JPH11293970A - ラッチ錠の操作ハンドル - Google Patents

ラッチ錠の操作ハンドル

Info

Publication number
JPH11293970A
JPH11293970A JP10104684A JP10468498A JPH11293970A JP H11293970 A JPH11293970 A JP H11293970A JP 10104684 A JP10104684 A JP 10104684A JP 10468498 A JP10468498 A JP 10468498A JP H11293970 A JPH11293970 A JP H11293970A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
latch
handle
rod
lock
operating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10104684A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Hatao
英雄 畑尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HATAO KK
Original Assignee
HATAO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HATAO KK filed Critical HATAO KK
Priority to JP10104684A priority Critical patent/JPH11293970A/ja
Publication of JPH11293970A publication Critical patent/JPH11293970A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のラッチ錠のラッチ操作杆に係合させて
回動させうるプッシュプル式操作ハンドルを得る。 【解決手段】 扉Dに取付けられ、かつラッチ2Aがハ
ンドル操作により回動されるラッチ操作杆3によって後
退し開錠するようになっているラッチ錠2の操作ハンド
ル1A,1Bであって、ハンドル本体4と、前記ラッチ
操作杆3への係合部16を有しかつ回動操作部17A,
17Bを有する杆回動部材8と、ハンドル本体4を扉D
面と平行な取付軸6により回動可能に取り付ける取付部
材5とからなり、前記ハンドル本体4に杆回動部材8の
回動操作部17A,17Bに係合する駆動部10を設け
て、ハンドル本体4を押し引き(プッシュプル)するこ
とで、ラッチ錠2を解錠可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、扉に取付けられる
ラッチ錠の操作ハンドル特に押し引き(プッシュ・プ
ル)操作方式のハンドルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、扉に取付られるラッチ錠として
は、図13,図14に示すものが知られている。このラ
ッチ錠40は、扉Dにラッチ41が扉端面42から出退
するように取付られ、扉Dを内外方向に貫通した角棒状
のラッチ操作杆43の両端に取付た室内外側の操作ハン
ドル44,45の回動操作により、錠40内のラッチ操
作カム(図示省略)を介して、押出付勢状態にあるラッ
チ41が引込み、扉Dを開くことができるようになって
いる。なお、図中46はカバー(丸底)である。
【0003】また、プッシュプル操作方式の錠として、
操作ハンドルを扉面に対して押し引きすることにより、
ラッチを直接出退動させるものがある。近年、操作ハン
ドルを回転させるも方式のラッチ錠は、障害者や病人等
が操作し難いため、プッシュプル錠に交換される傾向に
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のラッ
チ錠をプッシュプル錠に変換する場合、操作ハンドルと
共に錠そのものも交換する必要があり、ラッチ錠は破棄
することになり、不経済であるうえ、省資源化に反する
という問題がある。本発明は、上述のような実状に鑑み
てなされたもので、その目的とするところは、従来の回
動操作ハンドルを使用していたラッチ錠のラッチ操作杆
にも取付け可能で、かつ扉面に対して押し引きすること
でラッチ操作杆を回動させうる操作ハンドルを提供する
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、扉に取付けられ、かつラッチがハンドル操作によ
