JPH11300016A - 遊技機制御用マイクロコンピュータチップ - Google Patents

遊技機制御用マイクロコンピュータチップ

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JPH11300016A
JPH11300016A JP10677798A JP10677798A JPH11300016A JP H11300016 A JPH11300016 A JP H11300016A JP 10677798 A JP10677798 A JP 10677798A JP 10677798 A JP10677798 A JP 10677798A JP H11300016 A JPH11300016 A JP H11300016A
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JP
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user
rom
program
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test
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JP10677798A
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Nobumasa Imai
信正 今井
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LE TEC KK
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LE TEC KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ユーザプログラム内蔵型の遊技機用マイクロコ
ンピュータチップにおいて、内蔵ROMの状態でユーザ
テストモード実行後にユーザの正規プログラムを書き込
むことが可能で、プログラム実行モードでセキュリティ
チェックを行こなえるものを提供する。 【解決手段】内蔵ユーザROM2に外部通信回路8を介
してユーザテストプログラムを書き込む。モード切り替
え回路のモード変更後、ユーザテストタイマー9を稼働
させながらユーザテストプログラムを実行する。このプ
ログラムを用いて出荷試験結果が正しければ、モード切
り替え回路をモード変更し、外部の通信手段から内蔵R
OM2にセキュリティチェックコードを含むプログラム
及びデータを書き込み、書き込み禁止処理を施こす。モ
ード変更をし、内蔵ROMの書き込み禁止状態と正規の
プログラムが書き込みされているかのチェックをする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技機械のパチンコ遊
技機、回胴式遊技機、アレンジボール、ジャン球遊技機
等に搭載されその遊技機制御に使用されるアプリケーシ
ョンプログラム(機器制御プログラムやデータ)を起動
するための半導体チップに関するもので、かかる半導体
チップが認定後に法定基準外で作動するようなプログラ
ムに改変されるのを防ぐことが可能なチップに関するも
のである。
【0002】パチンコ機械等の遊技機は、風俗営業法の
規則に基づく国家公安委員会の規則に従い遊技機の認定
及び型式の検定を受け合格しなければ販売することがで
きない製品であり、マイクロプロセッサーを使用したも
のも第三者検査機関が行う型式試験に合格しなければな
らず、この型式合格を受けたものについて第三者監督機
関に対して検定申請をし、検定合格した遊技機を市場に
流通させることができ、またパチンコホール等で営業に
供することができる仕組みとなっている。
【0003】そのため型式合格を受けた後に第三者が遊
技機の基板を取り替えたり、チップを取り替えたり、マ
イクロプロセッサーを改造したり、マイクロプロセッサ
ーのROMを書き換えたりする等の改造を行い、不正遊
