JPH11292231A - コンベア装置 - Google Patents

コンベア装置

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JPH11292231A
JPH11292231A JP9438098A JP9438098A JPH11292231A JP H11292231 A JPH11292231 A JP H11292231A JP 9438098 A JP9438098 A JP 9438098A JP 9438098 A JP9438098 A JP 9438098A JP H11292231 A JPH11292231 A JP H11292231A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 省電力並びに省配線化を図ると共に、コンベ
ア装置の設置場所の自由度を大とし、実施製作面でより
有利なものとする点にある。 【解決手段】 夫々独立に荷搬送駆動状態と荷搬送停止
状態とに切換え可能な複数の搬送駆動部TDが荷の搬送
方向に並べて配置されたコンベア装置において、搬送駆
動部TDに、単一の動力源からの駆動力の伝達を入り切
りするクラッチ機構が備えられ、搬送駆動部TDに位置
する荷との接当により移動する第1検出部材29と、搬
送下流側に位置する搬送駆動部TDに位置する荷との接
当により移動する第2検出部材30とが備えられ、第2
検出部材30が荷との接当により移動するに伴って、第
1検出部材29と切換操作部材34との連係動作を許容
する機械式連係機構MRが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、夫々独立に荷搬送
駆動状態と荷搬送停止状態とに切換え可能な複数の搬送
駆動部が、荷の搬送方向に並べて配置され、前記搬送駆
動部に搬送される荷の存否を検出する荷検出手段と、そ
の荷検出手段の検出状態によって、前記搬送駆動部を前
記荷搬送駆動状態と荷搬送停止状態とに切換える搬送状
態切換操作手段とが設けられたコンベア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかるコンベア装置は、荷の搬送方向に
並べて配置される複数の搬送駆動部の夫々を荷搬送駆動
状態と荷搬送停止状態とに切り換えて、順次荷を搬送す
るものであり、必要に応じて一時的な荷の蓄積にも利用
される。このような形式のコンベア装置では、搬送下流
側の搬送駆動部において荷が停止しているときは、それ
の上流側の搬送駆動部においても搬送されてきた荷を停
止させる必要があり、このため、従来は、特開平6−3
2425号に記載のように、搬送駆動部の夫々に、搬送
駆動部における搬送下流端に荷の存否を検出する光電子
スイッチ(荷検出手段)を備え、搬送下流側の搬送駆動
部に備えられた光電子スイッチが荷の存在を検出し、且
つ、それの上流側の搬送駆動部の光電子スイッチが搬送
されてきた荷を検出したときに、その上流側の搬送駆動
部を荷搬送停止状態とする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、上記従来構成
では、電気的なスイッチにて荷検出手段を構成している
関係上、荷の存否の検出のために電力を要し、又、荷検
出手段への電気配線が必要となると共に、荷検出手段の
安定動作のためにコンベア装置の設置場所に制限を受け
る不都合があった。本発明は、上記実情に鑑みてなされ
たものであって、省電力並びに省配線化を図ると共に、
コンベア装置の設置場所の自由度を大とし、実施製作面
でより有利なものとする点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記請求項1記載の構成
を備えることにより、各搬送駆動部に、動力源からの駆
動力を伝達を入り切りするクラッチ機構が備えられてお
り、このクラッチ機構の入り切りによって搬送駆動部が
荷搬送駆動状態と荷搬送停止状態とに切換えられる。ク
ラッチ機構を入り切り操作するために切換操作部材が備
えられており、この切換操作部材は、クラッチ機構を入
り切りしようとする搬送駆動部に位置する荷との接当に
より移動する第1検出部材と機械的に連係動作するもの
としてあり、第1検出部材が荷と接当するに伴って切換
操作部材が動く。この動きを利用して、クラッチ機構を
切り操作することができる。一方、その搬送駆動部の下
