JPH11299138A - モータ用ステータおよびその組立方法 - Google Patents

モータ用ステータおよびその組立方法

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JPH11299138A
JPH11299138A JP9932998A JP9932998A JPH11299138A JP H11299138 A JPH11299138 A JP H11299138A JP 9932998 A JP9932998 A JP 9932998A JP 9932998 A JP9932998 A JP 9932998A JP H11299138 A JPH11299138 A JP H11299138A
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JP
Japan
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stator
cylindrical member
cores
stator core
assembling
Prior art date
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Pending
Application number
JP9932998A
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English (en)
Inventor
Toru Ikeda
透 池田
Shuji Arai
修治 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP9932998A priority Critical patent/JPH11299138A/ja
Publication of JPH11299138A publication Critical patent/JPH11299138A/ja
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な設備および工程で、ステータを効率的か
つ高精度に組み立てることを可能にする。 【解決手段】ステータ14は、それぞれコイル22が巻
き付けられた複数のステータコア18と、前記ステータ
コア18同士が円環状に連接された状態で該ステータコ
ア18を一体的に圧入する鉄系材料製の円筒部材24
と、前記ステータコア18が圧入された前記円筒部材2
4を固定するステータハウジング26とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ用ステータ
およびこのステータを組み立てる組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、モータのステータは、略円筒体の
内周面に半径方向に向かって突部が複数形成されてお
り、その突部の溝に導線を巻き付けるように構成されて
いる。ところが、その導線の巻き付け作業が極めて煩雑
であるという不具合が指摘されている。
【0003】そこで、例えば、特開平7−163070
号公報に開示されたステータが知られている。このステ
ータは、頭部と脚部とを有する略T字状の弾性体として
形成された複数のステータコアを備え、このステータコ
アは、前記頭部の円周方向の一端部に凹部を設け、他端
部に前記凹部に対応する凸部を形成し、前記凸部を隣接
する他のステータコアの凹部に嵌合して円周状に連結さ
れてステータを構成している。
【0004】このステータでは、ステータコアの脚部に
導線が巻き付けられた後、前記ステータコアが互いに凹
部と凸部とを嵌合して円周状に連接される。次に、ステ
ータコアが保持体で軸芯方向に締め付けられた状態で円
筒体内に挿入され、前記保持体による締め付け力が解除
されることによって、前記ステータコアが拡径して前記
円筒体の内周面に圧接する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、ステータコアの挿入作業を円滑に行うた
めに、円筒体を予め加熱する焼き嵌め方式が採用されて
いる。この円筒体がアルミナ系材料から構成されてお
り、鉄系材料からなるステータコアをこの円筒体に押し
込むと、損傷が発生し易いからである。このため、円筒
体を加熱および冷却するための装置が必要となり、設備
費が高騰するとともに、工程が複雑化し、生産効率が低
下するという問題が指摘されている。
【0006】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、簡単な設備および工程でステータを確実に組み立
てるとともに、このステータの組立作業の効率化が容易
に可能なモータ用ステータおよびその組立方法を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るモータ用ス
