JPH11292327A - 布片採取器 - Google Patents

布片採取器

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JPH11292327A
JPH11292327A JP11612998A JP11612998A JPH11292327A JP H11292327 A JPH11292327 A JP H11292327A JP 11612998 A JP11612998 A JP 11612998A JP 11612998 A JP11612998 A JP 11612998A JP H11292327 A JPH11292327 A JP H11292327A
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JP
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head
cloth
adhesive
piece
adhesive tape
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JP11612998A
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Inventor
Takeshi Tanaka
武司 田中
Takahiko Tanaka
隆彦 田中
Hisako Tanaka
久子 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、上下に積み重ねた布片をしわを寄
せずに上から1枚ずつ採取できる布片採取器を提供する
ことを目的とする。 【構成】下面に粘着面2を有するヘッド3を備える。積
み重ねた布片Aの山にこのヘッド3を上から押し付ける
ことにより1番上の布片Aを粘着面2に粘着させ、この
後、ヘッド3を上昇させて布片Aの山から1枚ずつ布片
Aをしわを寄せることなく取り分ける。これにより、作
業の内容が簡単になり、作業能率が高められ、又、作業
者の手が汚れることを防止できる。更に、ヘッド3の上
げ下げを機械化することにより、作業の無人化を図るこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下に積み重ねら
れた布片をしわを寄せずに1枚ずつ採取できるようにし
た布片採取器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】衣類の縫製作業の間には布片や裁断され
た生地を1枚ず摘み取るという作業が多く挟まれてい
る。例えば、ズボンの縫製においては、先ず、予め裁断
され、積み重ねられた芯地のうちの1番上の芯地をつま
み取り、次に、予め裁断され、積み重ねられた生地(他
の布片)のうちの1番上の生地の所定の位置に摘み取っ
た芯地を置き、この後、アイロン掛けして芯地を生地に
固定してから、次の生地に次の芯地を付けるために1番
上の生地を捲くり、次の生地の芯地を重ねる部分を露出
させるという一連の手作業が繰り返される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、積み重ねら
れた枚葉状の物を上から1枚ずつ採取する方法として
は、真空吸着力を利用する方法があるが、通気性を有す
る布片にはこの方法を用いることはできない。
【0004】又、例えば市販されている電子写真式複写
機(コピー機)やプリンターの給紙手段のように、回転
ローラを積み重ねた枚葉状の物の上面に接触させて枚葉
状の物を上から1枚ずつ取り出す方法もあるが、この方
法を腰の弱い布片の取り分けに適用すると、搬送経路に
おける布片の褶曲による詰まりが生じ易い上、布片は互
いに引っ掛かりやすいものが多いので、2枚以上の布片
が同時にあるいは少しずれながら送られる重送が発生し
易いという問題がある。
【0005】このように、積み重ねられた枚葉状の物を
上から1枚ずつ採取する従来方法を裁断された芯地や生
地の摘み取りという作業に適用する場合にはそれぞれ問
題があるので、従来、この布片や裁断された生地を1枚
ずつ摘み取るという作業は手作業に頼っているのが実情
である。
【0006】この布片や裁断された生地を1枚ずつ摘む
という手作業は非常に能率が悪い上、昨今の厳しいコス
トダウンの要求に対応するために人件費を削減すれば人
手が得られなくなるという問題が生じている。
【0007】又、安い賃金でこのような手作業を行う労
働は若年労働者には敬遠されがちであるので、結局、高
齢労働者に頼ることになり、労働者の高齢化による能率
低下も問題になりつつある。
【0008】本発明は、前記技術的課題を解決するため
に完成されたものであり、布片採取器において、下面に
1面又は複数面の粘着面を有するヘッドを備えることに
よって、上下に積み重ねられた布片や生地を1枚ずつ採
取する作業を簡易化ないし無人化できる布片採取器を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る布片採取器
は、上記の技術的課題を解決するため、下面に1面又は
複数面の粘着面を有するヘッドを備える、という技術的
手段を採用してなる。
【0010】このヘッドの下面を上下に積み重ねられた
布片の上に押し付けると、積み重ねられた布片のうち1
番上の布片がヘッドの粘着面に粘着する。この後、ヘッ
ドを持ち上げれば1番上の布片のみがしわを寄せること
なく採取される。
【0011】本発明の布片採取器について更に詳細に説
明すれば、以下の通りである。本発明の布片採取器のヘ
ッドの下面に設けられる粘着面は1面であっても、2面
以上の複数面であってもよいが、粘着された布片のヘッ
ドに対する方向性を確保するために、1面の粘着面を設
ける場合には粘着面の面積を広くとることが好ましく、
複数面の粘着面を設ける場合には各粘着面の間に大きく
距離を置くことが好ましい。なお、複数面の粘着面を設
ける場合には、これらを1列に並べて配置しても、2列
以上の複数列に並べて配置してもよい。
【0012】本発明の粘着面は、これを適当な圧力で布
片に押し付けることにより布片を粘着できる程度の粘着
力を備えておればよく、このためには、一般的に知られ
ている粘着剤の層が形成されていれば十分である。
【0013】このように粘着剤層をヘッドの下面に形成
する具体的な方法としては、例えば市販されている粘着
パッド、粘着テープなどをその粘着面を下にしてヘッド
の下面に支持させる方法や、ヘッド内に粘着剤液を貯留
するタンクと、このタンクからヘッドの下面に粘着剤液
を徐々に滲出させる多孔質体とを備え、前記タンクから
多孔質体によりヘッド下面に粘着剤液を徐々に滲出させ
る方法などを挙げることができる。
【0014】この粘着剤層には布片の粘着の際に布片に
付着していた塵埃、繊維屑等が付着するので、布片の採
取を繰り返すことにより、その粘着力がしだいに低下
し、積み重ねられた布片のうちの1番上のものを取り分
けることができなくなるということが考慮されるべきで
ある。
【0015】実際に何回布片の採取を繰り返すと要求さ
れる粘着力以下になるかは、粘着される布片の種類、裁
断までの取扱いの経緯などによって異なるので、経験的
に求められる。例えば、一般にズボンの前や帯に使用さ
れている芯地の場合には、10〜15回の布片の採取を
繰り返すことにより積み重ねられた布片のうちの1番上
のものを取り分けることが困難になる。
【0016】そこで、本発明においては、例えば所定の
回数(例えば8〜12回)の布片の採取が繰り返される
ごとに粘着面の粘着剤を全面的に更新したり、1回の布
片の採取ごとに粘着面を部分的に更新したりすることが
望ましい。
【0017】所定の回数の布片の採取が繰り返されるご
とに粘着面の粘着剤を全面的に更新する方法としては、
ヘッドの下面に粘着パッドを上下に層状に積層してお
き、その粘着パッドを1枚ずつ剥離する方法、ロール状
の粘着テープをヘッドの下面に巻回し、所定量ずつ送る
方法、所定量の粘着剤液をヘッドに内蔵したタンクから
多孔質体を経てヘッドの下面に圧送する方法などがあ
る。
【0018】又、1回の布片の採取ごとに粘着面を部分
的に更新する方法としては、ロール状の粘着テープをヘ
ッドの下面に巻回し、所定量ずつ送る方法がある。
【0019】これらの方法の中では、メンテナンスの簡
易化、メンテナンスサイクルの長期化という観点から、
ロール状の粘着テープをヘッドの下面に巻回し、所定量
ずつ送ることにより、所定の回数の布片の採取が繰り返
されるごとに粘着面の粘着剤を全面的に更新する方法、
あるいは、1回の布片の採取ごとに粘着面を部分的に更
新する方法を採用することが望ましい。
【0020】この方法を実施するための具体的な構成手
段の一例としては、ヘッドが、ヘッド本体とこれに着脱
される1巻又は複数巻の粘着テープロールと、この1巻
又はこれら複数巻の粘着テーブロールを個別に支持する
