JPH11301412A - 対向払拭型ワイパ装置の制御方法および制御装置 - Google Patents

対向払拭型ワイパ装置の制御方法および制御装置

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JPH11301412A
JPH11301412A JP10111897A JP11189798A JPH11301412A JP H11301412 A JPH11301412 A JP H11301412A JP 10111897 A JP10111897 A JP 10111897A JP 11189798 A JP11189798 A JP 11189798A JP H11301412 A JPH11301412 A JP H11301412A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対向型ワイパ装置において払拭周期変動のな
い滑らかなワイパ動作を実現する。 【解決手段】 DR側モータによって駆動されるDR側
ワイパブレードとAS側モータによって駆動されるAS
側ワイパブレードを下反転位置において上下に重合させ
る。DR側およびAS側ワイパブレードの位置角度をそ
れぞれ検出し、両ワイパブレード間の実測角度差と実測
速度を算出する。両ワイパブレード間の位置角度差の目
標値としてDR側およびAS側目標角度差を、また、両
ワイパブレードの速度の目標値としてDR側およびAS
側目標速度をそれぞれ位置角度に対応して予め設定す
る。そして、DR側およびAS側ワイパブレードを、実
測角度差と各目標角度差の差が小さくなり、かつ各側の
実測速度と目標速度との差が小さくなるようにDR側お
よびAS側モータによって個別に制御駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用ワイパ装置
の制御技術に関し、特に、対向払拭型のワイパ装置に適
用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フロントガラスの大型化に伴う払拭面積
増大や横方向の視界向上のため、フロントガラスの左右
両端側にワイパアームの回転中心を配し、フロントガラ
スの両サイドから中央に向かってワイパブレードが作動
するいわゆる対向払拭型のワイパ装置が採用されてきて
いる。
【0003】この対向払拭型のワイパ装置では、まず車
両中央部にワイパ駆動用のモータを配置し、リンク機構
を介して左右のワイパブレードを対向作動させている。
すなわち、モータの回転軸にクランクアームを取り付け
るとともに、上下中間位置が枢支された中間リンクを設
け、その一端側とクランクアームとを連結ロッドにて接
続させる。これにより、モータの回転運動は中間リンク
の往復揺動運動に変換される。そして、中間リンクの上
下両端部を駆動ロッドを介してフロントガラス両端下部
から突出する左右のワイパ軸の駆動レバーに連結させ、
左右のワイパアームを対向的に作動させている。
【0004】ところが、対向払拭型のワイパ装置をこの
ように1個のモータで駆動しようとすると、前述のよう
にほぼ車両の全幅に等しい駆動機構を要し、機構が大が
かりとなり、かつその重量も大きくなるという問題があ
った。そこで、このような問題を解決すべく、左右のワ
イパブレードをそれぞれ別個にモータ駆動する方式が開
発されている。
【0005】この場合、左右のワイパブレードに完全同
一の特性を持つモータを配することは困難であり、ま
た、モータに対する負荷変動をなくすことも不可能であ
る。従って、左右のモータの非同期動作が生じ易く、左
右の動きがバラバラになりワイパブレード同士が干渉し
てしまうという問題が生じる。
【0006】そこで、公知の方法ではないが、左右のワ
イパアームの位置角度を検出し、基準となる側のワイパ
アームの位置角度から、もう一方の側のワイパアームの
位置角度を引いて両者の位置角度差を求め、それに基づ
いて両ワイパアームの動作を制御する方式も開発されて
いる。
【0007】そこではまず、例えば運転席側(以下、D
R側と略す)を基準として、位置角度差=DR側ワイパ
アーム位置角度−助手席側(以下、AS側と略す)ワイ
パアーム位置角度を求める。このとき、位置角度差は前
記演算結果の絶対値であり、演算結果が+のときはDR
側の角度が大きく、−のときはAS側の角度が大きいこ
とになる。そして、得られた値が+のときは、その絶対
値に応じて、DR側モータの出力を上げるか、AS側モ
ータの出力を下げるか、あるいはその両方を行い位置角
度差の解消を図る。また、演算結果が−のときはその逆
の動作を行って正常動作への復帰を図っている。
【0008】ところが、このような位置角度差のみに基
づいてワイパ動作を制御する場合、左右のワイパブレー
ドやワイパアームに対し走行風圧等により左右等しい負
荷が加わると、ワイパブレードの払拭速度が左右で同様
に低下したり上昇したりする。このとき、位置角度には
左右で差が生じないことから、この速度変化に対しては
何らフィードバック制御が行われない。このため、ワイ
パブレードの1払拭の周期が変動してしまい、所望の払
拭効果を得られないという問題があった。
【0009】そこで発明者らは、このような位置角度差
のみによるワイパ制御に加えて、ワイパアームの実際の
速度を求め、これを単位位置角度当たりの平均速度と比
較して制御する方式を開発するに至った。そこでは、1
払拭周期の平均値Tを1払拭動作に要する総パルス数P
で割ったT/Pを平均速度として用い、これと実測速度
