JPH11299000A - ディジタル音場制御装置 - Google Patents

ディジタル音場制御装置

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JPH11299000A
JPH11299000A JP10115997A JP11599798A JPH11299000A JP H11299000 A JPH11299000 A JP H11299000A JP 10115997 A JP10115997 A JP 10115997A JP 11599798 A JP11599798 A JP 11599798A JP H11299000 A JPH11299000 A JP H11299000A
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JP
Japan
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signal
sampling
circuit
sound field
downsampling
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JP10115997A
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English (en)
Inventor
Hisaaki Sato
弥章 佐藤
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 演算量を増加させることなく細かい音場調整
を可能にする。 【解決手段】 入力される左側音声信号Sig1-in をダウ
ンサンプリング回路2aL,2bLによりダウンサンプ
リングすることで特定周波数帯域の信号を取り出し、可
変遅延回路3aL〜3fL,FIRフィルタ4aL〜4
fLにより波形調整した信号を、同様にダウンサンプリ
ングして波形調整した右側用信号とミキサで合成した
後、レベル調整用ボリューム回路6aL〜6cL,6a
R〜6cRでボリュームを調整することにより、音場調
整された出力音声信号を得る。このとき、原信号にも可
変遅延回路、FIRフィルタで調整を行うことにより、
入力音声信号全体と特定周波数帯域の信号との両方に対
する音場調整が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタル音場制御
装置に関し、特に、リスニングルーム内の音像を所望の
位置に定位して、希望する方向から希望する響きを持っ
て音が聞こえてくるように入力音声信号を調整する機能
や、各楽器の音色を好みに応じて変化させる機能を有す
るディジタル音場制御装置に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ディジタル音場制御装置は、自
動車の車室内やリスニングルーム等の音場において、音
像を所望の位置に定位して、希望する方向から希望する
響きを持って音が聞こえてくるように入力音声信号を調
整する機能を持つ。この音声信号の調整は、ディジタル
音場制御装置のFIRフィルタ等のディジタルフィルタ
の係数を変えることによって行なわれる。
【0003】このディジタル音場制御装置は、HPFお
よびLPFによって、左右のディジタルオーディオ入力
信号をそれぞれ高周波数成分と低周波数成分とに分離
し、分離された各信号をそれぞれ遅延器で遅延する。そ
して、分離された低周波数成分の信号のサンプリング周
波数をダウンサンプリング手段で下げる。このダウンサ
ンプリング手段によってサンプリング周波数が下げられ
た各信号を、音場補正用FIRフィルタで所望の振幅・
位相特性の信号に変換し、左右の逆の音声の低周波数成
分の信号と加算器で加算処理した後、アップサンプリン
グ手段でサンプリング周波数を上げて、LPFでスムー
ジングした後、低周波数成分と加算する構成をとってい
る。
【0004】このディジタル音場制御装置では、ディジ
タルオーディオ入力信号を高い周波数成分と低い周波数
成分とに分離している。これは、振幅・位相変換の信号
処理を音像の定位感と相関の深い低周波成分だけに絞る
ことによって、演算量の増加を抑えるためである。さら
に、音場補正用FIRフィルタでの演算量を少なくする
ため、一旦、ダウンサンプリング手段によりサンプリン
グ周波数を下げる。そして、所望の振幅・位相特性に変
換した後、アップサンプリング手段でサンプリング周波
