JPH11301520A - 跳上げ式フロントパネルのシール構造 - Google Patents

跳上げ式フロントパネルのシール構造

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JPH11301520A
JPH11301520A JP10107222A JP10722298A JPH11301520A JP H11301520 A JPH11301520 A JP H11301520A JP 10107222 A JP10107222 A JP 10107222A JP 10722298 A JP10722298 A JP 10722298A JP H11301520 A JPH11301520 A JP H11301520A
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panel
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裕樹 寺田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】防水プレートの取付工数を低減でき、かつヒン
ジアームとフロントパネルの間を確実にシールできる。 【解決手段】フロントパネル16をヒンジアーム18を
介して跳上げ可能に車両前部に取付け、フロントパネル
の閉止時にフロントパネルに密着するウエザストリップ
26をフロントパネル内に設ける。フロントパネルの閉
止時にウエザストリップに密着する硬質板状の防水プレ
ート27をフロントパネルの内面にヒンジアームを中心
として左右に延びて取付ける。防水プレートの基部28
にヒンジアームを挿入可能な凹部28aを形成し、基部
から左右に延びる一対の翼部のウエザストリップに対向
する辺を基部から離れるに従ってフロントパネル側に近
付く方向に傾斜して形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャブオーバ型ト
ラック等のキャブ前面に設けられた跳上げ可能なフロン
トパネルのシール構造に関する。更に詳しくはこのフロ
ントパネルを保持するヒンジのシール構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、キャブオーバ型トラック等の車両
には機器等の点検及び整備を容易にするため、フロント
パネルがキャブ前面に開閉可能に取付けられたものが知
られている。このフロントパネルの上端内面はヒンジア
ームの下端に取付けられ、ヒンジアームの上端はフロン
トパネルの上端近傍の車両前部に枢着される。またフロ
ントパネル内のパネルにはウエザストリップが車幅方向
に延びて設けられる。このように構成されたフロントパ
ネル構造では、フロントパネルの閉止時にはウエザスト
リップがフロントパネルの内面上縁に密着するので、フ
ロントパネル内に雨水等の侵入が防止できるようになっ
ている。しかし、上記フロントパネル構造では、フロン
トパネルの閉止時にヒンジアームによりウエザストリッ
プが押し潰されて、ヒンジアームの両側に略三角形状の
一対の隙間が発生するため、これらの隙間から雨水等が
侵入する問題点がある。
【0003】この点を解消するために、ヒンジアームに
ゴム等の弾性体により形成されたブロック形状のヒンジ
シールが嵌入され、このヒンジシールにより上記略三角
形状の隙間が閉止されるように構成された車両用フロン
トリッドのヒンジシール構造が開示されている(実開平
6−27447号)。このヒンジシール構造では、ヒン
ジシールに貫通孔が形成され、この貫通孔がヒンジアー
ムに嵌入可能に構成される。このように構成されたヒン
ジシール構造では、ヒンジアームにヒンジシールの貫通
穴を嵌入してヒンジシールをフロントパネルの内面に両
面粘着テープ等にて接着することにより、フロントパネ
ルの閉止時に発生する略三角形状の一対の隙間が閉止さ
れるので、これらの隙間からフロントパネル内に雨水等
が侵入するのを防止できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のヒ
ンジシール構造では、ヒンジアームにヒンジシールの貫
通穴を嵌入し難い不具合がある。即ち、ヒンジアームの
両端部は一般的にヒンジアームの中間部と形状が異なり
かつ大きく形成され、またヒンジシールの貫通穴はヒン
ジアームとヒンジシールとの密着性向上のため、ヒンジ
アームの中間部の外形に相応する形状に形成される。こ
のためブロック形状のヒンジシールでは、貫通孔をヒン
ジアームの両端部のいずれかを通過させるために拡大又
