JPH11294462A - 密封型転がり軸受 - Google Patents

密封型転がり軸受

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JPH11294462A
JPH11294462A JP11289598A JP11289598A JPH11294462A JP H11294462 A JPH11294462 A JP H11294462A JP 11289598 A JP11289598 A JP 11289598A JP 11289598 A JP11289598 A JP 11289598A JP H11294462 A JPH11294462 A JP H11294462A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
performance
face
rolling bearing
oil
Prior art date
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Application number
JP11289598A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Yatabe
裕 之 谷田部
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 密封性能を保ちつつも、低トルク性能や低騒
音性能(低摺動音)に優れたゴムシール付きの密封型転
がり軸受を提供することである。 【解決手段】 一定量の油を含ませたゴムシール6を、
外輪2の端面に設けた環状シール溝21に嵌着し、その
内径部62を内輪3のシール面31に滑り接触させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴムシールを備え
た密封型転がり軸受に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の密封型転がり軸受として、
例えばゴムシール付玉軸受があり、外輪にゴムシールの
外径部を取り付けるとともに、ゴムシールの内径部(リ
ップ)を内輪に接触させることにより、軸受内部に水や
塵埃等の異物が侵入しないようにしたり、軸受外部にグ
リースが流出しないようにしたものである(これを密封
性能と称す)。さらに、前記密封性能の他に低トルク性
能や低騒音性能(低摺動音)も要求されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、低消費電力の
小型モータ等に使用される場合を始め、従来のゴムシー
ル付玉軸受にあっては、ゴムシールにより密封性能を保
とうとすればトルク性能が大きくなり、逆にトルク性能
を小さくしようとすれば密封性能が低下する。また、シ
ールリップのシール面への摺動により摺動音も生じてい
た。
【0004】本発明は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、密封性能を保ちつつも、低トルク性能や低騒音性能
(低摺動音)に優れたゴムシール付きの密封型転がり軸
受を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明がなした技術的手段は、内外輪間に転動体と保
持器を配し、外輪の端面に設けられた環状溝にゴムシー
ルが嵌着された密封型転がり軸受において、前記ゴムシ
ールには油が含まれていることである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明密封型転がり軸受の
一実施形態を図に基づいて説明する。
【0007】尚、本実施形態では、図示したように深み
ぞ玉軸受をもって説明するが、これに何等限定されるも
のではなく、ゴムシールによる密封形態を採用するもの
であれば本発明の範囲内である。また、シール形態も片
シール,両シールのいずれをも対象とする。
【0008】図1は本発明密封型転がり軸受の第一実施
形態を一部省略して示す縦断面図、図2は第二実施形態
を一部省略して示す縦断面図である。
【0009】図中1は密封型転がり軸受を示し、該密封
型転がり軸受1は、外輪2,内輪3間に転動体4と保持
器5を配し、外輪2の端面に設けられている環状シール
溝21,21に夫々外径部61,61が取り付けられた
ゴムシール6,6を備えている。
【0010】ゴムシール6は、一般的な周知ゴムシール
形状を有すると共に、一定量の油を含んで構成されてお
り、外径部61が外輪2の端面に設けたシール溝21に
嵌着され、他端の内径部(シールリップ)62が内輪3
の外径面に設けたシール面(シールリップ摺動面)31
に滑り接触される。
【0011】ゴムシール6の形状,材質および含油され
る油の種類は、本実施形態に特に限定されるものではな
く、油を含んで形成されているものであれば、周知ゴム
シール形状,周知ゴムシール材料,周知油種類を適宜選
択可能であり本発明の範囲内である。
【0012】尚、本実施形態では、図示の通り芯金63
によって補強しているが、芯金を有しない形態も本発明
の範囲内である。
【0013】従って、本実施形態によれば、ゴムシール
6のリップ62が内輪3の外径面に設けたシールリップ
摺動面31に滑り接触することにより、該ゴムシール含
まれている油がシールリップ摺動面31に順次滲み出し
て、該摺動面31を潤滑する。これにより、回転トルク
が小さくなると共に、摺動音も発生しない。また、油は
ゴムシール6から少しずつ滲み出すため、長時間にわた
ってシールリップ摺動面31を潤滑し得る。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、基本的には一般的なゴ
ムシール付の密封型転がり軸受と同じ構成をしているの
で、同様の密封性能を保つことができ、さらに上述のよ
うにゴムシールが一定量の油を含んでいるものであるた
め、該シールから摺動面に滲み出す油によって摺動面の
潤滑が図れ、トルク性能や騒音性能を向上させる(低ト
ルク,低騒音となる)効果がある。
【0015】また、油はゴムシールから時間とともに少
しずつ滲み出すので、長時間の使用も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明密封型転がり軸受の一実施形態を示す断
面図。
【図2】他の実施形態を示す断面図。
【符号の説明】
1:密封型転がり軸受 2:外輪 21:シール溝 3:内輪 31:シール面(シールリップ摺動面) 4:転動体 5:保持器 6:ゴムシール 61:外径部 62:内径部(シールリップ)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内外輪間に転動体と保持器を配し、外輪
    の端面に設けられたシール溝にゴムシールが嵌着された
    密封型転がり軸受において、前記ゴムシールには油が含
    まれていることを特徴とする密封型転がり軸受。
JP11289598A 1998-04-09 1998-04-09 密封型転がり軸受 Pending JPH11294462A (ja)

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