JP3130884B2 - デバッグ装置およびデバッグ方法 - Google Patents

デバッグ装置およびデバッグ方法

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JP3130884B2
JP3130884B2 JP10359593A JP35959398A JP3130884B2 JP 3130884 B2 JP3130884 B2 JP 3130884B2 JP 10359593 A JP10359593 A JP 10359593A JP 35959398 A JP35959398 A JP 35959398A JP 3130884 B2 JP3130884 B2 JP 3130884B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータのプ
ログラムを1ステップずつ実行してその結果を確認する
ことによりプログラムのデバッグを行うデバッグ装置お
よびデバッグ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータのプログラムのデバッグを
行うためにはデバッグ装置および方法が用いられる。そ
して、このデバッグ装置および方法にはコンピュータプ
ログラムを1ステップずつ実行してその結果を確認する
ことによりプログラムのデバックを行うステップ実行機
能を有するものがある。このステップ実行機能を有する
デバッグ装置および方法では、プログラムの途中に各種
のコマンドを入力しておき、操作者が入力装置より各種
のコマンドを入力することにより1ステップずつの実行
を行ない、1ステップずつの実行結果を確認する。
【0003】そして、プログラムの中では様々な関数が
用いられるが、通常は共通に使用する関数は独立して作
成しておき、プログラムの中である関数を使用する際に
は関数呼び出しを行なって作成した関数を使用してい
る。
【0004】プログラム中の関数呼び出しのステップに
入力するコマンドには「ステップイン」と、「ネクスト
オーバー」の2種類のコマンドがある。「ステップイ
ン」は、関数呼出しで関数の中に入ってその関数の先頭
のステップで処理を止めるためのコマンドであり、「ネ
クストオーバー」は、関数呼出しで関数を実行して戻っ
てきてから次のステップで止まるためのコマンドであ
る。
【0005】一般的にライブラリ関数や既にデバッグ済
みの関数等はもうデバッグする必要がないので操作者は
ネクストオーバーコマンドを使って関数の中の動作は見
ないようにし、逆にデバッグ済みでない関数はステップ
インコマンドを使って関数の中の動作を見るというよう
に、ステップインコマンドとネクストオーバーコマンド
を使い分けている。
【0006】従来のコンピュータのプログラムデバッグ
装置を図5に示す。
【0007】従来のプログラムデバッグ装置は、図5に
示すように、キーボード等の入力装置1と、プログラム
制御により動作するデータ処理装置52と、情報を記憶
する記憶装置53と、ディスプレイ装置や印刷装置など
の出力装置4とから構成されている。
【0008】データ処理装置52は、コマンド入力処理
部21と、コマンド判定処理部22と、ステップイン処
理部23と、ネクストオーバー処理部24と、その他の
処理部27とを含んでいる。
【0009】ステップイン処理部23では、関数呼出し
で関数の中に入ってその関数の先頭ステップで処理を止
めるステップイン処理が実行される。ネクストオーバー
処理部24では、関数呼出しで関数を実行して戻ってき
てから次のステップで処理を止めるネクストオーバー処
理が実行される。
【0010】その他の処理部27では、それ以外の入力
されたコマンドに該当する処理が実行される。
【0011】記憶装置53は、デバッガプログラム31
と、ユーザプログラム32と、ワーキングエリア33
と、デバッグ情報34とを記憶している。
【0012】図5および図6を参照して従来のデバッグ
装置の動作について説明する。図6は、図5のデバッグ
装置の動作を示すフローチャートである。
【0013】図5において、操作者により入力装置1か
ら文字列が入力されると、その入力文字列はデータ処理
装置52に供給される。
【0014】データ処理装置52では、その入力文字列
は、先ずコマンド入力処理部21に供給されコマンド入
力処理が行われて入力文字列に含まれるコマンドが取り
出される(ステップ101)。データ処理装置52で
は、次に、コマンド判定処理部22において、取り出さ
