JPH11297653A - 表面洗浄方法及び装置 - Google Patents
表面洗浄方法及び装置Info
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- JPH11297653A JPH11297653A JP18447698A JP18447698A JPH11297653A JP H11297653 A JPH11297653 A JP H11297653A JP 18447698 A JP18447698 A JP 18447698A JP 18447698 A JP18447698 A JP 18447698A JP H11297653 A JPH11297653 A JP H11297653A
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Abstract
に付着した汚染物やエッチング残渣を効率的に除去す
る。 【解決手段】 微粒子が浮遊するエアロゾル43Aに加
えて、常温又は加温した高速ガス109Aを、被洗浄物
(ウェハ10)の表面に向けて噴射させ、該高速ガスに
より、前記エアロゾルを被洗浄物表面に衝突させる方向
に加速すると共に、該高速ガスの保有熱による微粒子の
液化や気化による効果を併用して、被洗浄物の表面を洗
浄する。
Description
装置に係り、特に、半導体ウェハのような平板の表面を
洗浄する際に用いるのに好適な、強固に付着した汚染物
やエッチング残渣を除去することが可能な、表面洗浄方
法及び装置に関する。
の表面上や、液晶(LCD)あるいは太陽電池等の表面
上の微粒子(パーティクル)や汚れは、最終製品の歩留
りを大きく低下させる。このため、前記ウェハ等の表面
洗浄が極めて重要である。又、最近の環境保護の立場か
らも、廃液等を出さない、環境にやさしい洗浄方法が注
目されている。
案されており、半導体製造を例に採ると、超音波併用の
純水洗浄、純水中に薬液(例えばアンモニア過酸化水素
液や硫酸過酸化水素液)を加えた溶液中に被洗浄物を侵
漬し、洗浄する等の湿式洗浄方式が用いられている。
各種設備の設置面積が大きく、廃液処理も必要であると
いう問題がある。
て、ガスを加え化学反応を利用したドライクリーニング
があるが、パーティクル状の汚染物が除去できないとい
う問題がある。
の微粒子を、被洗浄物表面に衝突させ、パーティクルを
除去することも考えられているが、氷を用いた場合に
は、被洗浄物の表面が損傷を受ける恐れがあり、ドライ
アイスを用いた場合には、特に、鉄鋼や石油精製の廃ガ
スを原料とする市販品では、ドライアイス自体が汚れて
いるため、不純物汚染の問題がある。
や特開平6−295895に記載された、アルゴン固体
の微粒子を用いる方法によれば、上記のような問題は存
在しない。
12に示す如く、アルゴン(Ar)ガスのボンベ20か
ら圧力調整弁22を介して供給されるアルゴンガスと、
窒素(N2 )ガスのボンベ24から圧力調整弁26を介
して供給される窒素ガスを合流点30で混合し、該合流
点30で混合されたAr+N2 混合ガスを、配管32を
介してフィルタ34でガス中の不純粒子を除去した後、
配管36を介して冷却器(又は熱交換器)38で、当該
冷却器38の到達冷却温度が、その圧力でのアルゴンガ
スの液化点近くまで冷却する。冷却された混合ガスは、
配管40を介してエアロゾル噴射ノズル42により、被
洗浄物であるウェハ10等が走査機構12の移動台13
上に載置されて収容されている、洗浄室14を構成する
真空容器内に噴出される。真空容器内の圧力はアルゴン
のエアロゾルを形成するようにアルゴンの三重点圧力以
下に維持される。エアロゾル噴射ノズル42のノズル穴
43から噴出された混合ガスは、真空容器である洗浄室
14内で急激に断熱膨脹して、アルゴンの液体、固体、
気体、あるいは、これらの混合物からなる極微粒子のガ
