JPH11302348A - 放射線硬化性シリコーンゴム組成物 - Google Patents

放射線硬化性シリコーンゴム組成物

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JPH11302348A
JPH11302348A JP35201098A JP35201098A JPH11302348A JP H11302348 A JPH11302348 A JP H11302348A JP 35201098 A JP35201098 A JP 35201098A JP 35201098 A JP35201098 A JP 35201098A JP H11302348 A JPH11302348 A JP H11302348A
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努 柏木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】短時間の放射線照射で硬化し速やかに各種基材
に対し良好な接着性を示す放射線硬化性組成物を提供す
る。 【解決手段】(A)分子鎖の両末端に放射線官能性の
(メタ)アクリロイル基を有する特定のオルガノポリシ
ロキサン、(B)光増感剤、並びに、(C)テトラアル
コキシシラン又はその部分加水分解縮合物、及び、場合
により、(D)特定の有機チタン化合物を含有してなる
放射線硬化性シリコーンゴム組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接着性に優れた硬
化物を形成できる放射線硬化性シリコーンゴム組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】特公平4−25231(対応米国特許第
4,733,942号及び米国再発行特許第33737
号)には、オプティカルファイバーのコーティング剤と
して優れた特性を有しているゴム組成物が開示されてい
る。該組成物は、ビニル官能性基含有オルガノポリシロ
キサンと光重合開始剤からなるものであるが、耐熱性、
耐湿性、電気特性、硬化性において、それまでの有機系
樹脂やシリコーン変性系樹脂をベースとする組成物に比
べ、良好であるものの、基材に対する接着性が低く、一
般の接着剤や、電気、電子関連のコーティング剤、接着
剤、ポッティング剤として使用できなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の課題
は、短時間の放射線照射で硬化し速やかに各種基材に対
し良好な接着性を示す放射線硬化性組成物を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するものとして、 (A)一般式(1):
【0005】
【化4】 〔ここで、R1は、独立に、置換又は非置換の炭素原子
数1〜9の1価炭化水素基であり、Xは式(2):
【0006】
【化5】 {ここで、 R2は炭素原子数2〜4の2価炭化水素基又
は酸素原子、R3は一般式:
【0007】
【化6】 (式中、Rは水素原子又はメチル基である)で表される
(メタ)アクリロイル基を1〜3個有する炭素原子数4
〜25の1価の有機基、 R4は炭素原子数1〜9の非置換
又は置換の1価炭化水素基、R5は炭素原子数1〜18の
1価炭化水素基であり、nは1〜3の整数、mは0〜2
の整数で、1≦n+m≦3である。ただしn=1のとき
3は複数個の(メタ)アクリロイル基を有し、 R3
4及びR5の各々は複数存在する場合は同一でも異なっ
てもよい}で示される有機けい素基であり、Lは8〜1
0,000の整数である〕で表されるオルガノポリシロキサ
ン、 (B)光増感剤、並びに (C)一般式:Si(OR64 (式中、R6は、炭素原子数1〜4の非置換又はアルコ
キシ置換のアルキル基である)で表されるアルコキシシ
ラン及びその部分加水分解縮合物から選ばれる少なくと
も一種の有機けい素化合物、を含有してなる放射線硬化
性シリコーンゴム組成物を提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の組成物を詳細に説
明する。なお、(メタ)アクリロイル((meth)acryloyl)、
(メタ)アクリル、(メタ)アクリレートなどは、それ
