JPH11305329A - フイルムホルダ及びその制御方法 - Google Patents

フイルムホルダ及びその制御方法

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JPH11305329A
JPH11305329A JP11654898A JP11654898A JPH11305329A JP H11305329 A JPH11305329 A JP H11305329A JP 11654898 A JP11654898 A JP 11654898A JP 11654898 A JP11654898 A JP 11654898A JP H11305329 A JPH11305329 A JP H11305329A
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JP
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holder
camera body
lens unit
camera
old
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JP11654898A
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English (en)
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Katsuji Ozawa
勝司 小澤
Hisashi Hamada
寿 浜田
Tokuji Sato
徳次 佐藤
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Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トータルショット数表示に対応していないカ
メラ本体やレンズユニットと併用する際の無駄な読み取
り動作を改善したフイルムホルダ及びその制御方法を提
供する。 【解決手段】 ホルダ本体がカメラ本体に装着される
と、ホルダMPUは本体MPUに通信要求データを送出
し、本体MPUから通信応答データを受け取り、この内
容を調べてカメラ本体及びレンズユニットの新旧を識別
する。レンズユニット,カメラ本体のいずれも新タイプ
のときには、トータルショットスイッチを押す毎にレン
ズユニット,カメラ本体,フイルムホルダの各トータル
ショット数が各EEPROMから読み出されて順次に液
晶ディスプレイに表示され、カメラモニタの該当するマ
ークが点滅される。レンズユニットが旧タイプでカメラ
本体が新タイプのときには、トータルショットスイッチ
を押す毎にカメラ本体,フイルムホルダの各トータルシ
ョット数が交互に表示される。カメラ本体が旧タイプの
ときには、レンズユニットが新タイプでもフイルムホル
ダのトータルショット数のみが表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズユニット,
カメラ本体,ホルダ本体の各トータルショット数を表示
するフイルムホルダ及びその制御方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、ブローニフイルムを使用する画
面サイズの大きなカメラとして、レンズシャッタ式の一
眼レフカメラが知られている。この一眼レフカメラは、
カメラ本体と、このカメラ本体に装着されるシャッタ内
蔵のレンズユニット,フイルムを収納し給送機構や各種
の表示機能を備えたフイルムホルダ,ウエストレベルフ
ァインダ、自動露出機構を備えたAEファインダ等の複
数の装着ユニットとからなり、これらの装着ユニットを
適宜に組み合わせることによって様々な条件の撮影に対
応することができるシステムカメラとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なシステムカメラに対して新しい機能を付加する等の改
良を施して新タイプのシステムカメラとする場合があ
る。例えば、レンズユニット,カメラ本体,フイルムホ
ルダの各々にトータルショット数を記憶する記憶手段
(EEPROM等)を設け、レンズユニットではシャッ
