JPH11293412A - 熱間加工性に優れたオーステナイト系ステンレス鋼 - Google Patents

熱間加工性に優れたオーステナイト系ステンレス鋼

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JPH11293412A
JPH11293412A JP9638598A JP9638598A JPH11293412A JP H11293412 A JPH11293412 A JP H11293412A JP 9638598 A JP9638598 A JP 9638598A JP 9638598 A JP9638598 A JP 9638598A JP H11293412 A JPH11293412 A JP H11293412A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱間圧延において加工割れ疵と地疵を生じな
いオーステナイト系ステンレス鋼を、歩留良く低コスト
で提供する。 【解決手段】 重量%で、C:0.2 %以下、Si:0.1〜2
%、Mn:0.3〜3 %、P:0.04%以下、Cr:15 〜30%、Ni:3
〜30%、N:0.01〜0.3 %、S:0.003 %以下、O:0.007 %
以下、Al:0.002〜0.05%を含有し、また必要に応じて、
さらにMo:4%以下、Cu:4%以下、Nb:2%以下、Ti:2%以
下の1種または2種以上を含有し、残部はFeおよび不可
避的不純物成分からなり、かつ、 Creq= (Cr%) +1.5(Si%) + (Mo%)+0.5(Nb%) Nieq= (Ni%) +30(C%十 N%) +0.5(Mn%) δ% =−0.0816(Creq)2 +5,975 (Creq)一3.
786 (Nieq)+0.0587(Creq)・(Nieq)一46.2
3 で計算されるδが3%以下、または7%以上となるオー
ステナイト系ステンレス鋼において、Ca: 0.0005〜0.00
5 %、Mg: 0.0005〜0.003 %の範囲で(Mg%/Ca%)の
値が1以下となるCaとMgを併用添加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱間加工性に優れた
オーステナイト系ステンレス鋼に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ステンレス鋼はNi,Cr,Mo,Cu
など高価な元素を多量に含有しているため、歩留を向上
し製造コストを低減させることが最重要項目である。特
に製造工程での疵発生を防止することによる歩留向上が
望まれている。すなわち、耐食性、耐酸化性および強度
の点から、Ni,Cr,Mo,Cuなどを多量に含有し
たステンレス鋼は熱間での加工性が劣り、熱間加工中に
デンドライト粒界で割れが発生し、へげ状疵となって歩
留低下の原因となっていた。
【0003】連続鋳造鋳片の熱間加工性を向上する対策
として、例えば特公昭54−24364号、特公平2−
14419号、特公平5−7457号、特開平4−11
0419号等の公報では、Ca,Mg,希土類元素
(Y,La,Ceなどで以下REMと呼ぶ),Bなどの
単独か併用添加することが開示されている。特公昭54
−24364号公報ではCa単独添加またはCaとBの
併用添加、特公平2−14419号公報および特公平5
−7457号公報ではCa,CeなどのREMを単独ま
たは併用添加、特開平4一110419公報ではMg単
独添加またはMgとBの併用添加法である。
【0004】しかし、CaやREMは酸化され易い元素
のため、添加歩留が不安定であり、例えば特公平2一1
4419号公報に開示されているように、Al脱酸と併
用しても十分な効果を得るためにはCaやREMの添加
量を多くする必要があり、CaO系やREM系介在物に
よる表面疵や地疵などの内部欠陥が多発し、製品歩留低
下および品質劣化の問題があった。また、Mg添加では
圧延製品に有害な硬質のMgO系やAl2 3 ・MgO
スピネル系介在物を生成し、表面疵や地疵などの内部欠
陥が多発し、製品歩留低下および品質低下の原因とな
る。
【0005】一方、Bについては、例えば図2(CAM
P−ISIJ,Vol.6(1993)一733の開示)に
示すように、耐食性など材質特性への影響から添加でき
ない製品があるため、全ての品種に適用できないこと
