード2である場合には、監視プログラムの終了を検出
する旨を指示すればよい。また、初期状態においては、
切替え制御部212には、主プログラムを実行中に対応
するモード1を設定しておけばよい。
【0026】また、図3において、状態保存部213お
よび状態復元部214は、切替え制御部212からの指
示に応じて、それぞれプログラムカウンタ221の計数
の保存および復元を行う構成となっている。切替え制御
部212は、モード1からモード2に切り換える際に、
状態保存部213に保存動作を指示し、モード2からモ
ード1に切り換える際に、状態復元部214に復元動作
を指示すればよい。また、モード1からモード2に切り
換える際に、プログラムカウンタ221の内容を保存し
たのちに、プログラムカウンタ221に監視プログラム
102の先頭アドレスを設定すればよい。
【0027】図4に、請求項1のインタープリタ言語処
理装置の動作を表す流れ図を示す。上述したように、初
期状態においては切替え制御部212にモード1が設定
されているから、ステップ301において主プログラム
の最初の1行が実行され、ステップ302においてプロ
グラムカウンタ221がインクリメントされると、カウ
ンタ監視部211がこれを検出して切替え制御部212
に通知する。
【0028】この場合は、ステップ301で実行された
命令は主プログラムの命令であるから、ステップ303
の肯定判定となり、切替え制御部212は、まず、状態
保存部213に保存動作を指示し、これに応じて、状態
保存部213により、プログラムカウンタ221の計数
値が保存される(ステップ304)。次に、切替え制御
部212は、モード2に切り換えて、プログラムカウン
タ221に監視プログラムの先頭アドレスを設定し(ス
テップ305)、その後、ステップ301に戻ればよ
い。
【0029】この場合に、次にステップ301で実行さ
れる命令は、監視プログラム102の命令となる。すな
わち、このようにして、主プログラム101から監視プ
ログラム102への切替えを行うことができる。監視プ
ログラム102の実行中は、上述したステップ303に
おける否定判定となり、ステップ306において、カウ
ンタ監視部211により、監視プログラム102の終了
が検出されるまで、ステップ301〜ステップ303お
よびステップ306を繰り返す。
【0030】その後、カウンタ監視部211から監視プ
ログラムの終了を検出した旨が通知されたときに、ステ
ップ306の肯定判定となり、切替え制御部212は、
モード2からモード1に切り換えるとともに、状態復元
部214に復元動作を指示する。これに応じて、状態復
元部214は、状態保存部213に保持されていた主プ
ログラム101の実行行を示す値を読み出して、プログ
ラムカウンタ221に書き込むことにより、主プログラ
ム101の実行状態を復元する(ステップ307)。
【0031】その後、ステップ308において、プログ
ラムカウンタ221の計数値が主プログラム101の終
了を示しているか否かを判定し、否定判定の場合は、ス
テップ301に戻って、主プログラム101の次の1行
を実行すればよい。このように、切替え制御部212が
カウンタ監視部211の動作を制御することにより、監
視プログラム102の実行終了後に、監視プログラム1
02から主プログラム101への切替えを行うことがで
きる。
【0032】上述したように、切替え制御部212がカ
ウンタ監視部211からの通知に応じてモードを切り換
えながら、カウンタ監視部211制御することにより、
請求項1で述べた実行検出手段112および終了検出手
段114の機能をそれぞれ実現することができる。ま
た、このカウンタ監視部211による監視結果に応じ
て、切替え制御部212が状態保存部213および状態
復元部214を制御することにより、請求項1で述べた
第1の切替手段113および第2の切替手段115の機
能をそれぞれ実現することができる。
【0033】すなわち、解釈実行部220が、主プログ
ラム101の1行を実行する毎に、実行対象のプログラ
ムを監視プログラム102に切替え、監視プログラム1
02の実行終了後に、実行対象のプログラムを主プログ
ラムに切り換えることができる。また、主プログラム1
01の最後の行の処理の終了に応じて、監視プログラム
102に切り換えられ、その処理が終了したときに、ス
テップ307においてプログラムカウンタ221の内容
を復元すると、主プログラム101の終了が示されるか
ら、このとき、ステップ308の肯定判定として処理を
終了すればよい。
【0034】上述したように、請求項1の発明を適用し
た場合は、主プログラム101と監視プログラム102
とは、共に1つの解釈実行部220によって実行され
る。すなわち、デバッグ機構用に独立した解釈実行部を
