JP2000122172A - 一眼レフカメラ - Google Patents

一眼レフカメラ

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JP2000122172A
JP2000122172A JP10293431A JP29343198A JP2000122172A JP 2000122172 A JP2000122172 A JP 2000122172A JP 10293431 A JP10293431 A JP 10293431A JP 29343198 A JP29343198 A JP 29343198A JP 2000122172 A JP2000122172 A JP 2000122172A
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JP
Japan
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mirror
camera body
camera
opening
lens
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JP10293431A
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English (en)
Inventor
Katsuji Ozawa
勝司 小澤
Hisashi Hamada
寿 浜田
Tokuji Sato
徳次 佐藤
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Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一眼レフカメラにおいて、誤操作による写真
フイルムの不用意な露光を防止する。 【解決手段】 モード切換ダイヤルの操作もしくはオー
トオフ制御によって電源スイッチがオフにされた場合、
本体制御部はフイルムホルダがカメラ本体に装着されて
いるか否かを検出する。フイルムホルダが装着されてい
る場合は、本体制御部はミラー検出センサの検出結果を
参照してミラーの状態を確認する。ミラーがファインダ
観察位置にない場合には、その後の誤ったレンズユニッ
トの取り外し操作による写真フイルムの不用意な露光防
止のため、本体制御部はミラーを降下させてファインダ
観察位置に移動させることにより遮光板でカメラ本体の
開口を光密に塞いだ後、LCDを非表示状態にしてカメ
ラ本体の電源をオフにする。フイルムホルダが装着され
てない場合、本体制御部はミラーを移動することなくL
CDを非表示状態にしてカメラ本体の電源をオフにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一眼レフカメラに関
し、更に詳しくは、誤操作による写真フイルムの不用意
な露光を防止する一眼レフカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ブローニーフイルムを使用する画面サイ
ズの大きな一眼レフカメラとして、レンズシャッタ式の
ブローニーカメラが知られている。このブローニーカメ
ラは、カメラ本体と、このカメラ本体に装着されるシャ
ッタ内蔵のレンズユニットと、写真フイルムを収納する
フイルムホルダと、自動露出機能を備えたAEファイン
ダ等の複数の撮影ユニットからなり、これらのユニット
を適宜に組み合わせることによって様々な条件の撮影に
対応することができるシステムカメラとなっている。
【0003】また、シャッタをカメラ本体に内蔵してい
ないブローニーカメラでは、ファインダ観察時における
フイルム面の遮光がミラーだけでは不十分であるため、
ミラーと連動して移動し、フイルム面直前のカメラ本体
に形成された開口をファインダ観察時に遮光する遮光板
がミラーの背後に設けられている。
【0004】一眼レフカメラの特徴であるミラーは、露
光が行われる直前にファインダ観察位置から撮影位置に
移動される。ミラーの移動機構には、バネ力を利用して
ミラーを跳ね上げるもの、あるいはマグネットを併用し
たもの、モータを利用したものなど種々知られている
が、いずれにせよ露光直前にミラーが急激に移動して振
動が発生しやすいため、カメラぶれの原因になりやす
い。
【0005】特に、望遠撮影やクローズアップ撮影等の
ように、わずかのカメラぶれも画質に悪影響を与える場
合には、予めミラーを撮影位置に移動させた状態にして
