JPH11304333A - 冷蔵庫の制御方法 - Google Patents

冷蔵庫の制御方法

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JPH11304333A
JPH11304333A JP11727998A JP11727998A JPH11304333A JP H11304333 A JPH11304333 A JP H11304333A JP 11727998 A JP11727998 A JP 11727998A JP 11727998 A JP11727998 A JP 11727998A JP H11304333 A JPH11304333 A JP H11304333A
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Japan
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temperature
freezing
refrigerator
refrigeration
room
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Application number
JP11727998A
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English (en)
Inventor
Minoru Tenmyo
稔 天明
Atsushi Kusunoki
敦 楠
Keimei Asakura
啓明 朝倉
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH11304333A publication Critical patent/JPH11304333A/ja
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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/25Control of valves
    • F25B2600/2511Evaporator distribution valves

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵温度帯から冷凍温度帯まで設定可能な温
度切替室を適切に冷却すると共に、脱臭するようにした
冷蔵庫の制御方法を提供する。 【解決手段】 冷蔵用蒸発器50側には冷蔵室14に冷
気を送る冷蔵用送風機54を設け、冷凍用蒸発器52側
には冷凍室22に冷気を送る冷凍用送風機56を設けて
いる。設定温度が冷蔵温度帯から冷凍温度帯まで設定可
能な温度切替室18が設けられており、この温度切替室
18は冷凍用送風機56からダンパ装置94を介して冷
気が導入される。冷凍室22か温度切替室18の温度が
設定上限温度に達した場合に冷凍モードに入る。冷凍室
22及び温度切替室18の温度が設定下限温度になった
場合に、冷凍モードを解除する。温度切替室18へはダ
ンパ装置94の開閉制御により冷気が導入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵室や冷凍室、
また冷蔵温度帯から冷凍温度帯まで温度設定が可能な温
度切替室を備えた冷蔵庫であって、各部屋を冷却する場
合における冷蔵庫の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は従来例のダクトの構成を示し、
この図13に基づいて1つの蒸発器110で作られる冷
気を冷凍室114、庫内の設定温度を冷蔵温度帯から冷
凍温度帯まで設定可能な温度切替室122、冷蔵室11
6、野菜室118に分配する冷蔵庫の庫内の冷気の流れ
について説明する。
【0003】蒸発器110で作られた冷気はファン11
2で冷凍室114に送られ、温度切替室122、冷蔵室
116、野菜室118への冷気はそれぞれダンパ装置1
20、124の開閉により導入が制御される。冷凍室冷
却用の冷気を冷凍室114より温度帯が高い冷蔵室11
6や、冷蔵温度帯に設定された場合の温度切替室122
に導入することになり効率がよくない。
【0004】そこで、冷凍サイクルの構成が本発明の図
1と同じような構成で冷凍用蒸発器52、冷蔵用蒸発器
50への冷媒の流れを三方弁68により切り替えられる
冷凍サイクルが考えられる。図14にこの場合の庫内の
冷気の流れを示す。冷凍用蒸発器52で作られた冷気は
冷凍用送風機56で冷凍室22に導入され、また冷蔵用
蒸発器50で作られた冷気は冷蔵用送風機54で冷蔵室
14、野菜室16へと導入される。そして、冷凍室2
2、冷蔵室14の温度により冷媒流路の切り替え、圧縮
機、送風機56、54の回転数の制御を行ない、冷凍室
22、冷蔵室14
【0005】の庫内温度の制御を行なっている。
【発明が解決しようとする課題】ここでは図13に示す
ような温度切替室122及び温度切替室122を含めた
温度制御を考慮しておらず、温度切替室を設けた場合の