り回動されるラッチ操作杆によって後退し解錠するよう
になっているラッチ錠の操作ハンドルであって、ハンド
ル本体と、前記ラッチ操作杆の端部への係合部を有しか
つ回動操作部を有する杆回動部材と、ハンドル本体を押
し引きにより扉面と平行な軸線回りに回動可能に取付け
る取付部材とからなり、前記ハンドル本体に杆回動部材
の回動操作部に係合する駆動部が設けられている点に特
徴がある。
【0006】この場合、ハンドル本体を扉面に対して押
し或いは引くことにより、ハンドル本体の駆動部が揺動
して、杆回動部材の回動操作部を扉面に対して平行な方
向に押動し、ラッチ操作杆が回動せられ、押出付勢状態
にあるラッチを後退させ、開錠することができる。そし
てハンドル本体の押し或いは引きを止めるか又はハンド
ル本体から手を離すと、ラッチ錠に内蔵されている押出
付勢手段によりラッチが進出すると共にラッチ操作杆が
復元回動し、ハンドル本体が杆回動部材を介して復帰動
せられる。なお、ラッチ錠の機能な従来のものと同じで
ある。
【0007】また、本発明に係る操作ハンドルは、既に
扉に取付けられているラッチ錠の回動式操作ハンドルの
みを取外し、ラッチ操作杆の各端部に前記杆回動部材の
係合部が係合するように、前記取付部材を扉面に取付け
ることができ、既設ラッチ錠を有効利用でき、経済的に
プッシュプル式ラッチ錠とすることが可能であり、省資
源化を実現できる。なお、前記ハンドル本体は室内外共
に押し、或いは引きとすることができる。
【0008】さらに、本発明は、扉に取付けられ、かつ
ラッチがハンドル操作により回動されるラッチ操作杆に
よって後退し解錠するようになっているラッチ錠の操作
ハンドルであって、ハンドル本体と、前記ラッチ操作杆
の端部への係合部を有しかつ回動操作部を有する杆回動
部材と、ハンドル本体を押し引きにより扉面と平行な軸
線回りに回動可能に取付ける取付部材と、杆回動部材の
復帰回動規則部材とからなり、前記杆回動部材の回動操
作部が室内側と室外側では、ラッチ操作杆係合部の中心
に対して対称状に設けられ、前記ハンドル本体に前記回
動操作部に係合する駆動部が設けられている点に特徴が
ある。
【0009】この場合、室内外側操作ハンドルの一方の
ハンドル本体を扉に向かって押すか、他方のハンドル本
体を扉から離れる方向に引くことにより、両ハンドル本
体の駆動部が同時に互いに反対方向に動き、ラッチ操作
杆を一方向に回動させてラッチを後退させ、開錠するこ
とができる。即ち、室内から扉を開けるときは、室内側
ハンドル本体を押し、室外から扉を開けるときは、室外
側ハンドル本体を引くことにより、ラッチ錠を開錠する
ことができるそして、扉の閉操作時には、ハンドル本体
を閉方向に押し引きしても、復帰回動規制部材に拘束さ
れているので、ハンドル本体が扉に対して動かず操作を
確実に行える。
【0010】なお、ラッチ錠の機能は従来のものと同じ
であり、ハンドル本体の押し或いは引きを止めるか又は
ハンドル本体から手を離すと、ラッチ錠に内蔵されてい
る押出付勢手段によりラッチが進出すると共にラッチ操
作杆が復元回動し、ハンドル本体が杆回動部材を介して
復帰動せられる。また、本発明に係る操作ハンドルは、
前述のように、既設のラッチ錠に取付けられている回動
式操作ハンドルと取替えることができ、ラッチ錠の有効
利用による経済性の向上と省資源化を図ることができ
る。
【0011】そして、本発明においては、前記取付部材
が側面視コ字状を呈し、扉への取付基板中央にラッチ操
作杆挿通孔を備え、前記基板に前記杆回動部材の復帰回
動規制部材が固着され、かつ前記基板両端の対向板にハ
ンドル本体取付軸孔が前記基板と平行に設けられたもの
とすることができる。この場合、杆回動部材の復帰回動
範囲を規制することにより、ハンドル本体の押し又は引
き操作後の復帰回動範囲を一定にして、ハンドル本体の
復帰姿勢を確保すると共に、扉の閉操作時にハンドル本
内を閉方向に押し引きしてもハンドル本体が動かず、操
作を確実に行えるほか、ハンドル本体の扉体への取付け
を確実、強固にすることができる。なお、復帰回動規制
部材は、取付部材の取付基板に対する杆回動部材の抜け
止め機能を付与するのが好ましい。
【0012】さらに、本発明においては、前記杆回動部
材が中央部にラッチ操作杆係合孔を備え、その一側に杆
回動操作部が設けられ、その他側に復帰回動規制部材係
合部が設けられたものとすることができる。なお、該復
帰回動規制部材係合部は、前記係合孔中心を円弧中心と
する円弧状長孔とすることができ、また、係合舌片を突
出させたものとすることができる。そして、前記杆回動