ス状懸濁物であるエアロゾルを形成する。この多量のア
ルゴン微粒子を含むエアロゾルがウェハ10の表面に噴
射され、吹き付けられたエアロゾルの衝撃力を利用し
て、ウエハ10の表面が効率的に洗浄される。
に排気するための排気装置である。
14中に噴出されたエアロゾルは、被洗浄物10の表面
に到達する過程で、周囲のガスにその運動エネルギを奪
われ、速度が落ちてしまうため、衝撃力が弱まる。その
結果、洗浄力が弱く、強固に付着した汚染物やエッチン
グ残渣を除去し難いという問題点を有していた。
は、洗浄対象の表面に垂直に噴射されるエアロゾルを、
同じく、図6に示されるような末広がり形状のノズル穴
を有するガスノズルを2個用いて、その斜め後方両側か
ら噴射される音速又は超音速ガスジェットで加速して、
洗浄対象の表面に衝突させることが記載されているが、
エアロゾル及びガスジェットの噴射方向が必ずしも適切
ではなく、ガスノズルが複数必要で、特に、多数のノズ
ル穴からエアロゾルを平行して噴射したい場合には、適
していないという問題点を有していた。
くなされたもので、簡単な構成で、強固に付着した汚染
物やエッチング残渣を効果的に除去することを課題とす
る。
するエアロゾルを、被洗浄物表面に吹き付けることによ
り、該エアロゾルの衝撃力を利用して被洗浄物の表面を
洗浄する表面洗浄方法において、常温又は加温した高速
ガスを被洗浄物表面に向けて噴射させ、該高速ガスによ
り、前記エアロゾルを被洗浄物表面に衝突させる方向に
加速すると共に、該高速ガスの保有熱による微粒子の液
化や気化による効果を併用して、被洗浄物の表面を洗浄
することにより、前記課題を解決したものである。
エアロゾル噴射ノズル42のノズル穴43から被洗浄物
(例えばウェハ10)の相対移動方向(図の右方向)の
上流側(図の左側)に向けて斜めに噴射されたエアロゾ
ル43Aは、例えばストレートノズルとされた付加ノズ
ル108の直線状のノズル穴109から噴射され、エア
ロゾル43Aの上方から、該エアロゾル43Aをウエハ
10の表面に向けて押さえ付けるように噴射された高速
ガス109Aによって物理的に加速され、例えば常温又
は加温した高速ガス109Aと低温のエアロゾル43A
との熱接触に伴うエアロゾル微粒子表面の急激な気化に
伴う体積膨張109Bによるエアロゾル43Aの熱的加
速との相乗作用による被洗浄物表面へのエアロゾル43
Aの衝撃力により、汚れ11の効率的な洗浄が行われ
る。
Aの保有熱以外に、ウェハ10とエアロゾル43Aとの
衝突によるウェハ10からの伝熱による熱や、必要に応
じてウェハ10の表面と略並行に流される常温又は加温
したパージガス119Aの保有熱も加わり、エアロゾル
43Aの液化による除去汚染物の掃流効果109Cが向
上し、汚染物の効率的な除去作用が期待できる。
膨張波を伴うようにし、該衝撃波又は膨張波による急激
な圧力変化も併用して、被洗浄物の表面を洗浄すること
により、前記課題を解決したものである。
がりノズルとされた付加ノズル208の出口側(図の下
側)が広がるようにされたノズル穴209から噴射さ
れ、ウェハ10の表面に衝突する、例えば超音速の高速
ガス209Aに伴われる衝撃波(音速)209F又は膨
張波によって生じる急激な圧力変化による洗浄効果と、
例えばエアロゾル噴射ノズル42のノズル穴43から噴
射され、高速ガス209Aによって加速されて、被洗浄
物表面に衝突するエアロゾル43Aの衝撃力による洗浄
効果の相乗作用により、効率的な洗浄が行われる。更
に、衝撃波や膨張波による汚れ11の脱離も期待でき
る。
不連続的に変化する面と見做すことができ、圧縮波であ
る。衝撃波や膨張波が被洗浄物(ウェハ10)の表面に
達すると、被洗浄物表面では爆発に似た急激な圧力変化
が生じる。この急激な圧力変化は被洗浄物表面の汚染物
を表面より脱離或いは飛散させる。
広がりの付加ノズル208に導入されたガスは、ノズル
穴209のスロート209Cで音速に達し、末広部で超