設ける必要がないから、インタープリタ言語処理装置を
実現するプログラム全体としてのサイズを抑制すること
ができる。
【0035】しかも、主プログラム101と同一の言語
で監視プログラム102を構成することができるから、
インタープリタ言語に備えられた多彩な機能を監視プロ
グラム102においても利用することができ、デバッグ
機構の機能の充実を図ることができる。また、プログラ
ム開発者が、主プログラム101の開発で使い慣れたイ
ンタープリタ言語で、監視プログラム102の開発をも
手掛けることができるから、開発効率を向上する効果も
期待できる。
【0036】更に、解釈実行部220に、デバッグ機構
のために必要な幾つかの機能を実現する手段を付加すれ
ば、より充実したデバッグ環境を整えることができる。
図5に、請求項2ないし請求項4のインタープリタ言語
処理装置を適用したコンピュータシステムの実施例構成
図を示す。図5に示したインタープリタ言語処理装置に
おいて、切替え処理部210は、図3に示した切替え処
理部210にフラグ判定部215を付加し、このフラグ
判定部215による判定結果に応じて、切替え制御部2
12が、コンピュータシステムに備えられたユーザイン
タフェース処理部230を起動する構成となっている。
【0037】また、図5において、解釈実行部220
は、図3に示した解釈実行部220に、行判別部22
4,代入判別部225および停止フラグ設定部226を
付加し、監視プログラム102の専用命令である行判別
命令,代入検出命令および停止命令に対応する処理をそ
れぞれ行う構成となっている。この行判別部224は行
判別手段123に相当するものであり、行判別命令に応
じて、状態保存部213にアクセスし、その内容に基づ
いて、主プログラム101の実行行を示す数値を得て、
命令処理部223に返す構成となっている。
【0038】また、代入判別部225は代入検出手段1
24に相当するものであり、代入検出命令に応じて作業
領域222にアクセスし、指定された変数の値が変化し
たか否かを判定して、その結果を命令処理部223に返
す構成となっている。例えば、作業領域222に各変数
名に対応する代入フラグからなるテーブルを設けてお
き、命令処理部223が代入命令を実行する際に、この
テーブルの該当する代入フラグをセットする構成として
おけばよい。この場合は、代入判別部225は、指定さ
れた変数名に対応する代入フラグをチェックすること
で、該当する変数の値が変化したか否かを判断すること
ができる。その後、代入判別部225は、上述したテー
ブルに含まれている全ての代入フラグをクリアしておけ
ば、最新の代入処理による変数の変化のみを検出するこ
とができる。
【0039】また、停止フラグ設定部226は、停止命
令処理手段122に相当するものであり、停止命令に応
じて、切替え処理部210に保持手段131に相当する
ものとして設けた停止フラグ216をセットする構成と
なっている。また、フラグ判定部215は、切替え制御
部212からの指示に応じて、この停止フラグ216を
チェックして、その結果を切替え制御部212に送出す
る構成となっている。
【0040】これらの各部を備えることにより、上述し
た行判別命令,代入検出命令および停止命令を組み込ん
だ監視プログラム102の実行が可能となる。図6に、
行判別命令(CURRENT LINE),代入検出命令(CHANGED) お
よび停止命令(STOP)を組み込んだ監視プログラムの例を
示す。また、図7に、請求項2のインタープリタ言語処
理装置の動作を表す流れ図を示す。
【0041】この場合は、ステップ306の肯定判定に
応じて、ステップ309において、フラグ判定部215
が請求項2で述べた判定手段132として動作し、停止
フラグ216が設定されているか否かを判定し、この判
定結果に応じて、ステップ310あるいはステップ30
7に進めばよい。ここで、図6に示したように、監視プ
ログラム102に含まれている停止命令は、行判別命令
あるいは代入検出命令と条件分岐と組み合わされており
(図6において符号および符号で示した)、行判別
命令あるいは代入検出命令の処理結果が特定の結果であ
った場合に、命令の実行が指示される構成となってい
る。
【0042】したがって、通常の場合は停止命令は実行
されないから、停止フラグ216は設定されていないた
め、ステップ309の否定判定となる。この場合は、切
替え制御部212は、状態復元部214に復元動作を指
示し、これに応じて、図4に示した流れ図と同様に、ス
テップ307において、主プログラム101の実行状態
の復元処理を行い、その後にステップ308に進んで、
主プログラム101の終了であるか否かを判定して、否
定判定に応じてステップ301に戻り、主プログラム1
