JPH11296217A - Nc装置におけるプログラムファイルの転送方法およびその装置 - Google Patents

Nc装置におけるプログラムファイルの転送方法およびその装置

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JPH11296217A
JPH11296217A JP10108690A JP10869098A JPH11296217A JP H11296217 A JPH11296217 A JP H11296217A JP 10108690 A JP10108690 A JP 10108690A JP 10869098 A JP10869098 A JP 10869098A JP H11296217 A JPH11296217 A JP H11296217A
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Hideaki Yoshioka
秀明 吉岡
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Hitachi Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 NC装置における所望のプログラムファイル
を簡単な操作により複数の記憶部の間で相互に転送する
ことが難しかった。 【解決手段】 NCプログラムを記憶する第1の記憶部
に記憶されているNCプログラムのプログラム番号を表
示する一方のファイル番号一覧表24と、NCプログラ
ムを記憶する第2の記憶部に記憶されているNCプログ
ラムのプログラム番号を表示する他方のファイル番号一
覧表25とをNC操作画面16に並べて表示し、NCプ
ログラムを転送する転送方向を選択するとともに、転送
する予定のNCプログラムのプログラム番号をファイル
番号一覧表24,25から選択する指令を入力し、選択
されたNCプログラムを、第1の記憶部と第2の記憶部
との間で転送方向に転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NC工作機械(数
値制御工作機械)を制御するNC装置(数値制御装置)
におけるNC加工プログラム(以下、NCプログラムと
記載)を転送する方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マシニングセンタ(以下、MCと記載)
などNC工作機械は、コンピュータを内蔵したNC装置
により数値制御されている。NC装置では、各種加工を
行うためのNCプログラムを、NC装置の内部に設けら
れたプログラム記憶用メモリに記憶しておき、加工作業
を行う場合には、必要なNCプログラムをプログラム記
憶用メモリから呼び出して加工動作を制御することによ
り工作物が加工される。
【0003】NCプログラムを記憶するためのプログラ
ム記憶用メモリには、NCプログラムのほか通常多くの
プログラムが格納されているが、その記憶容量には限界
がある。そのため、近年は、NCプログラムを格納する
ために、NC装置の外部にプログラム記憶用ハードディ
スクなど記憶容量の大きな外部記憶装置を設ける場合が
多くなっている。たとえば、プログラム記憶用メモリに
別のNCプログラムを記憶したい場合には、既存のNC
プログラムのうち現在のところ不要なNCプログラム
を、外部のプログラム記憶用ハードディスク等にコピー
しておくことがある。
【0004】また、複数のNC工作機械が設置されたF
MC(フレキシブル加工セル)やFMS(フレキシブル
生産システム)など加工システムでは、近年は、複数の
NC装置がLAN(ローカル・エリア・ネットワーク
(Local area network):企業内情報通信網)に接続さ
れるようになってきた。このような加工システムでは、
NC装置内の前記プログラム記憶用メモリと、NC装置
ごとに設けられた外部のプログラム記憶用ハードディス
クに加えて、LANサーバのハードディスクも設けられ
ており、NCプログラムを複数の記憶部で記憶できるよ
うにしている。そのため、所定のNC装置のプログラム
記憶用メモリに記憶されているNCプログラムのうち、
一つまたは複数の所望のNCプログラムを選択,転送し
て、プログラム記憶用ハードディスクなどに一時的に記
憶したり、NCプログラムをLANサーバのハードディ
スクにも転送して記憶しておくことがあり、また、これ
とは逆方向に選択,転送することも多い。
【0005】このように、複数の記憶部の間で所望のN
Cプログラムを相互に転送する場合、従来の操作手順と
しては、最初に、NC装置を操作してデータ入出力機能
を選択し、NC操作画面にデータ入出力画面を表示させ
る。このデータ入出力画面には、転送元の記憶部に記憶
されているNCプログラムの番号が並んだ一覧表が表示
される。一つのNCプログラムのみを転送する際には、
たとえば、アドレス「O」に続けて所望のNCプログラ
ムの番号をキーボードからキー操作により入力する。
【0006】一方、たとえば、現在の状態でのNCプロ
グラムのバックアップファイルの作成などのために、全
てのNCプログラムを転送する場合には、「O−999
9」とキー操作で入力すると、現在記憶されている全て
のNCプログラムが転送される。また、所定のプログラ
ム番号の範囲内にある複数のNCプログラムを転送する
場合には、「O□□□□−O△△△△」とキー操作で入
力すると、プログラム番号□□□□から△△△△までの
全部のNCプログラムが転送される。さらに、NC装置
に記憶されているNCプログラムのうち所望の複数のN
Cプログラムを選択,転送する場合には、NCプログラ
ムの番号をカンマ,セミコロン等で区切って個別にキー
