JPH09175986A - 皮膚外用剤 - Google Patents
皮膚外用剤Info
- Publication number
- JPH09175986A JPH09175986A JP35182395A JP35182395A JPH09175986A JP H09175986 A JPH09175986 A JP H09175986A JP 35182395 A JP35182395 A JP 35182395A JP 35182395 A JP35182395 A JP 35182395A JP H09175986 A JPH09175986 A JP H09175986A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- skin
- acid
- external preparation
- poe
- oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
供。 【解決手段】式 NH2CH2CH2X (I) (式中、Xは−SO2H又は−SO2SHである) で示さ
れるアミノエチル化合物の1種又は2種並びにトラネキ
サム酸若しくはその塩類及び/又はトラネキサム酸誘導
体を含んでなる皮膚外用剤を提供すること。
Description
る技術分野に属する。より詳しくは、肌荒れ改善効果が
著しく向上した皮膚外用剤に関する。
品等の皮膚外用剤を開発する際の非常に大きな目的の一
つである。この美肌状態を保つためには、肌荒れを防止
又は改善して、肌の皮溝、皮丘を整えることが重要であ
る。
皮膚に水分と油分とを補給するクリームや乳液がスキン
ケア基剤として用いられてきた。そして、様々な皮膚外
用剤に、各種の保湿剤が積極的に配合されるに至ってい
る。しかしながら、現在汎用されている保湿剤であるグ
リセリン,ソルビトール,プロピレングリコールやマル
チトール等は、多量に配合するとべたついたり、ほてっ
た感覚を伴う傾向が強い。また、DL−スレオニン等の
アミノ酸系の保湿剤は、着色や変臭等の欠点を有する傾
向がある。
課題は、真に優れた肌荒れ改善効果を有する皮膚外用剤
を提供することにある。
解決に向けて鋭意検討を重ねた結果、特定のアミノエチ
ル化合物並びにトラネキサム酸若しくはその塩類及び/
又はトラネキサム酸誘導体を含んでなる皮膚外用剤によ
り上記の課題を解決可能であることを見出した。すなわ
ち、本発明者は以下に列挙する通りの皮膚外用剤を提供
する。
れるアミノエチル化合物の1種又は2種並びにトラネキ
サム酸若しくはその塩類及び/又はトラネキサム酸誘導
体を含んでなる皮膚外用剤を提供する。
(I)の配合量が、皮膚外用剤全体の0.0001重量
%以上、同1.0重量%以下である前記請求項1記載の
皮膚外用剤を提供する。
(I)の配合量が、皮膚外用剤全体の0.001重量%
以上、同0.3重量%以下である前記請求項1記載の皮
膚外用剤を提供する。
はその塩類及び/又はトラネキサム酸誘導体の配合量
が、皮膚外用剤全体の0.01重量%以上、同10.0
重量%以下である前記請求項1乃至請求項3のいずれか
の請求項記載の皮膚外用剤を提供する。
はその塩類及び/又はトラネキサム酸誘導体の配合量
が、皮膚外用剤全体の0.1重量%以上、同10.0重
量%以下である前記請求項1乃至請求項3のいずれかの
請求項記載の皮膚外用剤を提供する。
て説明する。 A.本発明皮膚外用剤には、上記式(I)に示すアミノ
エチル化合物が配合される。式(I)に示すアミノエチ
ル化合物、すなわち、Xが−SO2H、すなわちスルフ
ィン酸基である2−アミノエチルスルフィン酸(ヒポタ
ウリン)、及びXが−SO2SH、すなわちチオスルホ
ン酸基である2−アミノエチルチオスルホン酸(チオタ
ウリン)は、共にヒトを含め多くの哺乳類の主要臓器、
例えば心臓、脳、肝臓等に含有され、また日常摂取する
食物の中にも多く含まれるものである。また、皮膚に対
する刺激、痒み、かぶれ等の副作用も報告されていな
い。よって、式(I)に示すアミノエチル化合物を本発
明皮膚外用剤に配合しても安全性については問題がない
ことは明らかである。
は、システイン等の入手が容易なチオ化合物から通常公
知の方法で容易に製造することが可能であり、また市販
品を本発明皮膚外用剤に配合することも可能である。こ
れらのアミノエチル化合物(I)を本発明皮膚外用剤中
に配合することにより、本発明皮膚外用剤において所望
する肌荒れ改善効果の発現に大きく寄与することができ
る。
明皮膚外用剤における配合量は、本発明皮膚外用剤に配
合する他の成分の種類若しくは量等によって適宜変更す
べきものであり、一概に規定されるべきものではない
が、概ね本発明皮膚外用剤全体の0.0001重量%以
上、同1.0重量%以下の範囲で配合するのが好まし
い。本発明皮膚外用剤におけるアミノエチル化合物
(I)の配合量が本発明皮膚外用剤全体の0.0001
重量%未満であると、上記の所望する肌荒れ改善効果を
本発明皮膚外用剤において発揮することが困難になり好
ましくない。また、本発明皮膚外用剤全体の1.0重量
%を越えて配合しても、配合量の増大に見合った、上記
効果の増強がもはや見られなくなり好ましくない。
兼ね合いから、本発明皮膚外用剤中へのアミノエチル化
合物(I)は、概ね本発明皮膚外用剤全体の0.001
重量%以上、同0.3重量%以下の範囲で配合するのが
特に好ましい。
%以上、同0.001重量%未満程度の配合量である
と、肌荒れ改善効果がアミノエチル化合物(I)の配合
のみでは十分ではない場合が多く、結果として、他の補
助成分等の配合量を増大させることが必要になる傾向が
ある。
%を越えて、かつ同1.0重量%以下程度の配合量で
は、アミノエチル化合物(I)の配合量の増大に対する
所望の効果の発現の増強が緩徐となり、むしろ他の補助
成分を積極的に配合する方が結果として優れた効果を本
発明皮膚外用剤が発揮する傾向にある。
は、それぞれを単独に本発明皮膚外用剤中に配合するこ
とが可能であることは勿論であるが、これらを組み合わ
せて配合することも可能である。また、2種のアミノエ
チル化合物(I)を共に本発明皮膚外用剤中に配合する
場合の両者の本発明皮膚外用剤における配合比率は任意
であり、特に限定されない。
キサム酸若しくはその塩類及び/又はトラネキサム酸誘
導体(以下、これらを総称してトラネキサム酸類と記載
することがある)が配合される。これらは、抗プラスミ
ン剤として一般に用いられており、化粧品用途では安全
性が高い成分として一般に知られている(特公昭47−
1479号)。また、その製造法は、特許第24061
1号,特許第242664号,特許第480411号,
特許第488168号において知られている。
℃で白色の結晶又は粉末で、無臭で、味は苦い。トラネ
キサム酸の塩類として、通常使用されるものとしては、
マグネシウム塩,カルシウム塩,カリウム塩等の金属塩
や硫酸塩等を挙げることができる。また、トラネキサム
酸誘導体としては、ビタミンA酸エステル,ビタミンA
エステル,ビタミンEエステル,ビタミンCエステル,
ビタミンDエステル等のビタミンエステル類、フェニル
エステル酸、N,N−マレオイルミノトラネキサム酸等
