JPH11302144A - 日焼け止め化粧料 - Google Patents

日焼け止め化粧料

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JPH11302144A
JPH11302144A JP12187598A JP12187598A JPH11302144A JP H11302144 A JPH11302144 A JP H11302144A JP 12187598 A JP12187598 A JP 12187598A JP 12187598 A JP12187598 A JP 12187598A JP H11302144 A JPH11302144 A JP H11302144A
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JP
Japan
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zinc oxide
oxide powder
oil
poe
powder
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Application number
JP12187598A
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English (en)
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Osayuki Yoshino
修之 吉野
Isao Nagai
功 長井
Takashi Matsumoto
俊 松本
Katsumoto Ogawa
克基 小川
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】紫外線、特にUVAの防御効果に優れ、かつ、
塗付色が目立たない日焼け止め化粧料を提供すること。 【解決手段】湿式法と乾式法という、製法の異なる2種
類の酸化亜鉛粉末を組み合わせて配合した日焼け止め化
粧料、すなわち、湿式法で製造した低温焼成酸化亜鉛粉
末及び乾式法で製造した酸化亜鉛粉末を含む、日焼け止
め化粧料を提供することにより、上記の課題を解決し得
ることを見出した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧料に関する技
術分野の発明である。より具体的には、日焼け止め化粧
料に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】皮膚科学的に紫外線は320〜400nm
の長波長紫外線(UVA)、290〜320nmの中波長
紫外線(UVB)及び290nm以下の短波長紫外線(U
VC)に分類される。これらの紫外線のうち、UVCは
人間をはじめ、生物一般に対して最も悪影響を及ぼす
が、大気圏上空のオゾン層により吸収・散乱され、直接
地上に到達することはほとんどない(ただし、近年のオ
ゾン層の破壊により、その防御効果が減少し、人体に対
する悪影響が懸念されている)。
【0003】UVBは、「紅斑」や「水疱」等を引き起
こすことが知られており、既にUVBから人体を防御す
る、様々な日焼け止め化粧料が提供され、SPF(SU
NPROTECT FACTOR)値が、日焼け止め化
粧料のUVBに対する防御能の指標として用いられてい
る。一方、UVAについては、曝露後、数分以内に起こ
る皮膚の黒化である「即時型黒化」を引き起こすことの
みならず、全身の免疫機能を低下させることや、皮膚癌
の発生を誘発する等、人体に対して様々な悪影響を及ぼ
すことが解明されつつあり、効果的なUVAの防御剤が
求められている。
【0004】UVAの防御剤としては、有機化合物系紫
外線吸収剤としてジベンゾイルメタン誘導体、ベンゾト
リアゾール誘導体、ベンゾフェノン誘導体、アントラニ
ル誘導体等が、一方、無機化合物系紫外線遮蔽剤とし
て、二酸化チタン粉末や、酸化亜鉛粉末等が知られてい
る。
【0005】
【発明が解決すべき課題】しかしながら、UVA用の有
機化合物系紫外線吸収剤には、基剤における溶解性や安
定性等の面から、自ずから配合量や配合の組み合わせに
限界がある。また、UVA用の無機化合物系紫外線遮蔽
剤の場合、防御効果を高めるために、多量に配合する
と、最終製品の塗付色に白色が過度に目立ち、使用性が
悪化する等の問題点が認められている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らはかかる実状
に鑑み、紫外線、特にUVAの防御効果に優れ、かつ、
塗付色が目立たない日焼け止め化粧料を得るべく鋭意検
討した結果、驚くべきことに、湿式法と乾式法という、
製法の異なる2種類の酸化亜鉛粉末を組み合わせて配合
することにより、上記の目的を達成することができる日
焼け止め化粧料を提供し得ることを見出し、本発明を完
成した。
【0007】すなわち、本発明は、湿式法で製造した低
温焼成酸化亜鉛粉末及び乾式法で製造した酸化亜鉛粉末
を含む、日焼け止め化粧料(以下、本発明日焼け止め化