技機として使用されるケースが考えられ、型式合格後の
改造を防止することが今日の課題となっている。
【0004】
【従来技術】従来のこの種の遊技機は、マイクロプロセ
ッサーと一体となった回路を組み、電動役物を連続して
作動させる装置や、電動役物等を電気的にコントロール
するものや、回胴式遊技機において回転する回胴の回転
制御するものなどが知られており、これらの回路では第
三者検査機関の型式試験に合格したものは所定の確率
で、利用者に勝利球を放出するように構成されている。
また遊技機の場合アプリケーションプログラム及びデー
タは所定のアドレス領域内に格納することが義務付けら
れている。
【0005】しかしながら、かかる従来のマイクロプロ
セッサーの場合は、型式試験に合格した後に第三者が回
路内の制御プログラムやデータを改変しても型式試験合
格製品と外見だけでは区別がつきにくく型式試験合格製
品として取り扱われる可能性が高い。そのためかかる第
三者による遊技機への不正行為を充分に阻止出来ないと
いった不都合がある。かかる不正を野放しにすれば、遊
技者が不利益を被ると共に、型式合格製品を検査してい
る公的第三者検査機関の信用も毀損されることになり、
ひいては型式試験を行う意義が薄れてくるおそれがあ
る。
【0006】従来のプログラムのチェックは、型式試験
申請された時点で第三者検査機関が様々な角度からその
内容の検討が慎重に行われるが、試験合格後は検査機関
による管理を離れ、型式試験合格を受けたプログラムを
搭載された遊技機は遊技機メーカーが第三者監督機関に
対して検定申請し、この検定に合格した製品が遊技場へ
出荷されている。従って、遊技機制御プログラムチェッ
クは定期的に行われていないために、いつどの段階にて
誰がチップの取り替え、プログラム改変等の不正が行っ
ているかわからなかった。
【0007】すなわち、遊技機開発メーカーにしてみれ
ば正規のプログラムが書き込まれたチップを組み込んで
出荷しても、途中第三者が介在してプログラムを書き換
えたり、ROMを改変されたりするため責任を負いかね
る等の問題もある。これは一重に、ROMの改変が簡単
に行われるからであり、第一に合格プログラムのROM
の改変を防止することが不正を防止する上で重要と考え
た。
【0008】第二に合格後のチップへのプログラムの書
込みに際してその作業を各開発メーカー側が別々に行う
よりまとめて一つの公正な機関において行わせると共に
その後のチップへの書込みを禁止するような処理を施せ
ばコスト面において安くなると共にチップの信頼性も高
くなる。尚、公正な機関で書き込ませるのではなく、開
発メーカーサイドで書き込むように構成しても良い。
【0009】そのために所定の領域にアプリケーション
プログラム、識別コード等並びにアプリケーションプロ
グラム、識別コード等に基づき演算されたチェックコー
ドが記憶された内蔵ROMと、ユーザープログラム用の
データが書き込まれた外部からのデータ書き換えを禁止
させた内蔵ROMと、外部から送信された認識コードに
基づきそれが正しいか否をチェックし、それが正しい場
合に内蔵ROMに書かれたアプリケーションプログラ
ム、識別コード及び暗号化識別コードに基づきチェック
コードを算出し、内蔵ROMにかかれたチェックコード
との照合を行い、一致した場合に識別コード及び暗号化
識別コードを外部へ出力する識別手段と、内蔵ROMに
書かれたアプリケーションプログラム及びユーザーデー
タに基づき遊技プログラムを実行するための中央処理装
置(CPU)とからなる遊技機制御用マイクロコンピュ
ータチップが発明され知られている(特開平7−317
37号)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来のマイクロ
コンピュータチップでは、ワンタイムのユーザROMを
内蔵することにより、外付ROM方式の遊技機制御用マ
イクロコンピュータチップにおける不正を排除してきた
が、反面、ROMが内蔵されている関係上、出荷検査時
に、従来の外付けROM方式のように製造メーカー独自
のテストプログラムによる大当たり発生時の動作等の検