01の次の1行を実行すればよい。
【0043】このように、フラグ判定部215による判
定結果に応じて、切替え制御部212が状態復元部21
4を制御することにより、切替処理手段134の機能を
実現し、停止命令が実行されていないときに、監視プロ
グラム102の終了後に主プログラム101に復帰する
ことができる。このようにして主プログラム101の1
行と監視プログラム102とを交互に実行しながら主プ
ログラム101の処理を進めていき、実行行番号が監視
プログラム102において指定された番号nとなった場
合の動作を次に説明する。
【0044】この場合は、監視プログラム102への切
替えが行われると、ステップ301において、監視プロ
グラム102の符号で示した行を実行した際に、行判
別部224による判別結果が条件に一致した場合は、停
止命令の実行が指示される。これに応じて、上述した停
止フラグ設定部226により、切替え処理部210の停
止フラグ216が設定される。
【0045】このようにして停止フラグ216がセット
されたのちに、監視プログラム102の実行終了に応じ
て、ステップ306の肯定判定となった場合は、停止フ
ラグ216が設定されているから、ステップ309の肯
定判定となり、切替え制御部212が請求項2で述べた
対話起動手段133として動作し、ユーザインタフェー
ス処理部230を起動する(ステップ310)。
【0046】このように、監視プログラム102に組み
込まれた停止命令に応じて、解釈実行部220の停止フ
ラグ設定部226を動作させて停止フラグ216を設定
し、この停止フラグ216に応じて、切替え処理部21
0のフラグ判定部215が動作することにより、主プロ
グラム101の処理を停止することができる。この場合
は、主プログラム101の処理は、監視プログラム10
2において指定しておいた行番号nにおいて一時的に停
止され、ユーザインタフェース処理部230によって提
供されるユーザ対話機能の利用が可能となる。
【0047】このように、条件分岐と行判別命令と停止
命令とを組み合わせて監視プログラム102を構成する
ことにより、特定の行において主プログラム101の実
行を停止するブレークポイント機能を実現することがで
きる。同様にして、図6において符号で示した部分の
ように、条件分岐と代入検出命令と停止命令とを組み合
わせて監視プログラム102を構成することにより、指
定した変数の値の変化を検出して主プログラム101を
停止するウォッチポイント機能を実現することができ
る。
【0048】更に、上述したブレークポイント機能およ
びウォッチポイント機能に、従来のインタープリタ言語
に備えられた他の命令を組み合わせて、複雑な動作を実
行するデバッグ機構を構成することが可能となり、プロ
グラム開発者の作業負担を大幅に軽減することができ
る。例えば、図6に符号で示すように、ブレークポイ
ント機能と表示命令とを組み合わせれば、行番号n=5
のときに指定した文字列変数A$を表示して主プログラ
ム101を停止するといった複雑な処理を行うことがで
きる。
【0049】この場合は、例えば、条件分岐の部分の等
号を不等号「>」に置き換えるといった簡単な操作を行
うことにより、行番号nが5より大きい場合を条件とし
て、変数A$の表示および主プログラム101の停止を
行う処理を指示するプログラムに変更することができ
る。次に、ユーザインタフェース処理部230によって
提供されるユーザ対話機能の詳細およびこのユーザ対話
機能から主プログラム101の処理への復帰について説
明する。
【0050】図8に、請求項5ないし請求項7のインタ
ープリタ言語処理装置を適用したコンピュータシステム
の実施例構成図を示す。図8において、コンピュータシ
ステムのユーザインタフェース処理部230は、コンピ
ュータシステムに備えられたキーボード203などの入
力装置を介して利用者が入力した指示を入力解釈部23
1によって解釈し、この解釈結果に応じて、フラグ制御
部232,書換え処理部233およびエディタ起動部2
34が動作する構成となっている。
【0051】図8において、入力解釈部231は、利用
者からの指示として、監視プログラム102の追加を指
示する追加命令,削除を指示する削除命令および変更を
指示する変更命令を受け取り、これに応じて書換え処理
部233を起動し、また、利用者からのエディタ起動命
令の入力に応じて、入力解釈部231は、エディタ起動
部234を起動する構成となっている。
【0052】また、主プログラム101の再開を指示す
る再開命令の入力に応じて、入力解釈部231は、フラ
グ制御部232を起動し、これに応じて、フラグ制御部
232は、上述した切替え処理部210の停止フラグ2
16をクリアする構成となっている。また、このとき、
入力解釈部231は、切替え処理部210の復元処理部