は変形させるのに多くの時間を要し、ヒンジシールのヒ
ンジアームへの取付工数が増大する問題点がある。ま
た、上記従来のヒンジシール構造では、ヒンジシールを
ヒンジアームに嵌入した後に、フロントパネルに接着す
るけれども、このヒンジシールのフロントパネルへの接
着作業は両面粘着テープ等のみにより行われるため、正
確に位置決めできず、また接着後に位置がずれる恐れが
ある。更に、上記従来のヒンジシール構造では、フロン
トパネルの閉止時に発生する略三角形状の隙間の長さが
長くなるとこれらの隙間に合せてヒンジシールを延ばす
必要がある。上記隙間に相応してヒンジシールを延ばし
た場合、ヒンジシールがゴム等の弾性体により形成され
ているため、ヒンジシールのウエザストリップとの密着
性が低下する問題点がある。
【0005】本発明の目的は、防水プレートの取付工数
を低減でき、ヒンジアームとフロントパネルの間を確実
にシールできる、跳上げ式フロントパネルのシール構造
を提供することにある。本発明の別の目的は、フロント
パネルの閉止時にヒンジアームの両側に発生する略三角
形状の一対の隙間の長さが長くなっても、防水プレート
のウエザストリップに対する密着性を低下させることの
ない、跳上げ式フロントパネルのシール構造を提供する
ことにある。本発明の更に別の目的は、防水プレートを
フロントパネルの所定の位置に正確かつ容易に取付ける
ことができ、また防水プレートがフロントパネルへの取
付け後にずれることのない、跳上げ式フロントパネルの
シール構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1及び図3に示すように、フロントパネル16を跳上
げ可能に車両10前部に取付けるヒンジアーム18と、
フロントパネル16内のパネル14に車幅方向に延びて
設けられフロントパネル16の閉止時にフロントパネル
16の内面上縁に密着するウエザストリップ26とを備
えた跳上げ式フロントパネルのシール構造の改良であ
る。その特徴ある構成は、フロントパネル16の閉止時
にウエザストリップ26に密着する硬質板状の防水プレ
ート27がフロントパネル16の内面にヒンジアーム1
8を中心として左右に延びて取付けられ、上記防水プレ
ート27がヒンジアーム18を挿入可能な凹部28aが
形成された基部28と、基部28から左右に延びて設け
られウエザストリップ26に対向する辺が基部28から
離れるに従ってフロントパネル16側に近付く方向に傾
斜して形成された一対の翼部31,31とを有するとこ
ろにある。
【0007】この請求項1に記載された跳上げ式フロン
トパネルのシール構造では、防水プレート27をフロン
トパネル16の内面に取付けた後に、ヒンジアーム18
の下端をフロントパネル16の内面に取付ける。このと
きヒンジアーム18の中央が凹部28aに挿入され、フ
ロントパネル16内のパネル14に対向する面を除く3
つの面がシール部材29に密着する。またフロントパネ
ル16を閉止すると、ウエザストリップ26がヒンジア
ーム18のフロントパネル16内のパネル14に対向す
る面により押し潰されてヒンジアーム18とフロントパ
ネル16との間に略矩形状の隙間36が発生し、ヒンジ
アーム18の両側に略三角形状の一対の隙間37,37
が発生する。しかし、上記略矩形状の隙間36は防水プ
レート27の基部28により確実に閉止され、略三角形
状の一対の隙間37,37は防水プレート27の一対の
翼部31,31により確実に閉止される。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、更に図1及び図3に示すように、防水プレ
ート27に脚部32が突設され、脚部32がクリップ3
3によりフロントパネル16内面に取付けられ、基部2
8及び一対の翼部31,31が両面粘着テープ34によ
りフロントパネル16内面に接着されたことを特徴とす
る。この請求項2に記載された跳上げ式フロントパネル
のシール構造では、防水プレート27の脚部32をフロ
ントパネル16の内面にクリップ33にて取付けること
により、防水プレート27のフロントパネル16に対す
る位置決め作業を正確かつ容易に行うことができる。ま
た防水プレート27の基部28及び一対の翼部31,3
1を両面粘着テープ34によりフロントパネル16の内
面に接着することにより、防水プレート27の基部28
及び一対の翼部31,31のフロントパネル16への取
付作業を極めて容易に行うことができる。
【0009】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
係る発明であって、更に図1及び図3に示すように、凹