数を元に戻している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のデ
ィジタル音場制御装置は、LPFとサンプリングレート
の変換とで演算量を削減しているが、演算量を減らして
いるため、特定の周波数域のみの調整等、細かい音場調
整は十分ではなかった。そこで、本発明は、演算量を増
加させることなく細かい音場調整が可能なディジタル音
場制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のディジタル音場制御装置は、第1のチャネル
の音声信号が入力され、第1のサンプリングレートでダ
ウンサンプリングを行う第1のダウンサンプリング回路
と、第1のチャネルの音声信号が入力され、第1のサン
プリングレートと異なる第2のサンプリングレートでダ
ウンサンプリングを行う第2のダウンサンプリング回路
と、第1のチャネルの音声信号が入力される第1、第2
の遅延回路と、第1のダウンサンプリング回路の出力が
入力される第3、第4の遅延回路と、第2のダウンサン
プリング回路の出力が入力される第5、第6の遅延回路
と、第2のチャネルの音声信号が入力され、第3のサン
プリングレートでダウンサンプリングを行う第3のダウ
ンサンプリング回路と、第2のチャネルの音声信号が入
力され、第3のサンプリングレートと異なる第4のサン
プリングレートでダウンサンプリングを行う第4のダウ
ンサンプリング回路と、第2のチャネルの音声信号が入
力される第7、第8の遅延回路と、第3のダウンサンプ
リング回路の出力が入力される第9、第10の遅延回路
と、第4のダウンサンプリング回路の出力が入力される
第11、第12の遅延回路と、第1〜第12の遅延回路
の出力がそれぞれ入力される第1〜第12のフィルタ
と、第1〜第12のフィルタのうち奇数番目のフィルタ
の出力が入力され、同一サンプリングレートの信号をサ
ンプリングレート毎に合成し、合成された信号に対して
元の信号に戻るレートでアップサンプリングを行った
後、全ての信号を合成して第1のチャネルの音声を再生
する第1の音声再生手段と、第1〜第12のフィルタの
うち偶数番目のフィルタの出力が入力され、同一サンプ
リングレートの信号をサンプリングレート毎に合成し、
合成された信号に対して元の信号に戻るレートでアップ
サンプリングを行った後、全ての信号を合成して第2の
チャネルの音声を再生する第2の音声再生手段とを備え
る。
【0007】ここで、第1〜第12の遅延回路は、外部
からの制御信号に応じて遅延時間を変更可能であること
が望ましい。また、第1〜第12の遅延回路は、遅延時
間の変更指示があったときに、遅延時間を徐々に目標値
に近づけることが望ましい。
【0008】また、第1、第2の音声再生手段は、各サ
ンプリングレート毎に合成された信号のレベルを調整す
るレベル変更手段を備えることが望ましい。さらに、レ
ベル変更手段は、外部からの制御信号に応じて音声レベ
ルを変更可能であり、音声レベルの変更指示があったと
きに、音声レベルを徐々に目標値に近づけることが望ま
しい。
【0009】さらに、第2のダウンサンプリング回路
は、第1のダウンサンプリング回路の出力を更にサンプ
リングすることにより第1のサンプリングレートと異な
る第2のサンプリングレートでのダウンサンプリングを
実現し、第4のダウンサンプリング回路は、第3のダウ
ンサンプリング回路の出力を更にサンプリングすること
により第3のサンプリングレートと異なる第4のサンプ
リングレートでのダウンサンプリングを実現するように
することもできる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。図1は、本発明の一つの実施の形態
であるディジタル音場制御装置の構成を示すブロック図
である。この例では、2チャンネルの入力音声信号を扱
うものとして説明する。
【0011】図1において、左側用PCM音源1Lから
供給されるPCM音声データSig1-in は、ダウンサンプ
リング回路2L内の2段のダウンサンプリング回路2a
L,2bLに順次入力され、異なるサンプリングレート
を持つ2つの信号に変換される。同様に、右側用PCM
音源1Rから供給されるPCM音声データSig2-in は、
ダウンサンプリング回路2R内の2段のダウンサンプリ
ング回路2aR,2bRに順次入力され、異なるサンプ
リングレートを持つ2つの信号に変換される。
【0012】入力信号とこれが変換された信号とを含む
