JPH11299703A - 暖房便座装置 - Google Patents

暖房便座装置

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JPH11299703A
JPH11299703A JP12526198A JP12526198A JPH11299703A JP H11299703 A JPH11299703 A JP H11299703A JP 12526198 A JP12526198 A JP 12526198A JP 12526198 A JP12526198 A JP 12526198A JP H11299703 A JPH11299703 A JP H11299703A
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JP
Japan
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toilet seat
toilet
heating
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warm air
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JP12526198A
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English (en)
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Takenori Fukushima
武徳 福島
Yumiko Kataoka
由美子 片岡
Shingo Tanaka
真吾 田中
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トイレ内に人が居るときのみ暖房便座装置
の電源をON状態にし、トイレ内に人が居ない時の無駄
な電力消費を無くすことのできる即暖性のトイレ暖房便
座装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 便座、便蓋を有する暖房便座装置にお
いて、温風発生手段を有し、その温風を利用して便座表
面を暖めることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トイレの暖房便座
装置において、その熱源に温風を利用した即暖性を有す
る暖房便座装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トイレの暖房便座は、その熱源と
してチュービングヒータを使用して、図7に示すよう
に、便座上部21裏面に全体が均一な温度になるように
チュービングヒータ22を曲げながらアルミ箔のような
伝熱性の高い放熱板23に貼り付け、最後に便座下部2
4を超音波溶着等の方法で接着していた。チュービング
ヒータ22は、広い用途で用いられているので安価で信
頼性が高いため、現在の暖房便座のほとんどはこの方式
が用いられている。
【0003】また、このチュービングヒータ22を使う
代わりに面状発熱ヒータを使用する提案もある。例をあ
げると、表面温度が均一な面状発熱ヒータを便座成形時
にインサート成形することにより、成形コストの低減及
び便座表面温度を均一にすることが提案されている(例
えば、特公平7―10250号参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】便座にはある程度の強
度、すなわちJISA−44229.13.1に規定さ
れている便座強度試験を行い、その試験後に便座にひび
割れ、破損、変形、断線等の異常のないことが要求され
ているため、便座の樹脂層にその規定をクリアすること
ができるよう厚みを設ける必要がある。したがって、上
記従来の方法による暖房便座構造では、樹脂層の厚みが
厚くなり、樹脂層を熱が伝導するのに時間がかかるた
め、結果的に便座表面温度が所定の温度になるまでかな
りの時間がかかっていた。そのため、十分な暖房効果を
得るためには、トイレ内に人が居る居ないにかかわら
ず、熱源の電源を常時ONの状態にしておく必要があっ
た。よって、トイレの使用時間は短いにもかかわらず、
常に暖房暖房装置の電源をON状態にしており、トイレ
内に人が居ないにも拘わらず電力を消費し、結果的に無
駄に電力を消費していた。これを解決するための手段と
して、タイマーによって暖房する時間帯を設定すること
が試みられているが、たまたま暖房時間帯とはずれて使
用する場合は暖房がきいていないといったように、かえ
って使い勝手を悪くしている結果ともなっており、根本
的な解決にはなっていなかった。
【0005】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたもので、トイレ内に人が居るときのみ暖房
便座装置の電源をON状態にし、トイレ内に人が居ない
時の無駄な電力消費を無くすことのできる即暖性のトイ