査が行えないという問題が生じる。
【0011】しかし、従来の遊技機の大当たり抽選方式
は、一定の周期で更新される内部カウンタの値をスター
ト入賞口に入賞するタイミングで取り出し(いわゆる
「プラス1方式」)、それが予め決められた大当たりの
数値と一致した場合に大当たりするものであるため、そ
のタイミングで外部から入賞信号を与えることにより任
意に大当たりを発生させて検査を行っている。
【0012】ところが、この抽選方式は、不正を行う第
三者が遊技プログラムの解析等を行うことにより容易に
大当たりの数値を知り、その数値の発生タイミングで入
賞信号を外部より入力することにより強制的な大当たり
を狙うという新手の不正(いわゆる「ぶら下げ基板」)
を生むにいたった。かかる不正を防止するため、大当た
りのタイミングが予測できないような乱数発生方式、た
とえば混合合同法やM系列等を使用することが考えられ
ているが、これだと逆に、任意に大当たりを発生させて
出荷検査等を行うことができなくなるという不都合が生
ずることになる。そこで本発明は、かかる不都合に鑑み
なされたもので、従来の「プラス1方式」に替わる予測
困難な乱数発生方式を使用した場合においても、メーカ
ー独自のテストプログラムによる出荷検査を可能とする
遊技機用マイクロコンピュータを提供し、併せて「ぶら
下げ基板」等の不正を防止することを目的とするもので
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、フラ
ッシュメモリ等の再書込み可能な内蔵ユーザROMと、
該内蔵ROMへのプログラムの書込みの禁止又は許容の
データを格納する書込み禁止フラグと、前記内蔵ユーザ
ROMへの書込みを書込み禁止フラグの状況に基づき制
御する書込み制御回路と、外部通信手段からの信号に基
づき内蔵ユーザROMにユーザテストプログラム又はア
プリケーションプログラムを書き込んだり、書込み禁止
フラグへのデータ等の通信を行う外部通信回路と、内蔵
ユーザROMに書かれたプログラムが認定を受けたもの
か否かについて内蔵ユーザROMを走査してチェックコ
ードの演算と内蔵ユーザROMに記憶されたチェックコ
ードとの比較を行ない、一致しない時にプログラムの実
行を禁止し、一致した時に内蔵ユーザROMのプログラ
ムを実行させるセキュリティチェック回路と、一定時間
内蔵ユーザROMのユーザテストプログラムを実行させ
るユーザテストタイマと、前記書込み禁止フラグのチェ
ックを行い内蔵ユーザROMへの書込みが可の時は、前
記セキュリティチェック回路を停止しユーザテストタイ
マを稼働させ、書込み不可の時にセキュリティチェック
回路を稼働させるような制御プログラムが格納されたブ
ートROMと、内蔵ユーザROMに書かれたアプリケー
ションプログラム及びユーザーデータに基づき遊技プロ
グラムまたはユーザテストプログラムを実行するための
中央処理装置(CPU)と、前記CPUのモードを内蔵
ユーザROMの内容を実行するチップモードと、内蔵ユ
ーザROMへのプログラムの書込み、消去及び書込み禁
止処理行うプログラムモードとの切り替えを行うモード
切り替え回路とからなる遊技機制御用マイクロコンピュ
ータチップにより本目的を達成する。
【0014】請求項2の発明は、所定の領域にアプリケ
ーションプログラム並びにアプリケーションプログラム
に基づき演算されたチェックコードが書込み可能なフラ
ッシュメモリ等の再書込み可能な内蔵ユーザROMと、
ユーザテストプログラムが格納されたフラッシュメモリ
等の再書込み可能なユーザテストROMと、該内蔵RO
Mへのプログラムの書込みの禁止又は許容のデータを格
納する書込み禁止フラグと、前記内蔵ユーザROMへの
書込みを書込み禁止フラグの状況に基づき制御する書込
み制御回路と、外部通信手段からの信号に基づき内蔵ユ
ーザROMにプログラムを書き込んだり、書込み禁止フ
ラグへのデータ等の通信を行う外部通信回路と、内蔵ユ
ーザROMに書かれたプログラムが認定を受けたものか
否かについて内蔵ユーザROMを走査してチェックコー