ぞれ、アクリロイル(acryloyl)及びメタクリロイル(met
hacryloyl)、アクリル及びメタクリル、並びにアクリレ
ート及びメタクリレートなどを包含する用語であり、Me
はメチル基、Etはエチル基、Prはプロピル基を、iPrは
イソプロピル基を意味する。
【0009】(A)オルガノポリシロキサン 一般式(1)において、R1は同一でも異なってもよく、炭
素原子数1〜9、好ましくは炭素原子数1〜6の非置換
又は置換の1価炭化水素基である。この1価炭化水素基
の具体例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、
イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−
ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、へプチル基、2−
エチルヘキシル基、オクチル基、ノニル基等のアルキル
基;シクロヘキシル基、シクロヘプチル基等のシクロア
ルキル基;ビニル基、アリル基、プロペニル基、イソプ
ロペニル基、ブテニル基、ヘキセニル基等のアルケニル
基;フェニル基、トリル基等のアリール基;ベンジル
基、フェニルエチル基、フェニルプロピル基等のアラル
キル基;又はこれらの基の炭素原子に結合した水素原子
の少なくとも一部をハロゲン原子、シアノ基等の置換基
で置換した、クロロメチル基、シアノエチル基、トリフ
ルオロプロピル基などの基等が挙げられるが、R1の5
0モル%以上がメチル基で、且つ25モル%以下がフェ
ニル基であるものが好ましい。
【0010】一般式(1)において、Xは独立に上記一般
式(2)で表される基である。一般式(2)におけるR2は炭
素原子数2〜4の2価炭化水素基又は酸素原子である
が、耐水性の点から好ましくは2価炭化水素基である。
この2価炭化水素基の具体例としては、エチレン基、プ
ロピレン基、メチルエチレン基、テトラメチレン基等の
アルキレン基が挙げられるが、好ましくはエチレン基で
ある。
【0011】一般式(2)におけるR3は1〜3個、好まし
くは2〜3個、更に好ましくは3個の(メタ)アクリロ
イル基を、例えば(メタ)アクリロイルオキシ((meth)a
cyloyloxy)基として有する炭素原子数4〜25の1価有
機基である。(メタ)アクリロイル基には、CH2=CHCO-及
びCH2=C(CH3)CO-が含まれる。この(メタ)アクリロイル
基を含む1価有機基の具体例としては、CH2=CHCOOCH2CH
2-、[CH2=C(CH3)COOCH2]3C-CH2-、(CH2=CHCOOCH2)3C-CH
2-、(CH2=CHCOOCH2)2C(C2H5)CH2-、
【0012】
【化7】 等の、1〜3個のアクリロイロキシ基又はメタクリロイ
ロキシ基で置換された炭素原子数1〜10、好ましくは
2〜6、のアルキル基などが挙げられる。好ましくは[C
H2=C(CH3)COOCH2]3C-CH2-、(CH2=CHCOOCH2)3C-CH2-、(C
H2=CHCOOCH2)2C(C2H5)CH2-及び
【0013】
【化8】 更に好ましくは[CH2=C(CH3)COOCH2]3C-CH2-、(CH2=CHCO
OCH2)3C-CH2-及び
【0014】
【化9】 である。一般式(2)におけるR4は同一でも異なってもよ
く、炭素原子数1〜9、好ましくは炭素原子数1〜6の
非置換又は置換の1価炭化水素基である。R4の1価炭
化水素基の具体例としては、一般式(1)におけるR1につ
いて例示したものが挙げられる。 R1の場合と同様に、
4の50モル%以上がメチル基で、且つ25モル%以
下がフェニル基であるものが好ましい。一般式(2)にお
けるR5は炭素原子数1〜18、好ましくは炭素原子数
1〜8の1価炭化水素基である。R5の1価炭化水素基
の具体例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、
ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基等のアルキル
基;シクロヘキシル基等のシクロアルキル基;フェニル
基等のアリール基;アリル基、プロペニル基、ブテニル
基等のアルケニル基等が挙げられるが、好ましくはアル