流側に位置する搬送駆動部に荷が存在しなければ、荷A
を停止させる必要がないので、上述の切換操作部材と第
1検出部材とが連係動作できる状態とできない状態とに
切換えられるものとし、第2検出部が、下流側の搬送駆
動部に位置する荷と接当して移動している状態におい
て、上記第1検出部材と切換操作部材との連係動作を許
容するのである。従って、荷が第1検出部材や第2検出
部材と接当して、それらを移動させるのを利用して、機
械式連係機構にてクラッチ機構の入り切り操作を行うの
で、荷の存否の検出をも含めて機械的に荷搬送駆動状態
と荷搬送停止状態に切換えるものとなり、省電力並びに
省配線化を図れると共に、コンベア装置の設置場所にも
それほど制限受けず、実施製作面でより有利なものとで
きるに至った。
【0005】又、上記請求項2記載の構成を備えること
により、第1検出部材と切換操作部材との連係動作は、
第1検出部材の移動により回動する第1回動体に備えら
れた爪部と、切換操作部材に備えられた係合用部材との
係合作用により行われる。これらの部材の係合のため
に、第1回動体と切換操作部材とは同軸芯回りに回動自
在に基体に取り付けられており、第2検出部材が荷と接
当して移動すると、その移動に伴って切換操作部材が突
出移動して、第1回動体の爪部との係合作用する状態と
なり、第1検出部材と切換操作部材との連係動作を許容
してクラッチ機構を切り操作する。一方、第2検出部材
が荷と接当していない状態では、切換操作部材の係合用
部材を引退させて、第1回動体の爪部との係合作用しな
い状態となり、第1検出部材とが荷との接当により移動
しても、切換操作部材に影響を与えない。機械式連係機
構にこのような動作をさせるについて、第1回動体と切
換操作部材とは同軸芯回りに回動自在に基体に取り付け
られていることから、第1検出部材と切換操作部材との
連係動作の可否の切換えを容易に行うことができ、もっ
て、機械式連係機構の構成の簡素化を図れる。
【0006】又、上記請求項3記載の構成を備えること
により、第2検出部により、切換操作部材に備えられた
係合用部材を引退操作させるために、第2検出部の移動
により回動する第2回動体が、切換操作部材及び第1回
動体に対してそれらと同軸芯周りに回動自在に取り付け
られ、その第2回動体に切換操作部材の係合用部材を操
作させる。従って、第1検出部材と切換操作部材との連
係動作の可否の切換えに関与する部材を集中して配置す
るものとなって、機械式連係機構の構成の一層の簡素化
を図れる。
【0007】又、上記請求項4記載の構成を備えること
により、動力源から複数の搬送駆動部の夫々に駆動力を
供給するについて、搬送駆動部夫々に備えられている入
力部の複数に、動力源との間で巻き掛け駆動体が一連に
巻き掛けられて供給される。従って、動力源から各搬送
駆動部に各別に駆動力を供給する構成に較べて、構成の
簡素化を図れる。尚、各搬送駆動部では、クラッチ機構
が、入力部に入力される駆動力の伝達を入り切りする。
【0008】又、上記請求項5記載の構成を備えること
により、コンベア装置を構成する複数の搬送駆動部のう
ちの搬送下流端に位置する搬送駆動部(下流端搬送駆動
部)には、それよりも上流側の搬送駆動部とは異なる構
成の荷検出手段が備えられる。つまり、荷検出手段とし
て、下流端搬送駆動部における搬送下流端に荷が存在す
るか否かを検出する下流端荷検出部が備えられる。下流
端搬送駆動部から更に下流側に荷を搬送できるか否か
は、下流端搬送駆動部よりも下流側で荷を受け入れる準
備ができているか否かによって決まり、これは搬送状態
切換操作手段に備えられる制御信号入力部に、下流端搬
送駆動部からの荷の送り出しを禁止する送出禁止信号が
入力されるか、あるいは、と荷の送り出しを許容する送
出許容信号が入力されるかによって区別できる。
【0009】従って、搬送状態切換操作手段は、制御信
号入力部から入力される信号と下流端荷検出部の検出状
態との組み合わせが、送出禁止信号が入力されている状
態で、下流端荷検出部が荷の存在を検出したときの送り
出し禁止用組み合わせであるときに、下流端搬送駆動部
を荷搬送駆動状態から荷搬送停止状態に切換え、その送
り出し禁止用組み合わせ以外の組み合わせであるときに
荷搬送駆動状態とする。このようにして下流端搬送駆動
部での搬送状態を切換えることによって、この下流端搬
送駆動部及び搬送上流側の搬送駆動部において的確に荷
