JPH11298633A - 通信装置、その制御方法、及び記憶媒体 - Google Patents

通信装置、その制御方法、及び記憶媒体

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JPH11298633A
JPH11298633A JP10105896A JP10589698A JPH11298633A JP H11298633 A JPH11298633 A JP H11298633A JP 10105896 A JP10105896 A JP 10105896A JP 10589698 A JP10589698 A JP 10589698A JP H11298633 A JPH11298633 A JP H11298633A
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Masanori Momose
雅則 百瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数種類の受信モードを切り替えて設定可能
であり、呼出信号に応答して、そのとき設定されている
受信モードで受信を行なう通信装置の制御において、着
信時の呼出信号の種類に応じて異なる受信モードで受信
を行なうことができるようにする。 【解決手段】 通常の呼出信号に対応した受信モード1
と通常と異なる呼出信号に対応した受信モード2を設定
しておき、着信時に呼出信号の種類を検出し(70
1)、通常の呼出信号か否か判定し(702)、通常な
らば受信モード1を選択し(703)、受信モード1と
して設定されている受信モードで受信を実行する(70
5)。通常でなければ、受信モード2を選択し(70
4)、受信モード2として設定されている受信モードで
受信を実行する(705)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信装置、特に、
複数種類の受信モードを切り替えて設定可能であり、呼
出信号に応答して、そのとき設定されている受信モード
で受信を行なう通信装置、その制御方法、及び、その制
御手順のプログラムを記憶したコンピュータにより読み
取り可能な記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記の通信装置として、例えばファクシ
ミリ装置では、受信モードとして、手動受信モード、自
動受信モード、着信時に相手がファクシミリ装置ならば
自動受信して相手が電話機ならば装置に付属した電話機
に切り替えるFAX/TEL切り替えモード、付属の留
守番電話機が留守番録音を行なう留守録モード等を装置
の操作パネルの操作によって切り替えて設定可能にした
構成が知られている。
【0003】また、従来では、ファクシミリ装置が使用
される電話回線網における呼出信号の種類は1つのみで
あり、ファクシミリ装置で呼出信号に応答して受信を行
なう場合、単にそのときに設定されている受信モードで
受信を行なうようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、最近、予め
登録された電話番号の相手からの着信では、通常とは異
なる呼出信号で呼び出すサービスがNTTにより「なり
わけサービス」として実施されるようになった。
【0005】しかしながら、従来のファクシミリ装置で
は、上述のように、呼出信号に応答して受信を行なう場
合に単にそのときに設定されている受信モードで受信を
行なうだけであり、なりわけサービスに対応して例えば
呼出信号が通常か否かによって異なる受信モードで受信
するというようなことはできなかった。
【0006】そこで本発明の課題は、ファクシミリ装置
に限らず、複数種類の受信モードを切り替えて設定可能
であり、呼出信号に応答して、そのとき設定されている
受信モードで受信を行なう通信装置、その制御方法、及
び、その制御手順のプログラムを記憶したコンピュータ
により読み取り可能な記憶媒体において、着信時の呼出
信号の種類に応じて異なる受信モードで受信を行なうこ
とができるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明によれば、複数種類の受信モードを切り替え
て設定可能であり、呼出信号に応答して、そのとき設定
されている受信モードで受信を行なう通信装置、その制
御方法、及び、その制御手順のプログラムを記憶したコ
ンピュータにより読み取り可能な記憶媒体において、複
数種類の呼出信号のそれぞれに対応して別々に受信モー
ドを設定しておき、着信時に呼出信号の種類を検出し、