1個又は複数個のロール支持部と、粘着テープロールか
ら繰り出された粘着テープを個別に巻き取る1個又は複
数個の巻取りリールと、粘着テープロールから繰り出さ
れた粘着テープを個別にヘッドの下面を経て巻取りリー
ルに案内するテープガイドとを備える、という構成を挙
げることができる。
【0021】すなわち、このように構成すれば、ヘッド
本体に粘着テープロールを装填し、そのロールから繰り
出された粘着テープをテープガイドによってヘッド本体
の下面に導き、布片に押し付けて布片に粘着させること
ができる。そして、布片を採取することにより粘着テー
プが汚れると、巻取りリールに巻き取り、更に、巻取り
リールに巻き取られた使用済みの粘着テープを巻取りリ
ールから取り外して廃棄することができる。
【0022】この構成において、粘着テープロールの数
はヘッドの下面に形成する粘着面の数に対応して決定さ
れ、粘着面の数及びその配置は粘着する布片の大きさ、
形状に対応して適宜決定される。そして、巻取りリール
及びテープガイドの数はそれぞれ粘着テープの数に1:
1に対応させることが望ましい。
【0023】又、この構成において、粘着テープを新し
いロールから巻取りリールに巻き取る方法としては、手
で巻取りリール及びこれに巻き付けられた使用済みの粘
着テープを回転させるという方法を採用してもよい。
【0024】しかし、この構成においては、省人化ない
し省力化を図るために、粘着テープを連続して又は間欠
的に巻取りリールに自動的に巻き取るテープ送り機構を
備えることが好ましい。
【0025】このテープ送り機構の一例としては、例え
ば巻取りリールを駆動するモータと、このモータに電力
を供給する乾電池、商用電源などの電源と、電源からモ
ータへの電力の供給を制御する制御手段とを設ける、と
いう構成を挙げることができるのであり、この制御手段
には、電力の供給を単純にオンオフするスイッチ、電力
の供給を周期的にオンオフするタイマースイッチなどが
設けられる。
【0026】しかし、このような電動式のテープ送り機
構は、商用電源への配線処理、電源の交換などによりメ
ンテナンスが煩瑣になること、粘着テープの送りに特別
の電力の消費を伴い、省エネルギーないし省資源を図る
上で不利になること等の問題を伴う。
【0027】そこで、更に、本発明によれば布片のヘッ
ドへの粘着と布片のヘッドからの剥離とに際してヘッド
を昇降させる必要があることを考慮に入れて、このヘッ
ドの昇降運動を機械的に巻取リールの回転運動に変換す
る機械機構からなるテープ送り機構を設け、電動式のテ
ープ送り機構に伴うこれらの問題を解消するとともに、
使用済み粘着テープの巻取りに特別のエネルギーを費や
す必要をなくし、省エネルギー化ないし省資源化を図る
ことが好ましい。
【0028】この機械機構からなるテープ送り機構の一
例としては、粘着テープロールをヘッドに回転可能に支
持させ、このヘッドを昇降可能に支持するフレームと、
前記ヘッドのフレームに対する昇降運動を巻取りリール
の一方向への回転運動に変換する運動変換機構とを備え
るテープ送り機構を挙げることができる。
【0029】この運動変換機構としては、爪・爪車機構
(ラチェット・ラチェット車機構)、ラック・ビニオン
機構、スライダ・クランク機構などが代表的であるが、
この他にも、ワイヤーなどの紐体、タイミングベルト、
Vベルト、平ベルトなどのベルト、及びチェーンを含む
条体と、この状態が巻掛けられるプーリ、ローラ、スプ
ロケットなどの回転可能に設けられた輪体(転輪)など
とを備える運動変換機構を採用することもできる。
【0030】前記爪・爪車機構には逆転防止機能を兼備
するものが多く、この逆転防止機能を兼備する爪・爪車
機構を用いる場合には運動変換機構の他に特別に逆転防
止機構を設ける必要はないのである。
【0031】この爪・爪車機構を用いる運動変換機構
は、フレームに支持された爪と、ヘッド本体に回転可能
に支持させた爪車とで構成され、巻取りリールの逆転に
よる粘着テープの弛みを防止するために、フレームに対
してヘッド本体が上昇する時、又は、下降する時のいず
れか一方の時(順行時)に爪が爪車の歯に係合して爪車
を回転させ、フレームに対してヘッド本体がその逆方向
に移動する時(逆行時)には爪が遊んで爪車を逆回転さ
せないように構成することが好ましい。
【0032】この場合、逆行時に爪車が爪の下降又は上
昇に連れ回って逆回転することを確実に防止するため
に、ヘッド本体の逆行時に爪を爪歯車から離脱する位置
に移動させる爪退避機構を設けたり、爪車ないしこれに
連動させた巻取りリールの逆転を防止する逆転防止機構
を設けたり、爪退避機構と逆転防止機構との両方を設け
たりしてもよい。この逆転防止機構としては、例えば、
玉ラチェットを含む爪・爪車機構からなるワンウェーク
ラッチを用いればよく、又、この逆転防止機構は、爪車
とヘッド本体との間にわたっで設けても、爪車に連動さ
せた巻取りリールとヘッド本体との間に設けても、爪車
とヘッド本体との間及び爪車に連動させた巻取りリール
とヘッド本体との間にそれぞれ設けてもよい。
【0033】前記ラック・ピニオン機構は、フレームに
支持され、上下に歯が並ぶラックと、フレームに横軸回
りに回転可能に支持させたピニオンとを備えるが、これ
に加えて、巻取りリールの逆回転を防止するために、逆
行時にラックをピニオンから離脱されるラック退避機構
を設けたり、このラック退避機構とともに、ピニオンの
逆回転から巻取りリールを遮断するワンウェークラッチ
を設けたり、ラック退避機構を設けずに、ピニオンの逆
回転から巻取りリールを遮断するワンウェークラッチを
設けたりすることができる。
【0034】もちろん、このラック・ピニオン機構から
なる運動変換機構を用いる場合に、巻取りリールの逆回
転を確実に防止するために、上述の構成に加えて、巻取
りリールの逆回転を防止する逆転防止機構を設けること
は自由であり、この逆転防止機構としては、例えば、玉
ラチェットを含む爪・爪車機構からなるワンウェークラ
ッチを用いればよい。
【0035】更に、前記スライダ・クランク機構は、フ
レームに支持させたスライダ又はフレームに兼用される
スライダと、ヘッド本体に回転可能に支持させたクラン
ク軸と、このクランク軸のクランクアームの先端と前記
スライダとを連結するコンロッドとで構成される。
【0036】このスライダ・クランク機構は、停止時の
クランクアームの角度を適宜選定することにより逆転防
止機能を与えることができ、この場合にも運動変換機構
の他に特別に逆転防止機構を設ける必要はない。
【0037】このようにクランクアームを逆転防止機能
を発揮できる角度で停止させるためには、位置決め手段
(デタント手段)を用いればよく、この位置決め手段と
しては、例えば、ヘッド本体又はクランクの何れか一方
にその他方に向かって進退可能に支持させたボールと、
ヘッド本体又はクランクの前記他方に形成され、前記ボ
ールが嵌脱される凹部と、ボールを凹部に向かって進出
付勢するスプリングとからなるボールストップをその例
として挙げることができる。
【0038】逆転防止機能がないスライダ・クランク機
構を用いる運動変換機構の場合に巻取りリールが逆回転
することを防止するためには、あるいは、逆転防止機能
があるスライダ・クランク機構を用いても確実にクラン
クないし巻取りリールの逆転を防止するためには、クラ
ンクの逆回転を防止する逆転防止機構がクランクとヘッ
ド本体との間に設けられ、この逆転防止機構としては、
例えば、玉ラチェットを含む爪・爪車機構からなるワン
ウェークラッチが用いられる。
【0039】もちろん、このスライダ・クランク機構を
用いる運動変換機構の場合に、クランクの逆転防止機能
の有無に関係なく巻取りリールの逆回転を確実に防止す
るために、巻取りリールとヘッド本体とにわたって巻取
りリールを逆回転を防止する逆回転防止機構を設けるこ
とは自由であり、この逆回転防止機構としては、例え
ば、玉ラチェットを含む爪・爪車機構からなるワンウェ
ークラッチを用いればよい。
【0040】なお、これらのテープ送り機構において
は、未使用の粘着テープロールがヘッド本体に回転可能
に支持されるが、この粘着テープロールを巻取りリール
に連動させて回転させる連動機構を設けることができ
る。この場合には、粘着テープロールからの粘着テープ
の繰り出し量あるいは巻取りリールへの粘着テープの巻
取り量によって繰り出しあるいは巻取りの初期には巻取
り量よりも繰り出し量が多くなり粘着テープに弛みが生
じること、繰り出しあるいは巻取りの終期には繰り出し
量よりも巻取り量が多くなり粘着テープに過大な張力が
生じることが問題になる。
【0041】そこで、この場合には、繰り出しあるいは
巻取りの初期の粘着テープの弛みを防止するために粘着
テープロールから巻取りリールまでの粘着テープの経路
長さを延ばすことにより粘着テープに適当な張力を発生
させる緊張装置を設けることが望ましく、又、繰り出し