を挙げることができるが、これらのトラネキサム酸誘導
体に本発明皮膚外用剤に配合可能なトラネキサム酸誘導
体が限定されるものではないことは明らかである。
類の中から1種又は2種以上が任意に選択されて配合さ
れる。このトラネキサム酸類の本発明皮膚外用剤におけ
る配合量は、本発明皮膚外用剤に配合する他成分の種類
若しくは量等によって適宜変更すべきものであり、一概
に規定されるべきものではないが、概ね本発明皮膚外用
剤全体の0.01重量%以上、同10.0重量%以下の
範囲で好ましく配合され、同0.1重量%以上、同1
0.0重量%以下で特に好ましく配合される。本発明皮
膚外用剤におけるトラネキサム酸類の配合量が本発明皮
膚外用剤全体の0.01重量%未満であると、上記の所
望する肌荒れ改善効果を本発明皮膚外用剤において発揮
することが困難になる故に好ましくない。また、本発明
皮膚外用剤全体の10.0重量%を越えて配合しても、
配合量の増大に見合った、上記効果の増強がもはや見ら
れず好ましくない。
ラネキサム酸との間の配合比率は、両成分が、上記の範
囲内である限りにおいて特に限定されるものではなく、
本発明皮膚外用剤の具体的剤形に応じて、適宜調整する
ことができる。ただし、上記の範囲内においても、上記
両成分のうち一方を多量に配合し、他方を少量配合する
場合には、一方の配合成分の性質のみが本発明皮膚外用
剤において過剰に反映される傾向がある面は否定できな
い。
(I)とトラネキサム酸とを共に本発明皮膚外用剤に配
合することにより、単に相加的にそれぞれの配合成分が
本来有する消炎効果等を発揮するのみではなく、相乗的
に肌荒れを防止又は改善することができる。以上記載し
た有効成分を含有する本発明皮膚外用剤は、その有効成
分のみの配合により、肌荒れの改善という所期の効果を
発揮することが十分可能である。
の配合により、皮膚外用剤が一般的に奏するであろう効
果を付与する目的で、この他の薬効成分を本発明皮膚外
用剤に配合することは、その配合により本発明の所期の
効果を損なわない範囲で可能である。
の乾燥による肌荒れを防ぐ等の目的で有用である。この
場合は、例えばポリエチレングリコール、プロピレング
リコール、グルセリン、1, 3−ブチレングリコール、
ヘキシレングリコール、キシリトール、ソルビトール、
マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ム
コイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレス
テリル−12−ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウ
ム、胆汁酸塩、dl−ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可
溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、イ
ザヨイバラ抽出物、西洋ノコギリ草抽出物、メリロート
抽出物等の保湿剤を本発明皮膚外用剤に配合することが
可能である。
ける過度の紫外線被曝による肌の損傷を抑制する上で有
用である。この場合は、例えばメチルアントラニレー
ト、ホモメンチル−N−アセチルアントラニレート等の
アントラニル酸系紫外線吸収剤;2, 4−ジヒドロキシ
ベンゾフェノン、2, 2' −ジヒドロキシ−4−メトキ
シベンゾフェノン、2, 2' −ジヒドロキシ−4, 4'
−ジメトキシベンゾフェノン、2, 2',4, 4' −テト
ラヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メ
トキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ
−4' −メチルベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−
メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸塩、4−フェ
ニルベンゾフェノン、2−エチルヘキシル−4' −フェ
ニル−ベンゾフェノン−2−カルボキシレート、2−ヒ
ドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン、4−ヒ
ドロキシ−3−カルボキシベンゾフェノン等のベンゾフ
ェノン系紫外線吸収剤;2, 2’−ヒドロキシ−5−メ
チルフェニルベンゾトリアゾール、2−( 2' −ヒドロ
キシ−5’−t−オクチルフェニル) ベンゾトリアゾー
ル、2−( 2' −ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)
ベンゾトリアゾール等のベンゾトリアゾール系紫外線吸
収剤;ジアニソイルメタン、4−メトキシ−4' −t−
ブチルジベンゾイルメタン(パルソールA)等の長波長
紫外線吸収剤を本発明皮膚外用剤に配合することが可能
である。
Aという) 、PABAモノグリセリンエステル、N,N
−ジプロポキシPABAエチルエステル、N,N−ジエ
トキシPABAエチルエステル、N,N−ジメチルPA
BAエチルエステル、N,N−ジメチルPABAブチル
エステル、N,N−ジメチルPABAアミルエステル等
の安息香酸系紫外線吸収剤;ジプロピレングリコールサ
リシレート、エチレングリコールサリシレート、ミリス
チルサリシレート、メチルサリシレート、アミルサリシ
レート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレ
ート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、
ベンジルサリシレート、p−イソプロパノールフェニル
サリシレート等のサリチル酸系紫外線吸収剤;オクチル
シンナメート、エチル−4−イソプロピルシンナメー
ト、メチル−2, 5−ジイソプロピルシンナメート、エ
チル−2, 4−ジイソプロピルシンナメート、メチル−
2,4−ジイソプロピルシンナメート、プロピル−p−
メトキシシンナメート、イソプロピル−p−メトキシシ
ンナメート、イソアミル−p−メトキシシンナメート、
オクチル−p−メトキシシンナメート( 2−エチルヘキ
シル−p−メトキシシンナメート) 、2−エトキシエチ
ル−p−メトキシシンナメート、シクロヘキシル−p−
メトキシシンナメート、エチル−α−シアノ−β−フェ
ニルシンナメート、2−エチルヘキシル−α−シアノ−
β−フェニルシンナメート、グリセリルモノ−2−エチ
ルヘキサノイル−ジパラメトキシシンナメート、メトキ
シケイ皮酸オクチル、3, 4, 5−トリメトキシケイ皮
酸−3−メチル−4−[メチルビス(トリメチルシロキ
シ)シリル]ブチル、p−ジメトキシケイ皮酸モノエチ
ルエステル等のケイ皮酸系紫外線吸収剤;3−( 4’−
メチルベンジリデン) −d, 1−カンファー、3−ベン
ジリデン−d,1−カンファー、5−( 3, 3−ジメチ
ル−2−ノルボルニリデン) −3−ペンテン−2−オン
等のカンファー誘導体;ウロカニン酸、ウロカニン酸エ
チルエステル、2−フェニル−5−メチルベンゾオキサ