から撮影を行うミラーアップ撮影が効果的である。この
ため、ミラーアップ機構を備えた一眼レフカメラが市販
されている。また、ブローニーカメラは、小型の一眼レ
フカメラに比べて内蔵されているミラーが大きいため、
更にカメラぶれが発生しやすい。このため、ブローニー
カメラでは、ミラーアップ機構が必須となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な一眼レフカメラでは、ミラーアップしたまま電源スイ
ッチをオフにすると、ミラーは撮影位置に停止したまま
となる。また、なんらの操作も行うことなく長時間(例
えば15分)経過すると、自動的に電源スイッチがオフ
になるオートオフ制御機構が設けられた一眼レフカメラ
では、ミラーアップしたままで電源スイッチが自動的に
オフになることがある。このような場合に、ミラーアッ
プ状態であることを忘れて撮影レンズをカメラ本体から
取り外すという誤操作を冒すと、カメラ本体にシャッタ
を有しないブローニーカメラの場合には、フイルムホル
ダに装填された写真フイルムが露光位置に露呈されてい
るので、この写真フイルムが露光される。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するためのも
ので、誤操作による写真フイルムの不用意な露光を防止
できる一眼レフカメラを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明の一眼レフカメラは、カメラ本体のフイル
ム面直前に設けられ、被写体像をフイルム面に導く開口
と、この開口から撮影レンズ寄りのカメラ本体内に設け
られ、ファインダ観察位置と撮影位置との間で移動され
るミラーと、このミラーと前記開口との間に設けられ、
前記ミラーと連動して移動され、前記ミラーがファイン
ダ観察位置にあるとき前記開口を遮光するとともに前記
ミラーが撮影位置にあるとき前記開口を開放する遮光板
と、前記ミラーを強制的に移動させる際に操作されるミ
ラー操作スイッチと、前記カメラ本体に設けられ、カメ
ラ本体の電源をオン/オフする電源スイッチと、前記カ
メラ本体に着脱自在に取り付けられ、シャッタ装置と撮
影レンズが内蔵されたレンズユニットとを備えた一眼レ
フカメラにおいて、前記ミラーが撮影位置にある状態で
電源スイッチがオフにされた場合に、前記ミラー操作ス
イッチの状態に関わらず、強制的にミラーをファインダ
観察位置に移動させるものである。
【0009】また、カメラ本体のフイルム面直前に設け
られ、被写体像をフイルム面に導く開口と、この開口か
ら撮影レンズ寄りのカメラ本体内に設けられ、ファイン
ダ観察位置と撮影位置との間で移動されるミラーと、こ
のミラーと前記開口との間に設けられ、前記ミラーと連
動して移動され、前記ミラーがファインダ観察位置にあ
るとき前記開口を遮光するとともに前記ミラーが撮影位
置にあるとき前記開口を開放する遮光板と、前記ミラー
を強制的に移動させる際に操作されるミラー操作スイッ
チと、前記カメラ本体に設けられ、カメラ本体の電源を
オン/オフする電源スイッチと、前記カメラ本体に着脱
自在に取り付けられ、シャッタ装置と撮影レンズが内蔵
されたレンズユニットと、前記カメラ本体に着脱自在に
取り付けられ、写真フイルムが収納されるフイルムホル
ダとを備えた一眼レフカメラにおいて、前記フイルムホ
ルダがカメラ本体に装着され前記ミラーが撮影位置にあ
る状態で電源スイッチがオフにされた場合に、前記ミラ
ー操作スイッチの状態に関わらず、強制的にミラーをフ
ァインダ観察位置に移動させるものである。
【0010】また、前記電源スイッチは、手動によって
オフにされる他、オンのまま一定時間が経過した際に自
動的にオフにされるオートオフ制御によってもオフにさ
れるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図2は、本発明のレンズシャッタ
式一眼レフカメラ2の外観を示すものである。一眼レフ
カメラ2は、カメラ本体3と、このカメラ本体3の背面
側に取り付けられるフイルムホルダ4と、カメラ本体3
の前面側に取り付けられるレンズユニット5と、カメラ
本体3の上部に取り付けられるAEファインダ6等の各
種撮影ユニットとの組み合わせによって構成されるシス
テムカメラとなっている。
【0012】レンズユニット5は、焦点距離の異なるも
のが複数用意されており、これらを交換して利用するこ
とができる。また、AEファインダ6もカメラ本体3に
着脱自在とされており、使用目的に合わせてアングルフ