操作で入力する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は、
記憶部の間で相互にNCプログラムの選択,転送を行う
際に、キー操作が複雑かつ面倒で時間もかかり、また、
キー操作を途中で間違えると、間違えた位置まで戻して
打ち直す必要があった。本出願人の出願にかかる特開平
8−272416号公報には、表示部にプログラム一覧
とプログラム内容とを並べて表示する技術が開示されて
いるが、従来は、複数の記憶部のプログラム一覧を画面
に並べて表示し、簡単な操作により複数の記憶部の間で
所望のNCプログラムなどプログラムファイルを相互に
転送する技術は提案されていなかった。
【0008】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたもので、簡単な操作により、NC装置における所
望のプログラムファイルを複数の記憶部の間で相互に転
送することができる転送方法およびその装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明にかかる方法は、NC工作機械を制御するN
C装置におけるプログラムファイルを選択して転送する
方法であって、前記プログラムファイルを記憶する第1
の記憶部に記憶されている前記プログラムファイルのフ
ァイル番号を表示する一方のファイル番号一覧表と、前
記プログラムファイルを記憶する第2の記憶部に記憶さ
れている前記プログラムファイルのファイル番号を表示
する他方のファイル番号一覧表とをNC操作画面に並べ
て表示し、前記プログラムファイルを転送する転送方向
を選択するとともに、転送する予定の前記プログラムフ
ァイルの前記ファイル番号を前記一方または前記他方の
ファイル番号一覧表から選択する指令を入力し、選択さ
れた前記プログラムファイルを、前記第1の記憶部と前
記第2の記憶部との間で前記転送方向に転送する。
【0010】一つの好ましい具体的態様にかかる転送方
法は、前記NC装置の内部に設けられたプログラム記憶
用メモリと、前記NC装置に接続された第1の外部記憶
装置と、通信手段を介して前記NC装置に接続された第
2の外部記憶装置から、所望の前記第1,第2の記憶部
を選択することにより、前記一方のファイル番号一覧表
および前記他方のファイル番号一覧表を前記NC操作画
面に並べて表示し、前記転送方向を選択する前記指令を
入力することにより、前記第1,第2の記憶部のいずれ
か一方と他方をそれぞれ転送元の記憶部と転送先の記憶
部とし、前記プログラムファイルを前記転送元の記憶部
から前記転送先の記憶部に転送する。
【0011】なお、前記一方のファイル番号一覧表と前
記他方のファイル番号一覧表が前記NC操作画面に表示
されている時に、所望の前記プログラムファイルの前記
ファイル番号を選択し、選択されたこのファイル番号の
前記プログラムファイルのデータ内容を前記NC操作画
面に表示して同一画面で確認できるようにするのが好ま
しい。
【0012】また、転送する予定の一つまたは複数の前
記プログラムファイルの前記ファイル番号を選択するこ
とにより、選択されたこのファイル番号と選択されない
前記ファイル番号とを前記ファイル番号一覧表に判別可
能に表示するのが好ましい。
【0013】前記方法を実施する上で好適な、NC工作
機械を制御するNC装置におけるプログラムファイルを
選択して転送する転送装置は、前記プログラムファイル
を記憶する第1,第2の記憶部と、この第1の記憶部に
記憶されている前記プログラムファイルのファイル番号
を表示する一方のファイル番号一覧表と前記第2の記憶
部に記憶されている前記プログラムファイルのファイル
番号を表示する他方のファイル番号一覧表とをNC操作
画面に並べて表示するプログラムファイル表示制御部
と、前記NC装置の操作に使用され、前記プログラムフ
ァイルの転送方向を選択するとともに、転送する予定の
前記プログラムファイルの前記ファイル番号を前記NC
操作画面上で選択する指令を入力するための操作入力部
と、この操作入力部の操作で選択された前記プログラム
ファイルを、前記操作入力部の操作で入力された転送指
令により前記第1の記憶部と前記第2の記憶部との間で
前記転送方向に転送する転送処理部とを備えている。
【0014】一つの好ましい具体的態様にかかる転送装
置においては、前記第1,第2の記憶部は、前記NC装
置の内部に設けられたプログラム記憶用メモリと、前記
NC装置に接続された第1の外部記憶装置と、通信手段
を介して前記NC装置に接続された第2の外部記憶装置
から、前記操作入力部の操作により選択された二つの記
憶部であり、前記操作入力部の操作で前記転送方向を選
択する指令を入力することにより、前記第1,第2の記
憶部のいずれか一方と他方をそれぞれ転送元の記憶部と
転送先の記憶部とし、前記転送処理部は、前記転送指令
により前記プログラムファイルを前記転送元の記憶部か
ら前記転送先の記憶部に転送するとともに、前記プログ
ラムファイル表示制御部に信号を出力する。
【0015】なお、前記プログラムファイル表示制御部
は、前記一方のファイル番号一覧表と前記他方のファイ
ル番号一覧表が前記NC操作画面に表示されている時
に、所望の前記ファイル番号を選択することにより、選
択されたこのファイル番号の前記プログラムファイルの
データ内容を前記NC操作画面に表示して同一画面で確
認できるように制御するのが好ましい。
【0016】また、前記プログラムファイル表示制御部
のマーキング制御部は、前記ファイル番号一覧表に表示
された前記ファイル番号のうち前記選択されたファイル
番号には所定のマークを付与することにより選択の有無