とを比較してその差を小さくするようにモータを制御し
ている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、左右の
ワイパブレードを位置角度に応じて適宜角度差を付けて
制御する場合、位置角度差の変化に伴い位置角度毎にワ
イパブレード(ワイパアーム)の速度も適宜変化する。
従って、このような平均速度を基準とした動作制御の場
合、角度差を大きくしたい場所では、求める速度に対し
て基準となる平均速度が小さくなる。また、逆に角度差
を小さくしたい場所では、求める速度に対して基準とな
る平均速度が大きくなり、これらを是正するため出力補
正用の更なる演算が必要となり制御装置の負担が大きい
という問題がある。特に、角度差データは小数点を持た
ない値となるため、ワイパ速度を滑らかに変化させるた
めにはモータパルスを細かく取る必要があり、そこで出
力補正演算を行うと演算処理がさらに重くなるという事
態が生じる。
【0011】さらに、平均値による制御では、1払拭周
期内における速度変化を平均化した値を基準値とするた
め、位置角度差を一定に保ちつつ速度を変動させるよう
な動作に対してはこれを打ち消して平均的速度に制御す
るように働く。従って、平均値による制御はイレギュラ
ーな外力に対しては有効に作用するが、多様な速度変化
を持たせるような制御を行うことができず、その改善が
望まれていた。
【0012】本発明の目的は、制御装置に過度の負担を
与えることなく、払拭周期変動を抑制しつつ滑らかなワ
イパ動作を実現し得る対向型ワイパ装置の制御方法を提
供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の対向払拭型ワイ
パ装置の制御方法は、第1モータによって駆動される第
1ワイパブレードと第2モータによって駆動される第2
ワイパブレードを有してなる対向払拭型ワイパ装置の制
御方法であって、第1および第2ワイパブレードの位置
角度をそれぞれ検出して両ワイパブレード間における実
際の位置角度の差である実測角度差を算出し、第1およ
び第2ワイパブレード間の位置角度差の目標値として第
1および第2ワイパブレードの位置角度に対応して第1
ワイパブレード側と第2ワイパブレード側のそれぞれに
第1ワイパブレード側目標角度差と第2ワイパブレード
側目標角度差を別個に設定し、第1および第2ワイパブ
レードの実際の速度である実測速度を算出し、第1およ
び第2ワイパブレードの速度の目標値として第1および
第2ワイパブレードの位置角度に対応して目標速度を設
定し、第1および第2ワイパブレードを、第1ワイパブ
レード側目標角度差および第2ワイパブレード側目標角
度差と実測角度差との差を小さくし、かつ実測速度と目
標速度との差を小さくするように第1および第2モータ
によって個別に駆動することを特徴としている。
【0014】また、本発明の対向払拭型ワイパ装置の制
御方法は、第1モータによって駆動される第1ワイパブ
レードと第2モータによって駆動される第2ワイパブレ
ードを有してなる対向払拭型ワイパ装置の制御方法であ
って、第1および第2ワイパブレードの位置角度をそれ
ぞれ算出し、第1ワイパブレードの位置角度と第2ワイ
パブレードの位置角度とに基づき第1ワイパブレードの
位置角度を基準として第1ワイパブレードと第2ワイパ
ブレードとの間の実際の位置角度差を示した第1ワイパ
ブレード側実測角度差を算出し、第1および第2ワイパ
ブレード間の位置角度差の目標値として第1および第2
ワイパブレードの位置角度に対応して第1ワイパブレー
ド側と第2ワイパブレード側のそれぞれに第1ワイパブ
レード側目標角度差と第2ワイパブレード側目標角度差
を別個に設定し、第2ワイパブレードの位置角度と第1
ワイパブレードの位置角度とに基づき第2ワイパブレー
ドの位置角度を基準として第2ワイパブレードと第1ワ
イパブレードとの間の実際の位置角度差を示した第2ワ
イパブレード側実測角度差を算出し、第1および第2ワ
イパブレードのそれぞれについて、それらの実際の速度
である第1ワイパブレード実測速度と第2ワイパブレー
ド実測速度とを算出し、第1および第2ワイパブレード
の速度の目標値として第1および第2ワイパブレードの
位置角度に対応して第1ワイパブレード側と第2ワイパ
ブレード側のそれぞれに第1ワイパブレード側目標速度
と第2ワイパブレード側目標速度を別個に設定し、第1
ワイパブレードを、第1ワイパブレード側目標角度差と
実測角度差との差を小さくし、かつ第1ワイパブレード
側目標速度と第1ワイパブレード実測速度との差を小さ
くするように第1モータによって駆動し、また、第2ワ
イパブレードを、第2ワイパブレード側目標角度差と実
測角度差との差を小さくし、かつ第2ワイパブレード側
目標速度と第2ワイパブレード実測速度との差を小さく
するように第2モータによって駆動することを特徴とし
ている。
【0015】さらに、本発明の対向払拭型ワイパ装置の
制御装置は、第1モータによって駆動される第1ワイパ
ブレードと第2モータによって駆動される第2ワイパブ
レード有してなる対向払拭型ワイパ装置の制御装置であ
って、第1および第2ワイパブレードの位置角度をそれ
ぞれ算出する第1および第2ワイパブレード位置角度算
出手段と、第1ワイパブレードの位置角度と第2ワイパ
ブレードの位置角度とに基づき第1ワイパブレードの位
置角度を基準として第1ワイパブレードと第2ワイパブ
レードとの間の実際の位置角度差を示す第1ワイパブレ
ード側実測角度差を算出する第1ワイパブレード側実測
