JPH11305511A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11305511A
JPH11305511A JP10131259A JP13125998A JPH11305511A JP H11305511 A JPH11305511 A JP H11305511A JP 10131259 A JP10131259 A JP 10131259A JP 13125998 A JP13125998 A JP 13125998A JP H11305511 A JPH11305511 A JP H11305511A
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晃児 岡部
Yasuyuki Tsutsumi
保幸 堤
Toshihiko Mihashi
利彦 三橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新たな部品を追加することなく、記録紙後端
の跳ね返りによる衝撃で画像劣化が生じるのを防止する
こと。 【解決手段】 現像装置4のハウジング41の外壁面4
2で転写部直前の搬送路の一部を構成し、搬送路3が湾
曲形状に設定されている画像形成装置が前提である。外
壁面42の一部に、記録紙Pが湾曲して搬送されるとき
に該湾曲部の頂部が当接する前面部分42Fを形成する
とともに、この前面部分42Fよりも搬送方向上流側に
あって前面部分42Fから後退した後方部分42Bを形
成している。記録紙Pがレジロール対6,6を通過した
あと、その端部はハウジング41側に跳ね返るが、その
ときの反転速度は記録紙Pが前面部分42Fに沿う時点
までに低減させられるので現像装置4に衝撃を与えな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真技術を適
用した複写機やレーザプリンタ等の画像形成装置に関
し、特に、現像装置に外部から与えられる振動によって
生じる画像劣化を防止するのに好適な画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の複写機やプリンタ等の画
像形成装置は、設置スペースの確保を容易にするため小
形化する傾向が強くなってきている。このような小形化
の傾向により、画像形成装置内で記録紙を搬送させるた
めの搬送経路の形状が複雑になることが多くなってい
る。
【0003】例えば、図6の従来装置では、像担持体と
しての感光体ドラム1と転写ロール2との当接部つまり
ニップ部NT の直前の搬送路3は、部品数の低減と小形
化の要請により、その一方のガイド面が現像装置4(現
像ロール43を含む)のハウジング41の外壁面42で
兼用されている。つまり、搬送路3は前記外壁面42
と、該外壁面42に対向して配置された案内板5とによ
って形成されている。
【0004】さらに、前記搬送路3の上流に設けられた
レジロール6,6のニップ部NR におけるレジロール6
の接線と、前記ニップ部NT における転写ロール2の接
線とは一直線ではなく一定の角度を有している。そのた
めに、搬送路3は湾曲し、前記案内板5も山形に形成さ
れている。つまり記録紙Pはニップ部NR を通過した
後、急に進行方向を転換してニップ部NT に進入する。
このような搬送路の形状を設定するのは、レジロール
6,6より上流にある図示しない構成部品等の配置の都
合によることが多い。
【0005】このように湾曲した搬送路により、次の不
具合が生じる。図7は前記搬送路3を通過する記録紙の
態様を示す図である。同図において、記録紙Pはレジロ
ール6,6によって搬送路3に給送され、案内板5の頂
部近傍を通過した後、現像装置4の外壁面42に沿って
搬送され、ニップ部NT に案内される。現像装置4の現
像ロール43で現像された画像はニップ部NT で記録紙
Pに転写される。搬送された記録紙Pの後端がニップ部
NR を通過した後、記録紙Pはニップ部NT における転
写ロール2の接線に沿うように、矢印R方向に跳ね返
る。そして、跳ね返った記録紙の後端近傍はハウジング
41の外壁面42に打ちつけられる。
【0006】特に、レジロール6,6による送り速度が
転写ロール2と感光体ドラム1とによる送り速度より大
きい場合は、記録紙Pは鎖線で示すように湾曲している
ので、記録紙Pの後端がニップ部NR を通過したとき
に、該記録紙Pははじき出されるようになるため、前記
跳ね返りの速度が大きくなり、記録紙Pの後端が外壁面
42に打ちつけられるときの衝撃はより大きい。
【0007】このように、記録紙Pの後端がハウジング
41に強く打ちつけられると、記録紙P上に形成される
画像濃度に変化が生じ、記録紙Pの搬送方向と直交する
方向に白筋つまり線状の画像抜けが発生する。これは、
前記記録紙Pが打ちつけられたときに、その衝撃により