テータおよびその組立方法では、複数のステータコアに
それぞれ導線が巻き付けられた後、前記複数のステータ
コア同士が円環状に連結された状態で、該ステータコア
が円筒部材に一体的に圧入される。
【0008】このため、従来の焼き嵌め方式のような加
熱および冷却装置が不要になるとともに、組立工程全体
が一挙に簡素化し、生産効率が有効に向上する。ここ
で、円筒部材が鉄系材料で形成されており、ステータコ
アの圧入時に前記円筒部材が破損する等の不具合を確実
に阻止することが可能になる。これにより、簡単な構成
および工程で、ステータを極めて効率的に組み立てるこ
とができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態に係る
モータ用ステータの組立方法が適用されるモータジェネ
レータ10の概略正面図であり、図2は、前記モータジ
ェネレータ10の縦断面説明図である。
【0010】モータジェネレータ10は、例えば、ガソ
リンを燃焼させることによって駆動力を発生させる内燃
エンジンを備えたハイブリッド車両に組み込まれてお
り、回生による発電および電力により駆動力を発生させ
て内燃エンジンの出力をアシストする機能を有する。
【0011】モータジェネレータ10は、図示しない内
燃エンジンから延在するクランクシャフト11に固定さ
れる円形状のロータ12と、このロータ12の外周部に
装着されるドーナツ形状のステータ14とを備える。ロ
ータ12の外周部には、複数の磁石16がN極およびS
極を交互にして配設されている。
【0012】ステータ14は、それぞれ円周方向に複数
配置されるステータコア18と、このステータコア18
の外周部に断面略コ字状のガイド部材20を介して巻き
付けられるコイル(導線)22と、前記ステータコア1
8同士が円環状に連接された状態で該ステータコア18
を一体的に圧入する円筒部材24と、前記円筒部材24
をねじ止め固定するステータハウジング26とを備え
る。
【0013】ステータコア18は、同一形状の弾性力の
ある鉄系材料から得られた板体を所定の枚数積層して形
成されている。図1および図3に示すように、ステータ
コア18は、頭部28と脚部30とを備えた略T字状の
形状を有している。頭部28には、円筒部材24の内周
面24aに当接する円弧状の当接面32が形成されると
ともに、円周方向の一端部に凸部34が形成される一
方、その他端部に前記凸部34に対応する凹部36が形
成される。
【0014】円筒部材24は、鉄系材料で構成され、リ
ング状を有している。円筒部材24の一側面24bに
は、前記円筒部材24をステータハウジング26にねじ
止めするための複数の孔部38が形成されるとともに、
前記円筒部材24の他側面24cには、センサ取付孔4
0a〜40cが設けられている。
【0015】図2に示すように、ガイド部材20の内燃
エンジン側には、ステータコア18の外周側に沿って周
回溝部42が形成され、この周回溝部42に導電性の3
枚の接続リング(バスプレート)44a〜44cが重畳
して装着される。接続リング44a〜44cは、それぞ
れの表面に絶縁層が形成されており、3相交流により駆
動されるようにステータコア18に巻装されたコイル2
2に対してそれぞれ2つおきに接続される。接続リング
44a〜44cから外方に突出する端子部46a〜46
cは、ステータハウジング26に設けられたコネクタ4
8より導出される端子板50a〜50cに接続される
(図1参照)。
【0016】円筒部材24のセンサ取付孔40a〜40
cには、ロータ12のステータ14に対する回転位置を
検出するための位置検出センサ52a〜52cが装着さ
れる(図2参照)。このロータ12には、ボルト54を
介してディスク状のフライホイール56が固定されると
ともに、このフライホイール56にボルト58を介して
検出プレート60が固定され、この検出プレート60に
は、位置検出センサ52a〜52cに対向するように孔
部62が形成されている。
【0017】フライホイール56は、クラッチ機構64
を構成している。このクラッチ機構64は、駆動力を切
り換えて図示しない駆動軸に伝達するトランスミッショ
ン66に連結されている。
【0018】このように構成されるモータジェネレータ
10において、ステータ14を組み立てる方法について
以下に説明する。
【0019】先ず、図4に示すように、ステータコア1
8の脚部30には、ガイド部材20を介して導線による
巻線が施され、コイル22が設けられる。このコイル2
2には、端末処理等が施される。
【0020】次に、図5に示すように、コイル22が設
けられた複数のステータコア18同士が円環状に連結さ
れる。具体的には、各ステータコア18の頭部28に設
けられた凸部34を隣接する凹部36に嵌合することに
より、前記ステータコア18同士が連結される。複数の
ステータコア18は、図示しない保持手段によって保持
