JPH11295312A - 抗リン脂質抗体測定方法及び抗リン脂質抗体測定用免疫凝集反応試薬 - Google Patents

抗リン脂質抗体測定方法及び抗リン脂質抗体測定用免疫凝集反応試薬

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JPH11295312A
JPH11295312A JP9974298A JP9974298A JPH11295312A JP H11295312 A JPH11295312 A JP H11295312A JP 9974298 A JP9974298 A JP 9974298A JP 9974298 A JP9974298 A JP 9974298A JP H11295312 A JPH11295312 A JP H11295312A
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liposome
phospholipid
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measuring
antibody
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JP9974298A
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English (en)
Inventor
Seiji Okuizumi
盛司 奥泉
Takahisa Ueno
貴久 上野
Michio Arashida
道男 嵐田
Mamoru Umeda
衛 梅田
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Nissui Pharmacetuical Co Ltd
Original Assignee
Nissui Pharmacetuical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抗原の反応性の低下や、担体からの抗原の遊
離等による感度低下がなく、安定かつ精度の高く、生化
学自動分析機に適応でき、簡便かつ迅速大量に測定可能
であり、しかも従来の抗リン脂質抗体を測定する方法と
して標準的な試験法として知られているRPR法の結果
との一致性に優れた、抗リン脂質抗体測定用免疫凝集反
応試薬及び該試薬を用いた抗リン脂質抗体の測定方法を
提供する。 【解決手段】 抗原性を有するリン脂質をリポソームの
膜構成成分として組み込んだリポソーム懸濁液を抗リン
脂質抗体測定用免疫凝集反応試薬の主成分とし、該試薬
を100mM以上5M以内の塩化コリンの存在下で、抗
リン脂質抗体が含まれていると疑われる被検液と接触さ
せて抗原抗体反応させ、抗原抗体反応により生じた凝集
量を透過光の減少として測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抗リン脂質抗体を
測定するためのリポソームを用いた免疫凝集反応試薬に
関する。さらに詳しくは抗原性を有するリン脂質をリポ
ソームの膜構成成分として組み込んだリポソーム懸濁液
を用いた免疫凝集反応試薬、及び該免疫凝集反応試薬を
用いた、被検試料中に存在する広い濃度範囲の抗リン脂
質抗体を簡単な操作で、または汎用の生化学自動分析機
を用いて、測定の再現性に優れ、測定が短時間で可能で
あり大量に一括して処理可能な抗リン脂質抗体の測定方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】梅毒を初めとする感染症、悪性腫瘍及び
全身性エリテマトーデス(SLE)などの自己免疫疾患
患者では、陰性に帯電したリン脂質、特にカルジオリピ
ンに対する抗体が血中に存在することが見出されてい
る。これらの病気等の診断のために、検体中に含まれて
いるリン脂質に対応する抗リン脂質抗体を測定する方法
が知られている。このような抗リン脂質抗体を測定する
方法としては、従来よりよく用いられている方法として
炭素粒子付着リン脂質抗原懸濁液を利用したRPR法