検出した種類の呼出信号に対応して設定されている受信
モードで受信を行なうようにした。
【0008】また、前記複数種類の呼出信号のそれぞれ
に対応して別々に設定された受信モードの設定状態を該
受信モードが対応する呼出信号の種類ごとに異なる表示
形態で通信装置の表示手段に表示させるようにした。
【0009】また、受信モードの設定方法として、例え
ば、受信モードを時間帯により切り替えるように設定す
るものとした。
【0010】なお、通信装置をファクシミリ装置とする
場合、切り替えて設定可能な複数種類の受信モードとし
ては、例えば、手動受信モード、自動受信モード、着信
時に相手がファクシミリ装置ならば自動受信し相手が電
話機ならばファクシミリ装置に付属した電話機に切り替
えるモード、及び留守番録音を行なうモードを含むもの
とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を説明する。ここではファクシミリ装置の実施形
態を示す。また、ここではファクシミリ装置の使用者が
同装置に関して先述したなりわけサービスを利用するこ
とを前提としている。
【0012】〈第1の実施形態〉本発明の第1の実施形
態を図1〜7により説明する。
【0013】まず、図1は本実施形態のファクシミリ装
置の構成を示している。
【0014】図1において、1はモデム(変復調器)で
あり、送信すべき画像データ信号などの信号を通信回線
(電話回線)Lで伝送しやすい波形の信号に変調すると
ともに、通信回線Lから受信した変調された画像データ
信号などの信号をもとの信号に復調する。
【0015】2はNCU(網制御装置)であり、交換機
の起動、復旧、選択信号の送出などの電話網の接続制御
を行なったり、回線Lをモデム1または電話機8のいず
れかに切り替えたりする。なお、NCU2には、着信時
に電話回線Lから入力される呼出信号を検出し、検出信
号としてCI(呼出表示)信号を発生する呼出信号検出
回路が設けられており、CI信号はモデム1を介して制
御回路4に入力される。
【0016】3は、送信する原稿の走査、光電変換を行
なって原稿の画像情報を画像データ信号に変換する読み
取り部である。
【0017】4は、ファクシミリ装置全体を制御するC
PU等からなる制御回路であり、特に、本発明に係る制
御として、後述する受信モードの設定、及び呼出信号の
種類に応じた受信モードの選択等に関わる制御を行な
う。なお、制御回路4は、着信時にNCU2における呼
出信号の検出に応じてNCU2からモデム1を介して入
力されるCI信号の波形に基づいて、そのCI信号が対
応した呼出信号の種類が先述した通常の呼出信号か或い
はなりわけサービスに登録した相手からの着信時の通常
と異なる呼出信号かを検出する。その方法は、例えばハ
ードウェアまたはソフトウェアで構成されたタイマーを
用いて、CI信号の波形による断続の時間間隔を測定
し、その測定結果に基づいて検出する。
【0018】5は、受信した画像データ信号に対応した
画像を記録用紙上に記録(印刷)する記録部であり、例
えばインクジェットプリンタ等として構成される。
【0019】6は、使用者が本ファクシミリ装置に所望
の動作を行なわせるべく各種操作入力を行なうための操
作部(操作パネル)であり、その詳細は後述する。
【0020】7は、ROMおよびRAMないしは外部の
メモリカードやハードディスク等からなるメモリ部であ
り、制御回路4の制御プログラム及び制御に必要な各種
データの記憶、及び読み取った画像データや受信した画
像データ等の記憶に用いられる。
【0021】8は、本ファクシミリ装置に接続された電
話機であり、いわゆる留守番録音機能を有したものとす
る。
【0022】次に、図2は、操作部(操作パネル)6の
構成の詳細を示す平面図である。
【0023】図2に示すように、操作部6には、テンキ
ー201,表示器202,オンフックボタン208,ス
トップボタン209,スタート/コピーボタン210,
警告ランプ211,ワンタッチパネル214が設けられ
ている。ワンタッチパネル214は不図示のカバーを取
り除いた状態で示してあり、ワンタッチパネル214内
の符号01〜16を付された各キーは、前記カバーを閉
じた状態ではワンタッチダイヤルキーとなり、カバーを
開いた状態では、それぞれの近傍に印刷された文字や記
号で示される各機能のキーとなる。
【0024】さらに、これらの構成に加えて、本発明に
関わる受信モードの設定を行なうために、符号203〜
207及び212,213で示す以下の構成が設けられ
ている。
【0025】まず、ファンクションボタン213は、そ