の蓄積をさせることができる。尚、下流端搬送駆動部か
ら荷が送り出されると、その上流側の搬送駆動部の第2
検出部がそれを検出して、荷の搬送駆動が開始される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明のコンベア装置を物
品保管設備に備えた場合に実施の形態を図面に基づいて
説明する。図22に平面視により概略配置を示す荷保管
設備LSは、製造工程や他の保管装置等から受け取った
出荷待ちの荷Aを保管し、適宜図示しない出荷ステーシ
ョンへ荷Aを送り出すものであり、荷Aを収納する収納
棚1と、収納棚1に対して荷Aの入出庫を行うためのス
タッカクレーン2と、収納棚1に入庫する荷Aを搬送す
る収納棚用入庫コンベア4と、収納棚1から出庫した荷
Aを搬送する収納棚用出庫コンベア5と、案内レール6
aに沿って走行して入出庫する荷Aを搬送する荷搬送車
6と、案内レール7aに案内された状態で収納棚1に収
納されていた荷Aを図示しない出荷ステーションに搬送
する出荷用荷搬送車7と、荷搬送車6と出荷用荷搬送車
7との間で荷Aの受け渡しするためのコンベア装置CE
と、製造工程や他の保管装置等から収納棚1に対して荷
Aを入庫するための入庫コンベア8と、収納棚1の荷A
を製造工程や他の保管装置等へ返送するための出庫コン
ベア9とが設けられている。
【0011】収納棚1は、図22に示すように、荷Aの
出し入れ側が向かい合う状態でスタッカクレーン2の通
路を隔てて配置されるものが2組備えられ、それに対応
して、スタッカクレーン2は2台備えられ、更に、収納
棚用入庫コンベア4及び収納棚用出庫コンベア5も2組
備えられている。又、コンベア装置CEは、同一構成の
ものが2台並べて配置されている。このコンベア装置C
Eは、入庫コンベア8等の他のコンベアが単純に荷Aの
搬送移動を行うものであるのに対して、荷Aの搬送移動
のみならず、一時的に荷Aの蓄積をも行えるものであ
る。具体的には、図17に示すように、夫々最大4個の
荷Aを蓄積できる。同図に示す状態から、搬送方向下流
端の荷Aが出荷用荷搬送車7に移載されると、後続の荷
Aは、ほぼ連続的に搬送されて、先頭の荷Aが搬送方向
下流端まで搬送された時点で搬送が停止される。
【0012】コンベア装置CEの具体構成は、平面図で
ある図15(イ)、側面図である図15(ロ)及び搬送
方向視に断面である図16に示すように、いわゆるロー
ラコンベアとして構成され、図15(イ)中に矢印で示
す荷Aの搬送方向視で右側に駆動ローラ10が、左側に
遊転ローラ11が搬送方向に並べてローラフレーム12
に取り付けられ、このローラフレーム12は、搬送方向
に設定間隔で備えられる縦フレーム13及び横フレーム
14にて支持されている。コンベア装置CEは、上述の
ような搬送動作を行うために、図15において概略的に
示すように、4つの搬送駆動部TDが荷Aの搬送方向に
並べて配置され、後述のようにして、4つの搬送駆動部
TDは夫々独立に荷搬送駆動状態と荷搬送停止状態とに
切換えられる。4つの搬送駆動部TDのうち上流側の3
つの搬送駆動部TDは、搬送上流端の搬送駆動部TDの
搬送方向の長さが若干長くなっている点を除き、同一構
成としてあり、又、搬送方向下流端の搬送駆動部TD
(以下、便宜上、「下流端搬送駆動部LT」という)
は、荷Aを搬送駆動するための構成自体は他の搬送駆動
部TDと共通であるが、それに対応して備えられる荷検
出手段NS及び荷搬送駆動状態と荷搬送停止状態に切換
える搬送状態切換操作手段TSの構成が異なるものとし
てある。
【0013】一つの搬送駆動部TDにおける駆動ローラ
10の構成は、単一の動力源であるモータM1からの駆
動力の伝導を入り切りするクラッチ機構CMを内蔵する
親側駆動ローラ10aと、その親側駆動ローラ10aと
連動して回転する子側駆動ローラ10bとから構成さ
れ、本実施形態では、1つの親側駆動ローラ10aとそ
れの搬送方向上流側に位置する4個(上流端の搬送駆動
部TDでは9個)の子側駆動ローラ10bが連動して、
一つの搬送駆動部TDを構成する。
【0014】各親側駆動ローラ10aには、図11等に
示すようにモータM1の駆動力を受け入れるための入力
部として機能する入力側スプロケット15が備えられ、
図15(ロ),(ハ)に示すように、各入力側スプロケ
ット15とモータM1の駆動スプロケット16とに巻き
掛け駆動体である駆動側チェーン17が一連に掛け回さ