の表示を行うのが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明における実施の形態
の一例を図1から図7を参照して説明する。図1は、本
発明の一実施形態にかかるNC装置におけるプログラム
ファイルの転送装置を含むブロック図、図2は転送前の
NC操作画面の説明図である。図3は、NCプログラム
(NC加工プログラム)のデータ内容を表示した転送前
の状態を示すNC操作画面の説明図、図4は転送後の状
態を示すNC操作画面の説明図、図5は、NCプログラ
ムのプログラム番号(ファイル番号)にマークを付与し
た転送前の状態を示すNC操作画面の説明図、図6は操
作入力部を含む正面図である。
【0018】図1および図2に示すように、NC装置1
は、MC(マシニングセンタ),NC旋盤,ターニング
センタなどNC工作機械を数値制御している。本実施形
態では、MCを例にとって説明する。NC装置1は、M
Cの主軸を回転駆動する主軸モータと、主軸に装着され
た工具を工作物に対してX軸,Y軸およびZ軸方向にそ
れぞれ相対的に移動させるX軸,Y軸およびZ軸用の各
サーボモータと、自動工具交換装置(ATC)等を動作
させることにより、工作物が加工される。
【0019】NC装置1は内部にRAM等のプログラム
記憶用メモリ2を有しており、MCによって工作物の各
種加工を行うためのNCプログラムを、プログラム記憶
用メモリ2に記憶している。NCプログラムは、所望の
加工形状を得るための工具軌跡である移動・位置決めデ
ータ,主軸回転数や送り速度等の切削条件データ,クー
ラントの使用の有無,自動工具交換装置(ATC)や自
動パレット交換装置(APC)等を動作させるデータ,
およびその他必要なデータを組み合わせたプログラムで
ある。
【0020】プログラムファイルとしての各NCプログ
ラムには、ファイル番号であるプログラム番号P1 が付
与されている。プログラム番号P1 は、数字のみで表示
したプログラム番号のほか、英字,数字,符号等を任意
に付加したものであってもよい。なお、複数のファイル
を区別するためのファイル番号が付与された他のプログ
ラムファイルとしては、たとえば、工具,治具等に関す
るデータを有するパラメータファイル(たとえば、ツー
ルファイル)、加工実績や稼働実績(たとえば、工作物
の種類,数量,加工時間,日付等)のデータを含むファ
イル等であってもよい。
【0021】NC装置1は、所望のNCプログラムを選
択,転送(コピー,移動など)する機能を有しており、
演算装置3により統括制御されている。演算装置3に
は、文字,図形,表,グラフ等を表示するための表示部
6を構成するディスプレイ7(図6)が接続されてい
る。表示部6としては、たとえば液晶ディスプレイ,E
Lパネル,ブラウン管(CRT)等が使用される。演算
装置3には、NC工作機械を数値制御等するためのシス
テムプログラム等を記憶しているROMと、パラメータ
など各種データを一時的に記憶するとともに、各種プロ
グラム,データがロードされるRAMとが接続されてい
る。演算装置3は、RAMにロードされたシステムプロ
グラム,各種プログラムおよびデータに従って動作す
る。
【0022】演算装置3には、NC装置1の外部にある
第1の外部記憶装置としてのプログラム記憶用ハードデ
ィスク10が接続されている。また、演算装置3には、
インターネット等の規格に基づいてデータ伝送を行う通
信手段としてのLAN接続装置11を介して、LANサ
ーバ12など外部機器が接続されている。LANサーバ
12にはLANサーバ用ハードディスク13が設けられ
ている。LANサーバ用ハードディスク13は、NCプ
ログラムやその他のプログラムを記憶するための第2の
外部記憶装置である。記憶容量が比較的小さいプログラ
ム記憶用メモリ2に対して、プログラム記憶用ハードデ
ィスク10およびLANサーバ用ハードディスク13
は、比較的大きな記憶容量を有している。
【0023】LANサーバ12には、LAN接続装置1
1を介して、他の一つまたは複数のNC工作機械をそれ
ぞれ制御するための一つまたは複数の他のNC装置14
が接続されている。LANを介して、加工,搬送および
工程管理に関するデータの伝送やNCプログラムの転送
等を行うことができる加工システム15が構成されてい
る。
【0024】図2は、データサーバ画面を選択後、転送
する予定のNCプログラムのプログラム番号「O316
5」を選択した時の、転送前の状態のNC操作画面(以
下、画面と記載)16を示している。図1,図2および
図6に示すように、複数のNCプログラムのデータ内容
と、このNCプログラムのプログラム番号P1 が、プロ
グラム記憶用メモリ2,プログラム記憶用ハードディス
ク10およびLANサーバ用ハードディスク13に記憶
されている。
【0025】演算装置3には、オペレータがNC装置1
を操作してデータや指令等を入力するための操作入力部
4が接続されている。操作入力部4は、たとえば、NC
装置1およびプログラマブルコントローラの入力に使用
されるNC/PC操作盤を含むものであり、操作入力部
4の上部にはディスプレイ7が配設されている。操作入
力部4は、多数のキーが配列されたキーボード5と、キ
ーボード5の上部に配設されたファンクションキー部2
1とを有している。ファンクションキー部21には、機
能を選択するための複数のファンクションキーF1 から
9 が配列されている。
【0026】キーボード5には、四つのカーソルキー
(矢印キー)23と、二つのページキー26と、画面1
6に表示されるデータを入力する場合等に使用される入
力キー27が配列されている。カーソルキー23は、デ
ィスプレイ7に表示された画面16上のカーソル22を