ァインダやウエストレベルファイダを装着できる。この
一眼レフカメラ2は、同様の構成の旧タイプのシステム
カメラに種々の機能改良を加えたものであり、旧タイプ
のレンズユニット,フイルムホルダ等の撮影ユニットを
使用できるように互換性がとられている。
【0013】カメラ本体3は、内部にミラー機構や制御
回路等が組み込まれた箱形状をしており、このカメラ本
体3の下部には、ピント調節を行うピント調節機構8が
取り付けられている。一眼レフカメラ2の側面図及び要
部断面図である図3に示すように、カメラ本体3の前面
側と背面側とには、それぞれ開口10,11が形成され
ている。前面側の開口10とピント調節機構8を構成す
るレンズボード12との間には、撮影光路を遮光するベ
ローズ13が取り付けられている。また、カメラ本体3
の背面側に形成された開口11には、フイルムホルダ4
が対面して取り付けられる。
【0014】上記レンズボード12の前面には、レンズ
ユニット5が取り付けられ、レンズボード12の上部に
設けられたロックレバー15によって固定される。レン
ズユニット5は、内部に撮影レンズ16と、電子式シャ
ッタ17と、この電子式シャッタ17の動作回数を記憶
するEEPROM(図示せず)とが内部に組み込まれて
いる。電子式シャッタ17は、レンズユニット5の外側
に設けられた絞りレバー19の操作によって絞り値が設
定されるが、カメラ本体3側の制御で駆動される。
【0015】また、レンズユニット5の背面側とレンズ
ボード12の前面側とには、レンズユニット5に組み込
まれた電子式シャッタ17等と、カメラ本体3内に組み
込まれたCPU等からなる本体制御部21(図4参照)
とを電気的に接続するための接点部22,23がそれぞ
れ設けられている。レンズボード12とカメラ本体3と
の間は、ベローズ13内に配線されたフレキシブルなコ
ードによって電気的に接続されている。
【0016】カメラ本体3内で、背面側の開口11の前
方には、開口11を光密に塞ぐ遮光板25と、被写体光
の光路を変更するミラー26と、これらを駆動するミラ
ー機構27とが配置されている。この遮光板25とミラ
ー26とは、軸着部28を回動中心として、開口11を
閉鎖するファインダ観察位置と、図中の矢印X方向に回
動して開口11を開放する撮影位置との間で移動自在と
されている。遮光板25とミラー26とがファインダ観
察位置にある際には、被写体光はミラー26に反射され
てカメラ本体3の上方に向かう。
【0017】カメラ本体3の上面には、ピントグラス2
9が嵌め込まれており、このピントグラス29には、フ
ァインダ観察位置にあるミラー26によって反射された
被写体光が入射して結像する。カメラ本体3の上部に
は、折り畳み式のウェストレベルファインダや、ピント
グラス26に結像された画像をアイレベルに変換するア
ングルファインダ、図示するAEファインダ6等が撮影
条件や用途に合わせて取り付けられる。
【0018】AEファインダ6は、ピントグラス29上
に結像された被写体光を屈曲させて正立正像で見られる
ようにするアングルファインダと同等のファインダ光学
系と、ピントグラス29上に結像された被写体光の輝度
を測定する受光素子(図示せず)とからなる。AEファ
インダ6のファインダ光学系には、絞り値やシャッタ速
度を表示する表示メータが組み込まれており、AEファ
インダ6を覗いたまま絞り値やシャッタ速度を確認する
ことができる。また、詳しくは図示しないが、AEファ
インダ6の下部とカメラ本体3の上面とには、AEファ
インダ6をカメラ本体3内の本体制御部21に電気的に
接続するとともに、カメラ本体3の電源をAEファイン
ダ6に供給するための接点部がそれぞれ設けられてい
る。
【0019】カメラ本体3の一方の側面には、シャッタ
速度の切り換えとAEモードの切り換えとを行うシャッ
タ速度調節ダイヤル32,一眼レフカメラ2の電源のオ
ン/オフとフイルム巻上げのモード切り換えとを行う電
源スイッチを兼ねたモード切換ダイヤル33,ミラー操
作スイッチ34,シャッタボタン35等が取り付けられ
た操作パネル36が設けられている。
【0020】前記ミラー操作スイッチ34は、例えばア
ップ側とダウン側との間でスライドされるスライド式と
なっており、アップ側にスライドさせると、ミラー機構
27が駆動してカメラ本体3内のミラー26がファイン
ダ観察位置から強制的に移動して撮影位置に固定され、
またダウン側にスライドさせると、ミラー26が撮影位
置からファインダ観察位置に復帰される。
【0021】また、カメラ本体3の上面でピントグラス
