JPH11300065A - 安全かみそり - Google Patents

安全かみそり

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JPH11300065A
JPH11300065A JP12663998A JP12663998A JPH11300065A JP H11300065 A JPH11300065 A JP H11300065A JP 12663998 A JP12663998 A JP 12663998A JP 12663998 A JP12663998 A JP 12663998A JP H11300065 A JPH11300065 A JP H11300065A
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JP
Japan
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blade
handle
supporting member
shaving device
support member
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JP12663998A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Saito
達也 斎藤
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Kaijirushi Hamono Center KK
Original Assignee
Kaijirushi Hamono Center KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全かみそりの使用中に、刃体の刃先縁が顔
のエラなどの凸部に当たったときに、替刃カ−トリッジ
が自動的に旋回して、刃先縁の大部分が顔の凸部の横の
傾斜皮膚面に当たることにより、ヒゲ剃りを効率良く行
うことを目的としている。 【解決手段】 ヒゲ剃り装置2はヒゲを剃るための刃体
3を含み、且つヒゲ剃り装置2は、ハンドル1の長さ方
向に延びる回動軸線を中心に回動可能となるようにハン
ドル1に結合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般大衆が使用す
る安全かみそりに関する。
【0002】
【従来の技術】古くから存在している安全かみそりはハ
ンドルとヒゲ剃り装置が固定的に結合されていたので、
使用中にヒゲ剃り装置のみが動くことはなかった。その
後、使用中にヒゲ剃り装置である替刃カ−トリッジが、
顔の表面の凹凸に応じて替刃カ−トリッジの長さ方向に
延びる揺動軸線を中心に揺動する、いわゆる首振り型安
全かみそりが発明された。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】安全かみそりを使用す
る際に対処すべき問題点は、直線状の刃体が顔の表面の
凹凸にどのように対応するかということである。前述し
たような従来の首振り型安全かみそりは、顔の表面の凹
凸に対応するために替刃カ−トリッジが揺動するもので
ある。しかし、この首振り型安全かみそりでは、刃体の
刃先縁が張り出た顔のエラや頬骨の上などの凸部に当た
ったときは、その凸部の頂上部分に刃先縁が接するだけ
で、他の刃先縁と顔の皮膚との間にはすき間が生じてそ
の部分のヒゲを剃ることができないので、ヒゲ剃りの効
率が悪くなる。そこで、従来そのようなときは顔の凸部
付近を何回も剃るか、あるいは手に持っているハンドル
をその長手方向の軸線を中心に回動して、凸部の頂上部
分に当たっている刃先縁を凸部の横の傾斜皮膚面に当た
るようにして剃っていた。
【0004】しかし、顔の同じ場所を何回も剃ることは
効率が悪く、鏡を見ながら刃先縁が顔の凸部に刃先縁が
当たったときにその都度安全かみそりを回動することは
手間がかかり、結局効率的にヒゲを剃ることができな
い。そこで、本発明は顔の凸部に刃先縁が当たったとき
に、自動的にヒゲ剃り装置が回動し刃先縁が顔の凸部の
横の傾斜皮膚面に当たって、刃先縁の大部分が皮膚と接