(Rapid Plasma Reaginカード試験
法)、VDRL(Venereal Disease
Research Laboratory)法、RST
(Reagin Screening Test)法等
の迅速性に優れたものが知られていた。しかし、これら
の方法は目視判定法によるものであり、測定精度の管理
上において実施者、測定日等により、測定結果が異なる
等の問題があった。
【0003】近年、目視判定法に代えて、分析機による
測定法が提案されている。すなわち、リン脂質抗原をラ
テックス粒子等の不溶性担体に固定化し、得られた懸濁
液を免疫凝集反応試薬として分析機で測定する方法が提
案されている。このような試薬において、ラテックス粒
子等の不溶性担体へのリン脂質抗原の固相化方法とし
て、特表平4−503865号公報には、磁性体粒子に
リン脂質抗原の有機溶媒溶液を加え、溶媒を蒸発させて
磁性体粒子表面にリン脂質抗原を物理吸着させる方法が
開示されている。しかし、この方法を用いた場合、測定
操作における洗浄時に磁性体粒子に吸着していた抗原と
してのリン脂質が剥がれ落ちるなどして、測定値にばら
つきが生じたり、測定感度の低下を招くなどの問題があ
り、また、試薬の製造上も複数種のリン脂質を抗原とし
て用いた場合、リン脂質の種類によって分子の大きさや
極性が異なるので、微細な製造条件の変動で磁性体粒子
への吸着状況が変化し、安定した試薬の製造が困難であ
った。
【0004】これらの点を鑑み、特開平8−10589
0号公報では、種類の異なるリン脂質を抗原としてそれ
ぞれ個別にラテックス粒子に固定化し、これらを混合し
て試薬とする製造方法が開示されており、また、特開平
8−105891号公報及び特開平8−105892号
公報では、不溶性担体をそれぞれ脂溶性染料、あるいは
カチオン性官能基を有する化合物で処理し、その後前記
不溶性担体にリン脂質を抗原として固定化する方法が開
示されている。しかし、これらの方法は、製造方法が煩
雑であったり、脂溶性染料あるいはカチオン性官能基を
有する化合物によるラテックス粒子の処理条件設定が複
雑である等の問題があった。
【0005】また、カルジオリピン、レシチン、コレス
テロールを用いて調製されたリポソーム中に染料を封入
し、このリポソーム懸濁液をスライド上或いはプラスチ
ックカード上で梅毒血清と混合することにより、凝集反
応の結果生じた凝集物を目視して検査することが、Jo
urnal of Imunological Met
hod,90(1986)189−196に示されてい
る。しかし、この方法では、リポソーム粒子直径は1〜
10μmと大きく、また用いるリポソーム懸濁液の濃度
が凡そ5mMリン脂質濃度と高いため、生化学自動分析
機に安定して適用することができないという問題があ
り、また、高価なリポソームを大量に使用するという問
題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した問
題点を解決することを目的とし、詳しくは、抗原の反応
性の低下や、担体からの抗原の遊離等による感度低下が
なく、安定かつ精度が高く、生化学自動分析機に適応で
き、簡便かつ迅速大量に測定可能であり、しかも従来の
抗リン脂質抗体を測定する方法として標準的な試験法と
してよく知られているRPR法の結果と一致性に優れ
た、抗リン脂質抗体測定用免疫凝集反応試薬及び該試薬
を用いた抗リン脂質抗体の測定方法を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の抗リン脂質抗体
の測定方法は、抗原性を有するリン脂質をリポソームの
膜構成成分として組み込んだリポソーム懸濁液を、10
0mM以上5M以内の塩化コリンの存在下で、抗リン脂
質抗体が含まれていると疑われる被検液と接触させて抗
原抗体反応させ、前記抗原抗体反応により生じた凝集量
を透過光の減少として測定することを特徴とする。
【0008】また、本発明の抗リン脂質抗体測定用免疫
凝集反応試薬は、抗原性を有するリン脂質をリポソーム
の膜構成成分として組み込んだリポソームが、100m
