JPH11303929A - 摩擦振子型免震装置及び摩擦振子型免震装置の設置方法 - Google Patents

摩擦振子型免震装置及び摩擦振子型免震装置の設置方法

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JPH11303929A
JPH11303929A JP11170898A JP11170898A JPH11303929A JP H11303929 A JPH11303929 A JP H11303929A JP 11170898 A JP11170898 A JP 11170898A JP 11170898 A JP11170898 A JP 11170898A JP H11303929 A JPH11303929 A JP H11303929A
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JP
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receiving portion
isolation device
load receiving
curved
friction pendulum
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JP11170898A
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Takashi Kurosawa
隆志 黒澤
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 略2倍の水平変移を許容することが出来、摩
擦振子型免震装置の平面的な外形を小型化して該摩擦振
子型免震装置が建築物外郭よりも外側に大きくはみ出す
ことがない擦振子型免震装置を提供し、更に摩擦振子型
免震装置の上側荷重受部或いは下側荷重受部の曲面状の
受面を金属薄板とグラウト固化層とを一体化して構成し
たことで加工コスト及び材料コストを低減することが出
来る擦振子型免震装置の設置方法を提供することを可能
にすることを目的としている。 【解決手段】 地盤1から立設されたアンカーボルト3
に曲面状の受面5aを有する金属薄板5を架設し、該金
属薄板5と地盤1との間に無収縮性のグラウト材8を充
填して一体化させる。金属薄板5の曲面状の受面5aと
等しい曲率半径で構成された曲面状の受面24aを有する
金属薄板24と平板25との間に無収縮性のグラウト材8を
充填して一体化させ、平板25をH形鋼16に固定し、曲面
状の受面5a,24a間にシュー9を滑動自在に介在させ
て構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物や美術品展
示ケース或いはコンピューター用免震床等に適用可能な
摩擦振子型免震装置及びその設置方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に免震装置に必要とされる機能とし
て、絶縁機能、復元機能、減衰機能、風ロック機能の4
機能がある。先ず、絶縁機能とは上部構造物を地盤側構
造物から遊離させ、地震力が上部構造物に伝わらないよ
うにする機能であり、復元機能とは前記絶縁機能により
地盤と別々に動いて該地盤と相対的にずれた位置にある
上部構造物を地震が収まった後に地震前と同じ位置に復
元させる機能であり、減衰機能とは地震が収まってから
上部構造物の往復運動を短時間で収束させる機能であ
り、風ロック機能とは住宅建築等の比較的軽量で風を受
け易い上部構造物が風で動かないようにする機能であ
る。
【0003】これらの4機能を備えた従来の免震装置と
して特公平5-62179 号公報に開示された摩擦振子型免震
装置(第1公知例)は、図7に示すように、地盤上に設
けられた支持基礎50に接続され、コンクリートで構成さ
れた皿ハウジング51により板厚30mm以上のステンレス
鋼からなる厚板を機械加工して削り出して製作された曲
面状の皿52を保持し、該皿52上を滑動して移動可能な荷
重伝達体となる関節スライダ53を滑動可能に保持するス
ライダハウジング54が支持コラム55に接続され、更に支
持コラム55が構造物接続板56に接続され、該構造物接続
板56がボルト57により支持構造物58に固定されている。
関節スライダ53は鋼材を機械加工して削り出して製作さ
れ、その上下側には夫々球面からなる凸形関節面53a及
び凸形滑動面53bが形成されている。