れて、モータM1の駆動力が伝達される。モータM1
は、コンベア装置CEが稼働している状態では、原則と
して常時入力側スプロケット15を回動操作している。
親側駆動ローラ10aに内蔵されるクラッチ機構CM
は、図11に示すように、入力側スプロケット15に形
成されているピン孔15aに嵌入するピン18aを備え
た駆動側クラッチ部材18と、その駆動側クラッチ部材
18に軸受け19を介して取り付けられる移動操作部材
20と、移動動作部材20に取り付けられているカムフ
ォロア20aが接当するカム面21aが形成された固定
カム21と、固定カム21から入力側スプロケット15
まで貫通するように配置されてこれら回動自在に支持す
る操作軸22と、入力側スプロケット15に軸受け23
を介して取り付けられる従動側クラッチ部材24とが備
えられて構成されている。又、操作軸22における入力
側スプロケット15の存在側と反対側の端部には、操作
軸22を回動操作するためのクラッチ操作アーム39が
固定されている。
【0015】クラッチ機構CMは、クラッチ操作アーム
39が揺動操作されるに伴って、駆動側クラッチ部材1
8が軸方向に移動し、これによって、駆動側クラッチ部
材18のツメ状の突起18bと従動側クラッチ部材24
のツメ状の突起24aとが噛み合う状態と互いに離間す
るう状態とに切り換わる、いわゆる、ツメクラッチを構
成するものである。そしてクラッチ機構CMをこのよう
に動作させるために、移動操作部材20に、操作軸22
に取り付けられた平行キー22aに係合するキー溝が形
成され、移動操作部材20は、操作軸22に回動操作と
連動して回動するが、操作軸22に対して軸方向に移動
自在である。又、移動操作部材20と駆動側クラッチ部
材18とは、軸受け19と介して取り付けられているの
で、互いに相対回動自在であるが軸方向に一体に移動す
る。更に、駆動側クラッチ部材18はピン18aが入力
側スプロケット15のピン孔15aに嵌入しているの
で、入力側スプロケット15と駆動側クラッチ部材18
とは一体回動するが、駆動側クラッチ部材18は入力側
スプロケット15に対して軸方向に移動自在である。
【0016】従って、図12(イ)に示す、駆動側クラ
ッチ部材18と従動側クラッチ部材24とが軸方向に離
間して、クラッチが切られた状態から、クラッチ操作ア
ーム39が揺動操作されると、図12(イ)に矢印で示
すように移動操作部材20のカムフォロア20aが固定
カム21のカム面21aの斜面を上り上段側に移動し
て、図12(ロ)に示す、駆動側クラッチ部材18と従
動側クラッチ部材24とが噛み合って、クラッチが入っ
た状態となり、これによって前記荷搬送駆動状態とな
る。この状態からクラッチ操作アーム39を反対方向に
揺動操作するとクラッチを切った状態に戻り、前記荷搬
送停止状態となる。
【0017】従動側クラッチ部材24の外周は、図11
に示すように、親側駆動ローラ10aの外筒25に固定
されており、外筒25は入力側スプロケット15の存在
側と反対側の出力側スプロケット26に固定連結されて
いる。この出力側スプロケット26は、固定カム21を
ローラフレーム12側に固定するための筒状延出部21
bに対して回動自在に外嵌している。この出力側スプロ
ケット26と、各子側駆動ローラ10bに備えられた従
動スプロケット27とに従動側チェーン28が掛け回さ
れ、上述のようにクラッチ機構CMを入り操作すると、
モータM1の駆動力により親側駆動ローラ10a及びそ
の親側駆動ローラ10aと連動する子側駆動ローラ10
bが回動して、それらの駆動ローラ10上の荷Aが搬送
移動される。
【0018】次に、クラッチ機構CMを入り切り操作す
る搬送状態切換操作手段TS、すなわち、クラッチ機構
CMのクラッチ操作アーム39を揺動操作する手段を、
先ず、上流側の3つの搬送駆動部TDについて説明す
る。これらの搬送駆動部TDの夫々には、荷検出手段N
Sとして、搬送駆動部TDに位置する荷Aとの接当によ
り下方側の荷Aの移動経路外へ移動する第1検出部材2
9と、その第1検出部材29が検出作用する搬送駆動部
TDの搬送下流側に位置する搬送駆動部TDに位置する
荷Aとの接当により下方側の荷Aの移動経路外に移動す
る第2検出部材30とが備えられている。尚、図1に示
すように、第1検出部材29及び第2検出部材30は、
何れもローラ状に形成されたいる。搬送状態切換操作手
段TSは、クラッチ機構CMを切換操作部材34(詳し
