JPH11297108A - 電球装置および照明装置 - Google Patents

電球装置および照明装置

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JPH11297108A
JPH11297108A JP10098863A JP9886398A JPH11297108A JP H11297108 A JPH11297108 A JP H11297108A JP 10098863 A JP10098863 A JP 10098863A JP 9886398 A JP9886398 A JP 9886398A JP H11297108 A JPH11297108 A JP H11297108A
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light
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JP10098863A
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Masayuki Katogi
真之 加藤木
Hideo Moriyama
秀男 森山
Kazuaki Murata
和昭 村田
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Moriyama Sangyo KK
Original Assignee
Moriyama Sangyo KK
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】サイズを小さくして一般照明用電球との代替を
可能にするとともに、長寿命で、かつ、きらめき感があ
るとともに、温度的に余裕がある電球装置を提供する。 【解決手段】外径20mm以下の小容積の片封止バルブ
内にフィラメントを封装してキセノンを封入し、定格3
6V以下の低電圧で、定格消費電力5〜50Wで点灯す
る無口金小形電球の3〜6灯を直列接続して公称定格電
源電圧100〜120Vの交流電源に接続して点灯でき
るようにして、これらの無口金小形電球を主要部が絶縁
物製の電球支持体に支持させるとともに、電球支持体に
電源導入部を配設し、さらに電球支持体から起立して各
無口金小形電球をその基端部近傍に対向して包囲するリ
ング体を備えている。複数の白熱フィラメントが分散し
ているので、きらめき感を生じるとともに10000h
程度の長寿命にでき、小形化が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般照明および装
飾照明用として用いることができる電球装置およびこれ
を用いた照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラスバルブ内に複数の小形電球を直列
接続して封入した電球は、従来から知られている。
【0003】図17は、実開昭61−138160号公
報に開示されている従来技術1を示す正面図である。
【0004】図において、101はガラスバルブ、10
2は口金、103は導入線、104は電灯、105は導
線である。
【0005】ガラスバルブ101は、フレヤステム10
1aを備えている。
【0006】電灯104は、複数直列接続され、両端の
導体105を一対の導入線103に接続することによ
り、口金102に接続され、ガラスバルブ101内に図
のように直線状または図示しない環状に配設されてい
る。また、電灯104には、白熱電球や放電灯などを用
いる旨述べられている。
【0007】そうして、上記従来技術1には、優れたデ
ィスプレイ効果を発揮するとされている。
【0008】図18は、実開平2−117657号公報
に開示されている従来技術2を示す要部略図である。
【0009】図において、201はフレヤステム、20
2は台、203は麦球、204は導線、205は接続具
である。
【0010】フレヤステム201は、先端にアンカー線
植立用として形成されているような突起201aが形成
され、一対の導入線201bがガラスバルブ(図示して
いない。)内に定置されている。
【0011】麦球203は、その複数が台202の上に
配設され、一方の導線は小孔を貫通して台202の背面
側へ導出して、当該一方の導線側に隣接する麦球の片側
の導線と接続具205によって台202の裏面側で接続
し、他方の導線は台202の表面側で当該他方の導線側
に隣接する麦球の一方の導線と接続具205によって接
続している。
【0012】そうして、麦球203を固定した台202
をステム201に挿入して固定するので、麦球203の
固定が簡単になるとともに、多色光の電球が得られると
述べられている。
【0013】以上説明した直列接続した複数の小形電球
をバルブに内蔵した従来の電球装置は、いずれもいわゆ
る装飾用である。
【0014】一方、一般照明用途に従来から多用されて
いる電球すなわち一般照明用電球の仕様を透明なガラス
バルブを備えたもので比較すると、表1に示すとおりで
ある。
【0015】
【表1】 種類 定格消費 ガラスバルブ 全長 口金 全光束 定格寿命 電力(W) 形式 径(mm) (mm) (lm) (h)クリヤーランフ゜ 40 PS 55 98 E26 510 1000 60 PS 60 109 E26 850 1000 100 PS 60 109 E26 1600 1000クリフ゜トンランフ゜ 40 PS 35 67 E17 490 2000 60 PS 35 67 E17 820 2000 75 PS 45 81 E17 1090 2000 100 PS 45 81 E17 1550 2000
【0016】
【発明が解決しようとする課題】図17および図18に
示す従来の複数の小形電球を直列接続した電球装置は、
いずれも装飾用途に限定され、一般照明用途には使用す
ることができなかった。その理由は、所要の全光束およ
び定格寿命を有するものを得ることができなかったから
である。
【0017】一方、表1に示す現在市販されている一般
照明用の電球にあっても、その寿命はクリヤーランプに
おいては1000hであり、甚だ短いという問題があ
る。たとえば6灯の電球を用いるシャンデリヤを1日当
たり8時間点灯するような使い方をする場合を仮定して
みると、1年間で約18灯の電球を交換しなければなら
ない計算になる。なお、電球の寿命には、製造条件のば
らつき、点灯方向、電圧、点滅頻度、振動の有無などの
諸条件によってばらつきがあるので、残存率曲線で残存
率50%の時間を定格寿命としている。したがって、1
ヶ月平均1.5灯の電球を交換しなければならないこと
になる。
【0018】白熱電球を用いる照明は、演色性が優れて
いるために見え方が自然で優しく親しめるが、上記のよ
うに電球の頻繁な交換を要しているのが最大の欠点であ
る。
【0019】一方、クリプトンランプは、定格寿命が2
000hであり、これはクリヤーランプの2倍である
が、上記の使用条件においては、なお4ヶ月で3灯の交
換をしなければならない計算になるので、ランプ交換の
煩わしさの問題解決にはならない。
【0020】これに対して、蛍光ランプを用いる照明
は、多用されている環形蛍光ランプで定格寿命が600
0hであるとともに、1灯当たりの全光束が大きく一つ
の照明器具で使用している灯数が少ないため、蛍光ラン
プの交換頻度は著しく小さくなるために、ランプ交換は
問題にはならない。また、電球に比較すると著しく省電
力になるので、広く普及している。
【0021】しかし、蛍光ランプは、水銀を封入してい
るために環境負荷が大きい。また、低圧水銀蒸気放電を
利用する関係で、水銀放電によるシアン色の強い輝線が
発光色に混じっているために、3波長発光形蛍光体の使
用により演色性が随分改良されたとはいえ見え方が不自
然になりやすいという問題がある。
【0022】本発明者は、先にサイズを小さくして一般
照明用電球との互換性を付与することが可能であるとと
もに、長寿命で、かつ、きらめき感の優れた電球装置と
して特願平10−43707号の発明をした。この発明
(以下、「先行発明」という。)は、外径16mm以下
で一端に封止部を形成した片封止バルブ、片封止バルブ
内に封装されたフィラメントおよび片封止バルブ内に封
入されたキセノンを主体とする封入ガスを備え、定格電
圧30V以下、定格消費電力5〜50Wで点灯するよう