あるいは巻取りの終期に過大な張力によって粘着テープ
が切断されることを防止するために、粘着テープロール
の繰り出し方向への回転を自由にするワンウェークラッ
チを前記連動機構に介在させることが望ましい。
【0042】又、粘着テープロールをヘッド本体に回転
自在に支持させることも可能であり、この場合には、粘
着テープが過剰繰り出しされて弛むことが問題となる。
【0043】そこで、この場合には、粘着テープロール
から巻取りリールまでの粘着テープの経路長さを延ばす
ことにより粘着テープに適当な張力を発生させる緊張装
置を設けたり、粘着テープロールの回転を抑制するブレ
ーキ手段を設けたりすることが望ましい。
【0044】ところで、機械機構からなるテープ送り機
構を設ける場合には、上述したようにヘッドを昇降可能
に支持するフレームが設けられる。このヘッドのフレー
ムに対する昇降は作業者の手操作に頼ってもよいが、省
人化ないし省力化を図るために、ヘッドをフレームに対
して昇降させる昇降駆動装置を設けることが望ましい。
【0045】この昇降駆動装置としては、エアシリン
ダ、油圧シリンダ、電動シリンダなどのシリンダやソレ
ノイドなどの直線駆動装置を採用することができるのは
もちろんであるが、例えば、フレームに支持させたエア
モータ、油圧モータ、電動モータなどの回転駆動装置
と、この回転駆動装置の回転出力をヘッドの昇降運動に
変換する運動変換機構とを備えるものを採用してもよ
い。
【0046】この運動変換機構としては、回転運動を直
線運動に変換できる機構であればよく、例えば、前記回
転駆動装置に連動させた歯車と、ヘッドに連結され、前
記歯車に噛み合うラック歯列とで構成されるラック・ビ
ニオン機構、前記回転駆動手に連動させたクランクと、
ヘッドに連結され、又はヘッドに兼用されるスライダ
と、前記クランクのクランクアームにスライダを連結す
るコンロッドとで構成されるスライダ・クランク機構、
前記回転駆動装置に連動させたカム機構、直線駆動装置
に連動させたスクリューとこれに螺合されるナットとで
構成されるスクリュー・ナット機構などをその例として
挙げることができる。
【0047】又、この運動変換機構としては、例えばプ
ーリ、スプロケットなどの回転可能に設けられた1対の
輪体(転輪)と、これら輪体にわたって巻掛けられたワ
イヤーなどの紐体、タイミングベルト、Vベルト、平ベ
ルトなどの帯体、チェーン等を含む条体とで構成される
もの、1個の輪体と、これにU字状ないしJ字状、ある
いは、逆U字状ないし逆J字状に巻掛けられた条体とで
構成されるものなどを用いることも可能である。
【0048】なお、粘着面を更新するその他の構成とし
ては、ヘッド本体に1対のリールと、これらリールにわ
たって巻掛けられた無端状の粘着テープと、この粘着テ
ープの回動経路を形成するテープガイドと、この粘着テ
ープの回動経路上で粘着テープの粘着面を浄化する浄化
手段とを設け、粘着テープの汚れを浄化手段で浄化する
ことにより粘着テープの粘着剤層の各部分を繰り返して
利用できるようにするものを挙げることができる。
【0049】ところで、この布片採取器によれば、上述
したように、ヘッドの下面を上下に積み重ねられた布片
の上に押し付けると、積み重ねられた布片のうち1番上
の布片がヘッドの粘着面に粘着し、この後、ヘッドを持
ち上げれば1番上の布片のみがしわ寄せることなく、採
取される。
【0050】しかし、例えば、予め所定の形状に裁断さ
れ、上下に積み重ねられた芯地をこの要領で1枚ずつ取
り、次に、予め裁断され、積み重ねられた他の布片(生
地)のうちの1番上のものの所定の位置につまみ取った
芯地を置いた後、アイロン掛けをする前に芯地をその位
置に保持したままヘッドの粘着面から剥離する必要があ
る。
【0051】これら粘着面の布片への押し付け及び布片
の粘着面からの剥離という操作は手作業によって行って
もよく、又、機械装置によって行ってもよく、この機械
装置は手動操作されるものであっても、圧縮空気、油
圧、電気などの適当な駆動源を用いて自動操作されるも
のであっても、手動操作と自動操作とを複合した操作に
より操作されるものであってもよい。
【0052】例えば、布片を採取する操作は、いわば、
手でスタンプを押すのと同じように、ヘッドを手に持っ
て布片の山の上に押し付けるという手動操作によって遂
行でき、この操作の操作性を高めるためには、前記ヘッ
ドに直接に固定され、又は、フレームを介して所定の範
囲内で昇降可能に連結され、更に、作業者が手で握るハ
ンドルを備えることが好ましい。
【0053】又、例えば、前記ヘッドを昇降可能に、か
つ、所定の経路を伝って往復移動可能に支持する支持手
段を設け、その移動経路の所定の一点、例えば、一端で
前記ヘッドを手動操作により下降させることにより、積
み重ねられた布片の上に粘着面を押し付け、この後、手
動操作によってヘッドを上昇させることにより1番上の
布片をしわ寄せることなく採取することができる。
【0054】ここで、前記ヘッドを上昇付勢するスプリ
ングを設けると、このヘッドをそのスプリングに抗して
押し下げる操作と、この後、ヘッドを手放すことにより
押し下げられたヘッドをスプリングの付勢力により上昇
させることができ、布片の採取操作を半自動化すること
ができ、又、前記ヘッドを昇降駆動する昇降駆動装置を
設けると、布片の採取操作を自動化することができる。
【0055】この昇降駆動装置としては、前記ヘッドを
自動的に昇降させるように構成してあればよく、例え
ば、前記ヘッドを上昇又は下降付勢するスプリングを外
装又は内装した単動型シリンダを備えるもの、複動型シ
リンダを備えるもの、ラック・ピニオン機構を備えるも
の、スライダ・クランク機構を備えるもの、カム機構を
備えるもの、スクリュー・ナット機構を備えるもの、等
をその例として挙げることができる。
【0056】又、この昇降駆動装置としては、この他
に、例えばプーリ、ローラ、スプロケットなどのそれぞ
れ回転可能に設けられた、上下対をなす輪体(転輪)
と、これら輪体に巻掛けられたワイヤーなどの紐体、タ
イミングベルト、Vベルト、平ベルトなどの帯体及びチ
ェーンを含む条体とを備えるもの、1個の輪体(転輪)
と、この輪体にU字状ないしJ字状、あるいは、逆U字
状ないし逆J字状に巻掛けられた条体とを備えるものな
どを採用することができる。
【0057】前記ラック・ピニオン機構を備えるものに
はラックを駆動する駆動装置を備えるものとピニオンを
駆動する駆動装置を備えるものが含まれ、スライダ・ク
ランク機構を備えるものにはスライダを駆動する駆動装
置を備えるものとクランクを駆動する駆動装置を備える
ものが含まれ、カム機構を備えるものには、カムを駆動
する駆動装置を備えるものとカムフォロアを駆動する駆
動装置を備えるものが含まれる。
【0058】前記ヘッドに採取した布片を予め裁断さ
れ、積み重ねられた別の布片(生地)のうちの1番上の
ものの所定の位置に移動させる操作(往行操作)、及
び、その生地の上に布片を置いた後、採取する布片の山
の上にヘッドを移動させる操作(復行操作又は復帰操
作)についても同様であり、例えば、ヘッドを手で持っ
て布片の山の上から積み重ねられた生地の上の所定の位
置まで移動させることが可能である。この場合、布片の
山の上と積み重ねられた他の布片(生地)の上の所定の
位置との間の移動経路は作業者が自由に設定でき、しか
も、一定でなくてもよい。
【0059】そして、これら往行操作及び復行操作の操
作性を高めるためには、ヘッドに直接に固定され、又
は、フレームを介して所定の範囲内で昇降可能に連結さ
れ、更に、作業者が手で握るハンドルを備えることが好
ましい。
【0060】又、しかしながら、手動操作によってヘッ
ドを一点と他の一点との間で往復指せる場合には、ヘッ
ドを正確にその一点及び他の一点に移動することが困難
になり、取り分けた布片を正確に他の布片(生地)の上
の所定の位置に置くには、かなりの熟練と多少の時間と
を要するという問題が生じる。
【0061】そこで、本発明においては、前記ヘッドを
昇降可能に、かつ、平面視において2点間を結ぶ所定の
経路を伝って往復移動可能に支持する支持装置を設け、
この支持装置を案内にして、ヘッドをその移動経路の前
記一点から他の一点までの間で往復させるようにするこ
とが望ましい。
【0062】この支持装置を設けた場合でも、往行操作
と復行操作との両方、又は、いずれか一方を手動操作と
することは可能であり、更に、例えばスプリングなどを
備える一方向駆動装置を設けて往行又は復行が手動操作
され、その反対の復行又は往行が自動操作されるように
したり、往復駆動装置を設けて、往行操作及び復行操作
ともに自動操作されるようにしたりすることもできる。
【0063】この往復駆動装置としては、前記ヘッドを
往行又は復行付勢するスプリングを外装又は内装した単
動型シリンダを備えるもの、複動型シリンダを備えるも
の、ラック・ピニオン機構を備えるもの、スライダ・ク