ドの演算と内蔵ユーザROMに記憶されたチェックコー
ドとの比較を行ない、一致しない時にプログラムの実行
を禁止し、一致した時に内蔵ユーザROMのプログラム
を実行させるセキュリティチェック回路と、一定時間ユ
ーザテストROMのユーザテストプログラムを実行させ
るユーザテストタイマと、書込み禁止フラグのチェック
を行い内蔵ユーザROMへの書込みが可の時は、前記セ
キュリティチェック回路を停止しユーザテストタイマを
稼働させ、書込み不可の時にセキュリティチェック回路
を稼働させるような制御プログラムが格納されたブート
ROMと、内蔵ユーザROM又はユーザテストROMに
書かれたプログラムに基づき遊技プログラムを実行する
ための中央処理装置(CPU)と、前記内蔵ユーザRO
M及びユーザテストROMとCPUとの接続を切り替え
接続するバンク切り替え回路とからなり、前記バンク切
り替え回路が、内蔵ユーザROMが書込み可の時にユー
ザテストROMとCPUとを接続し、書込み不可の時に
内蔵ユーザROMとCPUとを接続するように構成され
た遊技機制御用マイクロコンピュータチップである。
【0015】
【作用】以上述べた構成において本発明にかかるマイク
ロコンピュータチップでは、内蔵ユーザROM(請求項
1)に外部通信回路を介してプログラムモードの状態で
ユーザテストプログラムが書き込まれる。ユーザテスト
ROM(請求項2)の場合は、外部のROM書込み装置
等を利用して予めユーザテストプログラムが書き込まれ
ている。リセット後モード切り替え回路により、チップ
モードに変更される。かかる場合に書込み禁止フラグに
書込み禁止信号が入力されていないことをブートROM
がチェックを行い、セキュリティチェック回路の動作が
停止された状態でCPU(中央処理装置)はユーザテス
トタイマーを稼働させながらユーザテストプログラムを
実行する。この時ユーザテストタイマーにより一定時間
(例えば60秒)だけ実行が行われ、製造メーカ等はこ
のユーザテストプログラムを用いて出荷試験を行う。
【0016】試験の結果正しく稼働していることが確認
された時には、請求項1の発明では、リセット後にモー
ド切り替え回路を動作させてプログラムモードに変更さ
れる。そして外部通信回路を介して外部の通信手段から
内蔵ユーザROMのユーザテストプログラムを消去した
後に正規のエンコードしたセキュリティチェックコード
が書き込まれたプログラム及びデータが書き込まれ、し
かる後に書込み禁止フラグに対して書込み禁止の処理が
施される。そしてリセット後モード切り替え回路を動作
させてチップモードに変更する。従って、内蔵ユーザR
OMは書込み禁止の状態となっていることを書込み禁止
フラグの内容をブートROMのプログラムが確認するこ
とにより、ユーザテストタイマーを停止した状態で、最
初にセキュリティチェック回路が内蔵ユーザROMに書
き込まれたプログラムが正規のものであるか否について
セキュリティチェックを行い、正規の場合にはプログラ
ムをそのまま実行させ、正規でないと判断した時にはプ
ログラムの実行を禁止し、CPUをリセットする。
【0017】請求項2の発明の場合は、ユーザテストプ
ログラムを用いた出荷試験の終了後にモード切り替え回
路を動作させてプログラムモードに変更し、内蔵ユーザ
ROMに対して正規のプログラムの書込みを行い、その
後内蔵ユーザROMに対する書込み禁止処理が書込み禁
止フラグに対して施される。そしてリセット後モード切
り替え回路を動作させてチップモードに変更すると、バ
ンク切り替え回路が書込み禁止フラグに書込み禁止処理
が施されていることをチェックするために、CPUとR
OMとの接続をバンク切り替えにより内蔵ユーザROM
へ変更される。従って、内蔵ユーザROMは書込み禁止
の状態となっていることを書込み禁止フラグの内容をブ
ートROMのプログラムが確認することにより、ユーザ
テストタイマーを停止した状態で、最初にセキュリティ
チェック回路が内蔵ユーザROMに書き込まれたプログ
ラムが正規のものであるか否についてセキュリティチェ
ックを行い、正規の場合にはプログラムをそのまま実行