213を起動し、復元動作を指示する構成となってい
る。
【0053】図9に、このユーザインタフェース処理部
の動作を表す流れ図を示す。ステップ401において、
利用者によりキーボード203が操作され、監視プログ
ラム102の追加命令あるいは削除命令あるいは変更命
令と命令の実行に必要な情報とが入力されると、入力解
釈部231は、監視プログラム102の変更が指示され
たと判断し、ステップ402の肯定判定とする。
【0054】この場合は、入力解釈部231からの指示
に応じて、書換え処理部233が動作を開始し、監視プ
ログラム102の書換え処理が行われる(ステップ40
3)。ここで、利用者は、ステップ401において、追
加命令および削除とともに対象となる命令文を実行に必
要な情報としてそれぞれ入力し、また、変更命令ととも
に、変更対象の命令文と変更後の命令文とを実行に必要
な情報として入力すればよい。また、書換え処理部23
3は、これらの命令と実行に必要な情報とを入力解釈部
231から受け取って、監視プログラム102を書き換
える処理を行えばよい。
【0055】このように、追加命令,削除命令および変
更命令に応じて、入力解釈部231と書換え処理部23
3とが動作することにより、請求項6で述べた書換え手
段143の機能を実現し、ユーザ対話機能において、監
視プログラム102の内容を変更することが可能とな
る。また、上述したステップ403の処理の終了後は、
ステップ401に戻って、利用者からの入力を受け取れ
ばよい。
【0056】一方、ステップ402の否定判定の場合
は、ステップ404において、入力された命令がエディ
タ起動命令であるか否かを判定する。このステップ40
4の肯定判定の場合は、入力解釈部231による解釈結
果に応じてエディタ起動部234が動作し、コンピュー
タシステムに編集処理手段104として備えられたエデ
ィタ処理部240の起動処理が行われる(ステップ40
5)。
【0057】このように、エディタ起動命令に応じて、
入力解釈部231とエディタ起動部234とが動作する
ことにより、請求項7で述べた編集起動手段144の機
能を実現し、ユーザ対話機能において、エディタ処理部
240を利用して、監視プログラム102の内容をより
自由に変更することができる。なお、このとき、エディ
タ起動部234は、エディタ処理部240を起動する際
に、必要とされる情報の退避処理を行っておき、また、
エディタ処理部240の動作からの復帰の際には、退避
しておいた情報に基づいて、元の状態を復元したのち
に、ステップ401に戻ればよい。
【0058】また一方、ステップ402およびステップ
404の否定判定となった場合は、ステップ406にお
いて、利用者が再開命令を入力したか否かを判定する。
このステップ406においても否定判定となった場合
は、そのままステップ401に戻って、利用者からの入
力を待てばよい。一方、ステップ406の肯定判定の場
合は、入力解釈部231は、まず、フラグ制御部232
を起動し、これに応じて、このフラグ制御部232が解
除手段141として動作し、切替え処理部210の停止
フラグ216をクリアする(ステップ407)。
【0059】次に、入力解釈部231は、切替え処理部
210の状態復元部214に復元動作を指示し、これに
応じて、この状態復元部214が、状態保存部213の
内容に基づいて、プログラムカウンタ221に主プログ
ラム101の実行行を示す情報を復元し(ステップ40
8)、ユーザ対話処理を終了すればよい。この場合は、
上述したステップ408において、主プログラム101
の実行状態が復元されているから、図7に示した流れ図
において、ステップ410のユーザ対話機能の終了に応
じて、ステップ401に戻れば、主プログラム101を
再開することができる。
【0060】このように、ユーザ対話機能において、再
開命令に応じて、入力解釈部231がフラグ制御部23
2と切替え処理部210の状態復元部214とを制御す
ることにより、請求項5で述べた解除手段141および
第3の切替手段142の機能を実現し、停止命令によっ
て停止したところから、主プログラム101の処理を再
開することができる。
【0061】また、このようにして主プログラム101
の処理を再開し、主プログラム101の次の1行を実行
したのちには、上述したようにして変更された新しい監
視プログラム102が実行される。次に、ユーザ対話機
能において入力した命令文を即時に実行させる方法につ
いて説明する。
【0062】図10に、請求項8のインタープリタ言語
処理装置を適用したコンピュータシステムの実施例構成
図を示す。図10において、インタープリタ言語処理装
置は、図8に示したユーザインタフェース処理部230
に、命令設定部235を付加し、入力解釈部231から