【0004】また、第2公知例として図8に示す摩擦振
子型免震装置は、板厚30mm以上の厚軟鋼板を機械加工
して曲面61aを削り出して形成した下沓61を地盤上に設
けられた支持基礎60上に載置してボルト止めにより固定
し、該曲面61a上を滑動して移動可能な荷重伝達体とな
る下部スライディングプレート62を同じく荷重伝達体と
なる上部スライディングプレート63に接着し、該上部ス
ライディングプレート63を滑動可能に保持する柱状部材
64がフランジ部材65に接続されて上沓を形成し、該フラ
ンジ部材65がボルト止めにより支持構造物66に固定され
ている。上下部スライディングプレート63,62及び柱状
部材64は夫々軟鋼材を機械加工して曲面63a,62a,64
aを削り出して形成したものであり、フランジ部材65も
軟鋼材により形成されている。
【0005】一方、上記荷重伝達体となる関節スライダ
53及び上下部スライディングプレート63,62は上下両面
が球面となっており、これ等は通常、機械加工の削り出
しにより製造される。この機械加工を行う際には削られ
る材料はしっかりと加工装置に固定されていなければな
らない。
【0006】また、荷重伝達体となる関節スライダ53及
び上下部スライディングプレート63,62の高さ方向の寸
法が大きい場合には該荷重伝達体が転倒してスライダハ
ウジング54や柱状部材64から脱離する虞があるため該荷
重伝達体の高さ方向の寸法は出来るだけ小さい方が望ま
しい。
【0007】上記関節スライダ53及び上下部スライディ
ングプレート63,62からなる荷重伝達体は平面的には円
形をしているので通常は図9(a)に示すような円柱状
の丸棒71から削り出して製造されている。その際、2球
面のうち一方の球面71aを削る時は丸棒71の切削側と反
対側の側面部位を加工装置の把持機構72で把持すること
により丸棒71はしっかりと固定され(図9(b)参
照)、その球面71aは切削工具73により切削して容易に
形成される(図9(c)参照)。
【0008】しかしながら、残りの球面部を削る際には
その切削側と反対側の部位は既に球面71aが形成されて
いるため、図9(d)に示すように、把持機構72により
把持することが出来ず、残りの球面部の切削加工が困難
であった。
【0009】そのため、図8に示した第2公知例のよう
に荷重伝達体を上下部スライディングプレート63,62の
2部材から構成したものがある。その際、例えば、図10
(a)に示すように、把持機構72により把持した丸棒71
の切削側と反対側の端部に予め丸棒71を把持するための
把持部71bを形成しておき、該把持部71bを把持機構74
により把持して球面71aを形成する(図10(b)参
照)。そして、他方の丸棒71も同様にして把持部71bを
形成して該把持部71bを把持機構74により把持して球面
71cを形成し、図10(c),(d)に示すように両者を
接着して荷重伝達体を構成している。
【0010】また、他の構成として、例えば、図11
(a)に示すように、把持機構72により把持した丸棒71
の切削側と反対側の端部に予め丸棒71を把持するための
雌ネジ71dを形成しておき、把持機構72により把持され
た固定治具75に立設された雄ネジ75aに丸棒71に形成し
た雌ネジ71dを螺合締着して固定して球面71aを形成す
る(図11(b)参照)。そして、他方の丸棒71も同様に
して雌ネジ71dを形成して把持機構72により把持された
固定治具75に立設された雄ネジ75aに丸棒71に形成した
雌ネジ71dを螺合締着して固定して球面71cを形成し、
図11(c),(d)に示すように両者を接着して荷重伝
達体を構成している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
各公知例では、スライダハウジング54及び柱状部材64に
夫々滑動自在に保持された関節スライダ53及び上下部ス
ライディングプレート63,62の位置は上部構造物となる
支持構造物58,66に対して固定されているため地震時に
上部構造物が地盤側構造物となる皿ハウジング51及び下
沓61に対して、例えば30cmの変位を許容するように設
計した場合、荷重伝達体である関節スライダ53及び上下
部スライディングプレート63,62の外径が10cmである
とすると、皿52の球形凹形滑動面52a及び下沓61の曲面
61aの外径は少なくとも70cm(30cm×2+10cm)
以上必要となり、摩擦振子型免震装置の平面的な外形が
大型化するという問題がある。
【0012】従って、上記摩擦振子型免震装置を上部構