れたコマンドの判定処理が行われる(ステップ10
2)。ステップ102のコマンド判定処理では入力され
たコマンドが判定され、該当する処理へ分岐するような
処理が行われる。入力コマンドがステップインコマンド
の場合はステップインコマンド処理部23においてステ
ップイン処理が行われ(ステップ104)、コマンドが
ネクストオーバーコマンドの場合はネクストオーバー処
理部24においてネクストオーバー処理が行われる(ス
テップ105)。コマンドがそれ以外のコマンドの場合
はその他の処理部27においてその他の処理が行われる
(ステップ107)。
【0015】しかし、この従来のデバッグ装置では、デ
バッグ装置の画面にはプログラムコードが表示されてい
るだけなので、ステップインとネクストオーバーのどち
らのコマンドを入力するかはステップ実行動作全部につ
いてその場で関数名などを頼りに判定するしかない。そ
のため、ステップインとネクストオーバーの2つのコマ
ンドを操作者がプログラム中の各関数に対してそれぞれ
入力しなければならないため多くの手間を必要とする。
【0016】また、上記で説明したように操作者がステ
ップ実行動作全部についてその場で関数名などを頼りに
判定してコマンドを入力するため入力するコマンドを間
違えやすく、ネクストオーバーコマンドを入力するつも
りが誤ってステップインコマンドを入力して関数の中に
入ってしまった場合には、その関数から戻るコマンドを
入力せねばならず、ステップインコマンドを入力するつ
もりが誤ってネクストオーバーコマンドを入力した場合
には一般的にそれを取り消すことは出来ないので、今ま
でやってきたデバッグ操作を始めからやり直す手間が発
生する。そのため、ステップインのコマンドとネクスト
オーバのコマンドを間違って入力することが多く、やり
直しに手間を必要とする場合がある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のデバッ
グ装置では、下記のような問題点があった。 (1)ステップインとネクストオーバーの2つのコマン
ドを操作者がプログラム中の各関数に対してそれぞれ入
力しなければならないためデバッグのためのコマンド入
力に多くの手間を必要とする。 (2)プログラム中の各関数に対してそれぞれステップ
インコマンドとネクストオーバコマンドを選択して入力
する必要があるため、間違ったコマンドを入力する場合
が多く、デバッグ操作を始めからやり直す手間を必要と
する。
【0018】本発明の目的は、デバッグのためのステッ
プインコマンドとネクストオーバコマンドの入力を容易
にし、入力のための時間を削減するとともに入力間違い
を無くすことができるデバッグ装置を提供することであ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のデバッグ装置は、コンピュータのプログラ
ムを1ステップずつ実行してその結果を確認することに
よりプログラムのデバッグを行うデバッグ装置におい
て、デバッグを行なおうとするプログラム中の各関数に
それぞれ対応した複数のステップインフラグを記憶して
いる記憶手段と、前記各ステップインフラグのオン・オ
フを設定するためのステップインフラグ設定手段と、
力装置から入力コマンドを得るコマンド入力処理部と、
前記入力コマンドの種類を判定するためのコマンド判定
処理手段と、前記コマンド判定処理手段において前記入
力コマンドが自動ステップ実行コマンドと判定された場
合には前記各ステップインフラグのうちの実行する関数
に対応したステップインフラグがオンかオフかの判定を
行なうステップインフラグ判定処理手段と、前記ステッ
プインフラグ判定処理手段において実行する関数に対応
したステップインフラグがオンの場合には、該関数の先
頭のステップで処理を止めるステップイン処理を行なう
ステップイン処理手段と、前記ステップインフラグ判定
処理手段において実行する関数に対応したステップイン
フラグがオフの場合には、該関数を実行して元のプログ
ラムに戻ってきて次のステップにおいて処理を止めるネ
クストオーバー処理を行なうネクストオーバー処理手段
とを有することを特徴とする。
【0020】また、本発明の他のデバッグ装置は、前記
コマンド判定処理手段において前記入力コマンドがステ
ップインコマンドと判定された場合には前記ステップイ
ン処理手段によるステップイン処理が行われ、前記コマ
ンド判定処理手段において前記入力コマンドがネクスト
オーバーコマンドと判定された場合には前記ネクストオ