現像ロール43と感光体ドラム1との間隙が瞬間的に変
化して、トナーの移行状態に変化が生じるためと考えら
れる。
【0008】また、前記衝撃により現像ロール43の駆
動ギヤのバックラッシュ分の噛み合いのずれにより現像
ロール43の回転ムラが生じ、その部分で現像性が変化
して画像劣化を生ずる場合もある。このような画像劣化
は、ハーフトーン画像において特に顕著であり、また、
OHPシート等のプラスチックシート、葉書、封筒等の
厚紙が記録媒体として使用される場合に顕著である。
【0009】記録紙がレジストロールを抜けたときに記
録紙後端が跳ね上がるのを防止するため、記録紙の跳ね
上がり方向にストッパとしての回転体を設けた記録装置
が提案されている(特開平6−242687号公報)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に開示されて
いる記録装置の回転体や案内板を前記ハウシングの外壁
前面に配置することによって記録紙Pの後端が前記ハウ
ジングに直接打ちつけられることはなくなる。しかし、
前記回転体や案内板をハウジングの前面に配置しようと
すると、その設置スペースを必要とするため、装置が大
型化するし、部品数も増大することになる。また、搬送
路に回転体のような部品を配置すると、紙詰まりを起こ
しやすくなるし、詰まった記録紙の除去操作も煩雑にな
るという問題点がある。
【0011】本発明は、上述の問題点を解決し、新たな
部品を追加することなく、前記記録紙の跳ね返りによる
画像劣化を防止することができる画像形成装置を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの本発明は、像担持体上の静電潜像を現像する現像装
置と、前記現像された画像を記録媒体に転写する転写装
置と、前記像担持体および前記転写装置間の転写位置に
記録媒体を案内する搬送路と、前記搬送路の、搬送方向
上流に設けられたレジロール対とを具備し、前記搬送路
を形成する壁面の一方を前記現像装置のハウジングの外
壁面の一部で兼用するとともに、前記搬送路は、前記記
録媒体を前記外壁面の一部に当接させた後、前記転写位
置に案内されるよう湾曲形状に設定されていて、かつ、
前記外壁面の一部が、前記記録媒体が湾曲して搬送され
るときに該湾曲部の頂部が当接する前面部分と、該前面
部分よりも搬送方向上流側にあって該前面部分から後退
した後方部分とから構成されている点に特徴がある。
【0013】上記特徴によれば、記録媒体はハウジング
の外壁面の一部に形成された前面部分に当接しつつ転写
位置つまり像担持体および転写装置の間に案内される。
そして、記録媒体が前記レジロール対を通過したあと、
その端部は前記ハウジング側に跳ね返るが、そのときの
反転速度は記録媒体が前記前面部分に沿う時点までに低
減する。したがって、記録媒体の後端が前記前面部分よ
り後退した後方部分に強く打ちつけられるのを回避でき
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図2は、本発明の一実施形態に係る
画像形成装置の断面図である。同図において、像担持体
としての感光体ドラム(以下、単に「感光体」という)
1の周辺には帯電装置7、露光装置8、現像装置4、転
写ロール2、および廃トナー回収装置9が配置されてい
て画像形成部10を形成している。なお、この画像形成
部10は、転写ロール2および露光装置8を除く構成部
品は一体として組立体(プロセスカートリッジ)を構成
し、メンテナンス担当者や操作者がメンテナンス時に画
像形成装置本体に対して該プロセスカートリッジを脱着
自在になっているのが好ましい。
【0015】前記画像形成部10の上流側(記録紙が搬
送されてくる側)にはレジロール6,6が配置され、さ
らにその上流側には給紙装置11が設けられている。給
紙装置11は給紙トレイ111とその上方に設けられた
フィードロール112とからなる。画像形成部10の下
流側には除電装置12が設けられ、さらにその下流側に
は定着装置13が設けられている。
【0016】画像形成部10の上方には排出トレイを兼
ねたカバー14が設けられている。前記画像形成部10
と定着装置13との間の搬送路15には案内板151が
設けられ、前記画像形成部10とレジロール6,6との
間の搬送路3は案内板5およびハウジング41の外壁面
42で形成されている。なお、画像形成部10と画像形
成装置本体のハウジング16との間のスペースには、例
えば、両面印刷のための記録紙反転搬送路が形成され
る。
【0017】動作時には、図示しない制御装置から入力
されたビデオ信号に従って露光装置8が駆動され、帯電
装置7で一様に帯電された感光体1の表面に静電潜像が
形成される。この静電潜像は現像装置4の現像ロール4
3によってトナー現像されて可視化される。
【0018】一方、前記トナー現像された画像が転写さ