触することにより効率的にヒゲ剃りを行うことができる
安全かみそりを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ハンドル1と
ヒゲ剃り装置2とから成り、ヒゲ剃り装置2はヒゲを剃
るための刃体3を含み、且つヒゲ剃り装置2は、ハンド
ル1の長さ方向に延びる回動軸線を中心に回動可能とな
るように該ハンドル1に結合されていることを特徴とす
る。さらには、その構成に加えて回動軸線を中心に回動
するヒゲ剃り装置2の回動範囲を一定の範囲に限定する
ための手段を備えた安全かみそり、回動軸線を中心に回
動するヒゲ剃り装置2の回動摩擦抵抗を調節することが
できる手段を備えた安全かみそり、及び回動軸線を中心
に回動するヒゲ剃り装置2を回動不能に固定する手段を
備えた安全かみそりが含まれる。
【0006】
【発明の効果】本発明は以上のような構成であって、ヒ
ゲ剃り装置2は、ハンドル1の長さ方向に延びる回動軸
線を中心に回動可能となるようにハンドル1に結合され
ていることを特徴とする。したがって、安全かみそりの
使用中に、例えば顔の凸部に刃体の刃先縁4の一方の端
部が当たったときは、刃先縁4が顔の凸部に乗り上げる
に従ってヒゲ剃り装置2にモ−メントが働き、ヒゲ剃り
装置2は回動軸線を中心に回動を始めて、その回動に従
い刃先縁4の他方の端部は顔の凸部の頂部よりも下がっ
ていくので、刃先縁は円運動して刃先縁4の少なくとも
半分、あるいはほぼ全体的に顔の凸部の横の傾斜皮膚面
に当たることになる。この結果、使用中に刃体は顔の凸
部に追従して刃先縁4の多くの部分が顔の表面に当たる
ように動くので、効率良くヒゲを剃ることができる。
【0007】すなわち、本発明はヒゲ剃り中に刃先縁が
顔の凸部に当たったときに、使用者が何の操作をしなく
ても、自動的に刃先縁のほぼ全体あるいは少なくとも半
分が顔の表面に当たるようにヒゲ剃り装置2が回動する
ものである。ただし、刃先縁4の中心が顔の凸部の頂上
に当たったときは、ヒゲ剃り装置2にモ−メントが働か
ないので本発明の効果は生じないが、顔の凸部に刃先縁
4の中心以外の部分が当たったときは本発明の効果が生
じて効率良くヒゲを剃ることができる。
【0008】さらには、回動軸線を中心に回動するヒゲ
剃り装置2の回動範囲を一定の範囲に限定するための手
段、回動軸線を中心に回動するヒゲ剃り装置2の回動摩
擦抵抗を調節することができる手段、あるいは回動軸線
を中心に回動するヒゲ剃り装置2を回動不能に固定する
手段を設けることによって、ヒゲ剃り装置2の回動範囲
を限定し、ヒゲ剃り装置2の回転摩擦抵抗を緩めあるい
はきつめに調節することができ、さらにヒゲ剃り装置2
を固定することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
従って説明する。ハンドル1は合成樹脂で細長く形成さ
れ、断面の形状は円形である。ハンドル1の上端面から
上方に垂直に延びる支軸5が一体に設けられている。支
軸5の上端から下方向に割り溝6が設けられ、支軸5の
上端部の周囲には係止用フランジ7が設けられている。
【0010】ハンドル1の上端面で支軸5の周囲に、2
つの円弧状溝8,8が対称位置に設けられており、この
円弧状溝8,8は支軸5の長手方向の中心軸線を中心と
する円弧に形成されている。また、ハンドル1には上下
方向に摺動可能な摺動つまみ9が装着されており、この
摺動つまみ9に一体に設けられた上向きの突棒10がハ
ンドル1の内部に上下可動に内装されている。摺動つま
み9を上方に押し上げたときに、突棒10の先端がハン
ドル1の上端面から上方に少し突出し、摺動つまみ9を
下方に押し下げると、突棒10の先端はハンドル1内に
没入する。
【0011】ヒゲ剃り装置2は、替刃カ−トリッジ11
と替刃支持部材12とから成り、替刃支持部材12の上
部に設けられた一対のア−ム13を介して、替刃カ−ト
リッジ11はその長手方向に延びる揺動軸線を中心に揺
動可能に設けられている。すなわち、ヒゲ剃り装置2は
従来から存在している首振り型安全かみそりと同じ構成
である。しかし、本発明はこの首振り型安全かみそりに
限定されるものではなく、替刃カ−トリッジが固定的に
装着されているものであっても差し支えないことは勿論
である。