ランク機構を備えるもの、カム機構を備えるものなどを
その例として挙げることができる。
【0064】又、この往復駆動装置としては、この他
に、例えばプーリ、ローラ、スプロケットなどのそれぞ
れ回転可能に設けられた、対をなす輪体(転輪)と、こ
れら輪体に巻掛けられたワイヤーなどの紐体、タイミン
グベルト、Vベルト、平ベルトなどの帯体及びチェーン
を含む条体とを備えるもの、1個の輪体(転輪)と、こ
の輪体に倒U字状ないし倒J字状に巻掛けられた条体と
を備えるものなどを採用することもできる。
【0065】前記ラック・ピニオン機構を備える往復駆
動装置にはラックを駆動する駆動装置を備えるものとピ
ニオンを駆動する駆動装置を備えるものが含まれ、スラ
イダ・クランク機構を備える往復駆動装置にはスライダ
を駆動する駆動装置を備えるものとクランクを駆動する
駆動装置を備えるものが含まれ、カム機構を備える往復
駆動装置には、カムを駆動する駆動装置を備えるものと
カムフォロアを駆動する駆動装置を備えるものが含まれ
る。
【0066】なお、ここで言う所定の経路とは、採取さ
れる布片の山から採取された布片を重ねる他の布片の山
に至る間にヘッドが平面視において移動する経路のこと
であり、平面視において直線である場合とそうではない
場合とが含まれる。この直線でない場合には、平面視に
おいて円弧、楕円弧などの単一の曲線、S文字曲線、サ
イン曲線などの複合曲線、U字形、J字形などの曲線と
直線との複合線、円弧、楕円弧などにより円滑に連続さ
せた屈曲線などが含まれる。
【0067】もちろん、この経路には立面視(側面視)
において直線である場合とそうではない場合とが含まれ
る。
【0068】ところで、採取した布片を他の布片の上に
置くという操作は、採取する布片をその山から採取する
という操作の逆操作をすればよい。従って、この操作は
その操作の方向が上下逆になることを除けば布片の採取
操作と同様であり、その詳細な説明は、上述した布片を
採取する操作を参照すれば自ずと理解されるので、ここ
では省略することにする。
【0069】採取した布片を他の布片の上に置いた後、
採取した布片を他の布片の上に位置させたままヘッドの
粘着面から剥離するという操作は、例えば布片を手で押
さえてヘッドを持ち上げるという操作によって遂行する
ことができる。
【0070】しかしながら、本発明においては、省人化
ないし省力化を図るために、この布片の粘着面からの剥
離操作を自動化することが好ましく、このために、粘着
面に粘着した布片を剥離する剥離装置を設けることが望
ましい。
【0071】この剥離装置としては、例えば、ヘッドの
下面の高さを含む上下の所定の範囲にわたって下端が昇
降できるように設けられた剥離具と、この剥離具を下降
させるスプリングと、前記剥離具をその下面がヘッドの
下面以上に高い退避位置に保持する保持手段と、この保
持手段が剥離具を退避位置に保持する作用を解除する解
除手段とを備えるものを挙げることができる。
【0072】このように構成された剥離装置を設ける
と、布片を採取する前に剥離具をスプリングに抗して退
避位置まで持ち上げ、保持手段で退避位置に保持する。
そして、ヘッド3に1枚の布片を粘着させ、この布片を
他の布片の上の所定の位置に置いた後、解除手段を操作
して保持手段の保持作用を解除すると、スプリングの付
勢力によって剥離具がヘッド3に対して下方に駆動され
る。実際には、剥離具の下方移動が布片によって牽制さ
れるので、剥離具の下端が粘着面の高さまで下がった後
は、ヘッドが上方に移動し、これにより、剥離具で押さ
えている布片がヘッドの粘着面から剥離されることにな
る。
【0073】又、布片を粘着面から剥離した後に次の布
片を粘着面に粘着させるために、剥離具をその下端が粘
着面以上に高い位置に復帰させる必要があるが、次の布
片採取時に布片の山に剥離具を受け止めさせ、更にヘッ
ドを押し込むと、布片の山によって剥離具がヘッドの下
面以上に押し上げられることになり、自然に剥離具をそ
の下端が粘着面以上に高い退避位置に復帰させることが
でき、この押し上げられた位置に保持手段で剥離具を保
持することができる。
【0074】要するに、最初に剥離具をスプリングに抗
して退避位置まで持ち上げ、保持手段で退避位置に保持
しておけば、布片の山の上に本発明の布片採取器を押し
付けた後、布片採取器を上昇させて布片の山の1番上の
布片を布片採取器に採取する操作と、布片採取器を移動
させて採取した布片を他の布片の山の1番上の布片の上
に置く操作と、解除手段を操作して保持手段の作用を解
除して採取した布片を粘着面から剥離する操作と、布片
を剥離した布片採取器を元の採取すべき布片の山の上に
復帰させる操作とを繰り返すことにより、非常に簡単な
操作を繰り返すことにより布片の山から1枚ずつ布片を
採取し、所定の位置に運ぶことができるのである。
【0075】他の布片の上で布片を粘着面から剥離して
から次の布片を採取して他の布片の上に移動させるまで
の間に、先に他の布片に乗せた布片をアイロン掛けなど
によって他の布片に接着してから布片を接着した他の布
片を捲くっておくと、次の採取された布片を捲くられた
次の他の布片の上に重ねることができる。
【0076】このような手順を繰り返すことにより、布
片を1枚ずつ取って他の布片に重ね、アイロン掛けによ
り他の布片に固定し、布片を接着した他の布片を捲くっ
て次の布片が接着される他の布片を露出させる作業が繰
り返されることになる。
【0077】又、本発明の剥離装置としては、この他
に、ヘッドの下面の高さを含む上下の所定の範囲にわた
って下端が昇降できるように設けられた剥離具と、この
剥離具を昇降させる剥離具駆動手段とを備えるものが挙
げられる。
【0078】この場合には、布片を採取する前に剥離具
駆動手段により剥離具の下面がヘッドの下面の高さ以上
の退避位置に上昇させ、この剥離具駆動手段により剥離
具を退避位置に保持しながら、布片の山から1枚の布片
を採取し、他の布片の上の所定の位置に移動させる。こ
の後、剥離具駆動手段により剥離具をその下面がヘッド
の下面よりも低い位置に移動させることにより、布片を
その位置に位置させたままヘッドの粘着面からを剥離す
ることができる。
【0079】この剥離具駆動手段の剥離具は前記ヘッド
とは独立して設けることも可能であるが、前記剥離具を
ヘッドに昇降可能に支持させることができ、この場合、
構成を簡単にするために、剥離具駆動手段をヘッドに支
持させることができる。
【0080】剥離具を昇降させる剥離具駆動手段を用い
る場合には、布片を剥離した後、次の布片を採取する前
に剥離具駆動手段を逆作動させて剥離具を所定の退避位
置まで上昇させておけば何ら支障なく次の布片を採取す
ることができる。
【0081】上述したように、ヘッドの昇降、粘着面の
更新、布片の山とそれの搬送先との間のヘッドの往復を
自動化すると、従来では作業員一人当り、1時間で10
0〜120枚の布片を他の布片に重ねることができる程
度であった能率の悪い手作業が、本発明の布片剥離器に
よれば、例えば、1台当り、1時間に240〜250枚
の布片を他の布片に重ねるという程度に高能率の作業を
行えることになる。又、一人の作業員が複数台の本発明
に係る布片剥離器を管理するとすれば、これら複数台の
本発明に係る布片剥離器を同時に稼働させて、その複数
倍の高能率の作業が行えることになる。
【0082】
【作用】上述したように、本発明の布片採取器は、下面
に1面又は複数面の粘着面を有するヘッドを備えている
ので、積み重ねられた布片の上にヘッドを押し下げる
と、前記粘着面に布片の山の1番上の布片のみが粘着さ
れ、この後、ヘッドを上昇させることにより、粘着面に
粘着された1番上の布片のみを布片の山から取り分けて
採取できる、という作用が得られる。
【0083】
【発明の実施の形態】本発明の実施例に係る布片採取器
を図面に基づいて具体的に説明すれば、以下の通りであ
る。
【0084】図1ないし図6は、本発明の一実施例に係
る布片採取器を示し、図1はヘッド上昇時の正面図であ
り、図2はヘッド上昇時の側面図であり、図3はヘッド
下降時の正面図であり、図4はヘッド下降時の側面図で
ある。
【0085】この布片採取器1は、下面に1面の粘着面
2を有するヘッド3を備え、図3及び図4に示すよう
に、このヘッド3を予め裁断された布片Aの山の上に下
ろして粘着面2をその山の上面に押し付けることにより
布片Aの山の1番上の布片Aを粘着面2に粘着させる。
【0086】この後、ヘッド3を上昇させると、図1に
破線で示すように、布片Aの山の1番上の布片Aだけが
粘着面2に粘着してヘッド3と共に布片Aの山から持ち
上げられるのである。
【0087】布片Aの山から粘着面2に1枚の布片Aを
このように採取した後、例えば後述するように、ヘッド
3を移動させて他の布片の上の所定の位置に布片Aを重
ね、布片Aを他の布片に重ねたまま、ヘッド3を上昇さ
せて布片Aを粘着面2から剥離する。そして、他の布片
