JPH11237570A - マルチビーム走査装置 - Google Patents

マルチビーム走査装置

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JPH11237570A
JPH11237570A JP5606798A JP5606798A JPH11237570A JP H11237570 A JPH11237570 A JP H11237570A JP 5606798 A JP5606798 A JP 5606798A JP 5606798 A JP5606798 A JP 5606798A JP H11237570 A JPH11237570 A JP H11237570A
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JP
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light beam
scanning
substrate
light
sub
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JP5606798A
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Satoshi Iwabuchi
敏 岩渕
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 各光ビームの副走査方向の間隔を容易にか
つ微細に調整できるとともに、調整機構の低コスト化を
容易に実現する。 【解決手段】 複数の光ビーム発生手段1〜4からの各
光ビームL1〜L4を副走査方向に並べてポリゴンミラ
ー13により感光ドラムに走査するマルチビーム走査装
置において、光ビーム発生手段1の光ビームL1を基準
にして、光ビーム発生手段3〜4を、これらから発生す
る各光ビームL2〜L4の照射方向が副走査方向に変位
するように調整手段6〜8により副走査方向に移動可能
に支持し、調整手段の基板201の一端を支点にして、
基板201の他端を調節ねじ部材204でハウジング5
と接近または離間する方向に変位させることにより、感
光ドラムの走査面に結像される光ビームL2〜L4の副
走査方向の位置を副走査方向に変位させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビーム照射対象物
である走査面を複数の光ビームにより同時に走査し露光
するマルチビーム走査装置に関し、特に走査面に対して
その副走査方向に配列される各光ビーム間の間隔を副走
査方向に調整できるようにしたマルチビーム走査装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、レーザプリンタ等においては、
記録速度を高めるために複数のレーザビームを同時に走
査するようにしたマルチビーム走査式のレーザプリンタ
が開発され実用化されている。従来、このようなレーザ
プリンタに適用されるマルチビーム走査装置は、画素信
号により発光される複数の半導体レーザ発光体を備え、
この各半導体レーザ発光体から出力されるそれぞれのレ
ーザビームは、プリズム等の光学部材により、副査方向
にドット(画素)に対応する所定の間隔で並ぶように偏
向されるとともに、この偏向された各レーザビームはビ
ームスプリッタ等により合成されてシリンダレンズに入
射され、このシリンダレンズを透過した各レーザビーム
はポリゴンミラーにより水平方向に走査偏向され、この
走査光ビームで感光体上を水平走査することにより感光
体表面を画素信号の強度に応じて露光し、この露光像を
トナーで現像した後、このトナー像を記録紙に転写し定
着処理を施すことにより、画像情報を記録紙にプリント
するものであり、コンピュータの出力装置などに広く用
いられている。
【0003】従来、このようなマルチビーム走査装置に
おいて、副走査方向に並ぶ各レーザビーム間の間隔を調
整する手段としては、各半導体レーザ発光体のレーザビ
ーム出射側に該レーザビームを副走査方向に偏向するプ
リズム等の光学部材を配置し、この光学部材により各レ
ーザビーム間の間隔を調整するようにしていた。
