JPH11294467A - テーパ穴軸受及びテーパ穴軸受の取付方法 - Google Patents

テーパ穴軸受及びテーパ穴軸受の取付方法

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JPH11294467A
JPH11294467A JP10099382A JP9938298A JPH11294467A JP H11294467 A JPH11294467 A JP H11294467A JP 10099382 A JP10099382 A JP 10099382A JP 9938298 A JP9938298 A JP 9938298A JP H11294467 A JPH11294467 A JP H11294467A
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tapered
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tapered bore
slit
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JP10099382A
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Naoki Nakagawa
直樹 中川
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NTN Corp
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    • F16C35/06Mounting or dismounting of ball or roller bearings; Fixing them onto shaft or in housing
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、テーパ穴軸受と取付けるときに、テ
ーパ穴軸受の内輪と、ロールの外周面に適切なしめしろ
が得られるようなテーパ穴軸受、及び、テーパ穴軸受の
取付方法を提供することを目的とする。 【解決手段】テーパ穴軸受2の内輪2aは、小径側の外
鍔20の外径端面に開口するように1箇所スリット21
が形成されている。スリット21は、所定のスリット幅
と、スリット深さをもって形成される。テーパ穴軸受2
をロール4のテーパ状外周面4aに押込む際、スリット
21によって内輪2aが膨張し始める軸受2の軸方向位
置が判るので、軸受2の内輪2aとロール4に適切なし
めしろを与えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内輪の内径面がテ
ーパ穴になったテーパ穴軸受に関し、テーパ穴軸受のテ
ーパ軸に対する押込み量の管理を容易にするものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、転がり軸受の内輪は、負荷を受
けて回転するので、内輪のクリープを防止するために軸
としめしろを与えて組込む必要がある。
【0003】テーパ穴軸受は、テーパ穴内輪がテーパ軸
上で軸方向に押込まれ、所定のしめしろを得てテーパ軸
に固定されるものである(テーパ穴内輪+テーパスリー
ブ+円筒軸の組み合わせもあるが、基本的には同じであ
る。)。
【0004】テーパ穴軸受の内径面とテーパ軸の外径面
の寸法公差がないと想定した場合、テーパ面全面で内輪
と軸との隙間が無くなる内輪の軸方向位置を「ゼロ点」
と定め、「ゼロ点」から更に内輪を所定量押込むことに
よって、適正なしめしろが得ることができる。例えば、
「ゼロ点」から更に内輪を押込む量をLとすると、1/
12テーパの場合はL/12、1/30テーパの場合は
L/30のしめしろが得られる。すなわち、内輪の軸方
向押込み量を管理することによってしめしろを設定する
ことができる。
【0005】しかし、現実には軸の外径面と内輪の内径
面は、各々の公差内でばらつきがあるため、「ゼロ点」
を正確に求めることが難しく、上記の方法は採用され
ず、軸受ラジアル隙間の減少量からしめしろを推定する
方法が取られている。すなわち、しめしろに対する内輪
溝径の膨張量は、内輪の材質、大きさ、断面厚さが決ま
れば一定値に決まり(中実軸の場合、通常の軸受では内
輪溝径の膨張量=しめしろの70〜80%程度であ
る。)、また、「内輪溝径の膨張量=ラジアル隙間の減
少量」であるので、ラジアル隙間の減少量を測定すれば