レ暖房便座装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項第1項記載の発明は、便座、便蓋を有
する暖房便座装置において、温風発生手段を有し、その
温風を利用して便座表面を暖めることを特徴とする。
【0007】本発明においては、便座内部に埋設した熱
源では、便座表面を昇温するのに時間がかかるため、便
座の表面を温風によって、直接暖め即暖性を高めるもの
である。この即暖効果のある暖房便座装置を利用すれ
ば、トイレ内に人が入ったことを検知して暖房便座装置
の電源をONし、人が出たことを検知して電源をOFF
にする制御手段と組み合わせることにより、トイレ内に
人が居るときのみ電源をON状態とすることができる。
その結果、トイレ内に人が居ない時に暖房しておくこと
による無駄な電力消費を無くすことができる。
【0008】請求項第2項記載の発明は、トイレ内暖房
機能として温風発生手段を有する暖房便座装置におい
て、前記温風発生手段として、トイレ内暖房用の温風発
生手段を兼用したことを特徴とする。
【0009】本発明においては、トイレ空間を暖房する
手段として温風を発生する装置が組み込まれている暖房
便座装置の温風発生手段を便座表面を暖める手段と兼用
することにより、熱源が1つですみ、部品点数の削減が
図れるとともに、本体のコンパクト化をも実現できる。
【0010】請求項第3項記載の発明は、おしり乾燥機
能として温風発生手段を有する暖房便座装置において、
前記温風発生手段として、おしり乾燥用の温風発生手段
を兼用したことを特徴とする。
【0011】本発明においては、温水洗浄便座の機能と
して、一般化されているおしり乾燥機能を有する暖房便
座装置において、おしり乾燥機能に用いる温風発生手段
を便座表面を暖める手段と兼用することにより、熱源が
1つですみ、部品点数の削減が図れるとともに、本体の
コンパクト化をも実現できる。
【0012】請求項第4項記載の発明は、便座、便蓋を
有する暖房便座装置において、便蓋に便座に沿った溝が
刻まれていることを特徴とする。
【0013】本発明においては、便蓋を閉めた状態にし
た時に、便蓋に刻まれた溝と便座によって、ダクトが形
成される。このダクトに温風を通せば、温風を便座に沿
って流すことができ、便座表面を効率良く暖めることが
できる。
【0014】請求項第5項記載の発明は、便座、便蓋を
有する暖房便座装置において、温風発生手段を有し、そ
の温風を利用して着座の直前に人の臀部を暖めること特
徴とする。
【0015】本発明においては、温風発生手段によっ
て、着座しようとしている人の臀部を瞬間的に暖めるこ
とにより、便座自体を暖めなくても、座った瞬間のひん
やり感を緩和することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面により詳細に説明する。図1に示すように、暖房便座
装置1の機能ボックス3の中に、温風を送風する温風フ
ァン4が内蔵されている。図2に示すように、機能ボッ
クス3から便座2に向けて、温風の吹き出口5が開口し
ている。人体検出手段6によって、人体を検知すると、
温風の送風を開始し、便蓋7を開けるまで送風を続け、
人がトイレに入ってから着座するまでに、便座2の表面
がひんやり感がなくなる温度になるよう温風の温度及び
送風量を設定する。
【0017】また、上記とは別の温風の利用方法とし
て、人が着座する直前に便座上面に温風を吹きかける方
法が考えられる。この場合は、便蓋の開の信号によっ
て、温風の送風を開始し、着座信号で送風を停止する動
作シーケンスをとることになる。
【0018】
【実施例1】第1の実施例として、温水洗浄便座のおし
り乾燥用温風ファンを暖房便座用温風ファンと兼用した
例を図3に基づき説明する。図3は図1に示した温風フ
ァン4の断面図である。4は温風ファン、8はファンの
羽根、9はモータ、10はヒータ、11は送風切り替え
板、12は暖房便座用ダクト、13はおしり乾燥用ダク
トである。
【0019】次に、動作について説明する。人がトイレ
内に入ると人体検知センサ6が人体を検知すると、ヒー
タ10及びモータ9に通電し、温風を発生させる。この
人体検知センサ6は、便蓋7を閉めた状態でも開けた状
態でも人体を検出可能な位置に取り付けられ、人体まで
の距離を測定することにより人体がどの位置にあるかを
検出できるものである。その時、送風切り替え板11は
点線11’の位置に切り替わり、暖房便座用ダクト12
側へ温風を送風し、便座の暖房を開始する。この動作は
人が着座するまで継続される。
【0020】また、人が着座した状態で、おしり乾燥開
始の操作をすると、送風切り替え板11は実線で示す位
置に切り替わり、おしり乾燥用ダクトへ温風を送風し、
おしり乾燥を開始する。送風切り替え板11は図示しな
いモーター等の駆動装置によって所定の位置へ動かされ
る。
【0021】本実施例では、温風発生手段を暖房便座及
びおしり乾燥機能の両方に利用することにより、暖房便
座の即暖性を発揮させるとともに、部品点数を削減する
ことができる。
【0022】第2の実施例として、トイレ暖房装置の温
風発生手段が暖房便座の昇温手段と兼用されている例を