【00
04 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のマルチビーム走査装置における各レーザビ
ームの副走査方向の間隔調整は、プリズム等の光学部材
により偏向することで行うものであるため、光学部材の
固定部への位置決めやその位置調整が面倒で、構造も複
雑になるとともに、加工精度の高い光学部材が必要にな
り、コスト高になるという問題があった。
【0005】本発明は上述のような事情に鑑みなされた
ものであり、本発明の目的は、各光ビームの副走査方向
の間隔を容易にかつ微細に調整できるとともに、調整機
構の低コスト化を容易に実現できるマルチビーム走査装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、光ビームを発生する複数の光ビーム発生手
段と、前記各光ビーム発生手段からの各光ビームを副走
査方向に並ぶように偏向させる光学部材と、前記光学部
材で偏向された複数の光ビームをビーム照射対象物に対
して走査する光ビーム走査手段を有するマルチビーム走
査装置であって、前記複数の光ビーム発生手段のうちの
少なくとも一つの光ビーム発生手段を、該光ビーム発生
手段から発生する光ビームの照射方向が副走査方向に変
位するように副走査方向に移動可能に支持する調整手段
が設けられているものである。
【0007】本発明はまた、前記光ビーム発生手段は、
半導体レーザなどの光ビーム発生源と、該光ビーム発生
源から発生するレーザビームを平行光に変換するコリメ
ータレンズなどの光学素子から構成されるものである。
本発明はまた、前記光ビーム発生手段は、半導体レーザ
などの光ビーム発生源と、該光ビーム発生源から発生す
るレーザビームを平行光に変換するコリメータレンズな
どの光学素子と、前記光ビーム発生源および光学素子を
収容するケースを備え、前記ケースが前記調整手段によ
り支持されているものである。本発明はまた、前記調整
手段は、前記光ビーム発生手段が載置固定され、該光ビ
ーム発生手段から発生する光ビームの照射方向に長い基
板と、前記基板の長尺方向の一端を支点にして基板の長
尺方向の他端を前記副走査方向に変位させることにより
前記光ビームの照射方向を副走査方向に変位させる調節
部材とを備えることを特徴する請求項1、2または3記
載のマルチビーム走査装置。本発明はまた、前記基板は
弾性材により成形され、この基板の長尺方向の一端は固
定され、基板の長尺方向の他端を前記副走査方向に変位
させることにより基板を弾性変形することを特徴する。
本発明はまた、前記ビーム発生手段及び前記光ビーム走
査手段等を収容するハウジングを備え、前記基板の一端
は前記ビーム発生手段の光ビーム出射側であり、該一端
は前記ハウジングにねじ部材により固定されるものであ
る。本発明はまた、前記調節部材は、前記ハウジングに
螺合するねじ部材から構成されるものである。本発明は
また、前記基板の他端と前記ハウジング間に該基板の他
端側をハウジングから離間する方向に付勢する弾性部材
を介在したことを特徴とする。本発明はまた、前記光学
部材で偏向された複数の光ビームはシリンドリカルレン
ズを通して前記光ビーム走査手段に出射されるものであ
る。本発明はまた、複数の光ビームをビーム照射対象物
に対して走査するマルチビーム走査装置であって、前記
光ビームの照射方向が副走査方向に変位するように副走
査方向に並ぶ光ビーム相互間の間隔を調整する調整手段
を備えることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態例につい
て、図1ないし図5を参照して説明する。図1は本発明
の本実施の形態におけるマルチビーム走査装置の概略構
成を示す平面図、図2は本実施の形態における4本のレ
ーザビームを構成する光ビーム発生手段の配列構成を示
す平面図、図3は本実施の形態における光ビーム発生手
段の縦断側面図、図4は本実施の形態における4本のレ
ーザビームの配列状態を示す説明図、図5は本実施の形
態における光ビーム発生手段の光ビームの調整状態を示
す説明図である。
【0009】図1及び図2において、マルチビーム走査
装置は、第1ないし第4の光ビーム発生手段1ないし4