に構成されているとともに直列接続されて公称定格電源
電圧100〜120Vの交流電源に接続して点灯できる
ようにした4〜6灯の無口金小形電球と;各無口金小形
電球を支持する主要部が絶縁物製の電球支持体と;基端
が電球支持体に定置されて各無口金小形電球を包囲して
いるとともに、先端に開放端を備え、点灯中の無口金小
形電球のフィラメントを外部から透視できるような透明
質の包囲体と;を具備するとともに、包囲体の基端側近
傍に通気孔が配設されていて、点灯時に通気孔、包囲体
の内部および開放端を通じた空気流を形成し得るように
構成されていることを特徴としている電球装置である。
【0023】先行発明は、従来の一般照明用電球などの
欠点を除去しているとともに、特に透明質の包囲体を備
えていることにより、フィラメントのイメージが包囲体
によって多重反射して、きらめき感が一層強調されると
いう優れたものである。
【0024】ところが、先行発明は、包囲体があるため
に、温度の余裕が若干少ないという点を注意する必要が
ある。
【0025】本発明は、サイズを小さくして一般照明用
電球との互換性を付与することが可能でありながら、長
寿命で、かつ、きらめき感があるとともに、先行発明に
比べて温度的にも余裕のある電球装置を提供することを
目的とする。
【0026】
【課題を達成するための手段】請求項1の発明の電球装
置は、外径20mm以下で一端に封止部を形成した片封
止バルブ、片封止バルブ内に封装されたフィラメントお
よび片封止バルブ内に封入されたキセノンを主体とする
封入ガスを備え、定格電圧36V以下、定格消費電力5
〜50Wで点灯するように構成されているとともに直列
接続されて公称定格電源電圧100〜120Vの交流電
源に接続して点灯できるようにした3〜6灯の無口金小
形電球と;各無口金小形電球を支持する主要部が絶縁物
製の電球支持体と;電球支持体に配設された電源導入部
と;電球支持体から起立して各無口金小形電球をその基
端部近傍に対向して包囲しているリング体と;を具備し
ていることを特徴としている。
【0027】本発明および以下の各発明において、特に
指定しない限り用語の定義および技術的意味は次によ
る。
【0028】無口金小形電球について 無口金小形電球のうち「無口金」とは、基本的に金属製
や合成樹脂製の口金を使用していない電球であって、た
とえばバルブの端部をピンチ成形して封止したピンチシ
ール構造、ビードガラスを用いて封止したビードシール
構造、ガラスバルブの端部を溶融しただけで封止した構
造などをいう。無口金であると、口金部分による光束損
失が発生しない。
【0029】「片封止バルブ」とは、一端に封止部を備
えたバルブを意味する。封止構造については特に限定さ
れない。
【0030】形封止バルブの外径は、20mm以下特に
16mm以下の小形であると、バルブ内容積が小さくな
り、片封止バルブ内における対流熱損失が著しく減少し
て発光効率を高くすることができるからである。
【0031】片封止バルブの封止部から外部に導出され
る外部導入線は、電源から電流を導入する機能を担当す
るが、その他に電球を機械的に保持するのに利用できる
ように強度を大きくしてバルブの軸方向に直線的に延在
させることができる。しかし、外部導入線は、たとえば
封止部に沿って屈曲したような構造などであってもよ
い。
【0032】本発明において、片封止バルブを要件とし
ているのは、片封止バルブであると、本発明のような電
球支持体に支持しやすく、しかも軸方向の長さを最少化
できるからである。
【0033】フィラメントは、タングステンなどの耐熱
性金属の細線からなる1重または2重のコイルを直線状
または曲線状に成形して形成されている。片封止バルブ
の軸方向に対するフィラメントの延在方向としては、た
とえば軸方向に延在するC−8形、直角方向に延在する
C−6形、逆V字状をなすC−2V形、山状をなすC−
2R形などであることを許容する。しかし、フィラメン
トがC−8の場合には、各無口金小形電球が点灯した際
にフィラメントがキャンドルの炎のように見え、きらめ
き感を楽しめるので、好ましい。
【0034】封入ガスは、キセノンを主体としている
が、フィラメント断線時のアーク放電の発生を抑制する
ために若干たとえば分圧比で5%の窒素を混合すること
ができる。キセノンは、原子量が希ガスの中で最も大き
いので、これをバルブ内に封入することにより、封入ガ
スによる熱伝導損失が最少になり、アルゴンの場合の約
1/3に減少する。また、キセノンは、甚だ高価である
が、本発明に用いる片封止バルブは、容積が小さいか
ら、ガスの使用量を少なくできる。
【0035】そうして、本発明に用いられる小形無口金
電球は、その定格電圧が36V以下に規定される。これ
は、低電圧仕様のフィラメントであれば、フィラメント
を小さくすることができ、これによりキセノンに接触す
るフィラメントの表面積を小さくして熱対流損失を少な
くし、発光効率を高めることができるからである。ま
た、定格電圧が36V以下であれば、複数の小形無口金
電球の3〜6灯を直列接続することにより、公称定格電
源電圧100〜120Vの交流電源に直接接続して点灯
させることができるからである。
【0036】さらに、小形無口金電球の定格消費電力
は、5〜50Wに規定される。無口金小形電球を直列接
続することにより、定格消費電力20〜200W程度の
電球装置を得ることができる。
【0037】電球支持体について 電球支持体は、複数の無口金小形電球を支持するととも
に、リング体を起立させている。なお、電球支持体とリ
ング体とは、一体成形されていてもよいし、別体に形成
されたものを固着してもよい。さらに要すれば、電球支
持体に対してリング体を着脱可能に起立させてもよい。
【0038】電球支持体の主要部を構成する絶縁物とし
ては、たとえばPPS(ポリフェニレンサルファイド)
樹脂、熱硬化性ポリエステル樹脂(商品名「バイログラ
ス」東洋紡(株)製)などの比較的耐熱性に優れた材料
が適している。なお、「主要部が絶縁物製」とは、無口
金小形電球を支持する電球支持部を中心とする主要部分
が絶縁物で構成されていることを意味する。したがっ
て、主要部以外の部分に金属部分があってもよい。たと
えば、電源導入部を電球支持部に付加することができる
が、金属部分を備えた口金を電源導入部に備えていても
よい。
【0039】次に、無口金小形電球を支持する態様とし
ては、電球装置の全体をなるべくコンパクトにするため
には、各無口金小形電球の軸がほぼ平行になるように電
球支持体の上面に配置するのがよい。しかし、本発明に
おいては、所望の見え方を得るためなどの理由から必要
に応じて電球支持体の上面において無口金小形電球が末
広がり状になるように支持してもよい。
【0040】また、電球支持体の側面において無口金小
形電球を水平状、斜め上または下向きに支持してもよ
い。
【0041】さらに、電球支持体の側面から上向きに各
無口金小形電球の軸がほぼ平行になるように支持しても
よい。
【0042】無口金小形電球を電球支持体に支持すると
きに、無口金小形電球の片封止部が電球支持体の一部に
嵌合した状態で支持することができ、この場合には外部
導入線が外部に露出しないから、絶縁チューブで被覆す
る必要がなくなる。しかし、無口金小形電球を電球支持
体から離間した状態で支持させることもできる。この場
合には、外部導入線を絶縁チューブで被覆するなど適当
な絶縁処理と機械的保持処置とを施すのが望ましい。
【0043】さらにまた、なるべくコンパクトな電球装
置を得ようとする場合には、無口金小形電球の電球支持
体からの距離を少なくして先端を揃えることが望ましい
が、装飾効果を重視して、無口金小形電球ごとに距離を
変化させることもできる。
【0044】さらにまた、電球支持体は、その内部で複
数の無口金小形電球を直列接続して無口金小形電球の直
列体を得ることができる。無口金小形電球を直列接続す
るには、無口金小形電球のリード線を加締めスリーブを
用いて直列接続してもよいし、配線基板を介して直列接
続することもできる。
【0045】電源導入部について 電源導入部は、無口金小形電球の直列接続体に対して電
源電圧を供給する機能部分である。電源電圧を印加する
ための手段として、一般照明用電球と同一仕様の口金を
装着すれば、ランプソケットに一般照明用電球を装着す
るのと同じ要領で本発明の電球装置を使用することがで
きる。換言すれば、一般照明用電球と代替できるように
構成しやすい。