の押下により、通常の呼出信号に対応する受信モード
(以下、受信モード1という)を切り替えて設定するこ
とが可能な状態と、通常と異なる呼出信号に対応する受
信モード(以下、受信モード2という)を切り替えて設
定することが可能な状態とに交互に切り替えるためのも
のである。その押下により受信モード1が切り替え可能
な状態になった場合はファンクションLED212が消
灯し、受信モード2が切り替え可能な状態になった場合
はファンクションLED212が点灯する。すなわち、
ファンクションLED212は、受信モード1,2のい
ずれが切り替え可能な状態かを表示するものである。
【0026】また、203は、その押下により受信モー
ドを切り替えて設定するための受信モードキーであり、
その一回の押下毎に、受信モードが順次例えばFAX/
TEL切り替え→留守録→手動受信→自動受信→FAX
/TEL切り替え…というようにサイクリックに切り替
えられて設定される。
【0027】また、204〜207は、それぞれ現在い
ずれの受信モードが設定されているかを表示するための
LEDであり、204はFAX/TEL切り替えモード
の設定を表示するFAX/TEL切り替えLED、20
5は留守録モードの設定を表示する留守録LED、20
6は手動受信モードの設定を表示する手動受信LED、
207は自動受信モードの設定を表示する自動受信LE
Dである。
【0028】これらのLED204〜207は、受信モ
ード1,2それぞれの設定状態の表示に兼用するため
に、受信モード1での設定状態は点灯で表示し、受信モ
ード2での設定状態は点滅で表示する。受信モード1,
2で同じ受信モードが設定されている場合は点灯で表示
する。その表示例を図3(a),(b)に示してある。
図3の(a)では、受信モード1が留守録モード、受信
モード2が自動受信モードに設定された場合の表示を示
し、(b)では受信モード1,2が共に手動受信モード
に設定された場合の表示を示している。
【0029】上述した構成において、制御回路4は、フ
ァンクションボタン213と受信モードキー203の操
作に応じて受信モードの切り替え設定を行なう。その処
理は、メモリ部7に格納された制御プログラムに従って
行なわれ、図4〜図6のフローチャートに示す手順で以
下のように行なわれる。
【0030】すなわち、まず図4のステップ401にお
いて、ファンクションボタン213の押下で交互にオン
・オフされるファンクションLED212がオン(点
灯)かオフ(消灯)か判定し、オフならばステップ40
2に移行し、受信モードキー203が押下されたか否か
判定する。そして押下されたらステップ403で受信モ
ード1の切り替え設定を行なう。
【0031】また、ステップ401の判定の結果、ファ
ンクションLED212がオンならばステップ404に
移行し、受信モードキー203が押下されたか否か判定
する。そして押下されたらステップ405で受信モード
2の切り替え設定を行なう。
【0032】次に、図5は、図4のステップ403での
受信モード1の切り替え設定の処理手順の詳細を示して
いる。
【0033】図5の処理では、まず現在設定されている
受信モード1が自動受信モードか否か判定し(ステップ
501)、自動受信モードならば自動受信LED207
を消灯し(ステップ502)、FAX/TEL切り替え
LED204を点灯して受信モード1をFAX/TEL
切り替えモードに設定する(ステップ503)。
【0034】また、ステップ501の判定の結果、現在
設定されている受信モード1が自動受信モードでなけれ
ば、現在設定されている受信モード1がFAX/TEL
切り替えモードか否か判定する(ステップ504)。そ
してFAX/TEL切り替えモードならばFAX/TE
L切り替えLED204を消灯し(ステップ505)、
留守録LED205を点灯して受信モード1を留守録モ
ードに設定する(ステップ506)。
【0035】また、ステップ504の判定の結果、現在
設定されている受信モード1がFAX/TEL切り替え
モードでなければ、現在設定されている受信モード1が
留守録モードか否か判定する(ステップ507)。そし
て留守録モードならば留守録LED205を消灯し(ス
テップ508)、手動受信LED206を点灯して受信
モード1を手動受信モードに設定する(ステップ50
9)。
【0036】また、ステップ507の判定の結果、現在
設定されている受信モード1が留守録モードでなかった
場合、すなわち現在設定されている受信モード1が手動
受信モードだった場合、手動受信LED206を消灯し
(ステップ510)、自動受信LED207を点灯して