造物の外周部の芯、例えば、建築物の場合では外壁或い
は外周の柱の芯の位置に設けた場合、該摩擦振子型免震
装置が建築物外郭よりも外側に大きくはみ出してしまう
ため、敷地の有効利用の妨げとなったり、特に敷地が狭
い場合には通行の妨げとなったりするという問題があ
る。
【0013】これを回避するために上記摩擦振子型免震
装置を上部構造物の外周部の芯よりも内部側に配置する
と、外壁或いは外周の柱の芯と摩擦振子型免震装置との
間に位置ずれが生じるため該摩擦振子型免震装置の真上
の基礎梁や床に上部構造物の荷重と両軸芯の離隔距離に
応じた曲げモーメントや剪断力が発生し、その部位の基
礎梁や床を強固に構成する必要があるため余計な部品や
施工作業が必要となるという問題がある。
【0014】また、図7に示した第1公知例の皿52及び
図8に示した第2公知例の下沓61は板厚30mm以上の厚
ステンレス鋼板或いは厚軟鋼板を機械加工して球形凹形
滑動面52a、曲面61aを削り出して形成するため加工作
業に手間がかかり加工コストが増大する上、原材料とし
て鋼材の厚板を使用するため高価であり材料コストが増
大するという問題がある。特に図8に示した第2公知例
の下沓61では下沓61の重量が大きくなり、例えば、1m
角、30mm厚の厚軟鋼板では236kg程度の重量がある
ため、起重機械により搬入しなければならず、施工作業
が困難であった。
【0015】また、図9に示したように荷重伝達体を丸
棒71から加工する際の困難さから図8に示したように、
荷重伝達体を2分割して別々に加工した後、両者を接着
する場合には荷重伝達体の製造作業に手間がかかり、製
造コストが増大するという問題がある。
【0016】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、略2倍の水平変移を許容する
ことが出来、摩擦振子型免震装置の平面的な外形を小型
化して該摩擦振子型免震装置が建築物外郭よりも外側に
大きくはみ出すことがない擦振子型免震装置を提供し、
更に摩擦振子型免震装置の上側荷重受部或いは下側荷重
受部の曲面状の受面を金属薄板とグラウト固化層とを一
体化して構成したことで加工コスト及び材料コストを低
減することが出来る摩擦振子型免震装置の設置方法を提
供せんとするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る摩擦振子型免震装置は、曲面状の受面を
有し、且つ一方の構造物に固定される上側荷重受部と、
曲面状の受面を有し、且つ他方の構造物に固定される下
側荷重受部と、前記上側荷重受部及び前記下側荷重受部
の両受面間に介在される荷重伝達体を有する摩擦振子型
免震装置において、前記上側荷重受部及び前記下側荷重
受部の夫々の曲面状の受面を同一曲率半径で形成し、該
両受面間に介在される荷重伝達体を該両受面間を実質的
に回転することなく滑動可能に構成したことを特徴とす
る。
【0018】上記構成によれば、荷重伝達体が上側荷重
受部及び下側荷重受部の両方の曲面状の受面に対して滑
動して移動することが出来、前述した各公知例のように
一方の構造物に対して固定される荷重伝達体の構成と比
較して略2倍の水平変移を許容することが出来る。
【0019】これにより、摩擦振子型免震装置の平面的
な外形を小型化することが出来、摩擦振子型免震装置を
上部構造物の外周部の芯、例えば、建築物の場合では外
壁或いは外周の柱の芯の位置に設けても該摩擦振子型免
震装置が建築物外郭よりも外側に大きくはみ出すことが
なく、敷地の有効利用が出来、敷地が狭い場合であって
も通行の妨げとなることがない。
【0020】また、荷重伝達体を柱状部材で構成出来る
ので該荷重伝達体を丸棒から削り出す際にその円柱部を
加工装置の把持機構により把持して加工することが容易
に出来、荷重伝達体を1部品で構成すると共に該荷重伝
達体の加工作業を容易にすることが出来る。
【0021】また、本発明に係る摩擦振子型免震装置の
設置方法は、前記摩擦振子型免震装置を前記構造物間に
設置する方法において、前記上側荷重受部と前記下側荷
重受部の少なくとも一方は、その曲面状の受面を形成す
るための金属薄板を固定すべき構造物の所定位置に配置
し、該構造物と前記金属薄板間に無収縮性のグラウト材
を充填して固化させたグラウト固化層と前記金属薄板と
を一体化することにより形成したことを特徴とする。
【0022】上記構成によれば、摩擦振子型免震装置の
一方の構造物に固定される上側荷重受部と他方の構造物
に固定される下側荷重受部の少なくとも一方の曲面状の