音速に加速される。衝撃波発生に伴い、その速度は減速
されるが、高速度でエアロゾル43Aに衝突し、該エア
ロゾルの速度を増大させる。運動エネルギが増えたエア
ロゾルは、被洗浄物表面の汚れ11に衝突し、衝撃波や
膨張波の脱離効果と相乗して、汚れを除去する。
(10)の表面に対して斜め方向から吹き付け、前記高
速ガス109A、209Aを、該エアロゾル43Aの上
方から、該エアロゾル43Aを被洗浄物表面に向けて押
さえ付けるように噴射させて、簡単な構成で十分な効果
をあげることができる。
の表面との相対移動方向の上流側に向けて斜めに吹き付
けるようにした場合は、汚染物や固形物を効果的に除去
できる。
浄物表面と略平行に流して、前記エアロゾル43Aによ
って被洗浄物表面より除去された汚染物や固形物の被洗
浄物表面への再付着を防止し、系外に排出するようにし
て、二次汚染を防止することができる。
固化されたアルゴン微粒子を含むアルゴンエアロゾルと
して、洗浄が確実に行われるようにすることができる。
粒子をガス中に浮遊させてエアロゾルを形成するエアロ
ゾル形成手段と、該エアロゾル形成手段から供給される
エアロゾルを、被洗浄物表面に吹き付けるエアロゾル噴
射ノズルと、常温又は加温した高速ガスを、被洗浄物表
面に向けて噴射することにより、前記エアロゾルを被洗
浄物表面に衝突させる方向に加速するための付加ノズル
と、前記エアロゾルによって被洗浄物表面より除去され
た汚染物や固形物の被洗浄物の表面への再付着を防止
し、系外に排出させるための、常温又は加温したパージ
ガスを、被測定物表面と略並行に流すパージガス用ノズ
ルとを備え、前記高速ガスにより加速されたエアロゾル
によって、被洗浄物の表面を洗浄することにより、前記
課題を解決したものである。
して、付加ノズルの構成を簡略化したものである。
として、該付加ノズルから衝撃波や膨張波が発生するよ
うにしたものである。
発生するようにしたものである。
て、前記エアロゾルに対する高速ガスの衝突位置及びエ
アロゾルの速度を調整できるようにしたものである。
施形態を詳細に説明する。
表面洗浄装置の全体構成を図3に示す。この表面洗浄装
置には、装置外部から被洗浄物であるウェハ10が多数
収容されたカセット52が交互に搬入出され、ロードロ
ックされて、真空状態に排気される2つのカセット室5
4、56と、洗浄前のウェハ10を、前記カセット室5
4、56の一方のカセット52から1枚ずつ引き出し
て、矢印Aに示す如く、次のバッファ室62に搬入する
と共に、洗浄後のウェハを、バッファ室62から搬出し
て、矢印Bに示す如く、所定のカセット52に挿入する
ための、例えば水平面内で伸縮と回転の2軸動作可能
な、ウェハハンドリング用の搬送ロボット58が配設さ
れたロボット室60と、常時、真空に保たれているロボ
ット室60とノズル42から噴射されるエアロゾル43
Aにより真空度が低下する洗浄室14間の圧力差を解消
して、ウェハの受け渡しをするためのバッファ室62
と、該バッファ室62内で待機しているウェハを、移動
台13を構成するプロセスハンドにより洗浄室14に搬
入(Y方向)しながら、ノズル穴43のピッチ分だけ図
の左右方向(X方向)に走査するための走査機構12
と、下を通過するウェハに対してアルゴンエアロゾル4
3Aを噴射して洗浄するためのエアロゾル噴射ノズル4
2を備えた洗浄室14と、該エアロゾル噴射ノズル42
に供給されるAr+N2 混合ガスを冷却するための冷却
器38を構成する冷凍機76、コンプレッサ78及び熱
交換器80と、前記カセット室54、56、ロボット室
60、バッファ室62、洗浄室14を排気して真空にす
るための排気装置16とが、主に備えられている。
洗浄装置において、図12に示した従来例と同様の構成
に加えて、図4及び図5に詳細に示す如く、加速用N2
ガス109Aを、ウェハ10の表面に向けて高速で噴射
するための、圧力調整弁90、配管92、フィルタ9
