JPH11303743A - 密閉型電動圧縮機 - Google Patents

密閉型電動圧縮機

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Publication number
JPH11303743A
JPH11303743A JP10910498A JP10910498A JPH11303743A JP H11303743 A JPH11303743 A JP H11303743A JP 10910498 A JP10910498 A JP 10910498A JP 10910498 A JP10910498 A JP 10910498A JP H11303743 A JPH11303743 A JP H11303743A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
cylinder
low
cylinder head
gasket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10910498A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kakiuchi
隆志 垣内
Katsunobu Endo
勝宜 遠藤
Takeya Mizuno
健也 水野
Manabu Motegi
学 茂手木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP10910498A priority Critical patent/JPH11303743A/ja
Publication of JPH11303743A publication Critical patent/JPH11303743A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 密閉型電動圧縮機において、大きな差圧を生
じる部位のシール効果を向上することを図る。 【解決手段】 シリンダーヘッド8の低圧部8aと高圧
部8bを分断する部位8cを中心に凸曲面を成形するこ
とで、その部位に高い密着圧力を得ることができるもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気冷蔵庫,エアコ
ンディショナー等に使用される密閉型電動圧縮機の圧縮
機構シール部の密着性に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガスケットの密着性については、
それぞれの密着面を平面に仕上げることが一般的であっ
た。
【0003】図7に従来密閉型電動圧縮機内部構造の構
成の要部断面図を示す。1は圧縮機構本体のシリンダー
であり、2は第一ガスケット(ガスケット・バルブプレ
ート)である。3はリード・サクション・バルブであ
り、この開閉によりシリンダー内への冷媒ガスの吸入が
行われる。4aは冷媒ガスをシリンダー内へ送り込む吸
入孔、4bはシリンダー内で圧縮された冷媒ガスを吐出
する吐出孔であり、4cは吸入孔4aと吐出孔4bを有
するバルブプレートである。4dはリード・ディスチャ
ージバルブであり、この開閉によりシリンダー内へのガ
スの吐出が行われる。5は第二ガスケット(ガスケット
・シリンダーヘッド)であり、6aは吸入孔4aを通し
てシリンダー内部へ吸入される冷媒ガスが通過する低圧
部、6bは吐出孔4bを通してシリンダー内から吐出さ
れた冷媒ガスが通過する高圧部、6cは吸入孔4aと吐
出孔4bを分断する部位であり、6は6aから6cを備
えたシリンダーヘッドである。7はヘッドボルトであ
り、2から6の部品をシリンダー1に締結する。
【0004】以上のような構成において、ボルト締結に
より圧縮機構の平面に仕上げられたシール部がガスケッ
ト2,5の弾性によって密着し、冷媒ガスが各空間から
リークすることを防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、シリンダー内部に吸入される冷媒ガスと
シリンダー内部から吐出された冷媒ガスを分断する部位
の平面度が十分得られない場合、ボルト締結による上記
部位の面圧が低く、低圧である吸入冷媒ガスと高圧であ
る吐出冷媒ガスの差圧が大きい部位のシール効果が不十
分になるという課題を有していた。
【0006】本発明は、上記従来の課題を解決しようと
するもので、大きな差圧を生じる部位のシール効果の向
上を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、ガスケット取り付け面に凸曲面を有す
る、または、ガスケットの肉厚に凸曲面または偏厚部を
有するものである。
【0008】これにより、ガスケットの局部的なシール
効果の向上を得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、シリンダーヘッドのガスケット取り付け面に凸曲面
を有するものであり、前記凸部が平面部と比較してボル
ト締結時の変位が大きく、その変位による弾性力が、前
記凸曲面部に高い密着圧力を発生させ、シール効果の向
上を得るという作用を有する。
【0010】本発明の請求項2に記載の発明は、バルブ
プレートのガスケット取り付け面に凸曲面を有するもの
であり、前記凸部が平面部と比較してボルト締結時の変
位が大きく、その変位による弾性力が、前記凸曲面部に
高い密着圧力を発生させ、シール効果の向上を得るとい
う作用を有する。
【0011】本発明の請求項3に記載の発明は、ガスケ
ットの肉厚部に凸曲面または偏厚部を有するものであ
り、前記凸部が平面部と比較してボルト締結時の変位が
大きく、その変位による弾性力が、前記凸曲面または偏
厚部に高い密着圧力を発生させ、シール効果の向上を得
るという作用を有する。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施形態について図1〜図6を
用いて説明する。なお、従来例と同一部分は同一符号を
付し、詳細な説明を省略する。
【0013】(実施例1)図1は請求項1に示す本発明
の一実施例によるシリンダーヘッド8の正面図、図2は
図1のI−I断面図である。8aは低圧部であり、8b
は高圧部であり、8cは低圧部8aと高圧部8bの間を