ケニル基等の脂肪族不飽和基を除くものが使用される。
また一般式(2)において、nは1〜3の整数、mは0〜
2の整数で、且つn及びmは1≦n+m≦3を満足する
が、n=1の時R3は複数個の、具体的には2又は3個
の(メタ)アクリロイル基を有する。また、一般式(1)に
おいて、Lは8〜10,000、好ましくは48〜1,
000の整数である。一般式(1)で表されるオルガノポ
リシロキサンの好ましい具体例としては以下の式で表さ
れるものが挙げられる。
【0015】
【化10】
【0016】
【化11】
【0017】
【化12】
【0018】
【化13】
【0019】
【化14】
【0020】
【化15】
【0021】
【化16】
【0022】
【化17】
【0023】
【化18】
【0024】
【化19】
【0025】
【化20】
【0026】
【化21】
【0027】
【化22】
【0028】
【化23】
【0029】
【化24】
【0030】
【化25】
【0031】
【化26】
【0032】
【化27】
【0033】
【化28】
【0034】
【化29】
【0035】
【化30】
【0036】
【化31】 及び
【0037】
【化32】 〔上記(1−1)〜(1−23)において、R’はメチ
ル基、フェニル基又は3,3,3−トリフルオロプロピ
ル基を示し、Lは8〜10,000、好ましくは48〜
1,000の整数を示す。〕 これらのオルガノポリシロキサンは一種単独でも二種以
上組合わせても使用することができる。
【0038】この成分(A)のオルガノポリシロキサン
は感放射線性基として、(OR3)基を有している(即
ち、分子鎖両末端にそれぞれ複数個の、具体的には2〜
9個の(メタ)アクリロイル基を有している)ので、こ
のものは紫外線、遠紫外線、電子線、X線、γ線などの
放射線照射に容易に感応して本発明の組成物を硬化に至
らしめる。
【0039】成分(A)のオルガノポリシロキサンは、
例えば対応するクロロシロキサンと活性水酸基を有する
(メタ)アクリル官能性化合物との脱塩化水素反応など
によって得ることができる。このクロロシロキサンとし
ては、例えば、次式:
【0040】
【化33】
【0041】
【化34】 で示されものが挙げられる。また、活性水酸基を有する
(メタ)アクリル系官能性化合物としては、例えば、2
−ヒドロキシルエチル(メタ)アクリレート、メチロー
ルプロパンジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリト
ールトリ(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−1−
アクリロイルオキシ−3−メタクリロイルオキシプロパ
ンなどが挙げられる。
【0042】成分(A)のオルガノポリシロキサンは1
つのケイ素原子に複数個の(メタ)アクリロイル基を有
することが好ましいので、かかる観点からメチロールプ
ロパンジ(メタ)アクリレート及びペンタエリスリトー
ルトリ(メタ)アクリレートが好ましく、ペンタエリス
リトールトリ(メタ)アクリレートが更に好ましい。
【0043】(B)光増感剤 光増感剤は特に限定されないが、望ましくは、ベンゾフ
ェノン、フェニル・1−ヒドロキシフェニル・ケトン、
2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−
1−オン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒ
ドロキシ−2−メチルプロパン−1−オンなどのベンゾ
イル化合物(又はフェニルケトン化合物)、好ましくは
α−位の炭素原子上にヒドロキシ基を有するベンゾイル
化合物(又はフェニルケトン化合物);2,4,6−ト
リメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイ
ド、ビスアシルフォスフィンオキサイド、ビス−(2,
6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチル
ベンチルフォスフィンオキサイドなどのオルガノホスフ
ィンオキサイド化合物;イソブチルベンゾインエーテル
等のベンゾインエーテル化合物;アセトフェノンジエチ
ルケタール等のケタール化合物;チオキサントン系化合
