JPH11304548A - 車両用計器装置の指針構造 - Google Patents

車両用計器装置の指針構造

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JPH11304548A
JPH11304548A JP11500498A JP11500498A JPH11304548A JP H11304548 A JPH11304548 A JP H11304548A JP 11500498 A JP11500498 A JP 11500498A JP 11500498 A JP11500498 A JP 11500498A JP H11304548 A JPH11304548 A JP H11304548A
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Katsumaro Sano
勝麿 佐野
Noriaki Ota
則明 太田
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用計器装置の指針の視認性、商品性を向
上させることができる車両用計器装置の指針構造を提供
する。 【解決手段】 照明光源からの導光した光によって指示
部11を光輝させ、指針キャップ14の上面に、指示部
11に連なるように指針本体13の基端部12を指針1
0の回転中心軸線の近傍まで露出させるスリットを形成
してなる車両用計器装置の指針構造において、指示部1
1の下面と基端部12の露出面に対向する基端部12の
下面とに着色乱反射層18を設け、回転中心部を指針本
体13または指針キャップ14に固定した指針本体13
とは別体の部材によって形成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用計器装置の
指針構造に関し、特に、指針本体の指示部を光輝させる
車両用計器装置の指針構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両用計器装置は、車両の走行
速度を示す速度計2やエンジンの単位時間当りの回転数
を示す回転計3などとして図4に示すコンビネーション
メータ1に搭載されている。このコンビネーションメー
タ1は、運転席に着座した運転者がステアリングホイー
ルを介してそれぞれの車両用計器装置の表示を視認でき
るように、車室内の運転席前方のインストルメントパネ
ル内に配置されている。そして、それぞれの車両用計器
装置の文字板30の前方には、計測量に応じた文字板3
0の目盛31を指示する指針10が装着されている。
【0003】また、車両用計器装置は測定対象が異なる
ため、文字板30の表示内容等が若干相違するが、主要
な構成はほぼ同様となっている。したがって、以下、速
度計2を参照して、その指針構造について説明する。し
たがって、以下、図5に示す図4におけるA−Aを通る
矢印方向の指針10の断面図を参照して、速度計2の指
針構造について説明する。
【0004】図5において、指針10は指針本体13と
指針キャップ14とにより構成される。指針本体13は
指示部11と基端部12がアクリル樹脂等の透光性の合
成樹脂により一体的に形成されている。そして、基端部
12の上面側には、基端部12を覆う非透光性の合成樹
脂からなる指針キャップ14が装着される。また、基端
部12の下面では、計測量に応じて回転する図示しない
ムーブメントから延びる回転軸20の一端と結合し、指
針10を回転軸20に固定する固定部16aが一体的に
形成されている。このような構成において、指針10は
ムーブメントによって計測量に応じた文字板30の目盛
31及び数字の位置まで回転され、車速の計測結果を表
示している。
【0005】次に上述した車両用計器装置における作用
について説明する。日中などの周囲が明るいときは、外
光によって指針10を視認させる。また、夜間などの周
囲が暗いときは、文字板30の下方に配置した光源(図
示せず)を点灯させ、光源が発光する光を文字板30の
下方に配置された導光体40内に入射させる。そして、
導光体40内を導光した光を基端部12の受光部12a
から指針本体13内に入射させる。この入射した光を基
端部12の反射面12bによって指示部11の先端方向
に反射させ、指示部11に導光させ、この導光した光を
指示部11の下面にホットスタンプ印刷等によって施さ
れた着色乱反射層18で拡散させ、指示部11を光輝さ
せることで、運転者に指針10を視認させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
指針10は、指針キャップ14の先端から露出した指示
部11のみで計測量に応じた指示を行っている。そのた
め、特に夜間などの周囲が暗いときは、指示部11のみ
が光輝され、指針10の回転中心部は指針キャップ14
