JPH11182458A - スクロール型圧縮機 - Google Patents
スクロール型圧縮機Info
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- JPH11182458A JPH11182458A JP34795797A JP34795797A JPH11182458A JP H11182458 A JPH11182458 A JP H11182458A JP 34795797 A JP34795797 A JP 34795797A JP 34795797 A JP34795797 A JP 34795797A JP H11182458 A JPH11182458 A JP H11182458A
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- scroll
- partition plate
- pressure section
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Abstract
器内を高圧部と低圧部とに仕切る仕切板を備えた信頼性
の高いスクロール型圧縮機を提供する。 【解決手段】 圧縮した冷媒ガスをスクロール圧縮要素
7の吐出ポート22から高圧部内に吐出するスクロール
型圧縮機であって、吐出ポート22は、吐出ポートの径
よりも小さい径を有する先端部と、この先端部に挿入さ
れるシール材24とを備え、このシール材24により吐
出ポートと仕切板19に設けられた貫通孔23を密着す
るように挿入されるとともに、先端部と貫通孔23の隙
間より吐出ポート22と貫通孔の隙間を大きくする。
Description
機等に搭載されるスクロール型圧縮機に関するものであ
る。
鎖するエンドキャップからなる密閉容器内に設けられた
電動要素と、この電動要素によって駆動されるスクロー
ル圧縮要素とを備え、前記スクロール圧縮要素にて圧縮
した冷媒ガスを前記スクロール圧縮要素に設けた吐出ポ
ートから前記高圧部内に吐出した後、前記密閉容器外に
吐出するようにしたスクロール型圧縮機であって、スク
ロール圧縮要素の固定スクロールを密閉容器内に圧入や
焼嵌めして高圧部と低圧部を仕切る方式のものでは、吐
出ガスの荷重を固定スクロールにて受けるために固定ス
クロールの歯(ラップ)に歪みが発生し易く、吐出ガス
をうける固定スクロールの鏡板を厚くする必要があっ
た。
は焼嵌めにより装着され、前記密閉容器内を高圧部と低
圧部とに仕切る仕切板を備え、前記吐出ポートを前記仕
切板の中央部に設けた貫通孔中にシール材を介して密着
して挿入したスクロール型圧縮機があるが、前記仕切板
を前記密閉容器内に溶接や焼嵌めなどにより装着する時
に熱歪みなどによって固定スクロールとの位置がズレて
前記仕切板と固定スクロールが接触し、固定スクロール
に負荷が加わり、固定スクロールの歯(ラップ)に歪み
を発生させて性能低下や信頼性に悪影響を及ぼす問題が
あった。
容器内に圧入、溶接あるいは焼嵌めにより装着して密閉
容器内を高圧部と低圧部とに仕切る仕切板を備えたスク
ロール型圧縮機であるが固定スクロールの鏡板を厚くす
る必要がなく、仕切板を密閉容器内に溶接や焼嵌めなど
により装着しても固定スクロールの歯(ラップ)に歪み
が発生しないようにした、信頼性の高いスクロール型圧
縮機を提供することである。
決するため請求項1の発明は、密閉容器内に設けられた
電動要素と、この電動要素によって駆動されるスクロー
ル圧縮要素と、前記密閉容器内を高圧部と低圧部とに仕
切る仕切板とを備え、前記スクロール圧縮要素にて圧縮
した冷媒ガスを前記スクロール圧縮要素に設けられた円
筒状の外形を備える吐出ポートから前記高圧部内に吐出
した後、前記密閉容器外に吐出するスクロール型圧縮機
であって、前記吐出ポートは、前記吐出ポートの径より
も小さい径を有する先端部と、この先端部に挿入される
シール材とを備え、このシール材により前記吐出ポート
と前記仕切板に設けられた貫通孔を密着するように挿入
されるとともに、前記先端部と前記貫通孔の隙間より前
記吐出ポートと前記貫通孔の隙間を大きくしたことを特
徴とするものである。前記シール材の位置より下方の前
記吐出ポートの外径をA、前記シール材の位置より上方
の前記吐出ポートの先端部の外径をB、前記シール材の
位置より下方の前記貫通孔の内径をC、前記シール材の
位置より上方の前記貫通孔の内径をDとすると、(D−
B)と(C−A)は次式(1)で表される。 (D−B)<(C−A) 式(1) (D−B)と(C−A)の関係が前記式(1)で表され
るように設定することにより、仕切板を密閉容器内に溶
接や焼嵌めする時に仕切板が熱歪みによって固定スクロ
ールとの位置がズレても、吐出ポートの先端部と、シー
ル材(例えば、フッ素系高分子材料からなるシール材)
の位置より上方の内径を小さくした貫通孔の内壁とが先
に接触することになる。吐出ポートの先端部と貫通孔の
内壁との接触位置は固定スクロールの歯(ラップ)より
はなれた位置にあるため、仕切板の熱歪みによる影響を
少なくできる。また、外径Aの部分に比べて外径Bの部
分は薄肉となるため仕切板の熱歪みによる影響を固定ス
クロール15の歯16に伝えにくい。
この胴部の両端を閉鎖するエンドキャップからなる密閉
容器内に設けられた電動要素と、この電動要素によって
駆動されるスクロール圧縮要素と、前記密閉容器内を高
圧部と低圧部とに仕切る仕切板とを備え、前記スクロー
ル圧縮要素にて圧縮した冷媒ガスを前記スクロール圧縮
要素に設けられた吐出ポートから前記高圧部内に吐出し