角度差算出手段と、第2ワイパブレードの位置角度と第
1ワイパブレードの位置角度とに基づき第2ワイパブレ
ードの位置角度を基準として第2ワイパブレードと第1
ワイパブレードとの間の実際の位置角度差を示す第2ワ
イパブレード側実測角度差を算出する第2ワイパブレー
ド側実測角度差算出手段と、第1ワイパブレードと第2
ワイパブレードの間の位置角度差の目標値として第1ワ
イパブレードの位置角度に対応して予め設定された第1
ワイパブレード側目標角度差と第1ワイパブレード側実
測角度差との差を示す第1ワイパブレード側角度差情報
を算出する第1ワイパブレード側角度差情報算出手段
と、第2ワイパブレードと第1ワイパブレードの間の位
置角度差の目標値として第2ワイパブレードの位置角度
に対応して予め設定された第2ワイパブレード側目標角
度差と第2ワイパブレード側実測角度差との差を示す第
2ワイパブレード側角度差情報を算出する第2ワイパブ
レード側角度差情報算出手段と、第1ワイパブレードの
実際の速度から第1ワイパーブレード実測速度を算出す
る第1ワイパブレード実測速度算出手段と、第2ワイパ
ブレードの実際の速度から第2ワイパーブレード実測速
度を算出する第2ワイパブレード実測速度算出手段と、
第1ワイパブレードの速度の目標値として第1ワイパブ
レードの位置角度に対応して予め設定された第1ワイパ
ブレード側目標速度と第1ワイパブレード実測速度との
差を示す第1ワイパブレード側速度差情報を算出する第
1ワイパブレード側速度差情報算出手段と、第2ワイパ
ブレードの速度の目標値として第2ワイパブレードの位
置角度に対応して予め設定された第2ワイパブレード側
目標速度と第2ワイパブレード実測速度との差を示す第
2ワイパブレード側速度差情報を算出する第2ワイパブ
レード側速度差情報算出手段と、第1ワイパブレード側
角度差情報と第1ワイパブレード側速度差情報に基づき
第1ワイパブレード側目標角度差と第1ワイパブレード
側実測角度差との間の差を小さくしかつ第1ワイパブレ
ード側目標速度と第1ワイパブレード実測速度との差を
小さくするような第1モータの出力を算出する第1モー
タ出力算出手段と、第2ワイパブレード側角度差情報と
第2ワイパブレード側速度差情報に基づき、第2ワイパ
ブレード側目標角度差と第2ワイパブレード側実測角度
差との間の差を小さくしかつ第2ワイパブレード側目標
速度と第2ワイパブレード実測速度との差を小さくする
ような第2モータの出力を算出する第2モータ出力算出
手段とを有することを特徴としている。
【0016】そして、前記構成により、ワイパブレード
間の位置角度差制御に加えて、ワイパブレードの実測速
度と目標速度とを比較しつつワイパ動作を制御し、より
きめ細かなワイパ動作制御を実現する。これにより、位
置角度毎の目標速度変化を滑らかに設定することがで
き、位置角度差制御のみの場合に比して滑らかなワイパ
動作を実現できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、対向払拭型ワイパ
装置の構成およびその制御系の概略を示す説明図であ
る。当該ワイパ制御方法は、ワイパブレード間の角度差
変動に加えてその速度変動をも監視することにより、外
力負荷変動による速度変動と角度差のバラツキを抑制す
るものである。
【0018】図1において、符号1は本発明によるワイ
パ制御方法を適用したワイパ装置である。当該ワイパ装
置1は、DR側とAS側を対向配置しDR側ワイパブレ
ード(第1ワイパブレード)2aとAS側ワイパーブレ
ード(第2ワイパブレード)2b(以下、ワイパブレー
ド2a,2bと略す)を下反転位置において上下に重合
させたいわゆる対向払拭型の構成となっている。このワ
イパ装置1では、DR側とAS側にそれぞれDR側モー
タ(第1モータ)3aとAS側モータ(第2モータ)3
b(以下、モータ3a,3bと略す)が別個に設けられ
ており、モータ回転角度や下反転位置からの角度θa,
θbによって表される各ワイパブレード2a,2bの位
置角度に基づいて各々別個に制御されるようになってい
る。なお、符号における「a,b」は、それぞれDR側
とAS側に関連する部材や部分であることを示してい
る。
【0019】ワイパブレード2a,2bには、図示しな
いブレードラバー部材が取り付けられている。そして、
このブレードラバー部材を車両のフロントガラス上に密
着させて移動させることにより、図1に2点鎖線にて示
した払拭領域4a,4bに存在する水滴等が払拭され
る。ワイパブレード2a,2bは、ワイパ軸5a,5b
を中心に左右に揺動運動を行うワイパアーム6a,6b
に支持されている。ワイパアーム6a,6bには、ワイ
パ軸5a,5bと対称に駆動レバー7a,7bが配設さ
れている。また、駆動レバー7a,7bの端部には連結
ロッド8a,8bが取り付けられている。この連結ロッ
ド8a,8bの他端側は、モータ3a,3bによって回
転されるクランクアーム9a,9bの先端部に接続され
ている。そして、モータ3a,3bの回転に伴ってクラ
ンクアーム9a,9bが回転し、この動きが連結ロッド
8a,8bを介して駆動レバー7a,7bへと伝達さ
れ、モータ3a,3bの回転運動がワイパアーム6a,
6bの揺動運動に変換されるようになっている。
【0020】モータ3a,3bは、それぞれ別個に設け
られた駆動回路、すなわちDR側モータ駆動装置10a
とAS側モータ駆動装置10bによって駆動される。ま
た、モータ3a,3bには、ロータリエンコーダ等を用
いたパルス検出手段であるDR側パルス検出装置11a