M以上5M以内の塩化コリンの存在下で使用される形態
であることを特徴とする。
【0009】このような形態の抗リン脂質抗体測定用免
疫凝集反応試薬は、1試薬系でもよくまた、2以上の別
体となった試薬であってもよい。
【0010】本発明の抗リン脂質抗体測定用免疫凝集反
応試薬は、好ましくは、100mM以上5M以内の塩化
コリンを含有する検体希釈液からなる第1試薬と、抗原
性を有するリン脂質をリポソームの膜構成成分として組
み込んだリポソーム懸濁液からなる第2試薬を構成要素
として含む。
【0011】本発明の抗リン脂質抗体測定用免疫凝集反
応試薬は、通常、前記第1試薬と第2試薬は別体となっ
て組み合わされたものである。
【0012】本発明の抗リン脂質抗体測定用免疫凝集反
応試薬は、用いるリポソームの平均粒子直径を100n
m以上300nm以下とすることにより、リポソームを
安定な懸濁液とすることができ、汎用の生化学自動分析
装置に適用した場合、安定して処理が可能となり、測定
の再現性に優れた抗リン脂質抗体測定用免疫凝集反応試
薬を提供することができる。
【0013】本発明の抗リン脂質抗体測定用免疫凝集反
応試薬は、リポソーム懸濁液のリポソーム含量がリポソ
ームに含有されるリン脂質の濃度に換算して0.5mM
以上、好ましくは2mM以上であることを特徴とする。
このようなリポソーム含量とした抗リン脂質抗体測定用
免疫凝集反応試薬は、汎用の生化学自動分析装置におい
て被検液との抗原抗体反応により生じた凝集量を透過光
の減少として測定することができ、短時間で大量に一括
した処理が可能となり、しかも、リポソームの懸濁液の
濃度(リポソーム含有量)が従来の凝集量を目視により
測定する場合に比べて、低く(リポソーム含有量が少な
く)することが可能となり、例えば、半分程度でよいの
で、高価なリポソームの使用量が少なくてすむ。
【0014】前記本発明の抗リン脂質抗体測定用免疫凝
集反応試薬に含まれる、抗原性を有するリン脂質とは、
カルジオリピン、ホスファチジルグリセロール、ホスフ
ァチジルセリン、ホスファチジン酸、ホスファチジルイ
ノシトール、ホスファチジルグリセロホスフェートから
選択される1種又は2種以上の陰性に帯電した抗原性を
有するリン脂質であることを特徴とする。リポソームの
膜構成成分の一部として陰性に帯電したリン脂質を使用
することにより、リポソームを安定な懸濁液とすること
ができ、安定な抗リン脂質抗体測定用免疫凝集反応試薬
を提供することができる。
【0015】本発明の抗リン脂質抗体測定用免疫凝集反
応試薬に含まれるリポソームは、リポソーム調製時に使
用した水溶液の浸透圧よりも高い浸透圧の水溶液でリポ
ソームの外水相が置換されて、浸透圧が負荷されたリポ
ソームであることを特徴とする。浸透圧が負荷されたリ
ポソームは、測定時に濁度の高いものとなり、十分な測
定感度が達成される。この浸透圧負荷処理は、塩(例え
ば、NaCl)濃度の低い緩衝液によってリポソームを
調製しておいたものを、塩濃度の高い緩衝液によって透
析し、リポソームの外側の水相を塩濃度の高い緩衝液で
置換することによって行う。
【0016】上記置換処理によるリポソームの濁度の上
昇は、次のような理由と考えられる。すなわち、リポソ
ームはその性質からいわゆる半透膜と考えられており、
この置換処理では、塩、例えば、NaClはリポソーム
膜を通過できないが、しかし、水分子はリポソーム膜を
通過できるため塩濃度の低い内水相から高い外水相へ移
動する。このときリポソーム内容積が減少し圧縮される
ため、リポソームを形成している脂質の分子密度が高く
なり、その結果リポソームの濁度が上昇すると考えられ
る。
【0017】本発明の抗リン脂質抗体測定用免疫凝集反
応試薬は、上記のように構成されているので、化学結合
により抗原を担体に固定する場合に見られる抗原性の低
下や、物理吸着により抗原を担体に固定する場合に見ら
れる凝集測定法における洗浄時の抗原の遊離を抑制する
効果があり、さらにリポソームを安定な懸濁液とするこ
とができ、しかも免疫凝集反応によって生ずる濁度は高
いものとなる。即ち、測定感度が高いものとなる。
【0018】本発明の抗リン脂質抗体測定免疫瀕集反応