受面を金属薄板で構成したことで、例えば、板厚2.3
mm以下程度の金属薄板を曲げ加工することにより曲面状
の受面を容易に形成することが出来る。従って、プレス
加工により大量生産することも出来、少量生産であれば
ヘラ絞り加工等により金属薄板を曲げ加工して曲面状の
受面を容易に形成することが出来る。
【0023】また、薄軟鋼板であれば、材料費が安価
で、例えば、1m角、2.3mm厚の薄軟鋼板では18kg
程度の重量であるので超軽量化することが出来、起重機
械にたよらずに作業員によって容易に搬入することが出
来、施工作業も容易に出来る。
【0024】また、通常、摩擦振子型免震装置の設置に
は、その高さレベル調整や水平度調整のために該摩擦振
子型免震装置の下に無収縮性のグラウト材を数mmから数
十mm程度の厚さで打設するが、上記構成によれば、金属
薄板と構造物との間に無収縮性のグラウト材を充填して
固化させたグラウト固化層と該金属薄板とを一体化して
構成されるため、該無収縮性のグラウト材がそのまま高
さレベル調整や水平度調整用を兼ねることが出来るので
合理的である。
【0025】従って、各公知例のように高価で重量のあ
る厚ステンレス鋼板や厚軟鋼板を機械加工する必要がな
く、加工作業を省略して加工コストを削減すると共に材
料コストを低減し、重量を低減して施工作業を容易にす
ることが出来る。
【0026】
【発明の実施の形態】図により本発明に係る摩擦振子型
免震装置及びその設置方法の一実施形態を具体的に説明
する。図1は本発明に係る摩擦振子型免震装置の構成を
示す断面説明図、図2は下側荷重受部の構成を示す平面
図、図3(a)〜(c)は下側荷重受部の設置方法を示
す断面説明図、図4は上側荷重受部の構成を示す平面
図、図5(a)〜(c)は上側荷重受部の設置方法を示
す断面説明図、図6(a)〜(c)は本発明に係る摩擦
振子型免震装置の免震作用を説明する図である。
【0027】本発明に係る摩擦振子型免震装置及びその
設置方法は住宅やオフィス等の建築物や美術品展示ケー
ス或いはコンピューター用免震床等に適宜適用可能な摩
擦振子型免震装置に関するものであり、以下の説明で
は、住宅やオフィス等の建築物に適用した場合の一例に
ついて説明する。
【0028】図1において、1は地盤であり、該地盤1
内部には構造物となる杭2が埋設され、該杭2の上端部
にはアンカーボルト3が地盤1上部に立設して取り付け
られている。
【0029】アンカーボルト3の高さ方向所定位置には
ナット4が螺合されており、図3(a)に示すように、
中央部に平面的には円形で下に凸の所定の曲率を有する
曲面状の受面5aを形成した金属薄板5の該曲面状の受
面5aの外部で4隅に形成された座ぐり部5bが該ナッ
ト4の上面に載置され、更に該座ぐり部5bの上面にア
ンカーボルト3に螺合締着されたナット6が当接して金
属薄板5がアンカーボルト3に固定され、地盤1から浮
いた状態で架設される。
【0030】前記金属薄板5は、例えば、板厚が2.3
mm以下程度の薄軟鋼板で構成することが出来、該金属薄
板5を曲げ加工することにより曲面状の受面5aを容易
に形成することが出来る。従って、プレス加工により大
量生産することも出来、少量生産であればヘラ絞り加工
等により金属薄板5を曲げ加工して曲面状の受面5aを
容易に形成することが出来るものである。
【0031】また、金属薄板5が薄軟鋼板であれば、材
料費が安価で、例えば、1m角、2.3mm厚の薄軟鋼板
では18kg程度の重量であるので前述の従来例と比較し
て超軽量化することが出来、起重機械にたよらずに作業
員によって容易に現場に搬入することが出来、施工作業
も容易に出来る。
【0032】また、金属薄板5の4隅に設けられた座ぐ
り部5bもプレス加工等により容易に形成することが出
来る。
【0033】また、金属薄板5の曲面状の受面5aの外
部の4隅で座ぐり部5bの近傍内側位置には、図2に示
すように、貫通孔5cが形成されている。そして、図3
(a)に示すように、アンカーボルト3に金属薄板5を
固定して架設し、該アンカーボルト3の外側で金属薄板
5の4辺に型枠7を配置した後、図3(b)に示すよう
に、金属薄板5の貫通孔5cの1つから無収縮性のグラ
ウト材8を充填する。
【0034】無収縮性のグラウト材8は地盤1と型枠7
と金属薄板5とにより形成された空間に充填され、他の
3つの貫通孔5cから無収縮性のグラウト材8が吹き出
したことを確認することで地盤1と型枠7と金属薄板5
とにより形成された空間に無収縮性のグラウト材8が満
