JPH11303548A - シャッター用自動施錠装置 - Google Patents

シャッター用自動施錠装置

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Publication number
JPH11303548A
JPH11303548A JP10093098A JP10093098A JPH11303548A JP H11303548 A JPH11303548 A JP H11303548A JP 10093098 A JP10093098 A JP 10093098A JP 10093098 A JP10093098 A JP 10093098A JP H11303548 A JPH11303548 A JP H11303548A
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JP
Japan
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shutter
hook
latch
lock
closed
Prior art date
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Application number
JP10093098A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Kusakabe
能昭 日下部
Akira Abe
晶 阿部
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Nippon Dry Chemical Co Ltd
Original Assignee
Nippon Dry Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャッター3を閉じると、シャッター錠7の
フック15が床9の凹部11内に固定された固定バー13の下
に回り込んで、シャッター3を閉じた状態に保持し、シ
ャッター錠7の開扉レバー17を回すと、フック15が固定
バー13の下から抜け出して、シャッター3を開けられる
ようになっているシャッター装置において、シャッター
側に電気配線を設けずに、シャッターを閉じると自動的
に施錠ができるようにする。 【解決手段】 床9の凹部11に、固定バー13の下に回り
込んだフック15の下にラッチ13が出入りするように電気
錠37を設置する。床9又は壁に、シャッター3が閉じた
ことを検知する検知器41と、シャッターを開くときに解
錠信号を入力する解錠信号入力部45を設ける。電気錠37
は、検知器41から検知信号が入るとラッチ39を突き出し
てフック15の回転を阻止し、解錠信号入力部45から解錠
信号が入るとラッチ39を引っ込めてフック15の回転を許
容する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貨物自動車の貨物
室などのシャッター装置における自動施錠装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のシャッター装置を図9に示す。図
9は貨物自動車の貨物室1を後側から見た図で、(A)
はシャッター3が開いた状態を、(B)はシャッター3
が閉じた状態を示している。5は車輪である。シャッタ
ー3の下端中央部にはシャッター錠7が取り付けられて
おり、それに対応して貨物室1の床9にはシャッター錠
7の下部が入る凹部11が形成されている。凹部11内
には固定バー13が前後方向に固定されている。シャッ
ター3を開いている状態から閉じると、シャッター錠7
のフック15が固定バー13の下に回り込んで、シャッ
ター3を閉じた状態に保持する。
【0003】シャッター3を開くときは、開扉レバー1
7を回すと、フック15が固定バー13の下から抜け出
す方向に回転して、シャッター3を開けられるようにな
る。またシャッター3が開かないようにするときは、鍵
穴19に鍵を差し込んで施錠をする。すると開扉レバー
17が回らなくなり、シャッター3を開けられなくな
る。
【0004】シャッター錠7の内部構造は例えば図10
のとおりである。シャッター錠7のケース(2点鎖線)
内には、前記フック15のほかに、フック15と共に固
定バー13を囲む補助片21、フック15の回転を阻止
するロック片23、開扉レバー17と一体に動くアーム
25、アーム25とロック片23を連結するリンク27