ーバー処理手段によるネクストオーバー処理が行われ
る。
【0021】本発明は、ライブラリ関数や既にデバッグ
済みの関数等のデバッグを必要としない関数に対応した
ステップインフラグをオンにしておき、デバッグを必要
とする関数に対応したステップインフラグをオフにして
おくことにより、各関数呼び出しに対しては自動ステッ
プ実行コマンドを入力するだけでステップイン処理とネ
クストオーバー処理を呼び出す関数毎に切り替えて実行
するようにしたものである。
【0022】したがって、ステップインとネクストオー
バーの2つのコマンドを操作者がプログラム中の各関数
に対してそれぞれ入力する必要がないためデバッグのた
めのコマンド入力に多くの手間を必要としない。また、
プログラム中の各関数に対してそれぞれステップインコ
マンドとネクストオーバコマンドを選択して入力する必
要がないため間違ったコマンドを入力する場合が発生し
ない。
【0023】また、本発明の他のデバッグ装置は、前記
コマンド判定処理手段において前記入力コマンドがステ
ップインコマンドと判定された場合には、実行する関数
に対応したステップインフラグをオンとした後に前記後
に前記ステップイン処理手段によるステップイン処理が
行われ、前記コマンド判定処理手段において前記入力コ
マンドがネクストオーバーコマンドと判定された場合に
は、実行する関数に対応したステップインフラグをオフ
とした後に前記ネクストオーバー処理手段によるネクス
トオーバー処理が行われる。
【0024】本発明は、操作者がステップインとネクス
トオーバーのコマンドを入力してデバッグ操作を行えば
その結果がステップインフラグに反映されるようにして
いるので、ステップインフラグ設定コマンドを入力して
ステップインフラグを設定する手間を省くことができ
る。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0026】(第1の実施形態)図1は本発明の第1の
実施形態のデバッグ装置の構成を示すブロック図であ
る。図5、図6中と同番号は同じ構成要素を示す。
【0027】本実施形態のデバッグ装置では、プログラ
ム中の関数呼び出しステップに入力するコマンドとし
て、ステップインコマンド、ネクストオーバーコマンド
の他に自動ステップ実行コマンドと、ステップインフラ
グ設定コマンドが用いられる。図1を参照すると、本実
施形態デバッグ装置は、キーボード等の入力装置1と、
プログラム制御により動作するデータ処理装置2と、情
報を記憶する記憶装置3と、ディスプレイ装置や印刷装
置などの出力装置4とを有する。
【0028】データ処理装置2は、コマンド入力処理部
21と、コマンド判定処理部22と、ステップイン処理
部23と、ネクストオーバー処理部24と、ステップイ
ンフラグの判定処理部25と、ステップインフラグの設
定処理部26と、その他の処理部27とを含んでいる。
【0029】本実施形態におけるデータ処理装置2は、
図5に示した従来のデバッグ装置におけるデータ処理装
置52に対して、ステップインフラグの判定処理部25
と、ステップインフラグの設定処理部26とが新たに設
けられているものである。
【0030】記憶装置3は、デバッガプログラム31
と、ユーザプログラム32とワーキングエリア33と、
デバッグ情報34と、各関数毎のステップインフラグ3
1〜35nとを記憶している。
【0031】本実施形態における記憶装置3は、図5に
示した従来のデバッグ装置における記憶装置53に対し
て、ステップインフラグ351〜35nを新たに記憶する
ようにしたものである。
【0032】ステップインフラグ351〜35nは、プロ
グラム中の各関数1〜nに対応して設けられていて、各
関数に対してそれぞれステップイン処理を行うかネクス
トオーバー処理を行うかを一括してオン、オフにより設
定するためのフラグである。本実施形態におけるコマン
ド判定処理部22は、入力コマンドがステップインコマ
ンドの場合にはステップイン処理部23へ処理を引き渡
し、入力コマンドがネクストオーバーコマンドの場合に
は処理をネクストオーバーコマンド処理部24へ処理を
引き渡し、入力コマンドが自動ステップ実行コマンドの
場合にはステップインフラグの判定処理部25に処理を
引き渡し、入力コマンドがステップインフラグ設定コマ
ンドの場合には、ステップインフラグの設定処理部26
に処理を引き渡し、入力コマンドがそれ以外のコマンド
の場合にはその他の処理部27に処理を引き渡す。
【0033】ステップインフラグの判定処理部25は、