【0046】口金は、電球装置に給電するための機能部
分であり、既知の各種口金構造を任意所望に選択して採
用することを許容する。たとえば、一般照明用電球で採
用されているねじ口金、バヨネット構造の口金などを用
いることができる。ねじ口金の場合、E26、E17、
E12などの各種サイズのいずれであってもよい。たと
えばクリヤーランプの代替を可能にする場合、E26形
のねじ口金を、またクリプトンランプの代替を可能にす
る場合、E17形口金を、それぞれ用いることができ
る。しかし、代替性を要求しなければ、異なる形の口金
たとえばE11形、E12形などを用いてもよい。
【0047】口金を電球支持体に配設するための構造
は、どのようなものであってもよいが、たとえば電球支
持体と一体または別体に筒状の口金支持体を形成して、
この口金支持体を介して口金を装着することができる。
なお、口金支持体を別体にした場合には、電球支持体に
対してねじ止め、接着などの固着手段を用いて固着すれ
ばよい。
【0048】また、電源導入部を電球支持体に電源線を
直接導入するように構成すれば、天井から吊持するペン
ダント形、天井や壁面に直接取り付ける直付け形、さら
にはスタンド形などの照明器具の主要部または全部を構
成することができる。
【0049】ペンダント形としては、コードペンダント
手段またはパイプペンダント手段を電源導入部に用いる
ことができる。
【0050】直付け形としては、引掛シーリング手段を
電源導入部に用いることができる。
【0051】リング体について リング体は、輸送や手に持つなどの取扱い時や使用時に
複数の無口金小形電球を保護するとともに、反射板など
の制光手段を支持したり、電源導入部に口金を用いた場
合に、リング体を掴んで口金をソケットに対して着脱操
作することもできる。
【0052】ここで、無口金小形電球の基端部とは、無
口金小形電球の電球支持体側に位置している端部を意味
する。また、基端部近傍とは、基端部より多少先端部側
に偏位した位置および基端部より多少電球支持体側へ偏
位した位置を含む。
【0053】また、リング体は、複数の無口金小形電球
の外側に配設されていて、全部の無口金小形電球を包囲
している。
【0054】さらに、リング体は、遮光性材質でること
を許容するので、なるべく無口金小形電球に対する遮光
角が小さいことが望ましい。そのためには、たとえば棒
状体またはバンド状体をリングに曲成した形状あるいは
中空円盤形状などにすることが好ましい。しかし、リン
グ体を透光性の材料で形成することを除外するものでは
ない。
【0055】さらにまた、リング体が電球支持体から起
立しているというのは、リング体が電球支持体に機械的
に支持されている関係にあるが、空間的には電球支持体
から離間して無口金小形電球の基端部近傍に対向してい
る状態のことである。このため、リング体と電球支持体
との間を適当な機械的結合手段を介在させることができ
る。
【0056】さらにまた、リング体は、円環状、角環状
など任意の形状をなしていることを許容する。しかし、
円環状であると、最もコンパクトになる。
【0057】全体構成について リング体、電球支持体および電球支持体に支持された複
数の無口金小形電球の輪郭寸法を一般照明用電球の少な
くとも主要部分の輪郭内に納まるように形成するととも
に、発光中心を一致させれば、一般照明用電球との代替
を可能にすることができる。しかし、本発明は、一般照
明用電球との代替のみを目的とするものではないから、
発光中心の位置に制限はなく、たとえば発光中心を電源
挿入部側へさらに近付けることにより、一層コンパクト
にすることもできる。
【0058】また、必要に応じて、電球支持体と電源導
入部との間に調光アダプタを介在させることができる。
この調光アダプタとしては、たとえば電球支持体および
電源導入部の外径がほぼ同じの偏平なケース内に調光素
子およびスイッチを内蔵し、外周にスイッチの操作部を
露出させてなり、スイッチの操作により、調光素子を無
口金小形電球の直列体と直列に挿入したり、回路から除
外することができるようにする。調光素子としては、ダ
イオードを用いて段調光をしたり、サイリスタを用いて
連続または多段調光をさせることもできる。
【0059】調光素子を直列接続することにより、電流
が低減するので、調光が行われる。調光により、フィラ
メントのイメージがよく見えるようになるので、きらめ
き感を楽しみやすくなる。
【0060】本発明の作用について 1 本発明において用いる無口金小形電球は、以下の特
徴を有している。
【0061】(1)片封止バルブの外径が20mm以下
の小径でバルブ内容積が小さいから、高価なキセノンの
使用量が少なくてすむことにより、コストアップを比較
的少なくできるとともに、キセノンの対流による熱損失
がすこぶる少ない。
【0062】(2)封入しているキセノンは、クリプト
ンより原子量が大きく、したがって熱伝導率が最も小さ
いので、伝導による熱損失が少ないとともに、フィラメ
ントの蒸発抑制効果が大きく長寿命にできる。
【0063】(3)低電圧作動であるから、フィラメン
トを小形にしてキセノンに接触する表面積を小さくする
ことにより、さらに対流による熱損失を低減できるの
で、同一発光効率で比較すると、寿命がクリプトン入り
電球の数倍長くなり、さらにフィラメントの耐振性が向
上して長寿命にできる。
【0064】(4)以上の総合として、一般照明電球の
うちクリヤーランプより10倍、クリプトンランプの5
倍である10000hの定格寿命を備えた無口金小形電
球を得ることができる。
【0065】2 本発明の電球装置は、商用交流電源に
直接接続して点灯することができる。
【0066】本発明に用いる無口金小形電球は、その定
格電圧が36V以下の低電圧であるが、その複数を直列
接続しているから、公称定格電源電圧が100〜120
Vの商用交流電源に直接接続して点灯することができ
る。
【0067】3 本発明の電球装置は、きらめき感があ
る。
【0068】複数の無口金小形電球の各フィラメント
は、それぞれ片封止バルブによって包囲されているの
で、各無口金小形電球の片封止バルブをたとえ接触状態
で電球支持体に支持させたとしても、各フィラメントは
適当に分散しているため、これらが点灯して白熱した際
に、フィラメントの像がきらめき感を与える。
【0069】4 本発明の電球装置は、一般照明用電球
に代替可能に構成することができる。
【0070】複数の無口金小形電球を複数用いながら
も、一般照明用電球と同等以下のサイズにし、かつ発光
中心を一致させることが可能であるとともに、全光束を
一般照明用電球のそれに接近させることができる。すな
わち、作用についての1の項において説明したように、
本発明に用いる無口金小形電球は、熱損失が少ないの
で、長寿命であるにもかかわらず発光効率を比較的高く
できるから、電球装置全体としての全光束を大きくする
ことができる。
【0071】また、発光中心を一致させるには、主とし
て口金からの電球支持体の位置および電球支持体からの
無口金小形電球の高さ寸法を適当に設定することによ
り、容易に一般照明用電球のそれに一致させることがで
きる。
【0072】さらに、輪郭寸法は、リング体の外径およ
び電源導入部の端部から無口金小形電球の先端までの寸
法すなわち電球装置の全長を代替させようとする一般照
明用電球の主要部の輪郭内に納まるように、容易に構成
することができる。したがって、一般照明用電球を用い
ている照明器具に装着して使用することができる。
【0073】5 本発明の電球装置は、ランプソケット
を用いなくても、多様な使い方ができるように構成する
ことができる。
【0074】電球支持体は、合成樹脂などの絶縁体によ
って形成するので、電球支持体に電源導入部を付加する
に際して、口金に代えてペンダントコードを直接接続す
る構成にすることは極めて容易である。また、電球支持
体に壁面または天井などに取り付ける取付手段を一体的
に形成することも容易である。
【0075】6 本発明の電球装置は、無口金小形電球
の周囲には、基端部近傍に対向するリング体が存在して
いるだけであるから、無口金小形電球はその殆どが外気
に直接晒されるので、発生熱が空気の対流により発散さ
れやすいために、温度的には十分な余裕を持たせること
ができる。
【0076】請求項2の発明の電球装置は、外径6〜2
0mmで一端に封止部を形成した片封止バルブ、片封止
バルブ内に封装されたフィラメントおよび片封止バルブ
