JPH11295634A - 走査光学装置 - Google Patents

走査光学装置

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JPH11295634A
JPH11295634A JP9641598A JP9641598A JPH11295634A JP H11295634 A JPH11295634 A JP H11295634A JP 9641598 A JP9641598 A JP 9641598A JP 9641598 A JP9641598 A JP 9641598A JP H11295634 A JPH11295634 A JP H11295634A
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JP
Japan
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lens
slit member
beams
slit
optical device
Prior art date
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Pending
Application number
JP9641598A
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English (en)
Inventor
Masakuni Suwashita
雅邦 諏訪下
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd filed Critical Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority to JP9641598A priority Critical patent/JPH11295634A/ja
Publication of JPH11295634A publication Critical patent/JPH11295634A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 解像度等の性能が異なる複数の機種につい
て、同一のスリット部材を用いることができる走査光学
装置を提供することを課題(目的)とする。 【解決手段】 半導体レーザー21から発するビームを
平行光にするコリメートレンズ22、副走査方向に正の
パワーを持つシリンドリカルレンズ23、ビーム径を決
定するスリット部材24、ビームを反射、偏向させるポ
リゴンミラー30、fθレンズ40、ビームを反射させ
て感光体ドラムに導く光路屈折ミラー50を備えてい
る。スリット部材24はビームの進行方向に沿って底壁
11に対してスライド可能な可動ベース25上に固定さ
れている。ボルト27を緩めれば、ガイド溝11aに沿
ってx方向にスライド可能であり、これによりスリット
部材24の配置位置を変更することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーザープリン
ターやレーザーファクシミリ等に用いられる走査光学装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の走査光学装置の光学系は、例えば
図3(a)、(b)に示されるように、半導体レーザー1から
発するビームをコリメートレンズ2により平行光にした
後、シリンドリカルレンズ3によりポリゴンミラー4の
位置で副走査方向において一旦収束させ、ポリゴンミラ
ー4で反射、偏向されたビームを図示せぬfθレンズを
介して収束させて感光体ドラム上を走査するスポットを
形成する。
【0003】図3(a)に示す従来例では、コリメートレ
ンズ2とシリンドリカルレンズ3との間にスリット部材
5aが固定されており、図3(b)に示す従来例ではシリ
ンドリカルレンズ3とポリゴンミラー4との間にスリッ
ト部材5bが固定されている。なお、図3(a)、(b)は、
いずれも副走査面内の説明図である。
【0004】これらのスリット部材5a,5bのスリッ
ト幅は、いずれも走査光学装置の特性、機能に応じて定
められる。すなわち、スリット幅が大きい場合には、光
学系のFナンバーが小さくなるため、感光体ドラム上の
スポットサイズを小さく絞ることができ、高解像度化に
有利である反面、焦点深度が小さくなるため、光学部品
の加工精度や位置精度が高く要求されると共に、fθレ
ンズの副走査方向の像面湾曲量も小さく抑えなければな
らない。これに対してスリット幅が小さい場合には、解
像度を高くすることはできないが、加工精度、位置誤差
や像面湾曲に対する許容幅を大きくすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の走査光学装置においては、スリット部材5a,
5bが図示した位置に固定して設けられているため、異
なる機種毎に適正なスリット幅を持つスリット部材を用
意する必要があり、スリット部材の管理が煩雑であっ
た。
【0006】この発明は、上述した従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、解像度等の性能が異なる複
数の機種について、同一のスリット部材を用いることが
できる走査光学装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる走査光