合計6つの信号は、可変遅延回路3aL〜3fL,3a
R〜3fRに入力され、それぞれ所定時間遅延される。
ここで遅延された信号は、それぞれFIRフィルタ4a
L〜4fL,4aR〜4fRに入力される。
【0013】上記ダウンサンプリング回路2aL,2b
L,2aR,2bRは、それぞれ入力信号に対して1/
4のレートで信号を出力する。したがって、FIRフィ
ルタ4aL〜4fL,4aR〜4fRの出力は、FIR
フィルタ4aL,4bL,4aR,4bRの出力をfs
とした場合、FIRフィルタ4cL,4dL,4cR,
4dRの出力は1/4fs、FIRフィルタ4eL,4
fL,4eR,4fRの出力は1/16fsとなる。
【0014】同一のサンプリングレートを持つFIRフ
ィルタの出力は、それぞれ左右の信号がミキサ5aL〜
5cL,5aR〜5cRで合成される。具体的には、f
sのサンプリングレートの信号を出力するFIRフィル
タ4aLとFIRフィルタ4bRの出力がミキサ5aR
で合成され、FIRフィルタ4bLとFIRフィルタ4
aRの出力がミキサ5aLで合成される。
【0015】また、1/4fsのサンプリングレートの
信号を出力するFIRフィルタ4cLとFIRフィルタ
4dRの出力がミキサ5bRで合成され、FIRフィル
タ4dLとFIRフィルタ4cRの出力がミキサ5bL
で合成される。さらに、1/16fsのサンプリングレ
ートの信号を出力するFIRフィルタ4eLとFIRフ
ィルタ4fRの出力がミキサ5cRで合成され、FIR
フィルタ4fLとFIRフィルタ4eRの出力がミキサ
5cLで合成される。
【0016】ミキサ5cL,5cRの出力は、レベル調
整用ボリューム回路6aL,6aRでレベル調整を施さ
れた後、アップサンプリング回路7aL,7aRで4倍
のサンプリングレートにアップサンプルされ、ミキサ5
dL,5dRに供給される。ミキサ5dL,5dRで
は、アップサンプリング回路7aL,7aRの出力信号
と、4倍のサンプリングレート(1/4fs)を持つミ
キサ5bL,5bRの出力をレベル調整用ボリューム回
路6bL,6bRでレベル調整した信号とが合成され
る。
【0017】上記ミキサ5dL,5dRの出力は更に、
アップサンプリング回路7bL,7bRで4倍のサンプ
リングレートにアップサンプルされ、fsのサンプリン
グレートを持つ信号に変換される。この変換された信号
は、ミキサ5eL,5eRに供給される。ミキサ5e
L,5eRでは、アップサンプリング回路7bL,7b
Rの出力信号と、これと同じくfsのサンプリングレー
トを持つミキサ5aL,5aRの出力をレベル調整用ボ
リューム回路6cL,6cRでレベル調整した信号とが
合成される。
【0018】この回路で音場制御を行う場合には、可変
遅延回路3aL〜3fL,3aR〜3fRの遅延時間を
それぞれ異ならせるとともに、FIRフィルタ4aL〜
4fL,4aR〜4fRの特性を変化させる。このと
き、可変遅延回路3aL〜3fL,3aR〜3fRやF
IRフィルタ4aL〜4fL,4aR〜4fRは、外部
からの制御信号に応じて遅延時間を変更することが可能
である。
【0019】ここで、この回路での計算量を求めてみ
る。FIRフィルタ4aL〜4fL,4aR〜4fRの
フィルタの長さをそれぞれ16,16,192,19
2,192,192,16,16,192,192,1
92,192とし、入力信号のサンプリングレートを1
00KHzとし、FIRフィルタ4aL〜4fL,4a
R〜4fRの出力信号をfilter1〜12と表した場合、
filter1,2,7,8の周波数分解能は100K/(16*2)=
3.125KHz、filter3,4,9,10の分解能は100K/
(192*4*2)≒65Hz、filter5,6,11,12の分解
能は100K/(192*4*4*2)≒16.3Hzとなる。
【0020】この場合のサンプリングレートfs当たり
の乗加算量は、filter1,2,7,8で16*4=64 、ダウ
ンサンプリング回路2aL,2aRおよびアップサンプ
リング回路7aL,7aRで16*4=64 、filter3,4,
9,10で192/4*4=192 、ダウンサンプリング回路2b
L,2bRおよびアップサンプリング回路7bL,7b
Rで16/4*4=16 、filter5,6,11,12で192/16*4
=48 であり、合計で64+64+192+16+48=384 である。
【0021】もし、上記filter5,6,11,12と同