内に封入されたキセノンを主体とする封入ガスを備え、
定格電圧24〜36V、定格消費電力10〜50Wで点
灯するように構成されているとともに、直列接続されて
公称定格電源電圧100〜120Vの交流電源に接続し
て点灯できるようにした3〜6灯の無口金小形電球と;
各無口金小形電球を支持する主要部が絶縁物製の電球支
持体と;電球支持体に配設された電源導入部と;電球支
持体から起立して各無口金小形電球をその基端部近傍に
対向して包囲しているリング体と、を具備していること
を特徴としている。
【0077】本発明は、無口金小形電球の好適な要件を
規定しているものである。
【0078】すなわち、一般照明用電球の主要な定格消
費電力は、40ないし200Wの範囲内に入っているか
ら、このような一般照明用電球と代替可能な電球装置を
得るためには、無口金小形電球は、その定格消費電力を
10〜50Wとする必要がある。そして、そのために
は、片封止バルブの外径が6〜20mmであることが好
ましい。上記の範囲の中でも16mm以下がとりわけ好
適である。
【0079】また、無口金小形電球の定格電圧が24〜
28Vであれば、それを3〜6灯直列接続することによ
り、公称定格電源電圧100〜120Vに適合する電球
装置を容易に得ることができる。
【0080】さらに、無口金小形電球の定格電圧が33
〜36Vであれば、3灯を直列接続することにより、公
称定格電源電圧100〜120Vに適合する電球装置を
得ることができる。
【0081】請求項3の発明の電球装置は、請求項1ま
たは2記載の電球装置において、無口金小形電球は、公
称定格電源電圧が100Vに対して4灯が直列接続され
ていることを特徴としている。
【0082】本発明は、日本のように公称定格電源電圧
が100Vの場合に最適な無口金小形電球の直列接続数
を規定するものである。
【0083】すなわち、無口金小形電球の定格電圧を2
4〜28Vとした場合に、この範囲の無口金小形電球
は、容易に入手することができる。また、4灯を直列接
続すれば、合計定格電圧が96〜112Vになるから、
ほぼ公称定格電源電圧100Vに適合する。
【0084】しかし、合計定格電圧が100V未満であ
ると、過負荷点灯になるから、全光束は定格値より増加
するが、寿命がいくらか短縮される方向であるから、寿
命のわずかな短縮であっても嫌うならば、このような条
件設定は避けるべきである。
【0085】反対に、合計定格電圧が100Vを超過す
ると、全光束はいくらか減少するが、寿命は定格寿命よ
り延長されるので、一層の長寿命を目指すならば、合計
定格電圧が公称電源電圧より高くなるように設定するの
がよい。ただし、あまり高く設定すると、全光束が著し
く減少して発光効率が低下しすぎて、消費電力当たりの
明るさに無駄が増加するので、避けるべきである。
【0086】本発明の範囲であれば、好ましい点灯を行
うことができる。
【0087】請求項4の発明の電球装置は、請求項1ま
たは2記載の電球装置において、無口金小形電球は、公
称定格電源電圧が120Vに対して5灯が直列接続され
ていることを特徴としている。
【0088】本発明は、米国のように公称定格電源電圧
が120Vの場合に最適な無口金小形電球の直列接続数
を規定するものである。
【0089】すなわち、無口金小形電球の定格電圧を2
4〜28Vとした場合に、5灯を直列接続すれば、合計
定格電圧が120〜140Vになるから、ほぼ公称定格
電源電圧120Vに適合する。しかも、定格電圧24V
であっても、過負荷にならない。
【0090】請求項5の発明の電球装置は、請求項1な
いし4のいずれか一記載の電球装置において、無口金小
形電球は、フィラメントがC−8タイプであるとともに
フィラメントの両端に接続してフィラメントを支持する
一対のサポートワイヤを備え、一方のサポートワイヤが
フィラメントに対してほぼ平行に延在しており;電球支
持体は、各無口金小形電球の一方のサポートワイヤが内
側に位置するように複数の電球を支持している;ことを
特徴としている。
【0091】C−8タイプのフィラメントを用いると、
各無口金小形電球のフィラメントがキャンドルの炎のよ
うに見えるため、きらめき感が楽しめる電球装置を得る
ことができるが、片封止バルブの場合には、フィラメン
トの一方のサポートワイヤがフィラメントに平行に折り
返されて延在するため、点灯すると、サポートワイヤの
影が横方向に投影されて煩わしい。
【0092】本発明においては、上記サポートワイヤを
上記のように内側に位置させるので、裏側に配置される
無口金小形電球によってサポートワイヤが隠れるため
に、影が出にくくなり、電球装置の見え方が向上する。
【0093】なお、本発明は、各無口金小形電球が包囲
体の軸に対して傾斜している場合においても、サポート
ワイヤによる影が減少するので、効果的である。
【0094】請求項6の発明の電球装置は、請求項1な
いし5のいずれか一記載の電球装置において、電球支持
体は、基板部および基板部から起立した複数の電球支持
柱を備えており;無口金小形電球は、電球支持柱の先端
部において支持されている;ことを特徴としている。
【0095】電球支持体は、基板部から起立した電球支
持柱を備えていることにより、無口金小形電球が小さく
ても、電球支持柱の高さを所要に設定することにより、
所望の発光中心に設定することが容易になる。
【0096】また、電球支持体の一部または全部をたと
えば合成樹脂により一体成形することができる。基板
部、電球支持柱および電球支持部から起立したリング体
を一体成形し、電源導入部を別に成形して、両者を適当
な固着手段たとえばタッピングねじ、溶着または接着な
どにより固着して電球支持体を構成すると、部品点数は
増えるが、種々の構造を備えた電源導入部に対して適応
させながら、電源導入部以外の部分を共通部品化して金
型を少なくすることができる。
【0097】請求項7の発明の電球装置は、請求項1な
いし6のいずれか一記載の電球装置において、無口金小
形電球は、封止部が偏平であり;電球支持体は、偏平な
封止部を回動不能に支持する封止部挿入溝を備えてい
る;ことを特徴としている。
【0098】本発明は、無口金小形電球がピンチシール
構造を備えている場合の好適な当該電球の支持構造を規
定している。
【0099】すなわち、偏平な封止部を備えた無口金小
形電球は、偏平な封止部の端部から外部導入線が裸の状
態で導出されているのが一般的であるから、封止部を本
発明のように電球支持体に形成した封止部挿入溝に挿入
して支持することにより、外部導入線に絶縁チューブを
被覆しなくても絶縁処理ができる。
【0100】また、無口金小形電球の封止部を封止部挿
入溝に挿入することにより、無口金小形電球を回動しな
いように固定できるので、固定が容易になる。
【0101】さらに、フィラメントがC−8タイプの場
合のように、一方のサポートワイヤがフィラメントに平
行に延在し、サポートワイヤを所定の位置に規制したい
ときに、本発明は片封止バルブの軸回りの位置を規制で
きるので、便利である。
【0102】請求項8の発明の電球装置は、請求項1な
いし7のいずれか一記載の電球装置において、リング体
は、複数本の脚部を介して電球支持体から起立している
ことを特徴としている。
【0103】本発明は、リング体を電球支持体から起立
させるための好適な構造を規定しているものである。
【0104】すなわち、脚部を介してリング体を起立さ
せることにより、リング体と電球支持体との間に十分な
空気通流孔隙を形成することができるとともに、無口金
小形電球から基端部側へ放射される光が遮断されにくく
なる。
【0105】脚部の数は、リング体を所要の機械的強度
が得られる範囲でなるべく少ない方が遮光が少なくなる
ので、好ましい。同様に、脚部の幅もなるべく狭い方が
好ましい。
【0106】請求項9の発明の電球装置は、請求項1な
いし8のいずれか一記載の電球装置において、電球支持
体、脚部およびリング体は、合成樹脂の一体成形により
形成されていることを特徴としている。
【0107】本発明は、電球支持体およびリング体の好
適な構造を規定しているものである。
【0108】すなわち、上記のように一体成形すること
により、外観が美麗で、構造が簡単であるとともに、し
かもコンパクトにすることができる。
【0109】請求項10の発明の電球装置は、請求項1
ないし9のいずれか一記載の電球装置において、電源導