させ、正規でないと判断した時にはプログラムの実行を
禁止し、CPUをリセットする。内蔵ユーザROMに予
めプログラムが書込まれている場合には前述したプログ
ラムの書込み操作は省略される。
【発明の実施の形態】以下に本発明を図示された実施例
に従って詳細に説明する。図1は、チップ1内の内蔵ユ
ーザROM2に対しては外部通信装置4を介してシリア
ル又はパラレル通信で書き込むを行うように構成された
ものである。 5は、クロック信号を発振するクロック
発生回路3からの信号を受けて作動する中央処理装置
(以下CPUという)であり、該CPU5はそれぞれデ
ータバス及びアドレスバスを介してユーザテストプログ
ラム又は正規のアプリケーションプログラム並びにアプ
リケーションプログラムに基づき演算されたチェックコ
ードが書き込まれる内蔵ユーザROM2、該内蔵ユーザ
ROM2に対する書込み禁止の信号(データ)が入力さ
れる書込み禁止フラグ6、前記内蔵ユーザROM2に書
き込まれたプログラムが正規のものか否かをチェック
し、一致しない場合にCPU5に対して停止信号を出力
し一致する場合には正規プログラムを実行させるように
制御するセキュリティチェック回路7、前記外部通信装
置4との通信を行うための外部通信回路8、前記内蔵ユ
ーザROM2が書込み”可”の場合に一定時間(例えば
60秒間)内蔵ユーザROM2に書き込まれたユーザテ
ストプログラムを実行させ、所定時間経過後に装置を停
止させるユーザテストタイマー9、前記CPU5のモー
ドをユーザ内蔵ROM2にプログラムを書き込んだり、
消去したり又は書込み禁止フラグ6に対して書込み禁止
の処理を施すプログラムモード又は内蔵ユーザROM2
を実行するチップモードとに切り替えるモード切り替え
回路11、及び書込み禁止フラグ6からROM2への書
込み”可”又は”不可”のチェックを行い、”可”の場
合はセキュリティチェック回路7の作動を停止してユー
ザテストタイマー9を作動させ、”不可”の場合はユー
ザテストタイマー9の作動を停止してセキュリティチェ
ック回路7の作動させる制御プログラムが格納されたブ
ートROM13と接続されている。10は、前記ユーザ
テストタイマー9及びセキュリティチェック回路7から
の停止信号に基づきCPU5をリセットするためのリセ
ット回路であり、12は内蔵ユーザROM2に対して書
込み禁止の制御を行うための書込み制御回路である。
【0018】この実施例では、図2の概念図及び図3の
フローチャートに示すように使用する。すなわち、予め
ユーザテストプログラムを書き込んでおくか、若しくは
外部通信装置4からユーザテストプログラムを外部通信
回路8を介してシリアル通信にて内蔵ユーザROM2に
書込み作業を行う。この場合モード切り替え回路11を
操作してプログラムモードへ変更して行う。ユーザテス
トプログラムを書き込んだ場合は、外部通信装置4から
内蔵ユーザROM2に対する書込み禁止のための信号を
書込み禁止フラグ6へは送信せず書込み”可”の状態と
する。そしてリセット後にモード切り替え回路11を操
作してチップモードに変更して内蔵ユーザROM2に書
き込まれたユーザテストプログラムを実行する。ブート
ROM13内の制御プログラムが、書込み禁止フラグ6
に禁止信号が入力されているか否かのチェックを行い、
内蔵ユーザROM2が書込み”可”の状態であることを
確認するために、セキュリティチェック回路7の作動が
停止された状態でユーザテストタイマー9を稼働させて
内蔵ユーザROM2に書き込まれたユーザテストプログ
ラムを実行し、出荷試験等を行う。この時ユーザテスト
タイマー9が時間を計測している関係から一定時間(例
えば60秒)経過した時点でCPU5の実行を停止する
ためにリセット回路10に対してリセット信号を出力さ
れ、CPU5は停止する。
【0019】次に出荷試験の結果各部品及び装置が正常
に作動することが確認できた場合には、メーカは正規の
プログラムを書き込むためにリセット後にモード切り替
え回路11を操作してプログラムモードに変更する。そ
して、外部通信装置4から外部通信回路8を介して内蔵