物;アセトフェノン系化合物などが例示される。これら
は1種単独でもしくは二種以上組合わせて添加すること
ができる。成分(B)の配合量は、成分(A)100重量部
に対して、通常、0.5〜10重量部でよく、好ましくは1.0
〜5.0重量部である。
【0044】(C)アルコキシシラン及び/又はその部
分加水分解縮合物 成分(C)のアルコキシシラン及び/又はその部分加水
分解縮合物は一般式:Si(OR64で表されるテトラ
アルコキシシラン及び/又はその部分加水分解縮合物で
あり、接着助剤として各種基材に対して良好な接着性を
付与する成分である。
【0045】式:Si(OR64において、R6は炭素
原子数1〜4程度の、低級アルキル基又はアルコキシ置
換低級アルキル基である。この低級アルキル基の具体例
としてはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピ
ル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基等
が挙げられ、またアルコキシ置換低級アルキル基として
は、メトキシメチル基、メトキシエチル基、エトキシメ
チル基、エトキシエチル基等が挙げられる。好ましく
は、メチル基、エチル基である。尚、アルコキシシラン
の部分加水分解縮合物とは、該アルコキシ基の加水分解
縮合反応によって生成する、分子中に少なくとも1個、
好ましくは2個以上のアルコキシ基が残存するシロキサ
ン化合物(ケイ素原子数が2〜100個、好ましくは2
〜30個程度のシロキサンオリゴマー)を意味する。成
分(C)は一種単独でも二種以上組合わせても使用する
ことができる。成分(C)の配合量は、成分(A)100
重量部に対して、通常、0.5〜10重量部でよく、好まし
くは1.0〜5.0重量部である。
【0046】(D)有機チタン化合物 本発明の組成物には必要に応じて、さらに、成分(D)
として、チタネート化合物及びチタンキレート化合物か
ら選ばれる少なくとも一種の有機チタン化合物を配合す
ることができる。
【0047】有機チタン化合物は、成分(C)の接着助
剤と併用することによって、放射線照射で硬化した際
に、各種基材に対する接着性を速やかに発現させる成分
である。チタネート化合物としては、テトラメチルチタ
ネート、テトラエチルチタネート、テトラプロピルチタ
ネート、テトライソプロピルチタネート、テトラブチル
チタネート、テトライソブチルチタネート、テトラヘキ
シルチタネート、テトラ(2−エチルヘキシル)チタネ
ート等の炭素原子数1〜8、好ましくは炭素原子数2〜
4のアルコキシ基を有するチタン酸エステル等の他に、
(n−C37O)3TiOSi(CH3)(OC
372、(n−C37O)3TiOSi(CH32(O
37)、[(CH33SiO]3TiOSi(CH32
(OC372、[(CH33SiO]4Tiなどのトリア
ルキルシロキシ基、アルコキシジアルキルシロキシ基、
トリアルコキシシロキシ基、アルキルジアルコキシシロ
キシ基等のトリオルガノシロキシ基を有するチタン酸エ
ステルなどが例示される。
【0048】チタンキレート化合物としては配位子とし
てアセチルアセトナート基や、好ましくは配位子中にア
ルコキシ基を有するアセト酢酸メチル基、アセト酢酸エ
チル基等を有する錯体や、これらのオルガノシロキサン
との塩などが挙げられ、具体的には以下のものが例示さ
れる。
【0049】
【化35】
【0050】
【化36】 (式中、nは2〜100の整数である)成分(D)は一種単
独でも二種以上組合わせても使用することができる。成
分(D)の添加量は成分(A)100重量部に対して0〜
20重量部、通常0.001〜20重量部、特に0.01〜10重量
部、とりわけ0.1〜5重量部が好ましい。
【0051】本発明の(A)、(B)、(C)成分を含
有する組成物は、放射線照射による硬化直後には基材に
対する接着性が比較的弱く、硬化物を基材から剥離する
ことが可能であるため、リペア性が必要な用途にも好適
であるが、硬化直後から基材に対する強固な接着性が必
要な用途においては、更に(D)成分を配合することに
よって、硬化直後から強固な接着性を発現する硬化物を
得ることができる。
【0052】その他の成分 本組成物には、上述した成分の他に、必要に応じて、本
発明の目的効果を損なわない限度において他の成分を配