入部は、口金を備えており;リング体は、掴んで口金を
ランプソケットに対して着脱操作可能である;ことを特
徴としている。
【0110】本発明は、一般照明用電球のようにランプ
ソケットに装着することにより、電源導入する態様に好
適な構成を規定するものである。
【0111】すなわち、リング体を掴んで操作すること
により、一般照明用電球とほぼ同様な感覚で電球装置を
ランプソケットに装着したり、取り外したりすることが
できる。
【0112】なお、口金を電球支持体に配設するため
に、口金支持体を電球支持体と一体または別体に形成
し、この口金支持体を介することにより、口金を電球支
持体に配設しやすくなる。口金支持体を電球支持体と別
体にした場合、両者間をたとえばタッピングねじなどの
固着具を用いて結合することができる。
【0113】口金は、既知の口金のいずれのタイプであ
ってもよいが、広く普及しているねじ口金であれば、一
般照明用電球との代替が可能な電球装置として構成しや
すい。しかし、本発明は、ねじ口金を用いていても一般
照明用電球との代替をしないような仕様の電球装置にす
ることを否定するものではない。
【0114】請求項11の発明の電球装置は、請求項1
ないし9のいずれか一記載の電球装置において、電源導
入部は、コードペンダント手段であることを特徴として
いる。
【0115】本発明は、簡単な構造でありながらコード
ペンダント形照明装置を構成しやすい構造を規定するも
のである。
【0116】コードペンダント手段は、ペンダントコー
ドおよびペンダントコードを電球支持体に電気的および
機械的に接続する接続手段を含む。ペンダントコードの
電源側は、電源接続部に対応して種々の構造を採用する
ことができる。
【0117】請求項12の発明の電球装置は、請求項1
ないし9のいずれか一記載の電球装置において、電源挿
入部は、パイプペンダント手段であることを特徴として
いる。
【0118】本発明は、パイプペンダント形照明装置を
構成しやすい構造を規定するものである。
【0119】パイプペンダント手段は、ペンダントパイ
プ、ペンダントパイプ内に挿通された電線、ペンダント
パイプを電球支持体に機械的に接続する第1の接続手段
および電線を電球支持体に電気的に接続する第2の接続
手段を含む。ペンダントパイプおよびその内部に挿通さ
れた電線の電源側は、電源接続部に対応して種々の構造
を採用することができる。
【0120】請求項13の発明は、請求項1ないし9の
いずれか一記載の電球装置において、電源導入部は、引
掛シーリングキャップ手段であることを特徴としてい
る。
【0121】本発明は、直付け形照明装置を構成しやす
い構造を規定するものである。
【0122】引掛シーリング手段は、規格化された引掛
シーリングボディに適合することが望ましいが、要すれ
ば規格化された引掛シーリングボディに適合しない特殊
寸法およびまたは特殊構造のものであってもよい。
【0123】また、引掛シーリングキャップ手段は、引
掛シーリングキャップ部分が電球支持体に直結している
構造であってもよいが、要すれば関節継手などの角度可
調整手段を介在して引掛シーリングキャップ部分を電球
支持体に結合している構造であってもよい。そうすれ
ば、電球支持体の向きを所望に応じて調節することがで
きる。
【0124】請求項14の発明は、請求項1ないし13
のいずれか一記載の電球装置と;電球装置のリング体に
装着された制光手段と;を具備していることを特徴とし
ている。
【0125】「制光手段」とは、電球装置から放射され
る光を制御する手段をいい、たとえば反射板、遮光体、
セード、ようらくまたはルーバなどである。これら制光
手段をリング体を利用することにより、容易に電球装置
に装着することができる。
【0126】制光手段を装着するには、リング体の内面
または外面に装着すればよい。摩擦力だけで装着すれ
ば、着脱が容易である。しかし、確実に固着する場合に
は、接着剤を用いることもできる。
【0127】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0128】図1は、本発明の電球装置の第1の実施形
態を示す平面図である。
【0129】図2は、図1のII−II'線に沿う一部断面
正面図である。
【0130】図3は、同じく底面図である。
【0131】図4は、同じく無口金小形電球を示す正面
図である。
【0132】各図において、1は無口金小形電球、2は
電球支持体、3は電源導入部、4はリング体である。
【0133】なお、図1においては、図の理解を容易に
するために、無口金小形電球の内部構造の図示を省略し
ている。また、図2においては、無口金小形電球1灯の
みの内部構造を示し、他は図示を省略している。
【0134】無口金小形電球1について 無口金小形電球1は、片封止バルブ1a、フィラメント
1b、一対のサポートワイヤ1c1、1c2および外部
挿入線1dを備えている。
【0135】片封止バルブ1aは、有底T形バルブの開
放端をピンチシールして偏平な封止部1a1を形成して
いる。
【0136】フィラメント1bは、タングステン2重コ
イルをC−8タイプに形成したものである。
【0137】一対のサポートワイヤ1c1、1c2のう
ち、一方のサポートワイヤ1c1はフィラメント1bの
上端を継線して支持し、他方のサポートワイヤ1c2は
フィラメント1bの下端を継線して支持する。一方のサ
ポートワイヤ1c1は、フィラメント1bと平行に延在
して他方のサポートワイヤ1c2とともに偏平な封止部
1a1において封止されている。
【0138】外部導入線1dは、封止部1a1内におい
て、サポートワイヤ1c1および1c2にジュメット線
(図示しない。)を介して接続している。
【0139】そうして、片封止バルブ1a内には、キセ
ノンおよび分圧比で5%の窒素が封入されている。
【0140】以上の構成を備えた無口金小形電球1の定
格の一例を表2に示す。なお、全長とは、外部導入線1
dの先端までを含む寸法である。
【0141】
【表2】 No. 定格電圧 定格消費 カ゛ラスハ゛ルフ゛ 全長 全光束 定格寿命 (V) 電力(W) 形式 径(mm) (mm) (lm) (h) 1 26 10 T9 9.3 34 110 10000 2 26 15 T9 9.3 34 185 10000 電球支持体2について 電球支持体2は、基板部2aおよび電球支持柱2bを備
えている。
【0142】基板部2aは、中央部が図において上方へ
突出した倒立カップ状をなしている。
【0143】電球支持柱2bは、基板部2aの上面に同
心円に沿って90゜間隔に4個が上方へ突出して形成さ
れており、それぞれ内部が中空で、先端に封止部挿入溝
2b1および一対の外部導入線挿通孔2b2が形成され
ている。
【0144】封止部挿入溝2b1は、基板部2aの中心
から放射方向へ延在して形成されている。
【0145】外部導入線挿通孔2b2は、封止部挿入溝
2b1の底部から電球支持柱2bの中空の内部空間に連
通し、かつ放射方向に離間して形成されている。
【0146】図5は、本発明の電球装置の第1の実施形
態における無口金電球の支持状態を説明する図1の面に
対して直角方向の要部断面図である。
【0147】図において、図1と同一部分には同一符号
を付して説明は省略する。
【0148】無口金小形電球1の偏平な封止部1a1が
電球支持部2bの先端に形成された封止部挿入溝2b1
内に挿入されるとともに、外部導入線1dが外部導入線
挿通孔2b2内に挿入されて電球支持柱2bの中空の内
部空間に導かれている。
【0149】そうして、無口金小形電球1は、電球支持
柱2bに回動不能に固定されている。そして、図1に示
すように、フィラメント1bに平行に延在するサポート
ワイヤ1c1が電球支持体2の中心側すなわち内側に位
置するように規制される。
【0150】無口金小形電球1の外部導入線1dは、電
球支持柱2b内において、接続線5a、5bの一端に接
続し、接続線5aの他端は後述する口金3bの口金シェ
ル3b1に接続している。外部導入線5bの他端は、隣
接する無口金小形電球の外部導入線に接続している接続
線5cに加締めスリーブ6によって接続して直列接続体
を構成している。そうして、直列接続体の他端の接続線
5dは、後述する口金3bのセンターコンタクト3b2
に接続している。
【0151】電源導入部3について 電源導入部3は、口金支持体3aおよび口金3bからな
る。
【0152】口金支持体3aは、筒状をなし、電球支持