の上に重ねた布片Aを例えばアイロンで加熱加圧するこ
とにより、あるいは、高温蒸気を吹き付けて加熱するこ
とにより他の布片に接着する間にヘッド3を再び布片A
の山に戻し、次の布片Aを採取する。
【0088】ところで、このような動作を繰り返すうち
に、前記粘着面2には布片Aに付着していた繊維屑など
の異物が付着し、その粘着力が次第に低下し、動作の繰
り返し回数が制限されるという問題が生じる。
【0089】この問題を解消するためには、粘着面2の
粘着力を例えば粘着剤の供給によって回復させる方法
と、粘着面2を交換することにより粘着面2の更新を行
う方法とがあり、取扱い性という観点からは後者が有利
である。
【0090】又、粘着面2の更新方法としては、複数の
粘着面2を積層しておき、1層ずつ剥離する方法と、布
片Aに接触する粘着面2の部分をずらせる方法とがある
が、使用済みの粘着面2の処理を簡単にするという観点
からは後者が有利である。
【0091】そこで、この実施例では、ヘッド本体4
に、繰り出しリール5を介して、前後軸心回りに回転可
能に支持させた1巻の市販粘着テープロール6から粘着
テープ7を繰り出し、この粘着テープ7をテープガイド
8によって、ヘッド本体4の下端で一定の距離にわたっ
て水平の経路を移動し、かつ、この水平移動する間に粘
着剤層が下向きになるように案内した後、ヘッド本体4
に前後軸心回りに回転可能に支持された巻取りリール9
に巻き取らせるように構成している。
【0092】このように構成すると、ヘッド3の下面に
位置する粘着テープ7の粘着剤層の部分によって、ヘッ
ド3に対する布片Aの方向性を確保するに足る面積を有
する粘着面2が構成され、かつ、粘着テープ7を巻取り
リール9に巻き取らせることにより、ヘッド3の下面に
露出する粘着剤層の部分をずらせて布片Aに接触する粘
着面2の全部(又はその一部)を更新することができ
る。
【0093】粘着テープ7の巻取りリール9への巻取り
は、巻取りリール9を手で回すという手動操作によって
行ってもよいが、省人化ないし省力化を図るためには、
布片Aを山からヘッド3で取り分け、所定の位置に移動
させ、ヘッド3から剥離させてヘッド3を布片Aの山の
上に復帰させるという一連の動作を繰り返す間に自動的
に粘着テープ7の巻取りが行われるようにすることが好
ましい。
【0094】そこで、注目されたのは、粘着面2への布
片Aの粘着と布片Aの粘着面2からの剥離に際しては、
ヘッド3が上げ下げされるということであり、このヘッ
ド3の間欠的な昇降運動を巻取りリール9の回転運動に
変換することにより、前記一連の動作を繰り返す間に自
動的に、かつ、間欠的に粘着テープ7の巻取りを行える
ということである。
【0095】このため、この実施例では、まず、前記ヘ
ッド本体4の上端に左右1対の縦軸のロッド11を連結
し、これらロッド11をフレーム10に昇降可能に挿通
するとともに、スプリング12によって上昇付勢するこ
とにより、前記ヘッド3をフレーム10に昇降可能に支
持させている。
【0096】このヘッド3の昇降は手動操作によって行
うこともできるが、ここでは、省人化ないし省力化を図
るために、前記スプリング12と、下降駆動手段13と
を含む昇降駆動手段Bにより、ヘッド3の上昇と下降と
が共に自動操作されるようにしている。
【0097】即ち、この布片採取器1には、前記フレー
ム10に縦軸の単動型エアシリンダからなる下降駆動手
段13を下向きに支持させ、この下降駆動手段13に圧
縮空気を供給して伸長させることにより前記スプリング
12に抗してヘッド3を下降させ、この圧縮空気を下降
駆動手段13から抜くことによりスプリング12の付勢
力でヘッド3を上昇させ、同時に、下降駆動手段13を
短縮させるようにしている。
【0098】ここで、ヘッド3の昇降範囲は布片Aが採
取されるごとに次第に下方に大きくなるので、前記下降
駆動手段13のストロークは布片Aの山の1番下の布片
Aに粘着面2を押し付けることができる程度に大きく設
定し、下降駆動手段13の過剰伸長を過剰伸長吸収手段
14によって吸収するようにしている。
【0099】この過剰伸長吸収手段14としては、空気
ばねなどを含む種々のばねを用いることができるが、こ
こでは、構成を簡単にするために、圧縮コイルスプリン
グを用いている。
【0100】次に、この実施例では、省人化ないし省力
化を図るために、使用済みの粘着テープ7を自動的に巻
き取るテープ送り機構Fが設けられ、このテープ送り機
構Fは、使用済みの粘着テープ7の巻取り専用の駆動装
置を省略して、構成を簡単にすると共に、省エネルギー
ないし省資源を図るために、前記ヘッド3のフレーム1
0に対する昇降運動を巻取りリール9の回転運動に変換
する運動変換機構15を備える。
【0101】この運動変換機構15は、前記ヘッドのフ
レームに対する昇降運動を巻取りリールの回転運動に変
換できるように構成してあればよく、ここでは、フレー
ム10に支持させた爪16と、ヘッド3に前後軸心回り
に回転可能に支持させた爪車17とを備えている。
【0102】この爪車17の各歯は周方向の一方に傾け
た三角歯で構成してあり、これにより、ヘッド3の下降
時に爪16が爪車17の歯に掛かって爪車17を図1及
び図3において時計回り方向に所定の角度だけ回転さ
せ、ヘッド3の上昇時には爪16が遊んで爪車17を逆
回転方向に駆動しないように構成している。
【0103】爪車17の回転方向は特に時計回り方向に
限定されず、例えば図7の正面図及び図8の側面図に示
すように、爪車17の歯の傾斜方向を逆にすると共に、
爪16が掛け外れする位置を左右対称の位置に変えるこ
とにより、ヘッド3の下降時に爪車17が反時計回り方
向に所定の角度だけ駆動されるようにしてもよい。
【0104】又、爪16による爪車17の間欠駆動はヘ
ッド3の下降時に限定されるものではなく、図示はしな
いが、爪車17の歯の傾斜方向を逆にするか、爪16が
掛け外れする位置を変えるかのいずれかにより、ヘッド
3の上昇時に爪16が爪車17に掛って爪車17が時計
回り方向、又は、反時計回り方向に駆動されるようにし
てもよい。
【0105】もちろん、1つの爪車17に対して、ヘッ
ド3の上昇時に爪車17に掛り、ヘッド3の下降時に遊
ぶ爪16と、ヘッド3の下降時に爪車17に掛り、ヘッ
ド3の上昇時に遊ぶ爪16との2つの爪16を用いて、
ヘッド3の上昇時にも、下降時にも爪車17が一方向に
駆動されるように構成することも可能である。
【0106】例えば図18に示すように、この爪車17
に巻取りリール9を同軸心状に固定して、爪車17が直
接に巻取りリール9を駆動するように構成してもよい
が、この実施例では、図1ないし図4に示すように、爪
車17の周方向の一部分に駆動歯車18と、この駆動歯
車18が所定の範囲を移動する間だけこの駆動歯車18
に噛み合う従動歯車19とを設け、この従動歯車19に
巻取りリール9を同軸心状に固定して、ヘッド3の昇降
が複数回(ここでは8回)繰り返されるごとに駆動歯車
18で従動歯車19を所定の角度だけ回転させ、これに
連動して、巻取りリール9が所定の角度だけ回転するよ
うに構成している。
【0107】つまり、粘着面2の更新頻度を爪車17の
歯数によって設定し、更新される粘着テープ7の長さ
を、駆動歯車18によって1回で駆動される従動歯車1
9及び巻取りリール9の回転角度及び巻取りリール9に
巻き取られた粘着テープ7の外周径によって設定してい
るのである。
【0108】例えば図18に示すように、前記繰出しリ
ール5は巻取りリール9から独立して回転自在にヘッド
本体4に支持させてもよいが、ここでは、図1ないし図
4に示すように、従動歯車19に噛み合う終段歯車20
を設け、この終段歯車20に繰出しリール5を連動させ
ることにより、巻取りリール9への粘着テープ7の巻取
りに連動して繰出しリール5を回転させるようにしてい
る。
【0109】これら従動歯車19と終段歯車20との歯
車比は、自由に設計することができ、ここでは、繰り出
し量と巻取り量とが同じになった時にこれら従動歯車1
9と終段歯車20との回転数が同じになるように、1:
1に設定してある。
【0110】このように従動歯車19と終段歯車20と
の歯車比を1:1に設定した場合、繰出しリール5から
の粘着テープ7の累積繰出し量又は巻取りリール9への
粘着テープ7の累積巻取り量が少ないと、その時の繰出
しリール5からのテープ繰出し量がその時の巻取りリー
ル9への巻取り量よりも大きくなり、粘着テープ6が弛
むおそれがある。
【0111】そこで、この実施例では、粘着テープ6の
移動経路を伸縮することによりに粘着テープ6に所定の
張力を付与する緊張装置21を設けている。
【0112】この緊張装置21は、テープガイド8の第
5ガイドローラ22を中心に回転するレバー23と、こ
のレバー23の遊端に回転自在に支持させた第6ガイド
ローラ24と、前記レバー23を図1及び図3において
時計回り方向に付勢するつる巻ばねからなる付勢手段2