等が内蔵されている。29はフック15の回転中心軸、
31は補助片21の回転中心軸、33はロック片23の
回転中心軸、35は開扉レバー17及びアーム25の回
転中心軸である。
【0005】フック15と補助片21はそれぞれ矢印
a、b方向に回転するように(下端が互いに開く方向
に)バネ力が加えられている。またロック片23は図1
0(A)の位置から矢印c方向には回転できるが反対方
向へは回転できないようになっており、かつ矢印c方向
に回転するとバネ力で元の位置に戻るようになってい
る。
【0006】図10(A)は図9(A)のようにシャッ
ター3が開いているときの状態である。このときはフッ
ク15と補助片21の下端が開いて、フック15の上顎
がケースの逆U字形部内の上部に位置している。シャッ
ター3が閉じられると、フック15の上顎が固定バー1
3で押し上げられるため、フック15は矢印aと逆方向
に回転する。この過程でフック15は、補助片21を矢
印bと逆方向に回転させると共に、ロック片23を矢印
c方向に回転させる。シャッター3が最後まで閉じられ
るとフック15の下顎が固定バー13の下に回り込んで
図10(B)の状態となる。この状態では、フック15
が回転するときに突起15aによって持ち上げられたロ
ック片23が元の位置に戻るため、突起15aがロック
片23に引っ掛かり、フック15は矢印a方向へは回転
できなくなる。これに伴い補助片21も回転できなくな
る。その結果、フック15が固定バー13に引っ掛かっ
た状態が保持され、シャッター3が開かなくなる。この
ようにシャッター錠7はシャッター3を閉じるだけで、
シャッター3が開かない状態にすることができる。
【0007】このあとシャッター3を開くときは、開扉
レバー17を手動で矢印d方向に押し下げる。すると図
10(C)のようにロック片23が持ち上がって突起1
5aから外れるため、フック15と補助片21はバネ力
で矢印a、b方向に回転し、図10(A)の状態にな
る。このためシャッター3を開くことが可能となる。一
方、盗難防止のためシャッター3を閉じた状態で開かな
いようにするときは、図9(B)の状態で、鍵穴19に
鍵を差し込んで施錠し、開扉レバー17が回転できない
ようにする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のシャッター装置
では、シャッターを閉じた後、シャッターを開けられな
いようにするためには、人手で施錠をする必要がある。
施錠をすれば当然、解錠も必要になる。宅配便の貨物自
動車のようにシャッターを頻繁に開け閉めする場合に
は、この施錠、解錠の操作が非常に面倒であり、つい怠
りがちになる。
【0009】このため、シャッターを閉じると自動的に
電気錠が作動して、人手による施錠を必要としないシャ
ッター用自動施錠装置も開発されている。しかし従来の
自動施錠装置は、シャッター錠自体を電気錠化している
ため、シャッター側に電気配線を設ける必要があり、シ
ャッターの開閉を繰り返すうちに、配線がシャッターに
巻き込まれたり、断線したりするおそれがある。また配
線をシャッターと共に動くように露出させてあるため、
この可動配線が貨物室内での作業に邪魔になるという問
題もある。
【0010】本発明の目的は、以上のような問題点に鑑
み、シャッターを閉じると自動的に施錠をすることがで
き、しかもシャッター側に配線を設ける必要のないシャ
ッター用自動施錠装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、シャッターを閉じると、シャッターの下端に
取り付けられたシャッター錠のフックが床の凹部内に固
定された固定バーの下に回り込んで、シャッターを閉じ
た状態に保持し、前記シャッター錠の開扉レバーを操作
すると、前記フックが固定バーの下から抜け出す方向に
回転して、シャッターを開けられるようになっているシ
ャッター装置において、前記床の凹部に、固定バーの下
に回り込んだフックの下にラッチが出入りするように電
気錠を設置し、前記シャッター以外の所に、シャッター
が閉じたことを検知する検知器と、シャッターを開くと
きに解錠信号を入力する解錠信号入力部とを設け、前記
電気錠は、前記検知器から検知信号が入力されるとラッ
チを突き出してフックの回転を阻止し、前記解錠信号入
力部から解錠信号が入力されるとラッチを引っ込めてフ
ックの回転を許容するようになっていることを特徴とす
るものである(請求項1)。
【0012】また本発明は、シャッターを閉じると、シ