操作部は、前記係合孔中心を通る直線に対して対称位置
に夫々設けることができ、これによって、プッシュ側及
びプル側に共用することができる。なお、前記係合部も
2つの杆回動操作部に対応して夫々設けるのが好まし
い。
【0013】そして、本発明においては、前記ハンドル
本体が、別体のハンドル部と杆回動部材駆動部とからな
ると共に着脱可能に構成されたものとすることができ
る。この場合、デザイン・意匠等の異なるハンドル部
を、部屋の様式や扉のデザインに対応して選択し取付け
ることができる。そして、ハンドル部のデザインによっ
ては、取付部材にカバーを取付けて意匠的効果を高める
のが望ましい。
【0014】このように、杆回動部材駆動部を別体とす
ることにより、これを前記取付部材に取付軸を介して組
付け、ラッチ操作杆駆動機構部分を一体化することがで
き、扉面への取付作業の容易化と能率向上を図ることが
できる。また、本発明においては、前記取付部材の一側
にロック部材嵌装部が設けられ、該嵌装部に表側から操
作可能にロック部材が嵌装され、施錠時にロック部材を
杆回動部材に係止させてその回動を阻止しうるように構
成されたものとすることができ、室内側からの操作によ
る内締錠としての機能をもたすことができる。また、前
記嵌装部表側に開閉表示窓を設けると共に、該表示窓に
対応させてロック部材にロック状態であるか非ロック状
態であるかを示す開閉表示部(例えば「開」「閉」の文
字による表示、異なる色彩による識別表示)を設け、開
閉表示機能を付加することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図6は、本発明に係るラッ
チ錠のプッシュプル方式操作ハンドル1A,1Bの第一
実施形態を示している。この操作ハンドル1A,1B
は、図1に示すように、扉Dに取付けたラッチ錠2のラ
ッチ操作カム(図示省略)の角孔に挿通されている角棒
状のラッチ操作杆3に、扉Dの室内外側に突出する端部
3A,3Bに夫々係合され、室外側ハンドル1Aがプッ
シュ(押し)により開錠でき、室内側ハンドル1Bがプ
ル(引き)により開錠できるようになっており、両ハン
ドル1A,1B共に共通の部品からなり、組み立て方が
一部異なるだで同一構造である。
【0016】なお、前記ラッチ錠2は、従来公知のラッ
チ錠で、ラッチ2Aが、押出付勢手段(ばね等)(図示
省略)によって常時突出状態(図1参照)を保持すると
共に、前記ラッチ操作杆3の一方向の回動によって図外
のラッチ操作カムを介して退入(後退)し、扉枠Fに設
けたストライクSの係合孔Hから脱出して、係合を解除
(解錠)するようになっている。
【0017】そして、前記ラッチ2Aは、突出状態であ
っても退入方向に力が作用すると、前記押出付勢手段に
抗して退入するようになっているので、扉Dを閉めると
き、ラッチ2AがストライクSに当たって退入し、前記
係合孔Hと一致すると、再び押出付勢手段により進出し
て係合孔Hに嵌入係合し、施錠状態になる。前記操作ハ
ンドル1A(室外側)は、図2〜図4に示すように、合
成樹脂製(又は合金製とすることができる。材質は限定
されない。)のハンドル本体4と、該本体4を扉Dに取
付ける金属製の取付部材5と、該取付部材5にハンドル
本体4を回動可能に取付ける扉面と平行な取付軸(ボル
ト)6及びナット7と、金属製のラッチ杆回動部材8
と、該回動部材8のストッパー機能をもった頭付ピン錠
で先端に雄ねじ部を有する復帰回動規制部材9とにより
構成されている。
【0018】前記ハンドル本体4は、正面視略長方形を
呈し、その先端部4A寄りの扉Dとの対向面に杆回動部
材8の駆動部10が突出状にかつ本体幅方向に長く延び
るよう設けられ、該駆動部10の基端側に前記取付軸6
の軸孔11が本体幅方向と平行にかつ幅方向両端部4
B,4Cをも貫通するように設けられており、さらに駆
動部10の先端に前記軸孔11と平行な2条の係合爪1
2A,12Bが形成されている。
【0019】そして、ハンドル本体4の前端部4A及び
幅方向両端部4B,4Cは、前記駆動部10を覆い隠す
ためのカバーとされ、後端部4Dは扉D側に若干突出さ
れて手で引くときの引掛部とされている。なお、前端部
4A及び幅方向両端部4B,4Cは、図1に示すよう
に、先端部分が卵形に丸められ、しかも幅方向両端部4
B,4Cは後端に向かって順次縮幅されている。
【0020】前記取付部材5は、側面視コ字状を呈し、
扉Dへの取付基板5Aには、その中央にラッチ操作杆挿
通孔13が設けられ、対向板5B,5C(上下側板)寄
りに扉Dへの取付ねじ孔14(又は挿通孔)が前記杆挿
通孔13中心を通る幅方向と平行な中心線L5上に設け