とAS側パルス検出装置11bが接続されており、その
回転角度が検出できるようになっている。この場合、各
モータ駆動装置10a,10bは、ワイパ駆動制御装置
12により制御されており、各パルス検出装置11a,
11bの検出値もこのワイパ駆動制御装置12に送られ
るようになっている。
【0021】図2は、本発明の一実施の形態であるワイ
パ駆動制御装置12の回路構成を示すブロック図であ
る。図2に示したように、当該ワイパ駆動制御装置12
は、CPU21を中心として、I/Oインターフェース
22と、タイマ23、ROM24、RAM25がバスラ
イン26を介して互いに接続されたマイクロコンピュー
タと、その周辺回路とから構成される。そして、各パル
ス検出装置11a,11bからの信号を処理し、各モー
タ駆動装置10a,10bに制御信号を送出する。
【0022】I/Oインターフェース22には、DR側
パルス検出装置11aと、AS側パルス検出装置11
b、DR側モータ駆動装置10a、AS側モータ駆動装
置10bが接続されている。また、ROM24には制御
プログラムおよび各種制御用固定データが記憶されてお
り、RAM25にはデータ処理した後の各モータ駆動装
置10a,10bへの出力信号や、CPU21にて演算
処理したデータが格納される。そして、CPU21で
は、ROM24に記憶されている制御プログラムに従
い、ワイパ装置1の駆動制御を実行する。
【0023】一方、図3はCPU21の主要機能構成を
示すブロック図である。以下、CPU21の機能を通し
て、本発明によるワイパ装置制御方法をその処理手順も
含め具体的に説明する。
【0024】図3に示したように、CPU21は、I/
Oインターフェース22を介してDR側パルス検出装置
11aとAS側パルス検出装置11bから取得したパル
スに基づき、ワイパブレード2a,2bの現在の位置角
度θa,θbを算出するDR側位置角度算出手段(第1
ワイパブレード側位置角度算出手段)31aおよびAS
側位置角度算出手段(第2ワイパブレード側位置角度算
出手段)31bと、求めた位置角度に基づいて各モータ
3a,3bに対する制御出力をそれぞれ算出して各モー
タ駆動装置10a,10bに対し送出するDR側モータ
制御手段32aおよびAS側モータ制御手段32bとを
有する構成となっている。
【0025】この場合、各位置角度算出手段31a,3
1bはそれぞれ、各パルス検出装置11a,11bから
取得したパルスを累積して現在のワイパブレード2a,
2bの位置角度を算出する。なお、当該CPU21で
は、パルス累積数をそのまま位置角度として取り扱い、
パルス数に基づいて以下の処理を行っている。但し、パ
ルス数とワイパブレード2a,2bの位置角度θa,θ
b(deg)との関係を予めマップ等によってROM24に
格納しておき、角度(deg)によって以下の処理を行って
も良い。また、モータ1回転(360°)がワイパアー
ム1往復に相当することから、パルス累積数からモータ
3a,3bの回転角度を求め、それを位置角度x°とし
て取り扱い、これに基づいて以下の処理を行っても良
い。
【0026】また、当該CPU21では、各モータ制御
手段32a,32bはそれぞれ次のような機能手段を備
えている。まず第1に、ワイパブレード2a,2bの現
在の位置角度から、DR側,AS側のそれぞれの立場で
見た両ワイパブレード2a,2b間の実際の位置角度差
を算出し、必要に応じてその値を補正してDR側実測角
度差情報を算出するDR側実測角度差算出手段(第1ワ
イパブレード側実測角度差算出手段)33aと、同様に
してAS側実測角度差を算出するAS側実測角度差算出
手段(第2ワイパブレード側実測角度差算出手段)33
bを備える。
【0027】この場合、DR側,AS側のそれぞれの立
場で見た実測角度差とは、例えばDR側では、DR側ワ
イパブレード2aの位置角度を基準としてAS側ワイパ
ブレード2bの位置角度との差を求めることによって得
られる角度差である。つまり、例えばDR側が「10」
パルス(モータ3aの回転角度では20°)の位置角度
にあるときAS側が「3」パルスの位置角度である場
合、DR側実測角度差(第1ワイパブレード側実測角度
差)は、DR側の位置角度からAS側の位置角度を減じ
て(10−3)「+7」となる。一方、これをAS側か
ら見ると、AS側ワイパブレード2bの位置角度を基準
として、AS側実測角度差(第2ワイパブレード側実測
角度差)は、AS側の位置角度からDR側の位置角度を
減じて(3−10)「−7」となる。
【0028】次に、各実測角度差算出手段33a,33
bの後段には、現在の位置角度における両ワイパブレー
ド2a,2b間の位置角度差の目標値である目標角度差
と先に求めた実測角度差とを比較して、現時点における
実測角度差と目標角度差との差を示す角度差情報を算出
するDR側角度差情報算出手段(第1ワイパブレード側
角度差情報算出手段)34aとAS側角度差情報算出手
段(第2ワイパブレード側角度差情報算出手段)34b
がそれぞれ設けられている。
【0029】ここで、比較対象となる目標角度差は、R
OM24に予め格納された制御マップ36からそれぞれ
読み出される。図4にこの制御マップ36の一部を示
す。図4には、DR側の位置角度を基準とした目標角度
差(第1ワイパブレード側目標角度差)と、AS側の位
置角度を基準とした目標角度差(第2ワイパブレード側
目標角度差)と、後述する両ワイパブレード2a,2b
の目標速度が格納されている。
【0030】図4の制御マップ36を見ると、DR側を