及びこれらを収容するハウジング5を備え、この第1な
いし第4の光ビーム発生手段1ないし4は、図3に示す
ように、画像データにより強度変調された光ビームを発
生するレーザダイオード等の半導体レーザ101と、こ
の半導体レーザ101から発生する光ビームを平行光に
変換するコリメータレンズ102と、これら半導体レー
ザ101及びコリメータレンズ102を互いの光軸を一
致させて一体的に収容保持するケース103とから構成
されている。第1の光ビーム発生手段1は、基準の光ビ
ームL1を発生するもので、ハウジング5に直接設置さ
れている。また、第2の光ビーム発生手段2ないし第4
の光ビーム発生手段4は、それぞれから発生する光ビー
ムL2〜L4の照射方向が副走査方向に変位するように
副走査方向に移動可能に支持する調整手段6〜8を介し
てハウジング5に設置されている。
【0010】上記第1の光ビーム発生手段1の光ビーム
L1の照射方向の光路上には、各光ビームL1〜L4を
副走査方向に収束させるシリンドリカルレンズ9が配置
されている。上記第2の光ビーム発生手段2は、ハウジ
ング5内において、これから出射する光ビームL2の照
射方向が第1の光ビーム発生手段1の光ビームL1と直
角になる向きに配置され、この光ビームL2が光ビーム
L1と直交する箇所には、光ビームL1を透過し、第2
の光ビーム発生手段2からの光ビームL2をシリンドリ
カルレンズ9に向け反射するビームスプリッタ10が配
置されている。また、上記第3の光ビーム発生手段3
は、ハウジング5内において、これから出射する光ビー
ムL3の照射方向が第1の光ビーム発生手段1の光ビー
ムL1と直角になる向きに配置され、この光ビームL3
が光ビームL1と直交する箇所には、光ビームL1、L
2を透過し、第3の光ビーム発生手段3からの光ビーム
L3をシリンドリカルレンズ9に向け反射するビームス
プリッタ11が配置されている。さらに、上記第4の光
ビーム発生手段4は、ハウジング5内において、これか
ら出射する光ビームL4の照射方向が第3の光ビーム発
生手段3の光ビームL3と直角になる向き(かつ光ビー
ムL1と平行な向き)に配置され、この光ビームL4が
光ビームL3と直交する箇所には、光ビームL3を透過
し、第4の光ビーム発生手段4からの光ビームL4を上
記ビームスプリッタ11に向け反射するビームスプリッ
タ12が配置されている。そして、このビームスプリッ
タ12で反射された光ビームL4はビームスプリッタ1
1によりシリンドリカルレンズ9に向け反射される構成
になっている。なお、ビームスプリッタ10、11、1
2は各光ビームL1〜L4をシリンドリカルレンズ9に
対し副走査方向に、図4に示すように配列された状態に
偏向させる光学部材を構成している。
【0011】上記第2の光ビーム発生手段2の調整手段
6は、図2及び図3に示すように、光ビーム発生手段2
のケース103が載置固定され、かつ光ビーム発生手段
2から発生する光ビームL2の照射方向に長い弾性材か
らなる基板201と、この基板201の長尺方向の光ビ
ームL2出射側の一端を段部202を介してハウジング
5に固定する複数の固定ねじ203と、基板201の長
尺方向の他端に貫通して取り付けられ、ハウジング5に
形成したねじ穴51に螺合される調節ねじ部材(調節部
材)204と、この調節ねじ部材204が取り付けられ
る箇所において、基板201の他端とハウジング5間に
介在され、基板201の他端側をハウジング5から離間
する方向に付勢するコイルばねやばね座金等の弾性部材
205とから構成され、上記調節ねじ部材204をねじ
穴51に螺入する方向またはねじ穴51から抜け出る方
向に操作することにより、基板201の一端段部202
を支点にして基板201の長尺方向の他端をハウジング
5に接近する方向またはハウジング5から離間する方向
に変位させ、これにより光ビームL2の照射方向を副走
査方向に変位させる構成になっている。すなわち、調整
手段6の調節ねじ部材204を操作することにより、図
4における基準の光ビームL1に対する光ビームL2の
副走査方向の間隔X1を調整できるようになっている。
このような調整手段は、第3及び第4の光ブーム発生手
段3、4の調整手段7及び8においても第2の光ビーム
発生手段2の調整手段6と同様に構成されている。従っ