合することができる。例えば、硬化時における収縮率、
並びに得られる硬化物の熱膨張係数、機械的強度、耐熱
性、耐薬品性、難燃性、燃膨張係数、ガス透過率などを
適宜調整するための各種添加剤が挙げられる。具体的に
は、例えば、煙霧質シリカ、シリカエアロゲル、石英粉
末、ガラス繊維、酸化鉄、酸化チタン、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウムなどの無機質充填剤;ヒドロキノ
ン、メトキシヒドロキノンなどの重合禁止剤(ポットラ
イフ延長剤)などが挙げられる。
【0053】組成物の調製及び硬化 本発明の組成物は、上記成分(A)〜成分(D)及び必
要に応じてその他の添加剤を混合することにより得られ
る。得られた組成物は、放射線を照射することにより速
やかに硬化してゴム状弾性体を与える。放射線として
は、紫外線、遠赤外線、電子線、X線、γ線などが挙げ
られるが、装置の手軽さ、扱いの容易性などから、紫外
線を使用することが好ましい。紫外線を発する光源とし
ては、例えば高圧水銀灯、超高圧水銀灯、メタルハライ
ドランプ、カーボンアークランプ及びキセノンランプ等
が挙げられる。放射線の照射量は、例えば厚み2mmに対
してUV(ピーク:320〜390nm)を200〜2,400mJ/c
m2、好ましくは400〜1,600mJ/cm2である。放射線の照
射により短時間で硬化する。
【0054】用途 本発明の組成物により得られる硬化物は、シリコン、シ
リコン酸化膜、ガラス、アルミニウム、ポリイミド(例
えば、カプトン(商品名、デュポン社製ポリイミドフィ
ルム)、ポリカーボネート、ガラスエポキシなどの基材
に対する接着性に優れる。このため、電子部品(例えば
液晶デバイス)の封止剤、ハイブリッドICなどの高温
加熱硬化が不可能な電子部品実装回路をはじめとする各
種電子部品のコーティング材として有用である。硬化工
程の短縮による生産性の向上を期待することができる。
【0055】
【実施例】以下に本発明を実施例によって説明する。
尚、例中、部は重量部を示す。実施例1 攪拌装置、還流冷却器、滴下ロート、乾燥空気導入器を
備えた1,000mLの反応装置に、平均式が次式:
【0056】
【化37】 で示されるオルガノポリシロキサン571gと、2−ヒドロ
キシ−1−アクリロイルオキシ-3−メタクリロイルオ
キシプロパン(商品名 NKエステル701−A 新中村化
学工業(株)製)47gと、トルエン200mLと、トリエチル
アミン26gと、重合禁止剤としてジブチルヒドロキシト
ルエン2,000ppmとを仕込み、これらを攪拌しながら、70
℃に昇温して7時間加熱した。その後、放冷し、濾過
し、得られたろ液にプロピレンオキサイド4g添加し室温
にて1時間攪拌した。その後、100℃/30mmHgでストリッ
プを行って次式で示される透明なオイル状のオルガノポ
リシロキサンが得られた。
【0057】
【化38】 このオルガノポリシロキサン100部に2−ヒドロキシ−
2メチル−1−フェニルプロパン−1オン2部と、2,
4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィン
オキサイド1部と、テトラメトキシシラン3部とを添加
混合し、放射線硬化性オルガノポリシロキサン組成物を
得た。
【0058】この組成物を深さ1mm、幅120mm、長さ170
mmの金型に流し込み、以下の紫外線照射条件1で紫外線
を照射し、光硬化させた。 ○照射条件1:80W/cm2のメタルハライド水銀灯2灯を
備えるコンベア炉内で2秒間照射(エネルギー量:800m
J) 得られた硬化物の物性を、JIS K6301に従い測定した。
なお、硬さはスプリング式A型試験機による。その結果
を表1に示す。
【0059】また、前記組成物を、シリコン、シリカ、
ガラス、アルミニウム、ポリイミド(カプトン)及びポ
リカーボネート製基板の上、4cm2の面積に厚さ2mmに
塗布した後、上記の照射条件1で照射し、硬化させた。
得られた硬化被膜の硬化後16時間経過後における各基板
に対する接着性を以下のようにして測定した。その結果
も表1に併せて示す。
【0060】○接着性評価方法:ピンセットで硬化皮膜
の一端をつかみ、被膜の引き剥がしを試みた。剥離の可
否及び剥離状態を以下の三段階にランクした。 ○:完全に接着して、剥離できない(凝集破壊率90%