じ分解能をダウンサンプリング・アップサンプリングを
使用せずに実現しようとした場合、192*4*4=3072の長さ
のフィルタが必要であり、乗加算の合計は3072*4=12288
となる。このように、本発明の方式を用いた場合、全て
の周波数帯域に対して細かい分解能が得られるわけでは
ないが、ある特定帯域のみに関しては高い分解能を少な
い計算量で実現できる。
【0022】図2に、各々のダウンサンプル機能が制御
可能な領域を示す。元の信号のサンプリングレートを1
00KHzとすると、入力されるPCM音声データSig1
-in ,Sig2-in には、図2の縦軸0〜50KHzの信号
が含まれている。この入力信号に対してダウンサンプリ
ング回路2aL,2aRを用いることにより、filter
3,4,9,10には、図2の領域1の信号が入力され
る(ここでは、4分割したうちの低い周波数から2番目
の信号を通過するフィルタを選択したものとして示して
いる)。
【0023】また、それを更にダウンサンプリングする
ダウンサンプリング回路2bL,2bRを用いることに
より、filter5,6,11,12には領域2の周波数帯
域の信号が入力され、この領域についてのみの信号の加
工が行われる(図の左の方でのみ行った場合)。ダウン
サンプリング・アップサンプリングで使用するフィルタ
を通常とは異なる組み合わせで使用した場合、入力信号
(図の左)の領域1の信号が出力では、図の右の方の斜
線領域に出力される。
【0024】使用する装置の出力として、この周波数帯
域の出力のみが要求される場合は、入力されたPCM音
声データSig1-in ,Sig2-in に直接かけるフィルタ4a
L,4bL,4aR,4bR(filter1,2,7,8)
は不要だが、荒い制御でもよいから、それ以外の領域の
情報もほしい場合は、今述べたフィルタとダウン・アッ
プサンプリングとを施したフィルタ出力をミキシングし
た後に出力することで、特定領域に対する細かい制御と
それ以外の領域に対する荒い制御とを両立させることが
できる。
【0025】次に、各処理をディジタル処理する場合の
計算式を説明する。数式:(アップサンプリング・ダウ
ンサンプリング:例1/4fs)について、入力信号を
sig1-in, sig2-inとし、ダウンサンプリング信号をDS1s
ig1, DS2sig1, DS1sig2, DS2sig2、ダウン・アップサン
プリング係数を Dsfilter1, Dsfilter2, Usfilter1,Usf
ilter2 、フィルタ係数をFilter1 〜12、ミキサの計算
結果をMRsig1〜6 、フィルタの計算結果をFRsig1〜12、
出力信号をsig1-out, sig2-out、ディレイ長をDlength1
〜12、ボリューム量をVolV1 〜6 とし、i:インデックス
(fs)、j:インデックス(1/4fs) 、k:インデックス(1/16f
s)、l,m,n..:インデックス(カウンタ)として説明す
る。
【0026】ダウンサンプリングの式は、下記のように
表せる。 1-1) DS1sig1[j]=Σsig1-in[j*4+l]*Dsfilter1[l] (l=0〜63) (ダウンサンプリング回路2aLの出力) 1-2) DS2sig1[k]=ΣDS1sig1[k*4+l]*Dsfilter2[l] (l=0〜63) (ダウンサンプリング回路2bLの出力) 1-3) DS1sig2[j]=Σsig2-in[j*4+l]*Dsfilter1[l] (l=0〜63) (ダウンサンプリング回路2aRの出力) 1-4) DS2sig2[k]=ΣDS1sig2[k*4+l]*Dsfilter2[l] (l=0〜63) (ダウンサンプリング回路2bRの出力)
【0027】また、フィルタ演算(ディレイ含む)の式
は、下記のように表せる。 2-1)FRsig1[i]=Σsig1-in[i-Dlength1[i]+l]*Filter1[l] (l=0〜15) (フィルタ4aLの出力) 2-2)FRsig2[i]=Σsig1-in[i-Dlength2[i]+l]*Filter2[l] (l=0〜15) (フィルタ4bLの出力) 2-3)FRsig3[j]=ΣDS1sig1[j-Dlength3[i]+l]*Filter3[l] (l=0〜191) (フィルタ4cLの出力) 2-4)FRsig4[j]=ΣDS1sig1[j-Dlength4[i]+l]*Filter4[l] (l=0〜191) (フィルタ4dLの出力) 