しめしろが推定できる。
【0006】例えば、図1に示す軸受装置におけるテー
パ穴軸受の取付は、次のような手順で行われる。
【0007】まず、組込み前に、シックスネスゲージで
実測、或いは、予め作成された軸受隙間の成績表と対照
する等の方法で、軸受ラジアル隙間の確認する。その
後、ロール4の奥側に後蓋10を組込み、テーパ穴軸受
2をロール4のテーパ面状の外周面4a上に挿入し、ロ
ール4の軸端のねじ部4bにロックナット6を取付け
る。そして、軸受ラジアル隙間をシックネスゲージで測
りながらロックナット6を締込み、所定の軸受隙間にな
った所でテーパ穴軸受2を固定する。その後、外輪2b
をハウジング8に装着し、前蓋12を組込み、ハウジン
グ8の両端に後蓋10と前蓋12をボルトで固定する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】テーパ穴軸受2は、押
込み量が不足すると、内輪クリープが発生して軸や内輪
を損傷させる要因となり、逆に、押込み量が過大である
と、軸受ラジアル隙間が過小となり、軸受運転に支障が
生じるので、適正な押込み量をもって取付けることが必
要である。
【0009】前述の軸受ラジアル隙間の減少量からしめ
しろを推定する方法では、適切なしめしろを与えるため
に、内輪の押込み量の管理、すなわち、正確な軸受ラジ
アル隙間の測定が極めて重要となる。
【0010】しかし、例えば、図1に示すような軸受装
置では、上述のようにテーパ穴軸受2を取付ける際に
は、既に軸受2の大径側に後蓋10が装着されており、
大径側の軸受ラジアル隙間が測定できず、小径側のみし
か軸受ラジアル隙間を測ることができないので、内輪2
aと外輪2bとが軸方向に心ずれしていると、正確な軸
受ラジアル隙間の測定が困難となる。このため、内輪2
aの押込み量を誤り、適切なしめしろが得られない可能
性がある。
【0011】また、前述のように、内輪2aの内径面2
a1とロール4の外周面4aがぴったりと合った位置
(「ゼロ点」)から軸方向に押込む量は計算で求まる
が、現実には「ゼロ点」の設定が難しい。
【0012】そこで、本発明は、テーパ穴軸受を取付け
るときに、テーパ穴軸受の内輪の内径面と、テーパ軸の
外周面との間に適切なしめしろが得られるようなテーパ
穴軸受、及び、テーパ穴軸受の取付方法を提供すること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のテーパ穴軸受
は、内輪の内径面がテーパ穴になったテーパ穴軸受にお
いて、内輪の少なくとも一方の端面側に、内輪のテーパ
軸に対する軸方向の押込み量を管理するためのスリット
が形成されている。なお、スリットを形成することによ
って、内輪の強度不足が心配される場合は、強度向上の
ため内輪を浸炭鋼で形成しても良い。
【0014】本発明のテーパ穴軸受の取付方法は、内輪
の内径面がテーパ穴であり、内輪の少なくとも一方の端
面側に、内輪のテーパ軸に対する軸方向の押込み量を管
理するためのスリットが形成されているテーパ穴軸受
を、テーパ軸の外周面に押込む際の、スリット幅と軸受
ラジアル隙間の減少量との相関関係、及び、軸受ラジア
ル隙間の減少量と内輪とテーパ軸とのしめしろとの相関
関係を、予め求めておき、テーパ穴軸受をテーパ軸の外
周面に取付ける際に、スリット幅を測定しつつ内輪を押
込み、前記に求めた相関関係より、スリット幅が必要し
めしろに対応した値になる位置で、テーパ穴軸受を固定
する方法。
【0015】又は、内輪の内径面がテーパ穴である、内
輪の少なくとも一方の端面側に、内輪のテーパ軸に対す
る軸方向の押込み量を管理するためのスリットが形成さ
れているテーパ穴軸受を、そのスリットに、スリット幅
と同じ或いはわずかに大きな幅を有するシム材を嵌合し
た状態で、テーパ軸の外周面に押込み、シム材の嵌合状
態が緩くなるテーパ穴軸受の軸方向位置をゼロ点とし
て、ゼロ点からの軸受の押込み量を、内輪とテーパ軸と
の必要しめしろと、テーパ角度とより求めて、軸受をこ
の押込み量分だけゼロ点から押込んだ位置で、テーパ穴
軸受を固定する方法である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づき説明する。
【0017】図1は、製紙機械に用いられるロール支持
用テーパ穴軸受の取付構造を示す。
【0018】図中、2はテーパ穴軸受を、4はロール
を、6はロックナットを、8はハウジングを、10は後
蓋を、12は前蓋を示す。
【0019】図2に示すように、テーパ穴軸受2は、内