試薬に使用されるリポソームの膜構成脂質は、好ましく
はリン脂質、コレステロール、抗原性を有するリン脂質
を主体とする混合溶液から調製される。リン脂質中の脂
肪酸残基は、炭素数が12〜18、特に偶数であること
が好ましい。また重合性リン脂質を用いたリポソームも
使用できる。リポソーム調製時に混合する脂質の割合
は、ホスファチジルコリン等のリン脂質100モルに対
して、コレステロールが0モルを越え100モル以下、
好ましくは20〜100モル、抗原性を有するリン脂質
は5モル以上とすることにより、被検物質中の抗体を反
応させて生じた凝集量を分光光度計、汎用の生化学自動
分析機を適用することが可能となる。
【0019】本発明の抗リン脂質抗体測定用免疫凝集反
応試薬において、リポリームの安定化の目的、及び試薬
の感度や特異性を高める目的で、リポソームの膜構成成
分に既知の脂溶性物質および両親媒性物質を混合するこ
ともできる。
【0020】本発明の抗原性を有するリン脂質をリポソ
ームの膜構成成分として組み込む方法は、リポリーム調
製時の脂質混合溶液に、あらかじめ溶解しておいた抗原
性を有するリン脂質の溶液を混合して、例えば、リン脂
質、コレステロール、抗原性を有するリン脂質を主体と
する混合溶液からVortexing法またはガラスビ
ーズを使用する方法が適用できるが、本発明はこれに限
定されるものでなく、そのほかに逆相蒸発法、エタノー
ル注入法等公知の調製法が応用できる。
【0021】本発明の抗リン脂質抗体測定用免疫凝集反
応試薬におけるリポリーム内水相には、分光光度計や生
化学自動分析機における測定感度を高める目的や、試薬
自体の保存安定性を高めることを目的として、アクリル
アミド等の屈折率の高い物質や電解質、タンパク質、高
分子、糖類等を封入することができる。
【0022】本発明の抗リン脂質抗体測定用免疫凝集反
応試薬におけるリポソーム懸濁液中には、そのリポソー
ムの保存安定性の向上および反応特異性の向上を目的と
して既知の添加物、例えば糖類、アミノ酸、アルコー
ル、キレート剤、電解質、グロブリン、アルブミン、リ
ポ蛋白等の物質を添加できる。
【0023】本発明の抗リン脂質抗体測定用免疫凝集反
応試薬は、通常、緩衝液による懸濁液状態として保存す
ることができ、他の保存状態、例えば凍結乾燥状態での
保存も適用できる。また、凍結乾燥状態で保存する場合
には安定化剤として知られる既知の物質を添加すること
ができる。
【0024】本発明の抗リン脂質抗体測定用免疫凝集反
応試薬は、生化学自動分析機に適用させる場合には、通
常、試薬構成を希釈及び前処理を行うための希釈液と、
抗原成分をリポソームの膜構成成分として組み込んだリ
ポソーム懸濁液からなる抗原液とを組み合わせてなる2
試薬系にて用いることが望ましいが、これに限定されず
該リポソーム懸濁液のみの構成で希釈・前処理・反応を
行うことができる1試薬系、又は希釈・前処理・反応を
3つ以上の試薬に分担させた3試薬系以上への応用も可
能である。
【0025】本発明の抗リン脂質抗体測定用免疫凝集反
応試薬を2試薬系で用いる場合には、リポソーム懸濁液
以外の試薬(即ち、第1試薬等)には試薬の感度および
特異性を向上させることを目的として糖類、高分子ポリ
マー、タンパク質、界面活性剤、電解質、アルコール、
キレート剤等の物質を添加できる。
【0026】本発明の抗リン脂質抗体の測定方法は、上
記の抗リン脂質抗体測定用免疫凝集反応試薬を抗リン脂
質抗体が含まれていると疑われる被検液と接触させて抗
原抗体反応させ、前記抗原抗体反応により生じた凝集量
を透過光の減少として測定することを特徴とする。
【0027】本発明の抗リン脂質抗体測定用免疫凝集反
応試薬を用いた免疫分析法による被検試料中の抗リン脂
質抗体の定量は、例えば次のようにして行われる。ま
ず、本発明の抗リン脂質抗体測定用免疫凝集反応試薬及
び測定対象を含む試料を適当な緩衝液中で混合し、試料
中に含まれる抗リン脂質抗体と抗原抗体反応を引き起こ
させ、それに伴うリポソームの凝集を形成させる。その
凝集量に依存した光の透過光の減少を分光光度計または