2-5)FRsig5[k]=ΣDS2sig1[k-Dlength5[i]+l]*Filter5[l] (l=0〜191) (フィルタ4eLの出力) 2-6)FRsig6[k]=ΣDS2sig1[k-Dlength6[i]+l]*Filter6[l] (l=0〜191) (フィルタ4fLの出力) 2-7)FRsig12[k]= ΣDS2sig2[k-Dlength12[i]+l]*Filter12[l] (l=0〜191) (フィルタ4fRの出力) 2-8)FRsig11[k]= ΣDS2sig2[k-Dlength11[i]+l]*Filter11[l] (l=0〜191) (フィルタ4eRの出力) 2-9)FRsig10[j]= ΣDS1sig2[j-Dlength10[i]+l]*Filter10[l] (l=0〜191) (フィルタ4dRの出力) 2-10)FRsig9[j]= ΣDS1sig2[j-Dlength9[i]+l]*Filter9[l] (l=0〜191) (フィルタ4cRの出力) 2-11)FRsig8[i]= Σsig2-in[i-Dlength8[i]+l]*Filter8[l] (l=0〜15) (フィルタ4bRの出力) 2-12)FRsig7[i]= Σsig2-in[i-Dlength7[i]+l]*Filter7[l] (l=0〜15) (フィルタ4aRの出力)
【0028】また、ミキシング演算の式は、下記のよう
に表せる。 3-1)MRsig1[k]= VolV1[k]* (FRsig6[k]+ FRsig11[k]) 3-2)MRsig2[j]= VolV2[j]* (FRsig4[j]+ FRsig9[j]) 3-3)MRsig3[i]= VolV3[i]* (FRsig2[i]+ FRsig7[i]) 3-4)MRsig4[j]= (MRsig2[j]+ US2sig1[j]) 3-5)Sig1-out[i]= (MRsig3[i]+ US1sig1[i]) 3-6)MRsig6[k]= VolV4[k]* (FRsig5[k]+ FRsig12[k]) 3-7)MRsig7[j]= VolV5[j]* (FRsig3[j]+ FRsig10[j]) 3-8)MRsig8[i]= VolV6[i]* (FRsig1[i]+ FRsig8[i]) 3-9)MRsig4[j]= (MRsig5[j]+ US2sig2[j]) 3-10)Sig2-out[i]= (MRsig8[i]+ US1sig2[i])
【0029】また、アップサンプリングの式は、下記の
ように表せる。 4-1a) US2sig1[k*4 ]= Σ(MRsig1[k+l])*USfilter2[l*4 ] (l=0〜15) 4-1b) US2sig1[k*4+1]= Σ(MRsig1[k+l])*USfilter2[l*4+1] (l=0〜15) 4-1c) US2sig1[k*4+2]= Σ(MRsig1[k+l])*USfilter2[l*4+2] (l=0〜15) 4-1d) US2sig1[k*4+3]= Σ(MRsig1[k+l])*USfilter2[l*4+3] (l=0〜15) 4-2a) US1sig1[j*4 ]= Σ(MRsig4[j+l])*USfilter1[l*4 ] (l=0〜15) 4-2b) US1sig1[j*4+1]= Σ(MRsig4[j+l])*USfilter1[l*4+1] (l=0〜15) 4-2c) US1sig1[j*4+2]= Σ(MRsig4[j+l])*USfilter1[l*4+2] (l=0〜15) 4-2d) US1sig1[j*4+3]= Σ(MRsig4[j+l])*USfilter1[l*4+3] (l=0〜15) 4-3a) US2sig1[k*4 ]= Σ(MRsig6[k+l])*USfilter2[l*4 ] (l=0〜15) 4-3b) US2sig1[k*4+1]= Σ(MRsig6[k+l])*USfilter2[l*4+1] (l=0〜15) 4-3c) US2sig1[k*4+2]= Σ(MRsig6[k+l])*USfilter2[l*4+2] (l=0〜15) 4-3d) US2sig1[k*4+3]= Σ(MRsig6[k+l])*USfilter2[l*4+3] (l=0〜15) 4-4a) US1sig1[j*4 ]= Σ(MRsig9[j+l])*USfilter1[l*4 ] (l=0〜15) 4-4b) US1sig1[j*4+1]= Σ(MRsig9[j+l])*USfilter1[l*4+1] (l=0〜15) 4-4c) US1sig1[j*4+2]= Σ(MRsig9[j+l])*USfilter1[l*4+2] (l=0〜15) 4-4d) US1sig1[j*4+3]= Σ(MRsig9[j+l])*USfilter1[l*4+3] (l=0〜15)