れる記録紙は給紙トレイ111からフィードロール11
2によって引き出され、レジロール6,6のニップ部N
R で待機している。そして、記録紙は、感光体1上での
画像形成の進行に応じ、予め設定されたタイミングで搬
送路3に送り出され、転写ロール2と感光体1とのニッ
プ部NT に至る。このニップ部NT で画像が転写された
記録紙は除電装置12で転写バイアスと逆極性にバイア
スされて除電された後、定着装置13に搬送される。定
着装置13では記録紙に画像が熱定着され、画像が定着
された記録紙は排出トレイ14上に排出される。感光体
1の表面に残存しているトナーは廃トナー回収装置9の
ブレードで掻き取られて回収される。
【0019】次に、レジロール6,6を通過した記録紙
の後端が現像装置4のハウジング41に打ちつけられな
いための対策を説明する。図1は画像形成部10の要部
拡大図である。同図において、レジロール6,6から送
り出された記録紙Pは現像装置4のハウジング41の外
壁面42に当接した後、該外壁面42に案内されてニッ
プ部NT に送り込まれる。ここで、レジロール6,6に
よる記録紙Pの給送速度の方が転写ロール2と感光体1
による記録紙Pの給送速度より大きいので、記録紙Pは
湾曲している。この記録紙Pの湾曲部の頂点Pkは、ニ
ップ部NT における転写ロール2の接線TL1とニップ
部NR におけるレジロール6の接線TL2との交点を通
過する線分γの延長線上にある。但し、線分γおよび接
線TL1がなす角度α1と線分γおよび接線TL2がな
す角度α2とは等しい。すなわち、記録紙Pは前記Pk
が外壁面42に当接しながら搬送されている。
【0020】外壁面42は互いに段差を有する面42
F,42Bを有していて、面42Fと面42Bとの境界
が、記録紙の搬送方向において前記頂点Pkよりも上流
側に位置するように面42Fの幅つまり搬送方向サイズ
は決定されている。したがって、記録紙Pの湾曲部ピー
クは面42Fに当接して転写位置方向に案内される。前
記面42Fは前方つまり搬送路3側に出ていて、外壁面
42の前方部分を構成し、前記面42Bは前記面42F
よりも後方に下がっていて、外壁面42の後方部分を構
成している。
【0021】このように外壁面42に段差を設けること
により、記録紙Pは次のような挙動を示す。すなわち、
レジロール6,6を通過した記録紙Pの後端は前記頂点
Pkを中心として図中反時計方向に反転する。このとき
の反転速度は記録紙Pが面42Fの延長線上に達した位
置、つまり記録紙Pが面42Fにある程度の幅を有して
当接する位置で減速される。したがって、その面42F
よりも後退している面42Bに記録紙Pの後端近傍が当
接するときには、当接による衝撃力は緩和されている。
この衝撃力の緩和により、現像装置4に振動が加わらな
くなり、現像ロール43と感光体1との間隙の変動等に
よる画像劣化が生じないという効果がある。
【0022】前記外壁面42に段差を設けたことによる
効果を検証するための実験結果を説明する。図3は画像
形成を20枚連続して行ったときの、線状の白抜けの発
生の程度を試験した結果を示す図、図4は対比のため試
験に供したサンプル(供試現像装置)の要部形状を示す
図である。図4において、現像装置4の外壁面42の段
差は面42Fよりも面42Bの方を前面つまり前記搬送
路3側に出ている。つまり段差の付け方が図1のハウジ
ング41とは逆になっている。
【0023】図3において、サンプルAは従来品つまり
外壁面42に段差がないもの、サンプルBは面42Fを
面42Bより前面に出したのもの(図1参照)、サンプ
ルCは面42Bを面42Fより前面に出したもの(図4
参照)である。なお、面42Fと42Bとの段差の大き
さは0.5mmであり、ハウジング41の肉厚をわずか
に変化させただけの簡便な加工で足りる。
【0024】図3のように、サンプルBによれば顕著な
画像欠陥は全く発生していない。一方、サンプルA,C
では顕著な画像欠陥が発生しており、特に面42Bの方
を搬送路側に出したサンプルCでは欠陥が多い。このこ
とから、面42Fを面42Bよりも前に出すように外壁
面42を形成することによる効果が確認された。
【0025】さらに、前記段差はどの程度が適当である
かをサンプルBを用いて実験により確認した。図5は前
記段差つまり面42Fと面42Bとの段差を変化させた
ときの画像欠陥の発生レベルを示した図である。同図に
示すように、段差を0から0.50mmまで変化させた
ところ、段差が0.35mm以上の場合に画像欠陥が顕
著に発生している出力画像はなかった。なお、欠陥が顕
著に発生しなかった場合とは、20枚の連続出力におい
て、線状の白抜けが全くなかった場合を示す。
【0026】面42Bを極端に大きく後退させれば、記
録紙Pの後端が跳ね返ってハウジング41に衝撃を与え
るということがないのはもちろんである。しかし、外壁