29の側方には、撮影可能か否か等のカメラの状態と、
電池残量,異常露出等の警告やエラー表示を行う液晶パ
ネル(LCD)37が設けられている。このLCD37
には、暗い場所でも表示内容を確認できるようにバック
ライトが組み込まれている。
【0022】また、カメラ本体3の操作パネル36の反
対側の側面には、一眼レフカメラ2の電源となるバッテ
リーパック(図示せず)が取り付けられる。なお、本実
施形態の一眼レフカメラ2では、バッテリーパックの代
わりにAC電源を用いることもできる。
【0023】ピント調節機構8は、カメラ本体3の下面
に取り付けられたベース部40と、このベース部40か
ら前方に向かって突出された一対のフォーカシングレー
ル41,42と、このフォーカシングレール41,42
に沿って移動自在とされ、上部にレンズボード12が取
り付けられたスライド部43とからなる。スライド部4
3の側方には、スライド部43をフォーカシングレール
41,42に沿って移動させる際に操作する操作ノブ4
4が回転自在に取り付けられている。この操作ノブ44
を回転操作すると、スライド部43がフォーカシングレ
ール41,42に沿って移動し、カメラ本体3とレンズ
ユニット5との距離を変化させることによりピント調節
が行われる。
【0024】レンズボード12は、スライド部43の上
部に取り付けられたフレーム部47に取り付けられてい
る。このフレーム部47は、スライド部43のスライド
方向と直交する左右方向でスライド自在であるとともに
回動自在とされている。また、レンズボード12は、フ
レーム部47の回動方向に対して直交する上下方向で回
動自在となるようにフレーム部47に取り付けられてい
る。これにより、一眼レフカメラ2は特別な装置を用い
ずにアオリ撮影を行うことができる。
【0025】フイルムホルダ4内には、ブローニーサイ
ズの写真フイルム49が装填されるフイルム装填室50
と、写真フイルム49への露光範囲を規定するアパーチ
ャー51とが設けられている。このアパーチャー51に
は、様々なサイズのマスクが取り付けられるようになっ
ており、撮影サイズが適宜変更できる。アパーチャー5
1の前方には、カメラ本体3からフイルムホルダ4を取
り外す際にカメラ本体3の開口11とアパチャー51と
の間を遮光する遮光蓋52が挿入される。この遮光蓋5
2は、撮影時にはフイルムホルダ4から抜き取られる。
【0026】また、フイルムホルダ4は、カメラ本体3
に対して撮影光軸を中心に回動自在とされており、一眼
レフカメラ2の位置を変えずにフイルムホルダ4を回転
させることで、撮影画面の縦横を切り換えることができ
る。また、このフイルムホルダ4の回動に連動して、ピ
ントグラス26の表示範囲も縦横が切り換えられる。
【0027】また、フイルムホルダ4内には、写真フイ
ルム49の1コマ目をアパーチャー51にセットすると
ともに、撮影ごとに写真フイルム49を1コマ分巻き上
げ、更に、全てのコマへの撮影終了後には写真フイルム
49を全て巻き上げるギヤやモータ等からなる巻上げ機
構53が組み込まれている。
【0028】また、カメラ本体3内の本体制御部21と
フイルムホルダ4内の制御回路とを電気的に接続できる
ように、カメラ本体3の背面側とフイルムホルダ4の前
面側とには接点部71,72がそれぞれ設けられてい
る。また、フイルムホルダ4の上面には、装填されてい
る写真フイルム49の各種情報や、一眼レフカメラ2の
情報を表示するLCD54と、このLCD54の表示を
切り換える操作パネル(図示せず)とが設けられてい
る。
【0029】図4は、一眼レフカメラ2の各ユニットの
回路構成を示すブロック図である。カメラ本体3内に
は、カメラ本体3の各部を制御するとともに、カメラ本
体3に接続されたレンズユニット5,フイルムホルダ
4,AEファインダ6を制御する本体制御部21が設け
られている。この本体制御部21は、CPU,RAM,
ROM,シャッタの駆動・制御を行う回路,フィルムホ
ルダ4,AEファインダ6との間で信号の入出力を制御
する回路,LCD37を駆動する回路,A/D変換器等
から構成されている。
【0030】この本体制御部21は、各撮影ユニットに
電気的に接続する接点部を介して、取り付けられている
撮影ユニットのタイプを自動的に識別し、取り付けられ
ている撮影ユニットに合った制御を行う。例えばフイル
ムホルダ4の場合には、本体制御部21は、接点部7
1,72を介してフイルムホルダ4内に組み込まれたC
PUに制御信号を送出する。フイルムホルダ4のCPU
は、この制御信号に対する応答信号を発生して本体制御