ユーザROM2にアクセスを行い、最初にユーザテスト
プログラムを消去し、その後正規のアプリケーションプ
ログラム並びにアプリケーションプログラムに基づき演
算されたチェックコード等が書き込まれる。書き込まれ
たプログラム等が正しい形で格納されたか否かをチェッ
クするためのフラッシュベリファイ(照合)が行われ、
書込みが終了する。書込み終了後には、ROM2に対し
てプログラム等が書き込まれないように書込み禁止フラ
グ6に書込み禁止信号が送信され、該書込み禁止フラグ
6は、書込み制御回路12をして内蔵ユーザROM2を
書込み禁止状態にして装置をリセットする。
【0020】リセット後にモード切り替え回路11を操
作してチップモードへ変更しCPU5を実行する。この
場合に書込み禁止フラグ6に禁止信号が入力されている
ので、この状態をブートROM13内の制御プログラム
がチェックを行いユーザテストタイマー9の作動を停止
した状態でセキュリティチェック回路7を実行させる。
セキュリティチェック回路7は最初に内蔵ユーザROM
2にアクセスを行い、プログラムを走査してセキュリテ
ィチェックを行い、演算されたチェックコードと予めR
OM2に書き込まれたチェックコードとが一致するか否
かを照合する。照合の結果、一致した場合には、内蔵ユ
ーザROM2に書き込まれたユーザモードのプログラム
の実行を行い、一致しない場合にはリセット回路10を
介してCPU5を停止させる。
【0021】次に図4に示すものは、本発明にかかる他
の実施例を示すもので、前述第1実施例とは異なり、セ
キュリティチップ1内に予めユーザテストROM14と
内蔵ユーザROM2とをCPU5に対して並列に接続さ
せたタイプのものである。すなわち前記ユーザテストR
OM14と内蔵ユーザROM2はアドレスバス及びデー
タバスとバンク切り換え回路16を介在させて切り替え
可能に接続されている。尚、18は、予め各ROM2,
14にプログラムを書き込む場合のROM書込み装置で
ある。また図4に示す実施例では、前記内蔵ユーザRO
M2に予めプログラムが書込まれていない場合は、外部
通信装置4・外部通信回路8を介してシリアル通信又は
パラレル通信にてROM2にプログラムを書込む必要が
ある。
【0022】以上述べた構成において予めユーザテスト
ROM14にはユーザテストプログラムを格納してお
き、内蔵ユーザROM2にはプログラムは書き込まない
状態として製作した場合について説明する。その結果、
モード切り替え回路11を操作してチップモードとした
時には、ユーザテストモードの状態にあり、電源投入時
に書込み禁止フラグ6にROM2に対する書込み禁止処
理が施されていないので、バンク切り換え回路16は、
書込み制御回路12の指示によりCPU5とユーザテス
トROM14と接続する。またブートROM13の制御
プログラムが、書込み禁止フラグ6をチェックすること
によりROM2が書込み禁止状態にないことを確認し、
セキュリティチェック回路7を停止した状態でユーザテ
ストタイマー9を作動して一定時間(例えば60秒間)
CPU5にユーザテストROM14とアクセスさせるこ
とによりユーザテストプログラムを実行し、遊技機の装
置や部品が正常に作動するか否について出荷試験を行
う。一定時間経過後はユーザテストタイマー9は、リセ
ット回路10を介してCPU5を停止させる。
【0023】出荷試験の結果正常に作動したことが判明
した時には、リセット後にモード切り替え回路11を操
作してプログラムモードに変更し、外部通信装置4と外
部通信回路8とを接続し、前述第1実施例(図3)のよ
うに正規のプログラムを内蔵ユーザROM2に書き込む
と共に照合を行い、最終的に内蔵ユーザROM2に対す
る書込み禁止処理を施すために書込み禁止フラグ6に対
して禁止信号を送信して、リセットする。リセット後再
びモード切り替え回路11を操作してチップモードへ変
更すると書込み禁止フラグ6が禁止信号が入力された状
態にあり、その結果書込み制御回路12の指示によりバ
ンク切り替え回路16は内蔵ユーザROM2とCPU5
とを連結させる。またブートROM13の制御プログラ