ステップインフラグ351〜35nのうちの実行する関数
に対応したステップインフラグがオンの場合には、ステ
ップイン処理部23へ処理を引き渡し、ステップインフ
ラグがオフの場合にはネクストオーバー処理部24へ処
理を引き渡す。
【0034】ステップインフラグの設定処理部26は、
ステップインフラグ351〜35nのオン、オフを設定す
る設定処理を行なっている。
【0035】次に、図1および図2を参照して本実施形
態の動作について詳細に説明する。図1において、操作
者により入力装置1から文字列が入力され、入力文字列
はデータ処理装置2に供給される。
【0036】操作者により入力装置1から文字列が入力
されると、その入力文字列はデータ処理装置2に供給さ
れる。
【0037】データ処理装置2では、その入力文字列
は、先ずコマンド入力処理部21に供給されコマンド処
理が行われ(ステップ101)、次にコマンド判定処理
部22においてコマンド判定処理が行われる(ステップ
102)。ステップ102のコマンド判定処理では、入
力されたコマンドが判定され、該当する処理へ分岐する
ような処理が行われる。
【0038】このステップ102において入力コマンド
がステップインコマンド、ネクストオーバーコマンド、
その他のコマンドの場合には図6のフローチャートで説
明したものと同様な動作が行われるためその説明は省略
する。
【0039】ステップ102において、入力コマンドが
自動ステップ実行コマンドの場合には、ステップインフ
ラグの判定処理部25において、ステップインフラグ3
1〜35nのうちの実行する関数に対応したステップイ
ンフラグのオン、オフの判定がされる(ステップ10
3)。
【0040】そして、ステップ103においてステップ
インフラグがオンの場合には、ステップイン処理部23
においてその関数に対するステップイン処理が行われ
(ステップ104)、ステップインフラグがオフの場合
には、ネクストオーバー処理部24においいてその関数
に対するネクストオーバー処理が行われる(ステップ1
05)。
【0041】ステップ102において、入力コマンドが
ステップインフラグ設定コマンドの場合には、ステップ
インフラグの設定処理部26において、ステップインフ
ラグ351〜35nのうちの実行する関数に対応したステ
ップインフラグのオン、オフの設定がされる(ステップ
106)。
【0042】次に、具体例を用いて本実施形態の動作を
説明する。
【0043】図3は本実施形態のデバッグ装置でのデバ
ッグ中の画面イメージである。
【0044】この画面イメージでは、ステップインフラ
グの設定欄60が設けられていて、ステップインフラグ
の設定欄60をマウスでクリックすることでステップイ
ンフラグ351〜35nのオン・オフを切り替えることが
でき、ステップインフラグがオンの場合はステップイン
フラグの設定欄60に‘s’と表示するようにする。図
3で4行目にPC(プログラムカウンタ)がある時に操作
者が入力装置1にステップインコマンドを入力すると、
コマンドはデータ処理装置2に供給される。このコマン
ドは図のコマンド入力処理部21に供給され、コマン
ド判定処理部22からステップイン処理部23へ処理が
引き渡され、関数呼出しで関数の中に入ってその関数の
先頭のステップで処理が止まる「ステップイン」の処理
が実行される。その結果、呼び先の関数の最初の行であ
る11行目にPCが移動する。また、同じく図3の4行
目にPCがある時に操作者が入力装置1にネクストオー
バーのコマンドを入力すると、コマンドはデータ処理装
置2に供給される。このコマンドは図のコマンド入力
処理部21に供給され、コマンド判定処理部22からネ
クストオーバー処理部24へ処理が引き渡され、関数呼
出しで関数を実行して戻ってきてから次のステップで処
理が止まる「ネクストオーバー」の処理が実行される。
その結果、次の行である5行目にPCが移動する。
【0045】また、同じく図3の4行目にPCがある時
に操作者が入力装置1に自動ステップ実行のコマンドを
入力すると、コマンドはデータ処理装置2に供給され
る。このコマンドは図のコマンド入力処理部21に供
給され、コマンド判定処理部22からステップインフラ
グの判定処理部25へ分岐する。ステップインフラグの
判定処理部25は、これから実行するSub1という関
数に対応したステップインフラグ(ステップインフラグ
351〜35nのうちの1つ)を調べ、オンの場合はステ
ップイン処理部23へ処理が引き渡される。ステップイ
