JPH11302351A - イソシアヌレート基含有ポリイソシアナートの製造法 - Google Patents
イソシアヌレート基含有ポリイソシアナートの製造法Info
- Publication number
- JPH11302351A JPH11302351A JP10113550A JP11355098A JPH11302351A JP H11302351 A JPH11302351 A JP H11302351A JP 10113550 A JP10113550 A JP 10113550A JP 11355098 A JP11355098 A JP 11355098A JP H11302351 A JPH11302351 A JP H11302351A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- catalyst
- nbdi
- polyisocyanate
- group
- monomer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 UV照射後においても着色の少ない、NBD
Iを出発原料としたイソシアヌレート環含有ポリイソシ
アナートの製造法を提供する。 【解決手段】 NBDI及び/又はNBDIを水酸基を
有する化合物で部分的にモノN置換カルバミン酸エステ
ル化したポリイソシアナートを三量化するにあたり、触
媒として水酸化第4アンモニウムを使用する。
Iを出発原料としたイソシアヌレート環含有ポリイソシ
アナートの製造法を提供する。 【解決手段】 NBDI及び/又はNBDIを水酸基を
有する化合物で部分的にモノN置換カルバミン酸エステ
ル化したポリイソシアナートを三量化するにあたり、触
媒として水酸化第4アンモニウムを使用する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばポリウレタ
ン塗料、注型材等のポリウレタン樹脂を製造する際の硬
化剤として有用なイソシアヌレート環を有するポリイソ
シアナート類の製造法に関する。
ン塗料、注型材等のポリウレタン樹脂を製造する際の硬
化剤として有用なイソシアヌレート環を有するポリイソ
シアナート類の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】イソシアヌレート環を有するイソシアナ
ート類は、通常有機イソシアナートを触媒の存在下三量
化することにより行われる。しかしながら、従来より使
用する触媒によっては、黄色に着色した反応生成物を与
えやすいという問題点があった。その改良法として、特
公平7−5573号公報では触媒としてフッ化カリウム
を使用することによって、着色の生じないイソシアヌレ
ート環含有ポリイソシアナートの製造法が記載されてお
り、さらに、特公平7−5574号公報ではフッ化カリ
ウムと(1)ポリエチレンオキサイド化合物、(2)第
4級アンモニウム塩、(3)ホスホニウム化合物より選
ばれた化合物の1種又は2種以上の組み合わせからなる
触媒を用いることによって、少ない触媒使用量、及び穏
やかな反応条件で無着色のイソシアヌレート環含有ポリ
イソシアナートが製造できることが記載されている。
ート類は、通常有機イソシアナートを触媒の存在下三量
化することにより行われる。しかしながら、従来より使
用する触媒によっては、黄色に着色した反応生成物を与
えやすいという問題点があった。その改良法として、特
公平7−5573号公報では触媒としてフッ化カリウム
を使用することによって、着色の生じないイソシアヌレ
ート環含有ポリイソシアナートの製造法が記載されてお
り、さらに、特公平7−5574号公報ではフッ化カリ
ウムと(1)ポリエチレンオキサイド化合物、(2)第
4級アンモニウム塩、(3)ホスホニウム化合物より選
ばれた化合物の1種又は2種以上の組み合わせからなる
触媒を用いることによって、少ない触媒使用量、及び穏
やかな反応条件で無着色のイソシアヌレート環含有ポリ
イソシアナートが製造できることが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらフッ化
カリウムを用いて2,5−及び/または2,6−ジイソ
シアナトメチルビシクロ[2,2,1]ヘプタン(NB
DI)を三量化して得られる無色透明のイソシアヌレー
ト環含有ポリイソシアナートもUVを照射することによ
り黄変するという新たな問題が生じてきた。したがっ
て、本発明が解決しようとする課題は、UV照射後にお
いても着色の少ない、NBDIを出発原料としたイソシ
アヌレート環含有ポリイソシアナートの製造法を見出す
ことにある。
カリウムを用いて2,5−及び/または2,6−ジイソ
シアナトメチルビシクロ[2,2,1]ヘプタン(NB
DI)を三量化して得られる無色透明のイソシアヌレー
ト環含有ポリイソシアナートもUVを照射することによ
り黄変するという新たな問題が生じてきた。したがっ
て、本発明が解決しようとする課題は、UV照射後にお
いても着色の少ない、NBDIを出発原料としたイソシ
アヌレート環含有ポリイソシアナートの製造法を見出す
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
点に鑑み鋭意研究を重ねた結果、驚くべきことにNBD
Iを水酸化第4アンモニウムの存在下に三量化すること
で、得られるイソシアヌレート環含有ポリイソシアナー
トは、UV照射後においても着色が少ないことを見出し
本発明を完成するに至った。
点に鑑み鋭意研究を重ねた結果、驚くべきことにNBD
Iを水酸化第4アンモニウムの存在下に三量化すること
で、得られるイソシアヌレート環含有ポリイソシアナー
トは、UV照射後においても着色が少ないことを見出し
本発明を完成するに至った。