体2の基板部2aの図において下端部に一体成形により
形成したものである。
【0153】また、口金支持体3aは、下部外周部のね
じ溝3a1およびねじ溝3a1を縦方向に一部切欠した
縦溝3a2を備えている。さらに、口金支持体3aの上
部外周部には、図示しない小凹窪部が適数個形成されて
いる。
【0154】口金3bは、E26形のねじ口金である。
そして、口金3bは、口金シェル3b1およびセンター
コンタクト3b2を備え、口金支持体3aのねじ溝3a
1にねじ込んで装着され、かつ上部外周部の小凹窪部に
向けてポンチで変形することにより、脱落しないように
構成される。
【0155】リング体4について リング体4は、電球支持体2から起立するために、4本
の脚部4aを介して電球支持体2に接続している。リン
グ体4、脚部4aおよび電球支持体2は一体成形されて
いる。
【0156】また、リング体4は、4個の無口金小形電
球1を、電球支持体2側に位置する基端部を構成してい
る封止部1a1の近傍に対向して、包囲している。
【0157】以上説明した構造の電球装置は、その輪郭
が図2に2点鎖線で示す一般照明用電球のクリヤーラン
プの輪郭内に納まるので、一般照明用電球のクリヤーラ
ンプに寸法的に代替が可能になる。以下、本実施形態に
おける電球装置の仕様について表3に示す。
【0158】
【表3】 No. 合計電圧 定格消費 リング体外径 全長 全光束 定格寿命 (V) 電力(W) (mm) (mm) (lm) (h) 1 104 40 43 80 440 10000 2 104 60 43 80 740 10000 表3において、No.1は一般照明用電球40W、また
No.2は同じく60Wと代替可能である。いずれも全
光束は、一般照明用電球よりやや低めであるが、この程
度なら代替は可能である。もちろん、発光中心は70m
mで一致している。
【0159】図6は、本発明の電球装置の第2の実施形
態を示す中央断面正面図である。
【0160】図7は、同じく配線基板を示す拡大底面図
である。
【0161】図において、図1ないし図3と同一部分に
ついては同一符号を付して説明は省略する。
【0162】本実施形態は、電球支持体2、電源導入部
3およびリング体4が異なる。
【0163】電球支持体2について 電球支持体2は、基板部2aの下面中央にボス部2a1
を形成し、内部にねじ挿通孔2a2を形成し、またねじ
挿通孔2a2に挿入されるタッピングねじ2a3を備え
ているとともに、内部に配線基板2cを備えている。そ
して、各無口金小形電球1の外部導入線1dに接続して
いる接続線5a、5bを配線基板2cに接続することに
より、各無口金小形電球1を直列接続している。配線基
板2cと口金3bとの間を接続線5dおよび5eにより
接続している。
【0164】配線基板2cについてさらに詳述する。
【0165】配線基板2cは、中心孔2c1、電源接続
用ランド2c2、2c2’、外周ランド2c3および内
周ランド2c4を備えている。
【0166】中心孔2c1は、電球支持体2のボス部2
a1に挿入された状態で定置されている。
【0167】各無口金小形電球1は、電源接続用ランド
2c2、各外周ランド2c3、各内周ランド2c4およ
び電源接続ランド2c2’の間に接続される。図におい
て、点線は、配線基板2cに接続される無口金小形電球
1を示す。接続線5dは電源接続ランド2c2に接続
し、また接続線5eは電源ランド2c2’に接続する。
【0168】電源導入部3について 電源導入部3は、口金支持体3aを電球支持体2と別体
に形成している。口金支持体3aは、中央にボス部3a
3およびタッピングねじ孔3a4を形成し、電球支持体
2側タッピングねじ2a3をタッピングねじ孔3a4に
ねじ込むことにより、電球支持体2に固定されている。
【0169】リング体4について リング体4は、その脚部4aが電球支持体2の基板部2
aの上部から起立し、脚部4aの先端に位置しているリ
ング体4は第1の実施形態より上下方向に幅広に形成さ
れている。
【0170】図8は、本発明の電球装置の第3の実施形
態を示す平面図である。
【0171】図9は、図8のVIII−VIII'線に沿う一部
断面正面図である。
【0172】図10は、本発明の電球装置の第3の実施
形態を示す底面図である。
【0173】各図において、図6と同一部分については
同一符号を付して説明は省略する。
【0174】なお、図8において無口金小形電球1は内
部構造の図示を省略している。また、図9においては1
灯のみフィラメントを示し、その他は内部構造の図示を
省略している。
【0175】本実施形態は、さらにコンパクトにして、
一般照明用電球のクリプトンランプとの代替を可能にし
た点で異なる。
【0176】すなわち、電球装置の一層のコンパクト化
を目指し、まず外径を小さくするために、各無口金小形
電球1を近接状態で隣接させるとともに、リング体3の
外径を30mmにしている。また、高さを低くするため
に、電球支持体2の基板部2aを凸曲した円盤状にする
とともに、口金3bをE17形にしている。
【0177】そうして、電球装置は外径が30mm、全
長が60mmである。図中2点鎖線はクリプトンランプ
の輪郭を示している。本実施形態は、リング体4、電球
支持体2および口金支持体3aの一部がクリプトンラン
プのネック部より外側に突出しているが、照明器具に対
する適合率は殆ど変わらない。なお、発光中心は、50
mmでクリプトンランプと一致している。
【0178】図11は、本発明の照明装置の第1の実施
形態を示す一部断面正面図である。
【0179】図において、図2と同一部分については同
一符号を付して説明は省略する。
【0180】本実施形態は、図1〜図3に示す本発明の
電球装置の第1の実施形態に制光手段11を組み合わせ
ることにより構成されていて、ランプソケット(図示し
ない。)に装着して使用できるようになっているのが特
徴である。
【0181】すなわち、制光手段11は、回転2次曲面
を備え、内面が反射面に形成された反射板である。そし
て、制光手段11は、その頂部開口に起立縁11aを備
えており、この起立縁11aをリング体4の内面に摩擦
によって支持させることにより、リング体4に装着され
ている。
【0182】図12は、本発明の照明装置の第2の実施
形態を示す一部断面正面図である。
【0183】図において、図6および図10と同一部分
については同一符号を付して説明は省略する。
【0184】本実施形態は、本発明の電球装置の図6に
示す第2の実施形態の電源導入部3の口金支持体3aお
よび口金3bに代えてコードペンダント手段3Aを用い
ているとともに、制光手段11を備えている点が特徴で
ある。
【0185】すなわち、コードペンダント手段3Aは、
ペンダントコード支持体3Aa、ペンダントコード3A
および引掛シーリングキャップ3Acからなる。
【0186】ペンダントコード支持体3Aaについて ペンダントコード支持体3Aaは、キャップ部3Aa1、
ボス部3Aa2、タッピングねじ孔3Aa3、張力止め挿
入孔3Aa4、電線挿通孔3Aa5および止めねじ3A
6からなる。
【0187】キャップ部3Aa1は、電球支持体2の背
面を閉塞するようにキャップ状をなしている。
【0188】ボス部3Aa2は、キャップ部3Aa1の内
部に一体に形成され、電球支持体2のボス部2a1に正
対している。
【0189】タッピングねじ孔3Aa3は、ボス部3A
2に形成されている。
【0190】張力止め挿入孔3Aa4は、ボス部3Aa2
の背面に形成されている。
【0191】電線挿通孔3Aa5は、張力止め挿入孔3A
a4とキャップ部3Aa1とを連通している。
【0192】止めねじ3Aa6は、その先端が張力止め
挿入孔3Aa4内に突出し得るようにキャップ部3Aa1
にねじ込まれている。
【0193】ペンダントコード3Abについて ペンダントコード3Abは、コード3Ab1、第1の張力
止め3Ab2および第2の張力止め3Ab3からなる。
【0194】コード3Ab1は、ペンダント用の張力に
耐える仕様のものである。
【0195】第1の張力止め3Ab2は、コード3Ab1
の一端に配設され、合成樹脂でコード3Ab1と一緒に
成形されている。そして、張力止め挿入孔3Aa4内に
挿入され、止めねじ3Aa6により、抜け止めされてい
る。さらに、第1の張力止め3Ab2の先端から一対の
電線5fが露出している。電線は、電線挿通孔3Aa5
に挿通され、配線基板2cを介して無口金小形電球の直
