JPH11247871A - テーパ穴軸受の取付構造および取付アダプタ - Google Patents
テーパ穴軸受の取付構造および取付アダプタInfo
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- JPH11247871A JPH11247871A JP10055208A JP5520898A JPH11247871A JP H11247871 A JPH11247871 A JP H11247871A JP 10055208 A JP10055208 A JP 10055208A JP 5520898 A JP5520898 A JP 5520898A JP H11247871 A JPH11247871 A JP H11247871A
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C35/00—Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers
- F16C35/04—Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers in the case of ball or roller bearings
- F16C35/06—Mounting or dismounting of ball or roller bearings; Fixing them onto shaft or in housing
- F16C35/07—Fixing them on the shaft or housing with interposition of an element
- F16C35/073—Fixing them on the shaft or housing with interposition of an element between shaft and inner race ring
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/22—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
- F16C19/34—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load
- F16C19/38—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers
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- F16C2226/00—Joining parts; Fastening; Assembling or mounting parts
- F16C2226/10—Force connections, e.g. clamping
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- F16C23/00—Bearings for exclusively rotary movement adjustable for aligning or positioning
- F16C23/06—Ball or roller bearings
- F16C23/08—Ball or roller bearings self-adjusting
- F16C23/082—Ball or roller bearings self-adjusting by means of at least one substantially spherical surface
- F16C23/086—Ball or roller bearings self-adjusting by means of at least one substantially spherical surface forming a track for rolling elements
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、テーパ穴軸受の寿命の延長を図り、
かつ、テーパ穴軸受の組付け作業の簡易化を図ることを
目的とする。 【解決手段】本発明の取付構造は、スリーブ部材（１）