温度切替室用の制御を検討する必要があった。
【0006】図14に示すような冷気の流れでは冷凍室
22側では臭いが発生する度合いが低いため、冷凍室2
2側では脱臭が考慮されていなかった。しかし、温度切
替室が冷凍サイドにある場合、温度切替室が冷蔵モード
で冷蔵食品が保存された場合、臭気を発生する可能性が
あり、その脱臭が必要となる。
【0007】図13に示すような従来のタイプの冷蔵庫
では冷蔵室116で発生する臭いを脱臭するために除霜
用ヒータの近傍に白金触媒を用いた吸着剤を設置し、蒸
発器110に吸い込まれる臭いを吸着し、除霜時のヒー
タの熱で分解している。
【0008】現行のミドルフリータイプの冷蔵庫では冷
蔵室を冷却した冷気は次に野菜室を冷却し、冷凍室と野
菜室の隔壁内の流路を通り蒸発器に戻る。その野菜室か
らの蒸発器に戻る冷気は蒸発器全体に吸い込まれるた
め、上述した脱臭剤が複数平均的に設置されている。
【0009】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、冷蔵
温度帯から冷凍温度帯まで設定可能な温度切替室を適切
に冷却すると共に、脱臭するようにした冷蔵庫の制御方
法を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の冷蔵
庫の制御方法は、圧縮機と、凝縮器と、冷蔵室に対応し
た冷蔵用蒸発器と、冷凍室に対応した冷凍用蒸発器とを
環状に接続して冷媒流路を構成し、冷蔵用蒸発器側には
冷蔵室に冷気を送る冷蔵用送風機が設けられ、冷凍用蒸
発器側には冷凍室に冷気を送る冷凍用送風機が設けら
れ、冷媒流路に介設した弁体を切り替えて冷媒を冷凍用
蒸発器のみに流して冷凍室を冷却する冷凍モードと、冷
媒を冷蔵用蒸発器と冷凍用蒸発器に流して冷蔵室を冷却
する冷蔵モードとの2つのモードを持つ冷蔵庫におい
て、ダンパ装置を介して冷気を導入し温度設定が冷蔵温
度帯から冷凍温度帯まで設定が可能な温度切替室を備
え、冷凍モードの制御を開始するか否かの判断を、冷凍
室の温度が予め設定している設定上限温度に達している
か、温度切替室の温度が予め設定している設定上限温度
に達しているかで判断し、冷凍モードの解除の判断を、
冷凍室の温度が予め設定している設定下限温度に達する
と共に、温度切替室の温度も予め設定している設定下限
温度に達した場合に行なうようにしていることを特徴と
している。
【0011】請求項2の冷蔵庫の制御方法は、請求項1
のものにおいて、冷凍モード中に温度切替室の温度が設
定上限温度に達した場合にダンパ装置を開いて冷気を温
度切替室に導入し、設定下限温度に達した場合にダンパ
装置を閉じるようにしていることを特徴としている。
【0012】請求項3の冷蔵庫の制御方法は、請求項1
のものにおいて、冷凍モードに切り替わった時、温度切
替室の温度が設定下限温度より高い場合はダンパ装置を
開いて温度切替室に冷気を導入し、温度切替室の温度が
設定下限温度より低くなった場合または冷凍モードから
出る場合にはダンパ装置を閉じるようにしていることを
特徴としている。
【0013】請求項4の冷蔵庫の制御方法は、請求項1
のものにおいて、電源投入時、冷蔵室、冷凍室、温度切
替室の各庫内温度が所定の温度より低い場合は瞬時停電
と判断して通常の温度制御を行ない、各庫内温度が所定
の温度より高い場合には起動モードと判断して、冷凍モ
ード時に温度切替室が設定下限温度より高い場合はダン
パ装置を開き、設定下限温度より低い場合または冷凍モ
ードから出る場合にはダンパ装置を閉じるようにしてい
ることを特徴としている。
【0014】請求項5の冷蔵庫の制御方法は、請求項1
のものにおいて、温度切替室が冷蔵モードに設定されて
いて、冷却モードが冷蔵モードの時、温度切替室の温度
が設定上限温度より高い場合は設定下限温度より低くな
るまで冷凍用送風機を回転させると共に、ダンパ装置を
開いて温度切替室に冷気を導入するようにしていること
を特徴としている。
【0015】請求項6の冷蔵庫の制御方法は、請求項1
のものにおいて、圧縮機の停止時に温度切替室の温度が
設定上限温度より高く且つ冷凍室の温度より高い場合
は、圧縮機を起動せず、冷凍用送風機を回転させてダン
パ装置を開き、冷凍室の冷気を温度切替室に導入してい
ることを特徴としている。
【0016】請求項7の冷蔵庫の制御方法は、請求項1
のものにおいて、温度設定可能な区画を冷却して蒸発器
へ戻る冷気のダクト出口付近のヒータ近傍に白金触媒を
用いた脱臭剤を設置していることを特徴としている。
【0017】請求項8の冷蔵庫の制御方法は、請求項1
のものにおいて、冷凍用蒸発器の除霜周期は温度切替室
の設定温度が冷蔵温度帯の場合と冷凍温度帯の場合とで
は異ならしていることを特徴としている。
【0018】請求項9の冷蔵庫の制御方法は、請求項1
のものにおいて、冷凍用蒸発器を除霜する前に冷凍室を
冷やし込む運転モードの時、温度切替室の温度設定が冷
凍温度帯に設定されている場合はダンパ装置を開いて温
度切替室に冷気を導入し、冷凍室と同様に設定下限温度
以下に冷却するようにしていることを特徴としている。