部21に入力する。本体制御部21は、この応答信号に
よってフイルムホルダ4の有無等を識別する。
【0031】また、カメラ本体3内には、前述したLC
D37,ミラー機構27,操作パネル36の他に、ミラ
ー機構27を駆動するモータ56,このモータ56を本
体制御部21の制御にしたがって駆動するドライバ5
7,ミラー機構27を構成するギヤ等の回転を検出して
遮光板25及びミラー26の位置や動作状態を検出する
ミラー検出センサ58,ミラー機構27の動作回数を記
憶するEEPROM59等が設けられている。
【0032】次に、上記実施形態の作用について図1及
び図5のフローチャートを参照して説明する。一眼レフ
カメラ2では、モード切換ダイヤル33によって電源が
オンされた時、及び各種スイッチ類が操作された時、並
びに撮影シーケンス中と、定期的なタイマ割り込みとに
よって、図1に示すフローチャートにしたがって電源ス
イッチ処理プログラムが起動する。
【0033】本体制御部21は、電源スイッチ処理プロ
グラムの起動時にモード切換ダイヤル33によって電源
スイッチがオンからオフにされたか、あるいはオフから
オンにされたかをチェックする。電源スイッチがオンか
らオフにされた場合には、本体制御部21は、まず接点
部71,72の接触状態からフイルムホルダ4がカメラ
本体3に装着されているか否かを検出し、フイルムホル
ダ4が装着されている場合には、ミラー検出センサ58
の検出結果を参照してミラー26の状態を確認する。こ
の時にミラー26がファインダ観察位置にない場合に
は、その後の誤ったレンズユニット5の取り外し操作に
よる写真フイルム49の不用意な露光防止のため、本体
制御部21はミラー26を降下させてファインダ観察位
置に移動させる。続いてLCD37を非表示状態にして
からカメラ本体3の電源が本当にオフにされる。
【0034】一方、フイルムホルダ4がカメラ本体3に
装着されてない場合には、写真フイルム49が露光され
るおそれがないため、またミラー26の移動によるバッ
テリーパックの消耗を防止するため、ミラー26の移動
は行わず、LCD37を非表示状態にしてからカメラ本
体3の電源をオフにする。
【0035】電源スイッチがオフからオンにされた場合
には、カメラ本体3に電源が投入され、本体制御部21
はLCD37を表示状態にしてからミラー検出センサ5
8の検出結果を参照してミラー26の状態を確認する。
この時にミラー26がファインダ観察位置にない場合に
は、本体制御部21はミラー26を降下させてファイン
ダ観察位置に移動させる。そして、ミラー操作スイッチ
34がアップ側に操作された場合には、本体制御部21
はモータ56によりミラー機構27を駆動してミラー2
6をファインダ観察位置から撮影位置へ移動させる。
【0036】電源スイッチがオンのままなんらの操作を
行わないで例えば15分経過すると、バッテリーパック
の消耗を防止するオートオフ処理プログラムが起動され
る。本体制御部21は、図5に示すフローチャートのシ
ーケンスに従って、まず接点部71,72の接触状態か
らフイルムホルダ4がカメラ本体3に装着されているか
否かを検出し、フイルムホルダ4が装着されている場合
には、ミラー26の状態を確認する。ミラー26がファ
インダ観察位置にない場合には、本体制御部21はミラ
ー26を降下させてファインダ観察位置に移動させた
後、LCD37を非表示状態にしてカメラ本体3の電源
をオフにする。また、フイルムホルダ4がカメラ本体3
に装着されていない場合やミラー26がファインダ観察
位置にある場合には、本体制御部21はミラーを移動さ
せることなく、LCD37を非表示状態にしてカメラ本
体3の電源をオフにする。
【0037】以上説明した実施形態では、電源スイッチ
のオフ操作でミラーの位置を調べ、ミラーをファインダ
観察位置に移動させるようにしたが、逆にミラーがファ
インダ観察位置になければ、電源スイッチのオフ操作を
禁止するようにしてもよい。また、ミラーがファインダ
観察位置にない場合に、レンズユニットの取り外しを禁
止する構成としてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の一眼レフ
カメラによれば、ミラーが撮影位置にある状態で手動も
しくはオートオフ制御によって電源スイッチがオフにさ
れた場合に、ミラー操作スイッチの状態に関わらず、強
制的にミラーをファインダ観察位置に移動させるので、
不用意にレンズユニットを取り外すという誤操作を冒し
た場合にも写真フイルムの露光を確実に防止できる。ま