くは後述)と、第1検出部材29及び第2検出部材30
とを機械的に連係する機械式連係機構MRとを備えて構
成されている。これら機械式連係機構MR等は、ローラ
フレーム12に固定取り付けされた基体45に取り付け
られている。
【0019】第1検出部材29は揺動アーム31の上端
部において駆動ローラ10等の回動軸芯と平行な軸芯周
りに回動自在に支持され、その揺動アーム31は長手方
向中間箇所を駆動ローラ10等の回動軸芯と平行な軸芯
周りに回動自在に基体45に軸支される。搬送方向にお
ける第1検出部材29の配置位置は、図1に示すよう
に、搬送駆動部TDにおける搬送下流端に荷Aが存在す
るか否かを検出できるように、親側駆動ローラ10aよ
りも若干上流側に設定されている。第2検出部材30
は、図3等にも示すように、機械式連係機構MRの一部
を構成する第2回動体32の側部から延出する支持アー
ム32aの先端に駆動ローラ10等の回動軸芯と平行な
軸芯周りに回動自在に支持されている。搬送方向におけ
る第2検出部材30の配置位置は、図1に示すように、
第1検出部材29が検出作用する搬送駆動部TDの搬送
下流側に位置する搬送駆動部TDにおける搬送上流端に
荷Aが存在するか否かを検出できるように、親側駆動ロ
ーラ10aよりも若干下流側に設定されている。
【0020】機械式連係機構MRは、上述の第2回動体
32と、図4に示す第1回動体33と、図5に示す切換
操作部材34と、第1回動体33と揺動アーム31の下
端とを連結する連結ロッド35と、第2回動体32の側
部に取り付けられたレバー操作用ローラ32b(図3
(ロ)参照)に操作される揺動レバー36とを主要部と
して構成されている。第2回動体32と第1回動体33
とは夫々の中心部分が底の浅い有底筒状に形成され、第
2回動体32,第1回動体33及び切換操作部材34は
図2及び図7に示すように重なり合う状態で組合わさ
れ、基体45に固定された支持軸37に対して夫々が独
立に且つ同軸芯周りに回動自在に支持されている。これ
らの回動軸芯方向は、上述の揺動アーム31等と同様
に、駆動ローラ10等の回動軸芯と平行としてある。
【0021】第1回動部材33は、図1に示すように、
それの側部から略水平方向に延出する付勢用延出部32
cの先端が、スプリング41によって下方側に引き下げ
るように付勢され、図1において時計回り方向に付勢さ
れると共に、付勢用延出部32cに接当するストッパピ
ン42によって過度の回動が阻止されている。付勢用延
出部32cがストッパピン42に接当している状態で、
第2検出部材30の上端が、駆動ローラ10の上端に形
成される荷Aの搬送面よりも若干上方側に突出するよう
にストッパピン42の位置を設定してある。
【0022】切換操作部材34には、図5及び図6に示
すように、径方向に出退自在で且つ内蔵されるスプリン
グ38aにより突出側に復帰付勢された略直方体状の係
合用部材38が、切換操作部材34の中央部を貫通する
状態で備えられると共に、上述のクラッチ操作アーム3
9の下端に取り付けられているローラ39aと係合する
長溝40aを有するアーム操作部40が備えられてい
る。係合用部材38には、支持軸37が貫通するための
貫通孔が形成されており、この貫通孔を、係合用部材3
8の出退方向が若干長くなる長孔状に形成して、係合用
部材38の出退動作を許容すると共に、過度に突出する
のを阻止している。又、切換操作部材34は、アーム操
作部40がスプリング43にて斜め下方側に引き下げら
れて、時計回り方向に付勢されると共に、アーム操作部
40に接当するストッパ44にて過度の回動を阻止して
いる。
【0023】上記の揺動レバー36は、切換操作部材3
4に備えられた係合用部材38を出退操作するためのも
のであり、それの長手方向の略中央位置を基体45に回
動自在に軸支され、図1に示すようにその軸支位置より
も下方側の被操作部36bで第2回動体32のレバー操
作用ローラ32bと係合作用する。第2検出部材30の
上端が荷Aの搬送面よりも上方側に突出している状態で
は、レバー操作用ローラ32bが揺動レバー36に係合
して、揺動レバー36を時計回り方向に揺動させ、これ
によって揺動レバー36の押圧操作部36a(図7参
照)が切換操作部材34の係合用部材38を引退させ
る。
【0024】第1回動体33は、上述のように、それの
側部から延出する延出部33aと第1検出部材29を支