ン処理部23は、呼び先の関数の最初の行である11行
目にPCを移動する。またステップインフラグがオフの
場合はネクストオーバー処理部24へ処理が引き渡さ
れ、ネクストオーバー処理部24は、現在のPCの位置
の次の行である5行目にPCを移動する。
【0046】また、図3の11行目にPCがある時に操
作者が入力装置1にステップインフラグ設定コマンドを
入力すると、コマンドはデータ処理装置2に供給され
る。このコマンドは図のコマンド入力処理部21に供
給され、コマンド判定処理部22からステップインフラ
グの設定処理部26へ処理が引き渡される。ステップイ
ンフラグの設定処理部26では、PCのある位置のSu
b1という関数に対応したステップインフラグ(ステッ
プインフラグ351〜35nのうちの1つ)がオフの場合
はオンに切り替え、図3の11行目にステップインフラ
グを示す‘s’マークを表示する。また、オンの場合は
オフに切り替え、スップインフラグを示す‘s’マー
クを消去する。
【0047】また、操作者が入力装置1にその他のコマ
ンドを入力すると、コマンドはデータ処理装置2に供給
される。このコマンドは図のコマンド入力処理部21
に供給され、コマンド判定処理部22からその他の処理
部27へ処理が引き渡され、コマンドに応じたその他の
処理が行われる。
【0048】本実施形態では、ライブラリ関数や既にデ
バッグ済みの関数などは一般的にもう見る必要がないの
であらかじめステップインフラグをオンにしておき、逆
にデバッグ済みでない関数にはステップインフラグをオ
フにしておけば、ほとんどの場合自動ステップ実行を使
えば済み、特に違う動作をさせたい時だけステップイン
やネクストオーバーのコマンドを使えば良い。そのため
特に違う動作をさせたいところだけに注意をすればよい
のでステップ実行操作全部に注意を払う煩わしさがなく
なる。
【0049】また、上記で説明したようにほとんどの操
作は自動ステップ実行だけでよく、特に違う動作をさせ
たいところだけに注意をすればよいので、操作者がステ
ップインのコマンドとネクストオーバのコマンドを間違
って入力することが減り、したがってデバッグのやり直
しの手間の発生も減ることになる。
【0050】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0051】図4は本発明の第2の実施形態のデバッグ
装置の動作を示すフローチャートである。図2中と同番
号は同じ構成要素を示す。
【0052】本実施形態のデバッグ装置の動作は、図4
に示されるように、図2に示された第1の実施形態の処
理手順に加え、ステップ102のコマンド判定処理にお
いて入力コマンドがステップインコマンドと判定された
場合に、ステップ104のステップイン処理を行う前
に、ステップ108のステップインフラグオンの処理が
行われるようにし、ステップ102のコマンド判定処理
において入力コマンドがネクストオーバーコマンドと判
定された場合に、ステップ105のネクストオーバー処
理が行なわれる前に、ステップ109のステップインフ
ラグオフの処理が行なわれるようにしたものである。
【0053】次に、具体例を用いて本実施形態の動作を
説明する。
【0054】図3の4行目にPC(プログラムカウンタ)
がある時に操作者が入力装置1にステップインのコマン
ドを入力すると、コマンドはデータ処理装置2に供給さ
れる。このコマンドはコマンド入力処理部21に供給さ
れ(ステップ101)、コマンド判定処理部22からス
テップイン処理部23に処理が引き渡される際に、ステ
ップインフラグオンの処理が行われる(ステップ10
8)。このステップインフラグオンの処理では、これか
ら実行するSub1という関数のステップインフラグが
オンに切り替えられ、図3の11行目にステップインフ
ラグを示す‘s’マークを表示する。次にステップイン
処理部23において、関数呼出しで関数の中に入ってそ
の関数の先頭のステップで処理を止める「ステップイ
ン」の処理が実行される(ステップ104)。その結
果、呼び先の関数の最初の行である11行目にPCが移
動する。
【0055】また、同じく図3の4行目にPCがある時
に操作者が入力装置1にネクストオーバーのコマンドを
入力すると、そのコマンドはデータ処理装置2に供給さ
れる。このコマンドは図のコマンド入力処理部21に
供給され、コマンド判定処理部22からネクストオーバ
ー処理部24に処理が引き渡される際に、ステップイン
フラグオフの処理が行われる(ステップ109)。この