の指示に応じて、この命令設定部235が、利用者が入
力した命令文を解釈実行部220に設定する構成となっ
ている。
【0063】ここで、命令設定部235は、例えば、解
釈実行部220に備えられた命令レジスタに入力された
命令文を設定すればよい。この場合に、入力解釈部23
1は、利用者から即時実行命令とともに入力された命令
文を命令設定部235に送出し、上述した設定動作を指
示する構成とすればよい。
【0064】また、この場合は、図11に示すように、
図9に示した流れ図のステップ406の否定判定の場合
に、ステップ401で入力された命令が即時実行命令で
あるか否かを判定する(ステップ409)。このステッ
プ409における否定判定の場合は、ステップ401に
戻って次の入力を待ち、一方、肯定判定の場合は、入力
解釈部231により、上述した命令設定部235を起動
して、ステップ401において即時実行命令とともに入
力された命令文を解釈実行部220の命令レジスタに設
定し(ステップ410)、その後、ユーザ対話機能の処
理を終了すればよい。
【0065】この場合は、図7に示した流れ図におい
て、ステップ310のユーザ対話機能の終了に応じてス
テップ301に戻ると、このステップ301において、
上述したユーザ対話機能の流れ図のステップ410で命
令レジスタに設定された命令文が、あたかも監視プログ
ラム102の続きであるかのように実行される。このよ
うに、即時実行命令と命令文との入力に応じて、入力解
釈部231と命令設定部235とが動作し、ステップ4
10の処理を行ってユーザ対話機能を終了することによ
り、請求項8で述べた命令送出手段145の機能を実現
し、利用者が入力した命令文を即座に実行することがで
きる。
【0066】また、このとき、プログラムカウンタ22
1の値は、監視プログラム102の終了を示しているか
ら、ステップ306の肯定判定となり、ステップ309
において、停止フラグ216が設定されているか否かが
判定される。この場合は、上述したステップ407およ
びステップ408の主プログラム101への復帰処理を
行っていないから、停止フラグ216は設定されたまま
となっており、このため、ステップ309の肯定判定と
なって、再びユーザ対話機能が起動される。したがっ
て、ユーザ対話機能の処理において、即時実行命令と命
令文との組み合わせを入力する操作を繰り返すことによ
り、主プログラム101の処理を停止した状態におい
て、少なくとも1つの命令文を臨時の監視プログラムと
して即時に実行させることができる。
【0067】また、停止フラグ216の内容に応じて、
ユーザ対話機能に分岐する動作を利用して、主プログラ
ム101を一行ごとに実行させることもできる。この場
合は、ユーザインタフェース処理部230の入力解釈部
231は、1行実行命令の入力に応じて、切替え処理部
210の状態復元部214にのみ動作を指示し、停止フ
ラグ216の解除を行わなければよい。
【0068】図12に、この場合のユーザ対話機能の動
作を表す流れ図を示す。この場合は、図11に示したス
テップ409の否定判定の場合に、ステップ401で入
力された命令が1行実行命令であるか否かを判定する
(ステップ411)。このステップ411の否定判定の
場合は、ステップ401に戻って利用者からの入力を待
ち、一方、ステップ411の肯定判定の場合は、ステッ
プ408に進んで、主プログラム101の実行状態を復
元して、ユーザ対話機能の処理を終了すればよい。
【0069】このように、一行実行命令に応じて入力解
釈部231が動作し、停止フラグ216の解除をスキッ
プして、主プログラム101の実行状態のみを復元する
ことにより、第4の切替手段146の機能を実現するこ
とができる。この場合は、停止フラグ216は設定され
たままであるから、図6に示したステップ310の終了
に応じて、ステップ301において、主プログラム10
1の1行分の処理を行い、およびその後の監視プログラ
ム102の実行処理が終了したのちに、ステップ309
の肯定判定となり、再びユーザ対話機能の処理に戻るこ
とになる。
【0070】これにより、一行実行命令に応じて、主プ
ログラム101を一行ずつ実行させることが可能とな
る。この一行実行命令と上述した即時実行命令とを組み
合わせることにより、例えば、主プログラム101の一
部分に含まれる各行の命令文を実行する毎に、それぞれ
異なる命令文を即時実行命令とともに入力して、主プロ
グラム101の該当部分の動作をきめ細かく確認するこ
とが可能であるから、更に精密なデバッグ作業を行うこ
とが可能である。
【0071】このようにして、デバッグ環境を整備する
ことにより、インタープリタ言語を利用したアプリケー
ションプログラムの開発に要する労力を大幅に提言する