【0030】図3に、ディレイ長の長さを変更する場合
に、急激に変更した場合とゆっくり変更した場合の様子
を示す。図3(a)の波形は元の波形である。これに対
してディレイ長を1から2に変更した場合の波形を図3
(b)および(c)に示す。
【0031】図3の(b)に示すように、ディレイ長を
急激に変更した場合、ディレイ長を1から2に変更する
点で波形の不連続点が生じることがあり、その点では広
い周波数帯域成分を含むインパルスノイズが生じる。
【0032】これに対しディレイ長をゆっくりと変更し
た場合は、図3(c)のような波形となり、矢印で示す
区間だけ、変更に時間がかかる。また、その区間の前後
の波形との連続性はあまり良いものではないが、図3
(b)の波形のような大きな不連続点は発生せず、ディ
レイ長を急激に変更した場合の問題点であるインパルス
ノイズを抑制できる。したがって、可変遅延回路3aL
〜3fL,3aR〜3fRのディレイ長を調整する場合
には、急激な変化にならないように制御する。
【0033】図4に、ボリュームの大きさを変更する場
合に、急激に変更した場合とゆっくり変更した場合の様
子を示す。図4(a)の波形は元の波形である。これに
対してボリュームの大きさを1から2に変更した場合に
ついて、図4(b)〜(e)に示す。
【0034】ボリュームを急激に変更した場合、ボリュ
ームの波形は図4(b)のボリューム波形1のようにな
る。よって、元の波形にボリュームをかけた値は、図4
(c)に示すように不連続点が生じることがあり、その
点では広い周波数帯域成分を含むインパルスノイズが生
じる。
【0035】これに対してボリュームをゆっくりと変更
した場合は、ボリュームの波形は図4(d)のボリュー
ム波形2のようになり、元の波形にボリュームをかけた
値の波形は図4(e)のようになる。よって、矢印で示
す区間だけボリュームの変更に時間がかかるが、図4
(c)の波形のような大きな不連続点は発生せず、ボリ
ュームを急激に変更した場合の問題点であるインパルス
ノイズを抑制できる。したがって、レベル調整用ボリュ
ーム回路6aL,6aR,6bL,6bR,6cL,6
cRを調整する場合には、急激な変化にならないように
制御する。
【0036】また、音場調整のために可変遅延回路3a
L〜3fL,3aR〜3fRの遅延特性を変化させた
り、FIRフィルタ4aL〜4fL,4aR〜4fRの
フィルタ特性を変化させる場合にも、ノイズを抑制する
ために、レベル調整用ボリューム回路6aL,6aR,
6bL,6bR、6cL,6cRを調整することにより
ボリュームを絞り、急激な出力変化を抑制することがで
きる。
【0037】次に、メモリアクセスの回数を削減するた
めの工夫について説明する。上記したフィルタ演算の式
2-1)〜2-12) の場合において、例えばFIRフィルタ4
cLの演算は、Dlength[I]=0の場合については、 のように展開できる。
【0038】上記に並べた式の展開した項ごとに見た場
合、例えば、FRsig3[0] 〜FRsig3[31]の項番号0 〜31に
必要とする値は、式を展開してみると FRsig3[0]=ΣDS1sig1[0-0+l]*Filter3[l] =ΣDS1sig1[l]*Filter3[l] (l=0〜31) ……… FRsig3[31]= ΣDS1sig1[31-0+l]*Filter3[l] = ΣDS1sig1[31+l]*Filter3[l] (l=0〜31) であるので、DS1sig1[0]〜DS1sig1[62] の63個と、Fi
lter3[0]〜Filter3[31]の32個である。つまり、この
演算(乗加算)の回数は32*32=1024であるにも関わら
ず、必要とする値は63+32=95であり、約10倍の開きが
ある。
【0039】そこで、図5に示すように、大容量のRA
M51に必要とする値全てを格納しておくとともに、小
容量のRAM54,57に演算で必要とする繰り返し使
用する局所的な値をコピーしておき、低いレートの大容
量RAM51から小容量RAM54,57への転送と、
局所性を生かせる演算方式とを併用すれば、以下のメリ
ットを得ることができる。
【0040】(1)高速RAMの量の削減(式の変更を