径面がテーパ穴2a1であり、外径面に復列軌道をもっ
た内輪2aと、内径面に球面軌道が形成され、外径面が
ハウジングに嵌合される外輪2bと、内・外輪(2a,
2b)の軌道間に転動自在に組込まれた復列の球面ころ
2cと、各列のころ2cを所定間隔に所持する保持器
(図示省略)を主要な構成要素とする自動調心ころ軸受
である。
【0020】ロール4は、軸受が取付けられる領域にテ
ーパ状の外周面4aを有し、軸端にねじ部4bを有する
ものである。ロックナット6は、ロール4のねじ部4b
に螺合される。後蓋10は、ロール4の外周面4aより
大径側に取付けられ、前蓋12は、ロール4の軸端側に
配設され、それぞれハウジング8にボール等で固定され
る。
【0021】テーパ穴軸受2の内輪2aは、軸方向の両
側に外鍔を有する。図3(a)、(b)に、小径側の外
鍔20の近傍Aを拡大して示す。小径側の外鍔20に
は、その外径20aを軸方向に切欠いたスリット21が
形成されている。スリット21は、所定のスリット幅2
1aと、スリット深さ21bをもって形成される。テー
パ穴軸受2をロール4の外周面4aに押込むと、内輪2
aとロール4とのしめしろの増加によって内輪2aが弾
性的に膨張するので、スリット幅21aは広がる。尚、
スリット21は少なくとも1っ箇所に形成すれば良い。
【0022】本実施形態のテーパ穴軸受の取付方法は、
まず、本取付を行う前に、ロール4の外周面4aにテー
パ穴軸受2のみを取付ける仮取付を行い、スリット幅2
1aと軸受ラジアル隙間の減少量との相関関係を調べ、
さらに、前述した軸受ラジアル隙間の減少量からしめし
ろを推定する方法を用い、軸受ラジアル隙間としめしろ
との相関関係を求めておく(かかる相関関係はグラフに
しておくと良い。)。仮取付では軸受2の大径側に後蓋
10がなく、両側のころ列についてそれぞれ軸受ラジア
ル隙間を測定することができるので、軸受ラジアル隙間
をより正確に把握することができる。
【0023】テーパ穴軸受2の本取付は、ロール4の外
周面4aの奥側に後蓋10を組込み、テーパ穴軸受2を
ロール4の外周面4a上に挿入し、軸端のねじ部4bに
ロックナット6を取付ける。そして、スリット幅21a
をシックネスゲージで測りながらロックナット6を締込
み、内輪2aとロール4に所定のしめしろが得られる所
で軸受2を固定する。その後、外輪2bをハウジング8
に装着し、前蓋12をハウジング8の小径側端部に組込
み、ハウジング8の両端に後蓋10と前蓋12をボルト
(図示省略)で固定する。
【0024】本取付のときは、シックネスゲージを用い
て内輪2aのスリット幅21aを測定しつつ軸受2を押
込み、仮取付により得た相関関係或いはグラフから、ス
リット幅21aに対応する軸受ラジアル隙間の減少量を
読み取ることによって、軸受ラジアル隙間の減少量及び
しめしろを把握できる。従って、スリット幅21aが必
要しめしろに対応する位置でテーパ穴軸受2を固定する
ことによって、軸受2に必要なしめしろを与えることが
できる。
【0025】また、本実施形態のテーパ穴軸受2を取付
けるに際し、スリット幅21aが増加し始める軸方向位
置を検出し、その位置を近時的に「ゼロ点」として定め
ことによって、前述した「ゼロ点」と外周面4aや内径
面2a1のテーパ角度より、「ゼロ点」を基準とした軸
受2の押込み量を算出する方法を採用することができ
る。これにより、テーパ穴軸受2の内輪2aとテーパ面
4aとの間に適切なしめしろを設定することができる。
【0026】この場合、スリット幅21aが増加し始め
る軸方向位置を簡易に検出する方法として、スリット幅
21aと同じかスリット幅21aよりわずかに大きい肉
厚を有するシム材をスリット21に嵌合させ、この状態
でテーパ穴軸受2の本取付を行うことによって、シム材
の嵌合状態が緩くなり始める位置を、スリット幅21a
が増加し始める軸方向位置、即ち「ゼロ点」として検出
する方法が適用できる。
【0027】以上、内輪2aの小径側外鍔20の外径面
20aにスリット21を形成した実施形態について説明
したが、スリット21は外鍔20の外側端面20bに形
成してもよい。また、図3(b)において、図中破線s
で示すように、スリット21' は外径面20a、外側端
面20bおよび端面20b' に開口するように斜めに形
成しても良い。また、本実施形態では、ロール4の外周
面4aより大径側に後蓋10があるため、スリット21
を内輪2aの小径端面側に形成しているが、本発明のテ
ーパ穴軸受はこれに限らず、実施態様に応じて内輪2a
の大径端面側にスリットを形成しても良い。
