JPH11293741A - 水洗タンクの薬剤容器 - Google Patents

水洗タンクの薬剤容器

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JPH11293741A
JPH11293741A JP11618198A JP11618198A JPH11293741A JP H11293741 A JPH11293741 A JP H11293741A JP 11618198 A JP11618198 A JP 11618198A JP 11618198 A JP11618198 A JP 11618198A JP H11293741 A JPH11293741 A JP H11293741A
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JP
Japan
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storage container
water receiving
cylinder
receiving cylinder
fitting
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Application number
JP11618198A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Nakamura
弘幸 中村
Haruo Tsuchida
治夫 土田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】水受け筒への水流入に起因する薬液収納容器体
の圧力上昇を利用することにより水洗タンク内への微量
の薬液の供給を可能にする。 【解決手段】筒部6に複数の縦割溝7を縦設し、縦割溝
上端部内に係止板4を挿通させ、水受け筒Cの底板10
に排水孔11を形成し、断面円弧状に上方へ張出す頂板
16からノズル17を上方突出するノズル付き弾性キャ
ップ18の頂板外周から垂設した嵌合周壁20を嵌合さ
せて形成した薬液収納容器体Dを、容器体口頸部嵌合筒
5内へ嵌合させて倒立状態に起立し、キャップ頂板16
は、縦割溝7を介しての水受け筒Cへの水の流入により
水受け筒Cの重量が所定値を超えると下方へ弾性変形し
て薬液収納容器体Dの下降を許すと共に、排水孔11か
らの水の流出により水受け筒Cの重量が上記所定値より
も減少するとその弾性変形抵抗力により薬液収納容器体
Dを上昇させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水洗タンクの蓋上に
載置し、手洗い用水を利用して薬剤を水洗タンク内へ滴
下する水洗タンクの薬剤容器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の薬液排出器として従来多くのも
のが知られているが、例えば実開平5−14277号に
おいては、水洗タンクの透孔付き蓋板上に載置させる透
孔付き深皿状部材の上部間へ、薬液入り容器体を倒立さ
せて支持させ、又その容器体の口頸部内からはフロート
を吊り下げて、上記タンク内水の排水により手洗い用の
水が深皿状部材内へ入るとフロートが薬剤入り容器体内
へ上昇して薬液が流下し、深皿状部材内の水がタンク内
へ入って減少すると上記フロートが下降して薬液の流出
が停止するよう設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記薬液排出器は、フ
ロートの上下動により薬液を流出させ、又流出を停止さ
せるため、比較的多量の薬液を流出させることとなるも
のであった。近時、薬液を濃縮して、ごく微量の、具体
的には僅か一ないし二滴程度の供給で足りる薬液を使用
することが考えられている。そこで、請求項1記載の水
洗タンクの薬剤容器は、水流入による水受け筒の重量増
加に起因する薬液収納容器体内の圧力上昇を利用するこ
とにより微量の薬液の供給を可能にしようとするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の手段として、基筒
1の下面から複数の脚板3を垂下すると共に、基筒下面
から基筒中心軸線方向へ逆放射状に複数の係止板4を突
出する基部材Aと、上記基筒1の下部内へ遊挿させた容
器体口頸部嵌合筒5下端から、筒部6を垂下し、該筒部
に複数の縦割溝7を筒部下端面へ開口させて縦設し、そ
れ等縦割溝上端部内に上記係止板4を挿通させた、下面
開口の嵌合筒Bと、上記嵌合筒Bの下部へ上端部を嵌合
連結させて垂設した、有底かつ該底板10に排水孔11
を有する水受け筒Cと、有底胴部12の上端から口頸部
13を、かつ該口頸部上端から内向きフランジ14を介
して短嵌合筒15をそれぞれ起立し、かつ該短嵌合筒1