た後、前記密閉容器外に吐出するスクロール型圧縮機で
あって、前記胴部の端部および前記一方のエンドキャッ
プの端部は、前記仕切板に当接して一体的に溶接される
とともに、20°以上60°以下の範囲で面取りされて
いることを特徴とする請求項1記載のスクロール型圧縮
機である。
ャップの間に介在させて一体に溶接して、冷媒ガスが密
閉容器の外部にでないように、しかも密閉容器内を高圧
部と低圧部に仕切って、高圧部の冷媒ガスが低圧部に漏
洩しないように完全によく溶接する必要があるが、胴部
とエンドキャップの溶接端部の面取りなしで溶接すると
溶接しにくく、溶接端部が鋭角であるので溶接性が悪
く、優れた完全な溶接ができない。20°未満では面取
りなしの場合とほぼ同じように溶接しにくく、逆に60
°を超えると溶接棒の溶融物がたれる虞れがある。胴部
とエンドキャップの溶接端部はいずれも溶接部を開口す
る方向に20°以上60°以下の範囲で面取りをするこ
とで溶接性が向上し、優れた完全な溶接ができる。
図1〜3に示す図面に基づいて詳細に説明する。図1は
本発明のスクロール型圧縮機の要部を示す説明図であ
る。図2は図1に示した本発明のスクロール型圧縮機の
吐出ポート近傍を拡大して説明する説明図である。図3
は図1に示した本発明のスクロール型圧縮機の胴部、仕
切板、エンドキャップの溶接部を拡大して説明する説明
図である。空気調和装置等の冷凍サイクルに使用される
本発明のスクロール型コンプレッサ1は、図1に示すよ
うに、円筒状胴部2とこの胴部2の両端を閉鎖するエン
ドキャップ3、ボトム4からなる密閉容器5の内側に、
電動要素6とスクロール圧縮要素7とが内蔵されてい
る。上記電動要素6は上記密閉容器5の内壁面側に固定
されたステータ8と、このステータ8の内側に回転自在
に支持されたロータ9とからなり、このロータ9には回
転軸10が貫通状態に結合されている。
心が上記回転軸10の軸心と偏心して設けたピン部(ク
ランク部)11として形成されており、このピン部11
には揺動スクロール12が連接されている。この揺動ス
クロール12は円盤状(鏡板)に形成されており、揺動
スクロール12の他側面に渦巻き形状のラップ(歯)1
3が一体に形成されている。14は回転軸10の上部を
軸支する支持フレームである。また、上記支持フレーム
14には、固定スクロール15が結合されている。この
固定スクロール15には上記揺動スクロール12に対面
する部分に渦巻き形状のラップ(歯)16が形成されて
おり、上記ラップ13との間に複数の圧縮室17を形成
している。これらの圧縮室17は吸入管18を経て外周
部で冷媒ガスを吸込み、漸次中心に移動していくことで
容積を縮小して冷媒ガスを圧縮するようになっている。
部21とに仕切る仕切板であり、前記胴部2と前記エン
ドキャップ3の間に介在させて一体に溶接して装着され
ている。そして固定スクロール15の他側面の中央部に
設けた吐出ポート22が、仕切板19の中央部に貫通し
て設けた貫通孔23中にシール材24を介して密着して
挿入されている。上記のようにして圧縮された冷媒ガス
は吐出ポート22から密閉容器5内の高圧部20に吐出
された後、矢印で示したように吐出管25を経て密閉容
器5外に吐出される。
ト22近傍を拡大して示す。吐出ポート22は仕切板1
9の中央部に貫通して設けた貫通孔23中にシール材2
4を介して密着して挿入されており、そして吐出ポート
22はシール材24を介在させる分だけその先端部の外
径(B)を小さくするとともに、介在させたシール材2
4の位置より上方の貫通孔23の内径(D)を小さくし
てある。シール材24の位置より下方の吐出ポートの外
径を(A)、前記シール材24の位置より下方の前記貫
通孔23の内径を(C)とした時、(D−B)と(C−
A)の関係が(D−B)<(C−A)、すなわち(D−
B)が(C−A)より小さくなるようにすることが肝要
である。
密閉容器5内に溶接や焼嵌めする時に仕切板19が熱歪
みによって固定スクロール15との位置がズレても、固
定スクロール15に設けた吐出ポート22の先端部と、
シール材24の位置より上方の内径を小さくした貫通孔
23の内壁とが先に接触するようになる。この接触位置
は固定スクロール15の歯(ラップ)16よりはなれた
位置にあるため仕切板19の熱歪みによりダメージを受
けることを避けることができる。また、外径Aの部分に
比べて外径Bの部分は薄肉となるため仕切板19の熱歪
みによるダメージを固定スクロール15の歯16に伝え
にくい。
仕切板19、エンドキャップ3の溶接部を拡大して示
す。仕切板19は、その溶接箇所19aを胴部2とエン
ドキャップ3の間に介在させて3者を同時に一体に溶接
して密閉容器5内に装着する。前記胴部2と前記エンド
キャップ3の溶接端部2a、3aはいずれも溶接部26
を開口する方向に20°以上60°以下の範囲で面取り
してある。図3に示したように胴部2とエンドキャップ
3の溶接端部2a、3aをいずれも面取りをすることで
溶接性が向上し、優れた完全な溶接ができる。
のではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から逸脱
しない範囲で各種の変形実施が可能である。
器内に圧入、溶接あるいは焼嵌めにより装着して密閉容
器内を高圧部と低圧部とに仕切る仕切板を備えている
が、固定スクロールの鏡板を厚くする必要がなく、固定
スクロールの歯(ラップ)に歪みが発生せず、信頼性が
高い。胴部とエンドキャップの溶接端部をいずれも面取
りをすることで溶接性が向上し、優れた完全な溶接がで
きる。
明図である。
吐出ポート近傍を拡大して説明する説明図である。
