JPH11305278A - 像振れ補正カメラ及び像振れ補正カメラの制御方法 - Google Patents

像振れ補正カメラ及び像振れ補正カメラの制御方法

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JPH11305278A
JPH11305278A JP10109906A JP10990698A JPH11305278A JP H11305278 A JPH11305278 A JP H11305278A JP 10109906 A JP10109906 A JP 10109906A JP 10990698 A JP10990698 A JP 10990698A JP H11305278 A JPH11305278 A JP H11305278A
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JP
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driving
movable mirror
camera
image
mirror
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JP10109906A
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English (en)
Inventor
Masahiro Hayakawa
正浩 早川
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Pentax Corp
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レンズや鏡筒設計上の制約が少ない像振れ補
正カメラ及びその制御方法を提供する。 【構成】 カメラ本体と、このカメラ本体内の焦点面に
結像させる撮影レンズを有するカメラにおいて、上記カ
メラ本体内の光路上に、少なくとも一つの可動ミラーを
設け、カメラに加わる振れの大きさと方向を検出するセ
ンサと、上記センサで検出した振れの大きさと方向に応
じて、上記可動ミラーを、焦点面上の画像位置が該焦点
面と平行な平面内において所定の方向に移動するように
駆動するミラー駆動機構とを備える。また、カメラは自
動合焦機構を備え、像振れ補正時における可動ミラーの
初期位置からの駆動方向と駆動量を検出し、該可動ミラ
ーの駆動方向と駆動量を自動合焦機構にフィードバック
し、自動合焦機構が可動ミラーの駆動で生じるカメラ本
体内の光路長の変化を合焦動作において補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、カメラに加わった振れから生じ
る画像振れを補正することが可能なカメラ及びその制御
方法に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】光学機器の像振れ補正機構
では、撮影光学系内に設けた可変頂角プリズムのプリズ
ム角度を制御するタイプや、撮影レンズの一部または全
部を光軸と直交する平面方向へ移動させるものが提案さ
れている。このような従来の光学機器の像振れ補正機構
をカメラに適用すると、振れ補正用の光学部材はレンズ
鏡筒内に設けられるので、レンズ鏡筒の大型化が避けら
れない。また鏡筒内に像振れ補正機構を設けると、シャ
ッタ機構、ズーム機構、レンズ構成等に制約を受けるこ
とが多い。特にレンズ交換式のカメラでは、レンズ鏡筒
内に像振れ補正機構を配することは実際的でない。ま
た、像振れ補正に際して光学部材を駆動すると光路長が
変化し、ピントずれが生じる場合がある。
【0003】
【発明の目的】本発明は、レンズや鏡筒設計上の制約が
少ない像振れ補正カメラを提供することを目的とする。
本発明はまた、像振れ補正動作によるピントずれが生じ
ない像振れ補正カメラ及びその制御方法を提供すること
を目的とする。
【0004】
【発明の概要】上記目的を達成するため本発明は、カメ
ラ本体と、このカメラ本体内の焦点面(像面)に結像さ
せる撮影レンズを有するカメラにおいて、上記カメラ本
体内の光路上に、少なくとも一つの可動ミラーを設け、
カメラに加わる振れの大きさと方向を検出するセンサ
と、上記センサで検出した振れの大きさと方向に応じ
て、上記可動ミラーを、焦点面上の画像位置が該焦点面
と平行な平面内において所定の方向に移動するように駆
動するミラー駆動機構とを備えたことを特徴としてい
る。
【0005】この像振れ補正カメラはさらに、上記可動
ミラーの初期位置と駆動位置を検出するミラー位置検出
手段、被写体距離に応じて合焦動作を行う自動合焦機
構、および上記ミラー位置検出手段で得た可動ミラーの
初期位置からの駆動方向と駆動量を、上記自動合焦機構
にフィードバックするフィードバック手段を備え、上記
自動合焦機構は、可動ミラーの駆動で生じるカメラ本体
内の光路長の変化を合焦動作において補正することが望
ましい。
【0006】自動合焦機構は、撮影レンズの一部を構成
する、光軸方向に移動可能に支持された合焦用レンズ
と、被写体距離情報を得る測距手段と、測距手段による
被写体距離情報に基づいて上記合焦用レンズの光軸方向
の移動位置を決定する合焦制御手段と、この合焦制御手
段の駆動信号に基づいて合焦用レンズを駆動するアクチ
ュエータとを備え、上記可動ミラーの駆動方向および駆
動量は合焦制御手段にフィードバックされ、該合焦制御
手段が、被写体距離情報に可動ミラーの駆動で生じる光
路長の変化分を加味して合焦用レンズの移動位置を決定
することが好ましい。また自動合焦機構は、カメラ本体
内の焦点面に配置された撮影記録媒体を焦点面と直交す
る方向に進退移動可能に支持する構造であり、被写体距
離情報とフィードバックされた可動ミラーの駆動方向お
よび駆動量とに基づいて、この撮影記録媒体の移動位置
を決定するように構成してもよい。このとき撮影記録媒
体は、焦点面と直交する方向に移動可能に支持されたフ
ィルム、あるいはイメージセンサであることが好まし
い。
【0007】像振れ補正カメラはさらに、上記可動ミラ
ーの駆動に起因するカメラ本体内の光路長の変化分を補
正するための補正値がテーブルデータとして記憶された
記憶手段を備えており、上記の合焦制御手段は、フィー
ドバックされた可動ミラーの駆動方向と駆動量に基づい
て、上記記憶手段に記憶されたテーブルデータより所定