学装置は、ビームを発する光源と、光源から発したビー
ムを少なくとも一方向において収束させる第1のレンズ
と、第1のレンズによるビームの収束点近傍に配置さ
れ、入射するビームを反射し、第1のレンズによって収
束される方向にほぼ直交する面内で偏向させる偏向器
と、偏向器により反射、偏向されたビームを露光対象面
上に収束させる第2のレンズと、第1のレンズと偏向器
との間にビームの進行方向に沿って移動可能に配置され
たスリット部材とを備えることを特徴とする。
【0008】上記の構成によれば、スリット部材が収束
ビーム中に配置されているため、スリット部材をビーム
の進行方向に沿って移動調整することにより、スリット
を透過するビームとスリット部材により遮断されるビー
ムとの割合を変えることができる。第1のレンズとして
は、アナモフィックレンズ、より具体的にはシリンドリ
カルレンズを用いることができる。また、この場合、第
2のレンズとしても、アナモフィックレンズが用いられ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる走査光学
装置の実施形態を説明する。図1は実施形態の走査光学
装置の主走査面内の平面図、図2はその光学系の一部を
示す副走査方向の説明図である。実施形態の走査光学装
置は、レーザープリンターに使用される露光ユニットで
あり、入力される描画信号にしたがってON/OFF変調され
たレーザー光を感光体ドラム上で走査させ、静電潜像を
形成する。
【0010】実施形態の走査光学装置は、図1に示され
るように、樹脂製のケーシング10と、このケーシング
に固定された光学部品とから構成される。ケーシング1
0は、底壁11と、この底壁11の周囲に立設された側
壁12とを備えている。
【0011】光学系は、光源である半導体レーザー2
1、この半導体レーザー21から発するビームを平行光
にするコリメートレンズ22、副走査方向に正のパワー
を持つ第1のアナモフィックレンズであるシリンドリカ
ルレンズ23、ビーム径を決定するスリット部材24、
ビームを反射、偏向させる偏光器としてのポリゴンミラ
ー30、第2のアナモフィックレンズであるfθレンズ
40、そしてfθレンズ40から射出したビームを反射
させて図示せぬ感光体ドラムに導く光路屈折ミラー50
を備えている。
【0012】半導体レーザー21とコリメートレンズ2
2とは、一体として光源ユニット20に保持されてお
り、この光源ユニット20が側壁12に取り付けられて
いる。シリンドリカルレンズ23は、ケーシング10の
底壁11に直接固定され、スリット部材24はビームの
進行方向に沿って底壁11に対してスライド可能な可動
ベース25上に固定されている。
【0013】可動ベース25は、底壁11に形成された
ガイド溝11aに嵌合して配置されており、中央に形成
された長穴26を貫通して底壁11に螺合するボルト2
7を締め付けることにより位置決めされる。ボルト27
を緩めれば、ガイド溝11aに沿ってx方向にスライド
可能であり、これによりスリット部材24の配置位置を
変更することができる。
【0014】ポリゴンミラー30は、スキャナモータ3
1の回転軸に取り付けられており、このスキャナモータ
31が駆動回路と共に基板32に固定されており、基板
32がケーシング10の底壁11にネジ止めされてい
る。fθレンズ40は、第1レンズ41と第2レンズ4
2とから構成されている。なお、図中の符号60は、ポ
リゴンミラー30により反射された走査範囲外のビーム
を反射させるミラー、61はこのミラーで反射されたビ
ームを検出して水平同期信号を出力するセンサである。
【0015】上記の構成によれば、半導体レーザー21
から発した発散ビームはコリメートレンズ22により平
行光とされ、シリンドリカルレンズ23を透過してポリ
ゴンミラー30の近傍で副走査方向に収束し、ポリゴン
ミラー30で反射、偏向された後、発散光となってfθ
レンズ40に入射する。fθレンズ40は、全体として
主走査方向に比較的弱い正のパワーを有すると共に、副
走査方向に比較的強い正のパワーを有し、ポリゴンミラ
ーにより反射、偏向されるビームを主走査、副走査の両
方向において収束させる。fθレンズから射出されたビ
ームは、光路屈折ミラー50により反射され、図示せぬ
感光体ドラム上には主走査方向に走査するスポットが形
成される。
【0016】レーザー光は、副走査方向においてはシリ
ンドリカルレンズ23によりポリゴンミラー30の反射
面の近傍で一旦収束し、fθレンズ40のパワーにより
感光体ドラム上に再度収束する。このように反射面と感
光体ドラムの面とをfθレンズ40を介して共役にする
ことにより、ポリゴンミラー30の反射面の面倒れ誤差
による感光体ドラム上での走査線のズレを防止できる。
【0017】スリット部材24の位置は、走査光学装置
の特性、機能に応じて定められる。図2に示されるよう
に、シリンドリカルレンズ23とポリゴンミラー30と
の間の光路中では、ビームは副走査方向において収束光
となっているため、スリット部材24を、x方向に移動
させることにより、スリット24aを透過するビームと
スリット部材24により遮断されるビームとの割合を変
えることができる。すなわち、スリット部材24をシリ
ンドリカルレンズ23に近づく方向に移動させれば、ス
リット24aを透過するビームの量が相対的に小さくな
り、かつ、ビーム径が小さくなる。これに対して、スリ
ット部材24をポリゴンミラー30に近づく方向に移動