や、他製品の不純物元素管理対策として、B添加品種の
発生屑に対し煩雑な特別管理が必要となるという問題が
ある。
【0006】
【発明が解決しょうとする課題】本発明は、上記のよう
な問題点を解決し、熱間加工性が悪い成分系の鋼種も熱
間加工で割れ疵がなく、かつ、地疵などの介在物性欠陥
の少ない、耐食性の良好なオーステナイト系ステンレス
鋼製品を歩留良く製造することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、この問題
を解決するために種々の製造実験を行い、検討を重ねた
結果、CaとMgを同時に適量含有させることによっ
て、Ca,Mgの歩留を安定させると共に、熱間加工性
を安定向上させ、かつ地疵などの介在物性欠陥がないオ
ーステナイト系ステンレス鋼圧延製品を歩留良く製造す
ることができることを見い出した。
【0008】すなわち、本発明は熱間加工性の優れたオ
ーステナイト系ステンレス鋼であって、その要旨は以下
のとおりである。重量%で、 C :0.2%以下、 Si:0.1〜2%、 Mn:0.3〜3%、 P :0.04%以下、 Cr:15〜30%、 Ni:3〜30%、 N :0.01〜0.3%、 S :0.003%以下、 O :0.007%以下、 Al:0.002〜0.05% を含有し、また必要に応じて、さらに Mo:4%以下、 Cu:3%以下、 Nb:2%以下、 Ti:2%以下 の1種または2種以上を含有し、残部はFeおよび不可
避的不純物成分からなり、かつ、 Creq=(Cr%)+1.5(Si%)+(Mo%)+0.5(Nb%) Nieq=(Ni%)+30(C%十N%)+0.5(Mn%) δ% =−0.0816(Creq)2 +5.975(Creq) 一3.786(Nieq)+0.0587(Creq)・(Nieq) 一46.23 で計算されるδが3%以下、または7%以上となるオー
ステナイト系ステンレス鋼において、Ca:0.000
5〜0.005%、Mg:0.0005〜0.003%
の範囲で(Mg%/Ca%)の値が1以下となるCaと
Mgを併用添加することを特徴とする熱間加工性の優れ
たオーステナイト系ステンレス鋼。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明者らは、熱間加工性改善のための種々の製造実験
を行った結果、 重量%で、C :0.2%以下、 Si:0.1〜2%、 Mn:0.3〜3%、 P :0.04%以下、 Cr:15〜30%、 Ni:3〜30%、 N :0.01〜0.3%、S :0.003%以下、 O :0.007%以下、 Al:0.002〜0.05% を含有し、また、必要に応じてさらに、Mo:4%以
下、Cu:3%以下、Nb:2%以下、Ti:2%以下
含有し、残部はFeおよび不可避的不純物成分からなる
オーステナイト系ステンレス鋼において、熱間加工性の
改善のためにCaのみの添加では、Ca歩留のばらつき
が大きく、Ca含有量が不安定となり、安定した熱間加
工性の改善が得られないことが判った。
【0010】安定して熱間圧延時の割れを防止できるよ
うに十分な熱間加工性の改善を得るためには、例えば特
公平2−14419号公報に開示されているように、S
+O含有量との関係から、安定して効果を得るために通
常0.003%以上のCa添加が必要であるが、Caが
酸化され易いため、Ca含有量が多くなると鋼中のCa
O系介在物量が多くなり、地疵欠陥の発生による製品不
良率が高くなった。また、Mgは少量添加でも、Alが
0.003%以上では硬質の有害なMgOまたはAl2
3 ・MgOスピネル系介在物が生成され、それによる
地疵欠陥が発生し製品不良率が高くなる問題があった。
【0011】一方、CaとMgの併用添加ではCa,M
g歩留は安定し、CaまたはMgのそれぞれの単独添加
よりも熱間加工性改善効果が安定して得られると共に、
清浄度が改善され、かつ(Mg%/Ca%)の比を1以
下にすることによって介在物組成は低融点化して、圧延
製品に有害となるスピネル系介在物など硬質介在物の生
成が防止され、地疵欠陥の発生がなくなることを見い出
した。
【0012】まず、本発明が含有する合金元素の含有量
を限定する理由を以下に説明する。Cは強力なオーステ
ナイト相形成元素で、かっ固溶している場合は強度を高
める元素であるが、耐食性の点から低い方が良く、0.