の補正値を得て、該補正値を加味して合焦用レンズある
いは撮影記録媒体の合焦方向での移動位置を決定するこ
とが好ましい。
【0008】像振れ補正カメラはまた、カメラ本体内
に、一対の上記可動ミラーと、この一対の可動ミラーを
それぞれ駆動して、焦点面上の画像位置を該焦点面と平
行な平面内において異なる方向に移動させる一対のミラ
ー駆動機構を設け、上記フィードバック手段は、一対の
可動ミラーのそれぞれの駆動方向と駆動量を上記自動合
焦機構にフィードバックし、上記自動合焦機構は、該一
対の可動ミラーを合わせて駆動したときのカメラ本体内
の光路長の変化を合焦動作において補正するように構成
することもできる。このとき上記の記憶手段には、一対
の可動ミラーの駆動に起因するカメラ本体内の光路長の
変化分を補正するための補正値がテーブルデータとして
記憶されていることが好ましい。
【0009】ミラー駆動機構は、上記センサで検出した
振れの大きさと方向に応じて可動ミラーを駆動するパル
スモータを備えており、上記ミラー位置検出手段は、可
動ミラーの指標を検知して可動ミラーの初期位置を検出
するセンサと、上記パルスモータの駆動パルス数から可
動ミラーの駆動位置を検出する手段を有していることが
好ましい。
【0010】以上において、ミラー駆動機構は、可動ミ
ラーを入射光束の光軸方向に直進移動可能に支持する直
進案内機構と、上記センサで検出した振れの大きさと方
向に応じて可動ミラーを直進駆動し、反射光束を平行移
動させるアクチュエータとを備えた構成とすることがで
きる。またミラー駆動機構は、可動ミラーを入射光束と
反射光束の光軸を含む平面と直交する回動中心で回動可
能に支持する回動支持機構と、上記センサで検出した振
れの大きさと方向に応じて可動ミラーを回動し、反射光
束を偏向させるアクチュエータとを備えるように構成し
てもよい。
【0011】本発明はまた、カメラ本体と、このカメラ
本体内の焦点面に結像させる撮影レンズと、被写体距離
に応じて合焦動作を行う自動合焦機構を有する像振れ補
正カメラの制御方法に関しており、カメラ本体内の光路
上に、少なくとも一つの可動ミラーを設け、カメラに加
わった振れの大きさと方向を検出するステップと、検出
された振れの大きさと方向に応じて上記可動ミラーを駆
動して焦点面上の画像位置を移動させ、焦点面上での画
像振れを補正するステップと、この可動ミラーの初期位
置から像振れ補正位置への駆動方向と駆動量を検出する
ステップと、上記可動ミラーの駆動方向および駆動量
を、上記自動合焦機構にフィードバックするステップ
と、フィードバックされた可動ミラーの駆動方向および
駆動量に基づき、上記自動合焦機構が、可動ミラーの駆
動で生じるカメラ本体内の光路長の変化を合焦動作にお
いて補正するステップとを有することを特徴としてい
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明による像振れ補正カ
メラの光学系の一実施形態を示している。カメラ10
は、レンズ鏡筒11とカメラ本体13からなっており、
レンズ鏡筒11内には撮影レンズ12が配されている。
撮影レンズ12の後方のカメラ本体13内には、初期状
態(非駆動状態)において、該撮影レンズ12からの光
束をカメラ本体13内の上方に向けて略垂直に反射する
平面状の可動ミラー14が設置されている。可動ミラー
14で反射された光束は、該可動ミラー14の上方を通
るフィルム16(焦点面)上に結像される。つまりカメ
ラ10の撮影光学系は、撮影レンズ12から可動ミラー
14までの光軸OTと、可動ミラー14からフィルム面
(焦点面)までの光軸OMを有し、光軸OTと光軸OM
は互いに直交する関係にある。
【0013】カメラ本体13内には、それぞれ不図示の
フィルムパトローネ収納室とフィルム巻上スプール室が
焦点面を挟む左右位置に設けられており、フィルムパト
ローネから送り出されて巻上スプールに巻き上げられる
フィルム16は、その撮影画面17が撮影光学系の焦点
面上を通る。図1から明らかなように、本実施形態のカ
メラ10では、横長の撮影画面17の上下方向はカメラ
10の上下方向とは一致せず、撮影画面17の上下方向
(短辺方向)をxで示し、左右方向(長辺方向)をyで
示している。撮影レンズ12が上下方向に変位して光軸
ブレが発生した場合、フィルム面(焦点面)上において
撮影画面17の上下方向(x方向)の画像振れが発生
し、撮影レンズ12が左右方向に変位した場合には、フ
ィルム面(焦点面)上において撮影画面17の左右方向
(y方向)の画像振れが発生する。なお本実施形態で
は、フィルム16のような銀塩フィルムを用いたカメラ
に基づいて本発明を説明しているが、本発明のカメラは
これに限定されるものではなく、後述の実施形態(図1
1)のようにフィルムに代えて撮像素子が配置されてい
る電子スチルカメラ等に適用することも可能である。
【0014】フィルム16の一側部には複数のパーフォ
レーション18が所定間隔で形成され、該パーフォレー
ション18にフィルム送りスプロケット20が噛み合っ
ている。フィルム送りスプロケット20は、スプロケッ
ト用パルスモータ21によって回転駆動され、その正逆
の回転によって、フィルム16が撮影画面17の長手方
向(y方向)に進退駆動される。フィルム16には、撮
影画面17を挟んでパーフォレーション18と反対側の
位置にも複数のパーフォレーション22が形成されてお
り、このパーフォレーション22の近傍には、フィルム
位置センサ23が配設されている。フィルム位置センサ
23は、パーフォレーション22をカウントしてフィル
ム16の駆動位置(駆動量)を検出することができる周
知のセンサである。
【0015】可動ミラー14は、図2に示す構造によ
り、反射角を変化させることなく光軸OTと平行な方向
に直進移動可能に支持されている。この可動ミラー14
の駆動機構を図2に示す。可動ミラー14の一側部に
は、ねじ孔24が光軸OTと平行な方向へ形成されてい
て、このねじ孔24には可動ミラー用パルスモータ25
のドライブシャフト26が挿入されている。ドライブシ
ャフト26の外周面には、ねじ孔24に噛み合う雄ねじ
が形成されている。また可動ミラー14の反対側の側部
にはガイド突起27が設けられ、該ガイド突起27は、
カメラ本体13内に光軸OTと平行な方向に形成したガ
イドレール28に摺動可能に嵌まっている。
【0016】以上の構造から、可動ミラー用パルスモー
タ25のドライブシャフト26が正逆に回転すると、ド