た、着脱自在のフイルムホルダを備えた一眼レフカメラ
では、フイルムホルダがカメラ本体に装着され、かつミ
ラーが撮影位置にある状態で手動もしくはオートオフ制
御によって電源スイッチがオフにされた場合に、ミラー
操作スイッチの状態に関わらず、強制的にミラーをファ
インダ観察位置に移動させるので、不用意にレンズユニ
ットを取り外すという誤操作を冒した場合にもフイルム
ホルダに装填された写真フイルムの露光を確実に防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電源スイッチ処理のシーケンスを示すフローチ
ャートである。
【図2】一眼レフカメラの外観を示す斜視図である。
【図3】カメラの側面及び要部断面図である。
【図4】カメラの電気的構成を示すブロック図である。
【図5】オートオフ処理のシーケンスを示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
2 一眼レフカメラ 3 カメラ本体 4 フイルムホルダ 5 レンズユニット 21 本体制御部 26 ミラー 27 ミラー機構 33 モード切換ダイヤル 34 ミラー操作スイッチ 49 写真フイルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜田 寿 埼玉県朝霞市泉水3−13−45 富士写真フ イルム株式会社内 (72)発明者 佐藤 徳次 埼玉県朝霞市泉水3−13−45 富士写真フ イルム株式会社内 Fターム(参考) 2H054 CA14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体のフイルム面直前に設けら
    れ、被写体像をフイルム面に導く開口と、この開口から
    撮影レンズ寄りのカメラ本体内に設けられ、ファインダ
    観察位置と撮影位置との間で移動されるミラーと、この
    ミラーと前記開口との間に設けられ、前記ミラーと連動
    して移動され、前記ミラーがファインダ観察位置にある
    とき前記開口を遮光するとともに前記ミラーが撮影位置
    にあるとき前記開口を開放する遮光板と、前記ミラーを
    強制的に移動させる際に操作されるミラー操作スイッチ
    と、前記カメラ本体に設けられ、カメラ本体の電源をオ
    ン/オフする電源スイッチと、前記カメラ本体に着脱自
    在に取り付けられ、シャッタ装置と撮影レンズが内蔵さ
    れたレンズユニットとを備えた一眼レフカメラにおい
    て、 前記ミラーが撮影位置にある状態で電源スイッチがオフ
    にされた場合に、前記ミラー操作スイッチの状態に関わ
    らず、強制的にミラーをファインダ観察位置に移動させ
    ることを特徴とする一眼レフカメラ。
  2. 【請求項2】 カメラ本体のフイルム面直前に設けら
    れ、被写体像をフイルム面に導く開口と、この開口から
    撮影レンズ寄りのカメラ本体内に設けられ、ファインダ
    観察位置と撮影位置との間で移動されるミラーと、この
    ミラーと前記開口との間に設けられ、前記ミラーと連動
    して移動され、前記ミラーがファインダ観察位置にある
    とき前記開口を遮光するとともに前記ミラーが撮影位置
    にあるとき前記開口を開放する遮光板と、前記ミラーを
    強制的に移動させる際に操作されるミラー操作スイッチ
    と、前記カメラ本体に設けられ、カメラ本体の電源をオ
    ン/オフする電源スイッチと、前記カメラ本体に着脱自
    在に取り付けられ、シャッタ装置と撮影レンズが内蔵さ
    れたレンズユニットと、前記カメラ本体に着脱自在に取
    り付けられ、写真フイルムが収納されるフイルムホルダ
    とを備えた一眼レフカメラにおいて、 前記フイルムホルダがカメラ本体に装着され前記ミラー
    が撮影位置にある状態で電源スイッチがオフにされた場
    合に、前記ミラー操作スイッチの状態に関わらず、強制
    的にミラーをファインダ観察位置に移動させることを特
    徴とする一眼レフカメラ。
  3. 【請求項3】 前記電源スイッチは、手動によってオフ
    にされる他、オンのまま一定時間が経過した際に自動的
    にオフにされるオートオフ制御によってもオフにされる
    ことを特徴とする請求項1または2記載の一眼レフカメ
    ラ。
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