粧料という)を提供する発明である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明日焼け止め化粧料は、上述のよう
に、湿式法で製造した低温焼成酸化亜鉛粉末及び乾式法
で製造した酸化亜鉛粉末を含む化粧料である。一般に、
乾式法による酸化亜鉛粉末の製造方法は、例えば、亜鉛
地金を高温で溶解及び蒸発させ、気相中で直接酸化する
ことにより、酸化亜鉛粉末を調製する方法である。
【0009】この乾式法で製造された酸化亜鉛粉末は、
その結晶性が高く、UVAの防御効果に優れるという特
徴が認められる。しかしながら、この乾式法において
は、生成する酸化亜鉛粉末の粒子径がやや大きくなる傾
向が強いため、酸化亜鉛粉末としてこれのみを配合した
化粧料は、その塗布色が、若干白くなってしまう傾向が
強い。一方、湿式法には、使用する原料や中和方法等に
より、多くの方法が知られている。
【0010】代表的には、硫酸亜鉛や塩化亜鉛を溶解し
た溶液を中和することにより析出してきた亜鉛化合物を
乾燥して、焼成し、酸化亜鉛粉末を調製する方法であ
り、「低温焼成酸化亜鉛」の名称で粧配規に記載されて
いる。この低温焼成酸化亜鉛粉末は、上記の乾式法で調
製した酸化亜鉛粉末と比較し、微粒子が得られやすいた
め、化粧料に配合した場合に、塗付色が目立たないとい
う利点がある。
【0011】しかしながら、その結晶性が、上述のよう
に乾式法を用いて調製した酸化亜鉛粉末に比べて低いた
めに、UVAの防御効果が、乾式法を用いて調製した酸
化亜鉛粉末と比較して、若干低いという問題が認められ
ている。
【0012】本発明日焼け止め化粧料において配合され
得る、乾式法で製造した酸化亜鉛粉末の粒径は、製造収
率等の問題や、化粧料に配合した場合の紫外線防御能、
さらには使用性の観点から、0.01〜0.2μmの範
囲であることが好ましい。この乾式法で製造した酸化亜
鉛粉末の粒径を0.01μm 未満とすることは、製造技
術上困難であるばかりでなく、紫外線防御能の低下を招
く傾向が強くなるために好ましくなく、逆に0.2μm
を超えると、化粧料に配合した場合に、不自然な白さが
目立つために好ましくない。
【0013】また、本発明日焼け止め化粧料において配
合され得る、湿式法で製造した低温焼成酸化亜鉛粉末の
粒径は、化粧料に配合した場合の紫外線防御能、さらに
は使用性の観点から、0.005〜0.1μmの範囲で
あることが好ましい。この湿式法で製造した低温焼成酸
化亜鉛粉末の粒径が0.005μm 未満になると、紫外
線防御能が低下を招く傾向が強くなるために好ましくな
く、逆に0.1μm を超えると、化粧料に配合した場合
に、不自然な白さが目立つために好ましくない。
【0014】これらの条件を満たす乾式法で製造した酸
化亜鉛粉末としては、例えば、商品名「FINEX−2
5」の乾式法で製造した酸化亜鉛粉末が堺化学工業株式
会社から発売されており、同じく、湿式法で製造した低
温焼成酸化亜鉛粉末としては、例えば、商品名「FIN
EX−50」の湿式法で製造した低温焼成酸化亜鉛粉末
が堺化学工業株式会社から発売されている。
【0015】なお、本発明日焼け止め化粧料において配
合され得る、上記の乾式法で製造した酸化亜鉛粉末及び
湿式法で製造した低温焼成酸化亜鉛粉末の双方とも、疎
水化処理等の表面処理を行ったものを用いることが可能
である。そして、本発明における、これらの酸化亜鉛粉
末の概念には、このような表面処理を行った酸化亜鉛粉
末も含まれる。
【0016】かかる表面処理の代表的な態様が、疎水化
処理である。この疎水化処理は、乾式法で製造した酸化
亜鉛粉末及び湿式法で製造した低温焼成酸化亜鉛粉末の
双方とも、通常公知の方法を用いて行うことができる。
【0017】具体的には、例えば、酸化亜鉛粉末粒子
の表面に油脂を吸着させたり,水酸基等の官能基を利用
して,酸化亜鉛粉末粒子の表面にエステル化やエーテル
化を起こさせて表面を親油的にする油脂処理法、脂肪
酸の亜鉛塩やマグネシウム,アルミニウム塩を用いる金
属石鹸処理方法、ジメチルポリシロキサンまたはメチ
ル水素ポリシロキサンを用いるシリコーン処理法、パ
ーフルオロアルキル基を有するフッ素化合物で処理する
方法等が挙げられる。また、特開昭63-11308号公報に
記載されているように、シリコーン化合物を蒸気の形態
で、酸化亜鉛粉末に接触させて疎水化処理を行うことも
できる。
【0018】本発明日焼け止め化粧料における、上記の
乾式法で製造した酸化亜鉛粉末と湿式法で製造した低温
焼成酸化亜鉛粉末の配合比は、重量比で、乾式法で製造
した酸化亜鉛粉末:湿式法で製造した低温焼成酸化亜鉛
粉末=1:100〜14:1、である。これらの配合比
の範囲を逸脱すると、いずれかの酸化亜鉛粉末の性質が
強くなり過ぎて、双方の酸化亜鉛粉末を組み合わせて配
合することによる、「UVAの防御効果に優れ、かつ、
塗付色が目立たない」という、相乗効果を十分に発揮さ
せることが困難になる。
【0019】また、本発明日焼け止め化粧料における、
双方の酸化亜鉛粉末全体としての配合量は、剤型及び目
的とする紫外線防御効果に応じて、適宜選択することが
可能であるが、化粧料全体に対して0.1〜70.0重
量%が好ましく、同1.0〜40.0重量%配合される
ことが特に好ましい。この配合量が、化粧料全体の0.
