JPH11299164A - モータの界磁コイル端末の固定構造 - Google Patents

モータの界磁コイル端末の固定構造

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JPH11299164A
JPH11299164A JP10590498A JP10590498A JPH11299164A JP H11299164 A JPH11299164 A JP H11299164A JP 10590498 A JP10590498 A JP 10590498A JP 10590498 A JP10590498 A JP 10590498A JP H11299164 A JPH11299164 A JP H11299164A
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JP
Japan
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terminal
field coil
terminal plate
motor
nut
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JP10590498A
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Manabu Morimoto
学 森本
Takao Negishi
孝雄 根岸
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Sawafuji Electric Co Ltd
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Sawafuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 界磁コイルの整形寸法のばらつきを吸収し、
端末の固定を確保できるモータの界磁コイル端末の固定
構造を提供する。 【解決手段】 界磁コイルと磁極を内周に備えたヨーク
の両端にアーマチュアを軸支する軸受を備えたブラケッ
トを有するモータにおいて、アーマチュアに電機子巻線
とフラットコンミテータを備える。フラットコンミテー
タに軸方向に接する複数のブラシを収納する第1の凹部
と非円形状の内壁を有する第2の凹部をブラケットの一
方に形成する。ブラシのピグテールに貫通穴を有する端
子板を設け、第2の凹部内に非回転かつ軸方向移動可能
にナットを遊嵌させ、界磁コイルの端末に貫通穴を設け
て端子板とを重合させ、軸方向に止めねじを挿入してナ
ットで螺合して接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、界磁コイルを内側
に備えかつ中空筒状に形成された固定子と、この固定子
内に回転可能に設けられた回転子とを有するモータの界
磁コイルの端末を、例えばブラシアセンブリのような他
のモータ構成部材の端末と接続固定するモータの界磁コ
イル端末の固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は本発明の対象であるモータの例を
示す要部縦断面図、図4は図3における要部A−A線端
面図、図5は図4における要部BOB線断面図である。
これらの図において、101は固定子であり、例えば軟
鉄のような強磁性材料により中空円筒状に形成されたヨ
ーク2と、例えば金属材料により切削加工または鋳造に
より形成されたフロントブラケット4および熱可塑性樹
脂材料により椀状に形成されたリヤブラケット3とによ
って構成され、スルーボルト(図示せず)によって一体
化される。次に105は回転子であり、電機子106お
よび整流子107を備えており、前記フロントブラケッ
ト4に圧入されるボールベアリング9およびリヤブラケ
ット3に設けられたブッシュ軸受8によって回転可能に
支持されている。
【0003】次に10は磁極であり、ヨーク2の内周面
に突設され、例えば円周方向等間隔に4個設けられてお
り、これらの磁極10には夫々界磁コイル11が巻装さ
れている。回転子105を構成する電機子106は、固
定子101の磁極と対向して設けられると共に、電機子
106は複数個の電機子コイルによって構成され、これ
らのコイルは整流子107を構成する複数個の整流子片
(何れも図示せず)と接続されている。12,13は絶
縁材料により例えば半月板状に形成されたプレートであ
り、リヤブラケット3の開口を閉塞している。ブラシ1
4は、例えば対向するブラシ14,14間を(+)ブラ
シリード16および(−)ブラシリード15によって接
続され、(−)ブラシリード15には導電材料からなる
端子板17が、(+)ブラシリード16には導電材料か
らなり、リヤブラケット3に設けられた給電端子18が
各々接続されている。
【0004】19は圧縮コイルばねであり、リヤブラケ
ット3内に設けられ、ブラシ14を整流子107の端面
に設けられた、例えば扇形板状の整流子片(図示せず)
に付勢接触するように形成されている。20はプレート
12,13をリヤブラケット3に固定するための止めね
じ、21はオイルシール、22は前記スルーボルト挿通
用の穴である。