列体に接続されている。
【0196】なお、第1の張力止め3Ab2の中間部に
はカラーkが一体成形により形成され、上部にはねじ溝
gが形成されるとともに、締付リングrがねじ溝gにね
じ込まれていて、カラーkと締付リングとの間にも制光
手段11とは異なる制光手段を挟んで取り付けることが
できるようになっている。
【0197】第2の張力止め3Ab3は、コード3Ab1
の他端に配設され、合成樹脂でコード3Ab1と一緒に
成形され、先端から一対の電線が露出している。
【0198】引掛シーリングキャップ3Acについて 引掛シーリングキャップ3Acは、キャップ本体3A
1、一対の引掛接続片3Ac2および係止片3Ac3から
なる。
【0199】キャップ本体3Ac1は、合成樹脂を成形
して形成されている。
【0200】一対の引掛接続片3Ac2は、キャップ本
体3Ac1にその上面から上方へ突出して配設されてい
る。
【0201】係止片3Ac3は、第2の張力止め3Ab3
をキャップ本体3Ac1に係止する。
【0202】そうして、第2の張力止め3Ab3から露
出している一対の電線は引掛接続片3Ac2の端子部に
接続される。
【0203】また、引掛シーリングキャップ3Acは、
天井に配設されている引掛シーリングボディ12に引掛
接続片3Ac2により電気的および機械的に接続され
る。
【0204】制光手段11について 制光手段11は、図11と同様である。
【0205】図13は、本発明の照明装置の第3の実施
形態を示す一部断面正面図である。
【0206】図において、図12と同一部分については
同一符号を付して説明は省略する。
【0207】本実施形態は、コードペンダント手段3A
に代えてパイプペンダント手段3Bを備えている点が特
徴である。
【0208】すなわち、パイプペンダント手段3Bは、
パイプペンダント支持体3Ba、継ぎ手部3Bb、ペンダ
ントパイプ3Bc、化粧カバー3Bdおよび取付部3B
からなる。
【0209】パイプペンダント支持体3Baについて パイプペンダント支持体3Baは、キャップ部3Ba1、
ボス部3Ba2、タッピングねじ孔3Ba3および図示し
ない電線挿通孔からなる。
【0210】キャップ部3Ba1は、電球支持体2の背
面を閉塞するようにキャップ状をなしている。
【0211】ボス部3Ba2は、キャップ部3Ba1の内
部に一体に形成され、電球支持体2のボス部2a1に正
対している。
【0212】タッピングねじ孔3Ba3は、ボス部3B
2に形成されている。
【0213】電線挿通孔は、キャップ部3Ba1を貫通
して背面に連通している。
【0214】継ぎ手部3Bbについて 継ぎ手部3Bbは、一端がキャップ部3Ba1の背面に接
続している。
【0215】ペンダントパイプ3Bcについてペンダン
トパイプ3Bcは、パイプ3Bc1およびパイプ3Bc1
内部に挿通された図示しない電線からなり、一端が継ぎ
手部3Bbに接続している。
【0216】化粧カバー3Bdについて 化粧カバー3Bdは、ペンダントパイプ3Bcの他端部近
傍において後述する取付部3Beに隣接して配設され
て、天井面に当接する。
【0217】取付部3Beについて 取付部3Beは、ペンダントパイプ3Bcの他端部に配設
されて、予め天井に埋設されるソケット部(図示しな
い。)に着脱自在に支持されるとともに、電気的および
機械的に接続されるように構成されている。
【0218】作用について パイプペンダント手段3Bの取付部3Beを支持させる
と、照明装置は機械的に天井から垂下して取り付けられ
るとともに、電気的に給電することができる。
【0219】取付部3Beは、ソケット部に対して水平
面内を回動できるから、所望の位置に調整することがで
きる。
【0220】また、継ぎ手部3Bbは、ペンダントパイ
プ3Bcに対して垂直面内を回動できるから、結局電球
装置は2軸で所望の方向に調整することができる。
【0221】図14は、本発明の照明装置の第4の実施
形態を示す一部断面正面図である。
【0222】図15は、同じく平面図である。
【0223】図16は、同じく底面図である。
【0224】各図において、図12と同一部分について
は同一符号を付して説明は省略する。
【0225】本実施形態は、コードペンダント手段に代
えて引掛シーリングキャップ手段3Cを用いている点が
特徴である。
【0226】すなわち、引掛シーリング手段3Cは、シ
ーリングキャップ支持体3Caおよびシーリングキャッ
プ3Cbからなる。
【0227】シーリングキャップ支持体3Caについて シーリングキャップ支持体3Caは、キャップ部3C
1、ボス部3Ca2、タッピングねじ孔3Ca3および電
線挿通孔3Ca4からなる。
【0228】キャップ部3Ca1は、電球支持体2の背
面を閉塞するようにキャップ状をなしている。
【0229】ボス部3Ca2は、キャップ部3Ca1の内
部に一体に形成され、電球支持体2のボス部2a1に正
対している。
【0230】タッピングねじ孔3Ca3は、ボス部3C
2に形成されている。
【0231】電線挿通孔3Ca4は、キャップ部3Ca1
の背面を貫通して形成されている。
【0232】シーリングキャップ3Cbについて シーリングキャップ3Cbは、一般に配線器具として単
体で使用されるものとほぼ同様な構造であるが、シーリ
ングキャップ支持体3Caと一体に形成されている点が
異なる。そして、シーリングキャップ3Cbは、キャッ
プ本体3Cb1および一対の引掛接続片3Cb2を備えて
いる。
【0233】一対の引掛接続片3Cb2は、キャップ本
体3Cb1にその上面から上方へ突出して配設されてい
る。
【0234】配線基板2cに接続した一対の接続線2f
は、電線挿通孔3Ca4に挿通してシーリングキャップ
Cbの引掛接続片3Cb2の端子部に接続している。
【0235】作用について天井に予め設置されている引
掛シーリングボディ(図示しない。)にシーリングキャ
ップ3Cbを引掛接続することにより、照明装置は直付
け形として用いることができる。
【0236】
【発明の効果】請求項1ないし13の各発明によれば、
外径20mm以下の小容積の片封止バルブ内にフィラメ
ントを封装し、キセノンを封入し、定格36V以下の低
電圧、定格消費電力5〜50Wで点灯する無口金小形電
球の3〜6灯を直列接続して公称定格電源電圧100〜
120Vの交流電源に接続して点灯できるようにして、
これらの無口金小形電球を主要部が絶縁物製の電球支持
体に支持させるとともに、電球支持体に電源接続部を配
設し、電球支持体から起立して各無口金小形電球をその
基端部近傍に対向して包囲するリング体を具備したこと
により、長寿命で、かつ、分散した白熱フィラメントに
よるきらめき感があるとともに、温度的に余裕がありな
がら、さらにリング体によって輸送や手に持つなどの取
扱い中に無口金小形電球が保護される一般照明用電球に
代替可能に構成することもできる電球装置を提供するこ
とができる。
【0237】請求項2の発明によれば、加えて無口金小
形電球を外径が6〜20mm、定格電圧が24〜36
V、定格消費電力が10〜50Wに構成することによ
り、公称定格電源電圧100〜120Vの交流電源に接
続するとともに、電球支持体に電源接続部を配設し、電
球支持体から起立して各無口金小形電球をその基端部近
傍に対向して包囲しりリング体を具備したことにより、
商用交流電源に直接接続して使用するのに好適な電球装
置を提供することができる。
【0238】請求項3の発明によれば、加えて無口金小
形電球の4灯を直列接続することにより、公称定格電源
電圧100Vの交流電源に接続する電球装置を提供する
ことができる。
【0239】請求項4の発明によれば、加えて無口金小
形電球の5灯を直列接続することにより、公称定格電源
電圧120Vの交流電源に接続する電球装置を提供する
ことができる。
【0240】請求項5の発明によれば、加えてフィラメ
ントがC−8タイプであるとともに、フィラメントに平
行に延在する一方のサポートワイヤを内側に位置させて
いることにより、サポートワイヤの影が目立たない電球
装置を提供することができる。
【0241】請求項6の発明によれば、加えて電球支持
体が基板部および起立した複数の電球支持柱を備えてお
り、無口金小形電球が電球支持柱の先端部において支持
されていることにより、無口金小形電球の発光中心を一
般照明用電球の発光中心に合わせるなど所望の発光中心
に設定した電球装置を提供することができる。