持する揺動アーム31の下端位置とが連結ロッド35に
て連結されており、上端の高さが第2検出部材30の上
端の高さと略同一としてある第1検出部材29に荷Aが
接当して揺動すると、それと連動して第1回動体33が
図1において反時計回り方向に回動する。尚、揺動アー
ム31は、スプリング46にて時計回り方向に付勢さ
れ、これによって第1回動体33も時計回り方向に付勢
されている。又、揺動アームの最下端に接当するストッ
パ47によって過度の回動が阻止されている。図4及び
図7に示すように、第1回動体33の周壁部分は部分的
に切り欠かれ、その切り欠き部分に、切換操作部材34
の係合用部材38と係合する爪部33bが形成されてい
る。
【0025】上述の構成の機械式連係機構MR等の連係
動作を以下に説明する。第1検出部材29及び第2検出
部材30の何れもが荷Aに接当していない状態(図1に
示す状態)では、図8(イ)に示すように、揺動レバー
36が係合用部材38を引退操作しており、又、第1回
動体33の爪部33bは係合用部材38からわずかに離
間している。この状態では、スプリング43の付勢力に
より、クラッチ操作アーム39を図8(イ)に示す姿勢
に保持し、クラッチ操作アーム39がこの姿勢のとき
は、クラッチ機構CMは入り状態となっている。
【0026】次に、荷Aが搬送されてきて、荷Aの前端
が第1検出部材29に接当して、それを下方側の荷Aの
移動経路外へ引退作動させると、これに連動して第1回
動体33が図1における反時計回り方向に回動する。従
って、第1回動体33の爪部33bは、図8(ロ)に示
すように、引退している係合用部材38の上を通過し、
クラッチ操作アーム39の姿勢は変化せず、クラッチ機
構CMは入り状態を維持する。尚、揺動レバー36が係
合用部材38を引退操作しているときに、爪部33bが
係合用部材38上を通過できるように、揺動レバー36
及び爪部33bの回動軸芯方向での存在位置を位置ずれ
させてある。
【0027】荷Aが更に搬送移動されて、荷Aが第1検
出部材29及び第2検出部材30の両方に接当する状態
となり、第2検出部材30をも下方側の荷Aの移動経路
外へ引退移動させると、第2回動体32が図1における
反時計回り方向に回動して、レバー操作用ローラ32b
が揺動レバー36から離間して、揺動レバー36が反時
計回り方向に揺動するのを許容する状態となるが、第1
回動体33の爪部33bが係合用部材38を押し下げて
いるので、図9(ハ)に示すように、クラッチ機構CM
は入り状態を維持し、揺動レバー36はフリーの状態と
なっている。荷Aが更に搬送移動されて、荷Aの後端が
第1検出部材29上を通過すると、図10(ニ)に示す
ように、第1回動体33がスプリング46の付勢力によ
り時計周り方向に回動して、係合用部材38が突出す
る。この後、荷Aの後端が第2検出部材30上を順次通
過すると、揺動レバー36が係合部材38を引退操作し
て、図8(イ)に示す状態に復帰する。従って、荷Aが
第1検出部材29及び第2検出部材30上を通過するの
みでは、クラッチ機構CMは入り状態を維持する。
【0028】一方、下流側の搬送駆動部TDにおいて荷
Aが停止すると、図10(ニ)に示す状態を維持する。
この状態にあるときに、後続の荷Aが搬送されてきて、
その荷Aの前端が第1検出部材29に接当すると、第1
検出部材29が下方側に引退操作され、それに伴って、
第1回動体33が図1における反時計回り方向に回動す
る。第1回動体33が反時計回り方向に回動すると、図
10(ホ)に示すように、爪部33bが突出作動してい
る係合用部材38に係合して切換操作部材34を図1に
おける反時計回り方向に回動操作する。
【0029】この切換操作部材34の回動によって、図
10(ホ)に示すように、クラッチ操作アーム39を揺
動操作し、クラッチ機構CMを切り状態に切換える。こ
れによって、この搬送駆動部TDは荷搬送停止状態とな
って荷Aの搬送を停止する。この状態から、搬送方向下
流側の搬送駆動部TDにおいて停止していた荷Aが更に
下流側に搬送されると、第2検出部材29が突出側に復
帰し、レバー操作用ローラ32bが揺動レバー36に係
合作用して、揺動レバー36が係合用部材38を引退操
作する。これに伴って、第1回動体33と係合用部材3
8の係合が解除され、切換操作部材34が、スプリング
43の付勢力により、図8(ロ)に示す状態に、クラッ
チ操作アーム39を揺動操作する。この結果、クラッチ