のテーパ面（１ｃ）の大径側にフランジ部（１ｄ）を有
し、テーパ面の小径側にナット部材（２）を有し、テー
パ穴軸受を両側から拘束し軸方向位置（押込量）を規制
するものである。これにより、テーパ穴軸受の内部隙間
を適切な状態に保持して軸受の寿命を延ばすことがで
き、同時に組付け作業の簡易化を図ることができる。ま
た、フランジ部（１ｄ）とテーパ穴軸受との間に間座
（４）を介装することによって、或いは、フランジ部を
ナット部材で構成することによってテーパ穴軸受の軸方
向位置を調整するものとしても良い。
かつ、テーパ穴軸受の組付け作業の簡易化を図ることを
目的とする。 【解決手段】本発明の取付構造は、スリーブ部材（１）
のテーパ面（１ｃ）の大径側にフランジ部（１ｄ）を有
し、テーパ面の小径側にナット部材（２）を有し、テー
パ穴軸受を両側から拘束し軸方向位置（押込量）を規制
するものである。これにより、テーパ穴軸受の内部隙間
を適切な状態に保持して軸受の寿命を延ばすことがで
き、同時に組付け作業の簡易化を図ることができる。ま
た、フランジ部（１ｄ）とテーパ穴軸受との間に間座
（４）を介装することによって、或いは、フランジ部を
ナット部材で構成することによってテーパ穴軸受の軸方
向位置を調整するものとしても良い。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はテーパ穴軸受を軸の
外周面に取付けるための構造に関する。
外周面に取付けるための構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】内輪の内周面がテーパ穴になったテーパ
穴軸受は、テーパ穴に適合するテーパ面を外周面に有す
る取付アダプタを介して軸に取付けられる。
穴軸受は、テーパ穴に適合するテーパ面を外周面に有す
る取付アダプタを介して軸に取付けられる。
【０００３】図４にテーパ穴軸受が自動調心ころ軸受で
ある場合を例示する。自動調心ころ軸受（テーパ穴軸
受）は、内周面にテーパ穴２１ａが形成され、外周面に
復列軌道２１ｂをもった内輪２１と、内周面に球面軌道
２２ａが形成され、外周面が図示しないハウジングに嵌
合される外輪２２と、内・外輪の軌道間（２１ｂ，２２
ａ）に転動自在に組込まれた復列の球面ころ２３と、各
列のころ２３を所定間隔に保持する保持器２４を主要な
構成要素とする。
ある場合を例示する。自動調心ころ軸受（テーパ穴軸
受）は、内周面にテーパ穴２１ａが形成され、外周面に
復列軌道２１ｂをもった内輪２１と、内周面に球面軌道
２２ａが形成され、外周面が図示しないハウジングに嵌
合される外輪２２と、内・外輪の軌道間（２１ｂ，２２
ａ）に転動自在に組込まれた復列の球面ころ２３と、各
列のころ２３を所定間隔に保持する保持器２４を主要な
構成要素とする。
【０００４】取付アダプタは、スリーブ部材３１と、ロ
ックナット３２と、座金３３を有する。スリーブ部材３
１は、軸方向のスリット３１ａによって分割された筒体
で、軸１０の外周面に嵌合される。スリーブ部材３１の
外周面には、テーパ穴軸受のテーパ穴２１ａに適合する
テーパ面３１ｂが設けられ、テーパ面３１ｂの小径側に
ねじ部３１ｃが形成される。ロックナット３２は、スリ
ーブ部材３１のねじ部３１ｃに螺合される。座金３３は
スリーブ部材３１のスリット３１ａと、ロックナット３
２の係合部３２ａに係合して、ロックナット３２の回り
止めを行う。
ックナット３２と、座金３３を有する。スリーブ部材３
１は、軸方向のスリット３１ａによって分割された筒体
で、軸１０の外周面に嵌合される。スリーブ部材３１の
外周面には、テーパ穴軸受のテーパ穴２１ａに適合する
テーパ面３１ｂが設けられ、テーパ面３１ｂの小径側に
ねじ部３１ｃが形成される。ロックナット３２は、スリ
ーブ部材３１のねじ部３１ｃに螺合される。座金３３は
スリーブ部材３１のスリット３１ａと、ロックナット３
２の係合部３２ａに係合して、ロックナット３２の回り
止めを行う。
【０００５】テーパ穴軸受は取付アダプタを介して以下
のように軸１０に取付けられる。
のように軸１０に取付けられる。
【０００６】まず、スリーブ部材３１を弾性的に拡径さ
せつつ軸１０の外周面に挿入・嵌合し、スリーブ部材３
１のテーパ面３１ｂに小径側よりテーパ穴軸受を外挿す
る。次に、座金３３をスリーブ部材３１の小径側に組込
み、ロックナット３２をスリーブ部材３１のねじ部３１
ｃに螺合させて締め込む。ロックナット３２を所定量締