【0028】また、内輪2に外鍔20の無い形式のテー
パ穴軸受では、内輪2の小径側端面2b' 、或いは大径
側端面にスリットを形成する。
【0029】なお、内輪は一般に軸受鋼(SUJ2、S
UJ3等)で形成されているが、内輪の一部にスリット
を入れるので、割れ防止のために内輪を浸炭鋼で形成し
ても良い。
【0030】
【発明の効果】本発明は、テーパ穴軸受の内輪の小径側
端面にスリットを形成しているので、軸受を押込む際に
おけるスリット幅と軸受ラジアル隙間の相関関係、及
び、軸受ラジアル隙間としめしろの相関関係を予め求め
ておき、スリット幅を測定しつつ軸受をテーパ軸に押込
み、スリット幅が必要しめしろに対応する位置で軸受を
固定することによって、軸受の内輪とロールのテーパ面
に適切なしめしろを設定することができる。
【0031】また、スリット幅が広がり始める軸受の軸
方向位置を検出することによって、その位置から必要し
めしろを得るための軸受の押込み量を算出できるので、
軸受の内輪とロールのテーパ面に適切なしめしろを設定
することができる。
【0032】これにより、本発明は軸受の内輪とテーパ
軸に適切なしめしろが設定されるので、しめしろ不足に
よるクリープや、しめしろ過大による軸受ラジアル隙間
の過小といった弊害を避けることができる。
【0033】なお、スリット幅が広がり始める軸方向位
置は、スリット幅と同じかスリット幅よりわずかに広い
肉厚を有するシム材を嵌合させた状態で、本取付を行う
ことによって、シム材の嵌合状態が緩くなる位置を近似
的な「ゼロ点」を簡易に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るテーパ穴軸受の取付
状態を示す縦断面図。
【図2】本発明の一実施形態に係るテーパ穴軸受の縦断
面図。
【図3】(a)はテーパ穴軸受の内輪の小径側鍔部近傍
における小径側側面図、(b)はテーパ穴軸受の内輪の
小径側鍔部近傍における縦断面図。
【符号の説明】
2 テーパ穴軸受 2a 内輪 2a1 テーパ穴(内輪の内径面) 2b 外輪 2c ころ 4 ロール 4a テーパ状外周面 4b ねじ部 6 ロックナット 8 ハウジング 10 後蓋 12 前蓋 20 小径側外鍔 21 スリット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内輪の内径面がテーパ穴になったテーパ穴
    軸受において、 内輪の少なくとも一方の端面側に、内輪のテーパ軸に対
    する軸方向の押込み量を管理するためのスリットが形成
    されていることを特徴とするテーパ穴軸受。
  2. 【請求項2】前記内輪の材料が浸炭鋼であることを特徴
    とする請求項1記載のテーパ穴軸受。
  3. 【請求項3】内輪の内径面がテーパ穴であり、内輪の少
    なくとも一方の端面側に、内輪のテーパ軸に対する軸方
    向の押込み量を管理するためのスリットが形成されてい
    るテーパ穴軸受を、テーパ軸の外周面に押込む際の、ス
    リット幅と軸受ラジアル隙間の減少量との相関関係、及
    び、軸受ラジアル隙間の減少量と内輪とテーパ軸とのし
    めしろとの相関関係を、予め求めておき、 テーパ穴軸受をテーパ軸の外周面に取付ける際に、前記
    スリット幅を測定しつつ内輪を押込み、前記に求めた相
    関関係より、前記スリット幅が必要しめしろに対応した
    値になる位置で、テーパ穴軸受を固定するテーパ穴軸受
    の取付方法。
  4. 【請求項4】内輪の内径面がテーパ穴であり、内輪の少
    なくとも一方の端面側に、内輪のテーパ軸に対する軸方
    向の押込み量を管理するためのスリットが形成されてい
    るテーパ穴軸受を、そのスリットに、スリット幅と同じ
    或いはわずかに大きな幅を有するシム材を嵌合した状態
    で、テーパ軸の外周面に押込み、 前記シム材の嵌合状態が緩くなるテーパ穴軸受の軸方向
    位置をゼロ点として、 ゼロ点からの軸受の押込み量を、内輪とテーパ軸との必
    要しめしろと、テーパ角度とより求めて、軸受をこの押
    込み量分だけゼロ点から押込んだ位置で、テーパ穴軸受
    を固定するテーパ穴軸受の取付方法。
JP10099382A 1998-04-10 1998-04-10 テーパ穴軸受及びテーパ穴軸受の取付方法 Withdrawn JPH11294467A (ja)

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