【0005】即ち本発明は、単量体2,5−及び/又は
2,6−ジイソシアナトメチルビシクロ[2,2,1]
ヘプタン、及び/又は単量体2,5−及び/又は2,6
−ジイソシアナトメチルビシクロ[2,2,1]ヘプタ
ンを水酸基を有する化合物で部分的にモノN置換カルバ
ミン酸エステル化したポリイソシアナートを三量化する
にあたり、触媒として水酸化第4アンモニウムを使うこ
とを特徴とする、イソシアヌレート環含有ポリイソシア
ナートの製造方法である。また本発明は、上記記載の方
法において触媒毒の添加及び/又は熱的不活性化により
三量化反応を所望する転化率で停止させることを特徴と
している。
2,6−ジイソシアナトメチルビシクロ[2,2,1]
ヘプタン、及び/又は単量体2,5−及び/又は2,6
−ジイソシアナトメチルビシクロ[2,2,1]ヘプタ
ンを水酸基を有する化合物で部分的にモノN置換カルバ
ミン酸エステル化したポリイソシアナートを三量化する
にあたり、触媒として水酸化第4アンモニウムを使うこ
とを特徴とする、イソシアヌレート環含有ポリイソシア
ナートの製造方法である。また本発明は、上記記載の方
法において触媒毒の添加及び/又は熱的不活性化により
三量化反応を所望する転化率で停止させることを特徴と
している。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の三量化触媒に用いられる
水酸化第4アンモニウムは一般式(1)で表される。
水酸化第4アンモニウムは一般式(1)で表される。
【0007】
【化1】
【0008】式中R1〜R4は同じでも異なっていてもよ
く、置換又は無置換の炭素原子を1〜20、好ましくは
1〜4個有するアルキル基、炭素原子を7〜10、好ま
しくは7個有するアラルキル基、炭素原子を4〜10、
好ましくは5または6個有する飽和脂環式炭化水素基を
表す。さらに、各々の基はヒドロキシル基及び/又は炭
素原子を1〜4個有するヒドロキシアルキル基で置換さ
れていてもよい。またR1〜R3のうち2つは窒素原子と
共に、そして必要に応じて酸素原子または別の窒素原子
と共に、炭素原子を3〜5個有する複素環式環を形成し
てもよい。さらに、R2、R3はエチレン基を表してもよ
く、例えば、第4窒素原子および別の第3窒素原子と共
に2環式トリエチレン−ジアミン(DABCO)構造を
形成してもよい。R1〜R4の具体例としては、メチル
基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−
ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基等アルキル
基、ベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプロピル
基等アラルキル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル
基等飽和脂環式炭化水素、ヒドロキシメチル基、2−ヒ
ドロキシエチル基、1−ヒドロキシエチル基、1−ヒド
ロキシメチル−エチル基、3−ヒドロキシプロピル基、
2−ヒドロキシメチル−プロピル基、4−ヒドロキシブ
チル基、2−ヒドロキシメチル−プロピル基、3−ヒド
ロキシメチルプロピル基等ヒドロキシアルキル基などが
挙げられる。具体的な水酸化第4アンモニウムとして
は、例えば、ベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキ
シド、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラ
エチルアンモニウムヒドロキシド、テトラプロピルアン
モニウムヒドロキシド、テトラブチルアンモニウムヒド
ロキシドおよびDABCOへのエチレンオキシドと水と
のモノ付加物である式(2)に相当する化合物等が挙げ
られるがこれらに限定されるものではない。
く、置換又は無置換の炭素原子を1〜20、好ましくは
1〜4個有するアルキル基、炭素原子を7〜10、好ま
しくは7個有するアラルキル基、炭素原子を4〜10、
好ましくは5または6個有する飽和脂環式炭化水素基を
表す。さらに、各々の基はヒドロキシル基及び/又は炭
素原子を1〜4個有するヒドロキシアルキル基で置換さ
れていてもよい。またR1〜R3のうち2つは窒素原子と
共に、そして必要に応じて酸素原子または別の窒素原子
と共に、炭素原子を3〜5個有する複素環式環を形成し
てもよい。さらに、R2、R3はエチレン基を表してもよ
く、例えば、第4窒素原子および別の第3窒素原子と共
に2環式トリエチレン−ジアミン(DABCO)構造を
形成してもよい。R1〜R4の具体例としては、メチル
基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−
ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基等アルキル
基、ベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプロピル
基等アラルキル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル
基等飽和脂環式炭化水素、ヒドロキシメチル基、2−ヒ
ドロキシエチル基、1−ヒドロキシエチル基、1−ヒド
ロキシメチル−エチル基、3−ヒドロキシプロピル基、
2−ヒドロキシメチル−プロピル基、4−ヒドロキシブ
チル基、2−ヒドロキシメチル−プロピル基、3−ヒド
ロキシメチルプロピル基等ヒドロキシアルキル基などが
挙げられる。具体的な水酸化第4アンモニウムとして
は、例えば、ベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキ
シド、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラ
エチルアンモニウムヒドロキシド、テトラプロピルアン
モニウムヒドロキシド、テトラブチルアンモニウムヒド
ロキシドおよびDABCOへのエチレンオキシドと水と
のモノ付加物である式(2)に相当する化合物等が挙げ
られるがこれらに限定されるものではない。
【0009】
【化2】
【0010】三量化触媒は単量体2,5−及び/又は
2,6−ジイソシアナトメチルビシクロ[2,2,1]
ヘプタン(NBDI)を基準にして、一般に約0.00
01〜2重量%、好ましくは約0.001〜1重量%の
量で使用される。この使用範囲内では穏和な発熱挙動と
良好な反応性の両方が得られるので好ましい。
2,6−ジイソシアナトメチルビシクロ[2,2,1]
ヘプタン(NBDI)を基準にして、一般に約0.00
01〜2重量%、好ましくは約0.001〜1重量%の
量で使用される。この使用範囲内では穏和な発熱挙動と
良好な反応性の両方が得られるので好ましい。
【0011】本発明に三量化触媒として用いられる水酸
化第4アンモニウムは、溶媒に希釈して用いてもよい。
溶媒はイソシアナート基と反応してモノN置換カルバミ
ン酸エステルを生成するもの(イソシアナート基反応性
溶媒)と、イソシアナート基に対し反応性を持たないも
の(イソシアナート基無反応性溶媒)に必要に応じて選
択される。モノN置換カルバミン酸エステルとはイソシ
アナート基と水酸基を有する化合物(例えば、アルコー
ル類、フェノール類、オキシム類)とが反応して生成す
る化合物である。モノN置換カルバミン酸エステルはそ
れ自体三量化の助触媒となり良好な反応性を与える。し
かし、イソシアナート反応性溶媒はイソシアナートと反
応することでイソシアナート基含有量を低下させ、生ず
るカルバミン酸エステルはNH基を含むために親水性を
増加させる。そこで、得られるイソシアヌレート基含有
ポリイソシアナートにより多くのイソシアナート基含有
量と疎水性を求めるときはイソシアナート基無反応性溶
媒を用いる方が好ましく、それ以外の場合はイソシアナ
ート基反応性溶媒を用いることが好ましい。
化第4アンモニウムは、溶媒に希釈して用いてもよい。
溶媒はイソシアナート基と反応してモノN置換カルバミ
ン酸エステルを生成するもの(イソシアナート基反応性
溶媒)と、イソシアナート基に対し反応性を持たないも
の(イソシアナート基無反応性溶媒)に必要に応じて選
択される。モノN置換カルバミン酸エステルとはイソシ
アナート基と水酸基を有する化合物(例えば、アルコー
ル類、フェノール類、オキシム類)とが反応して生成す
る化合物である。モノN置換カルバミン酸エステルはそ
れ自体三量化の助触媒となり良好な反応性を与える。し
かし、イソシアナート反応性溶媒はイソシアナートと反
応することでイソシアナート基含有量を低下させ、生ず
るカルバミン酸エステルはNH基を含むために親水性を
増加させる。そこで、得られるイソシアヌレート基含有
ポリイソシアナートにより多くのイソシアナート基含有
量と疎水性を求めるときはイソシアナート基無反応性溶
媒を用いる方が好ましく、それ以外の場合はイソシアナ
ート基反応性溶媒を用いることが好ましい。
【0012】イソシアナート基反応性溶媒として具体的
には、例えば、メタノール、エタノール、n−ブタノー
ル、イソプロピルアルコール、エチレングリコール、
1,3−ブチレングリコール、ジエチレングリコール、
トリエタノールアミン、エチレングリコールモノエチル
エーテル、ポリプロピレングリコール、2−エチルヘキ
サン−1,3−ジオール、2−エチルヘキサノール等の
アルコール類、フェノール、o−クロロフェノール、m
−クロロフェノール、p−クロロフェノール、2,4−
ジクロロフェノール、2,4,5−トリクロロフェノー
ル、レゾルシン、ハイドロキノン、m−クレゾール、p
−クレゾールなどのフェノール類、アセトオキシム、シ
クロヘキサノンオキシム、ジメチルグリオキシム、ジア
セチルモノオキシム、ベンゾフェノンオキシム等のオキ
シム類及びこれらの混合物を挙げることができる。イソ
シアナート基無反応性溶媒としては、例えば、ジメチル
ホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホ
キシド、アセトニトリル等及びこれらの混合物を挙げる
ことができる。これら溶媒は、必要に応じて未反応の単
量体ジイソシアナートとともに除去される。
には、例えば、メタノール、エタノール、n−ブタノー
ル、イソプロピルアルコール、エチレングリコール、
1,3−ブチレングリコール、ジエチレングリコール、
トリエタノールアミン、エチレングリコールモノエチル
エーテル、ポリプロピレングリコール、2−エチルヘキ
サン−1,3−ジオール、2−エチルヘキサノール等の
アルコール類、フェノール、o−クロロフェノール、m
−クロロフェノール、p−クロロフェノール、2,4−
ジクロロフェノール、2,4,5−トリクロロフェノー
ル、レゾルシン、ハイドロキノン、m−クレゾール、p
−クレゾールなどのフェノール類、アセトオキシム、シ
クロヘキサノンオキシム、ジメチルグリオキシム、ジア
セチルモノオキシム、ベンゾフェノンオキシム等のオキ
シム類及びこれらの混合物を挙げることができる。イソ
シアナート基無反応性溶媒としては、例えば、ジメチル
ホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホ
キシド、アセトニトリル等及びこれらの混合物を挙げる
ことができる。これら溶媒は、必要に応じて未反応の単
量体ジイソシアナートとともに除去される。
【0013】本発明において使用される2,5−及び/
又は2,6−ジイソシアナトメチルビシクロ[2,2,
1]ヘプタン(NBDI)は、例えば、特開平3−22