め込むことによって、テーパ穴軸受がスリーブ部材３１
のテーパ面３１ａ上を大径側に所定量だけ軸方向移動し
て、テーパ穴軸受がスリーブ部材３１のテーパ面３１ａ
とタイトに嵌合する。その後、座金３３の所定部位をロ
ックナット３２の係合部３２ａに加締めて、ロックナッ
ト３２の回り止めを行う。これにより、テーパ穴軸受の
取付が完了する。
せつつ軸１０の外周面に挿入・嵌合し、スリーブ部材３
１のテーパ面３１ｂに小径側よりテーパ穴軸受を外挿す
る。次に、座金３３をスリーブ部材３１の小径側に組込
み、ロックナット３２をスリーブ部材３１のねじ部３１
ｃに螺合させて締め込む。ロックナット３２を所定量締
め込むことによって、テーパ穴軸受がスリーブ部材３１
のテーパ面３１ａ上を大径側に所定量だけ軸方向移動し
て、テーパ穴軸受がスリーブ部材３１のテーパ面３１ａ
とタイトに嵌合する。その後、座金３３の所定部位をロ
ックナット３２の係合部３２ａに加締めて、ロックナッ
ト３２の回り止めを行う。これにより、テーパ穴軸受の
取付が完了する。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】テーパ穴軸受のテーパ
穴とスリーブ部材のテーパ面との嵌合量は、テーパ穴軸
受のスリーブ部材に対する軸方向位置（押込量）に関係
し、嵌合量が過大であると、内輪の膨張によって軸受の
ラジアル内部隙間が過小となり、逆に嵌合量が過小であ
ると軸受の取付状態が不安定となり、いずれの場合も軸
受寿命に好ましくない影響が及ぶ。
穴とスリーブ部材のテーパ面との嵌合量は、テーパ穴軸
受のスリーブ部材に対する軸方向位置（押込量）に関係
し、嵌合量が過大であると、内輪の膨張によって軸受の
ラジアル内部隙間が過小となり、逆に嵌合量が過小であ
ると軸受の取付状態が不安定となり、いずれの場合も軸
受寿命に好ましくない影響が及ぶ。
【０００８】上記不都合を防止するために、上述した従
来構造では、テーパ穴軸受の軸方向位置（押込量）の測
定管理とラジアル内部隙間のチェックとが必要であり、
しかも、実際の組立にあたっては、数回の確認が必要で
あるため、組立工数が多くなるという問題があった。
来構造では、テーパ穴軸受の軸方向位置（押込量）の測
定管理とラジアル内部隙間のチェックとが必要であり、
しかも、実際の組立にあたっては、数回の確認が必要で
あるため、組立工数が多くなるという問題があった。
【０００９】そこで、本発明は、この種の取付構造にお
いて、テーパ穴軸受の適切な取付状態を容易に得ること
ができる構造を提供し、軸受寿命の低下を防止するとと
もに、組立作業の簡略化を図ることを目的とする。
いて、テーパ穴軸受の適切な取付状態を容易に得ること
ができる構造を提供し、軸受寿命の低下を防止するとと
もに、組立作業の簡略化を図ることを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明のテーパ穴軸受の
取付構造は、内周面にテーパ穴を有するテーパ穴軸受
を、取付アダプタを介して軸の外周面に取付けるテーパ
穴軸受の取付構造において、取付アダプタが、テーパ穴
軸受のテーパ穴に適合するテーパ面、及び、テーパ面の
大径側に半径方向に突出して設けられたフランジ部を有
するスリーブ部材と、スリーブ部材のテーパ面の小径側
に装着される固定部材とを備え、スリーブ部材を軸の外
周面に嵌合し、テーパ穴軸受をスリーブ部材のテーパ面
に外挿し、これを大径側に軸方向移動させてフランジ部
と固定部材によって軸方向の両側から拘束するものであ
る。
取付構造は、内周面にテーパ穴を有するテーパ穴軸受
を、取付アダプタを介して軸の外周面に取付けるテーパ
穴軸受の取付構造において、取付アダプタが、テーパ穴
軸受のテーパ穴に適合するテーパ面、及び、テーパ面の
大径側に半径方向に突出して設けられたフランジ部を有
するスリーブ部材と、スリーブ部材のテーパ面の小径側
に装着される固定部材とを備え、スリーブ部材を軸の外
周面に嵌合し、テーパ穴軸受をスリーブ部材のテーパ面
に外挿し、これを大径側に軸方向移動させてフランジ部
と固定部材によって軸方向の両側から拘束するものであ
る。
【００１１】かかるテーパ穴軸受の取付構造において、
フランジ部をスリーブ部材に一体に設けられたものとし
ても良い。この場合、スリーブ部材のフランジ部と、テ
ーパ穴軸受の端面との間に介装される間座を備え、間座