ゾール、ジベンザラジン等の中波長紫外線(UVB)吸
収剤を本発明皮膚外用剤に配合することが可能である。
(MgSiO2 )、カルミン(FeO2 )、ベントナイ
ト、カオリン、酸化亜鉛(ZnO)等の紫外線遮断剤を
本発明皮膚外用剤に配合することが可能である。
とも有益である。この場合は、胎盤抽出物、グルタチオ
ン、ユキノシタ抽出物等の美白剤を本発明皮膚外用剤に
配合することが可能である。
抑えて肌荒れを防止する上で有用である。この場合は、
グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サ
リチル酸誘導体、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラント
イン等の消炎剤を本発明皮膚外用剤に配合することが可
能である。
等の目的で、ローヤルゼリー、感光素、コレステロール
誘導体、幼牛血液抽出物等の賦活剤;ノニル酸ワレニル
アミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン酸β−
ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジンゲロン、
カンタリスチンキ、イクタモール、カフェイン、タンニ
ン酸、α−ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、
イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、
シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミ
ル、セファランチン、γ−オリザノール等の血行促進
剤;硫黄、チアントール等の抗脂漏剤等を本発明皮膚外
用剤中に配合することができる。
分、オウレン抽出成分、シコン抽出成分、シャクヤク抽
出成分、センブリ抽出成分、バーチ抽出成分、セージ抽
出成分、ビワ抽出成分、ニンジン抽出成分、アロエ抽出
成分、ゼニアオイ抽出成分、アイリス抽出成分、ブドウ
抽出成分、ヨクイニン抽出成分、ヘチマ抽出成分、ユリ
抽出成分、サフラン抽出成分、センキュウ抽出成分、シ
ョウキュウ抽出成分、オトギリソウ抽出成分、オノニス
抽出成分、ローズマリー抽出成分、ニンニク抽出成分、
トウガラシ抽出成分、イザヨイバラ抽出成分、西洋ノコ
ギリ草抽出成分、メリロート抽出成分、チンピ、トウキ
等の植物抽出物を本発明皮膚外用剤中に配合することも
可能である。
果、例えば皮膚の賦活効果を本発明皮膚外用剤にさらに
付与するために、ビタミンA油、レチノール、酢酸レチ
ノール等のビタミンA類;リボフラビン、酪酸リボフラ
ビン、フラビンアデニンヌクレオチド等のビタミンB2
類;ピリドキシン塩酸塩、ピリドキシンジオクタノエー
ト等のビタミンB6 類;L−アスコルビン酸、L−アス
コルビン酸ジパルミチン酸エステル、L−アスコルビン
酸−2−硫酸ナトリウム、L−アスコルビン酸リン酸エ
ステル、DL−α−トコフェロール−L−アスコルビン
酸リン酸ジエステルジカリウム等のビタミンC類;パン
トテン酸カルシウム、D−パントテニルアルコール、パ
ントテニルエチルエーテル、アセチルパントテニルエチ
ルエーテル等のパントテン酸類;エルゴカルシフェロー
ル、コレカルシフェロール等のビタミンD類;ニコチン
酸、ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等のニコチ
ン酸類;α−トコフェロール、酢酸トコフェロール、ニ
コチン酸DL−α−トコフェロール、コハク酸DL−α
−トコフェロール等のビタミンE類;ビタミンP、ビオ
チン等のその他のビタミン類を本発明皮膚外用剤中に配
合することができる。
外用剤に配合可能な他の薬効成分が限定されるものでは
ない。また、上に挙げた他の薬効成分に対応する薬効
も、上記に限定されるものではない。例えば、ビタミン
C類は美白成分として用いることができると共に、酸化
防止助剤としても用いることが可能である。さらに、上
に挙げた他の薬効成分は、単独で本発明皮膚外用剤に配
合することの他に、2種以上の上記薬効成分を、目的に
応じ、適宜組み合わせて配合することも可能である。
品、医薬部外品等に広く適用することが可能であり、そ
の剤形も水溶液系、可溶化系、乳化系、粉末系、油液
系、ゲル系、軟膏系、エアゾール系、水−油2層系、水
−油−粉末3層系等、幅広い剤形を採り得る。すなわ
ち、基礎化粧品であれば、洗顔料,化粧水,乳液,クリ
ーム,ジェル,エッセンス(美容液),パック・マスク
等の形態や、さらにヘアトニック,ヘアークリーム,シ
ャンプー,ヘアリンス等の頭髪化粧品の形態に、上記の
多様な剤形において広く適用可能である。また、メーキ
ャップ化粧品であれば、ファンデーション等の形態に広
く適用可能である。さらに、医薬品又は医薬部外品であ
れば、各種の軟膏剤等の形態に広く適用が可能である。
そして、これらの剤形及び形態に、本発明皮膚外用剤の
採り得る形態が限定されるものではない。
する剤形及び形態に応じて通常公知の基剤成分を、その
配合により本発明の所期の効果が損なわれない範囲で広
く配合することができる。
油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ
油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ
油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ
油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆
油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ
油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン、
トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリ
セリン等の液体油脂;カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤ
シ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、
豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロ
ウ、硬化ヒマシ油等の固体油脂;ミツロウ、カンデリラ
ロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボ
タロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、
カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキ
ビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキ
シル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、
セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテル、P
OEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロ
ールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコー
ル、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル等のロ
ウ類;流動パラフィン、オゾケライト、スクワレン、プ
リスタン、パラフィン、セレシン、スクワレン、ワセリ
ン、マイクロクリスタリンワックス等の油分等の炭化水
素油;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステ
アリン酸、ベヘン(ベヘニン)酸、オレイン酸、12−
ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、トール酸、
イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコ
サペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DH
A)等の高級脂肪酸;ラウリルアルコール、セチルアル
コール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、
ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステ
アリルアルコール等の直鎖アルコール、モノステアリル
グリセリンエーテル(バチルアルコール)、2−デシル
テトラデシノール、ラノリンアルコール、コレステロー
ル、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、イソス
テアリルアルコール、オクチルドデカノール等の分枝鎖
アルコール等の高級アルコール;ミリスチン酸イソプロ
ピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシ
ル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、
ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイ
ン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸
セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸
イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12−ヒド
ロキシステアリル酸コレステリル、ジ−2−エチルヘキ
シル酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂
肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリ
コール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ
酸ジイソステアリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グ
リセリン、トリ−2−エチルヘキシル酸トリメチロール
プロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパ
ン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ペンタンエリスリト
ール、トリー2−エチルヘキシル酸グリセリン、トリイ
ソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル−2−
エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテー
ト、トリミリスチン酸グリセリン、トリ−2−ヘプチル
ウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエス
テル、オレイン酸オイル、セトステアリルアルコール、
アセトグリセライド、パルミチン酸2−ヘプチルウンデ
シル、アジピン酸ジイソブチル、N−ラウロイル−L−
グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、アジピ
ン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、
セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、ミリスチン酸2−
ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、ア
ジピン酸2−ヘキシルデシル、セバチン酸ジイソプロピ
ル、コハク酸2−エチルヘキシル、酢酸エチル、酢酸ブ
チル、酢酸アミル、クエン酸トリエチル等の合成エステ
ル油;ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシ
ロキサン,メチルハイドロジェンポリシロキサン等の鎖
状ポリシロキサン、デカメチルポリシロキサン,ドデカ
メチルポリシロキサン,テトラメチルテトラハイドロジ
ェンポリシロキサンなどの環状ポリシロキサン、3次元
網目構造を形成しているシリコン樹脂、シリコンゴム等
のシリコン類;セッケン用素地、ラウリン酸ナトリウ
ム、パルミチン酸ナトリウム等の脂肪酸セッケン、ラウ
リル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸K等の高級アルキル
硫酸エステル塩、POEラウリル硫酸トリエタノールア
ミン、POEラウリル硫酸ナトリウム等のアルキルエー
テル硫酸エステル塩、ラウロイルサルコシンナトリウム
等のN−アシルサルコシン酸、N−ミリストイル−N−
メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリ
ッドナトリウム、ラウリルメチルタウリッドナトリウム
等の高級脂肪酸アミドスルホン酸塩、POEオレイルエ
ーテルリン酸ナトリウム、POEステアリルエーテルリ
ン酸等のリン酸エステル塩、ジ−2−エチルヘキシルス
ルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノー
ルアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウ
ム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸
ナトリウム等のスルホコハク酸塩、リニアドデシルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンス
ルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼ
ンスルホン酸等のアルキルベンゼンスルホン酸塩、N−
ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N−ステアロ
イルグルタミン酸ジナトリウム、N−ミリストイル−L
−グルタミン酸モノナトリウム等のN−アシルグルタミ
ン酸塩、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等
の高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩、ロート油等の硫
酸化油、POEアルキルエーテルカルボン酸、POEア
ルキルアリルエーテルカルボン酸塩、α−オレフィンス
ルホン酸塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、二級ア
ルコール硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルキロールアミ
ド硫酸エステル塩、ラウロイルモノエタノールアミドコ
ハク酸ナトリウム、N−パルミトイルアスパラギン酸ジ
トリエタノールアミン、カゼインナトリウム等のアニオ
ン系界面活性剤;塩化ステアリルトリメチルアンモニウ
ム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム等のアルキル
トリメチルアンモニウム塩、塩化ジステアリルジメチル
アンモニウムジアルキルジルキルジメチルアンモニウム
塩、塩化ポリ( N,N' −ジメチル−3, 5−メチレン
ピペリジニウム)、塩化セチルピリジニム等のアルキル
ピリジニウム塩、アルキル四級アンモニウム塩、アルキ
ルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキルイソキノ
リニウム塩、ジアルキルモリホニウム塩、POEアルキ
ルアミン、アルキルアミン塩、ポリアミン脂肪酸誘導
体、アミルアルコール脂肪酸誘導体、塩化ベンザルコニ
ウム、塩化ベンゼトニウム等のカチオン系界面活性剤;
2−ウンデシル−N,N, N−( ヒドロキシエチルカル
ボキシメチル) −2−イミダゾリンナトリウム、2−コ
コイル−2−イミタゾリニウムヒドロキサイド−1−カ
ルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等の、イミダゾリン
系両性界面活性剤、2−ヘプタデシル−N−カルボキシ
メチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイ
ン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベ
タイン、アミドベタイン、スルホベタイン等のベタイン
系界面活性剤等の両性界面活性剤;ソルビタンモノオレ
エート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタン
モノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビ
タンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、
ソルビタントリオレエート、ペンタ−2−エチルヘキシ
ル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘ
キシル酸ジグリセロールソルビタン等のソルビタン脂肪
酸エステル類、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエル
カ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノス
テアリン酸グリセリン、α, α' −オレイン酸ピログル
タミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリン
ゴ酸等のグリセリンポリグリセリン脂肪酸類、モノステ
アリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコー
ル脂肪酸エステル類、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリン
アルキルエーテル、ポリオキシエチレン・メチルポリシ
ロキサン共重合体等の親油性非イオン界面活性剤;PO
Eソルビタンモノオレエート、POE−ソルビタンモノ
ステアレート、POE−ソルビタンモノオレート、PO
E−ソルビタンテトラオレエート等のPOEソルビタン
脂肪酸エステル類、POE−ソルビットモノラウレー
ト、POE−ソルビットモノオレエート、POE−ソル
ビットペンタオレエート、POE−ソルビットモノステ
アレート等のPOEソルビット脂肪酸エステル類、PO
E−グリセリンモノステアレート、POE−グリセリン
モノイソステアレート、POE−グリセリントリイソス
テアレート等のPOEグリセリン脂肪酸エステル類、P
OEモノオレエート、POEジステアレート、POEモ
ノジオレエート、システアリン酸エチレングリコール等
のPOE脂肪酸エステル類、POEラウリルエーテル、
POEオレイルエーテル、POEステアリルエーテル、
POEベヘニルエーテル、POE2−オクチルドデシル
エーテル、POEコレスタノールエーテル等のPOEア
ルキルエーテル類、POEオクチルフェニルエーテル、
POEノニルフェニルエーテル、POEジノニルフェニ
ルエーテル等のPOEアルキルフェニルエーテル類、ブ
ルロニック等のプルアロニック型類、POE・POPセ
チルエーテル、POE・POP2−デシルテトラデシル
エーテル、POE・POPモノブチルエーテル、POE
・POP水添ラノリン、POE・POPグリセリンエー
テル等のPOE・POPアルキルエーテル類、テトロニ
ック等のテトラPOE・テトラPOPエチレンジアミン
縮合物類、POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油、PO
E硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE硬化ヒマ
シ油トリイソステアレート、POE硬化ヒマシ油モノピ
ログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、PO
E硬化ヒマシ油マレイン酸等のPOEヒマシ油硬化ヒマ
シ油誘導体、POEソルビットミツロウ等のPOEミツ
ロウ・ラノリン誘導体、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミ
ド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロ
パノールアミド等のアルカノールアミド、POEプロピ
レングリコール脂肪酸エステル、POEアルキルアミ
ン、POE脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸エステル、PO
Eノニルフェニルホルムアルデヒド縮合物、アルキルエ
トキシジメチルアミンオキシド、トリオレイルリン酸等
の親水性非イオン界面活性剤;エチルパラベン、ブチル