0167号公報に記載の方法で製造できる。具体的に
は、特開平4−282347号公報に記載の方法で製造
される2,5−及び/又は2,6−ジアミノメチルビシ
クロ[2,2,1]ヘプタン(NBDA)を塩酸と反応
させてNBDA塩酸塩とし、続いてホスゲンとの反応に
よりNBDIが製造できる。
又は2,6−ジイソシアナトメチルビシクロ[2,2,
1]ヘプタン(NBDI)は、例えば、特開平3−22
0167号公報に記載の方法で製造できる。具体的に
は、特開平4−282347号公報に記載の方法で製造
される2,5−及び/又は2,6−ジアミノメチルビシ
クロ[2,2,1]ヘプタン(NBDA)を塩酸と反応
させてNBDA塩酸塩とし、続いてホスゲンとの反応に
よりNBDIが製造できる。
【0014】本発明における「2,5−及び/又は2,
6−ジイソシアナトメチルビシクロ[2,2,1]ヘプ
タンを水酸基を有する化合物で部分的にモノN置換カル
バミン酸エステル化したポリイソシアナート」とは、前
述のモノN置換カルバミン酸エステルを含有するポリイ
ソシアナートのことであり、例えば、三量化触媒の溶媒
として水酸基を有する化合物を選択することで容易に系
内で合成することができる。
6−ジイソシアナトメチルビシクロ[2,2,1]ヘプ
タンを水酸基を有する化合物で部分的にモノN置換カル
バミン酸エステル化したポリイソシアナート」とは、前
述のモノN置換カルバミン酸エステルを含有するポリイ
ソシアナートのことであり、例えば、三量化触媒の溶媒
として水酸基を有する化合物を選択することで容易に系
内で合成することができる。
【0015】三量化反応は溶媒を使用してもしなくても
よいが、使用する場合はイソシアナート基に対して反応
活性を持たない溶媒を選択すべきである。例えば、トル
エン、キシレン、酢酸エチル、酢酸ブチル、ジメチルホ
ルムアミド、アセトニトリル等が挙げられるがこれらに
限定されない。
よいが、使用する場合はイソシアナート基に対して反応
活性を持たない溶媒を選択すべきである。例えば、トル
エン、キシレン、酢酸エチル、酢酸ブチル、ジメチルホ
ルムアミド、アセトニトリル等が挙げられるがこれらに
限定されない。
【0016】三量化反応は、通常20〜120℃、好ま
しくは40〜100℃の温度で行われる。さらに好まし
くは60〜100℃であり、この範囲内では穏やかな反
応条件と良好な反応性が得られる。また、100℃以上
においては熱分解による触媒の不活性化も同時に起こ
る。
しくは40〜100℃の温度で行われる。さらに好まし
くは60〜100℃であり、この範囲内では穏やかな反
応条件と良好な反応性が得られる。また、100℃以上
においては熱分解による触媒の不活性化も同時に起こ
る。
【0017】反応の進行は、反応液中の原料濃度をガス
クロマトグラフィーにて測定することにより容易に観察
できる。反応が所望の転化率に達した時点で、触媒を失
活させて反応を停止する。ここでいう「転化率」とは出
発原料中に存在するNBDIに対しての、反応マス中に
存在するNBDIの百分率を意味する。この時の転化率
は10〜60%の範囲で選定するのが適当である。転化
率10%以下では生産性が悪すぎて好ましくなく、転化
率60%以上では高分子量のオリゴマー成分が増え、得
られるイソシアヌレート環含有ポリイソシアナートのN
CO含有率の低下、溶剤に対する溶解度の低下等物性が
低下するため好ましくない。
クロマトグラフィーにて測定することにより容易に観察
できる。反応が所望の転化率に達した時点で、触媒を失
活させて反応を停止する。ここでいう「転化率」とは出
発原料中に存在するNBDIに対しての、反応マス中に
存在するNBDIの百分率を意味する。この時の転化率
は10〜60%の範囲で選定するのが適当である。転化
率10%以下では生産性が悪すぎて好ましくなく、転化
率60%以上では高分子量のオリゴマー成分が増え、得
られるイソシアヌレート環含有ポリイソシアナートのN
CO含有率の低下、溶剤に対する溶解度の低下等物性が
低下するため好ましくない。
【0018】上記反応の停止方法としては、適当な触媒
毒の添加によって触媒を失活させる方法と、熱によって
触媒を熱分解し失活させる方法等がある。上記適当な触
媒毒としては、例えば塩酸、燐酸、硫酸等の無機強酸や
塩化ベンゾイル、メタンスルホン酸、p−トルエンスル
ホン酸等の酸性有機物質、及びシリカゲルや酸性基含有
樹脂等の吸着性物質等が使用される。上記熱による反応
停止方法は、反応混合物を100℃以上の温度にするこ
とで、触媒を熱分解により不活性化する方法である。
尚、100℃以上の反応温度で、触媒を滴下等により連
続的に装入して三量化反応する場合、触媒の装入を停止
すれば触媒の不活性化により反応停止させることもでき
る。
毒の添加によって触媒を失活させる方法と、熱によって
触媒を熱分解し失活させる方法等がある。上記適当な触
媒毒としては、例えば塩酸、燐酸、硫酸等の無機強酸や
塩化ベンゾイル、メタンスルホン酸、p−トルエンスル
ホン酸等の酸性有機物質、及びシリカゲルや酸性基含有
樹脂等の吸着性物質等が使用される。上記熱による反応
停止方法は、反応混合物を100℃以上の温度にするこ
とで、触媒を熱分解により不活性化する方法である。
尚、100℃以上の反応温度で、触媒を滴下等により連
続的に装入して三量化反応する場合、触媒の装入を停止
すれば触媒の不活性化により反応停止させることもでき
る。
【0019】かくして得られた反応マスからは、未反応
の単量体NBDI及び必要によっては溶媒を除去し精製
する。精製方法としては、減圧蒸留や溶剤抽出等が挙げ
られるが、一般的には、流下式薄膜蒸留缶が好適に使用
される。生成物であるイソシアヌレート環含有ポリイソ
シアナート中の単量体NBDI含有量は1.0重量%以
下にすることが好ましい。
の単量体NBDI及び必要によっては溶媒を除去し精製