上下,左右方向に移動させるためのキーである。ページ
キー26は、NCプログラムのプログラム番号P1 など
データを表示するファイル番号一覧表24,25が画面
16に表示された場合に、これらデータのページを正方
向または逆方向にめくるためのキーである。
【0027】さらに、キーボード5には、スペースキー
28,オリジンキー29,リセットキー30,数字キー
31,英字キー32,戻しキー37など多数のキーが配
列されている。スペースキー28は、ファイル番号一覧
表24,25に表示されたプログラム番号P1 のうち所
望のプログラム番号のところに、後述する所定のマーク
(たとえば、アスタリスク「*」)を付与および消去す
ることができるキーである。オリジンキー29は、ファ
イル番号一覧表24,25の全てのプログラム番号P1
にマーク「*」を一括付与および一括消去できるキーで
ある。
【0028】本実施形態では、一方のファイル番号一覧
表24には、プログラム記憶用ハードディスク10に記
憶されているNCプログラムのうち全てのまたは一部の
NCプログラムのプログラム番号P1 が表示されてい
る。他方のファイル番号一覧表25には、プログラム記
憶用メモリ2に記憶されているNCプログラムのうち、
全てのまたは一部のNCプログラムのプログラム番号P
1 が表示されている。この場合には、プログラム記憶用
ハードディスク10とプログラム記憶用メモリ2が、N
Cプログラムを記憶する第1,第2の記憶部にそれぞれ
相当することになる。
【0029】画面16内の下部には、ファンクション表
示部36が表示されている。ファンクション表示部36
に複数表示された機能(たとえば、「ディスク−メモ
リ」(図示せず)の機能)に対応する位置にあるファン
クションキーF8 をオン(押圧)すれば、プログラム記
憶用ハードディスク10に記憶されているファイル番号
一覧表24(図面では、「ディスク一覧」と表示)と、
プログラム記憶用メモリ2に記憶されているファイル番
号一覧表25(図面では、「プログラム一覧」と表示)
が、画面16に左右に並んで表示される。なお、ファイ
ル番号一覧表24,25は、画面16の上下に並べても
よい。
【0030】これと同様に、「ディスク−LAN」の機
能に対応する位置にあるファンクションキーF7 をオン
すれば、プログラム記憶用ハードディスク(第1の記憶
部)10に記憶されているファイル番号一覧表24と、
LANサーバ用ハードディスク(第2の記憶部)13に
記憶されているファイル番号一覧表25が、画面16に
左右に並んで表示される。また、「LAN−メモリ」の
機能に対応する位置にあるファンクションキーF9 をオ
ンすれば、LANサーバ用ハードディスク(第1の記憶
部)13に記憶されているファイル番号一覧表24
(「LAN一覧」と表示)と、プログラム記憶用メモリ
(第2の記憶部)2に記憶されているファイル番号一覧
表25が、画面16に左右に並んで表示される。
【0031】このように、ファンクションキーF7 から
9 のいずれかのキーをオンすれば画面16の表示が切
り換わり、所望の第1,第2の二つの記憶部は、プログ
ラム記憶用メモリ2,プログラム記憶用ハードディスク
10およびLANサーバ用ハードディスク13の三つの
記憶部から、操作入力部4のファンクションキーF7
らF9 の操作により任意に選択される。図2に示すよう
に、ファンクションキーF8 に対応するファンクション
表示部36が「機能戻し」の表示になっている時にファ
ンクションキーF8 をオンすると、ファイル番号一覧表
24,25を表示する以前の機能の表示に戻る。
【0032】ファンクション表示部36に表示された
「← →」に対応する位置にあるファンクションキーF
5 を押すと、転送方向が右方向(→),左方向(←)に
順次切り換わって、転送方向を示す矢印33も転送方向
に合わせて正,逆転する。これと同時に、カーソル22
は、転送元の記憶部のファイル番号一覧表側に自動的に
移動して、転送する予定のプログラム番号を選択できる
ようになっている。なお、キー操作により、カーソル2
2を転送先の記憶部のファイル番号一覧表側に移動させ
ることもできる。
【0033】図2から図5に示す画面16では、矢印3
3が右方向を向いているので、左側に表示されるプログ
ラム記憶用ハードディスク10が転送元の記憶部で、右
側に表示されるプログラム記憶用メモリ2が転送先の記
憶部の場合を示している。また、ファイル番号一覧表2
4,25はプログラム番号P1 のみを表示している。な
お、転送先の記憶部にNCプログラムが記憶されていな
い状態であってもよく、この場合には、転送先のファイ
ル番号一覧表25は空白になる。
【0034】NCプログラムのファイル番号一覧表2
4,25は、プログラム番号P1 の他に、各NCプログ
ラムに関するコメント,NCプログラムの長さ,プログ
ラム登録日等も加えたプログラム内容を表示することも
できる。このプログラム内容をファイル番号一覧表2
4,25に表示するためには、ファンクション表示部3
6の「一覧詳細」の位置に対応するファンクションキー
6 を押せば、表示の切り換えができる。これにより、
所望のNCプログラムについて、コメント等を含んだプ
ログラム内容が表示される。ファンクションキーF6
もう一度押すことにより、ファイル番号一覧表24,2
5は、プログラム内容の表示からプログラム番号P1
みの表示に戻る。
【0035】ファイル番号一覧表24,25の下部に
は、転送中のNCプログラムやデータ等の転送状態等を
表示するためのモニタ画面32が、画面16内に設けら
れている。モニタ画面32に表示された矢印33やその
他の表示で、転送方向や転送状態の確認およびエラーの
有無のチェック等ができる。また、「よろしいですか?