の幅調整によって、テーパ穴軸受のスリーブ部材に対す
る軸方向位置を調整するものとすることが好ましい。
フランジ部をスリーブ部材に一体に設けられたものとし
ても良い。この場合、スリーブ部材のフランジ部と、テ
ーパ穴軸受の端面との間に介装される間座を備え、間座
の幅調整によって、テーパ穴軸受のスリーブ部材に対す
る軸方向位置を調整するものとすることが好ましい。
【００１２】また、テーパ穴軸受の取付構造において、
フランジ部をスリーブ部材のテーパ面の大径側に螺合さ
れるナット部材によって構成しても良く、この場合は、
ナット部材の螺合調整によって、テーパ穴軸受のスリー
ブ部材に対する軸方向位置を調整することができる。
フランジ部をスリーブ部材のテーパ面の大径側に螺合さ
れるナット部材によって構成しても良く、この場合は、
ナット部材の螺合調整によって、テーパ穴軸受のスリー
ブ部材に対する軸方向位置を調整することができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる取付構造の
実施形態を図面に基づき説明する。
実施形態を図面に基づき説明する。
【００１４】なお、テーパ穴軸受、軸は図４に示す従来
構造と同様であるので、同一部材又は部分には同一の符
号を付し重複する説明を省略する。
構造と同様であるので、同一部材又は部分には同一の符
号を付し重複する説明を省略する。
【００１５】図１は、本発明の第一実施形態を示す断面
図である。
図である。
【００１６】本実施形態の取付アダプタは、スリーブ部
材１と、ロックナット２と、座金３と、間座４とを有す
る。
材１と、ロックナット２と、座金３と、間座４とを有す
る。
【００１７】スリーブ部材１は、軸方向に形成される所
定幅のスリット１ａによって分割された筒体で、外周面
にテーパ穴軸受のテーパ穴２１ａに適合するテーパ面１
ｂを有し、テーパ面１ｂの小径側にねじ部１ｃが形成さ
れ、テーパ面１ｂの大径側に半径方向に突出したフラン
ジ部１ｄが一体形成される。
定幅のスリット１ａによって分割された筒体で、外周面
にテーパ穴軸受のテーパ穴２１ａに適合するテーパ面１
ｂを有し、テーパ面１ｂの小径側にねじ部１ｃが形成さ
れ、テーパ面１ｂの大径側に半径方向に突出したフラン
ジ部１ｄが一体形成される。
【００１８】ロックナット２は、スリーブ部材１のねじ
部１ｃに螺合される。本実施形態のロックナット２は、
外周面に複数の凹状の係合部２ａを有する。
部１ｃに螺合される。本実施形態のロックナット２は、
外周面に複数の凹状の係合部２ａを有する。
【００１９】座金３はリング状の部材で、例えば図３に
示すように、外径側に複数枚の爪３ａを有し、内径側に
一枚の爪３ｂを有する。
示すように、外径側に複数枚の爪３ａを有し、内径側に
一枚の爪３ｂを有する。
【００２０】間座４はリング状の部材で、テーパ面１ｂ
の最大径よりも大きな内径を有し、テーパ面１ｂの小径
側からスリーブ部材１のフランジ部１ｄに組込むことが
できる。
の最大径よりも大きな内径を有し、テーパ面１ｂの小径
側からスリーブ部材１のフランジ部１ｄに組込むことが
できる。
【００２１】テーパ穴軸受の取付は、以下のようにして
行う。
行う。
【００２２】まず、スリーブ部材１を軸１０の外周面に
嵌合する。次に、間座４、テーパ穴軸受、座金３の順
で、スリーブ部材１のテーパ面１ｂに外挿する。この
時、座金３の爪３ｂがスリーブ部材１のスリット１ａに
入った状態にする。そして、ロックナット２をスリーブ
部材１のねじ部１ｃに螺合させて締め込む。このロック
ナット２の締込みによって、テーパ穴軸受は間座４を介
してフランジ部１ｄに当接する。これにより、テーパ穴
軸受のスリーブ部材１に対する軸方向位置が決まる。こ
の状態でロックナット２の締込みを止め、座金３の爪３
ａをロックナット２の係合部２ａに加締めて、ロックナ
ット２の係合部２ａに固定する。これにより、テーパ穴
軸受がスリーブ部材１のフランジ部１ｄとロックナット
２との間で、間座４を介して軸方向の両側に拘束され、
テーパ穴軸受の取付け作業が完了する。
嵌合する。次に、間座４、テーパ穴軸受、座金３の順
で、スリーブ部材１のテーパ面１ｂに外挿する。この
時、座金３の爪３ｂがスリーブ部材１のスリット１ａに
入った状態にする。そして、ロックナット２をスリーブ
部材１のねじ部１ｃに螺合させて締め込む。このロック
ナット２の締込みによって、テーパ穴軸受は間座４を介