パラベン等の防腐剤;アラアビアガム,トラガカントガ
ム,ガラクタン,グアガム,キャロブガム,カラヤガ
ム,カラギーナン,ペクチン,カンテン,クインスシー
ド(マルメロ),アルゲコロイド(カッソウエキス),
デンプン(コメ,トウモロコシ,バレイショ,コム
ギ),グリチルリチン酸等の植物系高分子、キサンタン
ガム,デキストラン,サクシノグルカン,ブルラン等の
微生物系高分子、コラーゲン,カゼイン,アルブミン,
ゼラチン等の動物系高分子等の天然の水溶性高分子;カ
ルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデ
ンプン等のデンプン系高分子メチルセルロース、ニトロ
セルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロ
ピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロ
ース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、
カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)、結
晶セルロース、セルロース末等のセルロース系高分子、
アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコー
ルエステル等のアルギン酸系高分子等の半合成の水溶性
高分子;ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエー
テル、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマ
ー( カーボポール) 、アルキル変性カルボキシビニルポ
リマー等のビニル系高分子、ポリエチレングリコール2
000、4000、6000等のポリオキシエチレン系
高分子、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重
合体共重合系高分子、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリ
エチルアクリレート、ポリアクリルアミド等のアクリル
系高分子、ポリエチレンイミン、カチオンポリマー等の
合成の水溶性高分子;ベントナイト、ケイ酸A1Mg
(ビーガム) 、ラポナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸
等の無機の水溶性高分子;アラビアガム、カラギーナ
ン、カラヤガム、トラガカントガム、キャロブガム、ク
インスシード(マルメロ)、カゼイン、デキストリン、
ゼラチン、ペクチン酸ナトリウム、アラギン酸ナトリウ
ム、メチルセルロース、エチルセルロース、CMC、ヒ
ドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロ
ース、PVA、PVM、PVP、ポリアクリル酸ナトリ
ウム、カルボキシビニルポリマー、ローカストビーンガ
ム、グアーガム、タマリントガム、ジアルキルジメチル
アンモニウム硫酸セルロース、キサンタンガム、ケイ酸
アルミニウムマグネシウム、ベントナイト、ヘクトライ
ト等の増粘剤;タルク、カリオン、雲母、絹雲母(セリ
サイト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲
母、リチア雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウ
ム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリ
ウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸
ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウ
ム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カル
シウム(焼セッコウ)、リン酸カルシウム、弗素アパタ
イト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金
属石鹸(ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、
ステアリン酸アルミニウム)、窒化ホウ素等の無機粉
末、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレ
ン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉
末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾ
グアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化エチレン粉末、セルロ
ース粉末等の有機粉末等の粉末成分;二酸化チタン,酸
化亜鉛等の無機白色顔料、酸化鉄(ベンガラ),チタン
酸鉄等の無機赤色系顔料,γ−酸化鉄等の無機褐色系顔
料、黄酸化鉄,黄土等の無機黄色系顔料黒酸化鉄、カー
ボンブラック,低次酸化チタン等の無機黒色系顔料、マ
ンゴバイオレット,コバルトバイオレット等の無機紫色
系顔料、酸化クロム,水酸化クロム,チタン酸コバルト
等の無機緑色系顔料、群青,紺青等の無機青色系顔料、
酸化チタンコーテッドマイカ,酸化チタンコーテッドオ
キシ塩化ビスマス,酸化チタンコーテッドタルク,着色
酸化チタンコーテッドマイカ,オキシ塩化ビスマス,魚
鱗箔等のパール顔料,アルミニウムパウダー,カッパー
パウダー等の金属粉末顔料、赤色201号,赤色202
号,赤色204号,赤色205号,赤色220号,赤色
226号,赤色228号,赤色405号,橙色203
号,橙色204号,黄色205号,黄色401号及び青
色404号などの有機顔料、赤色3号,赤色104号,
赤色106号,赤色227号,赤色230号,赤色40
1号,赤色505号,橙色205号,黄色4号,黄色5
号,黄色202号,黄色203号,緑色3号,青色1号
などのジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ
等の有機顔料、クロロフィル,β−カロリン等の天然色
素等、チタンイエロー、カーサミン、紅花赤等の色剤
等;さらに香料、水、アルコール等を必要に応じて本発
明皮膚外用剤中に適宜配合することができる。本発明皮
膚外用剤の具体的な処方については、後述する実施例に
おいて記載する。
的に説明する。ただし、これにより、本発明の技術的範
囲が限定解釈されるものではない。なお、以下に重量%
とあるのは、全て皮膚外用剤全体に対する重量%を意味
する。
外用剤の評価法について説明する。肌荒れ防止試験 健常人男性の背部の皮膚を3%のドデシル硫酸ナトリウ
ム水溶液で処理し、肌荒れを人為的に惹起した。上記処
理から2時間後、各試料を20μl 惹起した肌荒れ部分
に塗布した。これを5日間繰り返し、6日目に目視によ
り肌荒れの状態を観察し、第1表の基準に従って採点し