以上)。 △:一部は剥離する(凝集破壊率20以上90%未
満)。 ×:完全に剥離する(凝集破壊率20%未満)。 更に、組成物の保存安定性を調べるため、組成物を5
℃、25℃の各温度に放置し、粘度の経時変化を測定し
た。その結果を表2に示す。
【0061】実施例2 テトラメトキシシランの代わりに下記式で示されるテト
ラメトキシシランの部分加水分解縮合物(メトキシシロ
キサンオリゴマー)を用いた他は実施例1と同様にして
組成物を調製し、この組成物について実施例1と同様の
試験を行った。その結果を表1及び表2に示す。
【0062】
【化39】 (但し、nは1〜7の整数)
【0063】実施例3 テトラメトキシシランの代わりに下記式で示されるテト
ラエトキシシランの部分加水分解縮合物(エトキシシロ
キサンオリゴマー)を用いた他は実施例1と同様にして
組成物を調製し、この組成物について実施例1と同様の
試験を行った。その結果を表1及び表2に示す。
【0064】
【化40】 (但し、nは1〜7の整数)
【0065】比較例1 テトラメトキシシランの代わりにトリメトキシシランを
用いた他は実施例1と同様にして組成物を調製し、この
組成物について実施例1と同様の試験を行った。その結
果を表1及び表3に示す。
【0066】比較例2 テトラメトキシシランの代わりにγ−アクリロイルオキ
シプロピルトリメトキシシランを用いた他は実施例1と
同様にして組成物を調製し、この組成物について実施例
1と同様の試験を行った。その結果を表1及び表3に示
す。
【0067】比較例3 テトラメトキシシランの代わりに下記式で示されるメチ
ルトリメトキシシランの加水分解縮合物(メチル基含有
メトキシシロキサンオリゴマー)を用いた他は実施例1
と同様にして組成物を調製し、この組成物について実施
例1と同様の試験を行った。その結果を表1及び表3に
示す。
【0068】
【化41】 (但し、Lは1〜7の整数)
【0069】
【表1】 :硬化後、16時間放置してから測定。
【0070】
【表2】
【0071】
【表3】
【0072】実施例4 組成物の成分としてさらに下記式:
【0073】
【化42】 で示されるアルコキシキレートを持つチタン化合物を0.
1部添加混合した以外は、実施例1と同様にして光硬化
性オルガノポリシロキサン組成物を得た。
【0074】この組成物を実施例1と同様にして硬化さ
せ、得られた硬化物の物性を実施例1と同様にして測定
した。その結果を表4、表5に示す。また、前記組成物
を、シリコン、シリカ、ガラス、アルミニウム、ポリイ
ミド(カプトン)及びポリカーボネート製基板の上、4
cm2の面積に厚さ2mmに塗布した後、塗膜を上記の照射
条件1で照射し、硬化させた。得られた硬化被膜の硬化
直後、硬化後4時間経過後及び硬化後16時間経過後にお
ける各基板に対する接着性を実施例1と同様にして評価
した。その結果を表4、表5に併せて示す。
【0075】実施例5 実施例4で使用したアルコキシキレートを持つチタン化
合物の代わりにテトライソプロピルチタネートを0.1部
添加した以外は、実施例4と同様にして調製し、同様に
試験を行った。
【0076】実施例6 実施例4で使用したアルコキシキレートを持つチタン化
合物の代わりに下記式:
【0077】
【化43】 に示すアルコキシキレートを持つチタン化合物を0.1部
添加した以外は、実施例4と同様にして調製し、同様に
試験を行った。
【0078】比較例4 実施例4で使用したテトラメトキシシラン3部の代り
に、下記式で示されるメチルトリメトキシシランの部分
加水分解縮合物(メチル基含有メトキシシロキサンオリ
ゴマー)3部を添加した以外は、実施例4と同様にして
組成物を調製し、この組成物について実施例4と同様の
試験を行った。
【0079】
【化44】 (但し、lは0〜7の整数)
【0080】比較例5 実施例4で使用したテトラメトキシシラン3部の代りに
γ−アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン3
部を添加した以外は、実施例4と同様にして組成物を調
製し、この組成物について実施例4と同様の試験を行っ
た。
【0081】比較例6 実施例4で使用したテトラメトキシシラン3部の代り
に、下記式で示されるトリメトキシシランの部分加水分