生化学自動分析機等により測定し、免疫比濁法により、
即ち、予め作成しておいた検量線より試料中の測定対象
物の量を測定することができる。
【0028】本発明の抗リン脂質抗体測定用免疫凝集反
応試薬を用いた免疫分析法は、被検物質中の抗体と抗原
抗体反応させて生じた凝集量を、分光光度計、汎用の生
化学自動分析機を用いることで簡便かつ迅速に大量に検
体を測定することができる。
【0029】本発明の抗リン脂質抗体測定用免疫凝集反
応試薬によって測定される抗リン脂質抗体は梅毒、マラ
リア、エイズ、結核等の感染症または自己免疫疾患の診
断に使用されるものであるが、これらに限定されるもの
ではない。
【0030】前記本発明の抗リン脂質測定用免疫凝集反
応試薬は、免疫反応による被検液中の抗リン脂質抗体量
を判定するにあたり、従来法として標準的に使用されて
いるRPR法により測定した結果との一致性を改善させ
る目的で該試薬中に塩化コリンを含むことを特徴とす
る。塩化コリンは対照試験で用いるRPR法テスト試薬
中にも含まれているが、本発明の抗リン脂質抗体測定用
免疫凝集反応試薬においても、100mM以上5M以内
含有させ抗原自身の陰性帯電によって生じる凝集反応の
阻害を、陽性荷電を有する電解質である塩化コリンによ
って抑制することで、凝集反応の促進をはかり被検体中
の共存物質の影響により生じる、RPR法により測定し
た結果との不一致を改善させる。塩化コリンが100m
M未満だと凝集反応の進行が不十分となり、一方5Mを
超えると塩化コリンの溶解が不十分となり好ましくな
い。
【0031】また、同時に本発明の抗リン脂質抗体測定
用免疫凝集反応試薬は、その調製の再現性や試薬の安定
性を確保するためにそのリポソーム膜中に脂溶性の抗酸
化物質(例えばトコフェロール)や金属キレート物質
(例えばEDTA)を含むことが望ましい。
【0032】前記抗酸化物質を含むことが望ましい理由
は、以下の通りである。即ち、本発明の試薬でリポソー
ムの膜構成成分として使用している抗原、特にカルジオ
リピンはその化学的構造式から酸化されやすい。したが
って、脂溶性の抗酸化物質をリポソーム膜中に含ませる
ことは、リポソーム脂質膜中に潜り込み抗原の酸化を抑
制し、その調製の再現性や試薬の安定性を確保しやすく
なるからである。
【0033】また、前記金属キレート物質を含むことが
望ましい理由は、以下の通りである。即ち、本発明の抗
リン脂質抗体測定用免疫凝集反応試薬で使用している抗
原、特にカルジオリピンはその化学的構造式から二価金
属(Ca++、Mg++)とキレート効果により、二価金属
を包摂しリポソーム膜の内部でヘキサゴナール構造を形
成する。本発明の抗リン脂質抗体測定用免疫凝集反応試
薬中においては、二価金属(Ca++、Mg++)が該試薬
中に存在すればヘキサゴナール構造を形成し、抗原を不
安定化させるので望ましくない。したがって、リポソー
ム膜中に金属キレート物質を含ませることによって、二
価金属(Ca++、Mg++)の影響を除去することが望ま
しい。
【0034】
【実施例】〔実施例1〕 1)検体希釈液(第1試薬)の調製 リン酸緩衝液(10mM PB,150mM NaC
l,pH7.0)に1M塩化コリンを溶解し検体希釈液
(第1試薬)を得た。
【0035】2)リポソームの調製 100mlナシ型フラスコに、ジステアロイルフォスフ
ァチジルコリン(DSPC:10mM,4ml)、コレ
ステロール(Chol:10mM,4ml)及びカルジ
オリピン(CL:1mM,8ml)より成る脂質(クロ
ロホルムまたはクロロホルム/メタノールに溶解したも
の)を入れて、リポソーム調製用原液とした。
【0036】該フラスコ内のリポソーム調製用原液に対
して、溶媒をエバポレーターで留去し、フラスコ内壁に
フィルム状に脂質薄膜を形成させた。この脂質薄膜を1
〜2時間真空乾燥した後、NaClを含まないリン酸緩
衝液(10mM PB、pH7.0)と800μmの粒
径のガラスビーズ4gを添加し、フラスコを10分間転
倒攪拌した。その後ガラスビーズを濾紙で濾過し、エク
ストゥルーダーを用いてリポソームをサイジングした。
サイジングはポアサイズ0.6μm、0.2μmのポリ