ライブシャフト26の雄ねじとねじ孔24を介して可動
ミラー14に移動力が加わり、ガイドレール28にガイ
ド突起27が案内されて可動ミラー14が光軸OTと平
行な方向に反射角を変えずに移動する。可動ミラー14
には指標31が設けられており、この指標31を可動ミ
ラー位置センサ30によって検知することによって可動
ミラー14の初期位置を検出することができる。また後
述するように、可動ミラー14の駆動量及び駆動方向は
CPU40で可動ミラー用パルスモータ25の駆動パル
ス数として演算され、該駆動パルス数を含んだ駆動信号
が像振れ補正用モータドライバ39から可動ミラー用パ
ルスモータ25に供給される。よって、可動ミラー14
の初期位置からの駆動位置(駆動量及び駆動方向)は、
可動ミラー用パルスモータ25に供給される駆動信号に
含まれる駆動パルス数を参照することで得ることができ
る。
【0017】図3に示すように可動ミラー14を光軸O
Tと平行な方向に駆動すると、光軸OMがカメラ本体1
3の前後方向に平行移動され、フィルム面上における画
像位置が撮影画面17の上下方向(x方向)へ移動す
る。本実施形態の光学系では、可動ミラー14が前方に
駆動されると撮影画面17の上方に画像が移動し、可動
ミラー14が後方に駆動されると撮影画面17の下方に
画像が移動する。
【0018】カメラ10の振れによって撮影レンズ12
が上下方向に変位して光軸ブレが発生した場合、フィル
ム面(焦点面)上において撮影画面17の上下方向(x
方向)の画像振れが発生する。従って、フィルム面に対
する画像の位置が、上下方向に生じる画像振れと反対方
向に同量変位されるように可動ミラー14を駆動するこ
とによって、撮影光軸の振れをキャンセルし、フィルム
面上の画像を不動にすることができる。
【0019】一方、カメラ10の左右方向に加わった振
れは、フィルム面(焦点面)上において撮影画面17の
左右方向(y方向)の画像振れとなる。本実施形態のカ
メラ10では、フィルム送りスプロケット20を回転駆
動してフィルム16をy方向に所望の量だけ進退させる
ことが可能であり、フィルム16が進退すると、焦点面
上の画像に対して、撮影画面17がその左右方向(y方
向)に相対的に移動される。よってカメラ10に左右方
向の振れが加わったときには、該振れにより生じるフィ
ルム面上でのy方向の画像振れに対して、反対方向に同
量だけ画像と撮影画面17の相対位置が変位されるよう
にフィルム16を駆動すれば、撮影光軸の左右方向の振
れがキャンセルされ、フィルム面上の画像を不動にする
ことができる。
【0020】以上の可動ミラー14とフィルム16を合
わせて駆動制御すれば、撮影レンズ12の光軸OTと直
交する面方向にカメラ振れが生じたとき、フィルム面上
での画像位置をx、y方向に移動させて二次元的に像振
れを補正することが可能である。この制御過程について
は後述する。
【0021】カメラ10はまた、図4に示す次のような
自動合焦(AF)機構を有している。撮影レンズ12の
一部は、光軸OTと平行な方向に移動可能なAF用レン
ズ32として構成されている。このAF用レンズ32
は、AFモータ33によって光軸OT方向に位置を異な
らせて複数設定した分割段数位置のいずれかに駆動さ
れ、その移動位置はAFレンズ位置センサ34で検知さ
れる。カメラ10はまたAFセンサ35を備えており、
測距スイッチ36が操作されると被写体距離情報を得る
ことができる。このようなAFセンサは、被写体の距離
を測定するタイプや、デフォーカス量を測定するタイプ
等が提案されている。測距スイッチ36は、一般的なA
Fカメラのようにレリーズボタンの半押し状態でオンさ
れるように構成できる。AFセンサ35で得られた被写
体距離情報はCPU40に入力され、CPU40は該入
力値に基づいて、フィルム面に焦点が合うように必要な
AF用レンズ32の移動位置(AFレンズ位置センサ3
4で検出される現状の移動位置からの移動量)を計算し
てAFモータドライバ37に駆動信号を送り、AFモー
タ33がAF用レンズ32を所望の分割段数位置に駆動
し、これにより合焦動作が行われる。このような自動合
焦機構は周知のものである。
【0022】以上のカメラ10における像振れ補正の制
御について説明する。カメラ本体13内には、撮影レン
ズ12の光軸OTと直交する平面内において互いに直交
する2軸(カメラの上下軸と左右軸)周りにおけるカメ
ラ本体13の移動角速度を検出するための振れ検知セン
サ38が設けられており、カメラ10に加わった振れの
大きさと方向は、この振れ検知センサ38によって検知
される。
【0023】前述の通り、可動ミラー14を光軸OTと
平行な方向に進退することによって、撮影画面17の上
下方向(x方向)に画像位置が移動し、フィルム16を
巻上または巻戻方向に進退させることによって、撮影画
面17の左右方向(y方向)に画像位置が相対的に移動
する。そこでCPU40は、振れ検出センサ38の検出
した2軸方向の振れの角速度を時間積分して移動角度を
求め、該移動角度から焦点面上でのx、y方向の像の移
動量を演算すると共に、この像振れをキャンセルするた
めの可動ミラー14とフィルム16の駆動量及び駆動方
向をそれぞれ演算する。本実施形態においては、カメラ
本体の移動角速度とこれに対して振れ補正を行うための
ミラー駆動量及びフィルム進退量(各パルスモータ2
5、21の駆動パルス数)とが予めテーブルデータとし
て、予めEEPROM45に記憶されている。そして、
このテーブルデータに基づいて、CPU40が像振れ補
正に必要な可動ミラー14とフィルム16の駆動量を得
て、像振れ補正用モータドライバ39が可動ミラー用パ
ルスモータ25とスプロケット用パルスモータ21に駆
動信号を送り、可動ミラー14とフィルム16を駆動制
御する。これにより、可動ミラー14とフィルム16は
それぞれ、撮影光軸の振れをキャンセルするべく所定方
向に所定量駆動され、フィルム面上での画像位置が一定
に保たれる。
【0024】但し、図3に示すように、例えばx方向の
像振れを補正するために可動ミラー14が実線で表す初
期位置から二点鎖線で示す位置まで後方へα1駆動され
ると、撮影レンズ12の後端からフィルム面までの光路
長は、可動ミラー14の駆動量α1分だけ長くなる。つ
まり、可動ミラー14を駆動して像振れ補正を行うと光
路長が変化し、ピントがずれる。本発明の像振れ補正カ
メラは、この可動ミラー14の駆動に伴う光路長の変化