基準とした場合では、例えばDR側の位置角度が「1
0」パルスであるときAS側の位置角度目標は「5」パ
ルスであり、両者の間の目標角度差は「+5」であるこ
とがわかる。従って、例えば先の例のように「DR=1
0,AS=7」で実測角度差「+3」との位置情報が得
られている場合は、DR側角度差情報算出手段34aで
は、目標角度差に対して「+2」((+5)−(+
3))というDR側角度差情報(第1ワイパブレード側
角度差情報)を算出する。これは、先行するDR側から
見てAS側が目標位置角度よりも「2」パルス分進んで
いる(近付いている)状態を表している。
【0031】一方、AS側を基準とした場合では、制御
マップ36によると前記の例のとき(「AS=7,DR
=10」)、AS側の位置角度が「7」パルスのときD
R側の位置角度目標は「14」パルスであり、両者の間
の目標角度差は「−7」となる。これに対して、先の例
では実測角度差は「−3」(7−10)であり、AS側
角度差情報算出手段34bでは、目標角度差に対して
「−4」((−7)−(−3))というAS側角度差情
報(第2ワイパブレード側角度差情報)を算出する。こ
れは、追従するAS側から見てDR側が目標位置角度よ
りも「4」パルス分遅れている(近付いている)状態を
表している。
【0032】ところで、制御マップ36では、先行側は
追従側に比してパルスのデータ分布が粗くなっている。
これは、先行側に衝突しないようにワイパブレードを制
御するに際しては、追従側の制御をより細かくする必要
があるためであり、このとき先行側のパルス区分は粗く
とも差し支えない。これを制御マップ36で見ると、例
えばDR側基準の場合、DR側の位置角度が1〜3パル
スまではAS側の目標位置角度が1パルスとなってお
り、DR側に対してAS側は段階的に目標位置角度が設
定されている。これは換言すると、追従するAS側1パ
ルスに対してDR側は3パルス分の動きがあることにな
り、その分DR側は粗なデータとなる。また、AS基準
の場合には、初動時にはAS側が1パルス進行するとD
R側は2パルス進むように目標値が設定される。これ
は、追従するAS側1パルスに対してDR側は2パルス
分の動きがあることを意味しており、前述同様先行する
DR側のデータが粗となっている。
【0033】このため、DR側とAS側では同じ位置角
度であっても、制御形態が異なる場合が出てくる。例え
ば、「DR=3,AS=1」という位置角度データを得
た場合、DR基準によればDR側実測角度差「2」(3
−1)は目標角度差「2」と一致しておりOKのデータ
となる。ところが、AS基準の場合は、AS=1に対し
ては目標角度差は「−1」であり、この場合の実測角度
差「−2」(1−3)に対してはNGとなる。このた
め、DR側では通常制御が行われるのに対し、AS側で
は遅れを取り戻すべく追従制御が行われることになる。
【0034】また、当該ワイパ装置1では、上反転位置
を境に先行側と追従側が逆転する。すなわち、復路にお
いてはAS側がDR側に先行することになる。従って、
制御マップ36においても、図示されていないが、パル
スが進むとAS側が先行する形となる。なお、図4の制
御マップ36はあくまでも一例であり、マップ形態やそ
の中の数値が図4のものに限定されないことは言うまで
もない。
【0035】このように、本発明のワイパ制御装置にあ
っては、DR側とAS側のそれぞれを基準として、各位
置角度における相手方との対応関係を示した制御マップ
36を持たせ、移動速度の異なるワイパブレード2a,
2bを自らの位置角度のみならず他方の位置角度をも勘
案して制御するようにしている。このため、外力負荷変
動等によりワイパブレード2a,2bの位置角度差に変
動が生じても、その変動に対して逐次両方のモータ3
a,3bの出力を可変できるため、目標角度差マップに
示された目標位置角度差に速やかに収束され、ワイパブ
レード2a,2bの位置角度差のバラツキが抑えられ
る。
【0036】また、当該CPU21では、このような位
置角度に関する情報に加え、ワイパブレード2a,2b
の速度に関する情報をも把握してワイパ制御を行ってい
る。すなわち、CPU21の各モータ制御手段32a,
32bにはさらに、DR側ワイパブレード実測速度算出
手段(第1ワイパブレード実測速度算出手段)37aお
よびAS側ワイパブレード実測速度算出手段(第2ワイ
パブレード実測速度算出手段)37bと、DR側速度差
情報算出手段(第1ワイパブレード側速度差情報算出手
段)38aおよびAS側速度差情報算出手段(第2ワイ
パブレード側速度差情報算出手段)38bがそれぞれ設
けられている。
【0037】DR側およびAS側ワイパブレード実測速
度算出手段37a,37bは、ワイパブレード2a,2
bの現在時における実際の速度を算出するものであり、
ここではワイパブレード2a,2bが1パルス分移動す
る時間、すなわち1パルス当たりの所要時間をワイパブ
レードの実測速度として捉えこれを求めている。
【0038】DR側およびAS側ワイパブレード実測速
度算出手段37a,37bではまず、各位置角度算出手
段31a,31bからワイパブレード2a,2bの位置
角度をそれぞれ取得する。次に、取得した位置角度とタ
イマ23による計時に基づき、ワイパブレード2a,2
bの1パルス当たりの所要時間を算出する。そして、こ
れを各ワイパブレード2a,2bの実測速度として次段
のDR側およびAS側速度差情報算出手段38a,38
bに送出する。
【0039】次に、DR側およびAS側速度差情報算出