カーボネート膜を各5回ずつ窒素ガスで加圧することに
より行い、粒子径を調節した。得られたリポソーム懸濁
液を100倍量のリン酸緩衝液(10mM PB,15
0mM NaCl,pH7.0)で1日間透析操作を行
った。
【0037】3)抗脂質抗体測定用リポソーム緩衝液
(第2試薬)の調製 前記工程2)で調製した脂質抗原を含むリポソーム懸濁
液をリン酸緩衝液(10mM PB,150mM Na
Cl,pH7.0)によってリポソームをリン元素濃度
で3mMに希釈し、抗脂質抗体測定用リポソーム緩衝液
(第2試薬)を得た。
【0038】4)自動分析機による抗リン脂質抗体の測
定 抗脂質抗体の測定には日立7170型自動分析機を用い
て行った。測定パラメーターはサンプル16μ1、前記
第1試薬240μ1、前記第2試薬80μ1、を用い、
測定波長は主波長340nm、副波長700nmにて、
測光ポイントは19−34の2ポイント分析により5分
間の吸光度変化量を求めた。
【0039】該吸光度変化量測定の被検体としては抗脂
質抗体との反応性をRPR法試薬(RPRカードテスト
「化血研」:商品名、三光純薬社(販売元))を用い8
倍希釈した従来のRPR法についても陽性を示したヒト
陽性被検体であって、且つ本発明の抗リン脂質抗体測定
用免疫凝集反応試薬との反応性が異なる2種類の被検体
(陽性血清1、陽性血清2)を用意し、生理食塩水
(0.9%NaCl水溶液)にて2倍、4倍、8倍、1
6倍に希釈したものを用いた。
【0040】また、該RPR法において陰性と判定され
るヒト血清を対照陰性検体(陰性血清:n=10の平均
値)(無希釈)として用い、同様の測定を行った。その
結果を下記の表1に示す。
【0041】〔比較例1〕検体希釈液中の塩化コリンの
濃度を0mMとした以外は前記実施例1と同じ方法で免
疫凝集反応試薬を評価した。その結果を下記の表1に示
す。 〔実施例2〕検体希釈液中の塩化コリンの濃度を250
mMとした以外は前記実施例1と同じ方法で免疫凝集反
応試薬を評価した。その結果を下記の表1に示す。 〔実施例3〕検体希釈液中の塩化コリンの濃度を500
mMとした以外は前記実施例1と同じ方法で免疫凝集反
応試薬を評価した。その結果を下記の表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】〔実施例4〕100mlナシ型フラスコ
に、ジステアロイルフォスファチジルコリン(DSP
C:10mM,4ml)、コレステロール(Chol:
10mM,4ml)、カルジオリピン(CL:1mM,
8ml)及び±−α−トコフェロール(toco:5m
M,80μ1)より成る脂質(クロロホルムまたはクロ
ロホルム/メタノールに溶解したもの)を入れ、該脂質
混合物に対してEDTAを含み、NaClを含まないリ
ン酸緩衝液(10mMPB、1mM EDTA、pH
7.0)によって懸濁してリポソーム調製用原液とし
た。
【0044】該リポソーム調製用原液を用い、以下の工
程は前記実施例1と同様にして、免疫凝集反応試薬を調
製し、且つ前記実施例1と同様に自動分析機を用いて評
価した。なお、透析液およびリポソーム懸濁液にはED
TAを含むリン酸緩衝液(10mM PB、150mM
NaCl、1mMEDTA、pH7.0)を用いた。
調製直後および調製後低温条件下に5日間放置した時の
測定値の変化、及び回収率を下記の表2に示す。
【0045】〔実施例5〕前記実施例1と同様に免疫凝
集反応試薬を調製し、前記実施例4に従って評価した。
その結果を下記の表2に示す。
【0046】
【表2】
【0047】表2によれば、トコフェロール及びEDT
Aをリポソーム膜中に存在させたものは低温安定性に優
れていることが分かる。
【0048】〔実施例6〕前記実施例4と同じ免疫凝集
反応試薬を用いて、RPR法試薬(三光純薬社製RPR
カードテスト「化血研」:商品名)を用いた従来のRP
R法との判定の一致性を比較した。従来のRPR法によ
って陽性と判定されたヒト血清を25検体、陰性と判定
されたヒト血清を25検体用いた。前記実施例4の試薬
と従来法を比較し、それぞれの方法により陽性及び陰性