ャッターの下端に取り付けられたシャッター錠のフック
が床の凹部内に固定された固定バーの下に回り込んで、
シャッターを閉じた状態に保持し、前記シャッター錠の
開扉レバー又は脱出レバーを操作すると、前記フックが
固定バーの下から抜け出す方向に回転して、シャッター
を開けられるようになっているシャッター装置におい
て、前記脱出レバーの先端部を前記床の凹部内又は凹部
の開口部付近に位置させ、前記凹部に、前記脱出レバー
の回転を阻止する側にラッチが出入りするように電気錠
を設置し、前記シャッター以外の所に、シャッターを開
くときに解錠信号を入力する解錠信号入力部とを設け、
前記電気錠は、シャッターが閉じているときはラッチを
突き出して脱出レバーの回転を阻止し、前記解錠信号入
力部から解錠信号が入力されるとラッチを引っ込めて脱
出レバーの回転を許容するようになっていることを特徴
とするものである(請求項2)。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。 〔実施形態1〕図1ないし図3は本発明の第1の実施形
態を示す。図1は先に説明した図9に対応しており、図
2(A)、(B)は図1のa−a線、b−b線における
断面図であり、図3は図10に対応している。図1ない
し図3において、図9及び図10と同一部分には同一符
号を付してあるので、重複する説明は省略する。
【0014】37は貨物室1の床9の凹部11に設置さ
れた電気錠である。電気錠37は例えばソレノイドに電
流を流したり切ったりすることによりラッチ39が出入
りするものである(市販品ソレノイドロック)。この電
気錠37は、固定バー13の下に、固定バー13と平行
にラッチ39が出入りするように設置されている。固定
バー13とラッチ39の間隔は、コ字形のフック15の
下顎の高さより若干大きい程度に設定されている。電気
錠37には通電時施錠型、通電時解錠型および通電時施
解錠型があり、どれでも使用可能であるが、この実施形
態では通電時施錠型を使用した場合を説明する。
【0015】41はシャッター3が閉じられた時にそれ
を検知する検知器である。検知器41としては例えばリ
ミットスイッチ等を使用できる。検知器41は床9のシ
ャッター3の下端が当接する位置等に設置されている。
検知器41の検知信号は電気錠37の制御器43に入力
される。制御器43はシャッター3以外のどこに設置さ
れていてよいが、図示の例は貨物室1の壁に固定されて
いる場合である。
【0016】制御器43には解錠信号入力部45からも
信号が入力されるようになっている。解錠信号入力部4
5はシャッター3を開くときに解錠信号を入力する部分
である。解錠信号入力部45はスイッチ等で構成するこ
ともでるが、運転手が所持する無線タグのID番号を読
み取る送受信器で構成しておくとよい。このようにする
と、その自動車の運転手が無線タグを送受信器にかざし
たときしかシャッター3を開くことができないので安全
性が確実であり、かつ運転手がシャッターを開けるとき
の操作も簡単である。解錠信号入力部45の取り付け位
置は、部外者に分かり難く、シャッターを開ける作業に
支障がない位置を選定すればよい。
【0017】制御器43と、電気錠37、検知器41、
解錠信号入力部45とは電気配線で結ばれるが、いずれ
も床または床と一体の部分に設置されている機器である
ため、損傷を受けないように配線することは容易であ
る。
【0018】電気錠37はシャッター3が開いていると
きは図2(A)に示すようにラッチ39が引っ込んでい
る。シャッター3が閉じられ、検知器41がそれを検知
すると、その検知信号を制御器43が受けて電気錠37
を通電状態にする。すると図2(B)に示すようにラッ
チ39が、固定バー13の下に回り込んだフック15の
下に突き出す。その結果、開扉レバー17を図3(C)
のように押し下げてロック片23によるロックを開放し
ても、フック15はラッチ39によって回転を阻止され
るため、シャッター3は開かなくなる。以上の動作はシ
ャッター3を閉じるだけで自動的に行われる。
【0019】シャッター3を開くときは、運転手が解錠
信号入力部45から解錠信号を入力する。この信号が入
ると制御器43が電気錠37の通電を遮断するので、ラ
ッチ39が引っ込み、フック15が回転できるようにな
る。したがって開扉レバー17を回転させれば、ロック
片23がフック15から外れ、バネ力でフック15と補
助片21の下端が開くので、シャッター3を開くことが
できるようになる。解錠信号入力部45への解錠信号の
入力は前述のように無線タグで行うようにすれば、部外