2%以下とする。
【0013】Siはステンレス鋼溶製時の脱酸のために
添加するが、0.1%未満ではCr歩留が著しく低下す
るので、その下限を0.1%とする。また、ステンレス
鋼の耐食性、耐酸化性を増すが、2%を超えると高温で
の熱間加工性を害する共に、熱間圧延での圧延負荷が増
大し製造上好ましくないので、上限を2%とする。
【0014】Mnはオーステナイト相安定化元素で、か
つ脱酸に役立ち、また鋼中Sと結びつきMnSとして熱
間加工性を改善するが、耐食性を低下させるので0.3
〜3%とする。
【0015】Pは耐食性、熱間加工性の点では少ない方
が良好で、0.04%以下とする。Sは熱間加工性改善
のため低い方が良く、0.003%以下とする。
【0016】Crはステンレス鋼の基本成分で耐食性、
耐酸化性の点から15%以上とするが、含有量が多くな
ると高価になるので30%を上限とする。
【0017】Niは強力なオーステナイト相形成元素
で、かっ耐食性、耐熱性を向上させる。3%未満では耐
食性、耐熱性が低く実用的でなく、30%を超えると高
価になるため、3〜30%とする。
【0018】Nはオーステナイト相安定化元素であり、
かつ、ステンレス鋼の強度と耐食性を改善し、0.01
%以上で効果を示すが、0.3%を超えると熱間加工性
を著しく低下させ、また、オーステナイト相固溶限界を
超え気泡が発生するので、0.01〜0.3%とする。
【0019】Oは熱間加工性および介在物性欠陥防止に
対し低い方が良好であり、0.007%以下とする。A
lは強力な脱酸剤として添加されるが、Al2 3 介在
物の生成による品質上の問題、かつ連続鋳造におけるノ
ズル閉塞や耐食性低下の防止のため、0.002〜0.
05%とする。
【0020】Moは耐食性を向上させるために、必要に
応じて添加するが、熱間加工性を低下させ、また熱間変
形抵抗が大きくなり圧延負荷を増大させ、高価であるの
で4%以下とする。
【0021】Cuはオーステナイト安定化元素であり、
冷鍛性の改善や耐食性を向上させるために、必要に応じ
て添加するが、3%を超えて含有させても効果が飽和
し、むしろ溶接部の割れの原因になるほか、高温におけ
る粒界脆化によって熱間加工性を低下させるので、3%
以下とする。
【0022】Ti,Nbはいずれも炭窒化物形成元素で
あり、必要に応じて1種または2種を2%以下添加する
ことによって微細な炭窒化物を析出せしめ、ステンレス
鋼の耐食性、耐酸化性、強度を向上させる。しかし、前
記含有量を超えた添加は、効果が飽和するのみならず、
鋼の熱間加工性を低下させるので、それぞれ2%以下と
する。
【0023】Caは熱間加工性改善と連続鋳造のノズル
閉塞防止や介在物欠陥として有害なAl2 3 介在物生
成防止のために添加するが、0.0005〜0.005
%とした理由は、0.0005%未満ではその効果がな
く、また0.005%を超えると酸化が激しくCaO系
介在物が多く生成され、地疵などの介在物性欠陥を多く
発生させるほか、清浄度を悪化させ耐食性も悪く有害と
なるためである。
【0024】Mgは熱間加工性改善のためにCa添加効
果の補完として添加するが、0.0005%未満では効
果がなく、0.003%超ではMgO系やAl2 3
MgOスピネル系介在物の生成による介在物原因の表面
疵や地疵などの内部欠陥が多発し、製品歩留低下および
品質低下の原因となるので、0.0005〜0.003
%とする。
【0025】かつ、該溶鋼がAl2 3 系耐火物内で処
理される場合や、Alが0.003%以上含有される場
合、Mg含有量とCa含有量の比(Mg/Ca)が1以
上では、有害なAl2 3 ・MgOスピネル系介在物が
生成されるので、Al2 3・MgOスピネル系介在物
の生成防止のため、(Mg/Ca)の比は1以下に規制
する必要がある。図2は熱間加工性、地疵に対するC
a,Mgの影響を示す。
【0026】また、 Creq=(Cr%)+1.5(Si%)+(Mo%)+0.5(Nb%) Nieq=(Ni%)+30(C%十N%)+0.5(Mn%) δ% =−0.0816(Creq)2 +5.975(Creq) 一3.786(Nieq)+0.0587(Creq)・(Nieq) 一46.23 で計算されるδが3〜7%では、熱間加工性はCaやM
gの添加がなくても特に問題がないので、δは熱間加工
性の悪い3%以下と7%以上を対象とする。
【0027】本発明は上記のように構成することによ
り、熱間加工性と介在物性欠陥の問題点が解決され、熱
間加工性に優れたオーステナイト系ステンレス鋼を、表
面品質、内部品質ともに安定して歩留良く製造すること
が可能になった。