に覆われているため、運転者は回転中心部の近傍を視認
することができず、指針10の回転の際に指示部11が
浮いたように見えてしまい指針の視認性、商品性を低下
させるという不具合を有していた。
【0007】そこで、図6の車両用計器装置の指針10
を示す立体斜視図のように、指針キャップ14の上面
に、指示部11に連なるように露出面12cを回転中心
軸線の近傍まで露出させるスリット15を形成するとと
もに、図5に示す基端部12の反射面12bが基端部1
2の後方となるように形成することで、運転者に回転中
心部を視認させることができる。
【0008】しかしながら、従来の指針10において、
指針本体13の基端部12と固定部16aは一体的に形
成されているため、着色乱反射層18を基端部12の下
面の回転中心軸線の近傍まで施すことができない。その
ため、スリット15に対応する基端部12の下面には着
色乱反射層18が施されていないため、運転者にスリッ
ト15に対応する基端部12の露出面12cが透明部と
して見えてしまうという不具合を有していた。
【0009】さらに、基端部12の下面で反射が行われ
ないため、指示部11の先端部に導光される光量が減少
してしまうという不具合も有していた。したがって、従
来の車両用計器装置の指針キャップ14にスリット15
を設けると、指針10の発光効率の低下によって指示部
11の先端部まで高い輝度で均一的に光輝させることが
できず、指針10の視認性、判読性を低下させてしまう
ため、商品として使用することができなかった。
【0010】そこで、上記の不具合を解消するために、
指示部11の上面と基端部12の露出面12cに透光性
着色層を施し、指示部11の下面に反射層を施し、指針
本体13内を導光した光を透光性着色層から透過させ、
指示部11の上面と基端部12の露出面12cを光輝さ
せる指針構造とした。
【0011】しかしながら、上述した指針構造にして
も、基端部12の下面には反射層を回転中心軸線の近傍
まで施すことができないため、指針キャップ14内にお
ける基端部12内での反射が行われない。したがって、
スリット15に対応する基端部12の露出面12cに到
達する光量が少ないため、運転者に透光性着色層の基端
部12の露出面12cに相当する部分がムラとなって見
えてしまい商品として使用することができなかった。
【0012】よって本発明は、上述した問題点に鑑み、
車両用計器装置の指針の視認性、商品性を向上させるこ
とができる車両用計器装置の指針構造を提供することを
課題としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明によりなされた請求項1記載の車両用計器装置の
指針構造は、照明光源からの光を受光する受光部が設け
られると共に指針の回転中心部が設けられる基端部と、
前記回転中心部の回転中心軸線にほぼ直交する方向に前
記基端部より延び、前記受光部で受光した光を導光して
光輝する指示部とを有する透光性の樹脂材料からなる指
針本体と、前記基端部を覆う非透光性の樹脂材料からな
る指針キャップとを備え、前記指針キャップの上面に、
前記指示部に連なるように前記基端部を前記回転中心軸
線の近傍まで露出させるスリットを形成してなる車両用
計器装置の指針構造において、前記指示部の下面と前記
基端部の露出面に対向する前記基端部の下面とに着色乱
反射層を設け、前記回転中心部を前記指針本体又は前記
指針キャップに固定した前記指針本体とは別体の部材に
よって形成したことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両用計器装
置の指針構造の実施の形態を図面を参照して説明する。
なお、図面については上述した従来の技術で説明したも
のと同等の部分には同一の符号を付してその詳細な説明
を省略する。図1は本発明に係る車両用計器装置の指針
を示す側断面拡大図であり、図2は図1における裏面図
である。
【0015】図1乃至図2において、10は指針を示
し、指針10は図示しないムーブメントによって計測量
に応じた後述する文字板30の目盛及び数字の位置まで
回転され計測結果を表示する。11は指示部を示し、指
示部11はアクリル樹脂等の透光性の合成樹脂によって
形成される。
【0016】12は基端部を示し、基端部12はアクリ
ル樹脂等の透光性の合成樹脂によって形成される。この
基端部12は、図示しない光源から導光した光を受光す
る略扇状に形成された受光部12aと、この受光部12
aで受光した光を指示部11の先端方向に反射させるた
めの反射面12bと、後述するスリット15によって指
針キャップ14から露出する露出面12cとを有する。
なお、反射面12bの表面には、反射効率を高めるため
にホットスタンプ印刷あるいは蒸着等の手段によって銀
色、白色等のコーティングが施されている。13は指針