解縮合物(SiH基含有メトキシシロキサンオリゴマー)
3部を添加した以外は実施例4と同様にして組成物を調
製したが、常温で放置後数時間で組成物が増粘、白濁す
ると共に水素ガスによる発泡が発生したため、実施例4
と同様の試験を行うことはできなかった。
【0082】
【化45】 (但し、mは0〜7の整数)実施例5〜6及び比較例4
〜6の結果も表4及び表5に示す。
【0083】
【表4】
【0084】
【表5】
【0085】
【発明の効果】本発明の組成物は、短時間の放射線、例
えば紫外線の照射で硬化し、しかも速やかに接着性が発
現する。そのため、各種基材の接着、コーティング、ポ
ッティング用として有用である。また、硬化速度が速い
ため、例えば電気・電子部品の製造における工程の短
縮、生産性の向上、省エネルギー等などの効果が得られ
る。更に、本発明の組成物は硬化直後は接着性が比較的
弱く、容易に基材から剥離するので、リペア性が必要な
用途にも好適である。但し、(D)成分を配合すること
によって、硬化直後から強固な接着性を発現する硬化物
を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 83/06 C08L 83/06 83/07 83/07 // C08G 77/20 C08G 77/20 (72)発明者 山口 伸介 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)一般式(1): 【化1】 〔ここで、R1は、独立に、置換又は非置換の炭素原子
    数1〜9の1価炭化水素基であり、Xは式(2): 【化2】 {ここで、 R2は炭素原子数2〜4の2価炭化水素基又
    は酸素原子、R3は一般式: 【化3】 (式中、Rは水素原子又はメチル基である)で表される
    (メタ)アクリロイル基を1〜3個有する炭素原子数4
    〜25の1価の有機基、 R4は炭素原子数1〜9の非置換
    又は置換の1価炭化水素基、R5は炭素原子数1〜18の
    1価炭化水素基であり、nは1〜3の整数、mは0〜2
    の整数で、1≦n+m≦3である。ただしn=1のとき
    3は複数個の(メタ)アクリロイル基を有し、 R3
    4及びR5の各々は複数存在する場合は同一でも異なっ
    てもよい}で示される有機けい素基であり、Lは8〜1
    0,000の整数である〕で表されるオルガノポリシロキサ
    ン、 (B)光増感剤、並びに (C)一般式:Si(OR64 (式中、R6は、炭素原子数1〜4の非置換又はアルコ
    キシ置換のアルキル基である)で表されるアルコキシシ
    ラン及びその部分加水分解縮合物から選ばれる少なくと
    も一種の有機けい素化合物、を含有してなる放射線硬化
    性シリコーンゴム組成物。
  2. 【請求項2】請求項1の組成物であって、一般式(2)に
    おいてR3は2〜3個の(メタ)アクリロイルオキシ基
    を有するアルキル基である組成物。
  3. 【請求項3】請求項1又は2の組成物であって、さら
    に、(D)チタネート化合物及びチタンキレート化合物
    から選ばれる少なくとも一種のチタン化合物を含有する
    組成物。
  4. 【請求項4】請求項3の組成物であって、前記チタン化
    合物が炭素原子数1〜8アルコキシ基を有するチタン酸
    エステル及びトリオルガノシロキシ基を有するチタン酸
    エステル、配位子としてアセチルアセトナート基を有す
    る錯体、配位子中にアルコキシ基を有するアセト酢酸メ
    チル基もしくはアセト酢酸エチル基を有する錯体、及び
    これら錯体とオルガノシロキサンとの塩からなる群から
    選ばれる化合物である組成物。
  5. 【請求項5】請求項1〜4の組成物であって、成分
    (A)100重量部に対して、成分(B)0.5〜10重量部、
    成分(C)0.5〜10重量部、そして成分(D)が存在する
    場合には成分(D)が0.001〜20重量部存在する組成
    物。
  6. 【請求項6】請求項1〜5に記載の組成物を放射線で照
    射して硬化させて得られた硬化物。
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