者にシャッターを開けられるおそれがなく、かつ運転手
がシャッターを開くときに操作も簡単になる。
【0020】なお図2(B)において、47はシャッタ
ー錠7の裏側(貨物室内側)に設けられた脱出レバー
で、従来と同じものである。脱出レバー47は開扉レバ
ー17と平行に取り付けられていて、開扉レバー17と
連動するようになっている。従来は誤って貨物室内に閉
じ込められたときは脱出レバー47を操作すれば、シャ
ッター3を開いて脱出することができたが、この装置の
場合は、電気錠37で自動的に施錠が行われるため、脱
出レバー47を操作してもシャッター3を開くことはで
きない。したがってこの装置の場合は、貨物室内に、制
御器43に解錠信号を入力する手段(スイッチ等)を設
けるか、ラッチ39を手動で引っ込める手段を設けてお
くとよい。
【0021】〔実施形態2〕図4は本発明の第2の実施
形態を示す。この実施形態が前記実施形態1と異なる点
は、電気錠37を、固定バー13の真下に、ラッチ39
が固定バー13に対し垂直に出入りするように設置した
ことである。この場合は、ラッチ39の先端でフック1
5の回転を阻止することになる。それ以外の構成は実施
形態1と同じであるので、図1と同一部分には同一を付
して説明を省略する。
【0022】〔実施形態3〕図5及び図6は本発明の第
3の実施形態を示す。図5はシャッター錠7の下部が床
9の凹部11に入って施錠されている状態を、貨物室内
側から見た図である。したがって各部品の配置が図3の
場合と左右反対になっている。また図6(A)は図5の
状態の平面図、(B)はその後解錠された状態の平面図
である。
【0023】この実施形態は、シャッター錠7の裏側に
ある脱出レバー47を電気錠37で拘束して自動施錠を
行うものである。脱出レバー47は表側の開扉レバー1
7と軸35を介して一体化され、開扉レバー17と連動
するようになっている。従来の脱出レバーは開扉レバー
17と平行に軸35に固定されていたのであるが、この
実施形態では脱出レバー47は先端部が床9の凹部11
内に位置するように上下方向に向けて軸35に固定され
ている。また凹部11には、脱出レバー47の回転を阻
止する側にラッチ39が出入りするように電気錠37が
設置されている。つまり、シャッター3を開くときは開
扉レバー17を押し下げて(回転させて)フック15か
らロック片23を外すわけであるが、このとき脱出レバ
ー47も開扉レバー17と共に回転するので、この回転
をラッチ39で阻止できるように電気錠37を設置して
おくのである。上記以外の構成は実施形態1と同じであ
るので同一部分には同一符号を付してある。
【0024】電気錠37はシャッター3が開いていると
きは図6(B)のようにラッチ39が引っ込んでいる。
シャッター3が閉じられ、検知器41がそれを検知する
と、その信号により制御器43が電気錠37を通電状態
にする。するとラッチ39が図5及び図6(A)のよう
に、凹部11に入った脱出レバー47の先端部の横に突
き出す。その結果、脱出レバー47の回転が阻止され、
開扉レバー17を回そうとしても回らなくなるため、シ
ャッター3は開けられなくなる。以上の動作はシャッタ
ー3を閉めるだけで自動的に行われる。
【0025】シャッター3を開くときは、運転手が解錠
信号入力部45から解錠信号を入力する。この信号によ
り制御器43が電気錠37の通電を遮断するので、図6
(B)のようにラッチ39が引っ込み、脱出レバー47
の回転が可能になる。したがって開扉レバー17を回す
ことが可能となり、シャッター3を開くことができるよ
うになる。解錠信号入力部45は実施形態1で説明した
ように無線タグのID番号を読み取る送受信器で構成し
ておくとよい。
【0026】なおこの装置の場合は、シャッター3が閉
じると自動的に施錠され、脱出レバー47が操作できな
くなる。したがってこの装置の場合も、貨物室内に、制
御器43に解錠信号を入力する手段(スイッチ等)を設
けるか、ラッチ39を手動で引っ込める手段を設けてお
くとよい。
【0027】〔実施形態4〕図7及び図8は本発明の第
4の実施形態を示す。図7(A)はシャッター錠7の下
部が床9の凹部11に入って施錠されている状態を、貨
物室内側から見た図、同図(B)は同図(A)の状態の
平面図、図8はその後解錠された状態を、貨物室内側か
ら見た図である。
【0028】この実施形態も、実施形態3と同様、シャ
ッター錠7の裏側にある脱出レバー47を電気錠37で
拘束して自動施錠を行うものである。脱出レバー47は