たされたことを確認することが出来る。
【0035】そして、無収縮性のグラウト材8が固化し
た段階で、図3(c)に示すように、型枠7を取り除
き、無収縮性のグラウト材8が固化したグラウト固化層
と金属薄板5とを一体化することにより下側荷重受部A
が形成される。
【0036】また、通常、摩擦振子型免震装置の設置に
は、その高さレベル調整や水平度調整のために該摩擦振
子型免震装置の下に無収縮性のグラウト材を数mmから数
十mm程度の厚さで打設するが、上記構成によれば、金属
薄板5と地盤1との間に無収縮性のグラウト材8を充填
して固化させたグラウト固化層と該金属薄板5とを一体
化して構成されるため、該無収縮性のグラウト材8がそ
のまま高さレベル調整や水平度調整用を兼ねることが出
来るので合理的である。
【0037】従って、前述した各公知例のように高価で
重量のある厚ステンレス鋼板や厚軟鋼板を機械加工する
必要がなく、加工作業を省略して加工コストを削減する
と共に材料コストを低減し、重量を低減して施工作業を
容易にすることが出来る。
【0038】下側荷重受部Aの上面を構成する金属薄板
5の曲面状の受面5a上には荷重伝達体となるシュー9
が該曲面状の受面5aに対して滑動して移動自在に配置
されている。シュー9は図1に示すように高さ方向に所
定の寸法を有する柱状部材により構成され、金属薄板5
の曲面状の受面5aの曲率に対応して平面的には円形で
下に凸の所定の曲率を有する滑動球面部9aと、該滑動
球面部9aと同心上で同じく平面的には円形で上に凸の
前記滑動球面部9aと同一の曲率を有する滑動球面部9
bとを有する一部品で構成されている。
【0039】本実施形態では、シュー9を軟鋼材を用い
て切削加工して形成しており、例えば、その外径を10
0mmに設定したものである。シュー9の表面はリン酸マ
ンガン処理(パーカライジング)により錆止めが施さ
れ、更にその表面には二硫化モリブデンを焼き付け等に
より被覆することにより潤滑処理が施されている。
【0040】荷重伝達体となるシュー9の製造方法とし
ては、先ず、軟鋼材等の金属ブロックとなる例えば外径
100mmの丸棒の円柱部を加工装置の把持機構により把
持して該丸棒の一端部に切削工具により滑動球面部9a
を切削して形成する。
【0041】その後、同じく該丸棒の円柱部を加工装置
の把持機構により把持して該丸棒の他端部に切削工具に
より残りの滑動球面部9bを切削して形成する。
【0042】上記構成によれば、荷重伝達体となるシュ
ー9を1部品で構成することが出来ると共に該シュー9
の加工作業を容易にすることが出来、第2公知例のよう
に荷重伝達体を2分割して別々に加工して両者を接着す
る必要もなく荷重伝達体の製造作業が容易で製造コスト
を低減することが出来る。
【0043】一方、建築物を支持するH形鋼16の下部に
は上側荷重受部Bが設けられている。前記上側荷重受部
Bの設置方法は、先ず、図5(a)に示すように、中央
部に平面的には円形で上に凸の前記金属薄板5の曲面状
の受面5aの曲率半径と等しい曲率半径を有する曲面状
の受面24aを形成し、外側の4辺に起立した側片24bを
有する箱型形状の金属薄板24の上部に貫通孔25a及びネ
ジ孔25bを設けた平板25がビス26を金属薄板24の側片24
bの外側から該平板25の側辺部25cに止め付けることに
よって固定される。
【0044】前記金属薄板24は、前記金属薄板5と同様
に、例えば、板厚が2.3mm以下程度の薄軟鋼板で構成
することが出来、該金属薄板24を曲げ加工することによ
り曲面状の受面24aを容易に形成することが出来る。ま
た、金属薄板24の外側の4辺に起立して設けられた側片
24bもプレス加工等により容易に形成することが出来、
前述した第1実施形態の金属薄板5と略同様な効果を得
ることが出来る。また、金属薄板24と略同じ大きさを有
する平板25も軟鋼板等で構成することが出来る。
【0045】そして、図5(b)に示すように、平板25
に形成した貫通孔25aの1つ(例えば中央部に設けた貫
通孔25a)から無収縮性のグラウト材8を充填する。
【0046】無収縮性のグラウト材8は箱型形状の金属
薄板24と平板25とにより形成された空間に充填され、他
の4つの貫通孔25aから無収縮性のグラウト材8が吹き
出したことを確認することで金属薄板24と平板25とによ
り形成された空間に無収縮性のグラウト材8が満たされ
たことを確認することが出来る。
【0047】そして、無収縮性のグラウト材8が固化し
た段階で、該無収縮性のグラウト材8が固化したグラウ