Y−はい、N−いいえ」等のメッセージをモニタ画面
32のメッセージ表示エリア34に表示することによ
り、所定の選択操作の可否の最終確認ができる。モニタ
画面32の下部にはキー入力表示エリア35が設けられ
ており、キーボード5から入力された文字,数字,記号
等が、キー入力表示エリア35に表示される。
【0036】NC装置1は、プログラム記憶用メモリ
2,プログラム記憶用ハードディスク10およびLAN
サーバ用ハードディスク13など複数の記憶部にそれぞ
れ記憶されているNCプログラムのうち、所望のNCプ
ログラムを選択する機能と、選択されたNCプログラム
を記憶部の間で所望の転送方向に転送する機能とを有し
ている。そのために、NC装置1は、演算装置3にそれ
ぞれ接続されたプログラムファイル表示制御部40と転
送処理部46とを備えている。プログラム記憶用メモリ
2,プログラム記憶用ハードディスク10およびLAN
サーバ用ハードディスク13から選択される第1,第2
の記憶部と、プログラムファイル表示制御部40と、操
作入力部4と、転送処理部46とにより、NCプログラ
ムを選択して転送する転送装置が構成される。
【0037】プログラムファイル表示制御部40は、プ
ログラム記憶用メモリ2,プログラム記憶用ハードディ
スク10およびLANサーバ用ハードディスク13か
ら、操作入力部4の操作により所望の二つの第1,第2
の記憶部を選択する。この選択の指令により、第1,第
2の記憶部に記憶されているNCプログラムのプログラ
ム番号P1 を、一方のファイル番号一覧表24および他
方のファイル番号一覧表25として画面16に並べて表
示するとともに、ファイル番号一覧表24,25をファ
イル番号一覧表メモリ41に記憶する。
【0038】操作入力部4を操作することにより、NC
プログラムの転送方向を選択するとともに、転送する予
定の一つまたは複数のNCプログラムのプログラム番号
1を、画面16上のカーソル22の移動(または、た
とえばキーボード5でプログラム番号を入力するキー操
作)で選択する指令を入力することができる。カーソル
キー23によるカーソル22の移動や、ページキー26
でページをめくることにより、ファイル番号一覧表2
4,25に一度に表示されないNCプログラムを順次表
示できる。したがって、カーソルキー23およびページ
キー26等を操作して、ファイル番号一覧表24,25
内でカーソル22を所望のプログラム番号の位置に移動
させれば、自在にNCプログラムの選択がなされる。
【0039】また、プログラムファイル表示制御部40
は、操作入力部4の操作で転送方向を選択する指令を入
力することにより、第1,第2の記憶部のいずれか一方
と他方を、それぞれ転送元の記憶部と転送先の記憶部と
する。そして、画面16に表示されたファイル番号一覧
表24,25から、操作入力部4の操作で、一つまたは
複数の所望のNCプログラムのプログラム番号が選択さ
れると、その旨を表示するとともに選択の有無を選択有
無メモリ(たとえば、マーキングメモリ43)に記憶す
る。
【0040】プログラムファイル表示制御部40には、
マーキング制御部(選択有無制御部)42が設けられて
いる。マーキング制御部42は、操作入力部4の操作で
選択されたNCプログラムのプログラム番号と選択され
ないNCプログラムのプログラム番号とを判別するため
の選択有無の表示を、ファイル番号一覧表24,25に
判別可能に表示するとともに、この選択の有無をマーキ
ングメモリ(選択有無メモリ)43に記憶する。
【0041】選択有無の表示として、ファイル番号一覧
表24,25に表示されたNCプログラムのプログラム
番号のうち、選択されたNCプログラムのプログラム番
号には所定のマーク44(図5)を付与している。すな
わち、ファイル番号一覧表24,25を表示した画面1
6で、特定されたプログラム番号のところに所定のマー
ク(たとえば、アスタリスク「*」)44を付与するこ
とにより選択ありの表示を行っている。なお、その他の
選択有無の表示としては、たとえば、選択されたプログ
ラム番号の色を変える場合、プログラム番号を示す数
字,文字等の反転表示を行う場合等であってもよい。
【0042】スペースキー28を一回押すごとに、カー
ソル22の位置しているプログラム番号P1 に、マーク
44の付与と消去が繰り返されるようになっている。こ
れと同様に、オリジンキー29を一回押すごとに、全て
のプログラム番号にマーク44が一括して付与されたり
消去されたりする。したがって、付与するマーク44の
数が多い時には、オリジンキー29を押して一旦全部の
プログラム番号にマーク44を付与した後、カーソル2
2を移動しスペースキー28を押して、不要なプログラ
ム番号のマーク44を消去する操作を行うのが効率的で
ある。
【0043】なお、マーク44の付与・消去,一括付与
・一括消去の操作は、スペースキー28,オリジンキー
29以外のキー、たとえば「+」キー,「−」キー等で
行えるようにしてもよい。すなわち、カーソルキー2
3,ページキー26などカーソル移動操作等で使用する
キー以外のキーや、ファンクションキーF1 からF9
外のキーに、操作機能を付与してもよい。
【0044】マーキング制御部42は、カーソル22の
移動で選択されたNCプログラムのプログラム番号の近
傍に所定のマーク44を付与するとともに、各NCプロ
グラムにこのマーク44が付与されているか否かを、マ
ーキングメモリ43に記憶して管理する。ファイル番号
一覧表メモリ41とマーキング制御部42とマーキング
メモリ43は、プログラムファイル表示制御部40に含
まれている。
【0045】転送処理部46は、操作入力部4の操作で
入力された転送指令により、NCプログラムの選択の有
無を選択有無判別部で判別する。そして、転送処理部4
6は、操作入力部4の操作で選択されたNCプログラム
を、転送指令により第1の記憶部と第2の記憶部との間
で所望の転送方向に転送するとともに、転送完了の信号
をプログラムファイル表示制御部40に出力する。
【0046】たとえば、ファンクション表示部36に表
示された「転送実行」に対応する位置にあるファンクシ
ョンキーF1 をオンすれば、転送処理部46は、選択さ