5には、断面円弧状に上方へ張出す頂板16中央部から
ノズル17を上方突出するノズル付き弾性キャップ18
の頂板外周から垂設した嵌合周壁20を水密に嵌合させ
て形成され、上記口頸部13を上記容器体口頸部嵌合筒
5内へ嵌合させて、倒立状態に起立する薬液収納容器体
Dとからなり、上記キャップ頂板16の弾性力を、縦割
溝7を介しての水受け筒Cへの水の流入により水受け筒
Cと薬液収納容器体Dとの合計重量が所定の重量を超え
ると、キャップ頂板16が下方へ弾性変形して薬液収納
容器体Dの下降を許すと共に、排水孔11からの水の流
出により水受け筒Cと薬液収納容器体Dとの合計重量が
上記所定の重量よりも減少すると弾性変形抵抗力により
薬液収納容器体Dを上昇させる値に定めた。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
に係る水洗タンクの薬剤容器の一実施形態について説明
する。Aは基部材で、上面開口の基筒1の下端から外向
きフランジ2を突設し、該外向きフランジ下面から、基
筒軸線を中心に放射状に延びる径方向の脚板3を周方向
に等間隔をおいて複数垂下すると共に、各脚板3の内端
面から径内方向へ、各先端が互いに近接するように係止
板4を突設する。なお、脚板3は通常4枚設ける。
【0006】図示例では、基筒1を支持する脚板3は外
向きフランジ2の径方向全長にわたって形成されている
が、これに限らず、例えば外向きフランジ2の内周部の
みに形成することも可能である。また、上記では係止板
4は脚板3から突出するが、これに限らず、例えば外向
きフランジ2の内周縁から突設させてもよい。
【0007】Bは嵌合筒で、基筒1の下部内へ遊挿させ
た容器体口頸部嵌合筒5下端から、下端面開口の筒部6
を垂下し、該筒部の上端面から下端面までに、係止板4
の数と同数の縦割溝7を縦設し、それら縦割溝上端部内
に係止板4を上下動自在に挿通させる。なお、容器体口
頸部嵌合筒5の内面に雌ねじ8を形成すると共に、筒部
6の上端部を拡径して、筒部上端部外面に下向き段部9
を形成する。
【0008】Cは水受け筒で、筒上端部を筒部6下端部
外面へ凹凸の係合手段を介して嵌合させると共に、筒下
面を底板10で閉塞して、該底板中央部に排水孔11を
穿設する。
【0009】Dは薬液収納容器体で、有底胴部12の上
端から肩部を介して口頸部13を起立すると共に、該口
頸部上端から内向きフランジ14を介して短嵌合筒15
を起立する。該短嵌合筒15には、断面円弧状に上方へ
張出す頂板16中央部からノズル17を上方突出するノ
ズル付き弾性キャップ18の頂板外周から垂設した内外
二重壁からなる嵌合周壁20を水密に嵌合させる。
【0010】そして、口頸部13を容器体口頸部嵌合筒
5内へ挿入して、口頸部13外面に形成した雄ねじ21
を容器体口頸部嵌合筒5の雌ねじ8に螺合させると、ノ
ズル17が、相隣れる係止板4の先端部を結ぶ最短距離
の直線が囲む領域の中央部に位置すると共に、頂板16
の内周部が係止板4の先端部上面へ接触して、薬液収納
容器体Dが倒立状態に起立する。この状態を示すのが図
1の右半図である。
【0011】ノズル付き弾性キャップ18はゴム等の弾
性を有する軟質の素材で形成し、かつキャップ頂板16
の弾性力は、水受け筒Cへの水の流入により水受け筒C
と薬液が入った薬液収納容器体Dとの合計重量が所定の
重量を超えると、キャップ頂板16が下方へ弾性変形し
て薬液収納容器体Dの下降を許すと共に、排水孔11か
らの水の流出により水受け筒Cと薬液収納容器体Dとの
合計重量が上記所定の重量よりも減少すると弾性変形抵
抗力により薬液収納容器体Dを上昇させる値に定める。
【0012】上記構成に係る薬剤容器を水洗タンクに使
用する場合について説明すると、図1の右半図に示すよ
うに、水洗タンク蓋22の中央部に穿設した透孔23へ
水受け筒Cを挿通させて脚板3と係止板4とのそれぞれ
を蓋22上面へ載置させる。この状態において係止板4
の先端部上面へ接触した頂板16内周部は水平面を形成
すると共に、頂板16外周部は斜め上外方へ傾斜して、
水受け筒Cと薬剤収納容器体Dとを、下向き段部9が蓋
22から上方へ離間した高さに保持する。
【0013】いま、図示しない手段により、水洗タンク
内の水を排出させると、水道蛇口(図示せず)から流出
する水が蓋22上面を透孔23方向へ流れ、その一部は
筒部6外面と透孔23内面との隙間から水洗タンク内へ
流入すると共に、残部は縦割溝7と係止板4との間隙か
ら水受け筒C内へ流入するため、水受け筒C内と水洗タ
ンク内とのそれぞれの水面が上昇する。
【0014】水受け筒C内の水面がある高さHに達し
て、水受け筒Cと薬剤収納容器体Dとの合計重量が頂板
16の弾性変形抵抗力を超えると、これらは図1の左半
図に示すように、頂板16外周部を下方へ弾性変形させ
て下降し、頂板16外周部を係止板4上面へ接触させ