本体を示し、指針本体13は指示部11と基端部12と
によって一体的に形成される。
【0017】14は指針キャップを示し、指針キャップ
14は非透光性の合成樹脂によって形成され、指針本体
13の基端部12を覆うように装着される。14aはピ
ンを示し、ピン14aは組立時に後述する基部16に設
けられたそれぞれの挿入孔16bと対応するように指針
キャップ14の内壁から延びるように合成樹脂によって
形成されている。14bは指針貫通孔を示し、指針貫通
孔14には指針キャップ14の内側から指示部11が貫
通される。なお、指針キャップ14の内面にホットスタ
ンプ印刷によって反射層を施すことで、指針本体13か
ら漏れた光を反射層で反射させ、再び指針本体13の内
部に入射させている。
【0018】15はスリットを示し、スリット15は指
針キャップ14の上面に、指示部11に連なるように回
転中心軸線の近傍まで露出するように透光部として形成
される。16は基部を示し、基部16は指針10の回転
中心部として合成樹脂によって形成される。そして、こ
の基部16は、図示しない計器装置内のムーブメントの
回転軸20の一端と結合させ、指針10を固定するため
の固定部16aと、ピン14aを挿入するための挿入孔
16bと、指針本体13の受光部12aと嵌合させるた
めの貫通孔16cと、組立後の指針10を軽量化するた
めの孔16dとを有する。また、固定部16aの中心に
は孔が形成されている。なお、回転軸20が指針10の
回転中心軸となる。
【0019】17は錘を示し、錘17は指針キャップ1
4に装着され、この錘17によって指針10の長手方向
の重心位置が調整される。18は着色乱反射層を示し、
着色乱反射層18は指針10の表示色を決定し、指示部
11の下面と基端部12の露出面12cに対向する下面
に拡散反射効率の高い例えば白色、橙色、アンバー系色
等の着色乱反射層18がホットスタンプ印刷によって施
されている。なお、本実施形態ではホットスタンプ印刷
により着色乱反射層18を施しているが、塗料の複数回
の塗布、フィルム転写法などの別の手段を用いて着色乱
反射層18を施しても差し支えない。
【0020】30は文字板を示し、文字板30は目盛及
び数字、文字または記号等の指標は透光性で、その他の
部分は非透光性となるように形成される。そして、文字
板30の指針キャップ14の下方には、固定部16aが
貫通し、なおかつ後述する導光体40の照射面43が文
字板30から露出するように略半円形の開口部を備えて
いる。
【0021】40は導光体を示し、導光体40は導光性
の合成樹脂により文字板30の配下に形成され、固定部
16bが貫通する貫通孔41を備え、この貫通孔41の
壁面に指針10の受光部12aに光を導くための反射面
42を形成し、この反射面42の上方に照射部である略
扇状の照射面43を形成している。
【0022】上述した構成の指針10を組み立てる場合
は、指針貫通孔14bに指示部11を指針キャップ14
の内部から貫通するように挿入し、基端部12を指針キ
ャップ14で覆うように装着する。そして、この状態で
基部16に設けられた4ヶ所の挿入孔16bとそれぞれ
の挿入孔16bと対応するよう指針キャップ14に設け
られたピン14a、及び基部16に設けられた貫通孔1
6cと指針本体13の受光部12aとによって位置決め
し、指針キャップ14の開口面から基部16を装着す
る。指針キャップ14に基部16が装着されると、ピン
14aの先端が基部16の挿入孔16bから突出する。
そして、このピン14aの先端部に熱を加え、ピン14
aの先端部を潰すことで基部16と指針キャップ14が
はずれなくなり、指針本体13が指針キャップ14と基
部16との間に挟まれるように固定され、指針10が形
成される。
【0023】次に、本実施形態の作用について説明す
る。上述した構成により、日中などの周囲が明るいとき
は、外光によって指針10を視認させる。一方、夜間な
どの周囲が暗い時は、導光体40の下方に設けた光源を
点灯させる。この光源からの光は、導光体40内を通
り、反射面42で反射させ、照射面43を通過させ、受
光部12aに入射させる。入射した光は反射面12bに
よって指示部11の先端方向へ反射され着色乱反射層1
8へと進む。このように指示部11の下面及び基端部1
2の露出面12cに対向する下面に施された着色乱反射
層18へ到達した光は、着色乱反射層18で拡散され、
指示部11及び基端部12の露出面12cを着色乱反射
層18の色彩で光輝させる。
【0024】以上説明したように、本発明を従来の指針
構造に適用すると、回転中心部である基部16を指針本
体13と別体の部材により形成しているため、指針本体
13の指示部11の下面及び基端部12の露出面12c
に対向する基端部12の下面に着色乱反射層18を施せ
るようになる。したがって、指針キャップ14にスリッ