タの動作回数,カメラ本体ではレリーズ操作に伴うミラ
ー機構の動作回数,フイルムホルダでは撮影毎に行われ
る巻上げ機構の動作回数をそれぞれトータルショット数
として記憶しておき、フイルムホルダのホルダ本体の上
面に設けたトータルショットスイッチを操作して液晶デ
ィスプレイに各トータルショット数を切り換えながら順
次に表示する等の改良が考えられる。このトータルショ
ット数は、レンズユニット,カメラ本体,フイルムホル
ダの各使用状況が明確になり、これらの点検,修理の時
期の目安となるため、撮影中の作動故障を未然に防ぐこ
とができ、常にベストコンディションを保つことに寄与
できる。
【0004】ところが、新旧両タイプのシステムカメラ
が併存している状態では、レンズユニット,カメラ本
体,フイルムホルダの各新旧の組み合わせはさまざまで
あり、例えば、旧タイプのカメラ本体に新タイプのレン
ズユニットと新タイプのフイルムホルダを装着したり、
新タイプのカメラ本体に旧タイプのレンズユニットと新
タイプのフイルムホルダを装着する等がある。
【0005】フイルムホルダのトータルショットスイッ
チを操作してカメラ本体のトータルショット数を表示し
ようとすると、ホルダ本体に組み込まれたホルダ制御用
MPUが所定のシーケンスにしたがってカメラ本体の記
憶手段を読みに行く。ところが、カメラ本体が旧タイプ
の場合には、所定の記憶手段がないか、あってもトータ
ルショット数に対応するデータを記憶していないから、
液晶ディスプレイに何も表示されないばかりか、ホルダ
制御用MPUがカメラ本体の記憶手段を読みに行くシー
ケンスの実行中は、他の操作、例えば撮影することがで
きなくなるという不都合があった。また、カメラ本体が
新タイプであっても、レンズユニットが旧タイプであれ
ば、レンズユニットのトータルショット数を表示させよ
うとした場合に、やはり同様の不都合が生じる。
【0006】本発明は、上記事情を鑑みてなされたもの
であり、トータルショット数表示に対応していないカメ
ラ本体やレンズユニットと併用する際の無駄な読み取り
動作を改善したフイルムホルダ及びその制御方法を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明のフイルムホルダは、シャッタの動作回数
をトータルショット数として記憶するレンズ用記憶手段
を内蔵した新タイプのレンズユニット,前記レンズ用記
憶手段を内蔵しない旧タイプのレンズユニットのいずれ
をも装着可能でミラー機構の動作回数をトータルショッ
ト数として記憶するカメラ本体用記憶手段を内蔵した新
タイプのカメラ本体と前記新旧いずれのタイプのレンズ
ユニットをも装着可能で前記カメラ本体用記憶手段を内
蔵しない旧タイプのカメラ本体とのいずれにも着脱自在
に取り付けられるホルダ本体を有し、この内部に写真フ
イルムが装填されるフイルムホルダにおいて、前記ホル
ダ本体に内蔵され、撮影毎に行われる巻上げ機構の動作
回数をホルダ本体のトータルショット数として記憶する
ホルダ用記憶手段と、前記ホルダ本体に設けられ、前記
ホルダ本体が取り付けられているカメラ本体と通信する
ことによりカメラ本体及びレンズユニットの各新旧を識
別する識別手段と、前記カメラ本体が旧タイプである場
合には、前記ホルダ用記憶手段に記憶されているトータ
ルショット数のみを読み出して表示手段に表示し、前記
カメラ本体が新タイプでこれに装着されているレンズユ
ニットが旧タイプの場合には、前記カメラ本体用記憶手
段,前記ホルダ用記憶手段に記憶されている各トータル
ショット数を読み出してそれぞれ表示手段に表示し、前
記カメラ本体が新タイプでこれに装着されているレンズ
ユニットが新タイプの場合には、レンズユニットとカメ
ラ本体とホルダ本体の各トータルショット数をそれぞれ
表示手段に表示するトータルショット数表示手段とを備
えたものである。
【0008】また、本発明のフイルムホルダの制御方法
は、シャッタの動作回数をトータルショット数として記
憶するレンズ用記憶手段を内蔵した新タイプのレンズユ
ニット,前記レンズ用記憶手段を内蔵しない旧タイプの
レンズユニットのいずれも装着可能でミラー機構の動作
回数をトータルショット数として記憶するカメラ本体用
記憶手段を内蔵した新タイプのカメラ本体と前記新旧い
ずれのタイプのレンズユニットも装着可能で前記カメラ