1重量%未満では、日焼け止め化粧料としての十分なU
VA防御効果を発揮させることが困難であり好ましくな
く、逆に同70.0重量%を超えて配合すると、系中に
酸化亜鉛の凝集等を生じ、使用性が悪化する場合があ
る。
【0020】このようにして、湿式法で製造した低温焼
成酸化亜鉛粉末及び乾式法で製造した酸化亜鉛粉末を組
み合わせて、紫外線、特にUVA防御手段として化粧料
中に配合することにより、UVAの防御効果に優れ、か
つ、塗付色が目立たないという優れた性質を有する日焼
け止め化粧料が提供される。
【0021】なお、本発明日焼け止め化粧料中には、他
の紫外線防御剤を配合して、必要に応じた紫外線防御効
果を、本発明日焼け止め化粧料に付与することができ
る。すなわち、有機化合物系紫外線吸収剤としては、例
えば、PABAモノグリセリンエステル、N,N-ジプロポキシ
PABAエチルエステル、N,N-ジエトキシPABAエチルエステ
ル、N,N-ジメチルPABAエチルエステル、N,N-ジメチルPA
BAブチルエステル、
【0022】ホモメンチル-N- アセチルアントラニレー
ト、アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモ
メンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニ
ルサリシレート、ベンジルサリシレート、p-イソプロパ
ノールフェニルサリシレート、
【0023】オクチルシンナメート、エチル-4- イソプ
ロピルシンナメート、メチル-2,5-ジイソプロピルシン
ナメート、エチル-2,4- ジイソプロピルシンナメート、
メチル-2,4- ジイソプロピルシンナメート、プロピル-p
- メトキシシンナメート、イソプロピル-p- メトキシシ
ンナメート、イソアミル-p- メトキシシンナメート、オ
クチル-p- メトキシシンナメート(2- エチルヘキシル-p
- メトキシシンナメート) 、2-エトキシエチル-p- メト
キシシンナメート、シクロヘキシル-p- メトキシシンナ
メート、エチル- α- シアノ−β- フェニルシンナメー
ト、2-エチルヘキシル- α- シアノ- β- フェニルシン
ナメート、グリセリルモノ-2- エチルヘキサノイル- ジ
パラメトキシシンナメート、
【0024】3, 4, 5-トリメトキシ桂皮酸3-メチル-4-
[メチルビス(トリメチルシロキシ)シリル]ブチル、
ジ-パラメトキシ桂皮酸-モノ-2-エチルヘキサン酸グリ
セリル、
【0025】2,2'- ジヒドロキシ-4- メトキシベンゾフ
ェノン、2,2'- ジヒドロキシ-4,4'-ジメトキシベンゾフ
ェノン、2,2',4,4'-テトラヒドロキシベンゾフェノン、
2-ヒドロキシ-4- メトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキ
シ-4- メトキシ-4'-メチルベンゾフェノン、2-ヒドロキ
シ-4- メトキシベンゾフェノン-5- スルホン酸塩、4-フ
ェニルベンゾフェノン、2-エチルヘキシル-4'-フェニル
- ベンゾフェノン-2-カルボキシレート、2-ヒドロキシ-
4-n- オクトキシベンゾフェノン、4-ヒドロキシ-3- カ
ルボキシベンゾフェノン3-(4'-メチルベンジリデン)-
d,1- カンファー、
【0026】3-ベンジリデン-d,1- カンファー、ウロカ
ニン酸、ウロカニン酸エチルエステル、2-フェニル-5-
メチルベンゾキサゾール、2,2'- ヒドロキシ-5- メチル
フェニルベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-5'-t-
オクチルフェニル) ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロ
キシ-5'-メチルフェニルベンゾトリアゾール、
【0027】ジベンザラジン、ジアニソイルメタン、4-
メトキシ-4'-t-ブチルジベンゾイルメタン、5-(3,3- ジ
メチル-2- ノルボルニリデン)-3-ペンタン-2- オン、
2,4,6-トリス[p-(2'-エチルヘキシル-1'-オキシカル
ボニル)アニリノ]-1,3,5-トリアジン等が挙げられる。
【0028】無機化合物系紫外線遮蔽剤としては、二酸
化チタン粉末、酸化セリウム粉末、酸化鉄粉末、タング
ステン酸粉末、酸化ビスマス粉末、さらにこれらの無機
化合物粉末の複合化合物等が挙げられる。
【0029】また、本発明日焼け止め化粧料には、必要
に応じて、本発明の所期の効果を損なわない限りにおい
て、通常化粧料等の外用組成物に配合され得る一般的な
配合成分を、一般的な目的で配合することができる。
【0030】かかる一般的な配合成分としては、例え
ば、油分、活性剤、増粘剤、上記以外の粉末成分、保湿
剤、防腐剤、金属イオン封鎖剤、消炎剤、美白剤、賦活
剤、血行促進剤、抗脂漏剤、植物抽出物等が挙げられ
る。
【0031】油分としては、例えば、アボガド油、ツバ
キ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ
油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ
油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ
油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆
油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ
油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン、
トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリ
セリン等が挙げられる。
【0032】固体油分としては、例えば、カカオ脂、ヤ
シ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化
牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化