してフランジ部１ｄに当接する。これにより、テーパ穴
軸受のスリーブ部材１に対する軸方向位置が決まる。こ
の状態でロックナット２の締込みを止め、座金３の爪３
ａをロックナット２の係合部２ａに加締めて、ロックナ
ット２の係合部２ａに固定する。これにより、テーパ穴
軸受がスリーブ部材１のフランジ部１ｄとロックナット
２との間で、間座４を介して軸方向の両側に拘束され、
テーパ穴軸受の取付け作業が完了する。
【００２３】テーパ穴軸受の軸方向位置は、テーパ穴軸
受のテーパ穴２１ａの内径とスリーブ部材１のテーパ面
１ｂの外径を事前に測定し、その結果に応じて、間座４
の幅寸法を所要値に調整することによって、正確に位置
決めすることが可能である。また、間座４を省略し、テ
ーパ穴軸受を直接フランジ部１ｄに当接させることによ
って、その軸方向位置を正確に位置決めできる場合もあ
る。
受のテーパ穴２１ａの内径とスリーブ部材１のテーパ面
１ｂの外径を事前に測定し、その結果に応じて、間座４
の幅寸法を所要値に調整することによって、正確に位置
決めすることが可能である。また、間座４を省略し、テ
ーパ穴軸受を直接フランジ部１ｄに当接させることによ
って、その軸方向位置を正確に位置決めできる場合もあ
る。
【００２４】前述のように、テーパ穴軸受のテーパ穴２
１ａとスリーブ部材１のテーパ面１ｂとの嵌合量は、テ
ーパ穴軸受のスリーブ部材１に対する軸方向位置に関係
するが、この実施形態の取付構造では、テーパ穴軸受
を、間座４を介してスリーブ部材１のフランジ部１ｄに
当接させると、その軸方向位置が決まる。従って、従来
構造のような複雑な管理は不要となる。
１ａとスリーブ部材１のテーパ面１ｂとの嵌合量は、テ
ーパ穴軸受のスリーブ部材１に対する軸方向位置に関係
するが、この実施形態の取付構造では、テーパ穴軸受
を、間座４を介してスリーブ部材１のフランジ部１ｄに
当接させると、その軸方向位置が決まる。従って、従来
構造のような複雑な管理は不要となる。
【００２５】次に本発明の第二実施形態について説明す
る。
る。
【００２６】図２は本発明の第二実施形態を示す断面図
である。
である。
【００２７】本実施形態の取付アダプタは、スリーブ部
材５と、大径側ロックナット６と、小径側ロックナット
７と、大径側座金８と、小径側座金９とを有する。
材５と、大径側ロックナット６と、小径側ロックナット
７と、大径側座金８と、小径側座金９とを有する。
【００２８】スリーブ部材５は、軸方向に形成される所
定幅のスリット５ａによって分割された筒体で、外周面
にテーパ穴軸受のテーパ穴２１ａに適合するテーパ面５
ｂを有し、テーパ面５ｂの両側にねじ部（５ｃ，５ｄ）
が形成される。
定幅のスリット５ａによって分割された筒体で、外周面
にテーパ穴軸受のテーパ穴２１ａに適合するテーパ面５
ｂを有し、テーパ面５ｂの両側にねじ部（５ｃ，５ｄ）
が形成される。
【００２９】２組のロックナット（６，７）及び座金
（８，９）は、第一実施形態の取付アダプタに用いられ
るもの（２，３）と同様の構成を有するので、ここでは
重複する説明を省略する。なお、図２の（６ａ，７ａ）
はロックナット（６，７）の係合部を示し、（８ａ，９
ａ）は座金（８，９）の外径側の爪を示し、（８ｂ，９
ｂ）は座金（８，９）の内径側の爪を示す。
（８，９）は、第一実施形態の取付アダプタに用いられ
るもの（２，３）と同様の構成を有するので、ここでは
重複する説明を省略する。なお、図２の（６ａ，７ａ）
はロックナット（６，７）の係合部を示し、（８ａ，９
ａ）は座金（８，９）の外径側の爪を示し、（８ｂ，９
ｂ）は座金（８，９）の内径側の爪を示す。
【００３０】また、テーパ穴軸受の軸方向位置は、第一
実施形態の場合と同様、テーパ穴軸受のテーパ穴２１ａ
の内径とスリーブ部材５のテーパ面５ｂの外径を事前に
測定し、その結果に応じて決められる。
実施形態の場合と同様、テーパ穴軸受のテーパ穴２１ａ
の内径とスリーブ部材５のテーパ面５ｂの外径を事前に
測定し、その結果に応じて決められる。
【００３１】テーパ穴軸受の取付は以下のようにして行
う。
う。
【００３２】まず、スリーブ部材５を軸１０の外周面に
嵌合する。次に、スリーブ部材５のテーパ面５ｂに大径
側から座金８を外挿し、大径側のねじ部５ｃにロックナ
ット６を螺合する。このとき、座金８の爪８ｂはスリー
ブ部材５のスリット５ａに入っている。大径側ロックナ
ット６は予め決めたテーパ穴軸受の軸方向位置の大径側