と判定した個数を調べた。陽性の判定が一致した比率を
感度とし、陰性の判定が一致した比率を特異度とし、一
致率を求めその結果を下記の表3に示す。なお、該免疫
凝集反応試薬における陽性判定は陰性血清25検体の平
均値に2倍の標準偏差値をたした値より大きな吸光度を
示したものを陽性とした。
【0049】〔比較例2〕前記比較例1と同様に免疫凝
集反応試薬を調製し、前記実施例6と同様に従来のRP
R法との判定の一致性を比較した。その一致率の結果を
下記の表3に示す。
【0050】
【表3】
【0051】表3によれば、塩化コリンを存在させた免
疫凝集反応試薬は、従来のRPR法と感度、特異度が近
く、一致率が高い。
【0052】
【発明の効果】本発明の抗リン脂質抗体測定方法及び抗
リン脂質抗体測定用免疫凝集反応試薬によれば、抗原性
を有するリン脂質をリポソームの膜構成成分として直接
組み込んでいるので、リン脂質抗原の固相化が容易であ
り、しかも化学結合の場合に見られるような抗原性の低
下や、物理吸着に見られるようなリポソーム調製におけ
る洗浄時の抗原の遊離等の不都合がない。したがって、
高感度な抗リン脂質抗体測定用免疫凝集反応試薬とする
ことができ、且つ本発明の抗リン脂質抗体測定用免疫凝
集反応試薬は、汎用の生化学自動分析装置に使用しても
上記の不都合がなく安定して使用できるので、凝集反応
で生じた凝集量を透過光の減少として測定することがで
き、測定の再現性に優れ、測定が短時間で大量に一括し
た処理が可能である。
【0053】本発明の抗リン脂質抗体測定方法及び抗リ
ン脂質抗体測定用免疫凝集反応試薬においては、100
mM以上5M以内の塩化コリンの存在下で凝集反応させ
ているので、従来の標準的な試験法であるRPR法との
結果の一致性に優れている。
【0054】本発明の抗リン脂質抗体測定用免疫凝集反
応試薬においては、陰性に帯電したリン脂質をリポソー
ムの膜構成成分の一部とすることにより、リポソームを
安定な懸濁液とすることができ、安定な抗リン脂質抗体
測定用免疫凝集反応試薬を提供することができる。
【0055】本発明の抗リン脂質抗体測定用免疫凝集反
応試薬におけるリポソームの粒子平均直径を、100n
m以上300nm以下とすることにより、リポソームを
安定な懸濁液とすることができ、汎用の生化学自動分析
装置に適用した場合、安定して処理が可能となり、測定
の再現性に優れた抗リン脂質抗体測定用免疫凝集反応試
薬を提供することができる。
【0056】本発明の抗リン脂質抗体測定用免疫凝集反
応試薬は、リポソームの懸濁液中のリポソーム含量を
0.5mM以上とすることができるので、汎用の生化学
自動分析装置において被検液との抗原抗体反応により生
じた凝集量を透過光の減少として測定することができ、
短時間で大量に一括した処理が可能となり、しかも、リ
ポソームの懸濁液の濃度(リポソーム含有量)が従来の
凝集量を目視により測定する場合に比べて、低く(リポ
ソーム含有量が少なく)することが可能となり、例え
ば、半分程度でよいので、高価なリポソームの使用量が
少なくてすむ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅田 衛 茨城県結城市北南茂呂1075−2 日水製薬 株式会社研究本部内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)抗原性を有するリン脂質をリポソ
    ームの膜構成成分として組み込んだリポソーム懸濁液
    を、100mM以上5M以内の塩化コリンの存在下で、
    抗リン脂質抗体が含まれていると疑われる被検液と接触
    させて抗原抗体反応させ、 (2)前記抗原抗体反応により生じた凝集量を透過光の
    減少として測定することを特徴とする抗リン脂質抗体の
    測定方法。
  2. 【請求項2】 前記リポソームの懸濁液におけるリポソ
    ーム含有量は0.5mM以上である請求項1記載の抗リ
    ン脂質抗体の測定方法。
  3. 【請求項3】 前記リポソームの平均粒子直径が100
    nm以上300nm以下である請求項1または2記載の