手段38a,38bでは、送られてきたワイパブレード
の実測速度と、前述の制御マップ36に予め格納されて
いるワイパブレードの目標速度とを比較して速度差情報
を作成する。ここで図4の制御マップ36を参照する
と、例えば、DR側が「10」パルスのときは、DR側
目標速度(目標周期)として「3268」が格納されて
いる。この目標速度はDR側,AS側のそれぞれについ
て、位置角度に対応して1パルス毎に予め決められた値
が設定されており、各位置角度に応じて適宜変化する。
例えばDR側では、「1」パルス時の目標速度は「36
17」であり、これが「2」パルス目には、加周期欄の
「−723」が加えられて「2893」となる。これ
は、1パルス目に比して2パルス目は減速されているこ
とを意味しており、ワイパブレード2aは加周期欄に示
されているように、位置角度毎に適宜加速と減速を繰り
返しながら駆動制御されることになる。
【0040】このような制御マップ36を用いると、各
ワイパブレード2a,2bの目標速度をそれぞれの位置
角度に対応して細かく決めることができるため、角度毎
の目標速度変化を滑らかに設定することが可能となる。
従って、目標位置角度を適宜変化させるだけでは飛び飛
びの値となっていたモータの出力値を滑らかにつなぐこ
とができる。また、角度差を一定に保ちながら速度を変
化させるようなきめ細かな速度制御をも実現できること
になる。さらに、左右のワイパブレードやワイパアーム
に等しい負荷が加わった際でも所望の制御形態で払拭速
度を維持することができ、ワイパブレードの1払拭の周
期が変動するのを防止できる。
【0041】DR側速度差情報算出手段38aでは、こ
のような制御マップ36に格納されたDR側目標速度と
ワイパブレード2aの実測速度とを比較してその差をと
りDR側速度差情報を作成する。すなわち、例えばワイ
パブレード2aの実測速度として「4000」という値
が得られている場合には、DR側速度差情報算出手段3
8aは、「+732」(4000−3268)というD
R側速度差情報を作成する。また、AS側速度差情報算
出手段38bにおいても同様の手順により、制御マップ
36に予め格納されているAS側目標速度とワイパブレ
ード2bの実測速度とからAS側速度差情報が作成され
る。
【0042】DR側とAS側の各角度差情報算出手段3
4a,34bおよび速度差情報算出手段38a,38b
の後段にはさらに、得られた角度差情報と速度差情報に
基づいて各モータ3a,3bの出力を算出、決定するD
R側モータ出力算出手段(第1モータ出力算出手段)3
5aと、AS側モータ出力算出手段(第2モータ出力算
出手段)35bが設けられている。ここでは、先の角度
差情報と速度差情報により、目標角度差と実測角度差と
の間の差を小さくし、かつ目標速度と実測速度との間の
差を小さくするような各モータ3a,3bの出力をそれ
ぞれ算出し、それを各モータ駆動装置10a,10bに
指示する。すなわち、本発明のワイパ制御装置では、角
度差変動に加え速度変動をも監視してワイパ制御を行
い、ワイパブレード2a,2bの位置角度差と速度が目
標値にに近付くように各モータ3a,3bを独自に制御
している。
【0043】従って、DR側モータ出力算出手段35a
ではまず角度差情報を考慮して、DR側角度差情報とし
て例えば先の例では「+2」という値を取得し、さらに
これに速度差情報を加味して以後のDR側モータ3aの
出力を算出する。このためモータ3aの新出力は、「新
出力=a×(目標角度差−実測角度差)+b×(目標速
度−実測速度)、a,bは係数」という形で表されるこ
とになる。前記の例の場合、角度差に関しては、取得し
た角度差情報からAS側が目標値よりも「2」パルス分
近付いていることが認識され、この認識に従い、位置角
度差を広げて目標値に近付けるべくDR側について現在
よりも高い出力(回転数)が算出される。また、速度差
については「+732」という値からDR側の速度が目
標よりも速いと認識し、先の角度差情報をも勘案して出
力(回転数)が算出される。そして、この出力を実現す
るようにDR側モータ駆動装置10aに制御信号が送出
される。
【0044】また、AS側モータ出力算出手段35bで
は、先の例によれば、AS側角度差情報として「−4」
という値を取得し、これと速度差情報に基づいて以後の
AS側モータ3bの出力を算出する。この場合、角度差
に関しては、取得した角度差情報からDR側が目標値よ
りも「4」パルス分近付いていることが認識され、この
認識に従い、位置角度差を広げて目標値に近付けるべく
AS側について現在よりも低い出力(回転数)が算出さ
れる。そして、この出力を実現するようにAS側モータ
駆動装置10bに制御信号が送出される。
【0045】このように当該ワイパ駆動装置12は、両
ワイパブレード2a,2bの位置角度差が目標よりも小
さくなったとき(近付いたとき)は、先行側の出力を上
げ、追従側の出力を下げて目標位置角度との差を縮める
ようにする。また、位置角度差が目標よりも大きくなっ
たとき(離れたとき)は、先行側の出力を下げ、追従側
の出力を上げ目標位置角度との差を縮める。さらに、ワ
イパブレード2a,2bの速度がそれぞれの目標速度よ
り速い場合には対応するモータ3a,3bの出力を上
げ、遅い場合には対応するモータ3a,3bの出力を下
げる。そしてこれにより、ワイパブレード2a,2b
を、それらの目標とする位置角度や速度に制御し、滑ら
かで1払拭周期の変動のないワイパ動作を実現する。