分断する部位であり、低圧部8aと高圧部8bを分断す
る部位8cを中心に凸曲面を有する。
【0014】以上のような構成によって、ヘッドボルト
7締結時に、低圧部8aと高圧部8bを分断する部位8
cの変位を大きくし、その変位による弾性力が、局部的
に高い密着圧力を発生させ、高いシール効果を得るた
め、高圧部8bから低圧部8aへのリークを防止するこ
とが可能となる。
【0015】(実施例2)図3は請求項2に示す本発明
の一実施例によるバルブプレート9cの正面図、図4は
図3のIII−III断面図である。バルブプレート9
cのシリンダーヘッド側の面はシリンダーヘッド6の低
圧部6aと高圧部6bを分断する部位6cに対する部位
9eを中心に凸曲面となっている。
【0016】以上のような構成によって、ヘッドボルト
7締結時に、バルブプレート9cの部位9eの変位を大
きくし、その変位による弾性力が、局部的に高い密着圧
力を発生させ、高いシール効果を得るため、高圧部6b
から低圧部6aへのリークを防止することが可能とな
る。
【0017】(実施例3)図5は請求項3に示す本発明
の一実施例による第二ガスケット10の正面図、図6は
図5のV−V断面図である。10aは低圧部であり、1
0bは高圧部であり、10cは低圧部10aと高圧部1
0bを分断する部位であり、低圧部10aと高圧部10
bを分断する部位10cの両面又は片面に凸曲面または
偏厚部を有する。
【0018】以上のような構成によって、ヘッドボルト
7締結時に、第二ガスケット10の低圧部10aと高圧
部10bの間をシールする部位10cの肉厚部に設けた
凸曲面または偏厚部の変位を大きくし、その変位による
弾性力が、局部的に高い密着圧力を発生させ、高いシー
ル効果を得るため、高圧部6bから低圧部6aへのリー
クを防止することが可能となる。
【0019】(実施例4)実施例1,実施例2また実施
例3の組み合わせにより、より高い効果を得られること
は言うまでもない。
【0020】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、シリンダーヘッドのガスケット
との密着面に凸曲面を設けることにより、大きな差圧が
生じる部分のリークを防止することができる、という有
利な効果が得られる。
【0021】また、請求項2記載の発明によれば、バル
ブプレートのガスケットとの密着面に凸曲面を設けるこ
とにより、大きな差圧が生じる部分のリークを防止する
ことができる、という有利な効果が得られる。
【0022】また、請求項3記載の発明によれば、第二
ガスケットに凸曲面または偏厚部を設けることにより、
大きな差圧が生じる部分のリークを防止することができ
る、という有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1によるシリンダーヘッドの正
面図
【図2】図1のI−I線による断面図
【図3】本発明の実施例2によるバルブプレートの正面
【図4】図3のIII−III線による断面図
【図5】本発明の実施例3によるガスケットの正面図
【図6】図5のV−V線による断面図
【図7】従来の密閉型電動圧縮機の要部断面図
【符号の説明】
4a 吸入孔 4b 吐出孔 8 シリンダーヘッド 8a,10a 低圧部 8b,10b 高圧部 8c,10c 低圧部と高圧部を分断している部位 9c バルブプレート 9e 部位8cに対応する部位 10 第2ガスケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 茂手木 学 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダー内部に送り込む低圧冷媒ガス
    が通過する低圧部とシリンダー内部で圧縮後、吐出した
    高圧冷媒ガスが通過する高圧部を分断する機能を有する
    シリンダーヘッドと、前記シリンダーヘッドの低圧部及
    び高圧部とシリンダー内部を分断し、シリンダーヘッド
    の低圧部からシリンダー内部へ低圧冷媒ガスを送り込む
    吸入孔、シリンダー内部で圧縮された高圧冷媒ガスをシ
    リンダーヘッド高圧部に吐出する吐出孔を有するバルブ
    プレートと、前記シリンダーとバルブプレート間および
    前記シリンダーヘッドとバルブプレート間をシールする
    第1,第2のガスケットとを備え、前記シリンダーヘッ
    ドは低圧部と高圧部を分断する部位を中心に凸曲面を有
    することを特徴とする密閉型電動圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記バルブプレートのシリンダー側面が
    シリンダーヘッドの低圧部と高圧部を分断する部位を受
    ける部位を中心に凸曲面を有することを特徴とする請求
    項1記載の密閉型電動圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記第2ガスケットは低圧部と高圧部を
    分断する部位を中心に凸曲面または偏厚部を有すること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の密閉型電動
    圧縮機。
JP10910498A 1998-04-20 1998-04-20 密閉型電動圧縮機 Pending JPH11303743A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6634868B2 (en) 2001-02-19 2003-10-21 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Compressor
CN100360801C (zh) * 2003-06-26 2008-01-09 乐金电子(天津)电器有限公司 密闭型压缩机的吐出阀门装置
JP2017166337A (ja) * 2016-03-14 2017-09-21 株式会社荏原製作所 ポンプ装置
JP2017223227A (ja) * 2016-06-14 2017-12-21 ワールプール・エシ・ア 冷却圧縮機のヘッド締結装置

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