られており、対向板5B側の取付ねじ孔14と前記杆挿
通孔13の中間でかつ前記中心線L5上に中心をもつ前
記回動規制部材9の取付ねじ孔15が設けられており、
前記部材9の雄ねじ部が螺合される。そして、両対向板
5B,5Cには、取付基板5Aと平行な軸線上に取付軸
孔35が設けられている。
【0021】前記杆回動部材8は、金属板製で図4に示
すように、中央部に四角状のラッチ操作杆係合孔16が
設けられ、その中心C(ラッチ操作杆3の軸心と一致す
る)を通る線Lの長手方向一側に、該線Lに対して対称
状に扉D面と反対方向に切起した突片形でかつ前記係合
爪12A,12B間に斜めに入る回動操作部17A,1
7Bが八の字状に設けられている。また、該杆回動部材
8には、前記線Lの長手方向他側に、前記孔中心Cを円
弧中心とする円弧状長孔からなる回動規制部材係合部1
8が、取付部材5の前記取付ねじ孔15に対応して設け
られている。
【0022】そして、回動規制部材係合部18は、長孔
長手方向中心が前記線L上に一致し、長孔長手方向両端
縁18A,18Bが前記回動規制部材9に当接したとき
(図4参照)に、前記回動操作部17A,17Bの長手
方向中心が前記中心線L5上に位置するように形成され
ている。したがって、ラッチ錠2のラッチ2Aが突出し
た状態(図1参照)、即ちハンドル本体1Aの復帰状態
では、図4に示すように、回動規制部材9に前記係合部
18の一端縁18Aが当接しているので、図4に点線矢
印ロの方向に杆回動部材8が回動することはなく、しか
も、ハンドル本体1Aを図1,図3に点線矢印ロで示す
方向に引張っても動かない。
【0023】なお、室外側(押し側)操作ハンドル1A
は、図2において下側即ちハンドル本体端部4Cが上側
となるように、取付けられる。前記室内側(引き側)操
作ハンドル18は、図5,図6に示すように、前記操作
ハンドル1Aと共通部品により構成され、ハンドル本体
4の端部4Bが上側になるように取付けられるが、杆回
動部材8の回動操作部17Bがハンドル本体4の駆動部
10の係合爪12A,12B間に嵌入係合するように組
付けられ、回動規制部材9にその係合部端縁18Aが当
接するようになっている。
【0024】即ち、両操作ハンドル1A,1Bは、ハン
ドル本体4の駆動部10係合爪12,12B間に嵌入係
合する杆回動部材8の回動操作部17A,17Bが、ラ
ッチ操作杆3の中心と一致する前記杆係合孔中心Cに対
して、夫々上下対称状に配されるように組立てられてい
る。なお、前記駆動部10の本体幅方向長さは、杆回動
部材8の長さと略同じ寸法で、杆回動部材8の前記回動
操作部17A,17Bがその向きを上下反対にしても、
駆動部10の係合爪12A,12B間に嵌入係合するよ
うになっているため、ハンドル本体4を室内(引き)側
及び室外(押し)側に共通備品として使用できる。
【0025】上記操作ハンドル1A,1Bを取付ける場
合は、各ハンドル本体4を取付部材5から取外した状態
で、かつ取付部材5の前記ねじ孔15に、杆回動部材8
の前記係合部18に挿通した復帰回動規制部材9を螺着
して両者を係合させた状態のまま、取付部材5の前記杆
挿通孔13に挿通したラッチ操作杆3の両端部3A,3
Bに、杆回動部材8の前記杆係合孔16を外嵌係合させ
る。
【0026】次いで、扉Dに予め取付部材5の取付ねじ
孔14に対応して設けた貫通孔(図示省略)と、前記取
付ねじ孔14を夫々合致させた後、室内外両ハンドル1
A,1Bの取付部材5の取付ねじ孔14に共通の取付ね
じ19を螺合して、内外側取付部材5の取付基板5A,
5Aにより、扉Dを内外両側から挟むように固着する。
続いて、内外側両取付部材5,5にそれぞれハンドル本
体4,4を取付軸6及びナット7により前記軸孔11,
35を貫通させて取付けることによって、室内外側両操
作ハンドル1A,1Bの扉Dへの取付作業が完了する。
【0027】上記第一実施形態において、図1に示すよ
うに扉Dを閉じた状態からこれを開く場合、室外側から
は、操作ハンドル1Aのハンドル本内4を図中矢印イで
示す方向に押すと、ハンドル本体4が取付軸6を中心と
して回動し、その駆動部10先端係合爪12Bが杆回動
部材8の回動操作部17Aを押動して、図4に矢印イで
示す方向に、杆回動部材8が回動してラッチ操作杆3を
回動させるので、ラッチ2Aが後退してストライクSの
係合孔Hから脱出し、扉Dが開かれる。
【0028】そして、扉Dが開いているか否かに拘ら
ず、ハンドル本体4の操作を停止し或いはハンドル本体
4から手を離すと、ラッチ錠2内蔵の押出付勢手段によ
り、ラッチ2Aが進出すると同時にラッチ操作杆3が逆
方向に復帰回動し、杆回動部材8が共に図4に点線矢印