る。すると薬剤収納容器体Dの体積が減少して、同容器
体内の圧力が増大するため、この体積減少分だけ薬液が
ノズル17から水受け筒C内へ滴下する。この薬液の滴
下量は2〜3滴の微小量である。なお、下向き段部9は
水受け筒Cの下降により蓋22上面へ接触する。
【0015】一方、水洗タンク内の水面のある高さをh
とし、常にH(水受け筒C内の水面のある高さ)>hと
なるようにしておけば、水受け筒C内の水面と水洗タン
ク内の水面との高低差により、水受け筒C内の水が排水
孔11から流出する。この流出により水受け筒Cと薬液
収納容器体Dとの合計重量が減少して頂板16の弾性変
形抵抗力がこの合計重量を超えると、頂板16外周部は
上方へ弾性変形して薬液収納容器体Dを上昇させると共
に、これに伴う同容器体Dの体積増大に起因してノズル
17から薬液収納容器体D内へ空気が流入する。
【0016】なお、通常は蛇口からの水の流出が停止す
る時点で、水受け筒C内の水面の高さがHに、また水洗
タンク内の水面の高さがhに、それぞれ達するように設
定しておき、かつこの時点で頂板16が下方ヘ弾性変形
して薬液収納容器体Dの下降を可能にするようにしてお
く。
【0017】
【発明の効果】請求項1記載の水洗タンクの薬剤容器
は、薬液供給に際して、水受け筒の重量増加によるキャ
ップ頂板の弾性変形に起因する薬液収納容器体の体積減
少を利用するため、一定かつ微量の薬液を供給すること
ができ、従って、濃縮薬液の使用が可能となり、容器の
小型化と薬液収納容器体の交換頻度の低減化を図ること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る水洗タンクの薬剤容器の断面図を
示すもので、右半図は薬液収納容器体が下降する前の状
態を示し、左半図は薬液収納容器体の下降による薬液の
供給状態を示す。
【符号の説明】
1 基筒 3 脚板 4 係止板 5 容器体口頸部嵌合筒 6 筒部 7 縦割溝 10 底板 11 排水孔 12 有底胴部 13 口頸部 15 短嵌合筒 16 頂板 17 ノズル 18 ノズル付き弾性キャップ 20 嵌合周壁 A 基部材 B 嵌合筒 C 水受け筒 D 薬液収納容器体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基筒1の下面から複数の脚板3を垂下する
    と共に、基筒下面から基筒中心軸線方向へ逆放射状に複
    数の係止板4を突出する基部材Aと、 上記基筒1の下部内へ遊挿させた容器体口頸部嵌合筒5
    下端から、筒部6を垂下し、該筒部に複数の縦割溝7を
    筒部下端面へ開口させて縦設し、それ等縦割溝上端部内
    に上記係止板4を挿通させた、下面開口の嵌合筒Bと、 上記嵌合筒Bの下部へ上端部を嵌合連結させて垂設し
    た、有底かつ該底板10に排水孔11を有する水受け筒
    Cと、 有底胴部12の上端から口頸部13を、かつ該口頸部上
    端から内向きフランジ14を介して短嵌合筒15をそれ
    ぞれ起立し、かつ該短嵌合筒15には、断面円弧状に上
    方へ張出す頂板16中央部からノズル17を上方突出す
    るノズル付き弾性キャップ18の頂板外周から垂設した
    嵌合周壁20を水密に嵌合させて形成され、上記口頸部
    13を上記容器体口頸部嵌合筒5内へ嵌合させて、倒立
    状態に起立する薬液収納容器体Dとからなり、 上記キャップ頂板16の弾性力を、縦割溝7を介しての
    水受け筒Cへの水の流入により水受け筒Cと薬液収納容
    器体Dとの合計重量が所定の重量を超えると、キャップ
    頂板16が下方へ弾性変形して薬液収納容器体Dの下降
    を許すと共に、排水孔11からの水の流出により水受け
    筒Cと薬液収納容器体Dとの合計重量が上記所定の重量
    よりも減少すると弾性変形抵抗力により薬液収納容器体
    Dを上昇させる値に定めた、 ことを特徴とする水洗タンクの薬剤容器。
JP11618198A 1998-04-09 1998-04-09 水洗タンクの薬剤容器 Pending JPH11293741A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002227274A (ja) * 2001-02-01 2002-08-14 Kao Corp 薬剤吐出容器
JP2002242260A (ja) * 2001-02-15 2002-08-28 Kao Corp 薬剤吐出容器

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JP4553086B2 (ja) * 2001-02-01 2010-09-29 花王株式会社 薬剤吐出容器
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