機構CMが入り状態となって、この搬送駆動部TDにお
ける荷Aの搬送が再開される。
【0030】以上説明したように、機械式連係機構MR
は、第2検出部材30が荷Aとの接当により移動するに
伴って、第1検出部材29と切換操作部材34とが連係
動作してクラッチ機構CMを切り状態とするのを許容す
るように構成されており、第2検出部材30は、クラッ
チ機構CMの切換操作を行う搬送駆動部TDよりも搬送
方向下流側の搬送駆動部TDに荷Aが停止しているか否
かの検出を主な目的としていると見ることができる。こ
のことは、換言すると、上述のように第2検出部材30
に荷Aが接当している状態で、第1検出部材29に後続
の荷Aが接当してクラッチ機構CMを切り状態としたと
きには、その搬送を停止した荷Aの後端が搬送方向上流
側の搬送駆動部TDに対応して備えられている荷検出手
段NSの第2検出部材30に接当している必要がある。
従って、荷Aの搬送方向での長さが略一定である必要が
あると共に、最も上流側の搬送駆動部TDを除く各搬送
駆動部TDの搬送方向での長さ及び各搬送駆動部TDに
対応して備えられる荷検出手段NSの設置間隔は、荷A
の搬送方向での長さよりも若干長くなるように設定して
ある。尚、荷Aの形態は、本実施形態のように単一物で
ある場合が一般的であるが、上述の長さの条件さえ満た
せば、一群の荷が極めて近接して一体に搬送される場合
にも適用することが可能である。
【0031】次に、下流端搬送駆動部LTにおけるクラ
ッチ機構CMを入り切り操作する搬送状態切換操作手段
TS及び荷検出手段NSについて説明する。図15に示
すように、下流端搬送駆動部LTでは、更に下流端の搬
送駆動部TDというものが存在しないので、他の搬送駆
動部TDにおける第2検出部材30が存在せず、これに
伴って、第2回動体32及び揺動レバー36等が備えら
れていないが、これら以外については、他の搬送駆動部
TDにおける荷検出手段NS及び搬送状態切換操作手段
TSと基本的に共通し、同一の機能を果たす部材につい
ては、既述の部材と同一の符号を付して説明する。
【0032】下流端搬送駆動部LTの搬送状態切換操作
手段TSは、揺動レバー36で係合用部材38を引退操
作する代わりに、図13及び図14に示すように、ソレ
ノイド48及びソレノイド48にて揺動操作される操作
爪49が備えられて、それらによって係合用部材38を
引退操作する。つまり、ソレノイド48の制御信号入力
部48aに荷Aの送り出しを禁止する禁止信号が入力さ
れている状態では、ソレノイド48は、その禁止信号に
応じて操作爪49を係合用部材38から離間する側に揺
動操作し、これによって、係合用部材38は突出作動す
る。この状態では、クラッチ機構CMは入り状態となっ
て、荷Aを搬送する荷搬送駆動状態となっているが、荷
Aが搬送されてきて下流端荷検出部LNとしての第1検
出部材29に接当すると、上述の図10(ホ)と同様の
動作をしてクラッチ機構CMを切り状態として荷Aの搬
送を停止する。
【0033】一方、ソレノイド48の制御信号入力部4
8aに荷Aの送り出しを許容する許容信号が入力される
と、ソレノイド48は、その許容信号に応じて操作爪4
9を係合用部材38を押圧して引退操作し、これによっ
て、切換操作部材34は、スプリング43の付勢力によ
り、図1における時計回り方向に回動して、図8(ロ)
に示す状態と同様の状態となってクラッチ機構CMを入
り状態として荷Aの搬送を開始する。尚、この下流端搬
送駆動部LTも、上述の他の搬送駆動部TDの場合と同
様に、搬送方向での長さ及び荷検出手段NSの設置間隔
は、荷Aの搬送方向での長さよりも若干長くなるように
設定してある。
【0034】これにより、下流端搬送駆動部LTの搬送
状態切換操作手段TSは、制御信号入力部48aの入力
状態の組み合わせが、前記禁止信号が入力されている状
態で、下流端荷検出部LNが荷Aの存在を検出したとき
の送り出し禁止用組み合わせであるときに、下流端搬送
駆動部LTを荷搬送駆動状態から荷搬送停止状態に切換
え、且つ、前記送り出し禁止用組み合わせ以外の組み合
わせであるときに荷搬送駆動状態とする。
【0035】次に、コンベア装置CEの制御構成につい
て概略的に説明する。コンベア装置CEには、コンベア
装置CEの全体的な管理を行う制御装置50が備えら
れ、上述のソレノイド48への禁止信号及び許容信号
は、この制御装置50から送信される。制御装置50に