しない場合は全て高コスト、高消費電力の高速RAMで
構成する必要があるのに対し、式の変更後では、高速R
AMは小容量RAM54,57のみで良いため。また、
大容量RAM51は安価な低速RAMで良く、データレ
ートとの整合性さえ得られれば、最も安価な外部RAM
でも良くなる。)
【0041】(2)大容量RAMのアクセスレートの削
減(C−MOS LSIの場合、消費電力の式は、回路
のキャパシタンスC*周波数fqであるが、キャパシタ
ンスCは回路規模(RAMのサイズ)に比例し、周波数
fqはアクセスレートに比例する。仮に、本方式を適用
する場合、適用しない場合に同じメモリセルを使用した
としても(実際には低速なRAMで良いため、消費電力
の少ないメモリセルを使用できる)周波数fqが大きく
下がるため、消費電力削減効果がある。)
【0042】本実施の形態では、可変遅延回路3aL〜
3fL,3aR〜3fRの後段にFIRフィルタ4aL
〜4fL,4aR〜4fRを配置している。音場調整を
行うためには可変遅延回路3aL〜3fL,3aR〜3
fRの前段にFIRフィルタ4aL〜4fL,4aR〜
4fRを配置してても同様の音場調整効果を得ることが
できるが、FIRフィルタの特性を変化させて音場調整
を行った場合の聴感上の変化がすぐに現れるという点
で、本実施の形態のように可変遅延回路の後段にFIR
フィルタを配置するのが望ましい。
【0043】同様に、レベル調整用ボリューム回路6a
L〜6cL,6aR〜6cRにおいても、可変遅延回路
3aL〜3fL,3aR〜3fRの各入力の前段でレベ
ル調整を行うように構成することもできるが、レベル調
整の効果がすぐに現れるので本実施の形態のように可変
遅延回路の後段に配置するのが望ましい。
【0044】なお、図5の大容量RAM51を複数バン
ク構成にして、FIRフィルタのフィルタ係数を変更す
るときに、書き換えを行うバンクと、音声再生を行うバ
ンクとを独立して制御できるように構成することも可能
である。このようにすることにより、フィルタ係数の変
更時にFIRフィルタが使用中のフィルタ係数が途中で
変わってしまう不具合を防止することができる。すなわ
ち、フィルタ係数の変更が終了し、次のPCMデータの
処理タイミングでバンクを切り替えることにより、音声
再生に影響を与えることなくフィルタ係数の変更が行え
る。
【0045】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、演算量を増加させることなく細かい音場調整を行
うことが可能になる。また、本発明の他の特徴によれ
ば、音場調整の時の不連続感を生じることなく好みの状
態に音場を変更することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディジタル音場制御装置の実施の
形態を説明するためのブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態における音場調整によるサ
ンプリング領域を説明するための模式図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるディレイ長の変更
による音場調整を行う場合の連続・不連続性を説明する
ための模式図である。
【図4】本発明の実施の形態における信号レベル(ボリ
ューム)の変更による音場調整を行う場合の連続・不連
続性を説明するための模式図である。
【図5】本発明の実施の形態における乗加算部を説明す
るためのブロック図である。
【符号の説明】
2L,2R ダウンサンプリング回路 3aL〜3fL,3aR〜3fR 可変遅延回路 4aL〜4fL,4aR〜4fR FIRフィルタ 5aL〜5cL,5aR〜5cR ミキサ 6aL〜6cL,6aR〜6cR レベル調整用ボリュ
ーム回路 7aL,7aR,7bL,7bR アップサンプリング
回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のチャネルの音声信号が入力され、
    第1のサンプリングレートでダウンサンプリングを行う
    第1のダウンサンプリング回路と、 前記第1のチャネルの音声信号が入力され、前記第1の
    サンプリングレートと異なる第2のサンプリングレート
    でダウンサンプリングを行う第2のダウンサンプリング
    回路と、 前記第1のチャネルの音声信号が入力される第1、第2
    の遅延回路と、 前記第1のダウンサンプリング回路の出力が入力される