を考慮して前述の合焦動作を行う。
【0025】上記のEEPROM45には、前述のカメ
ラ本体の移動角速度とミラー駆動量及びフィルム進退量
のテーブルデータの他に、可動ミラー14の駆動に起因
する光路長変化分を補正するためのAF補正値がテーブ
ルデータとして格納されている。前述のように、可動ミ
ラー14の初期位置からの駆動量及び駆動方向は、可動
ミラー用パルスモータ25に供給される駆動信号に含ま
れる駆動パルス数を参照することで得ることができ、C
PU40は、この可動ミラー14の駆動データからEE
PROM45のテーブルデータを参照して可動ミラー1
4の駆動位置に応じたAF補正値を得る。このAF補正
値が、被写体距離情報に基づくAF用レンズ32のレン
ズ駆動量に加味されて、最終的なAF用レンズ32の駆
動信号として、AFモータドライバ37に供給される。
なおAF用レンズ32の移動位置決定には、AFレンズ
位置センサ34で検出されるAF用レンズ32の現状位
置データもフィードバックされ、該現状位置からの移動
量としてAFモータドライバ37からAFモータ33に
駆動信号が送られる。そして合焦動作時に、以上の制御
を経て決定された移動位置にAF用レンズ32を駆動す
る。以上のように制御することにより、可動ミラー14
が駆動されて光路長の変化が生じても焦点面は前後せず
にフィルム面と一致し、インフォーカス状態で撮影を行
うことができる。なお図3では可動ミラー14が後方に
駆動されるものとしたが、可動ミラー14を初期位置か
ら前方に駆動したときも同様のピント調整が可能である
ことは言うまでもない。
【0026】図5に可動ミラーの駆動機構の異なる形態
を示す。可動ミラー14’は、光軸OTと光軸OMを含
む平面と直交する回動軸41によって回動可能に支持さ
れており、この回動軸41の周囲には、該回動軸41を
中心とするウォームホイール42が形成されている。ウ
ォームホイール42には、可動ミラー用パルスモータ2
5’の出力軸に設けたウォームギヤ43が噛み合ってい
て、可動ミラー用パルスモータ25’を起動してウォー
ムギヤ43を回転させると、ウォームギヤ43とウォー
ムホイール42の関係によって回転力が直交変換され、
可動ミラー14’が回動軸41を中心として回動され
る。可動ミラー14’は、光軸OTに対する反射角が9
0度の状態が初期角度位置であり、可動ミラー14’に
設けた指標44を可動ミラー位置センサ30’で検知す
ることによって該初期角度位置を検出することができ
る。そして、この初期角度位置からの可動ミラー14の
回動位置(駆動量及び駆動方向)は、可動ミラー用パル
スモータ25’に供給される駆動信号に含まれる駆動パ
ルス数を参照することで得ることができる。図6に示す
ように、可動ミラー14’が回動して反射角が変化する
と反射光束がx方向に偏向される。これにより、フィル
ム面上での画像位置が撮影画面17の上下方向(x方
向)に変位する。つまり、図5の形態でもカメラ10に
加わる上下方向の振れを原因とする像振れを補正するこ
とができる。この駆動形態では、上記のEEPROM4
5に書き込むミラー駆動量に関するテーブルデータは、
ミラーが回動する場合に対応したものとすればよい。
【0027】本駆動形態では、可動ミラー14’の初期
角度位置が光路長が最も短く、該初期角度位置からの可
動ミラー14’の回動量が大きくなるほど、可動ミラー
14’からフィルム面までの光路長が長くなるが、ミラ
ー駆動に際してのピント補正に関しては可動ミラー14
を用いた場合と同様の制御で行うことができる。
【0028】つまり、可動ミラー14’が初期角度位置
から回動したときの光路長の変化率は光学系の設計段階
で分かるので、この可動ミラー14’の回動に起因する
光路長変化分を補正するためのAF補正値をテーブルデ
ータとしてEEPROM45に予め格納しておく。例え
ばフィルム面上での画像位置をx方向にα2移動させる
とき(図6)の第1可動ミラー14’の回動量は、可動
ミラー用パルスモータ25’に供給される駆動信号に含
まれる駆動パルス数を参照することで得ることができる
から、この回動量(駆動パルス数)とAF補正値のテー
ブルデータを対照させて所定のAF補正値を得る。そし
て、被写体距離情報に応じたAF用レンズ32の移動量
に、可動ミラー14’の回動に起因する光路長変化分を
補正するためのAF補正値を加味してAF用レンズ32
の移動位置を決定し、最終的に決定された駆動信号によ
って合焦動作時にAF用レンズ32を駆動すれば、像振
れ補正時にもピントずれのない撮影が可能となる。
【0029】図7は像振れ補正カメラの異なる実施形態
を示す。このカメラ50は、撮影画面の上下方向の画像
振れを上記の可動ミラー14と同様の第1可動ミラー5
1の駆動で補正し、左右方向の画像振れをカメラ本体1
3内に設置した第2可動ミラー52の駆動で補正するも
のである。先の実施形態と共通する部材は同符号で示し
ている。
【0030】第1可動ミラー51は、撮影レンズ12か
らの光束を略直角に上方に反射する。第1可動ミラー5
1の上方に設置された平面状の第2可動ミラー52は、
さらに光束をカメラ本体13内の右方へ略垂直に反射
し、該反射光束はフィルム16上(焦点面)に結像され
る。つまりカメラ50の撮影光学系は、撮影レンズ12
から第1可動ミラー14までの光軸OT、第1可動ミラ
ー51から第2可動ミラー52までの光軸OM1、第2
可動ミラー52からフィルム面(焦点面)までの光軸O
M2を有し、各光軸はそれぞれが互いに直交する関係に
ある。フィルム16は、撮影画面17が撮影光学系の焦
点面を通るように、カメラ本体13の上下方向に給送さ
れる。
【0031】第1可動ミラー51は、上記実施形態にお
ける可動ミラー14と同一構造の駆動機構によって、光
軸OTと平行な方向へ反射角を変化させずに進退可能に
支持されている。第2可動ミラー52も同様の駆動機構
によって、光軸OM1と平行な方向へ反射角を変化させ
ずに進退可能に支持されている。第1可動ミラー51と
第2可動ミラー52の初期位置は、第1可動ミラー位置
センサ53と第2可動ミラー位置センサ54(図9)に
よって検知される。
【0032】第1可動ミラー51を光軸OTと平行な方
向に移動させたときにフィルム面上で生じる画像の移動
は、先の実施形態と同じく横長の撮影画面17の上下方
向(x方向)である。一方、第2可動ミラー52を光軸
OM1と平行な方向に移動させたときには、図8に示す
ように撮影画面17の左右方向(y方向)に画像位置が