油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等が挙げられる。
【0033】ロウ類としては、例えば、ミツロウ、カン
デリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロ
ウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラ
ノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、
サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリ
ン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラ
ノリン、セラックロウ、 POE- ラノリンアルコールエー
テル、 POE- ラノリンアルコールアセテート、 POE- コ
レステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレング
リコール、 POE- 水素添加ラノリンアルコールエーテル
等が挙げられる。
【0034】炭化水素油としては、例えば、流動パラフ
ィン、オゾケライト、スクワレン、プリスタン、パラフ
ィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリ
スタリンワックス等が挙げられる。
【0035】シリコーン油としては、例えば、ジメチル
ポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチ
ルハイドロジェンポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサ
ン、デカメチルポリシロキサン、ドデカメチルポリシロ
キサン、テトラメチルテトラハイドロジェンポリシロキ
サンなどの環状ポリシロキサン、3次元網目構造を形成
しているシリコーン樹脂、シリコーンゴム等が挙げられ
る。
【0036】界面活性剤としては、例えば、ポリオキシ
エチレン・ポリアルキルシロキサン、ソルビタンモノオ
レエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタ
ンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソル
ビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエー
ト、ソルビタントリオレエート、ペンタ-2- エチルヘキ
シル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ-2- エチルヘ
キシル酸ジグリセロールソルビタン等のソルビタン脂肪
酸エステル類;モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエル
カ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノス
テアリン酸グリセリン、α, α'-オレイン酸ピログルタ
ミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ
酸等のグリセリンポリグリセリン脂肪酸類;モノステア
リン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコール
脂肪酸エステル類;硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンア
ルキルエーテル等の親油性非イオン界面活性剤;
【0037】POE- ソルビタンモノオレエート、POE-ソ
ルビタンモノステアレート、POE-ソルビタンモノオレー
ト、POE-ソルビタンテトラオレエート等の POE- ソルビ
タン脂肪酸エステル類;POE-ソルビットモノラウレー
ト、POE-ソルビットモノオレエート、POE-ソルビットペ
ンタオレエート、POE-ソルビットモノステアレート等の
POE- ソルビット脂肪酸エステル類;POE-グリセリンモ
ノステアレート、POE-グリセリンモノイソステアレー
ト、POE-グリセリントリイソステアレート等の POE- グ
リセリン脂肪酸エステル類;POE-モノオレエート、POE-
ジステアレート、POE-モノジオレエート、システアリン
酸エチレングリコール等のPOE-脂肪酸エステル類;
【0038】POE-ラウリルエーテル、POE-オレイルエー
テル、POE-ステアリルエーテル、POE-ベヘニルエーテ
ル、POE2- オクチルドデシルエーテル、POE-コレスタノ
ールエーテル等のPOE-アルキルエーテル類;POE-オクチ
ルフェニルエーテル、POE-ノニルフェニルエーテル、PO
E-ジノニルフェニルエーテル等のPOE-アルキルフェニル
エーテル類;ブルロニック等のプルアロニック型類; P
OE・POP-セチルエーテル、 POE・POP2 -デシルテトラデ
シルエーテル、 POE・POP-モノブチルエーテル、POE ・
POP - 水添ラノリン、 POE・POP-グリセリンエーテル等
の POE・POP-アルキルエーテル類;テトロニック等のテ
トラ POE・テトラ POP- エチレンジアミン縮合物類;
【0039】POE- ヒマシ油、POE-硬化ヒマシ油、 POE-
硬化ヒマシ油モノイソステアレート、 POE- 硬化ヒマ
シ油トリイソステアレート、 POE- 硬化ヒマシ油モノピ
ログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE-
硬化ヒマシ油マレイン酸等のPOE-ヒマシ油硬化ヒマシ油
誘導体;POE-ソルビットミツロウ等のPOE-ミツロウ・ラ
ノリン誘導体;ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウ
リン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノール
アミド等のアルカノールアミド;
【0040】POE-プロピレングリコール脂肪酸エステ