ト15を設けても、従来の指針のように運転者に露出面
12cを透明部として見せてしまうという不具合を解消
することができる。
【0025】さらに、指針キャップ14内における露出
面12cに対向する基端部12の下面に施された着色乱
反射層18による反射も行われるため、指示部11の先
端部まで高い輝度で均一的に光輝させることができる。
そして、スリット15が指示部11に連なるように回転
中心軸線の近傍まで指針キャップ14に設けられ、指針
10を指示部11の先端部から回転中心軸線の近傍まで
光輝させることができるため、運転者に指針10の回転
中心軸を視認させられ、従来の指針10における指針1
0の回転の際に指示部11が浮いたように見えてしまう
という不具合を解消することができる。
【0026】したがって、本発明は従来の指針10にお
ける不具合を解消し、指針10の視認性、商品性を向上
させるとともに、従来の指針10よりも長尺化できると
いう効果を奏する。
【0027】また、指示部11の上面と基端部12の露
出面12cに透光性着色層を施し、指示部11の下面に
反射層を施し、指針本体13内に導光した光を反射層で
反射させ、この反射した光を透光性着色層から透過させ
る指針構造としても、指針キャップ14内における露出
面12cに対向する基端部12の下面に施された着色乱
反射層18による反射も行われるため、指示部11の先
端部まで高い輝度で均一に光輝させることができる。し
たがって、従来の指針において、運転者に透光性着色層
の基端部12の露出面12cに相当する部分がムラとな
って見えてしまうという不具合を解消することができる
ため、このような指針構造としても、指針10の視認
性、商品性を向上させるとともに、従来の指針10より
も長尺化できるという効果を奏する。
【0028】さらに、上述した実施形態では、指針本体
13を指針キャップ14と基部16とによって挟み込む
ようにして指針10を形成する指針構造としているが、
図3の本発明に係る他の実施形態における指針の側断面
拡大図に示すように、指針10は、指針キャップ14に
接着材等によって固定された指針本体13の指示部11
の下面に基部16を接着して一体的に形成する指針構造
とすることもできる。
【0029】このような指針構造にしても、スリット1
5から露出される基端部12の露出面12cを運転者に
透明部として見せることなく、指針10の指示部11の
先端から回転中心軸線の近傍までを視認させることがで
きる。また、指針キャップ内における露出面12cに対
向する基端部12の下面に施された着色乱反射層18に
よる反射も行われるため、指示部11の先端部まで高い
輝度で均一的に光輝させることができる。したがって、
上述した実施形態と同様に、指針10の視認性、商品性
を向上させるとともに、従来の指針10よりも長尺化で
きるという効果を奏する。
【0030】さらに、指針キャップ14に固定した指針
本体13の下面に回転中心部を有する基部16を接着し
て形成する指針構造は、上述した指針本体を指針キャッ
プ14と基部16によって挟み込むように形成する指針
構造よりも、指針構造が簡単化されるため、部品点数を
削減することができ、指針10の組立を簡単化すること
ができるという効果も奏する。
【0031】以上説明したように、本発明における車両
用計器装置の指針構造は、指針本体13と指針キャップ
14と基部16との形状及び構造を限定するものではな
く、光の導光方法、指針10の組立方法等に応じて種々
変更することができる。
【0032】また、上述した実施形態では、基部16の
上方から指示部11の先端方向に対し、スリット15の
周縁と指示部11の周縁とが運転者から連続して見える
ようにするために、基端部12の露出面12cの幅をス
リット15の幅よりも広くなるように形成し、露出面1
2cの縁部をスリット15で覆うような構造としてい
る。このように構造とすることで、運転者にスリット1
5の周縁と指示部11の周縁とが不連続に見える、つま
りスリット15に覆われた部分の露出面12cが指示部
11の上面より細く見えることを防止している。
【0033】さらに、上述した実施形態では、指示部1
1の先端部の上部表面の幅よりも基端部12の露出面の
幅の方が広くなるような形状としているが、本発明はこ
のような形状に限定するものではなく、指針本体13の
先端部付近と基端部12付近の幅を一定にする等の他の
形状にしても差し支えない。
【0034】また、上述した実施形態では、受光部12
aと反射面42とが対面するように、基端部12の受光
部12aが文字板30に向かって垂下している指針本体
13について説明したが、本発明は指針本体13の形状
を限定するものではなく、基端部12と受光部12aと
のそれぞれの表面が連続した平面となるような形状、指
示部11が略円錐状となるような形状等の他の形状とし