ムが書込み禁止フラグ6内の状態(書込み”不可”)を
チェックするために、ユーザテストタイマー9が作動せ
ず、セキュリティチェック回路7が作動してユーザRO
M2にアクセスする。そして前述同様セキュリティチェ
ックを行い、セキュリティコード(チェックコード)が
一致した場合には、ユーザモードで内蔵ユーザROM2
内のプログラムを実行させ、セキュリティコードが不一
致の場合にはリセット回路10を介してCPU5を停止
させる。
【0024】尚前述第2実施例では、ユーザテストRO
M14のプログラム実行後においてROM内のユーザテ
ストプログラムの内容をそのまま保存するように構成し
たが、セキュリティの意味からこれらを消去した後にR
OM2に対するプログラムの書込みを施すように構成し
ても良い。
【0025】また、大量生産の観点から、ROM2に対
しても予め外部ROM書込み装置18を利用してまとめ
てプログラム書き込んだ後に基板に直付けするように構
成した場合も同様である。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように本発明にかかる遊技機
制御用マイクロコンピュータチップを利用すれば、混同
合同法やM系列を利用した乱数発生方式を採用しても制
御基板が装着された遊技機の各装置や部品が正常に作動
するか否についての出荷試験を簡単に行うことができ、
試験終了後は内蔵ユーザROMに正規プログラムを書き
込んだ後に書込み禁止処理を施せば、ユーザテストプロ
グラムの実行は永久に禁止され、ユーザROMのみを実
行させると共に電源投入直後においてセキュリティチェ
ック回路にて常時ユーザROMのプログラムが正規のも
のか否についてチェックするように構成されているため
に、従来のものに比較して、出荷試験が容易であると共
にチップのセキュリティも維持することができ、業界に
おける利用価値は著しく高いものとなる。特に、ROM
内蔵のマイクロコンピュータチップは、ROMが直付け
で着脱ができないというだけでもセキュリティの高いも
のとなる。さらにはフラッシュメモリ等の再書込み可能
なメモリ(ROM)を書込み禁止状態にするもので構成
したので、一度書き込まれたプログラムは取り替えない
限りユーザROMに新たなプログラムを書き込むことが
できないためにセキュリティは高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例のチップのブロック図で
ある。
【図2】 本発明の第1実施例のチップにかかる機能を
示す概念図である。
【図3】 本発明の第1実施例のチップにかかる動作を
説明するためのフローチャートである。
【図4】 本発明の第2実施例のチップのブロック図で
ある。
【図5】 本発明の第2実施例のチップにかかる機能を
示す概念図である。
【図6】 本発明の第2実施例のチップにかかる機能を
示す概念図である。
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータチップ 2 内蔵ユーザROM 3 クロック回路 4 外部通信装置 5 中央処理装置(CPU) 6 書込み禁止フラグ 7 セキュリティチェック回路 8 外部通信回路 9 ユーザテストタイマー 10 リセット回路 11 モード切り替え回路 12 書込み制御回路 13 ブートROM 14 ユーザテストROM 16 バンク切り換え回路 18 ROM書込み装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フラッシュメモリ等の再書込み可能な内
    蔵ユーザROMと、 該内蔵ROMへのプログラムの書込みの禁止又は許容の
    データを格納する書込み禁止フラグと、 前記内蔵ユーザROMへの書込みを書込み禁止フラグの
    状況に基づき制御する書込み制御回路と、 外部通信手段からの信号に基づき内蔵ユーザROMにユ
    ーザテストプログラム又はアプリケーションプログラム
    を書き込んだり、書込み禁止フラグへのデータ等の通信