ル、POE-アルキルアミン、POE-脂肪酸アミド、ショ糖脂
肪酸エステル、POE-ノニルフェニルホルムアルデヒド縮
合物、アルキルエトキシジメチルアミンオキシド、トリ
オレイルリン酸等の親水性非イオン界面活性剤が挙げら
れる。
【0041】増粘剤としては、例えば、アラビアガム、
カラギーナン、カラヤガム、トラガカントガム、キャロ
ブガム、クインスシード(マルメロ)、カゼイン、デキ
ストリン、ゼラチン、ペクチン酸ナトリウム、アラギン
酸ナトリウム、メチルセルロース、エチルセルロース、
CMC、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、PV
A、PVM、PVP、ポリアクリル酸ナトリウム、カル
ボキシビニルポリマー、ローカストビーンガム、グアー
ガム、タマリントガム、ジアルキルジメチルアンモニウ
ム硫酸セルロース、キサンタンガム、ケイ酸アルミニウ
ムマグネシウム、ベントナイト、ヘクトライト等が挙げ
られる。
【0042】粉末成分としては、タルク、カリオン、雲
母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、合成雲
母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、パーミキュライト、
炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウ
ム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネ
シウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属
塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウ
ム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カルシ
ウム、弗素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミ
ックパウダー、金属石鹸(ミリスチン酸亜鉛、パルミチ
ン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム)、窒化ホ
ウ素等の無機粉末;
【0043】ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポ
リエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリス
チレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉
末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化エチレン粉
末、セルロース粉末等の有機粉末;
【0044】酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等の無機
赤色系顔料;γ−酸化鉄等の無機褐色系顔料、黄酸化
鉄、黄土等の無機黄色系顔料黒酸化鉄、カーボンブラッ
ク、低次酸化チタン等の無機黒色系顔料;マンゴバイオ
レット、コバルトバイオレット等の無機紫色系顔料、酸
化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等の無機緑
色系顔料;群青、紺青等の無機青色系顔料、酸化チタン
コーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビ
スマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタン
コーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等のパ
ール顔料;
【0045】アルミニウムパウダー、カッパーパウダー
等の金属粉末顔料;赤色201号、赤色202号、赤色
204号、赤色205号、赤色220号、赤色226
号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色
204号、黄色205号、黄色401号、及び青色40
4号等の有機顔料;赤色3号、赤色104号、赤色10
6号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤
色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色
202号、黄色203号、緑色3号及び青色1号などの
ジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有
機顔料;クロロフィル、β−カロリン等の天然色素等が
挙げられる。
【0046】保湿剤としては、例えば、ポリエチレング
リコール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3-ブ
チレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マル
チトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイ
チン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレステリ
ル-12-ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、胆汁
酸塩、dl- ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可溶性コラー
ゲン、ジグリセリン(EO) PO付加物、イザヨイバラ抽出
物、セイヨウノコギリソウ抽出物、メリロート抽出物等
が挙げられる。
【0047】防腐剤としては、例えば、メチルパラベ
ン、エチルパラベン、ブチルパラベン等が挙げられる。
【0048】金属イオン封鎖剤としては、例えば、1-ヒ
ドロキシエタン-1,1- ジホスホン酸、1-ヒドロキシエタ