移動する。従って、第1、第2可動ミラー51、52の
駆動方向および駆動量を適宜制御することで、フィルム
面上においてx、y方向へ二次元的に画像位置を移動さ
せて像振れ補正を行うことができる。
【0033】図9に示すように、第1可動ミラー51を
進退駆動する第1可動ミラー用パルスモータ55と、第
2可動ミラー52を進退駆動する第2可動ミラー用パル
スモータ56は、それぞれミラーモータドライバ57に
より駆動制御されている。カメラ50の像振れ補正の制
御は先の実施形態と同様に行うことができ、振れ検知セ
ンサ38で検知されたカメラ振れの大きさと方向に応じ
て、上下方向の振れ成分を打ち消すための第1可動ミラ
ー51の駆動方向および駆動量と、左右方向の振れ成分
を打ち消すための第2可動ミラー52の駆動方向および
駆動量を、CPU40がEEPROM45に格納された
テーブルデータから得て、ミラーモータドライバ57を
介して第1、第2可動ミラー用パルスモータ55、56
に駆動信号を送る。該駆動信号に基づきミラー51、5
2がそれぞれ進退駆動され、フィルム面上での画像位置
が一定に保たれる。
【0034】本実施形態では、第1可動ミラー51の駆
動に加え、第2可動ミラー52の駆動によっても光路長
が変化するので、合焦動作時には、両ミラー51、52
の駆動による光路長の変化分に応じたピント調整を行う
ことが特に望ましい。例えば、x方向の像振れ補正のた
めに、第1可動ミラー51が図3の可動ミラー14と同
様に光軸OTと平行な方向へ後方にα1駆動され、y方
向の像振れ補正のために、第2可動ミラー52が光軸O
M1と平行な方向において後方にβ1(図8)駆動され
たとすると、両可動ミラー51、52の駆動量の和(α
1+β1)だけ光路長が長くなり、可動ミラーが1つの
場合よりピントずれが大きくなる。反対に、第1可動ミ
ラー51、第2可動ミラー52がそれぞれ光軸OT、O
M1と平行な方向に関して前方に駆動されると、両ミラ
ーの駆動量の和だけ光路長が短くなり、やはり可動ミラ
ーが1つの場合よりピントずれは大きい。また、第1可
動ミラー51と第2可動ミラー52がそれぞれ光軸OT
と光軸OM1に関して前後反対方向に駆動されたときに
は、その駆動量の差だけ光路長が変化する。いずれの場
合も各可動ミラー51、52の駆動方向と駆動量は、第
1可動ミラー位置センサ53と第2可動ミラー位置セン
サ54で検出する初期位置と、第1可動ミラー用パルス
モータ55と第2可動ミラー用パルスモータ56に供給
される駆動信号に含まれる駆動パルス数を参照すること
で得ることができるので、これを前述の手法でAF用レ
ンズ32の移動位置の決定にフィードバックし、一対の
可動ミラー51、52の駆動に起因する光路長変化分を
補正するためのAF補正値を加味してAF用レンズ32
の駆動信号を生成すれば、像振れ補正に伴う光路長の変
化によるピントずれを防ぐことができる。
【0035】図7では一対の第1可動ミラー51、第2
可動ミラー52は光軸と平行に直進駆動されるものとし
たが、図10に示すように、該一対のミラーは回動して
反射光束を偏向させる形態とすることも可能である。こ
の場合、第1可動ミラー51’は、前述の可動ミラー1
4’と同じく光軸OT、光軸OM1を含む平面と直交す
る回動中心で回動される構成にすればよい。一方、第2
の可動ミラー52’は、光軸OM1と光軸OM2を含む
平面と直交する回動中心で回動するように支持され、実
線で示す初期角度位置では光束を略直角に反射し、該初
期角度位置から回動すると反射光束が偏向され、フィル
ム16への光束の到達位置がy方向に変位するように構
成されている。例えば図10では、第2可動ミラー5
2’の回動により、フィルム面上への光軸OM2の到達
位置がy方向にβ2移動される。従って、第1可動ミラ
ー51’と第2回動ミラー52’を連動させれば、フィ
ルム面上でx、y方向に画像位置を移動させて二次元的
に像振れ補正を行うことができる。
【0036】このように一対の可動ミラーが回動する形
態においても、x方向の画像振れを補正するために第1
可動ミラー51’を回動し、y方向の画像振れを補正す
るために第2可動ミラー52’を回動すると光路長が変
化する。そこで前述の手法を用いて、各可動ミラーの初
期位置からの回動量(駆動パルス数)からAF補正値を
得て自動合焦機構にフィードバックし、該一対の可動ミ
ラー51’、52’の回動で生じる光路長の変化を考慮
してAF用レンズ32による合焦動作を行えばピントず
れを防ぐことができる。
【0037】図7の光学配置では、その駆動形態に関わ
らず、第1可動ミラーが上下方向の像振れを補正し、第
2可動ミラーが左右方向の像振れを補正する。よって第
1の可動ミラーと第2の可動ミラーで駆動機構を異なら
せた組み合わせにすることも可能である。例えば、図8
のように上側の第2可動ミラー(52)を光軸OM1と
平行な方向に直進駆動させるとき、下側の第1可動ミラ
ーは回動する方式であってもよい。反対に、図10のよ
うに上側の第2可動ミラー(52’)が回動方式である
とき、下側の第1可動ミラーは光軸OTと平行な方向に
進退する方式であってもよい。いずれの組み合わせにし
ろ、一対の可動ミラーの初期位置を検出するセンサと、
該一対の可動ミラーに供給される駆動信号に含まれる駆
動パルス数を参照することで、補正すべきの光路長の変
化を知ることができるから、一対の可動ミラーの駆動デ
ータを自動合焦機構にフィードバックしてAF用レンズ
32の駆動信号を生成すれば、合焦動作時に、像振れ補
正に伴うピントずれを補正することが可能である。
【0038】図11は、撮影レンズ12の後方に設置し
た可動ミラー61によって、カメラ60の左右方向に加
わった振れ補正を行う形態を示している。可動ミラー6
1は、撮影レンズ12からの光束(光軸OT)を、カメ
ラ正面から見て左方に略直角に反射する(光軸OM)よ
うにカメラ本体13内に設置されている。光学系の焦点
面位置にはフィルムに代えて周知のイメージセンサ62
が設けられている。図11ではイメージセンサ62を介
して観察(記録)される画像の上下方向をx、左右方向
をyで示している。
【0039】可動ミラー61は、前述の可動ミラー14
と同様に、反射角を変えずに光軸OTと平行な方向(矢
印A方向)へ直進移動することが可能に支持されてい
る。可動ミラー61が光軸OTと平行な方向に進退する
と、反射光束がy方向に平行移動し、イメージセンサ6