胴部、仕切板、エンドキャップの溶接部を拡大して説明
する説明図である。従来のスクロール型圧縮機の要部を
示す説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 密閉容器内に設けられた電動要素と、こ
の電動要素によって駆動されるスクロール圧縮要素と、
前記密閉容器内を高圧部と低圧部とに仕切る仕切板とを
備え、前記スクロール圧縮要素にて圧縮した冷媒ガスを
前記スクロール圧縮要素に設けられた円筒状の外形を備
える吐出ポートから前記高圧部内に吐出した後、前記密
閉容器外に吐出するスクロール型圧縮機であって、前記
吐出ポートは、前記吐出ポートの径よりも小さい径を有
する先端部と、この先端部に挿入されるシール材とを備
え、このシール材により前記吐出ポートと前記仕切板に
設けられた貫通孔を密着するように挿入されるととも
に、前記先端部と前記貫通孔の隙間より前記吐出ポート
と前記貫通孔の隙間を大きくしたことを特徴とするスク
ロール型圧縮機。 - 【請求項2】 円筒状胴部とこの胴部の両端を閉鎖する
エンドキャップからなる密閉容器内に設けられた電動要
素と、この電動要素によって駆動されるスクロール圧縮
要素と、前記密閉容器内を高圧部と低圧部とに仕切る仕
切板とを備え、前記スクロール圧縮要素にて圧縮した冷
媒ガスを前記スクロール圧縮要素に設けられた吐出ポー
トから前記高圧部内に吐出した後、前記密閉容器外に吐
出するスクロール型圧縮機であって、前記胴部の端部お
よび前記一方のエンドキャップの端部は、前記仕切板に
当接して一体的に溶接されるとともに、20°以上60
°以下の範囲で面取りされていることを特徴とする請求
項1記載のスクロール型圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34795797A JP3723337B2 (ja) | 1997-12-17 | 1997-12-17 | スクロール型圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34795797A JP3723337B2 (ja) | 1997-12-17 | 1997-12-17 | スクロール型圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11182458A true JPH11182458A (ja) | 1999-07-06 |
JP3723337B2 JP3723337B2 (ja) | 2005-12-07 |
Family
ID=18393764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34795797A Expired - Fee Related JP3723337B2 (ja) | 1997-12-17 | 1997-12-17 | スクロール型圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3723337B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BE1013938A3 (fr) * | 2001-02-01 | 2002-12-03 | Scroll Tech | Compresseur a volutes a bouclier thermique. |
BE1014509A3 (fr) * | 2001-04-09 | 2003-11-04 | Scroll Tech | Ecran thermique avec joint hermetique entre coiffe d'extremite et volute non orbitale. |
WO2016124120A1 (zh) * | 2015-02-03 | 2016-08-11 | 艾默生环境优化技术(苏州)有限公司 | 涡旋压缩机 |
CN105986996A (zh) * | 2015-02-03 | 2016-10-05 | 艾默生环境优化技术(苏州)有限公司 | 涡旋压缩机 |
-
1997
- 1997-12-17 JP JP34795797A patent/JP3723337B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BE1013938A3 (fr) * | 2001-02-01 | 2002-12-03 | Scroll Tech | Compresseur a volutes a bouclier thermique. |
BE1014509A3 (fr) * | 2001-04-09 | 2003-11-04 | Scroll Tech | Ecran thermique avec joint hermetique entre coiffe d'extremite et volute non orbitale. |
WO2016124120A1 (zh) * | 2015-02-03 | 2016-08-11 | 艾默生环境优化技术(苏州)有限公司 | 涡旋压缩机 |
CN105986996A (zh) * | 2015-02-03 | 2016-10-05 | 艾默生环境优化技术(苏州)有限公司 | 涡旋压缩机 |
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---|---|
JP3723337B2 (ja) | 2005-12-07 |
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