【0242】請求項7の発明によれば、加えて無口金小
形電球の封止部が偏平で、電球支持体が封止部を回動不
能に支持する封止部挿入溝を備えていることにより、無
口金小形電球の軸回りの位置を規制して容易に支持でき
る電球装置を提供することができる。
【0243】請求項8の発明によれば、加えてリング体
が複数本の脚部を介して電球支持体から起立しているこ
とにより、リング体と電球支持体との間に十分な空気流
通孔隙を形成するとともに、無口金小形電球からその基
端部側へ放射される光が遮断されにくい電球装置を提供
することができる。
【0244】請求項9の発明によれば、加えて電球支持
体、脚部およびリング体を合成樹脂の一体成形で形成し
たことにより、外観が美麗で構造が簡単であり、しかも
コンパクトな電球装置を提供することができる。
【0245】請求項10の発明によれば、加えて電源導
入部が口金を備え、リング体を掴んで口金をランプソケ
ットに対して着脱操作するように構成したことにより、
一般照明用電球と同様な感覚で着脱が可能な電球装置を
提供することができる。
【0246】請求項11の発明によれば、加えて電源導
入部がコードペンダント手段であることにより、コード
ペンダント形照明装置を構成しやすい電球装置を提供す
ることができる。
【0247】請求項12の発明によれば、加えて電源導
入部がパイプペンダント手段であることにより、パイプ
ペンダント形照明装置を構成しやすい電球装置を提供す
ることができる。
【0248】請求項13の発明によれば、加えて電源導
入部が引掛シーリングキャップ手段であることにより、
直付け形照明装置を構成しやすい電球装置を提供するこ
とができる。
【0249】請求項14の発明によれば、制光手段を備
えるとともに、請求項1ないし13の効果を有する照明
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電球装置の第1の実施形態を示す平面
【図2】図1のII−II'線に沿う一部断面正面図
【図3】本発明の電球装置の第1の実施形態を示す底面
【図4】同じく無口金小形電球を示す正面図
【図5】本発明の電球装置の第1の実施形態における無
口金小形電球の支持状態を説明する図2の面に対して直
角方向の要部断面図
【図6】本発明の電球装置の第2の実施形態を示す中央
断面正面図
【図7】同じく配線基板を示す拡大底面図
【図8】本発明の電球装置の第3の実施形態を示す平面
【図9】図8のVIII−VIII'線に沿う一部断面正面図
【図10】本発明の電球装置の第3の実施形態を示す底
面図
【図11】本発明の照明装置の第1の実施形態を示す一
部断面正面図
【図12】本発明の照明装置の第2の実施形態を示す一
部断面正面図
【図13】本発明の照明装置の第3の実施形態を示す一
部断面正面図
【図14】本発明の照明装置の第4の実施形態を示す一
部断面正面図
【図15】同じく平面図
【図16】同じく底面図
【図17】実開昭61−138160号公報に開示され
ている従来技術1を示す正面図
【図18】実開平2−117657号公報に開示されて
いる従来技術2を示す要部略図
【符号の説明】
1…無口金小形電球 1a…片封止バルブ 1a1…封止部 1b…フィラメント 1c1…サポートワイヤ 1c2…サポートワイヤ 1d…外部導入線 2…電球支持体 2a…基板部 2b…電球支持柱 2b1…封止部挿入溝 2b2…外部導入線挿入孔 3…電源導入部 3a…口金支持体 3a1…ねじ溝 3a2…縦溝 3b…口金 3b1…口金シェル 3b2…センターコンタクト 4…リング体 4a…脚部 5a…接続線 5b…接続線 5c…接続線 5d…接続線

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外径20mm以下で一端に封止部を形成し
    た片封止バルブ、片封止バルブ内に封装されたフィラメ
    ントおよび片封止バルブ内に封入されたキセノンを主体
    とする封入ガスを備え、定格電圧36V以下、定格消費
    電力5〜50Wで点灯するように構成されているととも
    に、直列接続されて公称定格電源電圧100〜120V
    の交流電源に接続して点灯できるようにした3〜6灯の
    無口金小形電球と;各無口金小形電球を支持する主要部
    が絶縁物製の電球支持体と;電球支持体に配設された電
    源導入部と;電球支持体から起立して各無口金小形電球
    をその基端部近傍に対向して包囲しているリング体と;
    を具備していることを特徴とする電球装置。
  2. 【請求項2】外径6〜20mmで一端に封止部を形成し
    た片封止バルブ、片封止バルブ内に封装されたフィラメ
    ントおよび片封止バルブ内に封入されたキセノンを主体
    とする封入ガスを備え、定格電圧24〜36V、定格消
    費電力10〜50Wで点灯するように構成されていると
    ともに、直列接続されて公称定格電源電圧100〜12
    0Vの交流電源に接続して点灯できるようにした3〜6
    灯の無口金小形電球と;各無口金小形電球を支持する主
    要部が絶縁物製の電球支持体と;電球支持体に配設され
    た電源導入部と;電球支持体から起立して各無口金小形
    電球をその基端部近傍に対向して包囲しているリング体
    と;を具備していることを特徴とする電球装置。
  3. 【請求項3】無口金小形電球は、公称定格電源電圧が1
    00Vに対して4灯が直列接続されていることを特徴と
    する請求項1または2記載の電球装置。
  4. 【請求項4】無口金小形電球は、公称定格電源電圧が1
    20Vに対して5灯が直列接続されていることを特徴と
    する請求項1または2記載の電球装置。
  5. 【請求項5】無口金小形電球は、フィラメントがC−8
    タイプであるとともにフィラメントの両端に接続してフ
    ィラメントを支持する一対のサポートワイヤを備え、一
    方のサポートワイヤがフィラメントに対してほぼ平行に
    延在しており;電球支持体は、各無口金小形電球の一方
    のサポートワイヤが内側に位置するように複数の無口金
    小形電球を支持している;ことを特徴とする請求項1な
    いし4のいずれか一記載の電球装置。
  6. 【請求項6】電球支持体は、基板部および基板部から起
    立した複数の電球支持柱を備えており;無口金小形電球
    は、電球支持柱の先端部において支持されている;こと
    を特徴とする請求項1ないし5のいずれか一記載の電球
    装置。
  7. 【請求項7】無口金小形電球は、封止部が偏平であり;
    電球支持体は、偏平な封止部を回動不能に支持する封止
    部挿入溝を備えている;ことを特徴とする請求項1ない
    し6のいずれか一記載の電球装置。
  8. 【請求項8】リング体は、複数本の脚部を介して電球支
    持体から起立していることを特徴とする請求項1ないし
    7のいずれか一記載の電球装置。
  9. 【請求項9】電球支持体、脚部およびリング体は、合成
    樹脂の一体成形により形成されていることを特徴とする
    請求項8記載の電球装置。
  10. 【請求項10】電源導入部は、口金を備えており;リン
    グ体は、これを掴んで口金をランプソケットに対して着
    脱操作可能である;ことを特徴とする請求項1ないし9
    のいずれか一記載の電球装置。
  11. 【請求項11】電源導入部は、コードペンダント手段で
    あることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一記
    載の電球装置。
  12. 【請求項12】電源導入部は、パイプペンダント手段で
    あることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一記
    載の電球装置。
  13. 【請求項13】電源導入部は、引掛シーリングキャップ
    手段であることを特徴とする請求項1ないし9のいずれ
    か一記載の電球装置。
  14. 【請求項14】請求項1ないし13のいずれか一記載の
    電球装置と;電球装置のリング体に装着された制光手段
    と;を具備していることを特徴とする照明装置。
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