部28a周縁に弾性変形可能なシール部材29嵌着さ
れ、このシール部材29がヒンジアーム18に密着する
ように構成されたことを特徴とする。この請求項3に記
載された跳上げ式フロントパネルのシール構造では、凹
部28aにヒンジアーム18を挿入すると、シール部材
29がヒンジアーム18に密着するので、略矩形状の隙
間36を更に確実に閉止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1及び図5に示すように、車両で
あるトラック10のキャブ11の前面上部にはフロント
ウインドウ12が設けられ、このフロントウインドウ1
2の下縁は前面パネル13の上縁により構成される。前
面パネル13はフロントウインドウ12の下縁に沿って
車幅方向に延びて設けられたカウルアウタパネル14
と、このカウルアウタパネル14の下方に設けられたフ
ロントパネル16とを有し、フロントウインドウ12に
はガラス17がはめ込まれる。フロントパネル16は一
対のヒンジアーム18,18を介して跳上げ可能に取付
けられ、ヒンジアーム18,18の上端はカウルアウタ
パネル14に左右対称に取付けられた取っ手19,19
にそれぞれ枢着される(図1、図2及び図5)。
【0011】取っ手19は外方に膨出する把持部21
(図5)と、把持部21の両端からカウルアウタパネル
14の外面に向って突設された一対の取付脚22(図
1)とを有する。取っ手19はアルミ合金のダイカスト
鋳造法等により形成され、取付脚22は図示しないボル
ト及びナットによりカウルアウタパネル14に取付けら
れる。また取っ手19には一方の取付脚22に形成され
たアーム挿入部22aと、一方の取付脚22に車幅方向
に延びかつアーム挿入部22aの略中央を通過するよう
に形成された一対の透孔(図示せず)とが形成され、ア
ーム挿入部22aにはヒンジアーム18の上端が挿入可
能に形成される(図1)。ヒンジアーム18の上端には
挿通孔18aが形成され、このアーム18の上端をアー
ム挿入部22aに挿入した状態で上記透孔及び挿通孔1
8aにヒンジピン23を挿入することによりヒンジアー
ム18の上端は取っ手19にそれぞれ枢着される。
【0012】フロントパネル16は鋼板をプレス加工す
ることにより形成されたアウタパネル16aと、鋼板を
プレス加工することにより形成され上記アウタパネル1
6aの内面に接合されたインナパネル16bとを有する
(図1、図2及び図4)。インナパネル16bの中央に
は大径の孔(図示せず)が形成され、インナパネル16
bの全周縁はアウタパネル16aの全周縁に接合され
る。即ち、アウタパネル16aの全周縁にはこのアウタ
パネル16aの全周縁をはぜ折りして折返し部16cを
形成し、アウタパネル16aと折返し部16cによりイ
ンナパネル16bの全周縁をそれぞれ挟み込むヘミング
加工が施される。インナパネル16bの上部にはカウル
インナパネル24に向って突出する膨出部16dが形成
され(図1及び図4)、この膨出部16dには2つの通
孔16e,16e(図4)がそれぞれ形成される。また
膨出部16dのうちアウタパネル16aに対向する面に
は2つのナット16f(図1)が通孔16eに臨んでそ
れぞれ溶着される。ヒンジアーム18はアルミ合金のダ
イカスト鋳造法により形成され、ヒンジアーム18の下
端には上記2つの通孔16e,16eに対向してアーム
取付孔18b,18b(図4)がそれぞれ形成される。
【0013】一方、フロントパネル16の上縁に対向す
るカウルアウタパネル14の下縁にはウエザストリップ
26が車幅方向に延びて設けられ、このウエザストリッ
プ26はフロントパネル16の閉止時にフロントパネル
16の内面上縁の折返し部16dに密着するように構成
される(図2)。ウエザストリップ26はカウルアウタ
パネル14に接着剤、両面粘着テープ又はクリップ等に
より固定される。またフロントパネル16の内面には防
水プレート27がヒンジアーム18を中心として左右に
延びて取付けられ、この防水プレート27はフロントパ
ネル16の閉止時にウエザストリップ26に密着するよ
うに構成される(図1、図3及び図4)。上記防水プレ
ート27はヒンジアーム18を挿入可能な凹部28aが
形成された基部28と、基部28から左右に延びて設け
られた一対の翼部31,31とを有する(図1、図3及
び図4)。
【0014】基部28と一対の翼部31,31はプラス
チックにより一体的に形成される。また基部28、一対
の翼部31,31及び凹部28aはプラスチックの射出
成形等により同時に成形される。凹部28aは略逆コ字
状に形成される。一対の翼部31,31はウエザストリ
ップ26に対向する辺が基部28から離れるに従ってフ