面42の下端を大きく後退させることによって現像装置
4のハウジング41を極端に小さくしてしまうと、例え
ばトナーを攪拌するための部材等のスペースが縮小する
し、現像ロール43下部に必要なトナー溜まりのための
スペースも確保しにくくなる等の不利益をもたらす。こ
のような観点から、段差はできるだけ小さい方が好まし
く、上記実験のように0.35mmあれば十分である。
但し、この値は下限であり、0.35mm以上あっても
よいのはもちろんである。
【0027】上記実施形態では、面42Fと面42Bと
の間に段差を設けることにより、面42Fに対して面4
2Bを後退させた。しかし、本発明はこのような面42
F,42Bの構成に限らず次のように変形することがで
きる。
【0028】図8は本実施形態の変形例に係る画像形成
部10の要部拡大図であり、図1と同符号は同一または
同等部分を示す。図8において、外壁面42に形成され
た2つの面42F,42Bのうち、面42Bは面42F
に対して後退角βを有する。面42Fと面42Bとの境
界つまり屈曲位置は、記録紙Pの湾曲部ピークが面42
Fに当接することができるように記録紙の搬送方向にお
いて前記頂点Pkよりも上流側に位置している。このよ
うに、前記面42Bは前記面42Fに対して後退角βを
有して外壁面42の後方部分を構成している。
【0029】このように面42Bを後退させることによ
り、図1の実施形態と同様の効果を奏する。すなわち、
レジロール6,6を通過した記録紙Pの後端が前記頂点
Pkを中心として図中反時計方向に反転するときの反転
速度は記録紙Pが面42Fの延長線上に達した位置で減
速される。したがって、その面42Fよりも後退してい
る面42Bに記録紙Pの後端近傍が当接するときには、
当接による衝撃力は緩和され、現像装置4に振動が加わ
らなくなり、現像ロール43と感光体1との間隙の変動
等による画像劣化が抑制される。
【0030】前記外壁面42に後方部分つまり面42B
を設けたことによる効果を検証するための実験結果を説
明する。図9は画像形成を20枚連続して行ったとき
の、線状の白抜けの発生の程度を試験した結果を示す図
である。
【0031】図9において、現像装置は後退角度βがつ
いていないもの(β:0°)、後退角度βがついている
もの(β:10°)、後退角度βがマイナスのもの、つ
まり面42Bが後退せず逆に搬送路側に角度がついてい
るもの(β:−10°)をサンプルとした。
【0032】図9のように、後退角度βがついているサ
ンプルによれば顕著な画像欠陥は全く発生していない。
一方、後退角度βがついていないサンプルでは顕著な画
像欠陥が発生しており、特に後退角度βがマイナスのサ
ンプルでは欠陥が多い。このことから、面42Bに対し
て後退角βを有した面42Bを有する外壁面42を形成
することによる効果が確認された。
【0033】さらに、外壁面42は段差面や後退角度β
を有した面42Bを有するものに代えて、次のように形
成してもよい。図10は、外壁面42のさらなる変形例
に係る画像形成部10の要部拡大図であり、図8と同符
号は同一または同等部分を示す。同図において、面42
Fは平面であって、面42Bは該面42Fから連続する
曲面である。面42Fと面42Bとの境界は、記録紙P
の湾曲部ピークが面42Fに当接することができるよう
に記録紙の搬送方向において前記頂点Pkよりも上流側
に位置しているのは上述の実施形態と同様である。この
ように、前記面42Bは前記面42Fに対して曲線的に
後退した面を構成している。面42Bを曲線的に後退さ
せることによる効果は、図8の例と同様であるが、さら
に、面42Bを曲面とすることにより、レジロール6,
6を通過した記録紙の先端は円滑な摺動性をもって転写
位置に案内される。
【0034】本実施形態は、プロセスカートリッジを形
成した画像形成装置において、特に大きい効果を奏する
ことができる。すなわち、プロセスカートリッジは、露
光装置からの入射光の位置、感光体転写ロールとの接触
位置、レジロール位置等に対して所定の位置に取り付け
られていなければならない。この取付位置が所定位置か
らずれていると、入射光が感光体上に届かなかったり、
転写ロールと感光体との軸のずれによる記録紙の斜行が
生じたり、感光体に対する記録紙の突入姿勢が適当でな
くて突入による衝撃や転写位置のずれによる画像の乱れ
が生じたりすることがある。
【0035】したがって、プロセスカートリッジを画像
形成装置本体に強固に固定することが好ましいが、ユー
ザによるプロセスカートリッジの交換の利便性を考慮す
ると、ねじ等で強固に固定することができないこともあ
る。そこで、ピンや引掛け部材、あるいはスプリング等
を併用して、ねじを止めるための工具等を使用せず、簡
略化した固定手段でプロセスカートリッジを画像形成装
置に固定できるようにすることが多い。
【0036】この簡易的な固定手段では、記録紙が搬送
路壁面つまり現像装置の壁面に衝突した場合の振動を押
さえることが容易ではなかった。これに対して本実施形
態では、記録紙が衝突する搬送路壁面の形状を工夫する
ことによって、プロセスカートリッジを採用した画像形
成装置において記録紙が衝突する際の振動を抑制するこ
とができる。その結果、画像の乱れを解消できるという
顕著な効果を奏することができる。
【0037】なお、本実施形態では、転写装置として転
写ロールを用いた場合を示したが、転写装置はこれに限
らず、コロトロン装置であってもよい。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、現像装置の壁面を利用して記録媒体の搬送路
を形成している場合において、該搬送路の上流側に配置
されているロール対を通過した記録媒体の後端が現像装
置に強く打ちつけられることがなくなる。その結果、現
像装置が受ける振動による画像劣化を防止することがで
きるという効果を奏する。また、この効果は、従来品に
新たな構成部品を追加することなく、簡易に実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の要
部拡大図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の全
体構成を示す断面図である。
【図3】 本発明の一実施形態に係る画像形成装置によ
る出力画像の画質調査結果を示す図である。
【図4】 性能試験に対比のために使用した画像形成装
置の要部拡大図である。
【図5】 本発明の一実施形態に係る画像形成装置によ
る出力画像の画質調査結果を示す図(その2)である。
【図6】 従来の画像形成装置の要部拡大図である。
【図7】 従来の画像形成装置による記録紙の搬送状態
を示す図である。
【図8】 本発明の一実施形態を変形した画像形成装置
の要部拡大図である。
【図9】 図8の変形例に係る画像形成装置による出力
画像の画質調査結果を示す図である。
【図10】 本発明の一実施形態をさらに変形した画像
形成装置の要部拡大図である。
【符号の説明】
1…感光体、 2…転写ロール、 3…搬送路、 4…
現像装置、 5…案内板、 6…レジロール、 41…
ハウジング、 42…外壁面、 42B…後方部分、
42F…前面部分、 43…現像ロール

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上の静電潜像を現像する現像装
    置と、 前記現像された画像を記録媒体に転写する転写装置と、 前記像担持体および前記転写装置間の転写位置に記録媒
    体を案内する搬送路と、 前記搬送路の、搬送方向上流に設けられたレジロール対
    とを具備し、 前記搬送路を形成する壁面の一方を前記現像装置のハウ
    ジングの外壁面の一部で兼用するとともに、 前記搬送路は、前記記録媒体が、前記外壁面の一部に当
    接した後、前記転写装置に案内されるよう湾曲形状に設
    定されていて、 かつ、前記外壁面の一部が、前記記録媒体が湾曲して搬
    送されるときに該湾曲部の頂部が当接する前面部分と、
    該前面部分よりも搬送方向上流側にあって該前面部分か
    ら後退した後方部分とから構成されていることを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも前記像担持体および現像装置
    を含むプロセスカートリッジを形成し、該プロセスカー
    トリッジが、画像形成装置本体に対して一体で着脱自在
    に構成されていることを特徴とする請求項1記載の画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 前記前面部分が、前記レジロール対のニ
    ップ部での接線と前記像担持体の転写位置での接線との
    交点に対向する位置よりも搬送方向上流側に延長されて
    いることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 前記前面部分と後方部分とは互いに段差
    を有していてその段差の下限値が0.35mmであるこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】 前記後方部分は前記前面部分に対する後
    退角を有して形成されていることを特徴とする請求項1
    〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記後方部分は前記前面部分から連続す
    る曲面で形成されていることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載の画像形成装置。
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