受信モード1を自動受信モードに設定する(ステップ5
11)。
【0037】なお、ステップ503,506,509あ
るいは511で設定した受信モードはメモリ部7のRA
Mなどに記憶する。
【0038】次に、図6は、図4のステップ405での
受信モード2の切り替え設定の処理手順の詳細を示して
いる。
【0039】図6の処理では、まず現在設定されている
受信モード2が自動受信モードか否か判定し(ステップ
601)、自動受信モードならば自動受信LED207
を消灯する(ステップ602)。そして、受信モード2
をFAX/TEL切り替えモードに設定するが、ここで
FAX/TEL切り替えLED204が点灯しているか
否か、つまり受信モード1がFAX/TEL切り替えモ
ードに設定されているか否か判定し(ステップ60
3)、点灯していればそのまま処理を終了してFAX/
TEL切り替えLED204を点灯状態のままとする
が、点灯していなければFAX/TEL切り替えLED
204を点滅させる(ステップ604)。
【0040】また、ステップ601の判定の結果、現在
設定されている受信モード2が自動受信モードでなけれ
ば、現在設定されている受信モード2がFAX/TEL
切り替えモードか否か判定し(ステップ605)、FA
X/TEL切り替えモードならばFAX/TEL切り替
えLED204を消灯する(ステップ606)。そし
て、受信モード2を留守録モードに設定するが、ここで
留守録LED205が点灯しているか否か、つまり受信
モード1が留守録モードに設定されているか否か判定し
(ステップ607)、点灯していればそのまま処理を終
了して留守録LED205を点灯状態のままとするが、
点灯していなければ留守録LED205を点滅させる
(ステップ608)。
【0041】また、ステップ605の判定の結果、現在
設定されている受信モード2がFAX/TEL切り替え
モードでなければ、現在設定されている受信モード2が
留守録モードか否か判定し(ステップ609)、留守録
モードならば留守録LED205を消灯する(ステップ
610)。そして、受信モード2を手動受信モードに設
定するが、ここで手動受信LED206が点灯している
か否か、つまり受信モード1が手動受信モードに設定さ
れているか否か判定し(ステップ611)、点灯してい
ればそのまま処理を終了して手動受信LED206を点
灯状態のままとするが、点灯していなければ手動受信L
ED206を点滅させる(ステップ612)。
【0042】また、ステップ609の判定の結果、現在
設定されている受信モード2が留守録モードでない場
合、すなわち現在設定されている受信モード2が手動受
信モードである場合、手動受信LED206を消灯する
(ステップ613)。そして受信モード2を自動受信モ
ードに設定するが、ここで自動受信LED207が点灯
しているか否か、つまり受信モード1が自動受信モード
に設定されているか否か判定し(ステップ614)、点
灯していればそのまま処理を終了して自動受信LED2
07を点灯状態のままとするが、点灯していなければ自
動受信LED207を点滅させる(ステップ615)。
【0043】以上のような処理により、受信モード1と
2を別々に切り替えて設定することができる。すなわ
ち、ファンクションボタン213の押下によってファン
クションLED212を消灯させた状態で受信モードキ
ー203を押下することにより、受信モード1を上記4
種類のいずれかに切り替えて設定することができる。ま
た、ファンクションボタン213の押下によってファン
クションLED212を点灯させた状態で受信モードキ
ー203を押下することにより、受信モード2を上記4
種類のいずれかに切り替えて設定することができる。
【0044】このようにして予め受信モード1,2が設
定された状態で、着信があった時、制御回路4は、呼出
信号の種類に応じて受信モードを選択する。その処理
は、メモリ部7に格納された制御プログラムに従って行
なわれ、図7のフローチャートに示す手順で以下のよう
に行なわれる。
【0045】図7の処理では、制御回路4は、まずNC
U2における呼出信号の検出に応じてNCU2からモデ
ム1を介して入力されるCI信号の波形に基づいて、前
記呼出信号の種類を前述したタイマーを用いた方法等で
検出する(ステップ701)。
【0046】そして、検出の結果により、呼出信号が通
常の呼出信号か否か判定し(ステップ702)、通常の
呼出信号であったら受信モード1を選択し(ステップ7
03)、その時に受信モード1として設定されている受
信モード、すなわち上記4種類の内のいずれか1種類の
受信モードで受信を実行させる(ステップ705)。