【0005】次に図3において23は界磁コイル11の
端末であり、導電材料により例えばL字板状に形成され
ている。24はめねじ部材であり、リヤブラケット3内
に、例えばタップ加工またはインサート成形手段によっ
て埋設されている。25は止めねじであり、端子板17
と端末23とを重合させた状態でこれらを貫通し、めね
じ部材24に螺合締結させることにより、端子板17と
端末23とを電気的かつ機械的に接続固定するものであ
る。なお界磁コイル11の他方の端末(図示せず)は、
例えばヨーク2とアース接続されている。
【0006】上記の構成により、給電端子18を直流電
源と接続すれば、固定子101の界磁コイル11および
回転子105の電機子コイルに電流が供給され、両コイ
ルに発生する磁界の相互作用により、回転子105を回
転させることができるのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のモータにお
いて、界磁コイル11の端末23は端子板17を重合さ
せた状態で、止めねじ25を介してリヤブラケット3に
埋設されためねじ部材24に固定するのであるが、界磁
コイル11の整形時のばらつきにより、止めねじ25が
完全に締結できないことがある。
【0008】すなわち、図3において界磁コイル11の
端末23のモータ軸線方向の位置が右方にずれた状態に
整形されている場合には、端末23と端子板17との間
に隙間が発生するため、両者間の密着が不充分となる。
このため電気的導通および固定状態の確保が不完全とな
り、モータの不作動等信頼性を低下させるおそれがあ
る。
【0009】なお上記のような端末23と端子板17と
の間の隙間がある状態で、止めねじ25を過剰に締め付
けた場合には、界磁コイル11を構成する巻線に非所望
な引張荷重が作用することとなり、巻線の絶縁部材の破
れの懸念も生ずる。
【0010】本発明は、上記従来技術に存在する問題点
を解決し、界磁コイルの整形時の寸法ばらつきを吸収
し、端末の接続および固定を確保し得るモータの界磁コ
イル端末の固定構造を提供することを課題とするもので
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明においては、アーマチュアに電機子巻線と
フラットコンミテータを備え、前記フラットコンミテー
タに軸方向に接する複数のブラシを収納する第1の凹部
と非円形状の内壁を有する第2の凹部をブラケットの一
方に形成し、前記ブラシのピグテールに貫通穴を有する
端子板を設け、前記第2の凹部内に非回転かつ軸方向移
動可能にナットを遊嵌させ、界磁コイルの端末に貫通穴
を設けて前記端子板とを重合させ、軸方向に止めねじを
挿入して前記ナットで螺合して接続する、という技術的
手段を採用した。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態を示す
要部断面図、図2は図1における構成部材の要部説明図
であり、(a)は要部断面、(b)は(a)におけるC
方向矢視である。なお図6は本発明のモータの要部縦断
面図である。
【0013】図1および図2において、26は凹部であ
り、リヤブラケット3の内端面に設けられ、その横断面
形状を例えば六角形に形成し、6面の内壁を有するよう
に構成する。次に27は逃げ穴であり、前記凹部26の
奥側に、凹部26と連通させて設けられ、その横断面形
状を例えば円形に形成する。28は六角ナットであり、
止めねじ25と螺合し、界磁コイルの端末23と端子板
17とを重合させた状態で両者を締結するものである。
29,30は各々座金およびばね座金である。
【0014】凹部26は六角ナット28の厚さ寸法以上
の深さ寸法に、かつ六角ナット28を非回転かつ軸線方
向移動可能に収容できる横断面内形寸法に形成すると共
に、逃げ穴27は止めねじ25のねじ外径寸法より大な
る内径寸法に形成する。
【0015】図6を併せ参照して説明すると、中空円筒
状のヨーク2の内周に複数個の磁極10が溶接またはね
じ止めで固設され、これらの磁極10には界磁コイル1
1が巻装されてヨークASSY1が構成される。アーマ
チュア5はシャフト6およびフラットコンミテータ7を
備えており、後述のブッシュ軸受8およびボールベアリ
ング9によって軸支され回転自在となっている。
【0016】フラットコンミテータ7は円板状の絶縁部
材の一表面に扇形をなす整流子片を周方向に多数埋設し
て形成され、これらの整流子片はアーマチュア5の電機
子巻線に電気的に接続される。また上記整流子片に摺接
されるブラシ14も横断面扇形状に形成されており、圧
縮コイルばね19によりアーマチュア5の軸線方向に付
勢されている。
【0017】リヤブラケット3は熱硬化性樹脂によりほ
ぼ椀状に形成され、前記ヨークASSY1にインロー結
合可能となっており、その中心部には前述のブッシュ軸
受8が備えられている。またリヤブラケット3には周方
向90°宛隔たって前記ブラシ14を収納する凹部が設
けられると共に、ブラシ14のピグテールを導く溝も設
けられている。
【0018】外部給電端子から給電された電流は、ブラ
シ14およびフラットコンミテータ7を介してアーマチ
ュア5の電機子巻線に流れた後に、端子板17から界磁
コイル11の端末を通って界磁を発生させ、界磁コイル