【0028】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。表1
は本発明鋼と比較鋼の取鍋下化学成分組成を示すもの
で、電気炉−AOD炉で溶製し、連続鋳造の通常条件で
スラブまたはビレット鋳片に鋳造した。また、該鋳片を
通常通り手入れ後、ホットストリップ、または厚板また
は線材にそれぞれ通常のステンレス鋼用の条件で熱間圧
延し、熱間圧延後の鋼板の表面疵および介在物性欠陥の
地疵発生状況の結果を表2に示した。実施例1〜5は板
厚4mmの熱延鋼板で、実施例6は30mm丸棒で、実施例
7は板厚15mmの厚板、また実施例8はφ5.5mm線材
の結果である。
【0029】これに対し比較例1,2はCa量が少なく
Mgの添加がないこと、および比較例3,4は(Mg/
Ca)>1、また、比較例5はCa添加量が多いこと、
比較例6,7はMg単独添加の場合で、本発明範囲外の
成分で構成されている。本発明実施例は比較例に比べ、
いずれも圧延表面疵が少なく地疵の少ない製品が歩留良
く製造できた。なお本発明実施例は、Ca,Mgを添加
せずに製造された製品と遜色のない耐食性が得られた。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】
【発明の効果】本発明に従って製造されたオーステナイ
ト系ステンレス鋼は、経済的に表面品質および内部品質
ともに良好な製品が安定して得られるので、産業上に及
ぼす効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱間加工性、地疵に対するCa,Mgの影響を
示す図。
【図2】(a):R−SUS304ULCの腐食に及ぼ
すB含有量の影響を示す図(65%HNO3 沸騰水中4
8h×10,溶体化熱処理材)。 (b):R−SUS304ULCのB含有量に及ぼす腐
食処理回数と腐食速度との関係を示す図(65%HNO
3 沸騰水,溶体化熱処理材)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平居 正純 東京都千代田区大手町1−6−1 大平洋 金属株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で、 C :0.2%以下、 Si:0.1〜2%、 Mn:0.3〜3%、 P :0.04%以下、 Cr:15〜30%、 Ni:3〜30%、 N :0.01〜0.3%、 S :0.003%以下、 O :0.007%以下、 Al:0.002〜0.05% を含有し、残部はFeおよび不可避的不純物成分からな
    り、かつ、 Creq=(Cr%)+1.5(Si%)+(Mo%)+0.5(Nb%) Nieq=(Ni%)+30(C%十N%)+0.5(Mn%) δ% =−0.0816(Creq)2 +5.975(Creq) 一3.786(Nieq)+0.0587(Creq)・(Nieq) 一46.23 で計算されるδが3%以下、または7%以上となるオー
    ステナイト系ステンレス鋼において、Ca:0.000
    5〜0.005%、Mg:0.0005〜0.003%
    の範囲で(Mg%/Ca%)の値が1以下となるCaと
    Mgを併用添加することを特徴とする熱間加工性の優れ
    たオーステナイト系ステンレス鋼。
  2. 【請求項2】 重量%で、 C :0.2%以下、 Si:0.1〜2%、 Mn:0.3〜3%、 P :0.04%以下、 Cr:15〜30%、 Ni:3〜30%、 N :0.01〜0.3%、 S :0.003%以下、 O :0.007%以下、 Al:0.002〜0.05%、 さらに Mo:4%以下、 Cu:3%以下、 Nb:2%以下、 Ti:2%以下 の1種または2種以上を含有し、残部はFeおよび不可
    避的不純物成分からなり、かつ、 Creq=(Cr%)+1.5(Si%)+(Mo%)+0.5(Nb%) Nieq=(Ni%)+30(C%十N%)+0.5(Mn%) δ% =−0.0816(Creq)2 +5.975(Creq) 一3.786(Nieq)+0.0587(Creq)・(Nieq) 一46.23 で計算されるδが3%以下、または7%以上となるオー
    ステナイト系ステンレス鋼において、Ca:0.000
    5〜0.005%、Mg:0.0005〜0.003%
    の範囲で(Mg%/Ca%)の値が1以下となるCaと
    Mgを併用添加することを特徴とする熱間加工性の優れ
    たオーステナイト系ステンレス鋼。
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