ン-1,1- ジホスホン酸四ナトリウム塩、エデト酸二ナト
リウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリウ
ム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタ
リン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、クエン酸、ア
スコルビン酸、コハク酸、エデト酸等が例示される。
【0049】消炎剤としては、例えば、グリチルリチン
酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導
体、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アレアントイン等が挙
げられる。
【0050】美白剤としては、例えば、ユキノシタ抽出
物、胎盤抽出物、グルタチオン等が挙げられる。
【0051】血行促進剤としては、例えば、ノニル酸ワ
レニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン
酸β―ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジンゲ
ロン、カンタリスチンキ、イクタモール、カフェイン、
タンニン酸、α―ボルネオール、ニコチン酸トコフェロ
ール、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレ
ート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベ
ラパミル、セファランチン、γ―オリザノール等が挙げ
られる。抗脂漏剤としては、例えば、硫黄、チアントー
ル等が挙げられる。
【0052】植物抽出物としては、上述した諸成分の例
示中に記載したもの以外に、例えば、オウバク、オウレ
ン、シコン、シャクヤク、センブリ、バーチ、セージ、
ビワ、ニンジン、アロエ、ゼニアオイ、アイリス、ブド
ウ、ヨクイニン、ヘチマ、ユリ、サフラン、センキュ
ウ、ショウキュウ、オトギリソウ、オノニス、ローズマ
リー、ニンニク、トウガラシ、チンピ、トウキ、海藻、
茶等の抽出物が挙げられる。
【0053】その他、香料、水、アルコール等化粧料に
一般的に配合される成分を、必要に応じて適宜配合する
ことができる。
【0054】本発明日焼け止め化粧料は、紫外線曝露に
よる悪影響を可能な限り防御することを第一義的な目的
とする化粧料であるが、その具体的形態は、外皮に適用
される化粧料、特にファンデーション等のメーキャップ
化粧料に広く適用することが可能である。そして、その
剤型も、例えば可溶化系、乳化系(水中油型又は油中水
型)、粉末系、油液系、ゲル系、軟膏系、エアゾール
系、水−油2層系、水−油−粉末3層系等、幅広く剤型
をとり得る。本発明日焼け止め化粧料の具体的剤型等に
ついては、後述する実施例において説明する。
【0055】
【実施例】次に、実施例によって本発明をさらに具体的
に説明するが、この実施例により、本発明の技術的な範
囲が何ら限定されるものではない。また、本実施例にお
いて、配合量は、特に断わらない限り、配合する対象に
対する重量%で表す。各実施例の開示に先立ち、各実施
例において行う、日焼け止め化粧料の評価方法について
説明する。
【0056】〔紫外線防御効果の評価〕調製した日焼け
止め化粧料を、透明テープ上に2mg/cm2の塗付量で塗付
し、評価試料とした。この評価試料を、紫外線領域にお
いて太陽光とほぼ同一のスペクトルを有する光源であ
る、ソーラーライト社製のソーラーシミュレーターと分
光光度計との間に挿入し、評価試料の有無によるスペク
トルの比較を行って、以下の評価基準に従い、各評価試
料の紫外線防御効果を、PFAを指標にして、以下の評
価基準に従って評価した。
【0057】評価基準 ◎:非常に高い防御効果がある(PFA8以上に相当) ○:高い防御効果がある(PFA4以上に相当) △:防御効果がある(PFA2以上に相当) ×:防御効果が弱い(PFA2未満に相当)
【0058】注)PFA値は、UVA防御能を表す指標
として、1996年以降用いられている値であり、
【数1】 で表される。
【0059】〔使用感(塗付時の白さの目立ち具合)の
評価〕調製した日焼け止め化粧料を、30名の専門パネ
ルに使用してもらい、以下の評価基準に従い、官能で評
価を行った。
【0060】評価基準 ◎:非常に良好な使用感である(塗付時の白さの目立ち
具合が非常に少ない) ○:良好な使用感である(塗付時の白さの目立ち具合が
少ない) △:通常の使用感である(塗付時の白さの目立ち具合は
中程度である) ×:使用感はやや劣る(塗付時に若干白さが目立つ)
【0061】これらの紫外線防御効果と使用感に関する
2種類の試験を、以下に示す処方の日焼け止め化粧料
(実施例1〜4,比較例1,2)について行い、本発明
日焼け止め化粧料についての評価を行った。
【0062】なお、本実施例において、湿式法で製造し
た低温焼成酸化亜鉛粉末(湿式合成酸化亜鉛粉末とい
う)としては、前述したFINEX−50を用い、乾式
法で製造した酸化亜鉛粉末(乾式合成酸化亜鉛粉末とい
う)としては、前述したFINEX−25を用いた。ま
た、これらの酸化亜鉛粉末を含む粉末成分の疎水化処理
は、前述した公知の疎水化処理法を用いて調製した。
【0063】 〔実施例1〕 W/O日焼け止めクリーム 配合成分 配合量(重量%) (1)デカメチルサイクロペンタシロキサン 35.0 (2)ポリオキシエチレン・ポリアルキルシロキサン 3.0 (3)有機変性粘度鉱物 1.0 (4)疎水化処理タルク 2.0 (5)疎水化処理超微粒子二酸化チタン粉末 5.0 (6)湿式合成酸化亜鉛粉末 20.0 (7)乾式合成酸化亜鉛粉末 0.02 (8)1,3-ブチレングリコール 5.0 (9)EDTA・3Na2H2 O 0.1 (10)パラベン 適 量 (11)香料 適 量 (12)精製水 残 量
【0064】<製法>(1)〜(3)を60℃に加温しホ
モミキサーで分散した。この分散液に(4)〜(7)を
加え、更にホモミキサーを用いて十分に混合分散を行い