4、配管104、ヒータ106及び付加ノズル108
と、ウェハ10の表面から除去された汚染物や固形物を
系外に排出するためのパージ用N2 ガス119Aをウェ
ハ10の表面と略平行に流すための、圧力調整弁11
0、配管112、フィルタ114、配管116、ヒータ
117及びパージ用ノズル118を追加したものであ
る。
トノズルとされ、図6乃至図8に示す如く、エアロゾル
噴射ノズル42に隣接し、且つ平行に設置されている。
該付加ノズル108には、図5に示した如く、エアロゾ
ル噴射ノズル42のノズル穴43と同数の円柱状の直線
的なノズル穴109が設けられ、図1に示した如く、該
ノズル穴109から噴出される高速(例えば超音速)の
加速用N2 ガス109Aがエアロゾル43Aに当るよう
にノズル穴109が加工・配置される。
14内の流れを制御するためのシールド板である。
位置が調整できる機構が備えられ、ウェハ10の表面に
到達する前のエアロゾル43Aに当るように、更に、エ
アロゾル43Aの速度を調整するように、付加ノズル1
08の位置を変えることができる。図6及び図8に、付
加ノズル108の位置を上下に調整するための機構の例
を示す。ここでは、付加ノズル108を固定しているス
テー110、112に長穴114を設け、該長穴114
の範囲で、ボルト116により、付加ノズル108の位
置を上下に調整可能としている。左右にも、同様の機構
を設けることができる。
は、不活性ガス、特に価格及び入手性を考えるとN2 ガ
スが望ましいが、不活性ガスに限らず、例えばO2 ガス
やH2 ガスを用いてもよい。ガスの温度は常温でよい
が、例えばヒータ106で加熱しても良い。加熱した方
が音速が増し、エアロゾルの加速効果が増す。圧力は高
い方が望ましいが、工業的には1MPa以下、700K
Pa〜300KPaが望ましい。
た如く、ガスの流れに関して、エアロゾル噴射ノズル4
2より上流側の、洗浄室14の端部に設けられている。
このパージ用ノズル118のノズル穴119からは、圧
力調整弁110、配管112、フィルタ114及び配管
116を介して、前記窒素ガスボンベ24から供給され
るパージ用窒素ガス119Aが常時噴出されている。
らは超音速の加速用N2 ガス109A、前記エアロゾル
噴射ノズル42のノズル穴43からはアルゴン微粒子を
含むエアロゾル43A、前記パージ用ノズル118のノ
ズル穴119からはパージ用N2 ガス119Aを噴出さ
せた状態で、例えば特開平6−252114や特開平6
−295895に記載された方法を用いて、走査機構1
2によりウェハ10を、図5の手前から奥の方向に、矢
印Cで示す如く、ノズル穴のピッチ分だけ横方向(X方
向)に走査しながらY方向にジグザクに送り込む。する
と、ウェハ10の表面には、加速用N2 ガス109Aに
よって物理的及び熱的に加速されたArエアロゾル43
Aが衝突し、強固に付着した汚染物であっても、エアロ
ゾルの衝撃力により表面から剥離される。一旦剥離され
た汚染物は、加速用N2 ガス109Aとパージ用N2 ガ
ス119Aのガス保有熱と、ウェハ10からの伝熱によ
る熱によるエアロゾル43Aの液化促進により、ウェハ
10の表面上より効率的に除去される。
り除去された汚染物を効率良く系外に排出するため、洗
浄室14の端部(図5では上部)より、加圧された不活
性ガス(経済性からN2 ガスが望ましい)をパージ用ノ
ズル118のノズル穴119又はパイプにより洗浄室1
4内に導入し、ウェハ10の表面に汚染物を系外へ排出
される強制流を作ることができる。この排出強制流の流
速は、例えば5〜20m/秒とすることが望ましい。な
お、パージ用ノズル118は省略することもできる。
重点(68kPa)以下とする必要があるが、上記排出
強制流の流速を小量の窒素ガス(不活性ガス)で確保す
ると共に、エアロゾルの固体の固さを増し、汚染物除去
効果を高めるためには、50kPa〜数kPa(20k