【0012】替刃支持部材12はやや円弧状に曲がって
おり、したがって、その先端に取付けられた刃体の刃先
縁4はハンドル1の長手方向に延びる回動軸線と交わら
ず、その回動軸線から刃先縁4方向に偏倚して取付けら
れている。このために、替刃支持部材12が回動したと
きに、刃体の刃先縁4は回動軸線を中心とする円周上を
円運動する。しかし、本発明は、このような円運動に限
定されることはなく、刃体の刃先縁4が回動軸線と交わ
っていても差し支えない。
【0013】替刃支持部材12には、ハンドルの支軸5
を挿入するための軸穴14が、替刃支持部材12の底面
から長手方向に設けられており、軸穴14の上端部はや
や内径を拡げて周溝15が形成されている。また、替刃
支持部材12の側面から軸穴14にネジ孔16が刻まれ
ており、このネジ孔に調整ネジ17がネジ着されてい
る。さらに、替刃支持部材12の底面には、ハンドルの
上端面に設けられた円弧状溝8,8に嵌挿する突起1
8,18と、ハンドルに内装された突棒10の先端部が
挿入される固定用穴19が設けられている。
【0014】本発明を組立てるには、替刃支持部材の軸
穴14内にハンドルの支軸5を挿入すると、支軸5の割
り溝6の両側の部分はその弾性によって内側にたわむの
で、係止用フランジ7が軸穴14の内径よりも張り出し
ていても、支軸5を軸穴14に挿入することができる。
支軸5を一杯に挿入すると係止用フランジ7は周溝15
内に入って係止状態となるので、一度挿入された支軸5
が軸穴14から抜け出ることはない。このようにして組
み立てられた安全かみそりは、刃体支持部材12が支軸
5を中心に回動することができる。
【0015】ハンドル1と刃体支持部材12を結合した
ときに、刃体支持部材の突起18,18はハンドルの円
弧状溝8,8に嵌挿される。これにより、ハンドル1に
対する刃体支持部材12の回動範囲は円弧状溝8の長さ
に限定される。
【0016】ハンドル1と刃体支持部材12の接触部付
近の表面に目印20,21が設けられており、この目印
20,21を一致させたときに、刃体支持部材の固定用
穴19とハンドルに内装された突棒10の位置が一致す
るように両者は設けられている。固定用穴19と突棒1
0の位置を一致させてから、摺動つまみを上に押し上げ
ると突棒10の先端が固定用穴19に挿入するので、刃
体支持部材12はハンドル1に対して回動することがで
きずに固定される。替刃カ−トリッジ11の回動を好ま
ない使用者は、使用する前に摺動つまみ9を上に押し上
げることによって、希望する状態で安全かみそりを使用
することができる。
【0017】替刃支持部材12にネジ着された調整ネジ
17は、替刃支持部材12の回動の滑らかさを調節する
ためのものであり、調整ネジ17を押し進めるように回
すと調整ネジ17の先端が支軸5の側面にやや強めに当
たるので、替刃支持部材12の回動はややきつめにな
る。反対に、調整ネジ17を引くように回すと調整ネジ
17の先端は支軸5の側面から離れるので、替刃支持部
材12の回動は非常に滑らかになる。調整ネジ17の先
端が支軸5の側面を押す圧力を調整ネジ17で変化させ
ることにより、替刃支持部材12の回動の滑らかさを調
節することができる。
【0018】本発明は以上のような実施の形態に限定さ
れるものではなく、実施の形態ではヒゲ剃り装置2は替
刃カ−トリッジ11と替刃支持部材12から構成されて
いるが、替刃支持部材12を用いないで替刃カ−トリッ
ジを直接ハンドル1に結合する構成であっても差し支え
ない。さらに、ハンドル1とヒゲ剃り装置2の結合手段
も実施の形態に限定されることはなく、ヒゲ剃り装置2
がハンドル1に対して回動することができるいかなる結
合手段であっても差し支えないことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の斜視図
【図2】 替刃支持部材の底面図
【図3】 替刃支持部材とハンドルとの結合状態を示す
一部断面図
【図4】 替刃支持部材とハンドルとの結合状態を示す
一部断面図
【符号の説明】
1 ハンドル 2 ヒゲ剃り装置 3 刃体 4
刃先縁 5 支軸 6 割り溝 7 係止用フランジ 8 円弧状溝
9 摺動摘み 10 突棒 11 替刃カ−トリ