【0046】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
あることはいうまでもない。
【0047】たとえば、前述の実施の形態では、DR側
とAS側の目標角度差および目標速度を1個の制御マッ
プ36にまとめた例を示したが、それぞれを別個のマッ
プとしてROM24に格納しても良いことは言うまでも
ない。
【0048】
【発明の効果】本発明にあっては、ワイパブレードの目
標速度を位置角度毎に設定し、ワイパブレード間の位置
角度差制御に加えて、ワイパブレードの実測速度と目標
速度とを比較しつつワイパ動作を制御するようにしたの
で、よりきめ細かなワイパ動作制御を実現することが可
能となる。従って、位置角度毎の目標速度変化を滑らか
に設定することにより、位置角度差制御のみの場合に比
して滑らかなワイパ動作を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】対向払拭型ワイパ装置の構成およびその制御系
の概略を示す説明図である。
【図2】本発明の一実施の形態であるワイパ駆動制御装
置の回路構成を示すブロック図である。
【図3】CPUの主要機能構成を示すブロック図であ
る。
【図4】DR側目標角度差、AS側目標角度差、DR側
目標速度およびAS側目標速度を格納した制御マップで
ある。
【符号の説明】
1 ワイパ装置 2a DR側ワイパブレード 2b AS側ワイパブレード 3a DR側モータ 3b AS側モータ 4a,4b 払拭領域 5a,5b ワイパ軸 6a,6b ワイパアーム 7a,7b 駆動レバー 8a,8b 連結ロッド 9a,9b クランクアーム 10a DR側モータ駆動装置 10b AS側モータ駆動装置 11a DR側パルス検出装置 11b AS側パルス検出装置 12 ワイパ駆動制御装置 22 I/Oインターフェース 23 タイマ 26 バスライン 31a DR側位置角度算出手段(第1ワイパブレード
側位置角度算出手段) 31b AS側位置角度算出手段(第2ワイパブレード
側位置角度算出手段) 32a DR側モータ制御手段 32b AS側モータ制御手段 33a DR側実測角度差算出手段(第1ワイパブレー
ド側実測角度差算出手段) 33b AS側実測角度差算出手段(第2ワイパブレー
ド側実測角度差算出手段) 34a DR側角度差情報算出手段(第1ワイパブレー
ド側角度差情報算出手段) 34b AS側角度差情報算出手段(第2ワイパブレー
ド側角度差情報算出手段) 35a DR側モータ出力算出手段(第1モータ出力算
出手段) 35b AS側モータ出力算出手段(第2モータ出力算
出手段) 36 制御マップ 37a DR側ワイパブレード実測速度算出手段(第1
ワイパブレード実測速度算出手段) 37b AS側ワイパブレード実測速度算出手段(第2
ワイパブレード実測速度算出手段) 38a DR側速度差情報算出手段(第1ワイパブレー
ド側速度差情報算出手段) 38b AS側速度差情報算出手段(第2ワイパブレー
ド側速度差情報算出手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1モータによって駆動される第1ワイ
    パブレードと第2モータによって駆動される第2ワイパ
    ブレードを有してなる対向払拭型ワイパ装置の制御方法
    であって、 前記第1および第2ワイパブレードの位置角度をそれぞ
    れ検出して前記両ワイパブレード間における実際の位置
    角度の差である実測角度差を算出し、 前記第1および第2ワイパブレード間の位置角度差の目
    標値として、前記第1および第2ワイパブレードの位置
    角度に対応して前記第1ワイパブレード側と前記第2ワ
    イパブレード側のそれぞれに第1ワイパブレード側目標
    角度差と第2ワイパブレード側目標角度差を別個に設定
    し、 前記第1および第2ワイパブレードの実際の速度である
    実測速度を算出し、 前記第1および第2ワイパブレードの速度の目標値とし
    て、前記第1および第2ワイパブレードの位置角度に対
    応して目標速度を設定し、 前記第1および第2ワイパブレードは、前記第1ワイパ
    ブレード側目標角度差および第2ワイパブレード側目標
    角度差と前記実測角度差との差を小さくし、かつ前記実
    測速度と前記目標速度との差を小さくするように前記第
    1および第2モータによって個別に駆動されることを特
    徴とする対向払拭型ワイパ装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 第1モータによって駆動される第1ワイ
    パブレードと第2モータによって駆動される第2ワイパ
    ブレードを有してなる対向払拭型ワイパ装置の制御方法
    であって、 前記第1および第2ワイパブレードの位置角度をそれぞ
    れ算出し、 前記第1ワイパブレードの位置角度と前記第2ワイパブ
    レードの位置角度とに基づき、前記第1ワイパブレード
    の位置角度を基準として前記第1ワイパブレードと前記
    第2ワイパブレードとの間の実際の位置角度差を示した
    第1ワイパブレード側実測角度差を算出し、 前記第1および第2ワイパブレード間の位置角度差の目
    標値として、前記第1および第2ワイパブレードの位置
    角度に対応して前記第1ワイパブレード側と前記第2ワ
    イパブレード側のそれぞれに第1ワイパブレード側目標
    角度差と第2ワイパブレード側目標角度差を別個に設定