表側の開扉レバー17と軸35を介して一体化され、開
扉レバー17と連動するようになっていること、また脱
出レバー47は先端部が床9の凹部11内に位置するよ
うに上下方向に向けて軸35に固定されていることは実
施形態3と同じである。この実施形態が実施形態3と異
なる点は、電気錠37が凹部11の底に固定され、ラッ
チ39が脱出レバー47の回転を阻止する側に垂直に出
入りするようになっていることである。上記以外の構成
は実施形態3と同じであるので同一部分には同一符号を
付してある。
【0029】電気錠37はシャッター3が開いていると
きはラッチ39が図8の位置にある。シャッター3が閉
じられ、検知器41がそれを検知すると、その信号によ
り制御器43が電気錠37を通電状態にする。するとラ
ッチ39が図7(A)のように、脱出レバー47の先端
部の横に突き出す。その結果、脱出レバー47の回転が
阻止され、外から開扉レバー17を回そうとしても回ら
なくなるため、シャッター3は開けられなくなる。以上
の動作はシャッター3を閉めるだけで自動的に行われ
る。
【0030】シャッター3を開くときは、運転手が解錠
信号入力部45から解錠信号を入力する。この信号によ
り制御器43が電気錠37の通電を遮断するので、図8
のようにラッチ39が引っ込み、脱出レバー47の回転
が可能になる。したがって開扉レバー17を回すことが
可能となり、シャッター3を開くことができるようにな
る。解錠信号入力部45は実施形態1で説明したように
無線タグのID番号を読み取る送受信器で構成しておく
とよい。
【0031】なおこの装置の場合も、シャッター3が閉
じると自動的に施錠され、脱出レバー47が操作できな
くなるので、貨物室内に、制御器43に解錠信号を入力
する手段(スイッチ等)を設けるか、ラッチ39を手動
で引っ込める手段を設けておくことが好ましい。
【0032】〔実施形態5〕実施形態3及び4では、検
知器41でシャッター3が閉じたことを検知して電気錠
37のラッチ39を突き出すようにしたが、検知器41
は省略することも可能である。検知器を省略するとき
は、電気錠37は、解錠信号入力部45から解錠信号が
入力されているときだけ(又は解錠信号が入力されてか
ら一定時間だけ)ラッチ39を引っ込め、それ以外のと
きは常時ラッチ39を突き出しておくようにする。この
場合は、解錠信号が入力されているときだけ(又は解錠
信号が入力されてから一定時間だけ)しか、開扉レバー
17を回すことができないので、その間にシャッターを
開ける動作をする必要がある。
【0033】ラッチ39は図5及び図6(A)又は図7
(A)、(B)のように脱出レバー47の横に突き出す
ようになっているので、シャッターが閉じる前にラッチ
39が突き出していても、ラッチ39が脱出レバー47
の下降に邪魔になることはない。要するに電気錠37は
シャッターが閉じているときにラッチ39が突き出して
いればよい。
【0034】〔その他の実施形態〕実施形態4のよう
に、電気錠37のラッチ39を垂直に突き出す方式の場
合は、シャッター3を閉じたときに、脱出レバー47の
先端部が凹部11内ではなく凹部11の開口部付近に位
置する構造にすることもできる。この構造の場合は、検
知器41でシャッター3が閉じたことを検知した後、ラ
ッチ39を脱出レバー47の回転を阻止する位置まで突
出させればよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、シ
ャッターを閉じると自動的に施錠をすることができるた
め、施錠のし忘れによる盗難事故等を確実に防止でき
る。またシャッター側に配線を設ける必要がなく、シャ
ッター錠を改造する必要もないので、取り付けが非常に
簡単でコスト安である。さらに配線は固定配線であるた
め損傷するおそれがなく長期信頼性にもすぐれている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るシャッター自動施錠装置の第1
の実施形態を示すもので、(A)はシャッターが開いた
とき、(B)はシャッターが閉じたときの一部切開正面
図。
【図2】 (A)、(B)はそれぞれ図1(A)、
(B)のa−a線、b−b線における断面図。
【図3】 図1の装置におけるシャッター錠の内部を示
すもので、(A)は図1(A)のとき、(B)は図1
(B)のとき、(C)はロックを外したときの正面図。
【図4】 本発明に係るシャッター自動施錠装置の第2
の実施形態を示すもので、(A)はシャッターが開いた
とき、(B)はシャッターが閉じたときの一部切開正面