させれば、スリット24aを透過するビームの量が相対
的に大きくなり、かつ、ビーム径は大きくなる。
【0018】前述のように解像度を高くするためにはス
リット幅は大きい方が望ましく、かつ、半導体レーザー
21から発したエネルギーを有効に利用することもでき
る。ただし、スリット幅が大きいと焦点深度が小さくな
るため、光学部品の性能、特にfθレンズ40の像面湾
曲が大きいと、感光体ドラム上のスポットサイズを所定
の許容範囲内に抑えることができなくなる。そこで、当
該装置において、感光体ドラム上のスポットサイズが所
定の許容範囲内に収めることができる範囲で、できる限
りビーム径を大きくするようにスリット部材24の位置
が決定される。
【0019】スリット部材24の位置は、装置の設計値
と実際に加工、組立した際の性能とを考慮して決定され
る。すなわち、第1段階では、特定の機種について、そ
の設計値に基づく性能を考慮してスリット部材の初期位
置を求める。そして、個々の製品について、試験により
レンズの加工誤差や部品の組立誤差による影響を求め、
これに基づいて前記の初期位置を修正し、個々の製品に
最適な位置を決定する。
【0020】なお、シリンドリカルレンズ23とポリゴ
ンミラー30との間のビームは、主走査方向については
平行光であるため、スリット部材24の位置調整は主走
査方向のビーム径には影響しない。実施形態のように面
倒れ補正のためにアナモフィックなレンズ系を用いる場
合には、レンズのパワーは副走査方向において大きくな
るため、像面湾曲も一般に副走査方向において特に問題
となる。主走査方向の像面湾曲は、副走査方向のそれと
比較するとかなり小さいため、主走査方向のビーム径を
調整する必要性は低い。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、第1のレンズと偏向器との間に配置されたスリット
部材の位置を装置の解像度と光学部品の性能等とに応じ
て調整することにより、個々の装置に適したビーム径を
設定することができる。したがって、性能が異なる複数
の機種の装置について同一のスリット部材を用いること
ができるばかりでなく、同一機種の装置についても、個
々の装置固有の部品の加工誤差や組立毎に基づいて微少
な調整を行うことができる。この結果、スリット部材の
部品管理が容易となり、生産効率を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態にかかる走査光学装置を示す主走査
方向の平面図。
【図2】 図1の装置の光学系の一部を示す副走査方向
の説明図。
【図3】 従来の走査光学装置の光学系の一部を示す副
走査方向の説明図。
【符号の説明】
10 ケーシング 21 半導体レーザー 22 コリメートレンズ 23 シリンドリカルレンズ 24 スリット部材 30 ポリゴンミラー 40 fθレンズ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビームを発する光源と、 前記光源から発したビームを少なくとも一方向において
    収束させる第1のレンズと、 前記第1のレンズによるビームの収束点近傍に配置さ
    れ、入射するビームを反射し、第1のレンズによって収
    束される方向に略直交する面内で偏向させる偏向器と、 前記偏向器により反射、偏向されたビームを露光対象面
    上に収束させる第2のレンズと、 前記第1のレンズと前記偏向器との間にビームの進行方
    向に沿って移動可能に配置されたスリット部材とを備え
    ることを特徴とする走査光学装置。
  2. 【請求項2】前記第1のレンズはアナモフィックレンズ
    であることを特徴とする請求項1記載の走査光学装置。
  3. 【請求項3】前記第1のレンズはシリンドリカルレンズ
    であることを特徴とする請求項1記載の走査光学装置。
  4. 【請求項4】前記第2のレンズはアナモフィックレンズ
    であることを特徴とする請求項2または3に記載の走査
    光学装置。
JP9641598A 1998-04-08 1998-04-08 走査光学装置 Pending JPH11295634A (ja)

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JP9641598A JPH11295634A (ja) 1998-04-08 1998-04-08 走査光学装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100338529C (zh) * 2003-03-25 2007-09-19 富士胶片株式会社 曝光装置
US8081365B2 (en) 2005-06-30 2011-12-20 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Optical scanner and image-forming device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8081365B2 (en) 2005-06-30 2011-12-20 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Optical scanner and image-forming device
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