ト固化層と金属薄板24とを一体化することにより上側荷
重受部Bが形成される。
【0048】そして、図1に示すように、金属薄板5の
曲面状の受面5a上にシュー9の滑動球面部9aを滑動
自在に載置し、該シュー9の滑動球面部9bに対して金
属薄板24の曲面状の受面24aが滑動自在に接触し得るよ
うに上側荷重受部BをH形鋼16の下部に固定する。
【0049】上側荷重受部BをH形鋼16の下部に固定す
る際には、H形鋼16の下フランジ16aに設けた貫通孔16
bに該下フランジ16aの上面側からボルト27を挿入して
平板25のネジ孔25bに螺合締着して固定することで上側
荷重受部BがH形鋼16に固定されて支持される。
【0050】尚、他の設置方法として、先ず、平板25を
H形鋼16に取り付けた後、平板25に金属薄板24を固定し
てH形鋼16を避けて形成された貫通孔25aから無収縮性
のグラウト材8を充填しても良いし、先ず、金属薄板24
に平板25を取り付けた後、該平板25を金属薄板24と一体
的にH形鋼16に固定して同じく該H形鋼16を避けて形成
された貫通孔25aから無収縮性のグラウト材8を充填し
ても良い。
【0051】上記構成により、上側荷重受部Bを直接H
形鋼16に固定したことで、第2公知例のように柱状部と
構造物との結合に別途必要であったフランジ部材を省略
して該フランジ部材にかかる加工作業や結合作業を削減
すると共に材料コストを低減することが出来る。
【0052】上記構成において、地震等によりH形鋼16
上部に構築された建築物に振動が加わると下側荷重受部
Aの金属薄板5の曲面状の受面5aと上側荷重受部Bの
金属薄板24の曲面状の受面24aとの間に介在して滑動自
在に設けられたシュー9が実質的に回転することなく曲
面状の受面5a,24a上を滑動してH形鋼16及び上側荷
重受部Bが一体的に移動し、水平方向の揺れを許容して
建築物にかかる地震荷重を減衰させることが出来るよう
になっている。
【0053】上記摩擦振子型免震装置による免震作用を
図6を用いて詳細に説明する。図6(a)は地震がない
時の平常状態であり、シュー9が下側荷重受部Aと上側
荷重受部Bの曲面状の受面5a,24aの中央位置に配置
されている。本実施形態では、シュー9の外径が100
mm、下側荷重受部A及び上側荷重受部Bの外形寸法が中
央部から夫々260mmの幅を有して設定され、図6
(a)に示す地震がない平常状態ではH形鋼16の高さ方
向の寸法が地盤1から130mmの高さになるように設定
されている。
【0054】そして、地震時に地盤側構造物(杭2)に
対してH形鋼16に固定して支持された上部構造部が水平
変移した際には、図6(b)に示すように、シュー9は
下側荷重受部Aの金属薄板5の曲面状の受面5aのカー
ブに沿って上昇し、これと同時にシュー9に対して金属
薄板24の曲面状の受面24aで当接している上側荷重受部
Bは該曲面状の受面24aのカーブに沿って上昇する。
【0055】この時、下側荷重受部Aの金属薄板5の曲
面状の受面5aの曲率半径と、上側荷重受部Bの金属薄
板24の曲面状の受面24aの曲率半径とが等しく構成され
ているためシュー9は両荷重受部A,Bの対称中心位置
に位置している。
【0056】図6(b)では、シュー9が下側荷重受部
Aに対して該下側荷重受部Aの中央位置から78mmだけ
図6(b)の左側に移動し、上側荷重受部Bも該シュー
9に対して図6(b)の左側に78mmだけ移動し、H形
鋼16の高さ方向の寸法が地盤1から137mmの高さに上
昇した様子を示す。
【0057】図6(c)は、シュー9及び上側荷重受部
Bが水平変移できる限界を示し、この時、シュー9が下
側荷重受部Aに対して該下側荷重受部Aの中央位置から
147mmだけ図6(c)の左側に移動し、上側荷重受部
Bも該シュー9に対して図6(c)の左側に147mmだ
け移動し、H形鋼16の高さ方向の寸法が地盤1から15
4mmの高さに上昇する。
【0058】下側荷重受部Aの金属薄板5の曲面状の受
面5aの曲率半径と、上側荷重受部Bの金属薄板24の曲
面状の受面24aの曲率半径とが等しく構成され、シュー
9が常時、両荷重受部A,Bの対称中心位置に位置する
ことから、地震時の上側荷重受部B及びこれに固定され
て一体的に変移する上部構造物の水平変移をシュー9の
下側荷重受部Aに対する滑り代(図6では150mm)の
略2倍(図6では294mm)まで許容することが出来る
ものである。
【0059】尚、上記許容量が丁度2倍にならないのは
上側荷重受部B及び上部構造物の水平変移時にシュー9
は両荷重受部A,Bの曲面状の受面5a,24aのカーブ