ロで示す方向に復帰回動して、その回動操作部17A
が、駆動部10を介してハンドル本体4が復帰動して図
1,図3に示す状態に戻る。
【0029】また、室内側から扉Dを開くときは、操作
ハンドル1Bのハンドル本体4を図1,図6に矢印ハで
示す方向に引くと、ハンドル本体4が回動しその駆動部
10先端係合爪12Aが、杆回動部材8の回動操作部1
7Bを押動して、図5に矢印イで示す方向に杆回動部材
8を回動させると共にラッチ操作杆3を回動させるの
で、ラッチ2Aが後退してストライクSの係合孔Hから
脱出し、扉Dが開かれる。
【0030】そして、扉Dを開いているか否かに拘ら
ず、ハンドル本体4の操作を停止し或いはハンドル本体
4から手を離すと、前述の動作と逆の方向ロ,ニの動作
によってハンドル本体4が復帰動して、図1,図6に示
す状態に戻る。上記第一実施形態によれば、ハンドル本
体4の押し引きによってラッチ錠2を開錠して扉Dを開
くことができ、しかも、杆回動部材8の組付け方向を室
内外側で上下逆向きにすることで、操作ハンドル1A,
1Bを共通部品により構成でき、さらに、扉開き勝手が
右,左いずれの場合にも使用可能であり、製造コストを
低減させうると共に部品管理が容易である。
【0031】図7,図8は、本発明の第二実施形態の要
部を示し、第一実施形態と異なるところは、ハンドル本
体4が、合成樹脂製のハンドル部20と金属製(又は合
成樹脂製)の杆回動部材駆動部21とからなり、両部2
0,21が着脱可能に連結一体化されている点であり、
デザイン,意匠等の異なるハンドル部を製作し、部屋の
様式や扉のデザインに対応して選択し取付けることがで
きるほかは、第一実施形態と同等の作用・効果を期待す
ることができる。
【0032】第二実施形態における杆回動部材駆動部2
1は、側面視略L形を呈し、両辺交差部に取付軸孔22
が設けられ、取付基板5Aと略平行になる一辺側がハン
ドル部20の連結部23とせられて取付孔24が設けら
れており、取付基板5Aに対して直交錠の他辺側先端に
取付軸6と平行な2つの係合爪12A,12Bが形成さ
れている。そして、前記駆動部21は、前記軸孔22に
貫通するねじ孔25に螺着した固定ねじ26により取付
軸6に固着されている。
【0033】なお、ハンドル部20は、第一実施形態に
よけるハンドル本体4と駆動部10を除去した点で異な
るが外観形成は同じであり、取付部材5が覆い隠されて
いる。また、第二実施形態では、ハンドル部20を除く
機構部分(図7に実線で示す)は、組立完了状態として
おくことができ、扉Dへの取付作業を簡単にかつ能率的
に行うことができる。そして、図7に示す前記取付部材
5等の機構部分は、図8に示すようにカバー27により
覆うようにすることで、ハンドル部20をカバー部とし
ての前端部4A、幅方向両端部4B,4Cのない比較的
単純な形状とすることができる。
【0034】さらに、第二実施形態では、前記駆動部2
1は、金属製とすることで強度を高め耐久性を向上させ
ることができ、また、取付軸6に対してその軸方向に移
動可能であるから、係合爪12A,12Bの軸孔22軸
線方向幅を、回動操作部17A,17Bと略同じ寸法に
でき、軽量化を図ることができる。図9〜図12は、本
発明の第三実施形態を示し、第一実施形態と異なるとこ
ろは、開閉表示機能を有する内締錠としての機構即ちロ
ック部材28を備えている点であり、開閉常時及びロッ
ク効果の他は第一実施形態と同じ作用効果を奏する。
【0035】第三実施形態では、室内側の取付部材5の
長手方向上側の対向板5C上方に、ロック部材28を裏
側から嵌装できる収容部29を突設し、該収容部29表
側に開閉表示窓30を設けてある。前記ロック部材28
には、中央部よりも若干上方の表側につまみ状のロック
開閉操作部31が、前記開閉表示窓30から操作できる
ように突設され、該操作部31の上側に「閉」の表示文
字(又は「赤色」に着色した表示)が、下側に「開」の
表示文字(又は「青色」に着色した表示)が刻設され
て、側面に上下2個の係止凹部32,33が設けられて
いる。
【0036】そして、前記ロック部材28は、前記収容
部29に裏側から嵌装されて取付軸6の軸線方向上下に
摺動可能とされ、その下端部28Aが前記杆回動部材8
の回動を阻止するようになっている(図10参照)。な
お、前記杆回動部材8の長手方向両端部には、ロック部
材係止突部34が設けられ、該突部34が図10に示す
ようにロック部材28の下端部28Aに係止して回動が
阻止される。
【0037】また、前記取付部材5のロック部材収容部
29には、ロック部材28の前記係止凹部32,33に
嵌入して、開・閉位置に係止固定するばね等の弾性材か