ことが可能であるから、プログラム開発に要するコスト
を削減する効果および品質を向上する効果が期待でき
る。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように請求項1ないし請求
項4の発明は、主プログラムを構成するインタープリタ
言語を利用して監視プログラムを構成することが可能で
あるから、プログラム開発者の作業負担を軽減するとと
もに、インタープリタ言語に備えられた多彩な機能を備
えた監視プログラムによって、より複雑なプログラムに
対応した精密なデバッグ作業を行うことが可能となる。
【0073】また、請求項5ないし請求項9の発明は、
監視プログラムの変更機能や命令文の即時実行機能およ
び主プログラムを一行ずつ実行させる機能などをユーザ
インタフェース機能を利用して提供することができるか
ら、利用者により使いやすいデバッグ環境を整備して、
プログラムの開発効率を向上することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1ないし請求項4のインタープリタ言語
処理装置の原理ブロック図である。
【図2】請求項5ないし請求項9のインタープリタ言語
処理装置の原理ブロック図である。
【図3】請求項1のインタープリタ言語処理装置を適用
したコンピュータシステムの実施例構成図である。
【図4】インタープリタ言語処理装置の動作を表す流れ
図である。
【図5】請求項2ないし請求項4のインタープリタ言語
処理装置を適用したコンピュータシステムの実施例構成
図である。
【図6】監視プログラムの例を示す図である。
【図7】インタープリタ言語処理装置の動作を表す流れ
図である。
【図8】請求項5ないし請求項7のインタープリタ言語
処理装置を適用したコンピュータシステムの実施例構成
図である。
【図9】ユーザインタフェース処理部の動作を表す流れ
図である。
【図10】請求項8のインタープリタ言語処理装置を適
用したコンピュータシステムの実施例構成図である。
【図11】ユーザインタフェース処理部の動作を表す流
れ図である。
【図12】ユーザインタフェース処理部の動作を表す流
れ図である。
【図13】従来のインタープリタ言語処理装置の構成例
を示す図である。
【符号の説明】
101 主プログラム 102,502 監視プログラム 103 ユーザインタフェース処理手段 104 編集処理手段 111 処理手段 112 実行検出手段 113 第1の切替手段 114 終了検出手段 115 第2の切替手段 121 命令処理手段 122 停止命令処理手段 123 行判別手段 124 代入検出手段 131 保持手段 132 判定手段 133 対話起動手段 134 切替処理手段 141 解除手段 142 第3の切替手段 143 書換え処理手段 144 編集起動手段 145 命令送出手段 146 第4の切替手段 203 キーボード 210,530 切替え処理部 211 カウンタ監視部 212 切替え制御部 213 状態保存部 214 状態復元部 215 フラグ判定部 216 停止フラグ 220 解釈実行部 221 プログラムカウンタ 222 作業領域 223 命令処理部 224 行判別部 225 代入判別部 226 停止フラグ設定部 230 ユーザインタフェース処理部 231 入力解釈部 232 フラグ制御部 233 書換え処理部 234 エディタ起動部 235 命令設定部 240 エディタ処理部 510 主解釈実行部 520 監視用解釈実行部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インタープリタ言語によって書かれた主
    プログラムを構成する各命令文を処理手段によって解釈
    して実行するインタープリタ言語処理装置において、 前記インタープリタ言語によって書かれ、前記主プログ
    ラムのデバッグを支援する監視プログラムと、 前記処理手段によって、前記主プログラムの少なくとも
    1実行単位が実行されたときに実行通知を送出する実行
    検出手段と、 前記実行通知に応じて、前記処理手段による実行対象の
    プログラムを前記監視プログラムに切り替える第1の切
    替手段と、 前記監視プログラムの実行の終了を検出したときに、終
    了通知を送出する第2の検出手段と、 前記終了通知に応じて、前記処理手段による実行対象の
    プログラムを前記主プログラムに切り換える第2の切替
    手段とを備えたことを特徴とするインタープリタ言語処
    理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のインタープリタ言語処
    理装置において、 インタープリタ言語処理装置は利用者からの入力を受け