本体用記憶手段を内蔵しない旧タイプのカメラ本体との
いずれにも着脱自在に取り付けられ、内部に写真フイル
ムが装填されるホルダ本体と、このホルダ本体に内蔵さ
れ、撮影毎に行われる巻上げ機構の動作回数をトータル
ショット数として記憶するホルダ用記憶手段と、前記ホ
ルダ本体に設けられ、前記レンズ用記憶手段,カメラ本
体用記憶手段,ホルダ用記憶手段にそれぞれ記憶されて
いる各トータルショット数を読み出して表示手段に表示
するトータルショット数表示手段とを備えたフイルムホ
ルダにおいて、前記ホルダ本体が取り付けられているカ
メラ本体と通信することによりカメラ本体及びレンズユ
ニットの各新旧を識別し、前記カメラ本体が旧タイプで
ある場合には、前記ホルダ本体のトータルショット数の
みを表示し、前記カメラ本体が新タイプであってこれに
装着されているレンズユニットが旧タイプである場合に
は、カメラ本体とホルダ本体の各トータルショット数を
表示し、前記カメラ本体が新タイプであってこれに装着
されているレンズユニットが新タイプである場合には、
レンズユニットとカメラ本体とホルダ本体の各トータル
ショット数をそれぞれ表示するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図2において、レンズシャッタ式
一眼レフカメラであるカメラ2は、カメラ本体3と、こ
のカメラ本体3の背面側に取り付けられる本発明を実施
したフイルムホルダ4,カメラ本体3の前面側に取り付
けられるレンズユニット5,カメラ本体3の上部に取り
付けられるファインダ6等からなる各種装着ユニットの
組み合わせによって構成されるシステムカメラとなって
いる。
【0010】カメラ本体3は、内部にミラー機構や制御
回路等が組み込まれた箱形状の本体部8と、この本体部
8の下部に設けられたピント調節機構9とからなる。カ
メラ2の側面図及び要部断面図である図3に示すよう
に、本体部8の前面側と背面側とにはそれぞれ開口1
0,11が形成されており、前面側の開口10とピント
調節機構9を構成するレンズボード12との間には、撮
影光路を遮光するベローズ13が取り付けられている。
また、本体部8の背面側に形成された開口11には、フ
イルムホルダ4のホルダ本体4aが対面して取り付けら
れる。なお、フイルムホルダ4は、ブローニータイプ
(120タイプまたは220タイプ)の写真フイルムが
装填されるホルダ本体4aと、このホルダ本体4aに抜
き差しされ、ホルダ本体4aの前面に形成されたアパー
チャを開閉する遮光蓋とからなる。
【0011】上記レンズボード12の前面には、レンズ
ユニット5が取り付けられ、レンズボード12の上部に
設けられたロックレバー15によってロックされる。レ
ンズユニット5は、撮影レンズ16と、内部に組み込ま
れた絞り兼用のシャッタ装置17と、このシャッタ装置
17の作動回数を記憶するシャッタ用のEEPROM1
8(図5参照)とからなる。レンズユニット5として
は、撮影レンズ16の焦点距離の異なるものが複数用意
されており、これらを交換して利用することができる。
シャッタ装置17は、非撮影時には開放されているた
め、撮影レンズ16を通過した被写体光はレンズボード
12とベローズ13と開口10とを通過して本体部8内
に入射する。
【0012】また、レンズユニット5の背面側とレンズ
ボード12の前面側とには、レンズユニット5のシャッ
タ装置17及びEEPROM18と、カメラ本体3内に
組み込まれた制御回路等とを電気的に接続する接点部1
9,20が設けられている。レンズボード12とカメラ
本体3との間は、フレキシブルなコード21によって電
気的に接続されている。
【0013】本体部8内で、本体部8の背面の開口11
の前方には、開口11を光密に塞ぐ遮光板22と、被写
体光の光路を変更するミラー23とを含むミラー機構2
4が配置されている。この遮光板22とミラー23と
は、軸着部25を回動中心として、開口11を閉鎖する
とともに被写体光を本体部8の上方に向けて反射する閉
鎖位置と、図中矢印X方向に回動して開口11を開放す
る開放位置との間で移動自在とされている。非撮影時の
遮光板22とミラー23は閉鎖位置にあって、ホルダ本
体4a内を遮光している。
【0014】本体部8の上面には、ピントグラス26が
嵌め込まれており、ミラー23によって反射された被写