らなる位置決め係止部材36が取付けられている。そし
て、該係止部材36は、図9に示すようにロック解除状
態では、係止凹部32に嵌入係合し、ロック状態では係
止凹部33に嵌入係合するようになっている。
【0038】さらに、第三実施形態において、室外側の
取付部材5は、図示していないが、前記室内側取付部材
5と共通の部品とし、ロック部材28の前記操作部31
のない開閉表示部材を摺動可能に嵌装すると共に室内側
のロック部材28と連結又は連動機構を介して連動させ
ることにより、室外側操作ハンドル1Aに、室内側操作
ハンドル1Bのロック状態を表示することができる。
【0039】前記ロック部材28は、その下端部に図1
2に示すような切欠凹部28Bを設け、該凹部28Bを
杆回動部材8のロック部材係止突部34に嵌合させるよ
うに構成することができる。上記各実施形態では、市販
のラッチ錠或いは既設のラッチ錠2の操作ハンドルと取
替えることについて述べているが、新規な構成のラッチ
錠にも採用しうること勿論であり、また、ラッチ操作杆
3が角棒状ではなく丸棒その他の棒状杆であってもよ
く、杆回動部材8の係合孔16形状を対応可能に適宜変
更すればよい。
【0040】さらに、上記実施形態においては、室内
側、室外側はもとより、右勝手及び左勝手のハンドル
に、共通部品で対応できるように構成されているが、杆
回動部材8の回動操作部17A,17Bを、それぞれ押
し側と引き側単独となるように1個設けたものとするこ
とができるほか、復帰回動規制部材係合部18は、前記
回動部材8に突設した係合特記とすることができる。ま
た、室内側及び室外側操作ハンドルを、共に押し開き或
いは引き開きとすることができる。
【0041】
【発明の効果】本発明は、上述のように、扉に取付けら
れ、かつラッチがハンドル操作により回動されるラッチ
操作杆によって後退し解錠するようになっているラッチ
錠の操作ハンドルであって、ハンドル本体と、前記ラッ
チ操作杆の端部への係合部を有しかつ回動操作部を有す
る杆回動部材と、ハンドル本体を押し引きにより扉面と
平行な軸線回りに回動可能に取付ける取付部材とからな
り、前記ハンドル本体に杆回動部材の回動操作部に係合
する駆動部が設けられているので、ハンドル本体を扉面
に対して押し或いは引くことによって、ラッチ操作杆を
同じ方向に回動させてラッチ状を開錠することができ、
しかも、従来のラッチ錠の回動操作ハンドルに代えてラ
ッチ操作杆に係合装着でき、ハンドル交換作業が容易で
あり、既設のラッチ錠を生かして省資源化できると共に
経済性を高めることが可能である。
【0042】また、本発明は、扉に取付けられ、かつラ
ッチがハンドル操作により回動されるラッチ操作杆によ
って後退し解錠するようになっているラッチ錠の操作ハ
ンドルであって、ハンドル本体と、前記ラッチ操作杆の
端部への係合部を有しかつ回動操作部を有する杆回動部
材と、ハンドル本体を押し引きにより扉面と平行な軸線
回りに回動可能に取付ける取付部材と、杆回動部材の復
帰回動規則部材とからなり、前記杆回動部材の回動操作
部が室内側と室外側では、ラッチ操作杆係合部の中心に
対して対称状に設けられ、前記ハンドル本体に前記回動
操作部に係合する駆動部が設けられているので、ラッチ
操作杆を室内外両側から同方向に回動させることがで
き、一方の操作ハンドル例えば室外側ハンドルを押し操
作でラッチ錠を開錠させ、他方の室内側ハンドルを引き
操作でラッチ錠を開錠させるプッシュプル錠とすること
ができる。なお、室内側を押し操作ハンドル、室外側を
引き操作ハンドルとすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の一部破断平面図で扉に
取付けた状態を示している。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】図2のC−C線断面図である。
【図4】図2のハンドル本体を取外した状態を示す正面
図である。
【図5】図1のB矢視図である。
【図6】図5のE−E線断面図である。
【図7】本発明の第二実施形態を示す斜視図である。
【図8】同実施形態において取付部材のカバーを設けた
例を示す斜視図である。
【図9】本発明の第三実施形態を示す正面図である。
【図10】図9におけるハンドル本体を除去した状態の
正面図である。
【図11】同第三実施形態における取付部材及びロック
部材の斜視図である。
【図12】同第三実施形態におけるロック部材の他の形
状例を示す正面図である。
【図13】扉に取付けたラッチ錠におけるハンドルの従
来例を示す斜視図である。