する。精製方法としては、減圧蒸留や溶剤抽出等が挙げ
られるが、一般的には、流下式薄膜蒸留缶が好適に使用
される。生成物であるイソシアヌレート環含有ポリイソ
シアナート中の単量体NBDI含有量は1.0重量%以
下にすることが好ましい。
【0020】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明の方法は実施例により制限されるものでは
ない。 実施例1 2−エチルヘキサン−1,3−ジオール3.0gを10
%テトラブチルアンモニウムヒドロキシド/メタノール
溶液(東京化成工業株式会社品)3.0gに添加して撹
拌した。次にメタノールを水流ポンプ減圧下で30〜4
0℃で十分に撹拌しつつ除去した。この原液を2−エチ
ルヘキサン−1,3−ジオールで約1%の濃度に調整し
て三量化触媒溶液とした。還流冷却器、温度計、滴下ロ
ート及び撹拌装置を備えた300mlの丸底フラスコに
NBDI300g(1.46モル)を入れ撹拌下60℃
で上記触媒3.0gを少量づつ滴下した。反応開始60
分後、ガスクロマトグラフィー分析の結果、NBDIの
転化率が40%となったので触媒の滴下を終了した。そ
の後さらに30分間完全に触媒を不活性化するために1
00℃で撹拌した。室温まで放冷したところ反応マスは
無色透明だった。次いで薄膜蒸発缶によって未反応の単
量体NBDIを除去した。得られた生成物は常温で無色
透明の固体で融点50〜60℃、NCO含有率17.4
%、単量体NBDI含有率0.5%であった。生成物収
量は120gであった。得られた上記イソシアヌレート
環含有ポリイソシアナート10.0gを酢酸ブチル1
0.0gに溶解し、2−エチルヘキサン−1,3−ジオ
ール3.1gと混合しアルミ板に塗布し120℃で硬化
した。このアルミ板をアイグラフィック社製メタルハラ
イドランプM01−L212で紫外線照射を810分間
行った。アルミ板上の硬化膜をUV照射前の硬化膜をリ
ファレンスとしてMacbeth社製COLOR−EY
E光反射計にて測定をおこなった。測定結果は、△E=
2.68、△H=2.46であった。
るが、本発明の方法は実施例により制限されるものでは
ない。 実施例1 2−エチルヘキサン−1,3−ジオール3.0gを10
%テトラブチルアンモニウムヒドロキシド/メタノール
溶液(東京化成工業株式会社品)3.0gに添加して撹
拌した。次にメタノールを水流ポンプ減圧下で30〜4
0℃で十分に撹拌しつつ除去した。この原液を2−エチ
ルヘキサン−1,3−ジオールで約1%の濃度に調整し
て三量化触媒溶液とした。還流冷却器、温度計、滴下ロ
ート及び撹拌装置を備えた300mlの丸底フラスコに
NBDI300g(1.46モル)を入れ撹拌下60℃
で上記触媒3.0gを少量づつ滴下した。反応開始60
分後、ガスクロマトグラフィー分析の結果、NBDIの
転化率が40%となったので触媒の滴下を終了した。そ
の後さらに30分間完全に触媒を不活性化するために1
00℃で撹拌した。室温まで放冷したところ反応マスは
無色透明だった。次いで薄膜蒸発缶によって未反応の単
量体NBDIを除去した。得られた生成物は常温で無色
透明の固体で融点50〜60℃、NCO含有率17.4
%、単量体NBDI含有率0.5%であった。生成物収
量は120gであった。得られた上記イソシアヌレート
環含有ポリイソシアナート10.0gを酢酸ブチル1
0.0gに溶解し、2−エチルヘキサン−1,3−ジオ
ール3.1gと混合しアルミ板に塗布し120℃で硬化
した。このアルミ板をアイグラフィック社製メタルハラ
イドランプM01−L212で紫外線照射を810分間
行った。アルミ板上の硬化膜をUV照射前の硬化膜をリ
ファレンスとしてMacbeth社製COLOR−EY
E光反射計にて測定をおこなった。測定結果は、△E=
2.68、△H=2.46であった。
【0021】実施例2 2−エチルヘキサン−1,3−ジオール3.0gを40
%N,N,N−トリメチル−N−ベンジルアンモニウム
ヒドロキシド/メタノール溶液(東京化成品工業株式会
社品)0.75gに添加して撹拌した。次にメタノール
を水流ポンプ減圧下、30〜40℃で十分に撹拌しつつ
除去した。この原液を2−エチルヘキサン−1,3−ジ
オールで約1%の濃度に調整して三量化触媒溶液とし
た。還流冷却器、温度計、滴下ロート及び撹拌装置を備
えた300mlの丸底フラスコにNBDI300g
(1.46モル)を入れ撹拌下60℃で上記触媒3.0
gを少量づつ滴下した。反応開始60分後、ガスクロマ
トグラフィー分析の結果、NBDIの転化率が41%と
なったので触媒の滴下を終了した。その後30分間完全
に触媒を不活性化するために100℃で撹拌した。室温
まで放冷したところ反応マスは無色透明だった。次いで
薄膜蒸発缶によって未反応の単量体NBDIを除去し
た。得られた生成物は常温で無色透明の固体で融点50
〜60℃、NCO含有率17.3%、単量体NBDI含
有率0.5%であった。生成物収量は124gであっ
た。得られた上記イソシアヌレート環含有ポリイソシア
ナート10.0gを酢酸ブチル10.0gに溶解し、2
−エチルヘキサン−1,3−ジオール3.0gと混合し
アルミ板に塗布し120℃で硬化した。このアルミ板を
アイグラフィック社製メタルハライドランプM01−L
212で紫外線照射を810分間行った。アルミ板上の
硬化膜をUV照射前の硬化膜をリファレンスとしてMa
cbeth社製COLOR−EYE光反射計にて測定を
おこなった。測定結果は、△E=2.69、△H=2.
47であった。
%N,N,N−トリメチル−N−ベンジルアンモニウム
ヒドロキシド/メタノール溶液(東京化成品工業株式会
社品)0.75gに添加して撹拌した。次にメタノール
を水流ポンプ減圧下、30〜40℃で十分に撹拌しつつ
除去した。この原液を2−エチルヘキサン−1,3−ジ