2の受光面上での画像位置が左右方向に変化する。一
方、イメージセンサ62はx方向に移動可能に支持され
ていて、イメージセンサ用パルスモータ63で該方向へ
駆動することによって、その受光面と該受光面上の画像
の相対位置を、該画像の上下方向に変化させることがで
きる。イメージセンサ62をx方向に移動可能に支持す
る手段としては周知の構造を適用することが可能であ
る。例えば、カメラ本体13内に、対向する一対のガイ
ド溝をx方向に形成し、該一対のガイド溝に摺動可能に
嵌まる一対の突起をイメージセンサ62の側部に突設す
れば、この突起がガイド溝に案内されてイメージセンサ
62はx方向に移動可能となる。
【0040】従って、カメラ60の左右軸方向に加わっ
た振れ成分に関しては可動ミラー61を、上下軸方向に
加わった振れ成分に関してはイメージセンサ62をそれ
ぞれ所定方向に所定量駆動させればイメージセンサ62
の受光面と該受光面上での画像は二次元的に相対移動さ
れるので、カメラ振れがあってもイメージセンサ62上
での画像振れを防ぐことができる。この場合の制御系
は、図4におけるフィルム送りスプロケット用パルスモ
ータ21をイメージセンサ用パルスモータ63に置き換
え、フィルム位置センサ23を、イメージセンサ62の
x方向の駆動位置を検出するセンサに置き換えることで
構成できる。
【0041】図11の撮影光学系では、可動ミラー61
は、光軸OT、OMを含む平面と直交する回動中心で矢
印B方向に回動する形態であってもよい。可動ミラー6
1を回動させる駆動機構は前述のものであるから、具体
的構成は省略する。
【0042】可動ミラー61は、光軸OTと平行な方向
に直進移動させる形態と回動させる形態のいずれにおい
ても、初期位置から駆動されると撮影レンズ12の後端
からイメージセンサ62までの光路長の変化を伴う。よ
って、撮影レンズ12の一部を構成するAF用レンズ3
2の移動位置を決める際には、可動ミラー61の駆動方
向と駆動量を自動合焦機構にフィードバックして、ミラ
ー駆動による光路長の変化分が補正された合焦動作が行
われるようにする。この手法は前述したものと同様であ
り、具体的制御は省略する。
【0043】前述したように、本発明は銀塩フィルム用
カメラや電子スチルカメラ等のカメラに広く適用するこ
とができる。例えば図11のカメラ60では、焦点面位
置にイメージセンサを配したが、他の実施形態で焦点面
位置にイメージセンサを配することも可能であるし、反
対に図11の撮影光学系でイメージセンサの代わりにフ
ィルムを配してもよい。但し、図11の形態でフィルム
を用いると、フィルム駆動で像振れ補正を行うために
は、その給送方向(y方向)に対して直交する方向(x
方向)にフィルム面全体を駆動させることになり機構が
複雑化しやすいので、図11の光学配置はイメージセン
サを用いるカメラに適している。
【0044】図12は、第1可動ミラー65の駆動で左
右方向の振れ補正を行い、第2可動ミラー66の駆動で
上下方向の振れ補正を行う形態のカメラ70を示してい
る。第1可動ミラー65の駆動機構は図11の可動ミラ
ー61と共通している。第2可動ミラー66は、第1可
動ミラー65からの光束を略直角に上方へ反射してフィ
ルム16上に結像させる。第1可動ミラー65は、光軸
OTに沿う平行移動(矢印A)、または光軸OT、OM
1を含む平面と直交する回動中心での回動(矢印B)が
可能に支持されており、いずれの駆動形態においても駆
動されると横長の撮影画面17の左右方向(y方向)に
画像が移動する。第2可動ミラー66は、光軸OM1に
沿う平行移動(矢印C)、または光軸OM1、OM2を
含む平面と直交する回動中心での回動(矢印D)が可能
に支持されており、いずれの駆動形態においても駆動さ
れると横長の撮影画面17の上下方向(x方向)に画像
が移動する。第1可動ミラー65と第2可動ミラー66
を駆動させたときには、いずれの駆動形態でも光路長の
変化を伴うので、前述の手法によって、AF用レンズ3
2の移動量を決める際に、第1可動ミラー65と第2可
動ミラー66の駆動データをフィードバックして、合焦
動作においてミラー駆動に伴う光路長の変化分を補正す
ることにより、像振れとピントずれの両方を同時に解消
することができる。
【0045】以上説明した各実施形態では、自動合焦機
構は撮影レンズ12の一部を構成するAF用レンズ32
を備えるものとしたが、このような自動合焦機構に代え
て、フィルムやイメージセンサ等の撮影記録媒体を焦点
面(フィルム面や受光面)と直交する方向(図1、図
7、図11、図12に矢印zで示す方向)に平行移動さ
せて合焦動作を行うタイプの自動合焦機構を用いること
も可能である。このタイプの合焦機構は周知の技術であ
るから詳細な説明を省略するが、例えば撮影記録媒体を
カメラ本体内のガイドレールによって焦点面と直交する
方向に移動可能に支持し、測距手段で得た被写体距離情
報に基づいて撮影記録媒体の移動位置を決定して、モー
タ等のアクチュエータで該撮影記録媒体をガイドレール
に沿って駆動することで合焦動作を行うことができる。
【0046】図1のカメラ10でAF用レンズ32に代
えて、このような撮影記録媒体移動式の自動合焦機構を
設けた場合の回路構成例を図13に示す。フィルム16
は、図示しない支持機構によって焦点面上の撮影画面と
直交する方向に平行移動可能に支持されており、AFモ
ータ33によって該方向に進退駆動される。つまり、フ
ィルム16は、像振れ補正用の給送方向(y方向)への
進退動と、合焦動作用の撮影画面直交方向(z方向)へ
の平行移動との2方向動作を行うことが可能であり、前
者の移動位置はフィルム給送方向位置センサ23’で検
出され、後者の移動位置はフィルム光軸方向位置センサ
72で検出される。前述の手法に従ってCPU40は、
AFセンサ35から得た被写体距離情報と、さらにフィ
ードバックされた可動ミラー(14)の駆動方向と駆動
量を用いて得た補正値とによってフィルム16のz方向
における移動位置を決定し、AFモータ33によってフ
ィルム16を該z方向の移動位置へ駆動する。これによ
り像振れ補正時のピントずれを防ぐことができる。もち
ろん、同様の合焦動作をイメージセンサのz方向への駆
動で行うことも可能である。
【0047】以上のように本発明では、カメラ本体内に
像振れ補正用の可動ミラーを設け、この可動ミラーを、
カメラに加わる像振れの大きさと方向に応じて駆動して
焦点面上での画像振れを補正するように構成したので、