11の他端からヨーク2によってアース回路に導かれ
る。
【0019】フロントブラケット4は椀状に形成され、
前記ヨークASSY1にインロー結合され、スルーボル
トによって前記リヤブラケット3との間にヨークASS
Y1を挟着固定する。フロントブラケット4の中心部に
は前記ボールベアリング9が設けられ、アーマチュア5
を軸支する。
【0020】次にモータを組立てる手順について説明す
る。まずリヤブラケット3に給電端子およびブッシュ軸
受8を組付けた後に、複数個のブラシ14のピグテール
と端子板17を配線したブラシ組立体をセットし、プレ
ート12,13によって固定する。そしてヨークASS
Y1をリヤブラケット3にインロー結合した後に界磁コ
イル11の端末23の結線作業に入る。
【0021】界磁コイル11(図示せず、図3における
符号11参照)の端末23を固定するには、まず六角ナ
ット28をリヤブラケット3の凹部26内に収容し、こ
の六角ナット28上に端子板17および端末23を順に
重合させた状態で、座金29およびばね座金30を挿通
させた止めねじ25を、ヨークASSY1のフロント側
から上記端末23および端子板17それぞれに設けられ
た貫通穴を貫通して六角ナット28に螺合させて締結す
ればよい。
【0022】この場合、端末23と端子板17との間に
間隙が存在していても、止めねじ25と六角ナット28
との螺合締結により、六角ナット28が図1に示すよう
に凹部26内を非回転のまま右方に移動するから、端末
23と端子板17とは確実に密着固定されるのである。
なお止めねじ25は逃げ穴27と非干渉状態に形成して
あるから、上記止めねじ25の締結には何等の支障もな
いのである。
【0023】端末23のモータ軸線方向長さは、大量生
産においては整形時に若干のばらつきがあるが、このば
らつきは端子板17を締結する止めねじ25と六角ナッ
ト28がそれらの軸線方向に移動することによって吸収
される。
【0024】次の工程において、アーマチュア5をヨー
クASSY1のフロント側より挿入し、シャフト6をブ
ッシュ軸受8によって軸支する。同時に複数個のブラシ
14はフラットコンミテータ7により押圧され、圧縮コ
イルばね19によって弾発付勢されて、前記フラットコ
ンミテータ7に摺接する。最後にボールベアリング9を
備えたフロントブラケット4をヨークASSY1にイン
ロー結合するとともに、シャフト6をボールベアリング
9に圧入し、スルーボルトによりリヤブラケット3にヨ
ークASSY1を挟着固定する。
【0025】上記の実施の形態においては、凹部26の
横断面内形輪郭を六角形に形成した例について記述した
が、これに限らず三角、四角その他の幾何学的形状と
し、これらに対応する形状のナットを使用すればよく、
要するに凹部26を非円形とし、この凹部26内にナッ
トを非回転かつ軸方向移動可能に配設すればよい。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上記述するような構成および
作用であるから、界磁コイルの整形時の寸法ばらつきを
吸収してその端末を確実に固定することができ、界磁コ
イルの巻線に非所望な引張荷重を作用させることなく、
作業性および信頼性を大幅に向上させ得るという効果を
奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す要部断面図である。
【図2】図1における構成部材の要部説明図であり、
(a)は要部断面、(b)は(a)におけるC方向矢視
を示す。
【図3】本発明の対象であるモータの例を示す要部縦断
面図である。
【図4】図3における要部A−A線端面図である。
【図5】図4における要部BOB線断面図である。
【図6】本発明のモータの要部縦断面図である。
【符号の説明】
3 リヤブラケット 11 界磁コイル 17 端子板 23 端末 26 凹部 27 逃げ穴

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 界磁コイルと磁極を内周に備えたヨー
    ク、前記ヨークの両端に軸受を備えたブラケット、前記
    軸受によって回転自在に軸支されたアーマチュアを備え
    るモータにおいて、 該アーマチュアに電機子巻線とフラットコンミテータを
    備え、前記フラットコンミテータに軸方向に接する複数
    のブラシを収納する第1の凹部と非円形状の内壁を有す
    る第2の凹部を前記ブラケットの一方に形成し、前記ブ
    ラシのピグテールに貫通穴を有する端子板を設け、前記
    第2の凹部内に非回転かつ軸方向移動可能にナットを遊
    嵌させ、前記界磁コイルの端末に貫通穴を設けて前記端
    子板とを重合させ、軸方向に止めねじを挿入して前記ナ
    ットで螺合して接続することを特徴とするモータの界磁
    コイル端末の固定構造。
JP10590498A 1998-04-16 1998-04-16 モータの界磁コイル端末の固定構造 Pending JPH11299164A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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