【0047】また、ステップ702の判定の結果、通常
と異なる呼出信号であったら受信モード2を選択し(ス
テップ704)、その時に受信モード2として設定され
ている受信モードで受信を実行させる(ステップ70
5)。
【0048】以上のような本実施形態によれば、なりわ
けサービスに対応し、通常の呼出信号に対応した受信モ
ード1と通常と異なる呼出信号に対応した受信モード2
を別々に設定可能であり、着信時に、呼出信号が通常の
信号の場合はその時に受信モード1として設定されてい
る受信モードで受信を行ない、呼出信号が通常と異なる
信号の場合はその時に受信モード2として設定されてい
る受信モードで受信を行なう。したがって、受信モード
1,2の設定を異なるものとしておけば、なりわけサー
ビスに登録した相手からの着信時と、なりわけサービス
に登録していない不特定な相手からの着信時とで、異な
る受信モードで受信を行なうことができる。
【0049】なお、受信モード1,2の設定を同じにし
ておけば、なりわけサービスに登録した相手からの着信
時と、なりわけサービスに登録していない不特定な相手
からの着信時とで、同じ受信モードで受信を行なうこと
ができるのは勿論である。
【0050】また、本実施形態によれば、2種類の呼出
信号のそれぞれに対応した受信モード1,2の設定状態
を、点灯と点滅という異なる表示形態によって、LED
204〜207という共通の表示手段により表示するこ
とができ、受信モードの設定状態を表示するための表示
手段のハードウェアの構成は、1種類の呼出信号のみに
対応した既存のものと同じでよく、ソフトウェアの変更
のみによって2種類の呼出信号に対応した表示を実行で
きる。
【0051】〈第2の実施形態〉ところで、上述した実
施形態の構成において、操作部6の操作により、受信モ
ード1,2のそれぞれについて受信モードが一日の時間
帯によって切り替えられるように設定することもでき
る。その設定方法を図2、図8及び図9により説明す
る。なお図8と図9は、符号(1),(2),(3),
(4)の部分でそれぞれ連結されているものとする。
【0052】まず、受信モード1を設定する場合は、図
2の操作部6において、ファンクションボタン213の
押下によりファンクションLED212を消灯状態にし
ておく。また、受信モード2を設定する場合は、ファン
クションボタン213の押下によりファンクションLE
D212を点灯状態にしておく。
【0053】次に、ワンタッチパネル214内に配され
たデータ登録キー01を押し、続いてカーソルキー07
又は11を数回押下することにより、不図示の受信モー
ド時刻指定のメニューが表示される。ここでセットキー
16を押すと、図8に示す受信モード時刻指定の選択メ
ニュー801が表示され、さらに上下のカーソルキー0
7又は11の押下により802のメニューが表示され
る。
【0054】メニュー802が表示された状態において
セットキー16を押すと、各受信モードの選択メニュー
になり、カーソルキー07,11の操作により、FAX
/TEL切り替え時刻803,留守録時刻804,手動
受信時刻805,自動受信時刻806の設定表示がなさ
れ、それぞれの選択が可能になる。
【0055】FAX/TEL切り替え時刻803が表示
された状態において、セットキー16を押すと、図9に
示す開始時刻の設定表示901になり、ここでテンキー
201の操作により時刻の設定をし、さらにセットキー
16を押すと、今度は終了時刻の設定表示902にな
る。ここで、テンキー201の操作により時刻を設定
し、また、セットキー16を押すと、時刻設定が終了す
る。
【0056】以下、903〜908の各表示で示すよう
に、同様に留守録、手動受信、自動受信の各モードの時
間帯の時刻の設定ができる。
【0057】制御回路4は、上記の操作入力に応じて、
受信モード1,2のそれぞれについて各受信モードに設
定された時間帯のデータ(開始時刻と終了時刻のデー
タ)をメモリ部7のRAM等に記憶する。また、受信モ
ード1,2のそれぞれについて現在時刻が入る時間帯に
設定されている受信モードの設定状態のそれぞれをLE
D204〜207の点灯、点滅により表示させる。そし
て、着信時には、時間帯で指定された受信モードに従い
先述した呼出信号の種類の検出を行ない、呼出信号が通
常の信号ならば、受信モード1で着信時の時間帯に設定
されている受信モードで受信を実行させる。また、呼出
信号が通常と異なる信号ならば、受信モード2で着信時
の時間帯に設定されている受信モードで受信を実行させ
る。このような制御回路4の制御は、メモリ部7に格納