    抗リン脂質抗体の測定方法。
  4. 【請求項4】 前記リポソームの膜構成成分において、
    リン脂質100モルに対して、抗原性を有するリン脂質
    が5モル以上含有される請求項1、2又は3記載の抗リ
    ン脂質抗体の測定方法。
  5. 【請求項5】 前記抗原性を有するリン脂質とは、カル
    ジオリピン、ホスファチジルグリセロール、ホスファチ
    ジルセリン、ホスファチジン酸、ホスファチジルイノシ
    トール、ホスファチジルグリセロホスフェートから選択
    される1種又は2種以上の陰性に帯電したリン脂質であ
    る請求項1、2、3又は4記載の抗リン脂質抗体の測定
    方法。
  6. 【請求項6】 前記リポソームは、リポソーム調製時よ
    りも高い浸透圧の水溶液でリポソームの外水相が置換さ
    れて、浸透圧負荷されたリポソームである請求項1、
    2、3、4又は5記載の抗リン脂質抗体の測定方法。
  7. 【請求項7】 抗原性を有するリン脂質をリポソームの
    膜構成成分として組み込んだリポソームが、100mM
    以上5M以内の塩化コリンの存在下で使用される形態で
    あることを特徴とする抗リン脂質抗体測定用免疫凝集反
    応試薬。
  8. 【請求項8】 2以上の別体となった試薬であることを
    特徴とする請求項7記載の抗リン脂質抗体測定用免疫凝
    集反応試薬。
  9. 【請求項9】 100mM以上5M以内の塩化コリンを
    含有する検体希釈液からなる第1試薬と、 抗原性を有するリン脂質をリポソームの膜構成成分とし
    て組み込んだリポソーム懸濁液からなる第2試薬を、構
    成要素として含む抗リン脂質抗体測定用免疫凝集反応試
    薬。
  10. 【請求項10】 前記リポソームの懸濁液におけるリポ
    ソーム含有量は0.5mM以上である請求項7、8又は
    9記載の抗リン脂質抗体測定用免疫凝集反応試薬。
  11. 【請求項11】 前記リポソームの平均粒子直径が10
    0nm以上300nm以下である請求項7、8、9又は
    10記載の抗リン脂質抗体測定用免疫凝集反応試薬。
  12. 【請求項12】 前記リポソームの膜構成成分におい
    て、リン脂質100モルに対して、抗原性を有するリン
    脂質が5モル以上含有される請求項7、8、9、10又
    は11記載の抗リン脂質抗体測定用免疫凝集反応試薬。
  13. 【請求項13】 前記抗原性を有するリン脂質とは、カ
    ルジオリピン、ホスファチジルグリセロール、ホスファ
    チジルセリン、ホスファチジン酸、ホスファチジルイノ
    シトール、ホスファチジルグリセロホスフェートから選
    択される1種又は2種以上の陰性に帯電したリン脂質で
    ある請求項7、8、9、10、11又は12記載の抗リ
    ン脂質抗体測定用免疫凝集反応試薬。
  14. 【請求項14】 前記リポソームは、リポソーム調製時
    よりも高い浸透圧の水溶液でリポソームの外水相が置換
    されて、浸透圧負荷されたリポソームである請求項7、
    8、9、10、11、12又は13記載の抗リン脂質抗
    体測定用免疫凝集反応試薬。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002365297A (ja) * 2001-06-08 2002-12-18 Sekisui Chem Co Ltd 抗リン脂質抗体測定試薬
JP2007523342A (ja) * 2004-02-19 2007-08-16 デパートメント オブ バイオテクノロジー 肺及び肺以外の結核を検出するための診断キット
JP2012505076A (ja) * 2008-10-14 2012-03-01 カンヌン‐ウォンジュ ナショナル ユニバーシティ インダストリー アカデミー コーオペレイション グループ 機能性作用基を物質の表面に導入する方法

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