オールで約1%の濃度に調整して三量化触媒溶液とし
た。還流冷却器、温度計、滴下ロート及び撹拌装置を備
えた300mlの丸底フラスコにNBDI300g
(1.46モル)を入れ撹拌下60℃で上記触媒3.0
gを少量づつ滴下した。反応開始60分後、ガスクロマ
トグラフィー分析の結果、NBDIの転化率が41%と
なったので触媒の滴下を終了した。その後30分間完全
に触媒を不活性化するために100℃で撹拌した。室温
まで放冷したところ反応マスは無色透明だった。次いで
薄膜蒸発缶によって未反応の単量体NBDIを除去し
た。得られた生成物は常温で無色透明の固体で融点50
〜60℃、NCO含有率17.3%、単量体NBDI含
有率0.5%であった。生成物収量は124gであっ
た。得られた上記イソシアヌレート環含有ポリイソシア
ナート10.0gを酢酸ブチル10.0gに溶解し、2
−エチルヘキサン−1,3−ジオール3.0gと混合し
アルミ板に塗布し120℃で硬化した。このアルミ板を
アイグラフィック社製メタルハライドランプM01−L
212で紫外線照射を810分間行った。アルミ板上の
硬化膜をUV照射前の硬化膜をリファレンスとしてMa
cbeth社製COLOR−EYE光反射計にて測定を
おこなった。測定結果は、△E=2.69、△H=2.
47であった。
【0022】実施例3 還流冷却器、温度計、滴下ロート及び撹拌装置を備えた
300mlの丸底フラスコにNBDI300g(1.4
6モル)を入れ撹拌下60℃で実施例1の三量化触媒溶
液を少量づつ滴下した。反応開始30分後、ガスクログ
ラフィー分析の結果、NBDIの転化率が20%となっ
たので、触媒の滴下を終了した。反応マスに85%燐酸
200mgを装入し、60℃で30分撹拌して反応停止
した。室温まで放冷したところ反応マスは無色透明だっ
た。次いで薄膜蒸発缶によって未反応の単量体NBDI
を除去した。得られた生成物は常温で無色透明の固体で
融点50〜60℃、NCO含有率17.6%、単量体N
BDI含有率0.5%であった。生成物収量は60gで
あった。得られた上記イソシアヌレート環含有ポリイソ
シアナート10.0gを酢酸ブチル10.0gに溶解
し、2−エチルヘキサン−1,3−ジオール3.1gと
混合しアルミ板に塗布し120℃で硬化した。このアル
ミ板をアイグラフィック社製メタルハライドランプM0
1−L212で紫外線照射を810分間行った。アルミ
板上の硬化膜をUV照射前の硬化膜をリファレンスとし
てMacbeth社製COLOR−EYE光反射計にて
測定をおこなった。測定結果は、△E=2.68、△H
=2.47であった。
300mlの丸底フラスコにNBDI300g(1.4
6モル)を入れ撹拌下60℃で実施例1の三量化触媒溶
液を少量づつ滴下した。反応開始30分後、ガスクログ
ラフィー分析の結果、NBDIの転化率が20%となっ
たので、触媒の滴下を終了した。反応マスに85%燐酸
200mgを装入し、60℃で30分撹拌して反応停止
した。室温まで放冷したところ反応マスは無色透明だっ
た。次いで薄膜蒸発缶によって未反応の単量体NBDI
を除去した。得られた生成物は常温で無色透明の固体で
融点50〜60℃、NCO含有率17.6%、単量体N
BDI含有率0.5%であった。生成物収量は60gで
あった。得られた上記イソシアヌレート環含有ポリイソ
シアナート10.0gを酢酸ブチル10.0gに溶解
し、2−エチルヘキサン−1,3−ジオール3.1gと
混合しアルミ板に塗布し120℃で硬化した。このアル
ミ板をアイグラフィック社製メタルハライドランプM0
1−L212で紫外線照射を810分間行った。アルミ
板上の硬化膜をUV照射前の硬化膜をリファレンスとし
てMacbeth社製COLOR−EYE光反射計にて
測定をおこなった。測定結果は、△E=2.68、△H
=2.47であった。
【0023】比較例1 還流冷却器、温度計、滴下ロート及び撹拌装置を備えた
300mlの丸底フラスコにNBDI300g(1.4
6モル)を入れ撹拌下60℃で、あらかじめ混合したフ
ッ化カリウム0.03gと平均分子量400のポリエチ
レングリコール10g、及びフェノール0.3gを10
分で滴下した。反応開始60分後、ガスクロマトグラフ
ィー分析の結果NBDIの転化率が43%となったの
で、停止剤として85%燐酸0.1g添加し反応を停止
した。室温まで放冷したところ反応マスは無色透明だっ
た。次いで薄膜蒸発缶によって未反応の単量体NBDI
を除去した。得られた生成物は常温で無色透明の固体で
融点50〜60℃、NCO含有率16.8%、単量体N
BDI含有率0.5%であった。生成物収量は128g
であった。得られた上記イソシアヌレート環含有ポリイ
ソシアナート10.0gを酢酸ブチル10.0gに溶解
し、2−エチルヘキサン−1,3−ジオール3.0gと
混合しアルミ板に塗布し120℃で硬化した。このアル
ミ板をアイグラフィック社製メタルハライドランプM0
1−L212で紫外線照射を180分間行った。アルミ
板上の硬化膜をUV照射前の硬化膜をリファレンスとし
てMacbeth社製COLOR−EYE光反射計にて
測定をおこなった。測定結果は、△E=3.07、△H
=2.67であった。
300mlの丸底フラスコにNBDI300g(1.4
6モル)を入れ撹拌下60℃で、あらかじめ混合したフ
ッ化カリウム0.03gと平均分子量400のポリエチ
レングリコール10g、及びフェノール0.3gを10
分で滴下した。反応開始60分後、ガスクロマトグラフ
ィー分析の結果NBDIの転化率が43%となったの
で、停止剤として85%燐酸0.1g添加し反応を停止
した。室温まで放冷したところ反応マスは無色透明だっ
た。次いで薄膜蒸発缶によって未反応の単量体NBDI
を除去した。得られた生成物は常温で無色透明の固体で
融点50〜60℃、NCO含有率16.8%、単量体N