ッジ 12 替刃支持部材 13 ア−ム 14 軸穴 15 周溝 16 ネジ孔 17
調整ネジ 18突起 19 固定用穴 20 目
印 21 目印
【手続補正書】
【提出日】平成11年2月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 安全かみそり
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般大衆が使用す
る安全かみそりに関する。
【0002】
【従来の技術】古くから存在している安全かみそりはハ
ンドルとヒゲ剃り装置が固定的に結合されていたので、
使用中にヒゲ剃り装置のみが動くことはなかった。その
後、使用中にヒゲ剃り装置であるカ−トリッジ替刃が、
顔の表面の凹凸に応じてカ−トリッジ替刃の長さ方向に
延びる揺動軸線を中心に揺動する、いわゆる首振り型安
全かみそりが発明された。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】安全かみそりを使用す
る際に対処すべき問題点は、直線状の刃体が顔の表面の
凹凸にどのように対応するかということである。前述し
たような従来の首振り型安全かみそりは、顔の表面の凹
凸に対応するためにカ−トリッジ替刃が揺動するもので
ある。しかし、この首振り型安全かみそりでは、刃体の
刃先縁が張り出た顔のエラや頬骨の上などの凸部に当た
ったときは、その凸部の頂上部分に刃先縁が接するだけ
で、他の刃先縁と顔の皮膚との間にはすき間が生じてそ
の部分のヒゲを剃ることができないので、ヒゲ剃りの効
率が悪くなる。そこで、従来そのようなときは顔の凸部
付近を何回も剃るか、あるいは手に持っているハンドル
をその長手方向の軸線を中心に回動して、凸部の頂上部
分に当たっている刃先縁を凸部の横の傾斜皮膚面に当た
るようにして剃っていた。
【0004】しかし、顔の同じ場所を何回も剃ることは
効率が悪く、鏡を見ながら刃先縁が顔の凸部に刃先縁が
当たったときにその都度安全かみそりを回動することは
手間がかかり、結局効率的にヒゲを剃ることができな
い。そこで、本発明は顔の凸部に刃先縁が当たったとき
に、自動的にヒゲ剃り装置が回動し刃先縁が顔の凸部の
横の傾斜皮膚面に当たって、刃先縁の大部分が皮膚と接
触することにより効率的にヒゲ剃りを行うことができる
安全かみそりを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ハンドル1と
ヒゲ剃り装置2とから成り、ヒゲ剃り装置2はカ−トリ
ッジ替刃11と替刃支持部材12を含み、カ−トリッジ
替刃11は替刃支持部材12の先端に取付けられてお
り、該替刃支持部材12の下端部の中心とハンドル1の
上端部の中心が一致するように替刃支持部材12はハン
ドル1の上端に結合され、且つ替刃支持部材12はハン
ドル1に対してハンドル1の長さ方向に延びる回動軸線
を中心に回動可能であり、前記替刃支持部材12はカ−
トリッジ替刃の刃先縁4の方向にやや曲がっていること
を特徴とする。さらには、その構成に加えて回動軸線を
中心に回動する替刃支持部材12の回動範囲を一定の範
囲に限定するための手段を備えた安全かみそり、回動軸
線を中心に回動する替刃支持部材12の回動摩擦抵抗を
調節することができる手段を備えた安全かみそり、及び
回動軸線を中心に回動する替刃支持部材12を回動不能
に固定する手段を備えた安全かみそりが含まれる。
【0006】
【発明の効果】本発明は以上のような構成であって、
刃支持部材12は刃体3の刃先縁4の方向にやや曲がっ
ていて、ハンドル1の長さ方向に延びる回動軸線を中心
に回動可能となるようにハンドル1に結合されているこ
とを特徴とする。したがって、安全かみそりの使用中
に、例えば顔の凸部に刃体3の刃先縁4の一方の端部が
当たったときは、刃先縁4が顔の凸部に乗り上げるに従
ってカ−トリッジ替刃11を介して替刃支持部材12に
モ−メントが働き、替刃支持部材12は回動軸線を中心
に回動を始めて、その回動に従い刃先縁4の他方の端部
は顔の凸部の頂部よりも下がっていくので、刃先縁は回
動軸線を中心に円運動して刃先縁4の少なくとも半分、
あるいはほぼ全体的に顔の凸部の横の傾斜皮膚面に当た
ることになる。この結果、使用中に刃体は顔の凸部に追