規制位置まで締め込む。この状態で大径側座金８の爪８
ａをロックナット６の係合部６ａに加締めて、ロックナ
ット６の回り止めをする。
嵌合する。次に、スリーブ部材５のテーパ面５ｂに大径
側から座金８を外挿し、大径側のねじ部５ｃにロックナ
ット６を螺合する。このとき、座金８の爪８ｂはスリー
ブ部材５のスリット５ａに入っている。大径側ロックナ
ット６は予め決めたテーパ穴軸受の軸方向位置の大径側
規制位置まで締め込む。この状態で大径側座金８の爪８
ａをロックナット６の係合部６ａに加締めて、ロックナ
ット６の回り止めをする。
【００３３】次に、スリーブ部材５のテーパ面５ｂに、
小径側からテーパ穴軸受、座金９を順に外挿する。この
とき、座金９の爪９ｂはスリーブ部材５のスリット５ａ
に入っている。そして、ロックナット７をスリーブ部材
５の小径側のねじ部５ｄに螺合させて締め込む。ロック
ナット７の締込みによって、テーパ穴軸受が大径側座金
８を介して大径側ロックナット６に当接する。
小径側からテーパ穴軸受、座金９を順に外挿する。この
とき、座金９の爪９ｂはスリーブ部材５のスリット５ａ
に入っている。そして、ロックナット７をスリーブ部材
５の小径側のねじ部５ｄに螺合させて締め込む。ロック
ナット７の締込みによって、テーパ穴軸受が大径側座金
８を介して大径側ロックナット６に当接する。
【００３４】これにより、テーパ穴軸受のスリーブ部材
５に対する軸方向位置が決まる。この状態で、小径側ロ
ックナット７の締込みを止め、小径側の座金９の爪９ａ
をロックナット７の係合部７ａに加締めて、小径側ロッ
クナット７を固定する。これにより、テーパ穴軸受が大
径側ロックナット６と小径側ロックナット７との間で軸
方向の両側に拘束され、テーパ穴軸受の取付作業が完了
する。
５に対する軸方向位置が決まる。この状態で、小径側ロ
ックナット７の締込みを止め、小径側の座金９の爪９ａ
をロックナット７の係合部７ａに加締めて、小径側ロッ
クナット７を固定する。これにより、テーパ穴軸受が大
径側ロックナット６と小径側ロックナット７との間で軸
方向の両側に拘束され、テーパ穴軸受の取付作業が完了
する。
【００３５】上述のように、テーパ穴軸受のテーパ穴２
１ａとスリーブ部材５のテーパ面１ｂとの嵌合量は、テ
ーパ穴軸受のスリーブ部材５に対する軸方向位置に関係
するが、この実施形態の取付構造では、かかる軸方向位
置の大径側規制位置に予め固定した大径側ロックナット
６に、テーパ穴軸受を当接させるとその軸方向位置が決
まる。従って、従来構造のような複雑な管理が不要とな
る。
１ａとスリーブ部材５のテーパ面１ｂとの嵌合量は、テ
ーパ穴軸受のスリーブ部材５に対する軸方向位置に関係
するが、この実施形態の取付構造では、かかる軸方向位
置の大径側規制位置に予め固定した大径側ロックナット
６に、テーパ穴軸受を当接させるとその軸方向位置が決
まる。従って、従来構造のような複雑な管理が不要とな
る。
【００３６】上記２つの実施形態に示すように、本発明
の取付構造は、テーパ穴軸受の両側を拘束して位置決め
しているので、運転時の振動等の外的要因によって、テ
ーパ穴軸受の軸方向位置がずれることはなく、テーパ穴
軸受の適切な内部隙間が保持される。
の取付構造は、テーパ穴軸受の両側を拘束して位置決め
しているので、運転時の振動等の外的要因によって、テ
ーパ穴軸受の軸方向位置がずれることはなく、テーパ穴
軸受の適切な内部隙間が保持される。
【００３７】以上、本発明の実施形態を説明したが、本
発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、各部
材の材質、形状等は種々の変更が可能である。
発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、各部
材の材質、形状等は種々の変更が可能である。
【００３８】
【発明の効果】本発明の取付構造は、スリーブ部材のテ
ーパ面の大径側にフランジ部を有し、そのフランジ部を
基準としてテーパ穴軸受のスリーブ部材に対する軸方向
位置が決まる。そのため、テーパ穴軸受のスリーブ部材
に対する軸方向位置（押込量）の管理や、それに伴うラ
ジアル内部隙間の管理が容易となるので、組立作業の簡
易化が図られると同時に適切な軸受寿命も図られる。
ーパ面の大径側にフランジ部を有し、そのフランジ部を
基準としてテーパ穴軸受のスリーブ部材に対する軸方向