て、その構成説明は省略する。
【0012】また、図1において、マルチビーム走査装
置は、光ビーム走査手段を構成するポリゴンミラー1
3、fθレンズ14、書き出しタイミング検出用の反射
ミラー15、書き出しタイミング検出用の光センサ16
等を備える。
【0013】シリンドリカルレンズ9を透過した副走査
方向に並ぶ光ビームL1〜L4のマルチビーム出射光路
上にはポリゴンミラー13が配置されており、このポリ
ゴンミラー13は図示省略したモータにより高速回転さ
れる構成になっているとともに、ポリゴンミラー13の
反射面で反射された光ビームL1〜L4からなる走査マ
ルチビームML1の反射方向にはfθレンズ14が配置
されている。このポリゴンミラー13で反射された走査
マルチビームML1はfθレンズ14を透過した後、f
θレンズ14の光ビーム出射側に配置した反射ミラー1
7を介して図示省略したビーム照射対象物である感光ド
ラムに入射される構成になっている。
【0014】一方、ポリゴンミラー13の回転により走
査される走査マルチビームML1のうち、感光ドラムに
対し走査される範囲から外れた走査マルチビームML2
の反射方向、すなわちポリゴンミラー13による光ビー
ム走査開始端と対向する箇所には書き出しタイミング検
出用の反射ミラー15が配置されている。この反射ミラ
ー15により反射された走査マルチビームML2は、走
査マルチビームML1の走査領域外に配置された書き出
しタイミング検出用の光センサ16に向けて反射され
る。この光センサ16は、走査マルチビームML2を受
光して書き出しタイミングを検出するための信号を出力
するものである。
【0015】上記のように構成されたマルチビーム走査
装置において、第1ないし第4の光ビーム発生手段1〜
4から出力される光ビームL1〜L4は、対応するビー
ムスプリッタ10、11、12によりシリンドリカルレ
ンズ9に向け偏向され、このシリンドリカルレンズ9を
透過した各光ビームL1〜L4はポリゴンミラー13の
反射面に向け入射される。そして、ポリゴンミラー13
の回転に伴いその反射面で反射される光ビームL1〜L
4は、走査マルチビームML1としてfθレンズ14に
入射される。これに伴いfθレンズ14を透過した走査
マルチビームML1は反射ミラー17を介して図示省略
の感光ドラムの表面に入射され、画像データに従い変調
された光ビームL1〜L4の強度に応じて感光ドラム表
面を露光する。ここで、ポリゴンミラー13は図1の矢
印Aの方向に高速回転されるので、ポリゴンミラー13
の反射面に対する光ビームL1〜L4の入射角が変化
し、この入射角の変化に伴い反射される走査マルチビー
ムML1は図示省略の感光ドラムに対して図1の矢印B
方向に主走査される。
【0016】次に、感光ドラムに対し走査される各光ビ
ームL1〜L4において、光ビームL1を基準とする光
ビームL2〜L4の副走査方向の間隔を調整する場合に
ついて、図5を参照して説明する。この図5では、第2
のビーム発生手段2の光ビームL2を副走査方向に調整
する場合を代表して述べるが、第3及び4ビーム発生手
段3、4の光ビームL3、L4を副走査方向に調整する
場合も同様である。図5(A)は、第2のビーム発生手
段2から発生する光ビームL2の照射方向はシリンドリ
カルレンズ9の光軸9aと一致した状態を示している。
かかる状態において、調節ねじ部材204をねじ穴51
に螺入される方向、または調節ねじ部材204をねじ穴
51から抜ける出る方向に操作すると、図5(B)に示
すように、基板201の長尺方向の他端側は、基板20
1の一端段部202を支点にして基板201の有する弾
性及び弾性部材205に抗してハウジング5に接近する
方向、または離間する方向に変位する。これに伴い、シ
リンドリカルレンズ9への光ビームL2の入射角θが変
化する。この入射角θは、光ビームL2の照射方向とシ
リンドリカルレンズ9の光軸9aとの角度で表わされ
る。従って、シリンドリカルレンズ9への光ビームL2
の入射角θを変化させることにより、ポリゴンミラー1
3及びfθレンズ14を通して感光ドラムの走査面に到
達する光ビームL2の副走査方向の位置を変えることが
できる。
【0017】この時の感光ドラムの走査面における光ビ
ームL2の副走査方向の変化量Δxは、次式(1)で与
えられる。 Δx=ε・fM =fM ・fC ・tanθ =b/a・fC ・tanθ・・・・・・・・・・・(1) ただし、ε:ポリゴンミラー13の反射面での光ビーム
L2の副走査方向のズレ量であり、ε=fC ・tanθ
から算出される。 fC :シリンドリカルレンズ9のf値 fM :副走査方向の倍率であり、fM =b/aから求め
られる。 a:ポリゴンミラー13の結像点からfθレンズ14の
主点Hまでの距離 b:fθレンズ14の主点H’から感光ドラムの走査結
像点までの距離
【0018】このように、光ビーム発生手段2を載置固
定した基板201の一端段部202を支点にして、基板
201の他端を調節ねじ部材204でハウジング5と接
近または離間する方向に変位させることにより、シリン
ドリカルレンズ9への光ビームL2の入射角θを変化さ
せ、ポリゴンミラー13及びfθレンズ14を通して感
光ドラムの走査面に結像される光ビームL2の副走査方
向の位置を入射角θに応じて副走査方向に変位させるこ
とができるため、図4に示しように、光ビームL1を基
準にして、光ビームL1からX1の間隔離れた光ビーム
L2の副走査方向の間隔X1を容易に調節することがで
きる。
【0019】また、第3及び第4の光ビーム発生手段
3、4から発生する光ビームL3、L4の副走査方向の
位置調整に際しては、上記第2の光ビーム発生手段2の
場合と同様に、それぞれの光ビーム発生手段を載置固定
した基板201の一端段部202を支点にして、基板2
01の他端を調節ねじ部材204でハウジング5と接近
または離間する方向に変位させれば、シリンドリカルレ
ンズ9への光ビームL3、L4の入射角θが変化され、
かつ、ポリゴンミラー13及びfθレンズ14を通して
感光ドラムの走査面に結像される光ビームL3、L4の
副走査方向の位置を入射角θに応じて副走査方向に変位
させることができるから、図4に示しように、光ビーム
L1を基準にして、光ビームL1からX2、X3の間隔
離れた光ビームL3、L4の副走査方向の間隔X2、X
3を容易に調節することができる。
【0020】このように本発明の実施の形態によれば、
各光ビーム発生手段から発生する光ビームの感光ドラム
の結像面における副走査方向のビーム間隔を容易に調整
することができるとともに、調整手段を構成する基板の
揺動端は、基板が有する弾性と、弾性部材によりハウジ
ングから離間する方向に常に付勢されているため、基板
の揺動端と調節ねじ部材とをガタのない安定した結合状
態に保持できる。また、調整手段は、光ビーム発生手段
を載置固定する基板と、この基板の一端をハウジングに
固定するねじと、基板の他端を副操作方向に変位させる
調節ねじ部材及び基板の一端をハウジングから離間する
方向に付勢する弾性部材とにより構成されるものである
ため、構造が簡単であるとともに、調節ねじ部材を操作
するだけで調整操作を簡便に行うことができ、低コスト
化できるという効果を有する。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、複数の光ビームをビーム照射対象物に対して走
査するマルチビーム走査装置において、光ビームの照射
方向が副走査方向に変位するように副走査方向に並ぶ光
ビーム相互間の間隔を調整する調整手段を備える構成に
したので、各光ビームの副走査方向の間隔を容易にかつ
微細に調整できるとともに、調整機構の低コスト化を容
易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の本実施の形態におけるマルチビーム走
査装置の概略構成を示す平面図である。
【図2】本発明の実施の形態における4本のレーザビー
ムを構成する光ビーム発生手段の配列構成を示す平面図
である。
【図3】本発明の実施の形態における実施の形態におけ
る光ビーム発生手段の縦断側面図である。
【図4】本発明の実施の形態における4本のレーザビー
ムの配列状態を示す説明図である。
【図5】(A)、(B)は本発明の実施の形態における