た。この評点が高い程、肌荒れ改善効果に優れているこ
とを示す。
の評点の平均値を基に、各試料の肌荒れ改善効果を判定
した。
し、その肌荒れ改善効果を検討した(同表参照)。
(20)ラウリルエーテル及び香料を混合し、次いでこの
中にグリセリン,プロピレングリコール,クエン酸,ト
ラネキサム酸及び2−アミノエチルチオスルホン酸(比
較例においては、本発明皮膚外用剤の必須配合成分の配
合を適宜除外した。これは、以下の実施例の製法の記載
において同様である。)とを加え、さらに精製水を全重
量が100になるように必要量を添加し、混合して、所
望するローションを調製した。
アミノエチルチオスルホン酸の両者を組み合わせて配合
した本実施例のローションは、様々な配合量の組合せに
おいて非常に優れた肌荒れ改善効果が認められた。これ
に対して、トラネキサム酸及び2−アミノエチルチオス
ルホン酸いずれか又は双方を配合しない比較例のローシ
ョンは、肌荒れ改善効果が上記実施例に比べて劣ること
が明らかになった。この結果、トラネキサム酸及び2−
アミノエチルチオスルホン酸を組み合わせて配合した皮
膚外用剤における、肌荒れ改善効果に対する相乗効果が
認められた。
の肌荒れ改善効果を検討した(同表参照)。
アルコールエーテル,シリコーンKF96,流動パラフ
ィン,香料及び防腐剤を70℃で溶解し、この溶解物を
プロピレングリコール,グリセリン及びエチルアルコー
ルからなる78℃の水相に入れ、次いで予めイオン交換
水で溶解したカルボキシビニルポリマー,ヒドロキシプ
ロピルセルロースを70℃に加熱してこの水相に入れ、
最後に2−アミノメチルプロパノール,プラセンタリキ
ッド,トラネキサム酸及び2−アミノエチルスルフィン
酸をさらに加え、ホモミキサーで70℃で乳化し、攪拌
冷却して乳液を調製した。
ン酸とトラネキサム酸とを組み合わせて配合した乳液に
おいても、上記実施例1〜5のローションと同様の肌荒
れ改善に対する相乗効果が認められることが明らかにな
った。よって、2−アミノエチルスルフィン酸とトラネ
キサム酸とを組み合わせて配合した皮膚外用剤における
肌荒れ改善に対する相乗効果もまた認められた。
の肌荒れ改善効果を検討した(同表参照)。
アルコールエーテル,シリコーンKF96,流動パラフ
ィン,香料及び防腐剤を70℃で溶解し、この溶解物を
プロピレングリコール,グリセリン及びエチルアルコー
ルからなる78℃の水相に入れ、次いで予めイオン交換
水で溶解したカルボキシビニルポリマー,ヒドロキシプ
ロピルセルロースを70℃に加熱してこの水相に入れ、
最後に2−アミノメチルプロパノール,プラセンタリキ
ッド,トラネキサム酸、2−アミノエチルスルフィン酸
及び2−アミノエチルチオスルホン酸をさらに加え、ホ
モミキサーで70℃で乳化し、攪拌冷却して乳液を調製
した。
ン酸と2−アミノエチルチオスルホン酸とを組み合わせ
てトラネキサム酸と共に配合した乳液は、本発明に関わ
るアミノエチル化合物(I)のいずれか一方をトラネキ
サム酸と配合した場合と比較しても、肌荒れ改善効果が
遜色なく発揮されるが明らかになった。
配合例を実施例として説明する。なお、各皮膚外用剤と
も優れた肌荒れ改善効果を発揮した。 〔実施例16〕 栄養クリーム 重量% ステアリン酸 2.0 ステアリルアルコール 7.0 還元ラノリン 2.0 スクワラン 5.0 オクチルドデカノール 6.0 POE(25)セチルエーテル 3.0 グリセリルモノステアレート 2.0 プロピレングリコール 5.0 1,3−ブチレングリコール 5.0 トラネキサム酸 2.0 2−アミノエチルスルフィン酸 0.5 防腐剤 適量 香料 適量 蒸留水 残部
いでトラネキサム酸及び2−アミノエチルスルフィン酸
を含む水相を70℃に加熱し、前記油相をこの水相に加
え、ホモミキサーで攪拌混合し、冷却後、所望する栄養
クリームを得た。
換水で70℃で攪拌・溶解させ、次いでトラネキサム酸
ビタミンCエステル、2−アミノエチルチオスルホン
酸,グリセリン及びポリエチレングリコール1500を
加え、さらにアルコール相を70℃に加熱して前記混合
物に加え、攪拌して均一に混合し、冷却して所望するピ
ールオフ型パックを得た。
70℃に加熱した油相を加え、ホモミキサー処理により
乳化し、この乳化物を冷却して所望の乳液を得た。
皮膚外用剤が提供される。
Claims (5)
- 【請求項1】式 NH2CH2CH2X (I) (式中、Xは−SO2H又は−SO2SHである) で示さ
れるアミノエチル化合物の1種又は2種並びにトラネキ
サム酸若しくはその塩類及び/又はトラネキサム酸誘導
体を含んでなる皮膚外用剤。 - 【請求項2】アミノエチル化合物(I)の配合量が、皮
膚外用剤全体の0.0001重量%以上、同1.0重量
%以下である請求項1記載の皮膚外用剤。 - 【請求項3】アミノエチル化合物(I)の配合量が、皮
膚外用剤全体の0.001重量%以上、同0.3重量%
以下である請求項1記載の皮膚外用剤。 - 【請求項4】トラネキサム酸若しくはその塩類及び/又
はトラネキサム酸誘導体の配合量が、皮膚外用剤全体の
0.01重量%以上、同10.0重量%以下である請求
項1乃至請求項3のいずれかの請求項記載の皮膚外用
剤。 - 【請求項5】トラネキサム酸若しくはその塩類及び/又
はトラネキサム酸誘導体の配合量が、皮膚外用剤全体の
0.1重量%以上、同10.0重量%以下である請求項
1乃至請求項3のいずれかの請求項記載の皮膚外用剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35182395A JP3520149B2 (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 肌荒れ改善用皮膚外用剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35182395A JP3520149B2 (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 肌荒れ改善用皮膚外用剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09175986A true JPH09175986A (ja) | 1997-07-08 |
JP3520149B2 JP3520149B2 (ja) | 2004-04-19 |
Family
ID=18419859
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35182395A Expired - Lifetime JP3520149B2 (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 肌荒れ改善用皮膚外用剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3520149B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1166780A2 (de) * | 2000-07-01 | 2002-01-02 | Beiersdorf AG | Verwendung von physiologisch verträglichen Sulfinsäuren als Antioxidans oder Radikalfänger in kosmetischen oder dermatologischen Zubereitungen |