レンズ鏡筒内に像振れ補正機構が不要となり、レンズ鏡
筒の大型化が回避され、また鏡筒設計上の制約が少なく
なる。また、可動ミラーの駆動により生じる光路長の変
化を考慮して自動合焦動作を行うので、像振れ補正を行
ったためにピントずれが生じるという事態を回避するこ
とができる。
【0048】本発明は以上の実施形態に限定されるもの
ではない。例えば、実施形態では、撮影画面の上下、左
右両方向への像振れ補正手段を備えるものとしたが、カ
メラ振れの多くはレリーズ操作時に上下方向へ生じるの
で、この上下方向の像振れのみを補正すべく、図1から
図5の形態においてはフィルム駆動による像振れ補正を
省略し、図7から図の10の形態においては第2の可動
ミラーによる像振れ補正を省略することが可能である。
逆に、左右方向の振れ補正のみを行うのであれば、図1
1、図12の形態から、イメージセンサや第2可動ミラ
ーによる像振れ補正を省略することができる。
【0049】また可動ミラーの駆動機構も実施形態に限
定されるものではなく、可動ミラーを回動させる機構
は、ウォームギヤとウォームホイールの組み合わせ以外
であってもよいし、可動ミラーを光軸方向に直進駆動す
る機構は、ねじ螺合式のドライブシャフト以外の直動式
アクチュエータでもよい。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、レンズ鏡
筒内には像振れ補正機構を設ける必要がなく、レンズや
鏡筒設計上の制約が少ない像振れ補正カメラを提供する
ことができる。また像振れ補正動作によるピントずれが
生じない像振れ補正カメラ及びその制御方法を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による像振れ補正カメラの光学系の一実
施形態を示す斜視図である。
【図2】図1のカメラ本体内に配された可動ミラーを、
光軸と平行な方向に進退動させるための駆動機構を示す
斜視図である。
【図3】可動ミラーを図2の駆動機構で駆動したときの
光路変化を示す、図1の矢印III 方向から見た側面図で
ある。
【図4】図1の像振れ補正カメラの制御系を示すブロッ
ク図である。
【図5】図1のカメラ本体内に配された可動ミラーを回
動させるための駆動機構を示す斜視図である。
【図6】可動ミラーを図5の駆動機構で駆動したときの
光路変化を示す側面図である。
【図7】像振れ補正カメラの光学系の第2の実施形態を
示す斜視図である。
【図8】第2の可動ミラーを光軸方向に直進駆動したと
きの光路変化を示す、図7の矢印VIII 方向から見た正
面図である。
【図9】図7の像振れ補正カメラの制御系を示すブロッ
ク図である
【図10】第2の可動ミラーを回動したときの光路変化
を示す正面図である。
【図11】像振れ補正カメラの光学系の第3の実施形態
を示す斜視図である。
【図12】像振れ補正カメラの光学系の第4の実施形態
を示す斜視図である。
【図13】自動合焦機構を撮影記録媒体移動式とした場
合の像振れ補正カメラの制御系の一例を示すブロック図
である。
【符号の説明】
OT OM OM1 OM2 光軸 10 50 60 70 カメラ 11 レンズ鏡筒 12 撮影レンズ 13 カメラ本体 14 14’ 61 可動ミラー 16 フィルム 17 撮影画面 18 22 パーフォレーション 20 フィルム送りスプロケット 21 スプロケット用パルスモータ 23 フィルム位置センサ 23’ フィルム給送方向位置センサ 25 25’ 可動ミラー用パルスモータ 27 ガイド突起 28 ガイドレール 30 30’ 可動ミラー位置センサ 32 AF用レンズ 33 AFモータ 34 AFレンズ位置センサ 37 AFモータドライバ 38 振れ検知センサ 39 像振れ補正用モータドライバ 40 CPU 41 回動軸 42 ウォームホイール 43 ウォームギヤ 51 65 第1可動ミラー 52 66 第2可動ミラー 53 第1可動ミラー位置センサ 54 第2可動ミラー位置センサ 55 第1可動ミラー用パルスモータ 56 第2可動ミラー用パルスモータ 57 ミラーモータドライバ 62 イメージセンサ 72 フィルム光軸方向位置センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/232 G02B 7/11 N G03B 3/00 A

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体と、このカメラ本体内の焦点
    面に結像させる撮影レンズを有するカメラにおいて、 上記カメラ本体内の光路上に、少なくとも一つの可動ミ
    ラーを設け、 カメラに加わる振れの大きさと方向を検出するセンサ
    と、 上記センサで検出した振れの大きさと方向に応じて、上
    記可動ミラーを、焦点面上の画像位置が該焦点面と平行
    な平面内において所定の方向に移動するように駆動する
    ミラー駆動機構と、を備えたことを特徴とする像振れ補
    正カメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の像振れ補正カメラにおい
    て、さらに、 上記可動ミラーの初期位置と駆動位置を検出するミラー
    位置検出手段、 被写体距離に応じて合焦動作を行う自動合焦機構、およ
    び上記ミラー位置検出手段で得た可動ミラーの初期位置
    からの駆動方向と駆動量を、上記自動合焦機構にフィー
    ドバックするフィードバック手段、を備え、上記自動合
    焦機構は、可動ミラーの駆動で生じるカメラ本体内の光
    路長の変化を合焦動作において補正する像振れ補正カメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の像振れ補正カメラにおい
    て、上記自動合焦機構は、 撮影レンズの一部を構成する、光軸方向に移動可能に支
    持された合焦用レンズと、 被写体距離情報を得る測距手段と、 測距手段による被写体距離情報に基づいて上記合焦用レ
    ンズの光軸方向の移動位置を決定する合焦制御手段と、 この合焦制御手段の駆動信号に基づいて合焦用レンズを
    駆動するアクチュエータと、を備え、上記可動ミラーの
    駆動方向および駆動量は合焦制御手段にフィードバック
    され、該合焦制御手段は、被写体距離情報に可動ミラー
    の駆動で生じる光路長の変化分を加味して合焦用レンズ
    の移動位置を決定する像振れ補正カメラ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の像振れ補正カメラにおい
    て、さらに、 上記可動ミラーの駆動に起因するカメラ本体内の光路長
    の変化分を補正するための補正値がテーブルデータとし
    て記憶された記憶手段を備え、 上記合焦制御手段は、フィードバックされた可動ミラー
    の駆動方向と駆動量に基づいて、上記記憶手段に記憶さ
    れたテーブルデータより所定の補正値を得て、該補正値
    を加味して合焦用レンズの移動位置を決定する像振れ補
    正カメラ。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の像振れ補正カメラにおい
    て、カメラ本体内の焦点面に配置された撮影記録媒体を
    有し、上記自動合焦機構は、 上記撮影記録媒体を、焦点面と直交する方向に進退移動
    可能に支持する記録媒体支持機構と、 被写体距離情報を得る測距手段と、 測距手段による被写体距離情報に基づいて上記撮影記録
    媒体の移動位置を決定する合焦制御手段と、 この合焦制御手段の駆動信号に基づいて撮影記録媒体を
    駆動するアクチュエータと、を備え、上記可動ミラーの
    駆動方向および駆動量は合焦制御手段にフィードバック
    され、該合焦制御手段が、被写体距離情報に可動ミラー
    の駆動で生じる光路長の変化分を加味して撮影記録媒体
    の移動位置を決定する像振れ補正カメラ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の像振れ補正カメラにおい
    て、さらに、 上記可動ミラーの駆動に起因するカメラ本体内の光路長
    の変化分を補正するための補正値がテーブルデータとし
    て記憶された記憶手段を備え、 上記合焦制御手段は、フィードバックされた可動ミラー
    の駆動方向と駆動量に基づいて、上記記憶手段に記憶さ
    れたテーブルデータより所定の補正値を得て、該補正値
    を加味して撮影記録媒体の移動位置を決定する像振れ補
    正カメラ。
  7. 【請求項7】 請求項5または6記載の像振れ補正カメ
    ラにおいて、上記撮影記録媒体は、焦点面と直交する方
    向に移動可能に支持されたフィルムである像振れ補正カ
    メラ。
  8. 【請求項8】 請求項5または6記載の像振れ補正カメ
    ラにおいて、上記撮影記録媒体は、焦点面と直交する方
    向に移動可能に支持されたイメージセンサである像振れ
    補正カメラ。
  9. 【請求項9】 請求項2ないし8いずれか1項記載の像
    振れ補正カメラにおいて、カメラ本体内に、一対の上記
    可動ミラーと、この一対の可動ミラーをそれぞれ駆動し
    て、焦点面上の画像位置を該焦点面と平行な平面内にお
    いて異なる方向に移動させる一対のミラー駆動機構を設
    け、 上記フィードバック手段は、一対の可動ミラーのそれぞ
    れの駆動方向と駆動量を上記自動合焦機構にフィードバ
    ックし、上記自動合焦機構は、該一対の可動ミラーを合
    わせて駆動したときのカメラ本体内の光路長の変化を合
    焦動作において補正する像振れ補正カメラ。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の像振れ補正カメラにお
    いて、上記記憶手段には、上記一対の可動ミラーの駆動
    に起因するカメラ本体内の光路長の変化分を補正するた
    めの補正値がテーブルデータとして記憶されている像振
    れ補正カメラ。
  11. 【請求項11】 請求項2ないし10いずれか1項記載
    の像振れ補正カメラにおいて、上記ミラー駆動機構は、
    上記センサで検出した振れの大きさと方向に応じて可動
    ミラーを駆動するパルスモータを備えており、上記ミラ
    ー位置検出手段は、 可動ミラーの指標を検知して可動ミラーの初期位置を検
    出するセンサと、上記パルスモータの駆動パルス数から
    可動ミラーの駆動位置を検出する手段を有している像振
    れ補正カメラ。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし10いずれか1項記載
    の像振れ補正カメラにおいて、上記ミラー駆動機構は、 可動ミラーを入射光束の光軸方向に直進移動可能に支持
    する直進案内機構と、 上記センサで検出した振れの大きさと方向に応じて可動
    ミラーを直進駆動し、反射光束を平行移動させるアクチ
    ュエータと、を備えている像振れ補正カメラ。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし10いずれか1項記載
    の像振れ補正カメラにおいて、上記ミラー駆動機構は、 可動ミラーを入射光束と反射光束の光軸を含む平面と直
    交する回動中心で回動可能に支持する回動支持機構と、 上記センサで検出した振れの大きさと方向に応じて可動
    ミラーを回動し、反射光束を偏向させるアクチュエータ
    と、を備えている像振れ補正カメラ。
  14. 【請求項14】 カメラ本体と、このカメラ本体内の焦
    点面に結像させる撮影レンズと、被写体距離に応じて合
    焦動作を行う自動合焦機構とを有するカメラにおいて、 上記カメラ本体内の光路上に、少なくとも一つの可動ミ
    ラーを設け、 カメラに加わった振れの大きさと方向を検出するステッ
    プと、 検出された振れの大きさと方向に応じて上記可動ミラー
    を駆動して焦点面上の画像位置を移動させ、焦点面上で
    の画像振れを補正するステップと、 この可動ミラーの初期位置から像振れ補正位置への駆動
    方向と駆動量を検出するステップと、 上記可動ミラーの駆動方向および駆動量を、上記自動合
    焦機構にフィードバックするステップと、 フィードバックされた可動ミラーの駆動方向および駆動
    量に基づき、上記自動合焦機構が、可動ミラーの駆動で
    生じるカメラ本体内の光路長の変化を合焦動作において
    補正するステップと、を有することを特徴とする像振れ
    補正カメラの制御方法。
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