5とで構成され、粘着テープは、これら第5ガイドロー
ラ22、レバー23及び第6ガイドローラ24の左側に
巻掛けられる。
【0113】なお、従動歯車19と終段歯車20との歯
車比を粘着テープ7の繰り出し又は巻取りの初期におい
て繰り出し側の粘着テープロール6の外径と巻取りリー
ル9に巻き取られた粘着テープ7の外形との比の逆比に
設定すれば、粘着テープ7の繰り出し又は巻取りの初期
において粘着テープ7の繰り出し量と巻取り量とを同じ
にできるので、前記緊張装置21を省略することができ
る。
【0114】上述したように、この実施例では、前記従
動歯車19と終段歯車20との歯車比を1:1に設定し
てあるので、逆に、繰出しリール5からの粘着テープ7
の累積繰出し量又は巻取りリール9への粘着テープ7の
累積巻取り量が多いと、その時の繰出しリール5からの
テープ繰出し量がその時の巻取りリール9への巻取り量
よりも小さくなり、粘着テープ6の張力が過大になり、
粘着テープ7が断裂されるおそれがある。
【0115】そこで、この実施例では、図5及び図6に
示すように、終段歯車20にワンウェークラッチ26を
介して繰出しリール5を連動連結し、前記巻取りリール
9、従動歯車19及び終段歯車20よりも繰出しリール
5が大きく回転できるようにして、粘着テープ7の張力
が過大になることを防止している。
【0116】このワンウェークラッチ26は、終段歯車
20と一体に形成された内爪車27と、繰出しリール5
の軸28に支持され、この内爪車27に係脱される複数
本の爪29とで構成してあり、爪29の個数を内爪車2
7の爪数の5/12に設定することにより6°以上の巻
取りリール9の逆回転が生じないようにしている。
【0117】なお、従動歯車19と終段歯車20との歯
車比を粘着テープ7の繰り出し又は巻取りの終期におい
て繰り出し側の粘着テープロール6の外径と巻取りリー
ル9に巻き取られた粘着テープ7の外径との比の逆比に
設定すれば、粘着テープ7の繰り出し又は巻取りの終期
において粘着テープ7の繰り出し量と巻取り量とを同じ
にできるので、前記ワンウェークラッチ26を省略する
ことができる。
【0118】又、この実施例では、巻取りリール9と繰
出しリール5、及び従動歯車19と終段歯車20が上下
に並べて配置されているが、例えば図9に示すように、
これらを左右に並べて配置することによりヘッド3の高
さを低くすることもできるのである。
【0119】更に、この実施例では、1巻の粘着テープ
ロール6により1面の粘着面2を構成しているが、例え
ば図10に示すように、ヘッド本体3の片面に2巻の粘
着テープロール6をそれぞれ繰出しリール5に支持さ
せ、テープガイド8で案内することにより2面の粘着面
2を設けたり、図11に示すように、4巻の粘着テープ
ロール6をそれぞれ繰出しリール5に支持させ、テープ
ガイド8で案内することにより4面の粘着面2を設けた
り、図12の側面図及び図13の正面図に示すように、
ヘッド本体3の両面にそれぞれ1巻の粘着テープロール
6をそれぞれ繰出しリール5に支持させ、テープガイド
8で案内することにより2面の粘着面2を設けたりする
ことができる。
【0120】加えて、この実施例では、図1ないし図4
に示すように、爪車17に小径の全周歯車からなる駆動
歯車18を偏心支持させることにより、所定の複数回
(ここでは8回)のヘッド3の昇降が繰り返されるごと
に粘着面2の更新が行われるようにしているが、これに
代えて周方向の一部分に歯が形成され、爪車17に同心
支持された部分歯車で駆動歯車を構成し、所定の複数回
のヘッド3の昇降が繰り返されるごとに、この駆動歯車
を従動歯車19に噛み合わせて、粘着面2の更新が行わ
れるようにしてもよく、又、例えば図17に示すよう
に、爪車17に同心支持させた全周歯車で駆動歯車18
を構成して、ヘッド3が昇降するごとに粘着面2の更新
が行われるようにしてもよい。
【0121】ところで、このヘッド3は、布片Aの山か
ら上述のようにして1枚の布片Aを採取した後、布片A
の山の上と他の布片の上との間で移動され、そこで布片
Aをヘッド3から剥離させてから、次の布片Aを採取す
るために布片Aの山の上に復帰させるが、このヘッド3
の往復はヘッド3を手で持って任意の経路を伝って移動
させるという手作業に依存してもよい。
【0122】しかし、この実施例では、省人化ないし省
力化を図るために、支持装置30により、布片Aの山の
上と他の布片の上との間で所定の直線経路を伝って水平
移動可能に、フレーム10を介してヘッド3を支持さ
せ、図示しない往復駆動手段によってフレーム10及び
ヘッド3を往復駆動するようにしている。
【0123】この支持装置30は図示された前後1対の
ガイドバーと、これらを一定の位置に支持する図示しな
いスタンドとを備え、これらガイドバーはフレーム10
の前後に設けたベアリング31に摺動可能に挿通されて
いる。
【0124】又、前記往復駆動手段は、フレーム10及
びヘッド3を往復駆動するように構成してあればよく、
この実施例では、構成を簡単にすると共に、価格を安価
にし、しかも、フレーム10及びヘッド3の移動ストロ
ークを正確に制御できる上、運転騒音が小さく、かつ、
耳障りでないようにするために、例えば、駆動源として
のモータ(電動機)と、このモータの回転を往復運動に
変換する運動変換機構とで構成している。
【0125】この運動変換機構は、価格を安価にし、し
かも、フレーム10及びヘッド3の移動ストロークを正
確に制御でき、その上、運転騒音が小さく、かつ、耳障
りでないようにするために、前記スタンドにそれぞれ回
転可能に支持させた左右1対の転輪(プーリ)と、両転
輪にわたって巻掛けられたタイミングベルトとを備え、
このタイミングベルトを一方の転輪(プーリ)を介して
往復駆動するように構成している。
【0126】このように構成した本実施例の布片採取器
によれば、往復駆動手段によりヘッド3採取する布片A
の山の上方に移動した後、昇降駆動手段Bの下降駆動手
段13を作動させてヘッド3の粘着面2を布片Aの山の
上面に押し付け、この後、スプリング12の付勢力によ
りヘッド3を上昇させることにより、布片Aの山からそ
の1番上の布片Aをヘッド3に採取し、更にこの後、往
復駆動手段を作動させて1枚の布片Aを粘着したヘッド
3を他の布片の山の上方に位置させてから、前記昇降駆
動手段Bの下降駆動手段13を作動させてヘッド3を下
降させることにより、布片Aを他の布片の上の所定の位
置、例えばズボンの前に対応する位置の上に置くことが
できる。そして、この後、布片Aを他の布片に接着する
ために、布片Aをその位置に位置させたまま粘着面2か
ら剥離する。
【0127】この布片Aの剥離は、布片Aを手で押さえ
てヘッド3をスプリング12の付勢力で上昇させるとい
う半自動操作によって行うことができるが、省人化ない
し省力化を図るこめに、この実施例では、剥離装置32
を用いて自動操作によって行うようにしている。
【0128】この剥離装置32は、ヘッド3の下面の高
さを含む上下の所定の範囲にわたって下端が昇降できる
ように設けられた剥離具33と、この剥離具33を下降
させる単動型エアシリンダ34a及びこの剥離具33を
上昇させるスプリング34bからなる剥離具駆動装置3
4とを備えている。
【0129】この剥離装置32の剥離具33は、布片A
を採取する前に剥離具駆動手段34のエアシリンダ34
aを短縮することにより、スプリング34bの付勢力で
剥離具33の下面がヘッド3の下面の高さ以上に位置す
る退避位置に移動される。
【0130】そして、このスプリング34bの付勢力に
より剥離具33を退避位置に保持しながら、昇降駆動手
段Bによりヘッド3を上昇させて布片Aの山から1枚の
布片Aを採取し、往復駆動手段及び昇降駆動手段Bによ
りこの布片Aを図示しない他の布片の上の所定の位置に
移動させる。
【0131】この後、エアシリンダ34aを伸長するこ
とにより剥離具33を下降させ、剥離具33の下面がヘ
ッドの下面まで下がると、剥離具33の下方移動が布片
A及びこれの下側の他の布片の山によって牽制されるの
で、剥離具33で布片Aがその位置に押さえられながら
ヘッド3が上方に移動して、布片Aがヘッド3の粘着面
2から剥離される。
【0132】なお、この実施例では、剥離具33の昇降
を案内するために、ヘッド3に上下1対のベアリング3
6を支持させ、これらベアリング36に挿通されるガイ
ドピン37の下端に剥離具33を連結している。
【0133】又、サイズの大きい布片Aを採取する場合
には、例えば図10や図11に示すように、複数組のベ
アリング36及びガイドピン37を設けたり、これらの
他にヘッド3に支持させた1組又は複数組のベアリング
39及びこのベアリング39に個別に昇降可能に挿通さ
れ、剥離具33に固定された補助ガイドピン40を設け
ることがある。
【0134】図12ないし図15は、本発明の他の実施
例に係る布片採取器を示し、図12は側面図であり、図