位置が決まる。そのため、テーパ穴軸受のスリーブ部材
に対する軸方向位置（押込量）の管理や、それに伴うラ
ジアル内部隙間の管理が容易となるので、組立作業の簡
易化が図られると同時に適切な軸受寿命も図られる。
【００３９】また、本発明の取付構造は、テーパ穴軸受
の両側を拘束して位置決めしているので、運転時の振動
等の外的要因によって、テーパ穴軸受の軸方向位置がず
れることはなく、テーパ穴軸受の適切な内部隙間が保持
され、軸受寿命の向上が図られる。
の両側を拘束して位置決めしているので、運転時の振動
等の外的要因によって、テーパ穴軸受の軸方向位置がず
れることはなく、テーパ穴軸受の適切な内部隙間が保持
され、軸受寿命の向上が図られる。
【図１】本発明の第一実施形態に係る取付アダプタの縦
断面図。
断面図。
【図２】（ａ）は本発明の実施形態に係る座金の正面
図、（ｂ）は本発明の実施形態に係る座金の縦断面図。
図、（ｂ）は本発明の実施形態に係る座金の縦断面図。
【図３】本発明の第二実施形態に係る取付アダプタの縦
断面図。
断面図。
【図４】取付アダプタの縦断面図。
１，５ スリーブ部材 １ａ，５ａ スリット １ｂ，５ｂ テーパ面 １ｃ，５ｃ，５ｄ ねじ部 １ｄ フランジ部 ２，６，７ ロックナット ３，８，９ 座金 ４ 間座
Claims (8)
- 【請求項１】内周面にテーパ穴を有するテーパ穴軸受
を、取付アダプタを介して軸の外周面に取付けるテーパ
穴軸受の取付構造において、 前記取付アダプタが、前記テーパ穴軸受のテーパ穴に適
合するテーパ面、及び、前記テーパ面の大径側に半径方
向に突出して設けられたフランジ部を有するスリーブ部
材と、前記スリーブ部材のテーパ面の小径側に装着され
る固定部材とを備え、 前記スリーブ部材を軸の外周面に嵌合し、前記テーパ穴
軸受を前記スリーブ部材のテーパ面に外挿し、これを大
径側に軸方向移動させて前記フランジ部と前記固定部材
によって軸方向の両側から拘束するテーパ穴軸受の取付
構造。 - 【請求項２】前記フランジ部が前記スリーブ部材に一体
に設けられた請求項１記載のテーパ穴軸受の取付構造。 - 【請求項３】前記取付アダプタが、前記スリーブ部材の
フランジ部と前記テーパ穴軸受の端面との間に介装され
る間座を備え、前記間座の幅調整によって、前記テーパ
穴軸受の前記スリーブ部材に対する軸方向位置を調整す
る請求項２記載のテーパ穴軸受の取付構造。 - 【請求項４】前記フランジ部が前記スリーブ部材のテー
パ面の大径側に螺合されるナット部材によって構成さ
れ、前記ナット部材の螺合調整によって、前記テーパ穴
軸受の前記スリーブ部材に対する軸方向位置を調整する
請求項１記載のテーパ穴軸受の取付構造。 - 【請求項５】内周面にテーパ穴を有するテーパ穴軸受
を、軸の外周面に取付けるための取付アダプタにおい
て、 前記テーパ穴軸受のテーパ穴に適合するテーパ面、及
び、前記テーパ面の大径側に半径方向に突出して設けら
れたフランジ部を有するスリーブ部材と、前記スリーブ
部材のテーパ面の小径側に装着される固定部材とを備
え、 前記スリーブ部材を軸の外周面に嵌合し、前記テーパ穴
軸受を前記スリーブ部材のテーパ面に外挿し、これを大
径側に軸方向移動させて前記フランジ部と前記固定部材
によって軸方向の両側から拘束するテーパ穴軸受の取付
アダプタ。 - 【請求項６】前記フランジ部が前記スリーブ部材に一体
に設けられた請求項５記載のテーパ穴軸受の取付アダプ
タ。 - 【請求項７】前記スリーブ部材のフランジ部と前記テー
パ穴軸受の端面との間に介装される間座を備え、前記間
座の幅調整によって、前記テーパ穴軸受の前記スリーブ
部材に対する軸方向位置を調整する請求項６記載のテー
パ穴軸受の取付アダプタ。 - 【請求項８】前記フランジ部が前記スリーブ部材のテー
パ面の大径側に螺合されるナット部材によって構成さ
れ、前記ナット部材の螺合調整によって、前記テーパ穴
軸受の前記スリーブ部材に対する軸方向位置を調整する
請求項５記載のテーパ穴軸受の取付アダプタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10055208A JPH11247871A (ja) | 1998-03-06 | 1998-03-06 | テーパ穴軸受の取付構造および取付アダプタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10055208A JPH11247871A (ja) | 1998-03-06 | 1998-03-06 | テーパ穴軸受の取付構造および取付アダプタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11247871A true JPH11247871A (ja) | 1999-09-14 |