JP2004002289A (ja) * | 2002-03-25 | 2004-01-08 | Shiseido Co Ltd | 不全角化抑制剤 |
JP2007230919A (ja) * | 2006-03-01 | 2007-09-13 | Ki Pharma Kk | 美白剤 |
CN103172528A (zh) * | 2011-12-23 | 2013-06-26 | 烟台万润精细化工股份有限公司 | 一种氨甲环酸的制备方法 |
-
1995
- 1995-12-27 JP JP35182395A patent/JP3520149B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1166780A2 (de) * | 2000-07-01 | 2002-01-02 | Beiersdorf AG | Verwendung von physiologisch verträglichen Sulfinsäuren als Antioxidans oder Radikalfänger in kosmetischen oder dermatologischen Zubereitungen |
EP1166780A3 (de) * | 2000-07-01 | 2002-07-24 | Beiersdorf AG | Verwendung von physiologisch verträglichen Sulfinsäuren als Antioxidans oder Radikalfänger in kosmetischen oder dermatologischen Zubereitungen |
JP2004002289A (ja) * | 2002-03-25 | 2004-01-08 | Shiseido Co Ltd | 不全角化抑制剤 |
JP2007230919A (ja) * | 2006-03-01 | 2007-09-13 | Ki Pharma Kk | 美白剤 |
CN103172528A (zh) * | 2011-12-23 | 2013-06-26 | 烟台万润精细化工股份有限公司 | 一种氨甲环酸的制备方法 |
CN103172528B (zh) * | 2011-12-23 | 2014-10-08 | 烟台万润精细化工股份有限公司 | 一种氨甲环酸的制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3520149B2 (ja) | 2004-04-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3542665B2 (ja) | 抗老化皮膚外用剤、コラーゲン架橋阻害皮膚外用剤及び抗紫外線皮膚外用剤 | |
JP3537622B2 (ja) | 紫外線吸収性組成物 | |
JPH09255526A (ja) | 老化防止化粧料 | |
US20060099161A1 (en) | Skin preparations for external use | |
WO2001045665A1 (fr) | Preparations cutanees a usage externe | |
JP3495217B2 (ja) | コラーゲン産生促進剤 | |
USRE39043E1 (en) | Collagen production promoter composition | |
JPH11335235A (ja) | 抗老化剤 | |
JP2003026546A (ja) | 育毛剤組成物 | |
JP2000219607A (ja) | 外用組成物 | |
JPH1160436A (ja) | 肌荒れ改善用化粧料 | |
JP3520149B2 (ja) | 肌荒れ改善用皮膚外用剤 | |
JPH11246425A (ja) | 脂質分解促進剤および痩身用皮膚外用剤 | |
JPH09136823A (ja) | 抗老化皮膚外用剤、コラーゲン架橋阻害皮膚外用剤及び抗紫外線皮膚外用剤 | |
JPH09136822A (ja) | 抗老化皮膚外用剤、コラーゲン架橋阻害皮膚外用剤及び抗紫外線皮膚外用剤 | |
JP3459856B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP3459857B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
JPH11279046A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JPH09249550A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JPH1053516A (ja) | 抗老化皮膚外用剤及びコラーゲン架橋防止用皮膚外用剤 | |
JPH09136824A (ja) | 抗老化皮膚外用剤、コラーゲン架橋阻害皮膚外用剤及び抗紫外線皮膚外用剤 | |
JPH11335234A (ja) | ヒアルロン酸合成促進剤および老化防止用皮膚外用剤 | |
JP7037780B2 (ja) | 美白剤 | |
JPH07196443A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JPH1059836A (ja) | 皮膚外用剤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030812 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040106 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040202 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090206 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100206 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110206 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110206 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130206 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140206 Year of fee payment: 10 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |