JP2001075038A - 光偏向装置 - Google Patents

光偏向装置

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JP2001075038A
JP2001075038A JP25354599A JP25354599A JP2001075038A JP 2001075038 A JP2001075038 A JP 2001075038A JP 25354599 A JP25354599 A JP 25354599A JP 25354599 A JP25354599 A JP 25354599A JP 2001075038 A JP2001075038 A JP 2001075038A
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JP
Japan
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light source
source unit
optical axis
holder
light
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JP25354599A
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Inventor
Yoshihiko Tanaka
嘉彦 田中
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Canon Inc
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチビーム光源ユニットの走査線間隔を容
易に調整する。 【解決手段】 光学箱10の側壁10aの一部に、マル
チビーム光源ユニット1を位置決めする扇形状の位置決
め孔21を形成する。位置決め孔21は相互にV字状に
交わる平面壁21a、21bと、これらの平面壁21
a、21bの端部を連結する円弧壁21cとから構成す
る。光学箱10の側壁10aには、1対のねじ孔22、
23をホルダ13の長孔13e、13fに対応する位置
に形成する。ホルダ13の段部13dを位置決め孔21
に挿通し、固定ねじをホルダ13の長孔13e、13f
に挿通して光学箱10のねじ孔22、23に螺合して、
光源ユニット1を光学箱10に取り付ける。ホルダ13
の段部13dを平面壁21a、21bの2点に突き当て
て光軸Aの位置を調整する。固定ねじを仮締め状態に
し、光源ユニット1をその光軸Aの回りに回転して走査
線間隔を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザービームプ
リンタやレーザーファクシミリ等の画像形成装置に使用
可能な光偏向装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の光偏向装置では、複数本
のレーザー光束を射出する所謂マルチビーム光源ユニッ
トからの複数本のレーザー光束をシリンドリカルレンズ
により線状光に変換し、ポリゴンミラーによって高速回
転するfθレンズを介して感光ドラム上にスポット状に
結像している。
【0003】この間に、レーザー光束はポリゴンミラー
の回転により主走査方向に走査すると共に、感光ドラム
の回転により副走査方向に走査し、感光ドラムに静電潜
像を形成する。
【0004】このように、従来の光偏向装置では光源ユ
ニットから複数本のレーザー光束を同時に射出し、情報
を感光ドラムに同時に書き込むことにより記録速度の向
上を図っている。そして、感光ドラムを走査する複数本
のレーザー光束の副走査方向の走査線間隔は、光源ユニ
ットをその光軸の回りに回転することにより調整してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の光
偏向装置では、光源ユニットをその光軸の回りに回転す
る必要があるため、光源ユニットのホルダの筒部を光学
箱の嵌合孔に嵌合し、嵌合孔の周壁の1点に突き当てて
いる。通常では、嵌合部には30〜60μm程度の隙間
が存在し、この隙間は一般的な光学系の倍率から考える
と、感光ドラム上の300〜600μm程度の光軸ずれ
に相当する。これに対し、画像形成装置の解像度が12
00dpiである場合には、副走査方向の走査線間隔を
21μm程度調整する必要がある。
【0006】このため、従来の光偏向装置において走査
線間隔を調整する際には、その調整作業が極めて困難に
なり、光源ユニットの光軸を理想光軸から大きく外した
状態で光源ユニットを光学箱に固定してしまう虞れがあ
る。
【0007】また、レーザー光束の光軸が理想光軸から
外れて光学系に入射した場合には、感光ドラム上を走査
する走査線が湾曲したり、スポットの形状がコマ収差に
より変形したりする。特に、複数本のレーザー光束の平
均光軸が理想光軸から外れて光学系に入射した場合に
は、スポットの形状がレーザー光束毎に異なり、画像を
劣化させるという問題がある。
【0008】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
複数本のレーザー光束の平均光軸が理想光軸から外れな
いように光源ユニットを容易に調整し得る光偏向装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る光偏向装置は、複数本のレーザー光束を
射出する光源ユニットと、該光源ユニットからのレーザ
ー光束を偏向する偏向手段と、該偏向手段からのレーザ
ー光束を感光体上に結像する結像光学系とを光学箱に収
容し、前記感光体上を走査する前記複数本のレーザー光
束の間隔を前記光源ユニットをその光軸回りに回転する
ことにより調整可能とした光偏向装置において、前記光
源ユニットを収容する部分では、前記光源ユニットをそ
の光軸に直交する方向の少なくとも2点で突き当てたこ
とを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明を図示の実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は光学箱を除いて示す第1の実施
例の斜視図であり、光源ユニット1は複数本のレーザー
光束を射出する所謂マルチビーム光源ユニットとされ、
光源ユニット1から射出したレーザー光束の進行方向に
は、光源ユニット1からのレーザー光束を線像に変換す
るシリンドリカルレンズ2と、このシリンドリカルレン
ズ2からのレーザー光束を偏向走査するポリゴンミラー
3とが順次に配置されている。ポリゴンミラー3は駆動
モータ4により支持され、高速度で回転駆動されるよう
になっている。
【0011】ポリゴンミラー3で反射したレーザー光束
の進行方向には、Fθレンズ5と感光ドラム6が順次に
配置されている。Fθレンズ5は球面レンズ5aとトー
リックレンズ5bから構成され、レーザー光束を感光ド
ラム6上にスポット状に集光すると共に、主走査方向に
等速度で走査するようになっている。そして、ポリゴン
ミラー3で反射して感光ドラム6の有効画像領域外を走
査するレーザー光束の進行方向には、信号検知ミラー7
が配置され、信号検知ミラー7の反射方向には結像レン
ズ8と信号検知センサ9が配置されている。
【0012】図2は光源ユニット1が光学箱10に取り
付けられた拡大斜視図を示している。光源ユニット1は
複数本のレーザー光束を射出する光源11と、光源部1
1からのレーザー光束を平行光又は収束光に変換する鏡
筒12と、これらの光源部11と鏡筒12を保持するホ
ルダ13とから構成されている。ホルダ13には、光学
箱10の側板10aの外面に当接される平板部13aが
備えられ、平板部13aの中央には光源部11を取り付
けるための取付孔13bが形成されている。また、平板
部13aには、鏡筒12を取り付けるための筒部13c
が、段部13dを介して取付孔13bに連通するように
設けられている。そして、平板部13aには1対の円弧
状の長孔13e、13fが光軸Aに対称に形成されてい
る。
【0013】光軸Aは複数本のレーザー光束の仮想中心
軸つまり理想光軸とされ、光源部11では複数の図示し
ない発光点が光軸Aに直交する面にアレイ状に配置さ
れ、発光点からは複数本のレーザー光束が同時に出射可
能とされている。光源部11はその光軸Aとホルダ13
が同心になるようにホルダ13の取付孔13bに圧入さ
れている。鏡筒12には図示しない光学絞りとコリメー
タレンズが内蔵されており、光学絞りは方向性を有する
楕円形状又は長円形状とされ、感光ドラム6上の走査線
のスポットの形状を決定するようになっている。そし
て、コリメータレンズは光源部11からのレーザー光束
を平行光又は収束光とするようになっている。
【0014】ここで、光学箱10の側壁10aの一部に
は、光軸Aに直交する方向の光源ユニット1の位置を決
めるための扇形状の位置決め孔21が形成されている。
この位置決め孔21は一端部を相互にV字状に交叉する
平面壁21a、21bと、これらの平面壁21a、21
bの他端部を相互に連結する円弧壁21cとから構成さ
れ、ホルダ13の段部13dが平面壁21a、21bに
2点で突き当てられている。そして、光学箱10の側壁
10aには、1対のねじ孔22、23がホルダ13の長
孔13e、13fにそれぞれ対応するように形成されて
いる。
【0015】光源ユニット1を光学箱10に取り付ける
際には、側壁10aの外側から鏡筒12を位置決め孔2
1に挿通し、ホルダ13の平板部13aを光学箱10の
側壁10aの外面に当接させる。そして、図示しない固
定ねじをホルダ13の長孔13e、13fに挿通して光
学箱10のねじ孔22、23にそれぞれ螺合する。この
とき、ホルダ13の段部13dが位置決め孔21の平面
壁21a、21bに2点で突き当たり、光源ユニット1
は光軸Aの回りに長孔13e、13fの範囲で回転可能
となる。
【0016】光源ユニット1から射出した複数本のレー
ザー光束は、シリンドリカルレンズ2を透過して線像と
なり、ポリゴンミラー3上に結像する。そして、ポリゴ
ンミラー3に入射したレーザー光束は、駆動モータ4の
駆動力により高速回転するポリゴンミラー3で偏向し、
Fθレンズ5を透過して感光ドラム6上にスポット状に
結像すると共に、感光ドラム6上を等速度で走査する。
【0017】このとき、レーザー光束はポリゴンミラー
3の回転による主走査と、感光ドラム6の軸を中心とし
た回転による副走査とを行い、感光ドラム6の表面に静
電潜像を形成する。また、ポリゴンミラー3で偏向した
レーザー光束の一部は、信号検知ミラー7で反射し、結
像レンズ8を透過して信号検知センサ9に入射する。そ
して、信号検知センサ9は画像の書き出し位置を調整す
るための信号を光源ユニット1に出力する。
【0018】ここで、感光ドラム6上を走査する複数本
のレーザー光束の副走査方向の走査線間隔を調整する際
には、先ずねじ孔22、23に螺合された固定ねじを緩
める。次に、ホルダ13の段部13dを位置決め孔21
の平面壁21a、21bに2点で突き当て、光軸Aの位
置を調整する。その後に双方の固定ねじを仮締めする。
そして、光源ユニット1をその光軸Aの回りに回転し、
副走査方向の走査線間隔を調整した後に、双方の固定ね
じを本締めする。
【0019】この第1の実施例では、光源ユニット1の
筒部13dを平面壁21a、21bに2点で突き当てた
ので、光源ユニット1を回転しても光軸Aが理想光軸か
ら大きく外れることがなく、光源ユニット1の光軸Aの
位置決めが容易になり、副走査方向の走査線間隔の調整
作業性が向上し、組立工数の削減とコストダウンが可能
になる。また、レーザー光束が光軸Aから外れて光学系
に入射することがなく、感光ドラム6上を走査する走査
線が湾曲したり、感光ドラム6上に結像するスポットの
形状が変形したりすることがなく、良質な画像を得るこ
とができる。
【0020】更に、従来では光源ユニット1を回転する
際に、光軸Aがずれないようにホルダ13を組立治具等
によって矢印B方向に付勢する必要があったが、この第
1の実施例ではホルダ13の筒部13dを位置決め孔2
1の平面壁21a、21bに2点で突き当てたので、ホ
ルダ13を従来のように付勢する必要がなく、作業性の
向上に貢献できる。
【0021】なお、位置決め孔21の平面壁21a、2
1bに突き当てる部分はホルダ13の段部13dとした
が、光軸Aと同心で光源ユニット1と連動する部分であ
れば、光源ユニット1のどの部分であってもよい。
【0022】図3は第2の実施例の拡大斜視図であり、
ホルダ13の段部13dの外周面と位置決め孔21の円
弧壁21cの間に板ばね24が配置され、ホルダ13の
段部13dは位置決め孔21の平面壁21a、21bに
常時付勢されている。 この第2の実施例では、板ば
ね24がホルダ13の筒部13dを位置決め孔21の平
面壁21a、21bに常時付勢しているので、筒部13
dを平面壁21a、21bの2点と板ばね24の1点と
の合計3点で突き当てたことになる。従って、光源ユニ
ット1を回転しても光軸Aがずれることはなく、走査線
間隔の調整作業性が第1の実施例よりも向上し、その他
は第1の実施例と同様な効果を達成できる。
【0023】なお、ホルダ13の段部13dを位置決め
孔21の平面壁21a、21bに付勢できるのであれ
ば、板ばね24に代えて他の部材を使用することができ
る。また、付勢する位置と数も、光源ユニット1の光軸
Aが理想光軸から外れないようにするのであれば、その
他の位置と数にすることができる。
【0024】図4は第3の実施例の拡大斜視図であり、
光学箱10の側壁10aには、ホルダ13の段部13d
を隙間を有して収容し得る円形状の位置決め孔25が形
成されている。そして、ホルダ13の段部13dの外周
面の頂部と位置決め孔25の周壁25aの頂部との間に
板ばね26が配置され、ホルダ13の段部13dは位置
決め孔25の周壁25cと板ばね26の2点に突き当て
られている。
【0025】走査線間隔を調整する際には、先ずホルダ
13の段部13dを位置決め孔25の周壁25aに板ば
ね26により付勢し、光軸Aの位置を調整して固定ねじ
を仮締めする。次に、この状態で板ばね26を光学箱1
0に図示しない固定手段により固定する。そして、光源
ユニット1を回転して走査線間隔を調整し、その後に固
定ねじを本締めする。
【0026】この第3の実施例も、板ばね26を固定し
た状態で光源ユニット1を回転するので、走査線間隔の
調整作業性が向上し、その他は第1の実施例と同様な効
果を達成できる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る光偏向
装置では、光源ユニットを収容する部分において光源ユ
ニットをその光軸に直交する方向の少なくとも2点で突
き当てたので、光源ユニットを回転してもその平均光軸
が理想光軸から外れることがない。従って、感光体を走
査するレーザー光束の走査線間隔を調整するための作業
性が向上し、組立工数の短縮とコストダウンが可能とな
る。また、レーザー光束が理想光軸から外れて光学系に
入射することがないので、走査線が湾曲したりスポット
が変形したりすることがなくなり、良質な画像が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の斜視図である。
【図2】光源ユニットを光学箱に取り付けた状態の拡大
斜視図である。
【図3】第2の実施例の光源ユニットを光学箱に取り付
けた状態の拡大斜視図である。
【図4】第3の実施例の光源ユニットを光学箱に取り付
けた状態の拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 光源ユニット 3 ポリゴンミラー 5 Fθレンズ 6 感光ドラム 10 光学箱 11 光源部 21、25 位置決め孔 21a、21b 平面壁 24、26 板ばね A 光軸

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本のレーザー光束を射出する光源ユ
    ニットと、該光源ユニットからのレーザー光束を偏向す
    る偏向手段と、該偏向手段からのレーザー光束を感光体
    上に結像する結像光学系とを光学箱に収容し、前記感光
    体上を走査する前記複数本のレーザー光束の間隔を前記
    光源ユニットをその光軸回りに回転することにより調整
    可能とした光偏向装置において、前記光源ユニットを収
    容する部分では、前記光源ユニットをその光軸に直交す
    る方向の少なくとも2点で突き当てたことを特徴とする
    光偏向装置。
  2. 【請求項2】 前記光源ユニットは相互にV形状に交叉
    する2つの平面壁に突き当てた請求項1に記載の光偏向
    装置。
  3. 【請求項3】 前記光源ユニットは付勢手段により前記
    2点に付勢した請求項1又は2に記載の光偏向装置。
  4. 【請求項4】 前記光源ユニットは円形状の周壁の所定
    位置に突き当て、付勢手段により前記所定位置に付勢し
    た請求項1に記載の光偏向装置。
  5. 【請求項5】 前記付勢手段は前記光源ユニットの光軸
    の位置を設定した後に固定した請求項4に記載の光偏向
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002296473A (ja) * 2001-03-29 2002-10-09 Ricoh Opt Ind Co Ltd マルチビーム光源ユニット及びこれを有する光走査装置
US8077361B2 (en) 2007-03-09 2011-12-13 Ricoh Company, Ltd. Optical scanning apparatus and image forming apparatus using same
JP2012159845A (ja) * 2012-03-12 2012-08-23 Ricoh Co Ltd 光走査装置

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