Pa以下が望ましい)とすることができる。
する。
実施形態のストレートノズル108の代りに、末広がり
ノズル208が用いられている。他の点に関しては、第
1実施形態と同じであるので、同じ符号を付して説明は
省略する。
いる付加ノズル208のノズル穴209の断面は軸対称
で、圧力室208Aからノズル穴入口209Bを経てノ
ズル穴出口209Dへ至る途中にスロート209Cをも
つ末広形状を有している。これは、一般に言われる超音
速ノズルと同一形状である。
容器(洗浄室14)へ噴出させると、ノズル穴出口20
9Dでの圧力Peが真空容器(14)の圧力Pbと異な
る場合、図10に示すように衝撃波(図10(g)
(h)(i)に示すPe<Pbの場合)或いは膨張波
(図10(k)に示すPe>Pbの場合)を生じる。P
e=Pbの場合、ノズル穴部での摩擦を考慮しないと流
れは等エントロピー的に変化し、適正膨張となって、衝
撃波や膨張波を発生することなく、超音速流れとなって
真空容器(14)に噴出する(図10(j)の場合)。
第1実施形態も含む一般のノズルは、この適正膨張とな
るように使用されているのに対し、本実施形態では、あ
えて衝撃波又は膨張波が発生するように用いる。
は、スロート209Cでの断面積Asとノズル穴出口2
09Dでの断面積Aeの比Ae/Asによって選択する
ことができる。
Pe/Po(Po:ノズル穴入口109Bでの圧力)の
関係、及び、発生する衝撃波の種類を示す。即ち衝撃波
を発生させるためには、図10(g)又は(h)に示す
如く、末広部に垂直衝撃波が発生する領域I、又は、図
10(i)に示す如く、過膨張による斜め衝撃波がノズ
ル外側に発生する領域IIになるようにAe/Asを選
ぶ。一般に垂直衝撃波の方が斜め衝撃波より強度が強い
ので、付着力の強い汚染物に対しては領域Iを選定す
る。又領域Iではノズル穴の末広部で衝撃波が発生し、
ノズル穴209の損傷が懸念されるので、図10(h)
に示した如く、丁度ノズル穴出口209Dで垂直衝撃波
が発生するように設計するのが望ましい。
の角度θは、流れの剥離によるじょう乱を避けるため、
拡がり角θ=5〜10°となるようにする。このθが大
きいと、ノズル内で早く衝撃波が発生しやすくなる。θ
が10°より大きくなると、剥離が発生し、エネルギが
摩擦で吸収されてしまい、効率が悪い。一方、θが5°
より小さいと、ノズルが長くなり、大きくなるだけでな
く、工作が困難である。
に、加速用N2ガスによって加速されたArエアロゾル
43A、及び衝撃波又は膨張波が衝突し、強固に付着し
た汚染物であっても、エアロゾルの衝撃力及び衝撃波又
は膨張波による圧力変化により表面から剥離される。
も、本発明が、半導体用ウェハの洗浄に適用されていた
が、本発明の適用対象はこれに限定されず、ハードディ
スク、液晶、マイクロマシン、精密機械部品及び電子部
品等の他の被洗浄物の洗浄にも同様に適用できることは
明らかである。
り、不純物汚染を生じることなく、アルゴン微粒子だけ
では除去が難しかった、強固に付着した汚染物やエッチ
ング残渣を効果的に除去することが可能となる。
示す断面図
示す断面図
装置の一例の全体構成を示す平面図
図
ズルの構成を示す断面図
の例を示す線図
表面洗浄装置の構成を示す管路図
Claims (16)
- 【請求項1】微粒子が浮遊するエアロゾルを、被洗浄物
表面に吹き付けることにより、該エアロゾルの衝撃力を
利用して被洗浄物の表面を洗浄する表面洗浄方法におい
て、 常温又は加温した高速ガスを被洗浄物表面に向けて噴射
させ、 該高速ガスにより、前記エアロゾルを被洗浄物表面に衝
突させる方向に加速すると共に、該高速ガスの保有熱に
よる微粒子の液化や気化による効果を併用して、被洗浄
物の表面を洗浄することを特徴とする表面洗浄方法。 - 【請求項2】請求項1に記載の表面洗浄方法において、
前記高速ガスが衝撃波又は膨張波を伴うようにし、該衝