ステップインフラグオフの処理では、これから実行する
Sub1という関数のステップインフラグをオフに切り
替え、図3の11行目にステップインフラグを示す
‘s’マークがあればこれを消去する。次にネクストオ
ーバー処理部2において、関数呼出しで関数を実行し
て戻ってきてから次の行で止まる「ネクストオーバー」
の処理が実行される(ステップ105)。その結果、次
の行である5行目にPCが移動する。その他の動作は図
2に示した第1の実施形態の動作と同一のため説明を省
略する。
【0056】本実施形態によれば、操作者がステップイ
ンとネクストオーバーのコマンドを入力してデバッグ操
作を行えばその結果がステップインフラグに反映される
ので、ステップインフラグ設定コマンドを入力してステ
ップインフラグを設定する手間を省く効果がある。
【0057】なお、上記第1および第2の実施形態にお
いて、ステップインフラグの設定状態の表示方法として
図3の設定欄60に‘s’マークを表示する例を示した
が、本発明はこの事例に限定されるものではなく、例え
ば図3において10行目の関数名の表示色を変更するな
どしてもよい。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、下記の
ような効果を有する。 (1)ステップインとネクストオーバーの2つのコマン
ドを操作者がプログラム中の各関数に対してそれぞれ入
力する必要がないためデバッグのためのコマンド入力に
多くの手間を必要としない。 (2)プログラム中の各関数に対してそれぞれステップ
インコマンドとネクストオーバコマンドを選択して入力
する必要がないため、間違ったコマンドを入力する場合
が発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のデバッグ装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】図1のデバッグ装置の動作を示すフローチャー
トである。
【図3】図1のデバッグ装置の画面イメージを示す図で
ある。
【図4】本発明の第2の実施形態のデバッグ装置の動作
を示すフローチャートである。
【図5】従来のデバッグ装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図6】図5のデバッグ装置の動作を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 入力装置 2 データ処理装置 3 記憶装置 4 出力装置 21 コマンド入力処理部 22 コマンド判定処理部 23 ステップイン処理部 24 ネクストオーバ処理部 25 ステップインフラグの判定処理部 26 ステップインフラグの設定処理部 27 その他の処理部 31 デバッガプログラム 32 ユーザプログラム 33 ワーキングエリア 34 デバッグ情報 351〜35n ステップインフラグ 52 データ処理装置 53 記憶装置 60 ステップインフラグの設定欄 101〜109 ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−110727(JP,A) 特開 昭59−3643(JP,A) Borland Internati onal、「Turbo Debugg er(R)3.0 ユーザーズガイ ド」、初版、1992年4月20日、p.114 −116 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 11/28 305

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータのプログラムを1ステップ
    ずつ実行してその結果を確認することによりプログラム
    のデバッグを行うデバッグ装置において、 デバッグを行なおうとするプログラム中の各関数にそれ
    ぞれ対応した複数のステップインフラグを記憶している
    記憶手段と、 前記各ステップインフラグのオン・オフを設定するため
    のステップインフラグ設定手段と、入力装置から入力コマンドを得る コマンド入力処理部
    と、 前記入力コマンドの種類を判定するためのコマンド判定
    処理手段と、 前記コマンド判定処理手段において前記入力コマンドが
    自動ステップ実行コマンドと判定された場合には前記各
    ステップインフラグのうちの実行する関数に対応したス
    テップインフラグがオンかオフかの判定を行なうステッ