    を行う外部通信回路と、 内蔵ユーザROMに書かれたプログラムが認定を受けた
    ものか否かについて内蔵ユーザROMを走査してチェッ
    クコードの演算と内蔵ユーザROMに記憶されたチェッ
    クコードとの比較を行ない、一致しない時にプログラム
    の実行を禁止し、一致した時に内蔵ユーザROMのプロ
    グラムを実行させるセキュリティチェック回路と、 一定時間内蔵ユーザROMのユーザテストプログラムを
    実行させるユーザテストタイマと、 前記書込み禁止フラグのチェックを行い内蔵ユーザRO
    Mへの書込みが可の時は、前記セキュリティチェック回
    路を停止しユーザテストタイマを稼働させ、書込み不可
    の時にセキュリティチェック回路を稼働させるような制
    御プログラムが格納されたブートROMと、 内蔵ユーザROMに書かれたアプリケーションプログラ
    ム及びユーザーデータに基づき遊技プログラムまたはユ
    ーザテストプログラムを実行するための中央処理装置
    (CPU)と、 前記CPUのモードを内蔵ユーザROMの内容を実行す
    るチップモードと、内蔵ユーザROMへのプログラムの
    書込み、消去及び書込み禁止処理行うプログラムモード
    との切り替えを行うモード切り替え回路とからなる遊技
    機制御用マイクロコンピュータチップ。
  2. 【請求項2】 所定の領域にアプリケーションプログラ
    ム並びにアプリケーションプログラムに基づき演算され
    たチェックコードが書込み可能なフラッシュメモリ等の
    再書込み可能な内蔵ユーザROMと、 ユーザテストプログラムが格納されたフラッシュメモリ
    等の再書込み可能なユーザテストROMと、 該内蔵ROMへのプログラムの書込みの禁止又は許容の
    データを格納する書込み禁止フラグと、 前記内蔵ユーザROMへの書込みを書込み禁止フラグの
    状況に基づき制御する書込み制御回路と、 外部通信手段からの信号に基づき内蔵ユーザROMにプ
    ログラムを書き込んだり、書込み禁止フラグへのデータ
    等の通信を行う外部通信回路と、 内蔵ユーザROMに書かれたプログラムが認定を受けた
    ものか否かについて内蔵ユーザROMを走査してチェッ
    クコードの演算と内蔵ユーザROMに記憶されたチェッ
    クコードとの比較を行ない、一致しない時にプログラム
    の実行を禁止し、一致した時に内蔵ユーザROMのプロ
    グラムを実行させるセキュリティチェック回路と、 一定時間ユーザテストROMのユーザテストプログラム
    を実行させるユーザテストタイマと、 書込み禁止フラグのチェックを行い内蔵ユーザROMへ
    の書込みが可の時は、前記セキュリティチェック回路を
    停止しユーザテストタイマを稼働させ、書込み不可の時
    にセキュリティチェック回路を稼働させるような制御プ
    ログラムが格納されたブートROMと、 内蔵ユーザROM又はユーザテストROMに書かれたプ
    ログラムに基づき遊技プログラムを実行するための中央
    処理装置(CPU)と、 前記内蔵ユーザROM及びユーザテストROMとCPU
    との接続を切り替え接続するバンク切り替え回路とから
    なり、 前記バンク切り替え回路が、内蔵ユーザROMが書込み
    可の時にユーザテストROMとCPUとを接続し、書込
    み不可の時に内蔵ユーザROMとCPUとを接続するよ
    うに構成されていることを特徴とする遊技機制御用マイ
    クロコンピュータチップ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012020112A (ja) * 2010-06-15 2012-02-02 Takao Co Ltd 遊技機制御用マイコンチップ
JP2014158583A (ja) * 2013-02-20 2014-09-04 Sammy Corp 遊技機

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