従して刃先縁4の多くの部分が顔の表面に当たるように
動くので、効率良くヒゲを剃ることができる。
【0007】すなわち、本発明はヒゲ剃り中に刃先縁が
顔の凸部に当たったときに、使用者が何の操作をしなく
ても、自動的に刃先縁のほぼ全体あるいは少なくとも半
分が顔の表面に当たるように替刃支持部材12が回動す
るものである。ただし、刃先縁4の中心が顔の凸部の頂
上に当たったときは、ヒゲ剃り装置2にモ−メントが働
かないので本発明の効果は生じないが、顔の凸部に刃先
縁4の中心以外の部分が当たったときは本発明の効果が
生じて効率良くヒゲを剃ることができる。
【0008】さらには、回動軸線を中心に回動する替刃
支持部材12の回動範囲を一定の範囲に限定するための
手段、回動軸線を中心に回動する替刃支持部材12の回
動摩擦抵抗を調節することができる手段、あるいは回動
軸線を中心に回動する替刃支持部材12を回動不能に固
定する手段を設けることによって、替刃支持部材12の
回動範囲を限定し、替刃支持部材12の回転摩擦抵抗を
緩めあるいはきつめに調節することができ、さらに替刃
支持部材12を固定することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
従って説明する。ハンドル1は合成樹脂で細長く形成さ
れ、断面の形状は円形である。ハンドル1の上端面から
上方に垂直に延びる支軸5が一体に設けられている。支
軸5の上端から下方向に割り溝6が設けられ、支軸5の
上端部の周囲には係止用フランジ7が設けられている。
【0010】ハンドル1の上端面で支軸5の周囲に、2
つの円弧状溝8,8が対称位置に設けられており、この
円弧状溝8,8は支軸5の長手方向の中心軸線を中心と
する円弧に形成されている。また、ハンドル1には上下
方向に摺動可能な摺動つまみ9が装着されており、この
摺動つまみ9に一体に設けられた上向きの突棒10がハ
ンドル1の内部に上下可動に内装されている。摺動つま
み9を上方に押し上げたときに、突棒10の先端がハン
ドル1の上端面から上方に少し突出し、摺動つまみ9を
下方に押し下げると、突棒10の先端はハンドル1内に
没入する。
【0011】ヒゲ剃り装置2はカ−トリッジ替刃11と
替刃支持部材12を含み、替刃支持部材12の上部に設
けられた一対のア−ム13を介して、カ−トリッジ替刃
11はその長手方向に延びる揺動軸線を中心に揺動可能
に設けられている。すなわち、ヒゲ剃り装置2は従来か
ら存在している首振り型安全かみそりと同じ構成であ
る。しかし、本発明はこの首振り型安全かみそりに限定
されるものではなく、カ−トリッジ替刃が固定的に装着
されているものであっても差し支えないことは勿論であ
る。
【0012】替刃支持部材12はやや円弧状に曲がって
おり、したがって、その先端に取付けられた刃体の刃先
縁4はハンドル1の長手方向に延びる回動軸線と交わら
ず、その回動軸線から刃先縁4方向に偏倚して取付けら
れている。このために、替刃支持部材12が回動したと
きに、刃体3の刃先縁4は回動軸線を中心とする円周上
を円運動する。
【0013】替刃支持部材12には、ハンドルの支軸5
を挿入するための軸穴14が、替刃支持部材12の底面
から長手方向に設けられており、軸穴14の上端部はや
や内径を拡げて周溝15が形成されている。また、替刃
支持部材12の側面から軸穴14にネジ孔16が刻まれ
ており、このネジ孔に調整ネジ17がネジ着されてい
る。さらに、替刃支持部材12の底面には、ハンドルの
上端面に設けられた円弧状溝8,8に嵌挿する突起1
8,18と、ハンドルに内装された突棒10の先端部が
挿入される固定用穴19が設けられている。
【0014】本発明を組立てるには、替刃支持部材の軸
穴14内にハンドルの支軸5を挿入すると、支軸5の割
り溝6の両側の部分はその弾性によって内側にたわむの
で、係止用フランジ7が軸穴14の内径よりも張り出し
ていても、支軸5を軸穴14に挿入することができる。
支軸5を一杯に挿入すると係止用フランジ7は周溝15
内に入って係止状態となるので、一度挿入された支軸5
が軸穴14から抜け出ることはない。このようにして組
み立てられた安全かみそりは、刃体支持部材12が支軸
5を中心に回動することができる。