【0019】請求項10の冷蔵庫の制御方法は、請求項
1のものにおいて、温度切替室の温度設定が冷凍室と等
しい場合、圧縮機を停止せずに冷凍モードを終了する時
にダンパ装置が開いている時は、ダンパ装置を開いたま
まにしていることを特徴としている。
【0020】請求項1〜請求項6の冷蔵庫の制御方法で
あると、温度切替室の温度を設定温度範囲に効率よく制
御することができる。
【0021】請求項7の冷蔵庫の制御方法であると、温
度切替室の設定温度を冷蔵温度帯に設定して食品を保存
しても、温度切替室の脱臭を効率良くできる。
【0022】請求項8の冷蔵庫の制御方法であると、温
度切替室の冷蔵温度帯、冷凍温度帯等の温度設定の違い
による着霜量が異なる場合でも対応できて、効率良く除
霜することができる。
【0023】請求項9の冷蔵庫の制御方法であると、除
霜中の温度切替室の温度上昇の防止ができる。
【0024】請求項10の冷蔵庫の制御方法であると、
温度切替室の冷気の導入を制御するダンパ装置の開閉回
数を減らすことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1〜
図12に基づいて説明する。
【0026】先ず、本発明の冷蔵庫の構成について図7
〜図12を用いて説明する。
【0027】図7は、本実施例の冷蔵庫10の正面図で
あり、図8は、冷蔵庫10の各扉を開けた状態の正面図
である。
【0028】図7及び図8に示すように、冷蔵庫10の
本体であるキャビネット12には、上段から冷蔵室1
4、野菜室16、庫内の設定温度を冷蔵温度帯から冷凍
温度帯まで設定可能な温度切替室18、冷凍室22が設
けられている。また、温度切替室18の左側には製氷室
20が設けられている。そして、野菜室16と温度切替
室18、製氷室20との間には断熱仕切体24が配され
ている。
【0029】冷蔵室14には、ヒンジによって開閉する
冷蔵室扉14aが設けられている。また、この冷蔵室1
4の下部には、約0℃付近で庫内温度を維持するチルド
室26が設けられている。
【0030】野菜室16は、引出式の野菜室扉16aが
設けられ、この扉と共に野菜容器28が引き出し可能と
なっている。
【0031】温度切替室18には、引出式の温度切替室
扉18aが設けられ、この扉と共に温度切替室容器30
が引き出し可能となっている。
【0032】冷凍室22にも、引出式の冷凍室扉22a
が設けられ、この扉と共に冷凍容器32が引き出し可能
となっている。
【0033】製氷室20は、図10に示すように、その
天井部付近に製氷装置34が設けられ、この下方には貯
氷容器36が設けられている。
【0034】製氷装置34は、製氷皿38と、それを回
転させる駆動部40と、貯氷容器36の氷の量を検知す
る検氷レバー42とよりなる。なお、製氷皿38に水を
供給するタンク44は、チルド室26の左側に設けられ
ている。
【0035】次に、図9〜図12に基づいて、冷蔵庫1
0の冷凍サイクルの構造及びその配置について説明す
る。
【0036】まず、圧縮機46は、図10に示すよう
に、キャビネット12の底部、すなわち冷凍室22の後
方下部に設けられている機械室48に設けられている。
【0037】冷蔵庫10の蒸発器は冷蔵用と冷凍用の2
つ存在し、冷蔵用蒸発器50は野菜室16の後方に配さ
れ、冷凍用蒸発器52は冷凍室22の後方上部に設けら
れている。また、冷蔵用蒸発器50の上方には冷蔵用送
風機54が設けられ、冷凍用蒸発器52の上方には冷凍
用送風機56が設けられている。また、冷蔵用蒸発器5
0の下方には除霜ヒータ96が設けられている。冷凍用
蒸発器52の下方には除霜ヒータ98が設けられてい
る。
【0038】ところで、温度切替室18の左側壁と底板
は断熱構造となっている。これによって、温度切替室1
8の庫内温度を冷蔵室と同じ温度に設定しても、周囲に
存在する冷凍室22等からの温度影響を受けることがな
い。さらに、温度切替室18の背面板も断熱構造となっ
ているため、冷凍用蒸発器52からの温度影響を受ける
こともない。
【0039】この冷凍サイクルの装置の配置を概説した
ものが図11であり、その冷媒流路を示したブロック図
が図12である。以下、この図11及び図12に基づい
て、冷媒の流れについて説明する。
【0040】圧縮機46から出た冷媒は、マフラー5
8、放熱パイプ60、凝縮器62、防露パイプ64、ド
ライヤー66を経て三方弁68に至る。三方弁68にお
いて冷媒流路は分岐し、一方は冷蔵用キャピラリーチュ
ーブ70に向かい、他方は冷凍用キャピラリーチューブ
72に向かう。冷蔵用キャピラリーチューブ70から前
記した冷蔵用蒸発器50に至り、冷凍用キャピラリーチ
ューブ72の出口側と1つになり、前記した冷凍用蒸発
器52に至る。その後、アキュムレータ74、サクショ
ンパイプ76を通って圧縮機46に戻る。
【0041】ここで、上記で説明していない各装置の冷
蔵庫10における取付位置を説明する。
【0042】凝縮器62は、図11に示すように、複数
回折曲されて板状に構成され、図10に示すように、冷
凍室22の底部下方に配されている。また、アキュムレ
ータ74は、図9に示すように、冷凍用蒸発器52の右
側に取り付けられている。
【0043】次に、上記構成の冷凍サイクルにおける冷
気の流れを冷蔵庫10の図9及び図10を用いて説明す
る。
【0044】まず、冷蔵用蒸発器50によって冷却され
た冷気の流れについて説明する。
【0045】冷蔵用蒸発器50によって冷却された冷気
は、冷蔵用送風機54によって、野菜室16の後方に位
置する冷蔵分岐空間78に送り込まれる。この冷蔵分岐
空間78の上部は、冷蔵室14の背面に設けられている
冷蔵ダクト80に接続され、この冷蔵ダクト80に冷気
が送られる。冷蔵ダクト80は、図9に示すように、冷
蔵室14の下部で二股に分かれ、ほぼU字状の形状をな
している。冷蔵ダクト80の前面には所定間隔毎に冷気
の吹出口82が設けられ、これら吹出口82から冷蔵室
14に冷気が吹き込まれる。冷蔵室14を冷却した冷気
はチルド室26、タンク44の下方を通って(図10参
照)、冷蔵用送風機54及び冷蔵用蒸発器50の左右に
設けられたリターンダクト84に流れ(図9参照)、冷
蔵用蒸発器50の下方に吹き出される。そして、この冷
気は再び冷蔵用蒸発器50で冷却されて、冷蔵用送風機
54の位置に至る。
【0046】一方、冷蔵分岐空間78からは、野菜室1
6の後方下部に向かって冷気が吹き出され、野菜室16
を冷却する(図10参照)。この冷気は、野菜容器28
の底部を後ろから前に向かって流れ、冷蔵室14と野菜
室16を仕切っている上仕切体86内部に設けられたリ
ターンダクト88に至る(図9参照)。このリターンダ
クト88は、前記したリターンダクト84に接続され、
この野菜室16を冷却した冷気も冷蔵用蒸発器50の下
方に循環する(図9参照)。
【0047】次に、冷凍用蒸発器52によって冷却され
た冷気の流れを説明する。
【0048】冷凍用蒸発器52によって冷却された冷凍
用送風機56は、冷凍分岐空間90に至る。この冷凍分
岐空間90の上部は製氷装置34に通じており、冷気は
この上部から製氷装置34に吹き出す。また、冷凍分岐
空間90の下部は、冷凍室22の冷凍容器32の背面板
に開口している孔33に通じており、冷気は、この下部
から冷凍容器32内部に向かって吹き出す。
【0049】製氷室20を冷却した冷気は冷凍室22の
前面に流れ、冷凍室22の冷凍容器32の内部を冷却し
た冷気は冷凍室22の前面に流れる。そして、この冷気
は冷凍容器32の前面に沿って下方に流れ、底部を通っ
てリターンダクト92に至る。リターンダクト92に流
れ込んだ冷気は、冷凍用蒸発器52に循環する。
【0050】冷凍分岐空間90の右側には、温度切替室
18に冷気を送るためのダンパ装置94が設けられ、こ
のダンパ装置94のダンパの開閉によって、温度切替室
18に送る冷気の量が調整され、その庫内温度を調整す
る。温度切替室18を冷却した冷気は、温度切替室18
の底部から冷凍用蒸発器52に通じるリターンダクト9
5に流れ込み冷凍用蒸発器52に循環する。
【0051】次に、本発明の冷蔵庫の温度の制御方法の
実施例について図1〜図6に基づいて説明する。図1
は、図12を簡略化した本発明の冷蔵庫のサイクル構成
を示す図である。圧縮機46を出た高温、高圧の冷媒は
凝縮器62で冷却され、凝縮器62を出た冷媒は三方弁
68で冷蔵用キャピラリーチューブ70あるいは冷凍用
キャピラリーチューブ72のどちらかに流れるように制
御される。
【0052】冷蔵用キャピラリーチューブ70は冷蔵用
蒸発器50に接続され、連結パイプ71を通り冷凍用蒸
発器52に接続されている。また、冷凍用キャピラリー
チューブ72は冷凍用蒸発器52に直接接続されてい
る。冷凍用蒸発器52を出た冷媒はサクションパイプ7
6を通り圧縮機46に戻る。
【0053】冷蔵室14を冷却する場合、冷媒を冷蔵用
キャピラリーチューブ70に流し、冷蔵用蒸発器50及
び冷凍用蒸発器52の両方に流すが、冷蔵用蒸発器50
でのみ熱交換を行なって冷蔵室14を冷却する。冷凍室
22を冷却する場合は、冷凍用キャピラリーチューブ7
2、冷凍用蒸発器52に冷媒を流し、冷凍用蒸発器52
で熱交換を行なって冷凍室22を冷却するようになって
いる。
【0054】なお、図1では高圧側に三方弁68を設け
たが、キャピラリーチューブで中間圧または低圧まで減
圧し、その段階で三方弁で冷媒の流れを制御すること
や、二方弁を2個、あるいはキャピラリーチューブの流
路抵抗に差を付けることにより、1個の二方弁で冷媒の
流れを制御するようにしても良い。
【0055】図2は本発明の冷蔵庫内の冷気の流れを示
すものであり、冷蔵室14には庫内温度を検出する冷蔵
室用温度センサ15が設けられている。また、冷凍室2
2にも庫内温度を検出する冷凍室用温度センサ23が設
けられている。温度切替室18にも庫内温度を検出する
温度センサ19が、野菜室16にも温度センサ17がそ
れぞれ設けられている。
【0056】冷蔵用蒸発器50で冷却された冷気は、冷
蔵用送風機54により冷蔵室14、野菜室16へ送り出
される。また、冷凍用蒸発器52で冷却された冷気は、
冷凍用送風機56により冷凍室22へ送り出され、温度
切替室18への冷気はダンパ装置94により制御される
ようになっている。
【0057】各部屋の温度センサ15、17、19、2
3からの検出値が制御装置57に入力されるようになっ
ており、この検出温度信号により圧縮機46、送風機5
6、54の回転数制御やオンオフ制御を行ない、各部屋
が温度制御がなされる。
【0058】制御装置57内の冷凍室冷却装置では、冷
凍室22と温度切替室18の2つの区画の温度制御をし
ている。そのため、三方弁68を切り替えて冷凍用蒸発
器52に冷媒を流す冷凍モードに切り替える制御を行な
うためには、冷凍室22と温度切替室18の両区画の温
度により制御する必要がある。
【0059】次に、冷凍モードに入る場合について温度
切替室18の温度とそれの上限・下限の温度の関係、冷
凍室22の温度とそれの上限・下限の温度の関係につい
て図3を用いて説明する。図3の左側では、冷凍室22
の温度が設定上限温度になり、冷凍モードに入る要求を
制御装置57に出し、冷凍モードになり(図中の点線部
分より右側)冷却を開始した場合を示している。温度切
替室18の温度は設定上限温度より低いために冷却は開
始されていない。
【0060】図3の右側では、温度切替室18の温度が
設定上限温度になり、冷凍モードに入る場合を示してい
る。この場合、冷凍室22にも冷気が導入されるため冷
凍室22の温度も低下している。
【0061】ここで、冷凍モードに入る要求を出し、実
際に冷凍モードを開始するかの判断は冷蔵室14の運転
状況等を含めて判断される。このため、冷蔵室14を冷
却するのが優先される場合、すぐには冷凍モードには入
らない。
【0062】次に、冷凍モードから出る場合について図
4を用いて説明する。図4の左側では、冷凍室22の冷
却の方が遅く、冷凍室22の温度が下限温度になった段
階で冷凍モードを出る場合を示している。温度切替室1
8は下限温度になった段階でダンパ装置94が閉じられ
るため、冷却は終了している。
【0063】図4の右側では、温度切替室18の方が冷
却が遅く、温度切替室18が下限温度になった段階で冷
凍モードを出る場合を示している。温度切替室18だけ
を冷やすことは出来ないため、冷凍室22は下限温度よ
り低くなる。
【0064】図4に示すように、温度切替室18及び冷
凍室22が設定下限温度より低くなった段階で冷却終了
となる。冷凍モード中でも冷蔵室14の状態を制御装置
57に入力、判断し、冷蔵室14を冷却するのが優先さ
れるような条件では、両区画の冷えが十分でなくても冷
凍モードより冷蔵モードに切り替わることもある。
【0065】これの条件により冷凍室22、温度切替室
18は設定温度範囲内に効率よく制御することができ
る。
【0066】(第2の実施例)次に、第2の実施例につ
いて説明する。第1の実施例で示した冷蔵庫で、冷凍モ
ードの時、温度切替室18の温度が設定上限温度になっ
たらダンパ装置94を開いて冷気を導入している。温度
切替室18の温度が高くなったことにより冷凍モードに
なった場合は当然ダンパ装置94は冷凍モードに入った
と同時に開かれる。
【0067】また、温度切替室18の温度が設定下限温
度に達した場合にはダンパ装置94を閉じるようにして
いる。
【0068】(第3の実施例)第1の実施例の制御で温
度切替室18の要求より冷凍モードになった場合はもち
ろんであるが、冷凍室22の要求で冷凍モードになった
ときも温度切替室18の温度が設定下限温度より高い場
合は、ダンパ装置94を開いて温度切替室18に冷気を
導入し、設定下限温度より低くなった場合、ダンパ装置
94を閉じることにより温度切替室18の温度を設定温
度に制御している。
【0069】図5において、左側では冷凍室22が上限
温度になり冷凍モードになったときに、温度切替室18
の温度が上限温度以下であるため、ダンパ装置94が開
かない例を示している。冷凍室22の冷却中に温度切替
室18の温度が上昇するため、冷凍室22の温度が下限
温度に達するまでに温度切替室18の温度が温度切替室
18の上限温度に達し、遅れて冷却を始める。そのた
め、冷凍モードを終了するのに時間がかかったり、冷凍
モード終了時に温度切替室18の温度が十分に冷却され
ていない等の問題が発生する可能性がある。
【0070】また、冷凍室22か温度切替室18の温度
が高いために冷凍モードに入るのではなく、冷蔵室14
の冷却が終了し、冷凍モードに入る場合も温度切替室1
8のダンパ装置94が開かれず、同様の問題が発生す
る。
【0071】そこで本実施例では、図5の右側に示すよ
うに、冷凍モードに入ると同時にダンパ装置94が開か
れるように制御している。温度切替室18に冷気が導入
され、下限温度になったところでダンパ装置94を閉じ
る制御を行なっている。
【0072】そのため、冷凍室22が下限温度になった
ときには温度切替室18の温度が十分に冷やされた状態
で冷凍モードを終了することができる。
【0073】前記の例では冷凍モードに入る場合に無条
件にダンパ装置94を開いたが、冷蔵モードのように熱
漏洩が小さく、必要とされる冷却量が小さい設定の場
合、温度切替室18の温度が設定上限温度と下限温度の
どの位置にあるかでダンパ装置94を開くか開かないか
の判断をすることも可能であり、これによりダンパ装置
94の開閉数を減らすことが可能になる。
【0074】例えば、温度切替室18の温度が冷凍モー
ドに入ったときに設定上限温度と下限温度の中間より低
い場合は開かない等の制御を行なうことができる。
【0075】冷蔵室14からの要求で冷凍サイクルを冷
蔵モードに切り替えると判断されたときは、冷凍モード
を終了し、ダンパ装置94は閉じられる。
【0076】(第4の実施例)次に、第4の実施例につ
いて説明する。冷蔵庫に電源が投入されたときに庫内が
冷却されている場合、例えば、冷蔵室14、冷凍室2
2、温度切替室18がそれぞれ設定上限温度より5℃以
上高くない場合は短時間停電したと判断し、通常の温度
制御を行なう。
【0077】逆に庫内温度が高い場合は、起動モードと
判断し、冷却モードの切り替えは圧縮機46及び冷媒流
路を切り替える三方弁68の保護のために、ある一定の
決まりで行なわれるようにしている。
【0078】冷凍モードになった時に、温度切替室18
の温度が設定上限値より高い場合は、ダンパ装置94を
開き、設定下限値より低くなるか、冷蔵モードに切り替
わったときにダンパ装置94を閉じる。冷蔵室14温
度、冷凍室22温度が一定の温度より低くなったところ
で起動モードを終了し、通常の温度制御を行なう。
【0079】(第5の実施例)冷凍室22及び温度切替
室18の冷却時は、冷凍用蒸発器52のみに冷媒が流
れ、冷凍用送風機56を運転して庫内を冷却し、冷蔵室
14の冷却時は、冷媒流路を切り替えて冷蔵用蒸発器5
0、冷凍用蒸発器52の両方に冷媒を流し、冷蔵用送風
機54のみを運転して冷蔵室14を冷却する。
【0080】冷蔵室14を冷却する場合、冷媒は冷凍用
蒸発器52に流れているが、冷媒の温度は冷蔵室14を
冷却するには十分に低いが、冷凍室22を冷却するには
高く、効率良く冷凍室22を冷却することは出来ず、冷
凍用送風機56は止めて強制対流による熱交換は行なわ
ない。
【0081】温度切替室18が冷蔵設定の場合、冷凍用
蒸発器52に流れる冷媒の温度が冷凍室22を冷却する
には高くても、温度切替室18を冷却するには十分低い
ため、冷凍用送風機56を回転させてダンパ装置94を
開くことにより、温度切替室18を冷却することが可能
である。
【0082】また、このような運転で冷蔵温度の温度切
替室18を冷却すると、温度切替室18に流れ込む冷気
の温度が冷凍モードの冷気を導入して冷却する場合に比
べて高くなり、吹出口付近の食品の温度が低くなりすぎ
る等の問題点を少なくすることができる。
【0083】(第6の実施例)本実施例では以下の制御
を行なっている。すなわち、温度切替室18の温度設定
が冷凍室22の温度設定より高い設定であり、圧縮機4
6が停止中、温度切替室18の温度が設定上限温度より
高くなった場合、冷凍用送風機56を運転し、ダンパ装
置94を開くようにしている。これにより冷凍室22の
冷気を温度切替室18に導入し、温度切替室18の温度
を下げることが可能となる。
【0084】温度切替室18の温度が設定下限温度より
低くなるか、冷凍室22の温度と等しくなった時、冷凍
用送風機56を停止し、ダンパ装置94を閉じるように
している。
【0085】(第7の実施例)次に第7の実施例につい
て説明する。温度切替室18への冷気の流れについて図
6を用いて説明する。温度切替室18を冷却し冷凍用蒸
発器52に戻る空気は、ダクト61を通り冷凍用蒸発器
52の入口に導かれる。
【0086】冷蔵庫の庫内に発生する臭いは主に冷蔵食
品から発生するため、冷凍室22内の食品からは発生せ
ず、温度切替室18が冷蔵温度帯に設定された場合にそ
の区画の中の食品から臭いが発生する。そのため、冷凍
用蒸発器52に吸い込まれる空気の内、臭い成分を持つ
ものは温度切替室18からのダクト61の近傍に集中す
ることになる。
【0087】そこで、除霜ヒータ98の近傍のダクト6
1の出口付近に白金触媒による脱臭剤63を設置するこ
とにより、効率良く脱臭することが可能となる。また、
臭いを吸着した脱臭剤63は冷凍用蒸発器52を除霜す
るための除霜ヒータ98の熱により分解されるようにな
っている。
【0088】(第8の実施例)ところで、温度切替室1
8の設定が冷蔵温度帯で食品を保存する場合と、冷凍温
度帯で冷凍食品等を保存する場合とでは庫内から発生す
る水分の量は異なり、冷蔵温度帯で保存する食品の方が
発生する水分の量は多い。冷凍室冷却モードの時間の積
算値で除霜を行なう場合、温度切替室18の温度設定が
冷蔵温度帯の場合、冷凍温度帯に設定されている場合よ
りも短くすることにより、温度切替室18の設定の違い
による冷凍用蒸発器52の着霜に対応することができ
る。
【0089】除霜周期を計算する場合、冷蔵庫制御基板
の制御装置57内のマイクロプロセッサのタイマ・カウ
ンタで時間を計算するようにしている。冷凍室冷却モー
ドに入ると時間を計測し始める。初期値よりカウントダ
ウンし、値がゼロになった段階で除霜に入る場合と、ゼ
ロよりカウントアップして定められた値までカウントが
増えた段階で除霜に入る方法がある。
【0090】前者の場合は初期値、後者の場合は目標値
により除霜周期を設定する。温度切替室18の設定によ
り初期値、目標値を変更することにより、除霜周期を変
えることができる。
【0091】目標値を変える方法ではなく、カウントを
するスピードを温度切替室18の設定により可変するこ
とで、除霜周期を変えるようにしても良い。この方式の
場合、除霜と除霜の間に温度切替室18の温度設定を変
えても運転状況に合わせた除霜周期を得ることができ
る。
【0092】(第9の実施例)冷凍室22は冷凍用蒸発
器52の除霜中に庫内温度が上昇するために、除霜前に
通常の設定下限温度より冷やし込まれる(プリクール運
転)。温度切替室18も冷凍室22と同じように冷凍用
蒸発器52の除霜中には温度が上昇するため、冷凍室2
2と同様に冷やし込む必要がある。
【0093】そのため、温度切替室18が冷凍温度帯に
設定されており、冷凍室22がプリクール運転によって
冷やし込まれているときは、冷気を導入するダンパ装置
94を開き、温度切替室18を冷やし込む必要がある。
温度切替室18はパーシャル・チルド温度帯より高いと
きは中の食品が凍結する可能性があるため、通常の上下
・下限によるダンパ装置94の開閉制御が行なわれる。
【0094】(第10の実施例)次に、第10の実施例
について説明する。温度切替室18が冷凍温度帯に設定
されており、温度切替室18と冷凍室22の温度がほぼ
等しい場合、冷凍用送風機56が止まっている時に、温
度切替室18に冷気を導入するダンパ装置94の開閉状
態に温度切替室18の温度は影響を受けない。
【0095】そのため、冷凍モードを終了する時にダン
パ装置94が開いている場合、除霜等で冷凍モードを終
了する場合以外、ダンパ装置94を閉じる必要はなく、
ダンパ装置94を開状態のままにすることにより、ダン
パ装置94の開閉数を減らすことが可能となる。
【0096】低室温等で、冷蔵室14、冷凍室22、温
度切替室18の負荷が低く、各庫内が十分に冷却され、
圧縮機46が停止することがある。このような条件では
冷凍モードになり、温度切替室18に冷気が導入される
頻度も低くなる。そのため、温度切替室18から冷凍用
蒸発器52へのダクト61内に霜が付き、冷凍用送風機
56が回転することによる冷気が来ないため、霜が成長
する等の問題が生じる場合がある。
【0097】圧縮機46が停止した場合は、ダンパ装置
94を閉じることにより、低室温等で無冷却時間が長い
場合に発生する弊害を防ぐことができる。また、このよ
うな条件では圧縮機46の起動・停止の一周期の時間が
長いため、圧縮機46の停止時にダンパ装置94を閉め
てもダンパ装置94の開閉数は多くならない。圧縮機4
6が停止の時に、ダンパ装置94を閉じるため、除霜の
ときも当然ダンパ装置94は閉じられる。
【0098】
【発明の効果】以上により本発明の冷蔵庫の制御方法で
あると、温度切替室の温度を設定温度範囲に効率よく制
御することができる。また、温度切替室の設定温度を冷
蔵温度帯に設定して食品を保存しても、温度切替室の脱
臭を効率良くでき、また、温度切替室の冷蔵温度帯、冷
凍温度帯等の温度設定の違いによる着霜量が異なる場合
でも対応できて、効率良く除霜することができる。更に
は、除霜中の温度切替室の温度上昇の防止ができ、ま
た、温度切替室の冷気の導入を制御するダンパ装置の開
閉回数を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷凍サイクルの冷媒流路を示す図であ
る。
【図2】本発明の庫内側冷気の流れのダクト構成を示す
図である。
【図3】本発明の冷凍モードに入る場合のタイミングを
示す説明図である。
【図4】本発明の冷凍モードを終了する場合のタイミン
グを示す説明図である。
【図5】本発明の冷凍モードに入るときの温度切替室の
ダンパ装置の制御を示す説明図である。
【図6】本発明の温度切替室への冷気の流れを示す構成
図である。
【図7】本発明の一実施例を示す冷蔵庫の正面図であ
る。
【図8】同じく扉を開けた状態のキャビネットの正面図
である。
【図9】冷蔵庫のキャビネットの後方における縦断面図
である。
【図10】図7におけるA−A線断面図である。
【図11】冷凍サイクルを構成する各装置の配置図であ
る。
【図12】冷媒流路を示すブロック図である。
【図13】従来例の庫内側冷気の流れのダクト構成を示
す図である。
【図14】他の従来例の冷気の流れのダクト構成を示す
図である。
【符号の説明】
10 冷蔵庫 14 冷蔵室 18 温度切替室 22 冷凍室 46 圧縮機 50 冷蔵用蒸発器 52 冷凍用蒸発器 54 冷蔵用送風機 56 冷凍用送風機 61 ダクト 63 脱臭剤 68 三方弁 94 ダンパ装置 98 除霜ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 朝倉 啓明 大阪府茨木市太田東芝町1番6号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社大阪事業所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機と、凝縮器と、冷蔵室に対応した冷
    蔵用蒸発器と、冷凍室に対応した冷凍用蒸発器とを環状
    に接続して冷媒流路を構成し、 冷蔵用蒸発器側には冷蔵室に冷気を送る冷蔵用送風機が
    設けられ、 冷凍用蒸発器側には冷凍室に冷気を送る冷凍用送風機が
    設けられ、 冷媒流路に介設した弁体を切り替えて冷媒を冷凍用蒸発
    器のみに流して冷凍室を冷却する冷凍モードと、冷媒を
    冷蔵用蒸発器と冷凍用蒸発器に流して冷蔵室を冷却する
    冷蔵モードとの2つのモードを持つ冷蔵庫において、 ダンパ装置を介して冷気を導入し温度設定が冷蔵温度帯
    から冷凍温度帯まで設定が可能な温度切替室を備え、 冷凍モードの制御を開始するか否かの判断を、冷凍室の
    温度が予め設定している設定上限温度に達しているか、
    温度切替室の温度が予め設定している設定上限温度に達
    しているかで判断し、 冷凍モードの解除の判断を、冷凍室の温度が予め設定し
    ている設定下限温度に達すると共に、温度切替室の温度
    も予め設定している設定下限温度に達した場合に行なう
    ようにしていることを特徴とする冷蔵庫の制御方法。
  2. 【請求項2】冷凍モード中に温度切替室の温度が設定上
    限温度に達した場合にダンパ装置を開いて冷気を温度切
    替室に導入し、 設定下限温度に達した場合にダンパ装置を閉じるように
    していることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫の制御
    方法。
  3. 【請求項3】冷凍モードに切り替わった時、温度切替室
    の温度が設定下限温度より高い場合はダンパ装置を開い
    て温度切替室に冷気を導入し、 温度切替室の温度が設定下限温度より低くなった場合ま
    たは冷凍モードから出る場合にはダンパ装置を閉じるよ
    うにしていることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫の
    制御方法。
  4. 【請求項4】電源投入時、冷蔵室、冷凍室、温度切替室
    の各庫内温度が所定の温度より低い場合は瞬時停電と判
    断して通常の温度制御を行ない、 各庫内温度が所定の温度より高い場合には起動モードと
    判断して、冷凍モード時に温度切替室が設定下限温度よ
    り高い場合はダンパ装置を開き、 設定下限温度より低い場合または冷凍モードから出る場
    合にはダンパ装置を閉じるようにしていることを特徴と
    する請求項1記載の冷蔵庫の制御方法。
  5. 【請求項5】温度切替室が冷蔵モードに設定されてい
    て、冷却モードが冷蔵モードの時、温度切替室の温度が
    設定上限温度より高い場合は設定下限温度より低くなる
    まで冷凍用送風機を回転させると共に、ダンパ装置を開
    いて温度切替室に冷気を導入するようにしていることを
    特徴とする請求項1記載の冷蔵庫の制御方法。
  6. 【請求項6】圧縮機の停止時に温度切替室の温度が設定
    上限温度より高く且つ冷凍室の温度より高い場合は、圧
    縮機を起動せず、冷凍用送風機を回転させてダンパ装置
    を開き、冷凍室の冷気を温度切替室に導入していること
    を特徴とする請求項1記載の冷蔵庫の制御方法。
  7. 【請求項7】温度設定可能な区画を冷却して蒸発器へ戻
    る冷気のダクト出口付近のヒータ近傍に白金触媒を用い
    た脱臭剤を設置していることを特徴とする請求項1記載
    の冷蔵庫の制御方法。
  8. 【請求項8】冷凍用蒸発器の除霜周期は温度切替室の設
    定温度が冷蔵温度帯の場合と冷凍温度帯の場合とでは異
    ならしていることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫の
    制御方法。
  9. 【請求項9】冷凍用蒸発器を除霜する前に冷凍室を冷や
    し込む運転モードの時、温度切替室の温度設定が冷凍温
    度帯に設定されている場合はダンパ装置を開いて温度切
    替室に冷気を導入し、冷凍室と同様に設定下限温度以下
    に冷却するようにしていることを特徴とする請求項1記
    載の冷蔵庫の制御方法。
  10. 【請求項10】温度切替室の温度設定が冷凍室と等しい
    場合、圧縮機を停止せずに冷凍モードを終了する時にダ
    ンパ装置が開いている時は、ダンパ装置を開いたままに
    していることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫の制御
    方法。
JP11727998A 1998-04-27 1998-04-27 冷蔵庫の制御方法 Pending JPH11304333A (ja)

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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