された状態で円筒部材24の内周面24aに一体的に圧
入される(図6参照)。さらに、図7に示すように、ガ
イド部材20の周回溝部42に接続リング44a〜44
cが装着されるとともに、結線作業等の所定の処理が施
される。そして、円筒部材24がステータハウジング2
6にねじ止め固定される。
【0021】この場合、本実施形態では、コイル22が
装着された複数のステータコア18同士を円環状に連接
した状態で、前記ステータコア18を円筒部材24の内
周面24aに一体的に圧入している。このため、従来の
ように、円筒部材24を予め加熱してステータコア18
を焼き嵌めするものに比べ、この円筒部材24の加熱お
よび冷却装置が不要になるとともに、組立工程が一挙に
削減される。これにより、設備費を有効に削減し得ると
ともに、ステータ14の組立作業が一挙に効率的かつ迅
速に遂行されるという効果が得られる。
【0022】しかも、円筒部材24は、ステータコア1
8と同様に、鉄系材料で形成されている。従って、ステ
ータコア18を円環状に維持して円筒部材24内に圧入
する際、この円筒部材24の内周面24aに損傷が惹起
したり、該円筒部材24が破損する等の不具合を有効に
回避し、高品質なステータ14を効率的に組み立てるこ
とができる。
【0023】なお、本実施形態では、円筒部材24とス
テータハウジング26とが別部材として構成されている
が、これらを一体的に構成してもよい。また、ハイブリ
ッド車両に組み込まれるモータジェネレータ10を用い
て説明したが、これに限定されるものではなく、種々の
構造のモータに適用可能である。
【0024】
【発明の効果】本発明に係るモータ用ステータおよびそ
の組立方法では、導線が巻き付けられた複数のステータ
コア同士が円環状に連結された状態で、前記ステータコ
アを円筒部材に一体的に圧入することにより、従来の焼
き嵌め方式やボルトによる締め付け方式等に比べ、設備
が一挙に簡素化されるとともに、組立工数が大幅に削減
される。これにより、経済的かつ高品質なステータの組
立作業が効率的に遂行されるとともに、ステータ自体の
製造費が大幅に削減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るモータ用ステータの組
立方法が適用されるモータジェネレータの概略正面図で
ある。
【図2】前記モータジェネレータの縦断面説明図であ
る。
【図3】前記モータジェネレータを構成するステータの
分解斜視説明図である。
【図4】前記ステータを構成するステータコアにガイド
部材を介して巻線が施された際の説明図である。
【図5】前記巻線が施された前記ステータコアを円環状
に配置した状態の説明図である。
【図6】前記ステータコアを円筒部材に圧入した状態の
説明図である。
【図7】前記円筒部材に接続リングを組み付けた状態の
説明図である。
【符号の説明】
10…モータジェネレータ 12…ロータ 14…ステータ 18…ステータ
コア 20…ガイド部材 22…コイル 24…円筒部材 26…ステータ
ハウジング 44a〜44c…接続リング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ導線が巻き付けられた複数のステ
    ータコアと、 前記ステータコア同士が円環状に連接された状態で、該
    ステータコアを一体的に圧入する鉄系材料製円筒部材
    と、 を備えることを特徴とするモータ用ステータ。
  2. 【請求項2】複数のステータコアにそれぞれ導線を巻き
    付ける工程と、 前記導線が巻き付けられた前記複数のステータコア同士
    を円環状に連接する工程と、 前記円環状に連接された該ステータコアを円筒部材の内
    周に一体的に圧入する工程と、 を有することを特徴とするモータ用ステータの組立方
    法。
  3. 【請求項3】請求項2記載の組立方法において、前記円
    筒部材は、鉄系材料で形成されることを特徴とするモー
    タ用ステータの組立方法。
JP9932998A 1998-04-10 1998-04-10 モータ用ステータおよびその組立方法 Pending JPH11299138A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003235186A (ja) * 2002-02-07 2003-08-22 Denso Corp 磁石発電機の製造方法
JP2005312119A (ja) * 2004-04-19 2005-11-04 Harmonic Drive Syst Ind Co Ltd 分割コア式モータステータおよびその組立方法
KR20140078046A (ko) * 2012-12-14 2014-06-25 엘지이노텍 주식회사 트랙션 모터

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