BDI含有率0.5%であった。生成物収量は128g
であった。得られた上記イソシアヌレート環含有ポリイ
ソシアナート10.0gを酢酸ブチル10.0gに溶解
し、2−エチルヘキサン−1,3−ジオール3.0gと
混合しアルミ板に塗布し120℃で硬化した。このアル
ミ板をアイグラフィック社製メタルハライドランプM0
1−L212で紫外線照射を180分間行った。アルミ
板上の硬化膜をUV照射前の硬化膜をリファレンスとし
てMacbeth社製COLOR−EYE光反射計にて
測定をおこなった。測定結果は、△E=3.07、△H
=2.67であった。
【0024】
【発明の効果】2,5−及び/又は2,6−ジイソシア
ナトメチルビシクロ[2,2,1]ヘプタン(NBD
I)を三量化するにあたり、水酸化第4アンモニウムを
使用することで、紫外線照射においても着色の少ないイ
ソシアヌレート環含有ポリイソシアナートが得られる。
ナトメチルビシクロ[2,2,1]ヘプタン(NBD
I)を三量化するにあたり、水酸化第4アンモニウムを
使用することで、紫外線照射においても着色の少ないイ
ソシアヌレート環含有ポリイソシアナートが得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 尚登 福岡県大牟田市浅牟田町30番地 三井化学 株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 単量体2,5−及び/又は2,6−ジイ
ソシアナトメチルビシクロ[2,2,1]ヘプタン、及
び/又は単量体2,5−及び/又は2,6−ジイソシア
ナトメチルビシクロ[2,2,1]ヘプタンを水酸基を
有する化合物で部分的にモノN置換カルバミン酸エステ
ル化したポリイソシアナートを三量化するにあたり、触
媒として水酸化第4アンモニウムを使うことを特徴とす
る、イソシアヌレート環含有ポリイソシアナートの製造
方法。 - 【請求項2】 触媒毒の添加及び/又は熱的不活性化に
より三量化反応を所望する転化率で停止させることを特
徴とする請求項1記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10113550A JPH11302351A (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | イソシアヌレート基含有ポリイソシアナートの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10113550A JPH11302351A (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | イソシアヌレート基含有ポリイソシアナートの製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11302351A true JPH11302351A (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=14615154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10113550A Pending JPH11302351A (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | イソシアヌレート基含有ポリイソシアナートの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11302351A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001053277A1 (fr) * | 2000-01-20 | 2001-07-26 | Rhodia Chimie | Procede d'obtention de polyisocyanate(s) ramifie(s) faiblement colore(s), et composition en decoulant |
FR2804112A1 (fr) * | 2000-01-20 | 2001-07-27 | Rhodia Chimie Sa | Procede d'obtention de cyclotrimeres d'isocyanate(s) ramifie(s) faiblement colore(s) et composition en decoulant |
EP1095956A3 (en) * | 1999-10-28 | 2002-01-02 | Mitsui Chemicals, Inc. | Thermoset Polyurethane resin and method for the production thereof |
CN112225857A (zh) * | 2020-09-25 | 2021-01-15 | 万华化学集团股份有限公司 | 一种色度稳定的含异氰脲酸酯的多异氰酸酯组合物及其制备方法 |
-
1998
- 1998-04-23 JP JP10113550A patent/JPH11302351A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1095956A3 (en) * | 1999-10-28 | 2002-01-02 | Mitsui Chemicals, Inc. | Thermoset Polyurethane resin and method for the production thereof |
WO2001053277A1 (fr) * | 2000-01-20 | 2001-07-26 | Rhodia Chimie | Procede d'obtention de polyisocyanate(s) ramifie(s) faiblement colore(s), et composition en decoulant |