ロントパネル16側に近付く方向に傾斜して形成される
(図3及び図4)。また凹部28a周縁にはシール部材
29が嵌着される。このシール部材29はスポンジ状の
ゴムにより弾性変形可能に形成され、ヒンジアーム18
のうちカウルアウタパネル14に対向する面を除く3つ
の面に密着するように構成される。更に防水プレート2
7の下縁には所定の間隔をあけて一対の脚部32,32
がそれぞれ突設される(図1、図3及び図4)。これら
の脚部32,32にはプレート取付孔32a,32aが
それぞれ形成され、これらのプレート取付孔32a,3
2aに対向するインナパネル16bには係止孔16g,
16gがそれぞれ形成される(図4)。
【0015】このように構成されたフロントパネル16
への防水プレート27及びヒンジアーム18の取付手順
を説明する。先ずアウタパネル16a及びインナパネル
16bをそれぞれプレス成形した後に、インナパネル1
6bの膨出部16dに通孔16eに臨んでナット16f
を溶着し、このインナパネル16bをアウタパネル16
aに接合することによりフロントパネル16を形成す
る。次いで凹部28aの周縁にシール部材29が嵌着さ
れた防水プレート27のプレート取付孔32a,32a
をインナパネル16bの2つの係止孔16g,16gに
それぞれ対向させた状態で、クリップ33(図1及び図
4)をプレート取付孔32a,32aを介して係止孔1
6g,16gに係止することにより、防水プレート27
の脚部32,32をインナパネル16bに取付ける。こ
れにより防水プレート27のインナパネル16bに対す
る位置決め作業が正確かつ容易に行われる。
【0016】次に防水プレート27の基部28から一対
の翼部31,31にかけて貼付された両面粘着テープ3
4(図3)をフロントパネル16の折返し部16cに接
着する。これにより防水プレート27の基部28及び一
対の翼部31,31がフロントパネル16に極めて容易
に取付けられる。更にヒンジアーム18の下端のアーム
取付孔18bをインナパネル16bの通孔16e,16
eに対向させた状態で、ボルト35,35(図4)をア
ーム取付孔18b,18b及び通孔16e,16eを介
してナット16fに螺合することにより、ヒンジアーム
18の下端をフロントパネル16に固定する。このとき
ヒンジアーム18の中央が凹部28aに挿入され、カウ
ルアウタパネル14に対向する面を除く3つの面がシー
ル部材29に密着する。このように極めて簡単な作業で
フロントパネル16に防水プレート27及びヒンジアー
ム18を取付けることができる。
【0017】このように構成された跳上げ式フロントパ
ネルのシール構造では、フロントパネル16を閉止する
と、ウエザストリップ26がヒンジアーム18のカウル
アウタパネル14に対向する面により押し潰されてヒン
ジアーム18とフロントパネル16との間に略矩形状の
隙間36が発生し、ヒンジアーム18の両側に略三角形
状の一対の隙間37,37が発生する(図3)。しか
し、上記略矩形状の隙間36は防水プレート27の基部
28及びシール部材29により確実に閉止され、略三角
形状の一対の隙間37,37は防水プレート27の一対
の翼部31,31により確実に閉止される。この結果、
雨水等がフロントパネル16内に侵入するとはない。
【0018】また設計変更等により上記略三角形状の一
対の隙間37,37の長さが長くなっても、これらの隙
間37,37に相応して防水プレート27の一対の翼部
31,31を滑らかに延ばすことにより、一対の翼部3
1,31がウエザストリップ26に対して確実に密着す
るので、その密着性を低下させることはない。なお、上
記実施の形態では、基部及び一対の翼部をプラスチック
により一体的に形成し、基部、一対の翼部及び凹部をプ
ラスチックの射出成形等により同時に成形したが、基部
及び一対の翼部を鋼板やアルミ板等の金属板、或いはそ
の他の硬質板等により形成してもよい。基部及び一対の
翼部を金属板により形成する場合には、基部、一対の翼
部及び凹部はプレス加工により同時に成形される。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、フ
ロントパネルの閉止時にウエザストリップに密着する硬
質板状の防水プレートをフロントパネルの内面にヒンジ
アームを中心として左右に延びて取付け、この防水プレ
ートの基部にヒンジアームを挿入可能な凹部を形成し、
更に基部から左右に延びる一対の翼部のウエザストリッ
プに対向する辺を基部から離れるに従ってフロントパネ
ル側に近付く方向に傾斜して形成したので、防水プレー
トをフロントパネルの内面に取付けた後に、ヒンジアー