13は正面図であり、図14はその要部の底面図であ
り、図15はそのテープ送り機構の要部の原理説明図で
ある。
【0135】この実施例のテープ送り機構Fは、フレー
ム10にスライダ41を介して左右方向に摺動可能に支
持させたラックからなる駆動歯車18と、ヘッド3に回
転可能に支持された従動歯車19とを備え、この従動歯
車19に巻取りリール9が同軸心状に固定される。又、
この駆動歯車18と従動歯車19とによって運動変換機
構15を構成している。
【0136】更に、このテープ送り機構Fは、フレーム
10に縦軸心回りに回転可能に支持させたカム42と、
このカム42の外周面に形成されたカム面にスライダ4
1を押圧するスプリング43とを備えている。
【0137】前記カム42の下面には、図15に示すよ
うな鋸歯状の端面爪車44が形成され、ヘッド3の上面
にこの端面爪車44に係脱される爪45が固定され、ヘ
ッド3が上昇する時に、この爪45が端面爪車44の爪
受面46に受け止められて、爪受面46が爪45の上部
をスリップすることにより、端面爪車44が1歯ずつ図
15上において左方向に送られ、図14において矢印で
示すように、カム42が反時計回り方向に、平面視にお
いてはその逆の時計回り方向に所定の角度(ここでは3
0°)回転する。
【0138】又、ヘッド3が下降する時には、端面歯車
44の逆転が玉ラチェットからなるワンウェークラッチ
48により禁止され、図15に破線で示すように、爪4
5が撓みながら爪逃面47を滑り、端面爪車44の歯の
下方に離脱する。
【0139】そして、この爪45の端面爪車44への係
脱が所定回数(ここては12回)繰り返されるごとに、
従動歯車19から駆動歯車18が離脱する退避位置から
従動歯車19に駆動歯車18が噛み合う作動位置まで、
前記スライダ41及び駆動歯車18が移動し、ヘッド3
のフレーム10に対する昇降を駆動歯車18の回転(往
復回転)に変換する。
【0140】この実施例では、ヘッド3が下降する時に
爪45がそれ自体の有する弾性変形によって端面爪車4
4の歯に対して遊ぶように構成しているが、例えば図1
6に示すように、爪45を所定の範囲内で進退可能にヘ
ッド3に支持させ、この爪45を一方向に付勢する弾性
体(ここでは、圧縮コイルばね)49を設け、ヘッド3
が下降する時に爪45が弾性体49の弾性変形によって
移動することにより、端面爪車44の歯に対して遊ぶよ
うに構成してもよい。
【0141】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は図1ないし図6に示した本発明の一実施例のそれら
と同様であるので、ここでは重複を避けるためにこれら
の説明は省略する。
【0142】図19ないし図22に示す本発明の又他の
実施例に係る布片採取器1は、ヘッドを片手に持って布
片のヘッド3への採取、移動、ヘッド3からの剥離とい
う作業を手作業で行う場合に用いられる。
【0143】この布片採取器1のヘッド3及びフレーム
10は薄板を板金加工して形成したものであり、下面が
開かれた縦長箱型のフレーム10の上部に手で握るハン
ドル50が固定される。
【0144】又、前記ヘッド3の上面には縦軸のガイド
ピン51が連結され、このガイドピン51を前記ハンド
ル50に昇降可能に挿通するとともに、ヘッド3の中間
高さ部に設けたピン52をフレーム10の中間高さ部に
形成した縦長の長孔53に摺動可能に挿通することによ
り、フレーム10にヘッド3を昇降可能に支持させてい
る。
【0145】ヘッド3は、フレーム10内に設けたスプ
リング54により上昇付勢してあり、布片を採取する前
に、例えば図19や図21に示すように、その下面に形
成した粘着面2がフレーム10の底面よりも低くなる位
置まで押し下げられ、例えばボールストップなどの位置
決め手段からなる保持手段55によってその位置に保持
される。
【0146】もっとも、布片を採取する前に、ヘッド3
を保持手段55によって粘着面2がフレーム10の底面
よりも低くなる位置に保持していなくても、フレーム1
0の下面を布片Aの山に乗せてからガイドピン51を押
し下げてヘッド3を保持手段55によって粘着面2がフ
レーム10の底面よりも低くなる位置に保持するように
してもよい。
【0147】この状態で、布片の採取、移動及び他の布
片の上への載置という一連の操作が終わると、ハンドル
50の上端に突出するガイドピン51を僅かに押し下げ
て保持手段55の機能を解除すると、布片が他の布片の
上にフレーム10で押さえつけられたままの状態で、図
20に示すように、スプリング54によってヘッド3
が、その粘着面2がフレーム10の下端面よりも高くな
る位置まで引き上げられ、布片が粘着面3から剥離され
る。
【0148】即ち、フレーム10は剥離手段の剥離具の
役割を果たし、スプリング54はこの剥離具を下降させ
る機能を有しているので、これらフレーム10、ハンド
ル50、ガイドピン51、スプリング54及び保持手段
55によって剥離装置56が構成されるといえる。
【0149】前記粘着面2はヘッド3に支持させた粘着
テープロール6から繰り出される粘着テープ7の粘着剤
層で構成され、使用済みの粘着テープ7はヘッド3に支
持させた巻取りリール9に巻き取られる。
【0150】この巻取りリール9を一方向に回転駆動す
るテープ送り機構Fは、フレーム10に支持させたラッ
クからなる駆動歯車18と、ヘッド3に回転可能に支持
され、この駆動歯車18に噛み合うピニオンからなる従
動歯車19とを備え、図22に示すように、この従動歯
車19の内周面に設けた爪57と、巻取りリール9の軸
の外周面に形成され、この爪57が係脱される爪車58
とからなるワンウェークラッチ59を介して、従動歯車
19の一方向への回転のみを巻取りリール9に伝達でき
るようにしている。
【0151】又、前記巻取りリール9は、ヘッド3に固
定された支軸60にこの支軸60の外周面に形成された
爪車61と、巻取りリール9の内周面に設けられ、前記
爪車61に係脱される爪62とからなるワンウェークラ
ッチ63によって、その逆転を防止される。
【0152】又、ヘッド本体4には粘着テープロール6
の外周面に弾接されるブレーキ手段64が設けられ、こ
のブレーキ手段64が粘着テープロール6の回転にプレ
ーキを掛けることにより、巻取りの勢いで粘着テープ7
が粘着テープロール6から過剰に繰り出されることが防
止される。
【0153】この実施例に係る布片採取器1によれば、
ハンドル50の上に突き出たガイドピン51を退避位置
まで押し込んで粘着面2をフレーム10の下面に突出さ
せておけば、あたかも紙の上にスタンプを押すような要
領で布片の山からその1番上の布片を採取することがで
きる。又、この後、あたかも、スタンプをスタンプ台に
戻してインクをつける要領でその布片の山から採取した
布片を所定の位置まで運ぶことができる。そして、その
位置で、布片を片手で押さえながら、ハンドル50の上
に突き出たガイドピン51をノックすることにより、保
持手段55の機能を解除して、ヘッド3から布片を剥離
することができる。
【0154】なお、図21に示すように、前記フレーム
10の前面には、粘着テープリール6の交換及び使用済
み粘着テープの取り出しを行うための扉65が開閉可能
に設けられている。
【0155】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の布片採
取器は、下面に1面又は複数面の粘着面を有するヘッド
を備えているので、この粘着面を下にしてヘッドを布片
の山の上から押さえ、この後ヘッドを布片の山の上から
上昇させると、粘着面に布片の山の1番上の布片のみを
粘着させ、しわを寄せずに布片の山から取り分けること
ができる効果を得られる。
【0156】その結果、本発明によれば、手の指でしわ
寄せしながら摘みとる従来の布片採取作業に比べて、簡
単に、非常に効率良く、しかも、手を汚さずに布片の山
から布片を1枚ずつ採取できるという効果を得ることが
できるのであり、又、作業効率の改善によって賃金コス
トの削減を埋め合わせることができる上、低収入やいわ
ゆる3Kを嫌う若年労働者の就業意欲を惹起することが
できる効果が得られるのである。
【0157】又、後述するようにヘッドの昇降、布片の
山と他の布片の山との間のヘッドの往復、粘着面の更新
を自動化することが可能になり、これらの自動化により
省人化ないし省力化を図ることができるのであり、特
に、全自動化すれば、一人の作業者が複数台の布片採取
器及びその周辺機器を管理することにより、布片を他の
布片の上に置く作業を飛躍的に高能率に処理できる、と
いう効果が得られる。
【0158】本発明において、特に前記ヘッドが、1巻
または複数巻の粘着テープロールを着脱自在に支持する
ヘッド本体と、このヘッド本体に回転可能に支持され、
前記1巻またはこれら複数巻の粘着テーブロールから繰
り出された粘着テープを個別に巻き取る1個又は複数個
の巻取りリールと、前記粘着テープロールから繰り出さ