図4、5、6に基づき説明する。図4はトイレ暖房用の
温風発生手段を備えた暖房便座を示す図である。図4に
おいて、13は便蓋7の便座と対向する面に刻まれた便
座表面に温風を送風するためのダクトとなる溝、14は
トイレ暖房のための温風の吹き出口スリット、15はト
イレ暖房スイッチである。図5は便蓋7を閉じた状態の
図であり、図6は図5のA−A’断面図である。図6に
おいて、16は便座2と便蓋7とで形成される温風ダク
トである。
【0023】次に、動作について説明する。まず、人が
トイレを使用していない時は、図5のように便蓋7が閉
じられた状態になっている。トイレ暖房スイッチ15を
ONにしておけば、トイレの気温に応じて、温風を送風
したり、止めたりが繰り返される。送風された温風は図
6に示すように、便座2と便蓋7とで形成されたダクト
16通って便座表面に送風されれ、最終的には吹き出口
スリット14からトイレ空間へ吹き出される。それによ
って、便座2及びトイレ空間は暖房された状態になって
いる。
【0024】トイレ暖房を行わない季節については、人
体検知センサ6によって人体を検知したら、温風の送風
を開始し、便蓋7が開かれるまでこの動作を続け、便座
表面を暖める。
【0025】本実施例では、温風発生手段を暖房便座及
びトイレ暖房機能の両方に利用することにより、暖房便
座の即暖性を発揮させるとともに、部品点数を削減する
ことができる。
【0026】
【発明の効果】従来の暖房便座装置は、通電してから所
定の温度になるまでに、かなりの時間がかかるため、ト
イレを使用するしないにかかわらず、通電するため無駄
な電力を消費していたが、本発明の即暖性を有する暖房
便座装置により、トイレを使用する時のみ便座を暖めれ
ば済むので、大幅な節電が図れ、結果的に電気代が大幅
に削減できる。また、温風発生手段を他の機能と兼用す
ることにより、部品点数の削減が図れ、装置のコンパク
ト化及びコストダウンが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の暖房便座装置を示す図である。
【図2】本発明の暖房便座装置の便蓋を開けた状態を示
す図である。
【図3】図3は、図1に示しす温風ファンの断面図であ
る。
【図4】図4はトイレ暖房用の温風発生手段を備えた暖
房便座装置を示す図である。
【図5】図5は、図4のに示しす暖房便座装置の便蓋を
閉じた状態を示す図である。
【図6】図6は、図5のA−A’断面図である。
【図7】図7は、従来の暖房便座を示す図である。
【符号の説明】
1…暖房便座装置、2…便座、3…機能ボックス、4…
温風ファン、5…温風吹き出口、6…人体検出手段、7
…便蓋、8…ファンの羽根、9…モータ、10…ヒー
タ、11…送風切り替え板、12…暖房便座用ダクト、
13…おしり乾燥用ダクト、14…温風吹き出口スリッ
ト、15…トイレ暖房スイッチ、16…ダクト、21…
便座上部、22…チュービングヒータ、23…放熱板、
24…便座下部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便座、便蓋を有する暖房便座装置にお
    いて、温風発生手段を有し、その温風を利用して便座表
    面を暖めることを特徴とする暖房便座装置。
  2. 【請求項2】 トイレ内暖房機能として温風発生手段
    を有する暖房便座装置において、前記便座表面を暖める
    ための温風発生手段として、トイレ内暖房用の温風発生
    手段を兼用したことを特徴とする請求項第1項記載の暖
    房便座装置。
  3. 【請求項3】 おしり乾燥機能として温風発生手段を
    有する暖房便座装置において、前記便座表面を暖めるた
    めの温風発生手段として、おしり乾燥用の温風発生手段
    を兼用したことを特徴とする請求項第1項記載の暖房便
    座装置。
  4. 【請求項4】 便座、便蓋を有する暖房便座装置にお
    いて、便蓋の便座に対向する面に、便座に沿って温風を
    流すためのダクトとなる溝が刻まれていることを特徴と
    する請求項第1項乃至請求項第3項記載の暖房便座装
    置。
  5. 【請求項5】 便座、便蓋を有する暖房便座装置にお
    いて、温風発生手段を有し、その温風を利用して着座の
    直前に人の臀部を暖めること特徴とする暖房便座装置。
JP12526198A 1998-04-20 1998-04-20 暖房便座装置 Pending JPH11299703A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006109897A (ja) * 2004-10-12 2006-04-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd トイレ空調装置とそれを用いた温水局部洗浄便座
WO2021042491A1 (zh) * 2019-09-03 2021-03-11 乐家洁具(苏州)有限公司 马桶的控制方法及马桶

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