油相部を調製した。この油相部をホモミキサー処理を行
いながら、(8)〜(12)を混合溶解して調製した水
相部を、徐々にこの油相部に添加した後、十分にホモミ
キサー処理を行い、W/O日焼け止めクリームを得た。
【0065】 〔実施例2〕 W/O日焼け止めクリーム 配合成分 配合量(重量%) (1)デカメチルサイクロペンタシロキサン 35.0 (2)ポリオキシエチレン・ポリアルキルシロキサン 3.0 (3)有機変性粘度鉱物 1.0 (4)疎水化処理タルク 2.0 (5)疎水化処理超微粒子二酸化チタン粉末 5.0 (6)湿式合成酸化亜鉛粉末 15.0 (7)乾式合成酸化亜鉛粉末 1.0 (8)1,3-ブチレングリコール 5.0 (9)EDTA・3Na2H2 O 0.1 (10)パラベン 適 量 (11)香料 適 量 (12)精製水 残 量 <製法>実施例1と同様に調製した。
【0066】 〔実施例3〕 W/O日焼け止めクリーム 配合成分 配合量(重量%) (1)デカメチルサイクロペンタシロキサン 35.0 (2)ポリオキシエチレン・ポリアルキルシロキサン 3.0 (3)有機変性粘度鉱物 1.0 (4)疎水化処理タルク 2.0 (5)疎水化処理超微粒子二酸化チタン粉末 5.0 (6)疎水化処理湿式合成酸化亜鉛粉末 7.5 (7)疎水化処理乾式合成酸化亜鉛粉末 7.5 (8)1,3-ブチレングリコール 5.0 (9)EDTA・3Na2H2 O 0.1 (10)パラベン 適 量 (11)香料 適 量 (12)精製水 残 量 <製法>実施例1と同様に調製した。
【0067】 〔実施例4〕 W/O日焼け止めクリーム 配合成分 配合量(重量%) (1)デカメチルサイクロペンタシロキサン 35.0 (2)ポリオキシエチレン・ポリアルキルシロキサン 3.0 (3)有機変性粘度鉱物 1.0 (4)疎水化処理タルク 2.0 (5)疎水化処理超微粒子二酸化チタン粉末 5.0 (6)疎水化処理湿式合成酸化亜鉛粉末 1.0 (7)疎水化処理乾式合成酸化亜鉛粉末 14.0 (8)1,3-ブチレングリコール 5.0 (9)EDTA・3Na2H2 O 0.1 (10)パラベン 適 量 (11)香料 適 量 (12)精製水 残 量 <製法>実施例1と同様に調製した。
【0068】 〔比較例1〕 W/O日焼け止めクリーム) 配合成分 配合量(重量%) (1)デカメチルサイクロペンタシロキサン 35.0 (2)ポリオキシエチレン・ポリアルキルシロキサン 3.0 (3)有機変性粘度鉱物 1.0 (4)疎水化処理タルク 2.0 (5)疎水化処理超微粒子二酸化チタン粉末 5.0 (6)疎水化処理乾式合成酸化亜鉛粉末 15.0 (7)1,3-ブチレングリコール 5.0 (8)EDTA・3Na2H2 O 0.1 (9)パラベン 適 量 (10)香料 適 量 (11)精製水 残 量 <製法>実施例1と同様に調製した。
【0069】 〔比較例2〕 W/O日焼け止めクリーム 配合成分 配合量(重量%) (1)デカメチルサイクロペンタシロキサン 35.0 (2)ポリオキシエチレン・ポリアルキルシロキサン 3.0 (3)有機変性粘度鉱物 1.0 (4)疎水化処理タルク 2.0 (5)疎水化処理超微粒子二酸化チタン粉末 5.0 (6)疎水化処理湿式合成酸化亜鉛粉末 20.0 (7)1,3-ブチレングリコール 5.0 (8)EDTA・3Na2H2 O 0.1 (9)パラベン 適 量 (10)香料 適 量 (11)精製水 残 量 <製法>実施例1と同様に調製した。
【0070】これらの実施例1〜4及び比較例1,2に
おける評価結果を、第1表に示す(第1表において、上
2欄は、湿式合成酸化亜鉛粉末又は乾式合成酸化亜鉛粉
末の配合量を表す欄で、「%」は「重量%」の意味であ
る)。
【表1】
【0071】第1表に示された結果により、紫外線(U
VA)の防御効果に優れ、かつ、塗付色が目立たない日
焼け止め化粧料が、本発明により提供されるということ
が明らかになった。
【0072】以下、種々の形態の本発明日焼け止め化粧
料の処方を、さらに実施例として例示し、上記と同様の
紫外線防御効果試験、及び各々の本発明日焼け止め化粧
料の形態に応じた官能試験により、これらの本発明日焼
け止め化粧料について評価した。
【0073】 〔実施例5〕 W/O日焼け止め乳液 配合成分 配合量(重量%) (1)デカメチルサイクロペンタシロキサン 35.0 (2)メチルポリシロキサン 5.0 (3)ポリオキシエチレン・ポリアルキルシロキサン 1.0 (4)メトキシケイ皮酸オクチル 10.0 (5)有機変性粘度鉱物 0.5 (6)球状ポリエチレン粉末 3.0 (7)疎水化処理超微粒子二酸化チタン粉末 3.0 (8)疎水化処理湿式合成酸化亜鉛粉末 10.0 (9)疎水化処理乾式合成酸化亜鉛粉末 5.0 (10)1,3-ブチレングリコール 5.0 (11)EDTA・3Na2H2 O 0.1 (12)パラベン 適 量 (13)香料 適 量 (14)精製水 残 量
【0074】<製法>(1)〜(5)を60℃に加温しホ
モミキサーで分散した。この分散液に、(6)〜(9)
を加え、更にホモミキサーを用いて十分に混合分散を行
い油相部を調製した。この油相部をホモミキサー処理を
行いながら、(10)〜(14)を混合溶解して調製し
た水相部を、前記油相部に徐々に添加し、その後、十分
にホモミキサー処理を行い、W/O日焼け止め乳液を得
た。この本発明に係わるW/O日焼け止め乳液は、UV
A防御能に優れ、透明性が高く、塗付色が目立たず、使
用性に優れていた。
【0075】 〔実施例6〕 O/W日焼け止めクリーム 配合成分 配合量(重量%) (1)スクワラン 3.0 (2)2−エチルヘキサン酸セチル 3.0 (3)ポリオキシエチレングリセロールモノイソステアレート1.0 (4)モノステアリン酸グリセリン 2.0 (5)セトステアリルアルコール 1.0 (6)メトキシケイ皮酸オクチル 5.0 (7)超微粒子二酸化チタン粉末 5.0 (8)湿式合成酸化亜鉛粉末 10.0 (9)乾式合成酸化亜鉛粉末 5.0 (10)1,3-ブチレングリコール 5.0 (11)EDTA・3Na2H2 O 0.1 (12)KOH 0.1 (13)パラベン 適 量 (14)香料 適 量 (15)精製水 残 量