    第3、第4の遅延回路と、 前記第2のダウンサンプリング回路の出力が入力される
    第5、第6の遅延回路と、 第2のチャネルの音声信号が入力され、第3のサンプリ
    ングレートでダウンサンプリングを行う第3のダウンサ
    ンプリング回路と、 前記第2のチャネルの音声信号が入力され、前記第3の
    サンプリングレートと異なる第4のサンプリングレート
    でダウンサンプリングを行う第4のダウンサンプリング
    回路と、 前記第2のチャネルの音声信号が入力される第7、第8
    の遅延回路と、 前記第3のダウンサンプリング回路の出力が入力される
    第9、第10の遅延回路と、 前記第4のダウンサンプリング回路の出力が入力される
    第11、第12の遅延回路と、 前記第1〜第12の遅延回路の出力がそれぞれ入力され
    る第1〜第12のフィルタと、 前記第1〜第12のフィルタのうち奇数番目のフィルタ
    の出力が入力され、同一サンプリングレートの信号をサ
    ンプリングレート毎に合成し、合成された信号に対して
    元の信号に戻るレートでアップサンプリングを行った
    後、全ての信号を合成して第1のチャネルの音声を再生
    する第1の音声再生手段と、 前記第1〜第12のフィルタのうち偶数番目のフィルタ
    の出力が入力され、同一サンプリングレートの信号をサ
    ンプリングレート毎に合成し、合成された信号に対して
    元の信号に戻るレートでアップサンプリングを行った
    後、全ての信号を合成して第2のチャネルの音声を再生
    する第2の音声再生手段と、を備えたことを特徴とする
    ディジタル音場制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のディジタル音場制御装
    置において、 前記第1〜第12の遅延回路は、外部からの制御信号に
    応じて遅延時間を変更可能であることを特徴とするディ
    ジタル音場制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のディジタル音場制御装
    置において、 前記第1〜第12の遅延回路は、遅延時間の変更指示が
    あったときに、遅延時間を徐々に目標値に近づけること
    を特徴とするディジタル音場制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れか1項に記載のディ
    ジタル音場制御装置において、 前記第1、第2の音声再生手段は、各サンプリングレー
    ト毎に合成された信号のレベルを調整するレベル変更手
    段を備えることを特徴とするディジタル音場制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のディジタル音場制御装
    置において、 前記レベル変更手段は、外部からの制御信号に応じて音
    声レベルを変更可能であり、音声レベルの変更指示があ
    ったときに、音声レベルを徐々に目標値に近づけること
    を特徴とするディジタル音場制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れか1項に記載のディ
    ジタル音場制御装置において、 前記第2のダウンサンプリング回路は、前記第1のダウ
    ンサンプリング回路の出力を更にサンプリングすること
    により前記第1のサンプリングレートと異なる第2のサ
    ンプリングレートでのダウンサンプリングを実現し、 前記第4のダウンサンプリング回路は、前記第3のダウ
    ンサンプリング回路の出力を更にサンプリングすること
    により前記第3のサンプリングレートと異なる第4のサ
    ンプリングレートでのダウンサンプリングを実現するを
    特徴とするディジタル音場制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7867125B2 (en) 2007-10-29 2011-01-11 Hyundai Motor Company Rear wheel drive apparatus for four wheel drive (4WD) hybrid electric vehicle
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