れたNCプログラムを、転送元のプログラム記憶用ハー
ドディスク10から転送先のプログラム記憶用メモリ2
にデータ伝送を行い、プログラム記憶用メモリ2は伝送
されてきたデータを格納する。転送処理部46による一
つのNCプログラムの転送がなされると、転送処理部4
6から出力される転送完了の信号に基づいて、プログラ
ムファイル表示制御部40は、転送先のファイル番号一
覧表25に、転送済みのNCプログラムのプログラム番
号(たとえば、「3165」)を追加した状態で表示す
る(図4参照)。
【0047】なお、選択されたプログラム番号にマーク
44を付与した場合には、転送処理部46は、マーキン
グ判別部(選択有無判別部)47でマーク44の有無を
判別して、選択ありのNCプログラムを転送する。次い
で、転送処理部46からプログラムファイル表示制御部
40に転送完了の信号が出力されると、この信号を受け
たプログラムファイル表示制御部40は、転送元のファ
イル番号一覧表24における転送の完了したNCプログ
ラムの選択有無の表示(すなわち、マーク44)を自動
的に消去する。
【0048】複数のNCプログラムを転送するために複
数のマーク44が付与された時には、転送処理部46
は、選択ありのNCプログラムのうちの一つのNCプロ
グラムを転送し、この転送が完了すると転送完了の信号
を出力する。プログラムファイル表示制御部40は、こ
の信号に基づいて、転送元のファイル番号一覧表24に
おける転送の完了したNCプログラムのマーク44を自
動的に消去する。この手順を順次繰り返すことにより、
転送元のマーク44を自動的に順次消去して、画面16
に転送の進行状況を表示しながら、選択ありの全部のN
Cプログラムを順番に転送する。
【0049】プログラムファイル表示制御部40は、プ
ログラムファイルのデータ内容(すなわち、プログラム
内容の詳細)を表示するビュー(View)機能を有してい
る。すなわち、図1から図3に示すように、プログラム
ファイル表示制御部40は、ファイル番号一覧表24,
25が画面16に表示されている時に、カーソル22の
移動またはキー操作で所望のNCプログラムのプログラ
ム番号を選択することにより、選択されたプログラム番
号のNCプログラムのデータ内容を画面16に表示して
同一画面で確認できるように制御している。
【0050】たとえば、図2に示すように、ファイル番
号一覧表24,25が画面16に並んで表示されている
時に、ファンクション表示部36の「ビュー」の位置に
対応するファンクションキーF4 を押す。すると、図3
に示すように、画面16の一部(または、全部)にウィ
ンドウ50が表示される。ファンクションキーF4 をも
う一度押すことによって、ウィンドウ50の表示は消え
る。なお、ウィンドウ50の位置は画面16内のいずれ
の場所であってもよい。
【0051】この例では、カーソル22により、所望の
NCプログラムのプログラム番号「O3165」が選択
されている。選択されたこのプログラム番号のNCプロ
グラムのデータ内容51がウィンドウ50内に表示され
て、同一画面で確認できる。このようにして、所望のN
Cプログラムのデータ内容51を表示すれば、オペレー
タは、プログラム内容の詳細を画面16で確認しなが
ら、このNCプログラムを正確に転送することができ
る。なお、ウィンドウ50内に表示されるデータ内容5
1は、NCプログラムの先頭の部分のデータ内容を表示
している場合を示したが、カーソルキー23やページキ
ー26等の操作により先頭以外のデータ内容も表示でき
る。
【0052】次に、NCプログラムを選択,転送する方
法について説明する。図7はNCプログラムの選択,転
送の手順を示すフローチャートである。図1から図7に
示すように、プログラム記憶用メモリ2,プログラム記
憶用ハードディスク10およびLANサーバ用ハードデ
ィスク13の間で所望のNCプログラムを選択して相互
に転送する場合には、データ転送機能を選択する。すな
わち、初期の総合画面の表示状態において、ファンクシ
ョン表示部36に表示された「ファイル選択」に対応す
る位置にあるファンクションキーF2 を押すことによ
り、データ転送機能が選択される。この選択により、デ
ィスプレイ7は、図2に示すようなデータサーバの画面
16を表示する(ステップ101)。
【0053】次に、ファンクションキーF7 からF9
いずれかのキーを押して、三つの記憶部2,10,13
から、転送元および転送先となる二つの記憶部を選択し
て画面16に表示する。たとえば、プログラム記憶用ハ
ードディスク10とプログラム記憶用メモリ2とを選択
する場合には、「ディスク−メモリ」の表示に対応する
ファンクションキーF8 を押す(ステップ102)。
【0054】ファンクションキーF8 で入力された選択
指令により、プログラムファイル表示制御部40は、プ
ログラム記憶用ハードディスク10に記憶されているN
Cプログラムを呼び出し、プログラム番号を表示するフ
ァイル番号一覧表24として画面16に表示し、ファイ
ル番号一覧表24をファイル番号一覧表メモリ41に記
憶する。また、プログラムファイル表示制御部40は、
前記選択指令により、プログラム記憶用メモリ2に記憶
されているNCプログラムを呼び出し、プログラム番号
を表示するファイル番号一覧表25(プログラム一覧)
をファイル番号一覧表24(ディスク一覧)の横に並べ
て画面16に表示し、ファイル番号一覧表25をファイ
ル番号一覧表メモリ41に記憶する(ステップ10
3)。
【0055】この時、NCプログラムの内容を確認した
い時には、確認したいNCプログラムが表示されている
側のファイル番号一覧表24または25側にカーソル2
2を移動し、「一覧詳細」のファンクションキーF6
押すと、コメント等を表示したプログラム内容が、一方
のファイル番号一覧表24または25に表示される。こ
の時、図2とは表示の仕方が変わり、左端にプログラム
番号が縦1列に並び、プログラム番号の右側に、コメン
ト,NCプログラムの長さ,プログラム登録日等が表示
される。また、NCプログラムのデータ内容を確認した
い場合には、そのNCプログラムのプログラム番号にカ
ーソル22を合わせ、「ビュー」のファンクションキー