【0015】ハンドル1と刃体支持部材12を結合した
ときに、刃体支持部材の突起18,18はハンドルの円
弧状溝8,8に嵌挿される。これにより、ハンドル1に
対する刃体支持部材12の回動範囲は円弧状溝8の長さ
に限定される。
【0016】ハンドル1と刃体支持部材12の接触部付
近の表面に目印20,21が設けられており、この目印
20,21を一致させたときに、刃体支持部材の固定用
穴19とハンドルに内装された突棒10の位置が一致す
るように両者は設けられている。固定用穴19と突棒1
0の位置を一致させてから、摺動つまみを上に押し上げ
ると突棒10の先端が固定用穴19に挿入するので、刃
体支持部材12はハンドル1に対して回動することがで
きずに固定される。カ−トリッジ替刃11の回動を好ま
ない使用者は、使用する前に摺動つまみ9を上に押し上
げることによって、希望する状態で安全かみそりを使用
することができる。
【0017】替刃支持部材12にネジ着された調整ネジ
17は、替刃支持部材12の回動の滑らかさを調節する
ためのものであり、調整ネジ17を押し進めるように回
すと調整ネジ17の先端が支軸5の側面にやや強めに当
たるので、替刃支持部材12の回動はややきつめにな
る。反対に、調整ネジ17を引くように回すと調整ネジ
17の先端は支軸5の側面から離れるので、替刃支持部
材12の回動は非常に滑らかになる。調整ネジ17の先
端が支軸5の側面を押す圧力を調整ネジ17で変化させ
ることにより、替刃支持部材12の回動の滑らかさを調
節することができる。
【0018】本発明は以上のような実施の形態に限定さ
れるものではなく、ハンドル1とヒゲ剃り装置2の結合
手段は、ヒゲ剃り装置2がハンドル1に対して回動する
ことができるいかなる結合手段であっても差し支えない
ことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の斜視図
【図2】 替刃支持部材の底面図
【図3】 替刃支持部材とハンドルとの結合状態を示す
一部断面図
【図4】 替刃支持部材とハンドルとの結合状態を示す
一部断面図
【符号の説明】 1 ハンドル 2 ヒゲ剃り装置 3 刃体 4
刃先縁 5 支軸 6 割り溝 7 係止用フランジ 8 円弧状溝
9 摺動摘み 10 突棒 11 カ−トリッジ
替刃 12 替刃支持部材 13 ア−ム 14 軸穴 15 周溝 16 ネジ孔 17
調整ネジ 18突起 19 固定用穴 20 目
印 21 目印

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドル(1)とヒゲ剃り装置(2)と
    から成り、ヒゲ剃り装置(2)はヒゲを剃るための刃体
    (3)を含み、且つヒゲ剃り装置(2)は、ハンドル
    (1)の長さ方向に延びる回動軸線を中心に回動可能と
    なるように該ハンドル(1)に結合されていることを特
    徴とする安全かみそり
  2. 【請求項2】 回動軸線を中心に回動するヒゲ剃り装置
    2の回動範囲を一定の範囲に限定するための手段を備え
    た請求項1記載の安全かみそり
  3. 【請求項3】 回動軸線を中心に回動するヒゲ剃り装置
    2の回動摩擦抵抗を調節することができる手段を備えた
    請求項1記載の安全かみそり
  4. 【請求項4】 回動軸線を中心に回動するヒゲ剃り装置
    2を回動不能に固定する手段を備えた請求項1記載の安
    全かみそり
JP12663998A 1998-04-22 1998-04-22 安全かみそり Pending JPH11300065A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12663998A JPH11300065A (ja) 1998-04-22 1998-04-22 安全かみそり

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12663998A JPH11300065A (ja) 1998-04-22 1998-04-22 安全かみそり

Publications (1)

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