Family
ID=12992239
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10055208A Pending JPH11247871A (ja) | 1998-03-06 | 1998-03-06 | テーパ穴軸受の取付構造および取付アダプタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11247871A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014025485A (ja) * | 2012-07-24 | 2014-02-06 | Ntn Corp | テンショナ装置 |
| CN106979247A (zh) * | 2017-05-16 | 2017-07-25 | 响水县贝斯特传动件有限公司 | 一种机械类滚动轴承的h型紧定套 |
| CN106979248A (zh) * | 2017-05-18 | 2017-07-25 | 响水县海源紧定衬套制造有限公司 | 一种新型轴承紧定套 |
| KR102150048B1 (ko) * | 2019-10-14 | 2020-08-31 | 주식회사 지에이치엘 | 입체파동 생성장치와 이를 적용한 복합 기능성 모션 침대 |
| WO2023217312A1 (de) * | 2022-05-09 | 2023-11-16 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Wälzlageranordnung |
-
1998
- 1998-03-06 JP JP10055208A patent/JPH11247871A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014025485A (ja) * | 2012-07-24 | 2014-02-06 | Ntn Corp | テンショナ装置 |
| US9388882B2 (en) | 2012-07-24 | 2016-07-12 | Ntn Corporation | Tensioner assembly |
| US9752662B2 (en) | 2012-07-24 | 2017-09-05 | Ntn Corporation | Tensioner assembly |
| CN106979247A (zh) * | 2017-05-16 | 2017-07-25 | 响水县贝斯特传动件有限公司 | 一种机械类滚动轴承的h型紧定套 |
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| WO2021075809A1 (ko) * | 2019-10-14 | 2021-04-22 | 주식회사 지에이치엘 | 입체파동 생성장치와 이를 적용한 복합 기능성 모션 침대 |
| US11759023B2 (en) | 2019-10-14 | 2023-09-19 | Ghl Co., Ltd. | Three-dimensional wave generating device and multifunctional motion bed having the same |
| WO2023217312A1 (de) * | 2022-05-09 | 2023-11-16 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Wälzlageranordnung |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060316 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060322 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061003 |