FR2804112A1 (fr) * | 2000-01-20 | 2001-07-27 | Rhodia Chimie Sa | Procede d'obtention de cyclotrimeres d'isocyanate(s) ramifie(s) faiblement colore(s) et composition en decoulant |
JP2003524642A (ja) * | 2000-01-20 | 2003-08-19 | ロディア・シミ | 微着色分岐ポリイソシアネートの取得法、及び得られる組成物 |
CN100341860C (zh) * | 2000-01-20 | 2007-10-10 | 罗狄亚化学公司 | 制备轻度着色的支化多异氰酸酯的方法及所得到的组合物 |
CN101157658A (zh) * | 2000-01-20 | 2008-04-09 | 罗狄亚化学公司 | 制备轻度着色的支化多异氰酸酯的方法及所得到的组合物 |
CN112225857A (zh) * | 2020-09-25 | 2021-01-15 | 万华化学集团股份有限公司 | 一种色度稳定的含异氰脲酸酯的多异氰酸酯组合物及其制备方法 |
CN112225857B (zh) * | 2020-09-25 | 2022-07-12 | 万华化学集团股份有限公司 | 一种色度稳定的含异氰脲酸酯的多异氰酸酯组合物及其制备方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2832473B2 (ja) | イソシアヌレート基含有ポリイソシアネートの製造方法 | |
US4177342A (en) | Process for the preparation of polyisocyanates containing allophanate groups | |
US4162362A (en) | Process for the preparation of diphenylmethane dicarbamates and polymethylene polyphenyl carbamates | |
US6452003B1 (en) | Process for preparing low-odor and storage-stable monomer-containing polyisocyanurates from isophorone diisocyanate | |
JPH05222008A (ja) | アロファネート基とイソシアヌレート基を含有するポリイソシアネート、それの製造方法およびそれを二成分塗料において使用する方法 | |
JPH05222007A (ja) | アロファネート基およびイソシアヌレート基を有するポリイソシアネートの製造方法 | |
JP2005531677A (ja) | ウレトジオン基を含むイソシアネート | |
JP2770329B2 (ja) | ポリイソシアネートの製造方法 | |
US5221743A (en) | Process for producing isocyanurates by cyclotrimerizing isocyanates using polymer-bound catalysts | |
US4851531A (en) | Isocyanurate group-containing polyisocyanates | |
JPH11302351A (ja) | イソシアヌレート基含有ポリイソシアナートの製造法 | |
US6642382B2 (en) | Method for obtaining slightly colored branched polyisocyanate(s), and the resulting composition | |
EP0016441B1 (en) | A method for the preparation of a mixture of diphenyl methane dicarbamates and polymethylene polyphenyl carbamates | |
KR100774086B1 (ko) | 아실우레아 및 아실우레아를 포함하는 조성물의 합성 | |
CA2459595A1 (en) | Process for preparing low-odor and storage-stable monomer-containing polyisocyanurates based on isophorone diisocyanate | |
JPS6142523A (ja) | ヘキサメチレンイソシアヌラ−ト化合物の製造方法 | |
JPS59172459A (ja) | β−メルカプトプロピオン酸多価アルコ−ルエステルの製造法 | |
JPH0328448B2 (ja) | ||
US4146550A (en) | Process for the preparation of an aliphatic monoisocyanate | |
JP2960367B2 (ja) | ポリイソシアナト−イソシアヌレート及びその製造方法 | |
JPS6340421B2 (ja) | ||
JP3324866B2 (ja) | ポリイソシアネートおよびその製造方法 | |
JPH09328476A (ja) | ポリイソシアネートおよびその製造方法 | |
JPH0834774A (ja) | ポリイソシアネート、その製造用のジイソシアネートおよびそれらの製造方法 | |
KR910009913B1 (ko) | N-페닐알킬카바메이트의 축합 방법 |