ムの下端をフロントパネルの内面に取付けるという極め
て簡単な作業でフロントパネルに防水プレート及びヒン
ジアームを取付けることができる。
【0020】またフロントパネルを閉止すると、ウエザ
ストリップがヒンジアームのフロントパネル内のパネル
に対向する面により押し潰されてヒンジアームとフロン
トパネルとの間に略矩形状の隙間が発生し、ヒンジアー
ムの両側に略三角形状の一対の隙間が発生する。しか
し、上記略矩形状の隙間は防水プレートの基部により確
実に閉止され、略三角形状の一対の隙間は防水プレート
の一対の翼部により確実に閉止される。この結果、雨水
等がフロントパネル内に侵入するとはない。
【0021】また防水プレートに脚部を突設し、脚部を
クリップによりフロントパネル内面に取付け、基部及び
一対の翼部を両面粘着テープによりフロントパネル内面
に接着すれば、防水プレートのフロントパネルに対する
位置決め作業を正確かつ容易に行うことができるととも
に、防水プレートのフロントパネルへの取付作業を極め
て容易に行うことができる。また防水プレートをフロン
トパネルに取付けた後に、防水プレートがずれることは
ない。更に凹部周縁にシール部材を嵌着すれば、凹部に
ヒンジアームを挿入したときに、シール部材がヒンジア
ームに密着するので、略矩形状の隙間を更に確実に閉止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態の跳上げ式フロントパネルのシ
ール構造を示す図5のA−A線断面図。
【図2】図5のB−B線断面図。
【図3】図1のC−C線断面図。
【図4】そのフロントパネルに防水プレート及びヒンジ
アームを取付ける直前の状態を示す要部分解斜視図。
【図5】そのフロントパネルを含むキャブの斜視図。
【符号の説明】
10 トラック(車両) 14 カウルアウタパネル 16 フロントパネル 18 ヒンジアーム 26 ウエザストリップ 27 防水プレート 28 基部 28a 凹部 29 シール部材 31 翼部 32 脚部 33 クリップ 34 両面粘着テープ 36 略矩形状の隙間 37 略三角形状の隙間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントパネル(16)を跳上げ可能に車両
    (10)前部に取付けるヒンジアーム(18)と、前記フロント
    パネル(16)内のパネル(14)に車幅方向に延びて設けられ
    前記フロントパネル(16)の閉止時に前記フロントパネル
    (16)の内面上縁に密着するウエザストリップ(26)とを備
    えた跳上げ式フロントパネルのシール構造において、 前記フロントパネル(16)の閉止時に前記ウエザストリッ
    プ(26)に密着する硬質板状の防水プレート(27)が前記フ
    ロントパネル(16)の内面に前記ヒンジアーム(18)を中心
    として左右に延びて取付けられ、 前記防水プレート(27)が前記ヒンジアーム(18)を挿入可
    能な凹部(28a)が形成された基部(28)と、前記基部(28)
    から左右に延びて設けられ前記ウエザストリップ(26)に
    対向する辺が前記基部(28)から離れるに従って前記フロ
    ントパネル(16)側に近付く方向に傾斜して形成された一
    対の翼部(31,31)とを有することを特徴とする跳上げ式
    フロントパネルのシール構造。
  2. 【請求項2】 防水プレート(27)に脚部(32)が突設さ
    れ、前記脚部(32)がクリップ(33)によりフロントパネル
    (16)内面に取付けられ、基部(28)及び一対の翼部(31,3
    1)が両面粘着テープ(34)により前記フロントパネル(16)
    内面に接着された請求項1記載の跳上げ式フロントパネ
    ルのシール構造。
  3. 【請求項3】 凹部(28a)周縁に弾性変形可能なシール
    部材(29)が嵌着され、前記シール部材(29)がヒンジアー
    ム(18)に密着するように構成された請求項1又は2記載
    の跳上げ式フロントパネルのシール構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017002721A1 (ja) * 2015-06-29 2017-01-05 いすゞ自動車株式会社 フロントパネルのシール構造
WO2017002709A1 (ja) * 2015-06-29 2017-01-05 いすゞ自動車株式会社 フロントパネルのシール構造

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