に沿って傾斜するため、該シュー9の水平方向の幅が水
平変移前よりも若干長くなる(図6(c)ではシュー9
の水平方向の幅が106mmになる)からである。
【0060】上記構成によれば、地盤側に設けられた下
側荷重受部Aと上部構造部側に設けられた上側荷重受部
Bとが下側荷重受部Aの金属薄板5の曲面状の受面5a
と上側荷重受部Bの金属薄板24の曲面状の受面24aとの
間に滑動自在に設けられたシュー9に当接して配置さ
れ、実質的には上部構造物を地盤側構造物から遊離させ
て地震力が上部構造物に伝わらないようにする絶縁機能
を有している。
【0061】また、地震により上部構造物が水平変移を
起こした際、上側荷重受部B及びシュー9は曲面状の受
面5a,24aのカーブに沿って夫々上方向にも変移する
ので、重力の作用により地盤1と別々に動いて該地盤1
と相対的にずれた位置にある上部構造物を地震が収まっ
た後に地震前と同じ位置に復元させる復元機能が働く。
【0062】また、下側荷重受部Aの金属薄板5の曲面
状の受面5a及び上側荷重受部Bの金属薄板24の曲面状
の受面24a及びシュー9の滑動球面部9a,9bは所定
の動摩擦係数を有しており、該曲面状の受面5a,24a
と滑動球面部9a,9bとの間に作用する動摩擦力によ
り地震が収まってから上部構造物の往復運動を短時間で
収束させる減衰機能が働く。
【0063】また、同様に下側荷重受部Aの金属薄板5
の曲面状の受面5a及び上側荷重受部Bの金属薄板24の
曲面状の受面24a及びシュー9の滑動球面部9a,9b
は所定の静止摩擦係数を有しており、図6(a)に示す
地震がない時の平常状態において該曲面状の受面5a,
24aと滑動球面部9a,9bとの間に作用する静止摩擦
力により住宅建築等の比較的軽量で風を受け易い上部構
造物が風で動かないようにする風ロック機能が働く。
【0064】従って、上記摩擦振子型免震装置は、一般
に免震装置に必要とされる絶縁機能、復元機能、減衰機
能、風ロック機能の4機能を兼ね備えている。
【0065】尚、建築物は上記摩擦振子型免震装置を少
なくとも4基以上を介して地盤1側の構造物(杭2)に
支持されている。そして、夫々の上側荷重受部Bは上部
構造物に固定され、夫々の下側荷重受部Aは地盤側構造
物(杭2)に固定されているため上側荷重受部B及びこ
れに固定された上部構造物は地盤側構造物(杭2)及び
下側荷重受部Aに対して常時平行に配置される。
【0066】また、金属薄板5,24の曲面状の受面5
a,24a及びシュー9の滑動球面部9a,9bは球面で
形成しても良いし、他の曲面で形成しても良い。
【0067】
【発明の効果】本発明は、上述の如き構成と作用とを有
するので、荷重伝達体が上側荷重受部及び下側荷重受部
の両方の曲面状の受面に対して滑動して移動することが
出来、前述した各公知例のように一方の構造物に対して
固定される荷重伝達体の構成と比較して略2倍の変位を
許容することが出来る。
【0068】これにより、摩擦振子型免震装置の平面的
な外形を小型化することが出来、摩擦振子型免震装置を
上部構造物の外周部の芯、例えば、建築物の場合では外
壁或いは外周の柱の芯の位置に設けても該摩擦振子型免
震装置が建築物外郭よりも外側に大きくはみ出すことが
なく、敷地の有効利用が出来、敷地が狭い場合であって
も通行の妨げとなることがない。
【0069】また、荷重伝達体を柱状部材で構成出来る
ので該荷重伝達体を丸棒から削り出す際にその円柱部を
加工装置の把持機構により把持して加工することが容易
に出来、荷重伝達体を1部品で構成すると共に該荷重伝
達体の加工作業を容易にすることが出来る。
【0070】また、前記上側荷重受部と前記下側荷重受
部の少なくとも一方は、その曲面状の受面を形成するた
めの金属薄板を固定すべき構造物の所定位置に配置し、
該構造物と前記金属薄板間に無収縮性のグラウト材を充
填して固化させたグラウト固化層と前記金属薄板とを一
体化することにより形成した場合には、例えば、板厚
2.3mm以下程度の金属薄板を曲げ加工することにより
曲面状の受面を容易に形成することが出来る。従って、
プレス加工により大量生産することも出来、少量生産で
あればヘラ絞り加工等により金属薄板を曲げ加工して曲
面状の受面を容易に形成することが出来る。
【0071】また、薄軟鋼板であれば、材料費が安価
で、例えば、1m角、2.3mm厚の薄軟鋼板では18kg
程度の重量であるので超軽量化することが出来、起重機
械にたよらずに作業員によって容易に搬入することが出
来、施工作業も容易に出来る。