【図14】従来のハンドル取付状態を示す横断平面図で
ある。
【符号の説明】
1A 操作ハンドル(室外側) 1B 操作ハンドル(室内側) 2 ラッチ錠 2A ラッチ 3 ラッチ操作杆 3A 端部 3A 端部 4 ハンドル本体 5 取付部材 5A 取付基板 5B 対向板 5C 対向板 6 取付軸 8 杆回動部材 9 復帰回動規制部材 10 杆回動部材駆動部 13 ラッチ操作杆挿通孔 16 係合部 17A 回動操作部 17B 回動操作部 18 復帰回動規制部材係合部 20 ハンドル部 21 杆回動部材駆動部 28 ロック部材 29 ロック部材収容部 30 開閉表示窓 31 ロック開閉操作部 35 ハンドル本体取付軸孔 C ラッチ操作杆係合部中心 D 扉

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉に取付けられ、かつラッチがハンドル
    操作により回動されるラッチ操作杆によって後退し解錠
    するようになっているラッチ錠の操作ハンドルであっ
    て、 ハンドル本体と、前記ラッチ操作杆の端部への係合部を
    有しかつ回動操作部を有する杆回動部材と、ハンドル本
    体を押し引きにより扉面と平行な軸線回りに回動可能に
    取付ける取付部材とからなり、前記ハンドル本体に杆回
    動部材の回動操作部に係合する駆動部が設けられている
    ことを特徴とするラッチ錠の操作ハンドル。
  2. 【請求項2】 扉に取付けられ、かつラッチがハンドル
    操作により回動されるラッチ操作杆によって後退し解錠
    するようになっているラッチ錠の操作ハンドルであっ
    て、 ハンドル本体と、前記ラッチ操作杆の端部への係合部を
    有しかつ回動操作部を有する杆回動部材と、ハンドル本
    体を押し引きにより扉面と平行な軸線回りに回動可能に
    取付ける取付部材と、杆回動部材の復帰回動規則部材と
    からなり、前記杆回動部材の回動操作部が室内側と室外
    側では、ラッチ操作杆係合部の中心に対して対称状に設
    けられ、前記ハンドル本体に前記回動操作部に係合する
    駆動部が設けられていることを特徴とするラッチ錠の操
    作ハンドル。
  3. 【請求項3】 前記取付部材が側面視コ字状を呈し、扉
    への取付基板中央にラッチ操作杆挿通孔を備え、前記基
    板に前記杆回動部材の復帰回動規制部材が固着され、か
    つ前記基板両端の対向板にハンドル本体取付軸孔が前記
    基板と平行に設けられていることを特徴とする請求項1
    又は2に記載のラッチ錠の操作ハンドル。
  4. 【請求項4】 前記杆回動部材が中央部にラッチ操作杆
    係合孔を備え、その一側に杆回動操作部が設けられ、そ
    の他側に復帰回動規制部材係合部が設けられていること
    を特徴とする請求項1,2又は3に記載のラッチ錠の操
    作ハンドル。
  5. 【請求項5】 前記ハンドル本体が、別体のハンドル部
    と杆回動部材駆動部とからなると共に着脱可能に構成さ
    れていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
    載のラッチ錠の操作ハンドル。
  6. 【請求項6】 前記取付部材の一側にロック部材嵌装部
    が設けられ、該嵌装部に表側から操作可能にロック部材
    が嵌装され、施錠時にロック部材を杆回動部材に係止さ
    せてその回動を阻止しうるように構成されていることを
    特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のラッチ錠の
    操作ハンドル。
JP10104684A 1998-04-15 1998-04-15 ラッチ錠の操作ハンドル Pending JPH11293970A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10104684A JPH11293970A (ja) 1998-04-15 1998-04-15 ラッチ錠の操作ハンドル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10104684A JPH11293970A (ja) 1998-04-15 1998-04-15 ラッチ錠の操作ハンドル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11293970A true JPH11293970A (ja) 1999-10-26

Family

ID=14387306