    プインフラグ判定処理手段と、 前記ステップインフラグ判定処理手段において実行する
    関数に対応したステップインフラグがオンの場合には、
    該関数の先頭のステップで処理を止めるステップイン処
    理を行なうステップイン処理手段と、 前記ステップインフラグ判定処理手段において実行する
    関数に対応したステップインフラグがオフの場合には、
    該関数を実行して元のプログラムに戻ってきて次のステ
    ップにおいて処理を止めるネクストオーバー処理を行な
    うネクストオーバー処理手段とを有することを特徴とす
    るデバッグ装置。
  2. 【請求項2】 前記コマンド判定処理手段において前記
    入力コマンドがステップインコマンドと判定された場合
    には前記ステップイン処理手段によるステップイン処理
    が行われ、 前記コマンド判定処理手段において前記入力コマンドが
    ネクストオーバーコマンドと判定された場合には前記ネ
    クストオーバー処理手段によるネクストオーバー処理が
    行われる請求項1記載のデバッグ装置。
  3. 【請求項3】 前記コマンド判定処理手段において前記
    入力コマンドがステップインコマンドと判定された場合
    には、実行する関数に対応したステップインフラグをオ
    ンとした後に前記ステップイン処理手段によるステップ
    イン処理が行われ、 前記コマンド判定処理手段において前記入力コマンドが
    ネクストオーバーコマンドと判定された場合には、実行
    する関数に対応したステップインフラグをオフとした後
    に前記ネクストオーバー処理手段によるネクストオーバ
    ー処理が行われる請求項1記載のデバッグ装置。
  4. 【請求項4】 デバッグを行なおうとするプログラムを
    表示するための表示手段をさらに有し、前記各コマンド
    フラグの設定状態が前記表示手段の表示画面上で前記各
    関数毎に確認可能である請求項1から3のいずれか1項
    記載のデバッグ装置。
  5. 【請求項5】 コンピュータのプログラムを1ステップ
    ずつ実行してその結果を確認することによりプログラム
    のデバッグを行うデバッグ方法において、 デバッグを行なおうとするプログラム中の各関数にそれ
    ぞれ対応した複数のステップインフラグを記憶する処理
    と、 前記各ステップインフラグのオン・オフを設定するため
    の処理と、入力装置から入力コマンドを得る コマンド入力処理と、 前記入力コマンドの種類を判定するためのコマンド判定
    処理と、 前記コマンド判定処理において前記入力コマンドが自動
    ステップ実行コマンドと判定された場合には前記各ステ
    ップインフラグのうちの実行する関数に対応したステッ
    プインフラグがオンかオフかの判定を行なうステップイ
    ンフラグ判定処理と、 前記ステップインフラグ判定処理において実行する関数
    に対応したステップインフラグがオンの場合には、該関
    数の先頭のステップで処理を止めるステップイン処理
    と、 前記ステップインフラグ判定処理において実行する関数
    に対応したステップインフラグがオフの場合には、該関
    数を実行して元のプログラムに戻ってきて次のステップ
    において処理を止めるネクストオーバー処理とを有する
    ことを特徴とするデバッグ方法。
  6. 【請求項6】 前記コマンド判定処理において前記入力
    コマンドがステップインコマンドと判定された場合には
    前記ステップイン処理が行われ、 前記コマンド判定処理において前記入力コマンドがネク
    ストオーバーコマンドと判定された場合には前記ネクス
    トオーバー処理が行われる請求項5記載のデバッグ方
    法。
  7. 【請求項7】 前記コマンド判定処理において前記入力
    コマンドがステップインコマンドと判定された場合に
    は、実行する関数に対応したステップインフラグをオン
    とした後に前記ステップイン処理が行われ、 前記コマンド判定処理において前記入力コマンドがネク
    ストオーバーコマンドと判定された場合には、実行する
    関数に対応したステップインフラグをオフとした後に前
    記ネクストオーバー処理が行われる請求項5記載のデバ
    ッグ方法。
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