された制御プログラムに従って行なわれることは勿論で
ある。
【0058】以上のように、本実施形態によれば、受信
モード1,2のそれぞれについて、時間帯によって異な
る受信モードを設定でき、着信時に呼出信号が通常か否
かに応じて、受信モード1または2の着信時の時間帯に
設定されている受信モードで受信を行なうことができ
る。
【0059】〈他の実施形態〉ところで、上述した実施
形態のそれぞれにおける制御回路4の制御の処理は、メ
モリ部7に格納された制御プログラムを制御回路4が実
行することにより実現される。この場合、メモリ部7か
ら読み出されたプログラム自体が上述した制御の機能を
実現することになり、その制御手順のプログラムを記憶
したメモリ部7の記憶媒体が本発明を構成することにな
る。その制御手順のプログラムを記憶する記憶媒体とし
ては、ROMの他に、例えば、フロッピーディスク、ハ
ードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−R
OM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード
などを用いることができる。
【0060】また、以上ではファクシミリ装置における
実施形態を示したが、複数種類の受信モードを切り替え
て設定可能であり、呼出信号に応答して、そのとき設定
されている受信モードで受信を行なう通信装置ならば、
ファクシミリ装置以外の通信装置でも本発明を適用して
同様の効果が期待できることは勿論である。
【0061】また、以上の実施形態では、呼出信号の種
類は通常と、それと異なるものとの2種類としたが、呼
出信号が3種類以上の場合にも本発明を適用できること
は勿論である。
【0062】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、複数種類の受信モードを切り替えて設定可能
であり、呼出信号に応答して、そのとき設定されている
受信モードで受信を行なう通信装置、その制御方法、及
び、その制御手順のプログラムを記憶したコンピュータ
により読み取り可能な記憶媒体において、複数種類の呼
出信号のそれぞれに対応して別々に受信モードを設定し
ておき、着信時に呼出信号の種類を検出し、検出した種
類の呼出信号に対応して設定されている受信モードで受
信を行なうようにしたので、複数種類の呼出信号のそれ
ぞれに対応して異なる受信モードを設定しておけば、着
信時の呼出信号の種類に応じて異なる受信モードで受信
を行なうことができる。
【0063】また、前記複数種類の呼出信号のそれぞれ
に対応して別々に設定された受信モードの設定状態を該
受信モードが対応する呼出信号の種類ごとに異なる表示
形態で通信装置の表示手段に表示させるようにしたの
で、既存の表示手段を用いて、表示制御のソフトウェア
の変更のみによって複数種類の呼出信号に対応した受信
モードの設定状態の表示を行なうことができる。
【0064】また、受信モードの設定方法として、受信
モードを時間帯により切り替えるように設定するものと
すれば、受信モードを時間帯により自動的に切り替える
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のファクシミリ装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】図1中の操作部の構成の詳細を示す平面図であ
る。
【図3】同操作部のLEDによる受信モード1,2の設
定状態の表示例を示す説明図である。
【図4】第1の実施形態における受信モードの切り替え
設定の処理手順を示すフローチャート図である。
【図5】図4中の受信モード1の切り替え設定の処理手
順の詳細を示すフローチャート図である。
【図6】図4中の受信モード2の切り替え設定の処理手
順の詳細を示すフローチャート図である。
【図7】同実施形態における着信時の呼出信号の種類に
応じた受信モードの選択に関わる制御手順を示すフロー
チャート図である。
【図8】第2の実施形態における受信モードの時間帯に
よる設定方法を示す説明図である。
【図9】同じく受信モードの時間帯による設定方法を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 モデム(変復調器) 2 NCU(網制御装置) 3 読取部 4 制御回路(CPU) 5 記録部 6 操作部 7 メモリ部 8 電話機 201 テンキー 202 表示器 203 受信モードキー 204 FAX/TEL切り替えLED 205 留守録LED 206 手動受信LED 207 自動受信LED 212 ファンクションLED 213 ファンクションボタン 214 ワンタッチパネル