撃波又は膨張波による急激な圧力変化を併用して、被洗
浄物の表面を洗浄することを特徴とする表面洗浄方法。 - 【請求項3】請求項1又は2に記載の表面洗浄方法にお
いて、前記エアロゾルを被洗浄物の表面に対して斜め方
向から吹き付け、前記高速ガスを、該エアロゾルの上方
から、該エアロゾルを被洗浄物表面に向けて押さえ付け
るように噴射させることを特徴とする表面洗浄方法。 - 【請求項4】請求項3に記載の表面洗浄方法において、
前記エアロゾルを、被洗浄物の表面との相対移動方向の
上流側に向けて斜めに吹き付けることを特徴とする表面
洗浄方法。 - 【請求項5】請求項1乃至4のいずれか一項に記載の表
面洗浄方法において、更に、常温又は加温したパージガ
スを被洗浄物表面と略並行に流して、前記エアロゾルに
よって被洗浄物表面より除去された汚染物や固形物の被
洗浄物表面への再付着を防止し、系外に排出させること
を特徴とする表面洗浄方法。 - 【請求項6】請求項1乃至5のいずれか一項に記載の表
面洗浄方法において、前記エアロゾルが、少なくとも一
部が固化されたアルゴン微粒子を含むアルゴンエアロゾ
ルであることを特徴とする表面洗浄方法。 - 【請求項7】微粒子をガス中に浮遊させてエアロゾルを
形成するエアロゾル形成手段と、 該エアロゾル形成手段から供給されるエアロゾルを、被
洗浄物表面に吹き付けるエアロゾル噴射ノズルと、 常温又は加温した高速ガスを、被洗浄物表面に向けて噴
射することにより、前記エアロゾルを被洗浄物表面に衝
突させる方向に加速するための付加ノズルと、 前記エアロゾルによって被洗浄物表面より除去された汚
染物や固形物の被洗浄物の表面への再付着を防止し、系
外に排出させるための、常温又は加温したパージガス
を、被洗浄物表面と略平行に流すパージガス用ノズルと
を備え、 前記高速ガスにより加速されたエアロゾルによって、被
洗浄物の表面を洗浄することを特徴とする表面洗浄装
置。 - 【請求項8】請求項7に記載の表面洗浄装置において、
前記付加ノズルがストレートノズルであることを特徴と
する表面洗浄装置。 - 【請求項9】請求項7に記載の表面洗浄装置において、
前記付加ノズルが末広がりノズルであることを特徴とす
る表面洗浄装置。 - 【請求項10】請求項9に記載の表面洗浄装置におい
て、前記末広がりノズルから噴射される高速ガスが衝撃
波又は膨張波を伴うようにされ、該衝撃波又は膨張波に
よる急激な圧力変化を併用して、被洗浄物表面を洗浄す
ることを特徴とする表面洗浄装置。 - 【請求項11】請求項10に記載の表面洗浄装置におい
て、前記末広がりノズルから衝撃波が発生するようにさ
れていることを特徴とする表面洗浄装置。 - 【請求項12】請求項11に記載の表面洗浄装置におい
て、前記末広がりノズルの出口で垂直衝撃波が発生する
ようにされていることを特徴とする表面洗浄装置。 - 【請求項13】請求項7乃至12のいずれか一項に記載
の表面洗浄装置において、前記エアロゾルが被洗浄物の
表面に対して斜め方向から吹き付けられ、前記高速ガス
が、該エアロゾルの上方から、該エアロゾルを被洗浄物
表面に向けて押え付けるように噴射されることを特徴と
する表面洗浄装置。 - 【請求項14】請求項13に記載の表面洗浄装置におい
て、前記エアロゾルが、被洗浄物の表面との相対移動方
向の上流側に向けて斜めに吹き付けられることを特徴と
する表面洗浄装置。 - 【請求項15】請求項7乃至14のいずれか一項に記載
の表面洗浄装置において、前記付加ノズルの位置が調整
可能とされていることを特徴とする表面洗浄装置。 - 【請求項16】請求項7及至15のいずれか一項に記載
の表面洗浄装置において、前記エアロゾルが、少なくと
も一部が固化されたアルゴン微粒子を含むアルゴンエア
ロゾルであることを特徴とする表面洗浄装置。
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