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10104684A Pending JPH11293970A (ja) 1998-04-15 1998-04-15 ラッチ錠の操作ハンドル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11293970A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008150802A (ja) * 2006-12-14 2008-07-03 Alpha Corp 錠装置
JP2008150803A (ja) * 2006-12-14 2008-07-03 Alpha Corp ドアハンドル
JP2009041329A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Nagasawa Seisakusho:Kk ドア錠
JP2011089342A (ja) * 2009-10-23 2011-05-06 Hokuden Kogyo Kk ラッチ錠の操作ハンドル機構
KR101375776B1 (ko) * 2013-09-05 2014-03-18 주식회사 아이빌리브 푸쉬 앤 풀 열림방식의 도어록
KR20180007076A (ko) * 2016-07-12 2018-01-22 주식회사 혜강씨큐리티 모티스 샤프트 직접 구동형 푸쉬풀 핸들을 갖는 도어락

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008150802A (ja) * 2006-12-14 2008-07-03 Alpha Corp 錠装置
JP2008150803A (ja) * 2006-12-14 2008-07-03 Alpha Corp ドアハンドル
JP2009041329A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Nagasawa Seisakusho:Kk ドア錠
JP2011089342A (ja) * 2009-10-23 2011-05-06 Hokuden Kogyo Kk ラッチ錠の操作ハンドル機構
KR101375776B1 (ko) * 2013-09-05 2014-03-18 주식회사 아이빌리브 푸쉬 앤 풀 열림방식의 도어록
KR20180007076A (ko) * 2016-07-12 2018-01-22 주식회사 혜강씨큐리티 모티스 샤프트 직접 구동형 푸쉬풀 핸들을 갖는 도어락

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11293970A (ja) ラッチ錠の操作ハンドル
KR200421611Y1 (ko) 도어 손잡이의 잠금핀 구조
CN210563793U (zh) 一种内嵌式门把手及其应用的门锁
US20020194887A1 (en) Structure of a latch bolt
US20060232079A1 (en) Door lock having simple installation process and suitable for passage and bathroom doors
KR100623160B1 (ko) 디지털 도어록
JP6559026B2 (ja) 錠前
JP2004027593A (ja) ドア用錠前のエスカチオン
JP4430465B2 (ja) 防犯サムターン用キャップ
JP4273774B2 (ja) ラッチ固定具
CN211572940U (zh) 一种拉扣锁具
CN217712103U (zh) 一种设置有反锁结构的把手
JP2886141B2 (ja) 取外し型ロックハンドル装置
KR200182722Y1 (ko) 여닫이문 잠금장치
JP3037702U (ja) 引き戸用鎌錠の施・解錠機構
JP2004137841A (ja) ハンドル錠
JP2521046Y2 (ja) 電気錠
JP3061574B2 (ja) 開閉表示機能付きキー
JPH0650623Y2 (ja) 箱錠用遠隔操作シリンダ
JP2004211400A (ja) 扉錠
JPH01159069U (ja)
JPH0341022Y2 (ja)
JPH0527647Y2 (ja)
JPH07238725A (ja) ドアの施錠装置
JPH02112857U (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term