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の受信モードを切り替えて設定
    可能であり、呼出信号に応答して、そのとき設定されて
    いる受信モードで受信を行なう通信装置において、 複数種類の呼出信号のそれぞれに対応して別々に受信モ
    ードを設定する設定手段と、 着信時に呼出信号の種類を検出する検出手段と、 着信時に前記検出手段により検出された種類の呼出信号
    に対応して前記設定手段により設定されている受信モー
    ドで受信を行なわせる制御手段と、を有することを特徴
    とする通信装置。
  2. 【請求項2】 受信モードの設定状態を表示するための
    表示手段と、 前記設定手段により前記複数種類の呼出信号のそれぞれ
    に対応して別々に設定された受信モードの設定状態を該
    受信モードが対応する呼出信号の種類ごとに異なる表示
    形態で前記表示手段に表示させる表示制御手段を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 前記設定手段は、受信モードを時間帯に
    より切り替えるように設定するものであることを特徴と
    する請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 ファクシミリ装置として構成され、前記
    複数種類の受信モードには、手動受信モード、自動受信
    モード、着信時に相手がファクシミリ装置ならば自動受
    信し相手が電話機ならばファクシミリ装置に付属した電
    話機に切り替えるモード、及び留守番録音を行なうモー
    ドを含むことを特徴とする請求項1から3までのいずれ
    か1項に記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 複数種類の受信モードを切り替えて設定
    可能であり、呼出信号に応答して、そのとき設定されて
    いる受信モードで受信を行なう通信装置の制御方法にお
    いて、 複数種類の呼出信号のそれぞれに対応して別々に受信モ
    ードを設定しておき、 着信時に呼出信号の種類を検出し、検出した種類の呼出
    信号に対応して設定されている受信モードで受信を行な
    うことを特徴とする通信装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 前記複数種類の呼出信号のそれぞれに対
    応して別々に設定された受信モードの設定状態を該受信
    モードが対応する呼出信号の種類ごとに異なる表示形態
    で通信装置の表示手段に表示させることを特徴とする請
    求項5に記載の通信装置の制御方法。
  7. 【請求項7】 受信モードを時間帯により切り替えるよ
    うに設定することを特徴とする請求項5または6に記載
    の通信装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 複数種類の受信モードを切り替えて設定
    可能であり、呼出信号に応答して、そのとき設定されて
    いる受信モードで受信を行なう通信装置の制御手順のプ
    ログラムを記憶したコンピュータにより読み取り可能な
    記憶媒体において、 複数種類の呼出信号のそれぞれに対応して別々に受信モ
    ードを設定する手順と、 着信時に呼出信号の種類を検出する手順と、 着信時に検出された種類の呼出信号に対応して設定され
    ている受信モードで受信を行なう手順とを記憶したこと
    を特徴とする記憶媒体。
  9. 【請求項9】 前記複数種類の呼出信号のそれぞれに対
    応して別々に設定された受信モードの設定状態を該受信
    モードが対応する呼出信号の種類ごとに異なる表示形態
    で通信装置の表示手段に表示させる手順を記憶したこと
    を特徴とする請求項8に記載の記憶媒体。
  10. 【請求項10】 前記受信モードを設定する手順とし
    て、受信モードを時間帯により切り替えるように設定す
    る手順を記憶したことを特徴とする請求項8または9に
    記載の記憶媒体。
JP10105896A 1998-04-16 1998-04-16 通信装置、その制御方法、及び記憶媒体 Pending JPH11298633A (ja)

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