4 を押す。すると、図3に示すように、データ内容5
1がウィンドウ50内に表示されるので、データ内容の
確認ができる。
【0056】次いで、NCプログラムの転送方向を決定
する。転送方向を示す矢印33を見て、必要な場合には
「← →」に対応する位置にあるファンクションキーF
5 を押すことにより、転送方向を決定する(ステップ1
04)。転送方向を決定すると、カーソル22は、転送
元のファイル番号一覧表24側に自動的に移動する。図
2では、プログラム記憶用ハードディスク10からプロ
グラム記憶用メモリ2に転送する場合を示している。
【0057】次に、転送元を示すファイル番号一覧表2
4の中から、転送したいプログラム番号(たとえば、プ
ログラム番号「O3165」)の位置にカーソル22を
移動して合わせる。複数のNCプログラムを選択する場
合には、図5に示すように、スペースキー28,オリジ
ンキー29等で、所望のプログラム番号にマーク「*」
44を付与する(ステップ105)。なお、ステップ1
04とステップ105の実行順序を入れ替えてもよい。
【0058】次いで、「転送実行」のファンクションキ
ーF1 を押すと(ステップ106)、「よろしいですか
? Y−はい、N−いいえ」というメッセージが、モニ
タ画面32のメッセージ表示エリア34に表示される
(ステップ107)。なお、選択されたNCプログラム
のプログラム番号と同じプログラム番号のNCプログラ
ムが転送先にすでに記憶されている場合には、その旨の
メッセージとアラームのいずれか一方または両方をモニ
タ画面32に表示する。
【0059】転送を実行してもよい場合には、操作入力
部4の「Y」キーを押すと転送が開始される。なお、
「N」キーを押すと転送処理は中止になる(ステップ1
08)。その後、転送を続行するか否かを判別し、続行
する場合にはステップ102に戻る。終了する場合に
は、「機能戻し」のファンクションキーF8 または「戻
し」キー37を押すと、初期の総合画面の表示に戻り、
NCプログラムの転送の手順は終了する(ステップ10
9)。このようにして、複数の記憶部2,10,13の
間でNCプログラムを相互に転送することにより、転送
されたNCプログラムを用いて、NC装置1で加工動作
の制御、NCプログラムの編集などができ、また、NC
プログラムのバックアップファイルの作成もできる。
【0060】NC工作機械では多品種少量生産の場合が
多く、また、プログラム記憶用ハードディスク10やL
ANサーバ用ハードディスク13が導入されるケースも
多くなってきた。このような加工システムでは、複数の
記憶部の間でNCプログラムを相互に転送するので、選
択,転送の操作回数も多い。特に、NC工作機械の制御
や、NCプログラムの編集などを行うために、LANサ
ーバ用ハードディスク13から、NC装置1のプログラ
ム記憶用メモリ2やプログラム記憶用ハードディスク1
0に転送することがひんぱんに行われるが、従来は、L
ANサーバ用ハードディスク13との間の転送の操作が
面倒であった。
【0061】これに対して、本実施形態によれば、オペ
レータは、プログラム番号をキーボード5から入力しな
くとも、カーソル22を移動させて、カーソル22の位
置やマーク44の有無等を確認しながら、所望のNCプ
ログラムの選択および転送を、容易,迅速かつ正確に行
うことができるので、非熟練者でも容易に転送の操作が
できる。また、複数のNCプログラムを転送するのにマ
ーク44を付与した場合、転送が完了した転送元のNC
プログラムのマーク44は自動的に順次消去されるの
で、転送動作の進行状況が分かりやすい。
【0062】転送元,転送先の記憶部におけるNCプロ
グラムの一覧が、同一の画面16の左右(または、上
下)に表示されるので、両方の記憶部にそれぞれ記憶さ
れているNCプログラムを比較して確認するのが容易で
ある。転送方向の切り換えをファンクションキーF5
操作のみで行えるので、切り換えが容易である。また、
転送方向を示す矢印33を、画面16の下部中央で、か
つファイル番号一覧表24,25の間に表示しているの
で、転送方向を容易に確認することができる。
【0063】このように、本発明によれば、NC装置に
おけるプログラムファイルを複数の記憶部で記憶する場
合に、簡単な選択操作と転送実行の操作により、記憶部
の間でプログラムファイルを相互に転送することができ
る。なお、他のNC装置14用のプログラム記憶用メモ
リやプログラム記憶用ハードディスクに対しても、プロ
グラムファイルを転送できるようにしてもよい。なお、
各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
【0064】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので、簡
単な操作により、NC装置における所望のプログラムフ
ァイルを複数の記憶部の間で相互に転送することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1から図7は本発明の一実施形態を示す図
で、図1はNC装置におけるプログラムファイルの転送
装置を含むブロック図である。
【図2】NC加工プログラムのプログラム番号を選択し
た転送前の状態を示すNC操作画面の説明図である。
【図3】NC加工プログラムのデータ内容を表示した転
送前の状態を示すNC操作画面の説明図である。
【図4】転送後の状態を示すNC操作画面の説明図であ
る。
【図5】NC加工プログラムのプログラム番号にマーク
を付与した転送前の状態を示すNC操作画面の説明図で
ある。
【図6】操作入力部を含む正面図である。
【図7】NC加工プログラムの選択,転送の手順を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 NC装置 2 プログラム記憶用メモリ 4 操作入力部 10 プログラム記憶用ハードディスク(第1の外部
記憶装置) 11 LAN接続装置(通信手段) 13 LANサーバ用ハードディスク(第2の外部記