れた粘着テープを個別にヘッドの下面を経て巻取りリー
ルに案内するテープガイドとを備えると、異物の付着な
どにより粘着面の粘着力が低下した時に、巻取りリール
にその粘着力が低下した粘着テープを巻き取ることによ
り、この使用済みの粘着面に連なる新しい粘着面をヘッ
ドの下面に位置させることができ、いわば、簡単な操作
で粘着面の一部又は全部を更新して、十分な粘着力を回
復させることができ、布片採取作業の繰り返し回数を著
しく増大させることができる、という効果が得られる。
【0159】又、この場合に、前記粘着テープを連続し
て又は間欠的に巻取りリールに自動的に巻き取るテープ
送り機構を備えると、粘着面の一部又は全部の更新がテ
ープ送り機構によって自動的に行われるので、操作性な
いし使用勝手が良くなる効果を得ることができる。
【0160】更に、テープ送り機構を備える場合に、前
記ヘッドを昇降可能に支持するフレームを設け、前記テ
ープ送り機構が、前記ヘッドのフレームに対する昇降運
動を巻取りリールの回転運動に変換する運動変換機構を
備えると、粘着面の一部又は全部を更新するために特別
の駆動手段を設ける必要がなくなり、構成が簡単になる
と共に、省エネルギーないしは省資源となる効果を得ら
れる。
【0161】ここで、前記ヘッドをフレームに対して昇
降させる昇降駆動装置を備えると、ヘッドのフレームに
対する昇降を自動化することにより省人化ないし省力化
を図ることができ、今日の人手不足への対応が一層容易
になる効果が得られる。
【0162】ところで、本発明において、特に前記ヘッ
ドに直接に固定され、又は、フレームを介して所定の範
囲内で昇降可能に連結され、更に、作業者が手で握るハ
ンドルを備える場合には、作業者はこのハンドルを手で
握ってヘッドを上げ下げしたり、移動させたりすれはよ
いので、使い勝手がすこぶる良くなる効果を得ることが
できる。
【0163】又、本発明において、前記ヘッドを昇降可
能に、かつ、平面視において2点間を結ぶ所定の経路を
伝って往復移動可能に支持する支持装置を備える場合に
は、ヘッドの移動時に作業者がヘッドの重量を支える必
要がなくなり、作業が非常に楽になると共に、ヘッドの
移動の自動化を図ることが可能になる、という効果が得
られる。
【0164】この場合に、特に前記ヘッドを昇降させる
昇降駆動装置を備えると、ヘッドの昇降が自動化される
ので、作業者の作業の中からヘッドを昇降させる作業を
省略することができ、更に省力化を図れると共に、作業
が一層楽になる効果が得られる。
【0165】更に、前記支持装置を備える場合、あるい
は、これに加えて前記昇降駆動装置を備える場合に、特
に前記ヘッドを所定の経路を伝って往復移動させる往復
駆動装置を備える場合には、所定の経路を伝わるヘッド
の移動が自動化されるので、作業者の作業の中から例え
ばヘッドを布片の山から他の布片の山まで所定の経路を
伝って移動させるヘッド移動作業を省略することができ
るのであり、更に一層省力化を図れると共に、作業が更
に一層楽になる効果が得られる。
【0166】加えて、本発明において、粘着面に粘着し
た布片を剥離する剥離装置を設ける場合には、粘着面に
粘着した布片を剥離する作業が自動化されるので、作業
者の作業の中から粘着面から布片を剥離する作業を省略
することができ、省力化を図れるとともに、作業が更に
一層楽になるうえ、布片の採取、移動という一連の作業
を自動的に繰り返し行えるようになる、などの効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る布片採取器におけるヘッ
ド上昇時の正面図である。
【図2】図2は、本発明に係る布片採取器におけるヘッ
ド上昇時の側面図である。
【図3】図3は、本発明に係る布片採取器におけるヘッ
ド下降時の正面図である。
【図4】図4は、本発明に係る布片採取器におけるヘッ
ド下降時の側面図である。
【図5】図5は、本発明に係る布片採取器におけるワン
ウェークラッチの正面図である。
【図6】図6は、本発明に係る布片採取器におけるワン
ウェークラッチの縦断側面である。
【図7】図7は、本発明に係る他の布片採取器における
ヘッド下降時の正面図である。
【図8】図8は、本発明に係る他の布片採取器における
ヘッド下降時の側面図である。
【図9】図9は、本発明に係る他の布片採取器における
ヘッド下降時の正面図である。
【図10】図10は、本発明に係る他の布片採取器にお
けるヘッド下降時の正面図である。
【図11】図11は、本発明に係る他の布片採取器にお
けるヘッド下降時の正面図である。
【図12】図12は、本発明に係る他の布片採取器にお
けるヘッド下降時の側面図である。
【図13】図13は、本発明に係る他の布片採取器にお
けるヘッド下降時の正面図である。
【図14】図14は、本発明に係る布片採取器の要部の
蛙仰図である。
【図15】図15は、本発明に係る布片採取器における
テープ送り機構の要部の原理説明図である。
【図16】図16は、本発明に係る布片採取器における
テープ送り機構の要部の原理説明図である。
【図17】図17は、本発明に係る布片採取器における
ヘッド上昇時の正面図である。
【図18】図18は、本発明に係る布片採取器における
ヘッド上昇時の正面図である。
【図19】図19は、本発明に係る布片採取器における
ヘッド下降時の縦断正面図である。
【図20】図20は、本発明に係る布片採取器における
ヘッド上昇時の縦断正面図である。
【図21】図21は、本発明に係る布片採取器における
ヘッド下降時の縦断側面図である。
【図22】図22は、本発明に係る布片採取器における
ヘッド上昇時の縦断側面図である。
【符号の説明】
A 布片 B 昇降駆動手段 F テープ送り機構 1 布片採取器 2 粘着面 3 ヘッド 4 ヘッド本体 5 繰出しリール 6 粘着テープロール 7 粘着テープ 8 テープガイド 9 巻取りリール 10 フレーム 15 運動変換機構 32 剥離装置 33 剥離具 34 剥離具駆動手段 50 ハンドル 56 剥離装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 隆彦 大阪府堺市菩提町4丁17番5号 (72)発明者 田中 久子 大阪府堺市菩提町4丁17番5号

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面に1面又は複数面の粘着面を有する
    ヘッドを備える布片採取器。
  2. 【請求項2】 ヘッドが、1巻又は複数巻の粘着テープ
    ロールを着脱自在に支持するヘッド本体と、このヘッド
    本体に回転可能に支持され、前記1巻又はこれら複数巻
    の粘着テーブロールから繰り出された粘着テープを個別
    に巻き取る1個又は複数個の巻取りリールと、前記粘着
    テープロールから繰り出された粘着テープを個別にヘッ
    ドの下面を経て巻取りリールに案内するテープガイドと
    を備える請求項1に記載の布片採取器。
  3. 【請求項3】 粘着テープを連続して又は間欠的に巻取
    りリールに自動的に巻き取るテープ送り機構を備える請
    求項2に記載の布片採取器。
  4. 【請求項4】 ヘッドを昇降可能に支持するフレームを
    設け、テープ送り機構が、前記ヘッドのフレームに対す
    る昇降を巻取りリールの回転に変換する運動変換機構を
    備える請求項3に記載の布片採取器。
  5. 【請求項5】 ヘッドをフレームに対して昇降させる昇
    降駆動装置を備える請求項4に記載の布片採取器。
  6. 【請求項6】 ヘッドに直接に固定され、又は、フレー
    ムを介して所定の範囲内で昇降可能に連結され、更に、
    作業者が手で握るハンドルを備える請求項1ないし5の
    いずれか1項に記載の布片採取器。
  7. 【請求項7】 ヘッドを昇降可能に、かつ、平面視にお
    いて2点間を結ぶ所定の経路を伝って往復移動可能に支
    持する支持装置を備える請求項1ないし6のいずれか1
    項に記載の布片採取器。
  8. 【請求項8】 ヘッドを昇降させる昇降駆動装置を備え
    る請求項8に記載の布片採取器。
  9. 【請求項9】 ヘッドを所定の経路を伝って往復移動さ
    せる往復駆動装置を備える請求項7又は8に記載の布片
    採取器。
  10. 【請求項10】 粘着面に粘着した布片を剥離する剥離
    装置を設ける請求項1ないし9のいずれか1項に記載の
    布片採取器。
  11. 【請求項11】 剥離装置は、下端がヘッドの下面の高
    さを含む所定の範囲にわたって昇降できるように設けら
    れた剥離具と、この剥離具を昇降させる剥離具駆動手段
    とを備える剥離装置を設ける請求項10に記載の布片採
    取器。
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