光ビーム発生手段の光ビームの調整状態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 第1の光ビーム発生手段 2 第2の光ビーム発生手段 3 第3の光ビーム発生手段 4 第4の光ビーム発生手段 5 ハウジング 6〜8 調整手段 101 半導体レーザ 102 コリメータレンズ 103 ケース 201 基板 203 固定ねじ 204 調節ねじ部材(調節部材) 205 弾性部材 10、11、12 ビームスプリッタ(光学部材) 13 ポリゴンミラー(光ビーム走査手段) 14 fθレンズ 15 書き出しタイミング検出用の反射ミラー 16 書き出しタイミング検出用の光センサ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを発生する複数の光ビーム発生
    手段と、 前記各光ビーム発生手段からの各光ビームを副走査方向
    に並ぶように偏向させる光学部材と、 前記光学部材で偏向された複数の光ビームをビーム照射
    対象物に対して走査する光ビーム走査手段を有するマル
    チビーム走査装置であって、 前記複数の光ビーム発生手段のうちの少なくとも一つの
    光ビーム発生手段を、該光ビーム発生手段から発生する
    光ビームの照射方向が副走査方向に変位するように副走
    査方向に移動可能に支持する調整手段が設けられてい
    る、 ことを特徴とするマルチビーム走査装置。
  2. 【請求項2】 前記光ビーム発生手段は、半導体レーザ
    などの光ビーム発生源と、該光ビーム発生源から発生す
    るレーザビームを平行光に変換するコリメータレンズな
    どの光学素子から構成される請求項1記載のマルチビー
    ム走査装置。
  3. 【請求項3】 前記光ビーム発生手段は、半導体レーザ
    などの光ビーム発生源と、該光ビーム発生源から発生す
    るレーザビームを平行光に変換するコリメータレンズな
    どの光学素子と、前記光ビーム発生源および光学素子を
    収容するケースを備え、前記ケースが前記調整手段によ
    り支持されている請求項1記載のマルチビーム走査装
    置。
  4. 【請求項4】 前記調整手段は、前記光ビーム発生手段
    が載置固定され、該光ビーム発生手段から発生する光ビ
    ームの照射方向に長い基板と、前記基板の長尺方向の一
    端を支点にして基板の長尺方向の他端を前記副走査方向
    に変位させることにより前記光ビームの照射方向を副走
    査方向に変位させる調節部材とを備えることを特徴する
    請求項1、2または3記載のマルチビーム走査装置。
  5. 【請求項5】 前記基板は弾性材により成形され、この
    基板の長尺方向の一端は固定され、基板の長尺方向の他
    端を前記副走査方向に変位させることにより基板を弾性
    変形することを特徴する請求項4記載のマルチビーム走
    査装置。
  6. 【請求項6】 前記ビーム発生手段及び前記光ビーム走
    査手段等を収容するハウジングを備え、前記基板の一端
    は前記ビーム発生手段の光ビーム出射側であり、該一端
    は前記ハウジングにねじ部材により固定される請求項4
    または5記載のマルチビーム走査装置。
  7. 【請求項7】 前記調節部材は、前記ハウジングに螺合
    するねじ部材から構成される請求項4記載のマルチビー
    ム走査装置。
  8. 【請求項8】 前記基板の他端と前記ハウジング間に該
    基板の他端側をハウジングから離間する方向に付勢する
    弾性部材を介在したことを特徴とする請求項4ないし7
    の何れか1項に記載のマルチビーム走査装置。
  9. 【請求項9】 前記光学部材で偏向された複数の光ビー
    ムはシリンドリカルレンズを通して前記光ビーム走査手
    段に出射される請求項1記載のマルチビーム走査装置。
  10. 【請求項10】 複数の光ビームをビーム照射対象物に
    対して走査するマルチビーム走査装置であって、 前記光ビームの照射方向が副走査方向に変位するように
    副走査方向に並ぶ光ビーム相互間の間隔を調整する調整
    手段を備える、 ことを特徴とするマルチビーム走査装置。
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