【0076】<製法>(1)〜(6)を70℃に加熱溶
解し油相部を調製した。次に、(10)〜(15)を混
合溶解した後、粉末部である(7)〜(9)を添加し、
ホモミキサーを用いて十分に分散混合して水相部とし
た。油相部及び水相部とも、70℃に加温し、水相部を
攪拌しながら、油相部を徐々に添加し、ホモミキサー処
理を行った後、冷却して、O/W日焼け止めクリームを
得た。この本発明に係わるO/W日焼け止めクリーム
は、UVA防御能に優れ、透明性が高く、塗付色が目立
たず、使用性に優れていた。
【0077】 〔実施例7〕 パウダリーファンデーション 配合成分 配合量(重量部) (1)タルク 19.0 (2)マイカ 27.0 (3)カオリン 3.0 (4)二酸化チタン粉末 8.0 (5)湿式合成酸化亜鉛粉末 8.0 (6)乾式合成酸化亜鉛粉末 6.0 (7)雲母チタン 5.0 (8)ステアリン酸亜鉛 1.0 (9)ベンガラ 1.3 (10)黄酸化鉄 2.0 (11)黒酸化鉄 0.2 (12)ナイロンパウダー 8.0 (13)スクワラン 6.0 (14)ミリスチン酸オクチルドデシル 2.0 (15)酢酸ラノリン 1.0 (16)ジイソオクタン酸ネオペンチルグリコール 2.0 (17)モノオレイン酸ソルビタン 0.5 (18)防腐剤 適 量 (19)香料 適 量
【0078】<製法>(1)〜(3)及び(9)〜(1
1)をブレンダーで十分に混合した。これに、(4)〜
(8)及び(12)を加え、更に十分に混合した後、
(13)〜(19)を加え均一に混合した。これを粉砕
機で粉砕し、中皿に圧縮成形してパウダリーファンデー
ションを調製した。この本発明に係わるパウダリーファ
ンデーションは、UVA防御能に優れ、塗布時に透明性
が認められた。
【0079】 〔実施例8〕 油性ファンデーション 配合成分 配合量(重量部) (1)タルク 14.0 (2)マイカ 15.0 (3)二酸化チタン粉末 10.0 (4)湿式合成酸化亜鉛粉末 5.0 (5)乾式合成酸化亜鉛粉末 5.0 (6)ベンガラ 1.0 (7)黄酸化鉄 3.0 (8)黒酸化鉄 0.2 (9)スクワラン 6.0 (10)固形パラフィン 6.8 (11)マイクロクリスタリンワックス 5.0 (12)ミツロウ 2.0 (13)ワセリン 11.0 (14)酢酸ラノリン 1.0 (15)パルミチン酸イソプロピル 15.0 (16)酸化防止剤 適 量 (17)防腐剤 適 量 (18)香料 適 量
【0080】<製法>(1)〜(8)を十分に粉砕混合
し、これを(9)〜(17)を加温溶解した油相に添加
し、コロイドミルで分散を行った。その後、これに(1
8)を加え、容器に流し込み、冷却し、油性タイプファ
ンデーションを得た。この本発明に係わる油性ファンデ
ーションは、UVA防御能に優れ、かつ、極端な白浮き
等のない自然な仕上がりを提供するものであった。
【0081】 〔実施例9〕 油性タイプ口紅 配合成分 配合量(重量部) (1)二酸化チタン粉末 5.0 (2)湿式合成酸化亜鉛粉末 3.0 (3)乾式合成酸化亜鉛粉末 2.0 (4)赤色201号 0.6 (5)赤色202号 1.0 (6)赤色223号 0.2 (7)キャンデリラロウ 8.0 (8)固形パラフィン 8.0 (9)ミツロウ 5.0 (10)カルナウバロウ 6.0 (11)ラノリン 10.0 (12)ひまし油 19.2 (13)2―エチルヘキサン酸セチル 20.0 (14)イソプロピルミリスチン酸エステル 12.0 (15)酸化防止剤 適 量 (16)香料 適 量
【0082】<製法>(12)の一部に、(1)〜
(5)を分散溶解し3本ローラーで処理した。(6)を
(12)の残部に溶解した後、(7)〜(11)及び
(13)〜(16)を、加熱溶解したこの溶液中に加
え、さらに上記の3本ローラー処理品を加えて、ホモミ
キサーで均一に分散した後、成形し、油性タイプ口紅を
得た。この油性タイプ口紅は、UVA防御能に優れ、か
つ透明感が高く、使用性の良好なものであった。そし
て、その優れたUVA防御能により、口唇の紫外線によ
る荒れ等を防止する効果が認められた。
【0083】
【発明の効果】本発明によれば、白浮き等により使用性
を損なうことなく、優れた紫外線防御効果を発揮する日
焼け止め化粧料が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 克基 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第1リサーチセンター内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】湿式法で製造した低温焼成酸化亜鉛粉末及
    び乾式法で製造した酸化亜鉛粉末を含む、日焼け止め化
    粧料。
  2. 【請求項2】湿式法で製造した低温焼成酸化亜鉛粉末の
    平均粒子径が0.005〜0.1μmであり、かつ、乾
    式法で製造した酸化亜鉛粉末の平均粒子径が0.01〜
    0.2μmである、請求項1記載の日焼け止め化粧料。
JP12187598A 1998-04-15 1998-04-15 日焼け止め化粧料 Withdrawn JPH11302144A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003012488A (ja) * 2001-06-29 2003-01-15 Shiseido Co Ltd 皮膚外用剤
JP2003012491A (ja) * 2001-07-02 2003-01-15 Shiseido Co Ltd 粉体皮膚外用剤

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003012488A (ja) * 2001-06-29 2003-01-15 Shiseido Co Ltd 皮膚外用剤
JP2003012491A (ja) * 2001-07-02 2003-01-15 Shiseido Co Ltd 粉体皮膚外用剤

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