    し、 前記第2ワイパブレードの位置角度と前記第1ワイパブ
    レードの位置角度とに基づき、前記第2ワイパブレード
    の位置角度を基準として前記第2ワイパブレードと前記
    第1ワイパブレードとの間の実際の位置角度差を示した
    第2ワイパブレード側実測角度差を算出し、 前記第1および第2ワイパブレードのそれぞれについ
    て、それらの実際の速度である第1ワイパブレード実測
    速度と第2ワイパブレード実測速度とを算出し、 前記第1および第2ワイパブレードの速度の目標値とし
    て、前記第1および第2ワイパブレードの位置角度に対
    応して前記第1ワイパブレード側と前記第2ワイパブレ
    ード側のそれぞれに第1ワイパブレード側目標速度と第
    2ワイパブレード側目標速度を別個に設定し、 前記第1ワイパブレードは、前記第1ワイパブレード側
    目標角度差と前記実測角度差との差を小さくし、かつ第
    1ワイパブレード側目標速度と前記第1ワイパブレード
    実測速度との差を小さくするように前記第1モータによ
    って駆動され、前記第2ワイパブレードは、前記第2ワ
    イパブレード側目標角度差と前記実測角度差との差を小
    さくし、かつ第2ワイパブレード側目標速度と前記第2
    ワイパブレード実測速度との差を小さくするように前記
    第2モータによって駆動されることを特徴とする対向払
    拭型ワイパ装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 第1モータによって駆動される第1ワイ
    パブレードと第2モータによって駆動される第2ワイパ
    ブレードを有してなる対向払拭型ワイパ装置の制御装置
    であって、 前記第1および第2ワイパブレードの位置角度をそれぞ
    れ算出する第1および第2ワイパブレード位置角度算出
    手段と、 前記第1ワイパブレードの位置角度と前記第2ワイパブ
    レードの位置角度とに基づき、前記第1ワイパブレード
    の位置角度を基準として前記第1ワイパブレードと前記
    第2ワイパブレードとの間の実際の位置角度差を示す第
    1ワイパブレード側実測角度差を算出する第1ワイパブ
    レード側実測角度差算出手段と、 前記第2ワイパブレードの位置角度と前記第1ワイパブ
    レードの位置角度とに基づき、前記第2ワイパブレード
    の位置角度を基準として前記第2ワイパブレードと前記
    第1ワイパブレードとの間の実際の位置角度差を示す第
    2ワイパブレード側実測角度差を算出する第2ワイパブ
    レード側実測角度差算出手段と、 前記第1ワイパブレードと前記第2ワイパブレードの間
    の位置角度差の目標値として前記第1ワイパブレードの
    位置角度に対応して予め設定された第1ワイパブレード
    側目標角度差と前記第1ワイパブレード側実測角度差と
    の差を示す第1ワイパブレード側角度差情報を算出する
    第1ワイパブレード側角度差情報算出手段と、 前記第2ワイパブレードと前記第1ワイパブレードの間
    の位置角度差の目標値として前記第2ワイパブレードの
    位置角度に対応して予め設定された第2ワイパブレード
    側目標角度差と前記第2ワイパブレード側実測角度差と
    の差を示す第2ワイパブレード側角度差情報を算出する
    第2ワイパブレード側角度差情報算出手段と、 前記第1ワイパブレードの実際の速度から第1ワイパー
    ブレード実測速度を算出する第1ワイパブレード実測速
    度算出手段と、 前記第2ワイパブレードの実際の速度から第2ワイパー
    ブレード実測速度を算出する第2ワイパブレード実測速
    度算出手段と、 前記第1ワイパブレードの速度の目標値として前記第1
    ワイパブレードの位置角度に対応して予め設定された第
    1ワイパブレード側目標速度と前記第1ワイパブレード
    実測速度との差を示す第1ワイパブレード側速度差情報
    を算出する第1ワイパブレード側速度差情報算出手段
    と、 前記第2ワイパブレードの速度の目標値として前記第2
    ワイパブレードの位置角度に対応して予め設定された第
    2ワイパブレード側目標速度と前記第2ワイパブレード
    実測速度との差を示す第2ワイパブレード側速度差情報
    を算出する第2ワイパブレード側速度差情報算出手段
    と、 前記第1ワイパブレード側角度差情報と前記第1ワイパ
    ブレード側速度差情報に基づき、前記第1ワイパブレー
    ド側目標角度差と前記第1ワイパブレード側実測角度差
    との間の差を小さくし、かつ前記第1ワイパブレード側
    目標速度と前記第1ワイパブレード実測速度との差を小
    さくするような前記第1モータの出力を算出する第1モ
    ータ出力算出手段と、 前記第2ワイパブレード側角度差情報と前記第2ワイパ
    ブレード側速度差情報に基づき、前記第2ワイパブレー
    ド側目標角度差と前記第2ワイパブレード側実測角度差
    との間の差を小さくし、かつ前記第2ワイパブレード側
    目標速度と前記第2ワイパブレード実測速度との差を小
    さくするような前記第2モータの出力を算出する第2モ
    ータ出力算出手段とを有することを特徴とする対向払拭
    型ワイパ装置の制御装置。
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