体光はピントグラス26に結像される。本体部8の上面
には、図3に示されるように、自動露出機能を備えたA
Eファインダ6aや、ピントグラス26を上方から見や
すくする折り畳み式のウェストレベルファインダ6b
(図2参照)等が撮影条件や用途に合わせて取り付けら
れる。
【0015】AEファインダ6aは、ピントグラス26
上に結像された被写体光を屈曲させて正立正像で見られ
るようにするアングルファインダと同等のファインダ光
学系と、ピントグラス26上に結像された被写体光の輝
度を測定する受光素子27(図5参照)と、この受光素
子27を駆動するとともに、受光素子27の測光値とレ
ンズユニット5で設定された絞り値とに基づいてシャッ
タ速度を決定し、このシャッタ速度の信号をカメラ本体
3の制御回路に入力するAEファインダ制御回路28
(図5参照)等からなる。
【0016】AEファインダ6aのファインダ光学系に
は、絞り値やシャッタ速度を表示する表示メータが組み
込まれており、AEファインダ6を覗いたまま絞り値や
シャッタ速度を確認することができる。また、AEファ
インダ6の下部とカメラ本体3の上面とには、AEファ
インダ6aの制御回路をカメラ本体3内の制御回路及び
電源回路92に電気的に接続する接点部29,30がそ
れぞれに設けられている。
【0017】図2に示されるように、本体部8の一方の
側面には、シャッタ速度の切り換えとAEモードの切り
換えとを行うシャッタ速度調節ダイヤル32,カメラ2
の作動状態と不作動(休止)状態とを切り替えるための
主電源スイッチを兼ねたフイルム巻上げのモード切り換
えを行うモード切換ダイヤル33,本体部8内のミラー
23を強制的に開放位置に揺動させるミラーアップスイ
ッチ34,レリーズスイッチ35等が取り付けられた操
作パネル36が設けられている。また、本体部8の上面
でピントグラス26の側方には、撮影可能か否か等のカ
メラの状態と、電池残量,異常露出等の警告やエラー表
示を行う液晶ディスプレイ(LCD)37が設けられて
いる。この液晶ディスプレイ37には、暗い場所でも表
示内容を確認できるようにバックライト38(図5参
照)が組み込まれている。
【0018】ピント調節機構9は、本体部8の下面に取
り付けられたベース部40と、このベース部40から前
方に向かって突出された一対のフォーカシングレール4
1,42と、このフォーカシングレール41,42に沿
って移動自在とされ、上部に前述のレンズボード12が
取り付けられたスライド部43とからなる。スライド部
43の側方には、スライド部43をフォーカシングレー
ル41,42に沿って移動させる際に操作する操作ノブ
44が回転自在に取り付けられている。この操作ノブ4
4には、図示しないピニオンギヤが同軸で取り付けられ
ており、このピニオンギヤは、フォーカシングレール4
1,42の上面に形成されたラックギヤ45に噛合して
いる。これにより、操作ノブ44を回転操作するとスラ
イド部43がフォーカシングレール41,42に沿って
移動し、カメラ本体3とレンズユニット5との距離を変
化させることによりピント調節が行われる。
【0019】レンズボード12は、スライド部43の上
部に取り付けられたフレーム部47に取り付けられてい
る。このフレーム部47は、スライド部43のスライド
方向と直交する左右方向でスライド自在であるとともに
回動自在とされている。また、レンズボード12は、フ
レーム部47の回動方向に対して直交する上下方向で回
動自在となるように、フレーム部47に取り付けられて
いる。これにより、カメラ2は特別な装置を用いずにア
オリ撮影を行うことができる。
【0020】図3に示されるように、ホルダ本体4a内
には、ブローニータイプの写真フイルム49が装填され
るフイルム装填室50と、写真フイルム49への露光範
囲を規定するアパーチャ51とが設けられている。この
アパーチャ51には、様々なサイズのマスクが取り付け
られるようになっており、撮影サイズが適宜変更でき
る。アパーチャ51の前方には、カメラ本体3からホル
ダ本体4aを取り外す際に、カメラ本体3の開口11と
アパチャー51との間を遮光する遮光蓋52が挿入され
る。この遮光蓋52は、撮影時にはホルダ本体4aから
抜き取られる。
【0021】また、ホルダ本体4aは、カメラ本体3に
対して回動自在とされており、カメラ2の位置を変えず
にホルダ本体4aを回転させることで、撮影画面の縦横
を切り換えることができる。また、このホルダ本体4a
の回動に連動して、ピントグラス26の表示範囲も縦横
が切り換えられる。
【0022】更に、ホルダ本体4a内には、写真フイル
ム49の1コマ目をアパーチャ51にセットするととも
に、撮影ごとに写真フイルム49を1コマ分巻き上げ、
更に、全てのコマへ撮影終了後には写真フイルム49を
全て巻き上げる巻上げ機構53が組み込まれている。ま
た、カメラ本体3内の制御回路とホルダ本体4a内の制
御回路等を電気的に接続できるように、カメラ本体3の
背面側とホルダ本体4aの前面側とには接点部71,7
2がそれぞれ設けられている。
【0023】図4に示されるように、ホルダ本体4aの
上面には、装填されている写真フイルム49の各種情報
や、カメラ2自体の情報を表示する液晶ディスプレイ5
4と、各種の設定等を行う各種スイッチが設けられた操
作パネル58とが設けられている。また,液晶ディスプ
レイ54の背後には、面発光して液晶ディスプレイ54
を照明するバックライトが組み込まれている。
【0024】液晶ディスプレイ54には、ホルダ本体4
aのアパーチャ51に取り付けられているマスクのサイ
ズ(例えば6cm×8cm)を表すマスクサイズ表示部
91と、装填されている写真フイルム49の種類(12
0タイプあるいは220タイプ)を表すフイルム種表示
部92と、撮影時に写真フイルム49に写し込むデータ
の種類(フレームナンバー,絞り値及びシャッタスピー
ド,露出補正値,日付,時間)が表示される写し込みデ
ータ種表示部93と、写真フイルム49のISOデータ
(感度)や日付,時間,各ユニットのトータルショット
数,絞り値及びシャッタスピード,露出補正値,写真フ
イルム49の略称,フレームナンバー等を表示する汎用
表示部94と、撮影枚数を表示するフイルムカウンタ表
示部95と、システムカメラ2の状態を表すカメラモニ
タ96と、ISOデータの入力方法を示すISOデータ
入力種表示部97とが設けられている。
【0025】操作パネル58上で液晶ディスプレイ54
の左方には、各種設定、例えば手動によるISO値の入
力や、日付,時間等の設定に用いられる設定ダイヤル9
8が設けられている。また、液晶ディスプレイ54の右
方には、カメラ本体3,フイルムホルダ4,レンズユニ
ット5の各トータルショット数を順次に表示させる際に
操作されるトータルショットスイッチ99と、液晶ディ
スプレイ54のバックライトを点灯させるバックライト
スイッチ100とが設けられている。
【0026】更に、これらトータルショットスイッチ9
9とバックライトスイッチ100との側方には、汎用表
示部94にフレームナンバーを表示させるフレームナン
バースイッチ101と、汎用表示部94に日付と時間と
を表示させるデートスイッチ102と、写真フイルム4
9の1コマ目のセットを行うフイルムセットスイッチ1
03と、1回ずつ押し操作を行う毎に写真フイルム4の
縁に写し込む絞り値等の撮影データを順次に汎用表示部
94に表示するデータ切り換えスイッチ104とが配置
されている。これらのスイッチ101〜104は、通常
の撮影時には使用することが少なく、また不用意に押し
て設定が変更されてしまうのを防止するために、開閉自
在なスイッチカバー105内に収められている。
【0027】カメラモニタ96は、カメラ本体3を表す
マーク110と、フイルムホルダ4を表すマーク111
と、レンズユニット5を表すマーク112と、AEファ
インダ6を表すマーク113とからなる。ホルダ本体4
aにカメラ本体3,レンズユニット5,AEファインダ
6が取り付けられ、それぞれの接点部19,20,2
9,30,71,72によって各ユニットが電気的に接
続されると、液晶ディスプレイ54には、塗り潰された
状態のマーク110〜113が表示される。また、各撮
影ユニットが接続されていない状態あるいは接続エラー
が発生している際には、マーク110〜113が輪郭線
のみの表示となる。これにより、カメラ本体3にユニッ
トが取り付けられているにも係わらず液晶ユニット57
のマークが輪郭線で表示されている場合には、接点部に
接触不良が発生していることが分かる。
【0028】図5は、カメラ2の各ユニットの回路構成
を示すブロック図である、カメラ本体3には、前述した
液晶ディスプレイ37,バックライト38,ミラー機構
24,操作パネル36の他に、ミラー機構24を駆動す
るモータ75を含むミラー駆動回路76,ミラー機構2
4を構成するギヤ等の回転を検出して遮光板22及びミ
ラー23の位置や、遮光板22及びミラー23の動作を
検出するミラーポジション検出回路77,ミラー機構2
4の作動回数を記憶するEEPROM78,レンズユニ
ット5内に組み込まれたシャッタ装置17を制御し駆動
させるシャッタ駆動回路79,シャッタ装置17のシャ
ッタ羽根の位置及び作動を検出するシャッタポジション
検出回路80,写真フイルム49に露光された被写体光
を測光して露出がオーバーあるいはアンダーかを検出す
る露出モニタ回路81が設けられている。
【0029】また、カメラ本体3内には、上記各回路と
レンズユニット5及びAEファインダ6a内に設けられ
た回路とを制御する制御回路である本体MPU82が組
み込まれている。この本体MPU82には、CPU,各
種のシーケンスを行うためのプログラム等が書き込まれ
たROM、ワークメモリとして利用されるRAM、タイ
マ等が含まれる。
【0030】ホルダ本体4aには、前述した液晶ディス
プレイ54,バックライト56,操作パネル58,巻上
げ機構53の他に、シャッタ装置17の駆動に連動して
写真フイルム49の縁に撮影データ等を写し込むデータ
写し込み回路83,巻上げ機構53を駆動するモータ8
4を含む巻上げ駆動回路85,巻上げ機構53を構成す
るギヤ等の回転を検出する巻上げ検出回路86,巻上げ
機構53の作動回数を記憶するホルダ用のEEPROM
87,これらの回路を制御する制御回路であるホルダM
PU88とが組み込まれている。
【0031】このように構成されたカメラ2は、レンズ
マウント等の装着機構は同じ旧タイプのカメラに前記ト
ータルショット数表示等の機能改良を加えた新タイプの
ものであり、レンズユニット,カメラ本体,フイルムホ
ルダの各新旧タイプを自由に組み合わせて装着すること
ができる。ただし、旧タイプのフイルムホルダは、自身
のトータルショット数のみ表示可能となっており、レン
ズユニット,カメラ本体のいずれのトータルショット数
も表示できないから、以下のトータルショット数表示の
説明においては新タイプのフイルムホルダ4を使用する
ものとする。
【0032】フイルムホルダ4のホルダ本体4aが新旧
いずれかのカメラ本体に装着されると、ホルダMPU8
8は、本体MPU82に通信要求データを送出し、本体
MPU82から通信応答データを受け取る。ホルダMP
U88は、この通信応答データの内容を調べることによ
り、カメラ本体及びレンズユニットの新旧タイプを識別
する。この識別動作は、ホルダ本体4aがカメラ本体に
装着されている間に定期的に行われる。
【0033】フイルムホルダ4の液晶ディスプレイ54
にトータルショット数を表示させるには、トータルショ
ットスイッチ99を押圧する。これにより、図1に示す
ように、フイルムホルダ4が装着されているカメラ本体
が旧タイプの場合には、ホルダMPU88は、トータル
カウントを「2」としてカメラモニタ96のマーク11
1を点滅するとともに、EEPROM87から巻上げ機
構53の動作回数を読み出してフイルムホルダ4のトー
タルショット数として汎用表示部94に表示する(図6
(C)参照)。なお、前記トータルカウントは、「0」
から「2」まであり、「0」のときはレンズユニット,
「1」のときはカメラ本体,「2」のときはフイルムホ
ルダの各トータルショット数をそれぞれ表示するシーケ
ンスを実行する。
【0034】カメラ本体が旧タイプの場合には、トータ
ルショットスイッチ99を何度押圧してもカメラモニタ
96の点滅マークや汎用表示部94の表示は変わらず、
フイルムホルダ4のトータルショット数のみが表示され
る。そして、所定の時間,例えば3秒間が経過すると、
例えばISO感度が汎用表示部94に表示され、カメラ
モニタ96が連続点灯した通常表示に復帰する。
【0035】カメラ本体が新タイプでトータルショット
数表示中でなかった場合には、ホルダMPU88は、ト
ータルカウントを「0」にしてカメラ本体3に装着され
ているレンズユニットの新旧を調べる。レンズユニット
が旧タイプであれば、ホルダMPU88は、レンズユニ
ットのEEPROMを読みに行くことなく、フイルムホ
ルダ4のトータルショット数のみを液晶ディスプレイ5
4に表示する。また、レンズユニットが新タイプであれ
ば、ホルダMPU88は、カメラモニタ96のマーク1
12を点滅させるとともに(図6(A)参照)、レンズ
ユニット5のEEPROM18からシャッタ装置17の
作動回数を読み出してレンズユニット5のトータルショ
ット数として液晶ディスプレイ54に表示する。
【0036】カメラ本体が新タイプでトータルショット
数表示中であった場合には、トータルカウントをインク
リメントする。これにより、トータルカウントが「3」
になった場合には、トータルカウントが「0」に戻して
前述したレンズユニットのトータルショット数シーケン
スを実行する。また、トータルカウントが「1」になっ
た場合には、ホルダMPU88は、カメラモニタ96の
マーク110を点滅させるとともに(図6(B)参
照)、カメラ本体3のEEPROM78からミラー機構
24の動作回数を読み出してカメラ本体3のトータルシ
ョット数として汎用表示部94に表示する。また、トー
タルカウントが「2」になった場合には、ホルダMPU
88は、カメラモニタ96のマーク112を点滅させる
とともに(図6(A)参照)、ホルダ本体4aのEEP
ROM87から巻上げ機構53の動作回数を読み出して
フイルムホルダ4のトータルショット数として汎用表示
部94に表示する。
【0037】すなわち、レンズユニット,カメラ本体の
いずれも新タイプのときには、トータルショットスイッ
チ99を押圧操作する毎にレンズユニット5,カメラ本
体3,フイルムホルダ4の各トータルショット数が順次
に表示される。また、レンズユニットが旧タイプでカメ
ラ本体が新タイプのときには、カメラ本体3,フイルム
ホルダ4の各トータルショット数が交互に表示される。
また、カメラ本体が旧タイプのときには、レンズユニッ
トが新タイプであってもフイルムホルダ4のトータルシ
ョット数のみが表示される。そして、トータルショット
スイッチ99の押圧操作を止めて所定時間が経過する
と、液晶ディスプレイ54は通常表示に復帰する。
【0038】このように、ホルダ本体に装着されている
カメラ本体,レンズユニットの新旧に応じて最適なシー
ケンスを実行するようにしているから、例えば旧タイプ
のカメラ本体のEEPROMにデータを読みに行くよう
な無駄な時間をなくし、シャッタチャンスを逃すような
失敗を回避できる。
【0039】以上説明した実施形態は、ブローニーフイ
ルムを用いる中判カメラであったが、本発明は、フイル
ムホルダがカメラ本体と着脱自在のシステムカメラであ
れば、フイルムサイズに限定されない。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ホルダ
本体が取り付けられているカメラ本体と通信することに
よりカメラ本体及びレンズユニットの各新旧を識別し、
カメラ本体が旧タイプである場合には、ホルダ本体のト
ータルショット数のみを表示し、カメラ本体が新タイプ
であってこれに装着されているレンズユニットが旧タイ
プである場合には、カメラ本体とホルダ本体の各トータ
ルショット数を表示し、カメラ本体が新タイプであって
これに装着されているレンズユニットが新タイプである
場合には、レンズユニットとカメラ本体とホルダ本体の
各トータルショット数をそれぞれ表示するようにしたの
で、トータルショット数表示に対応していない旧タイプ
のカメラ本体,レンズユニットと併用する際の無駄な読
み取り動作をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトータルショット数表示のシーケ
ンスを示すフローチャートである。
【図2】カメラの外観を示す斜視図である。
【図3】カメラの側面及び要部断面図である。
【図4】フイルムホルダの上部を示す説明図である。
【図5】カメラの電気的構成を示すブロック図である。
【図6】レンズユニット,カメラ本体,フイルムホルダ
の各トータルショット数を表示する液晶ディスプレイの
説明図である。
【符号の説明】
2 カメラ 3 カメラ本体 4 フイルムホルダ 4a ホルダ本体 5 レンズユニット 6 ファインダ 18,78,87 EEPROM 54 液晶ディスプレイ 88 ホルダMPU 94 汎用表示部 96 カメラモニタ 99 トータルショットスイッチ 110,111,112,113 マーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 徳次 埼玉県朝霞市泉水3ー13ー45 富士写真フ イルム株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャッタの動作回数をトータルショット
    数として記憶するレンズ用記憶手段を内蔵した新タイプ
    のレンズユニット,前記レンズ用記憶手段を内蔵しない
    旧タイプのレンズユニットのいずれをも装着可能でミラ
    ー機構の動作回数をトータルショット数として記憶する
    カメラ本体用記憶手段を内蔵した新タイプのカメラ本体
    と前記新旧いずれのタイプのレンズユニットをも装着可
    能で前記カメラ本体用記憶手段を内蔵しない旧タイプの
    カメラ本体とのいずれにも着脱自在に取り付けられるホ
    ルダ本体を有し、この内部に写真フイルムが装填される
    フイルムホルダにおいて、 前記ホルダ本体に内蔵され、撮影毎に行われる巻上げ機
    構の動作回数をホルダ本体のトータルショット数として
    記憶するホルダ用記憶手段と、前記ホルダ本体に設けら
    れ、前記ホルダ本体が取り付けられているカメラ本体と
    通信することによりカメラ本体及びレンズユニットの各
    新旧を識別する識別手段と、前記カメラ本体が旧タイプ
    である場合には、前記ホルダ用記憶手段に記憶されてい
    るトータルショット数のみを読み出して表示手段に表示
    し、前記カメラ本体が新タイプでこれに装着されている
    レンズユニットが旧タイプの場合には、前記カメラ本体
    用記憶手段,前記ホルダ用記憶手段に記憶されている各
    トータルショット数を読み出してそれぞれ表示手段に表
    示し、前記カメラ本体が新タイプでこれに装着されてい
    るレンズユニットが新タイプの場合には、レンズユニッ
    トとカメラ本体とホルダ本体の各トータルショット数を
    それぞれ表示手段に表示するトータルショット数表示手
    段とを備えたことを特徴とするフイルムホルダ。
  2. 【請求項2】 シャッタの動作回数をトータルショット
    数として記憶するレンズ用記憶手段を内蔵した新タイプ
    のレンズユニット,前記レンズ用記憶手段を内蔵しない
    旧タイプのレンズユニットのいずれも装着可能でミラー
    機構の動作回数をトータルショット数として記憶するカ
    メラ本体用記憶手段を内蔵した新タイプのカメラ本体と
    前記新旧いずれのタイプのレンズユニットも装着可能で
    前記カメラ本体用記憶手段を内蔵しない旧タイプのカメ
    ラ本体とのいずれにも着脱自在に取り付けられ、内部に
    写真フイルムが装填されるホルダ本体と、このホルダ本
    体に内蔵され、撮影毎に行われる巻上げ機構の動作回数
    をトータルショット数として記憶するホルダ用記憶手段
    と、前記ホルダ本体に設けられ、前記レンズ用記憶手
    段,カメラ本体用記憶手段,ホルダ用記憶手段にそれぞ
    れ記憶されている各トータルショット数を読み出して表
    示手段に表示するトータルショット数表示手段とを備え
    たフイルムホルダにおいて、 前記ホルダ本体が取り付けられているカメラ本体と通信
    することによりカメラ本体及びレンズユニットの各新旧
    を識別し、前記カメラ本体が旧タイプである場合には、
    前記ホルダ本体のトータルショット数のみを表示し、前
    記カメラ本体が新タイプであってこれに装着されている
    レンズユニットが旧タイプである場合には、カメラ本体
    とホルダ本体の各トータルショット数を表示し、前記カ
    メラ本体が新タイプであってこれに装着されているレン
    ズユニットが新タイプである場合には、レンズユニット
    とカメラ本体とホルダ本体の各トータルショット数をそ
    れぞれ表示することを特徴とするフイルムホルダの制御
    方法。
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