【0072】また、通常、摩擦振子型免震装置の設置に
は、その高さレベル調整や水平度調整のために該摩擦振
子型免震装置の下に無収縮性のグラウト材を数mmから数
十mm程度の厚さで打設するが、上記構成によれば、金属
薄板と構造物との間に無収縮性のグラウト材を充填して
固化させたグラウト固化層と該金属薄板とを一体化して
構成されるため、該無収縮性のグラウト材がそのまま高
さレベル調整や水平度調整用を兼ねることが出来るので
合理的である。
【0073】従って、上記各公知例のように高価で重量
のある厚ステンレス鋼板や厚軟鋼板を機械加工する必要
がなく、加工作業を省略して加工コストを削減すると共
に材料コストを低減し、重量を低減して施工作業を容易
にすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る摩擦振子型免震装置の構成を示す
断面説明図である。
【図2】下側荷重受部の構成を示す平面図である。
【図3】(a)〜(c)は下側荷重受部の設置方法を示
す断面説明図である。
【図4】上側荷重受部の構成を示す平面図である。
【図5】(a)〜(c)は上側荷重受部の設置方法を示
す断面説明図である。
【図6】(a)〜(c)は本発明に係る摩擦振子型免震
装置の免震作用を説明する図である。
【図7】第1公知例を説明する図である。
【図8】第2公知例を説明する図である。
【図9】従来例の課題を説明する図である。
【図10】従来例の荷重伝達体の製造方法を示す図であ
る。
【図11】従来例の荷重伝達体の他の製造方法を示す図で
ある。
【符号の説明】
A…下側荷重受部 B…上側荷重受部 1…地盤 2…杭 3…アンカーボルト 4…ナット 5…金属薄板 5a…曲面状の受面 5b…座ぐり部 5c…貫通孔 6…ナット 7…型枠 8…無収縮性のグラウト材 9…シュー 9a,9b…滑動球面部 16…H形鋼 16a…下フランジ 16b…貫通孔 24…金属薄板 24a…曲面状の受面 24b…側片 25…平板 25a…貫通孔 25b…ネジ孔 25c…側辺部 26…ビス 27…ボルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲面状の受面を有し、且つ一方の構造物
    に固定される上側荷重受部と、曲面状の受面を有し、且
    つ他方の構造物に固定される下側荷重受部と、前記上側
    荷重受部及び前記下側荷重受部の両受面間に介在される
    荷重伝達体を有する摩擦振子型免震装置において、 前記上側荷重受部及び前記下側荷重受部の夫々の曲面状
    の受面を同一曲率半径で形成し、該両受面間に介在され
    る荷重伝達体を該両受面間を実質的に回転することなく
    滑動可能に構成したことを特徴とする摩擦振子型免震装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の摩擦振子型免震装置を
    前記構造物間に設置する方法において、 前記上側荷重受部と前記下側荷重受部の少なくとも一方
    は、その曲面状の受面を形成するための金属薄板を固定
    すべき構造物の所定位置に配置し、該構造物と前記金属
    薄板間に無収縮性のグラウト材を充填して固化させたグ
    ラウト固化層と前記金属薄板とを一体化することにより
    形成したことを特徴とする摩擦振子型免震装置の設置方
    法。
JP11170898A 1998-04-22 1998-04-22 摩擦振子型免震装置及び摩擦振子型免震装置の設置方法 Pending JPH11303929A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008096378A1 (en) * 2007-02-06 2008-08-14 Alga S.P.A. Sliding pendulum seismic isolator
JP2017510760A (ja) * 2014-01-28 2017-04-13 ソレタンシュ フレシネSoletanche Freyssinet 制御した剛性を有する支持デバイス
CN112160237A (zh) * 2020-10-16 2021-01-01 同济大学 一种基于高阻尼橡胶的复摩擦摆隔震支座
JP7109136B1 (ja) * 2021-10-29 2022-07-29 株式会社金澤製作所 免震ユニット用ガイド部材及び免震ユニット

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