図。
【図5】 本発明に係るシャッター自動施錠装置の第3
の実施形態を示すもので、シャッターが閉じて施錠され
た状態の背面図。
【図6】 図5の自動施錠装置で、(A)は施錠された
とき、(B)は解錠されたときの平面図。
【図7】 本発明に係るシャッター自動施錠装置の第4
の実施形態を示すもので、(A)はシャッターが閉じて
施錠された状態の背面図、(B)は同じく平面図。
【図8】 図7の自動施錠装置で、解錠された状態の背
面図。
【図9】 従来のシャッター装置を示すもので、(A)
はシャッターが開いたとき、(B)はシャッターが閉じ
たときの一部切開正面図。
【図10】 図9の装置におけるシャッター錠の内部を
示すもので、(A)は図9(A)のとき、(B)は図9
(B)のとき、(C)はロックを外したときの正面図。
【符号の説明】
1:貨物室 3:シャッター 7:シャッター錠 9:床 11:凹部 13:固定バー 15:フック 17:開扉レバー 21:補助片 23:ロック片 37:電気錠 39:ラッチ 41:検知器 43:制御器 45:解錠信号入力部 47:脱出レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E05C 3/26 E05C 3/26

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャッターを閉じると、シャッターの下端
    に取り付けられたシャッター錠のフックが床の凹部内に
    固定された固定バーの下に回り込んで、シャッターを閉
    じた状態に保持し、前記シャッター錠の開扉レバーを操
    作すると、前記フックが固定バーの下から抜け出す方向
    に回転して、シャッターを開けられるようになっている
    シャッター装置において、 前記床の凹部に、固定バーの下に回り込んだフックの下
    にラッチが出入りするように電気錠を設置し、前記シャ
    ッター以外の所に、シャッターが閉じたことを検知する
    検知器と、シャッターを開くときに解錠信号を入力する
    解錠信号入力部とを設け、前記電気錠は、前記検知器か
    ら検知信号が入力されるとラッチを突き出してフックの
    回転を阻止し、前記解錠信号入力部から解錠信号が入力
    されるとラッチを引っ込めてフックの回転を許容するよ
    うになっていることを特徴とするシャッター用自動施錠
    装置。
  2. 【請求項2】シャッターを閉じると、シャッターの下端
    に取り付けられたシャッター錠のフックが床の凹部内に
    固定された固定バーの下に回り込んで、シャッターを閉
    じた状態に保持し、前記シャッター錠の開扉レバー又は
    脱出レバーを操作すると、前記フックが固定バーの下か
    ら抜け出す方向に回転して、シャッターを開けられるよ
    うになっているシャッター装置において、 前記脱出レバーの先端部を前記床の凹部内又は凹部の開
    口部付近に位置させ、前記凹部に、前記脱出レバーの回
    転を阻止する側にラッチが出入りするように電気錠を設
    置し、前記シャッター以外の所に、シャッターを開くと
    きに解錠信号を入力する解錠信号入力部を設け、前記電
    気錠は、シャッターが閉じているときはラッチを突き出
    して脱出レバーの回転を阻止し、前記解錠信号入力部か
    ら解錠信号が入力されるとラッチを引っ込めて脱出レバ
    ーの回転を許容するようになっていることを特徴とする
    シャッター用自動施錠装置。
JP10093098A 1998-02-17 1998-04-13 シャッター用自動施錠装置 Pending JPH11303548A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10093098A JPH11303548A (ja) 1998-02-17 1998-04-13 シャッター用自動施錠装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009001986A (ja) * 2007-06-19 2009-01-08 Noriyuki Sumitomo 車両用ドアロック装置
JP2019182057A (ja) * 2018-04-04 2019-10-24 株式会社豊田自動織機 車両の開閉構造

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