ても差し支えない。
【0035】さらに、上述した実施形態では、スリット
15は指示部11に連なるように基端部12を基部16
の固定部16aの回転中心軸線の近傍まで露出させるよ
うに指針キャップ14に形成されているが、このスリッ
ト15を指針キャップ14の表面の後方、つまり受光1
2aの上方まで延設する形状、若しくは、指針キャップ
14の表面の後端の縁部まで延設する形状としても差し
支えない。
【0036】このようなスリット15の形状にする場合
は、指針キャップ14の後方に設けられた基端部12の
受光部12a及び反射面12bを、基端部12を挟むよ
うにそれぞれ形成し、さらに基端部12aの内部に基端
部12内に導光された光を指示部11の先端方向及び基
端部12の後端方向に反射させる反射部を形成すること
で対応することができる。
【0037】また、上述した実施形態では、夜間等の指
針10を光輝させるために、文字板30の下方に光源を
設け、この光源からの光を指針本体13の導光体40を
介して指示部11に導光させ、この導光した光によって
指示部11を光輝させる指針10について説明したが、
指針10の指針キャップ14の内部に光源を設け、この
光源からの光を受光部12aに直接入射させ、指示部1
1を光輝させる構造等の指針構造に本発明を適用しても
上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、照
明光源からの導光した光によって指示部を光輝させ、指
針キャップの上面に、指示部に連なるように指針本体の
基端部を指針の回転中心軸線の近傍まで露出させるスリ
ットを形成してなる車両用計器装置の指針構造におい
て、指示部の下面と基端部の露出面に対向する基端部の
下面とに着色乱反射層を設け、回転中心部を指針本体ま
たは指針キャップに固定した指針本体とは別体の部材に
よって形成することで、前記スリットから露出される基
端部の露出面を運転者に透明部として見せることなく、
指針の指示部の先端から回転中心軸線の近傍までを視認
させることができる。また、指針キャップ内における露
出面に対向する基端部の下面に施された着色乱反射層に
よる反射も行われるため、指示部の先端部まで高い輝度
で均一的に光輝させることができる。したがって、本発
明を車両用計器装置に適用すると、指針の視認性、商品
性を向上させるとともに、従来の指針よりも長尺化でき
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用計器装置の指針を示す側断
面拡大図である。
【図2】図1における裏面図である。
【図3】本発明に係る他の実施形態における指針を示す
側断面拡大図である。
【図4】車両用計器装置を採用したコンビネーションメ
ータの正面図である。
【図5】図4におけるA−Aを通る矢印方向の車両用計
器装置の断面図である。
【図6】車両用計器装置の指針を示す立体斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 指針 11 指示部 12 基端部 12a 受光部 12c 露出面 13 指針本体 14 指針キャップ 15 スリット 18 着色乱反射層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明光源からの光を受光する受光部が設
    けられると共に指針の回転中心部が設けられる基端部
    と、前記回転中心部の回転中心軸線にほぼ直交する方向
    に前記基端部より延び、前記受光部で受光した光を導光
    して光輝する指示部とを有する透光性の樹脂材料からな
    る指針本体と、前記基端部を覆う非透光性の樹脂材料か
    らなる指針キャップとを備え、前記指針キャップの上面
    に、前記指示部に連なるように前記基端部を前記回転中
    心軸線の近傍まで露出させるスリットを形成してなる車
    両用計器装置の指針構造において、 前記指示部の下面と前記基端部の露出面に対向する前記
    基端部の下面とに着色乱反射層を設け、 前記回転中心部を前記指針本体又は前記指針キャップに
    固定した前記指針本体とは別体の部材によって形成した
    ことを特徴とする車両用計器装置の指針構造。
JP11500498A 1998-04-24 1998-04-24 車両用計器装置の指針構造 Withdrawn JPH11304548A (ja)

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JP11500498A Withdrawn JPH11304548A (ja) 1998-04-24 1998-04-24 車両用計器装置の指針構造

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