憶装置) 16 NC操作画面 24 一方のファイル番号一覧表 25 他方のファイル番号一覧表 40 プログラムファイル表示制御部 42 マーキング制御部 44 マーク 46 転送処理部 51 データ内容 P1 プログラム番号(ファイル番号)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NC工作機械を制御するNC装置におけ
    るプログラムファイルを選択して転送する方法であっ
    て、 前記プログラムファイルを記憶する第1の記憶部に記憶
    されている前記プログラムファイルのファイル番号を表
    示する一方のファイル番号一覧表と、前記プログラムフ
    ァイルを記憶する第2の記憶部に記憶されている前記プ
    ログラムファイルのファイル番号を表示する他方のファ
    イル番号一覧表とをNC操作画面に並べて表示し、 前記プログラムファイルを転送する転送方向を選択する
    とともに、転送する予定の前記プログラムファイルの前
    記ファイル番号を前記一方または前記他方のファイル番
    号一覧表から選択する指令を入力し、 選択された前記プログラムファイルを、前記第1の記憶
    部と前記第2の記憶部との間で前記転送方向に転送する
    ことを特徴とするNC装置におけるプログラムファイル
    の転送方法。
  2. 【請求項2】 前記NC装置の内部に設けられたプログ
    ラム記憶用メモリと、前記NC装置に接続された第1の
    外部記憶装置と、通信手段を介して前記NC装置に接続
    された第2の外部記憶装置から、所望の前記第1,第2
    の記憶部を選択することにより、前記一方のファイル番
    号一覧表および前記他方のファイル番号一覧表を前記N
    C操作画面に並べて表示し、 前記転送方向を選択する前記指令を入力することによ
    り、前記第1,第2の記憶部のいずれか一方と他方をそ
    れぞれ転送元の記憶部と転送先の記憶部とし、 前記プログラムファイルを前記転送元の記憶部から前記
    転送先の記憶部に転送することを特徴とする請求項1に
    記載のNC装置におけるプログラムファイルの転送方
    法。
  3. 【請求項3】 前記一方のファイル番号一覧表と前記他
    方のファイル番号一覧表が前記NC操作画面に表示され
    ている時に、 所望の前記プログラムファイルの前記ファイル番号を選
    択し、選択されたこのファイル番号の前記プログラムフ
    ァイルのデータ内容を前記NC操作画面に表示して同一
    画面で確認できるようにしたことを特徴とする請求項1
    または2に記載のNC装置におけるプログラムファイル
    の転送方法。
  4. 【請求項4】 転送する予定の一つまたは複数の前記プ
    ログラムファイルの前記ファイル番号を選択することに
    より、 選択されたこのファイル番号と選択されない前記ファイ
    ル番号とを前記ファイル番号一覧表に判別可能に表示す
    ることを特徴とする請求項1,2または3に記載のNC
    装置におけるプログラムファイルの転送方法。
  5. 【請求項5】 NC工作機械を制御するNC装置におけ
    るプログラムファイルを選択して転送する装置であっ
    て、 前記プログラムファイルを記憶する第1,第2の記憶部
    と、 この第1の記憶部に記憶されている前記プログラムファ
    イルのファイル番号を表示する一方のファイル番号一覧
    表と前記第2の記憶部に記憶されている前記プログラム
    ファイルのファイル番号を表示する他方のファイル番号
    一覧表とをNC操作画面に並べて表示するプログラムフ
    ァイル表示制御部と、 前記NC装置の操作に使用され、前記プログラムファイ
    ルの転送方向を選択するとともに、転送する予定の前記
    プログラムファイルの前記ファイル番号を前記NC操作
    画面上で選択する指令を入力するための操作入力部と、 この操作入力部の操作で選択された前記プログラムファ
    イルを、前記操作入力部の操作で入力された転送指令に
    より前記第1の記憶部と前記第2の記憶部との間で前記
    転送方向に転送する転送処理部とを備えたことを特徴と
    するNC装置におけるプログラムファイルの転送装置。
  6. 【請求項6】 前記第1,第2の記憶部は、前記NC装
    置の内部に設けられたプログラム記憶用メモリと、前記
    NC装置に接続された第1の外部記憶装置と、通信手段
    を介して前記NC装置に接続された第2の外部記憶装置
    から、前記操作入力部の操作により選択された二つの記
    憶部であり、 前記操作入力部の操作で前記転送方向を選択する指令を
    入力することにより、前記第1,第2の記憶部のいずれ
    か一方と他方をそれぞれ転送元の記憶部と転送先の記憶
    部とし、 前記転送処理部は、前記転送指令により前記プログラム
    ファイルを前記転送元の記憶部から前記転送先の記憶部
    に転送するとともに、前記プログラムファイル表示制御
    部に信号を出力することを特徴とする請求項5に記載の
    NC装置におけるプログラムファイルの転送装置。
  7. 【請求項7】 前記プログラムファイル表示制御部は、
    前記一方のファイル番号一覧表と前記他方のファイル番
    号一覧表が前記NC操作画面に表示されている時に、所
    望の前記ファイル番号を選択することにより、選択され
    たこのファイル番号の前記プログラムファイルのデータ
    内容を前記NC操作画面に表示して同一画面で確認でき
    るように制御することを特徴とする請求項5または6に
    記載のNC装置におけるプログラムファイルの転送装
    置。
  8. 【請求項8】 前記プログラムファイル表示制御部のマ
    ーキング制御部は、前記ファイル番号一覧表に表示され
    た前記ファイル番号のうち前記選択されたファイル番号
    には所定のマークを付与することにより選択の有無の表
    示を行うことを特徴とする請求項5,6または7に記載
    のNC装置におけるプログラムファイルの転送装置。
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