    付けて、ユーザ対話機能を提供するユーザインタフェー
    ス処理手段を備えたコンピュータシステムに適用されて
    おり、 処理手段は、 通常のインタープリタ言語に含まれる命令文の解釈およ
    び実行を行う命令処理手段と、 監視プログラムに含まれた停止命令に応じて、主プログ
    ラムの停止を指示する停止指示を送出する停止命令処理
    手段とを備えた構成であり、 第2の切替手段は、 前記停止命令処理手段からの停止指示を受け取って保持
    する保持手段と、 終了通知の入力に応じて、前記保持手段に前記停止指示
    が保持されているか否かを判定する判定手段と、 前記停止指示が保持されている旨の判定結果に応じて、
    前記ユーザインタフェース処理手段によるユーザ対話機
    能を起動する対話起動手段と、 前記停止指示が保持されていない旨の判定結果に応じ
    て、前記処理手段による実行対象のプログラムを主プロ
    グラムに切り替える切替処理手段とを備えた構成である
    ことを特徴とするインタープリタ言語処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のインタープリタ言語処
    理装置において、 前記処理手段は、行判別命令に応じて、直前に前記処理
    手段が実行した主プログラムの命令文の行番号を示す情
    報を得て、命令処理手段に送出する行判別手段を備えた
    構成であることを特徴とするインタープリタ言語処理装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のインタープリタ言語処
    理装置において、 前記処理手段は、代入検出命令に応じて、直前に前記処
    理手段が実行した主プログラムの命令文によって値が変
    化した変数を示す識別情報を得て、命令処理手段に送出
    する代入検出手段を備えた構成であることを特徴とする
    インタープリタ言語処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載のインタープリタ言語処
    理装置において、 ユーザインタフェース処理手段は、 利用者からの再開指示に応じて、保持手段に保持された
    停止情報を解除する解除手段と、 前記再開指示に応じて、処理手段による実行対象を主プ
    ログラムに切り替えて、前記処理手段による処理の再開
    を指示する第3の切替手段とを備えた構成であることを
    特徴とするインタープリタ言語処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載のインタープリタ言語処
    理装置において、 ユーザインタフェース処理手段は、監視プログラムの変
    更を指示する変更命令と変更の内容を示す変更情報との
    入力に応じて、前記監視プログラムの変更処理を行う書
    換え処理手段を備えた構成であることを特徴とするイン
    タープリタ言語処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載のインタープリタ言語処
    理装置において、 インタープリタ言語処理装置は、プログラムの作成を支
    援する編集処理手段を備えたコンピュータシステムに適
    用されており、 ユーザインタフェース処理手段は、エディタ起動命令の
    入力に応じて、前記編集処理手段を起動して、監視プロ
    グラムの編集処理を指示する編集起動手段を備えた構成
    であることを特徴とするインタープリタ言語処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項2に記載のインタープリタ言語処
    理装置において、 ユーザインタフェース処理手段は、所定の即時実行命令
    と少なくとも1つの命令文との組み合わせの入力に応じ
    て、前記少なくとも1つの命令文を実行対象の命令文と
    して処理手段に送出する命令送出手段を備えた構成であ
    ることを特徴とするインタープリタ言語処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項2に記載のインタープリタ言語処
    理装置において、 ユーザインタフェース処理手段は、所定の実行命令の入
    力に応じて、処理手段による実行対象を主プログラムに
    切り替えて、前記処理手段による処理の再開を指示する
    第4の切替手段とを備えた構成であることを特徴とする
    インタープリタ言語処理装置。
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