は、この他に、図18に示すように、下流端搬送駆動部
LTの上に荷Aが存在しているか否かを荷Aとの接当に
より検出する下流側在荷検出センサ51と、上流端の搬
送駆動部TDの上に荷Aが存在しているか否かを荷Aと
の接当により検出する上流側在荷検出センサ52と、下
流端搬送駆動部LTの下流側に出荷用荷搬送車7が位置
しているときにその出荷用荷搬送車7と通信するための
下流側無線通信装置53と、上流端の搬送駆動部TDに
上流側に荷搬送車6が位置しているときにその荷搬送車
6と通信するための上流側無線通信装置54とが接続さ
れ、更に、荷保管設備LSを管理する管理用コンピュー
タと通信可能に接続されている。
【0036】次に、コンベア装置CEが、荷搬送車6か
ら受け取った荷Aを蓄積し、更に、出荷用荷搬送車7に
引き渡す過程を、図19乃至図21に基づいて、概略的
に説明する。先ず、コンベア装置CE上に荷Aが全く存
在しない状態においては、上流側在荷検出センサ52が
荷Aが存在しないことを検出しているので、制御装置5
0は、上記管理用コンピュータに対して荷Aを受入れ可
能であることを送信している。上記管理用コンピュータ
がその信号に基づいて、スタッカクレーン2や荷搬送車
6等に出荷用の荷Aの出庫を支持すると、スタッカクレ
ーン2が収納棚1から出荷する荷Aを取出し、荷搬送車
6がその荷Aをコンベア装置CEまで搬送する。
【0037】コンベア装置CEにおいて、最も上流側の
搬送駆動部TDの上流側に荷搬送車6が位置して、その
荷搬送車6が搭載している荷Aをコンベア装置CE側に
移動させると、各搬送駆動部TDのクラッチ機構CMは
入り状態となっているので、図19(イ)に示すよう
に、荷Aが各搬送駆動部TD上を搬送されて行く。この
状態においては、制御装置50は、ソレノイド48の制
御信号入力部48aに前記禁止信号を入力しており、搬
送される荷Aの前端が下流端搬送駆動部LTの下流端荷
検出部LN(第1検出部材29)に接当すると、下流端
搬送駆動部LTのクラッチ機構CMが切り状態となって
荷Aの搬送を停止する(図19(ロ)参照)。これに伴
って、下流側在荷検出センサ51が荷Aの存在を検出す
るので、制御装置50は、管理用コンピュータに対し
て、荷Aの送り出しが可能であることを送信する。
【0038】この後、荷搬送車6が更に荷Aを搬送して
くると、図20(ハ)に示すように、順次荷Aが蓄積さ
れて行く。ここで、図20(ニ)に示すように、下流端
搬送駆動部LTに下流側に出荷用荷搬送車7が位置し
て、出荷用荷搬送車7側で荷Aの受入れ準備が完了する
と、その旨を下流側無線通信装置53を経由して、制御
装置50に送信する。制御装置50は、この信号を受け
て、ソレノイド48の制御信号入力部48aに対して前
記許容信号を入力し、これによって、下流端搬送駆動部
LTから出荷用荷搬送車7に対して荷Aが移載される。
制御装置50は、荷Aの搬送開始の後、ソレノイド48
の制御信号入力部48aに前記禁止信号を入力する。
【0039】下流端搬送駆動部LT上で停止していた荷
Aが出荷用荷搬送車7側へ移動すると、その荷Aの後端
が上流側の搬送駆動部TDの第2検出部材30から離間
し、その上流側の搬送駆動部TDにおいても荷Aの搬送
が開始され、図20(ニ)に示すように、この動作は、
更に上流側へと伝播して行く。従って、一連の荷Aは、
夫々の荷Aが設定間隔を開けた状態でほぼ連続的に搬送
方向下流側へ移動する。そして、図21(ホ)に示すよ
うに、先頭の荷Aの前端が下流端荷検出部LN(第1検
出部材29)に接当すると荷Aの搬送を停止し、それに
伴って後続の荷Aも停止する。以上のように、制御装置
50は、下流端搬送駆動部LTのソレノイド48の制御
信号入力部48aに前記禁止信号及び前記許容信号を入
力して、出荷用荷搬送車7への荷Aの送り出しの制御
や、コンベア装置CEが荷Aを受入れ可能な状態にある
か否か又は送り出し可能な状態にあるか否かを管理用コ
ンピュータに送信すること等を行うが、上流側の搬送駆
動部TDでの荷Aの搬送制御には関与しない。
【0040】〔別実施形態〕以下、別実施形態を列記す
る。 上記実施の形態では、荷検出手段NSを構成する第
1検出部材29は、搬送駆動部TDにおける搬送下流端
に荷Aが存在するか否かを検出できる位置に配置し、
又、第2検出部材30は、その搬送駆動部TDの下流側
の搬送駆動部TDにおける搬送上流端に荷Aが存在する
か否かを検出できる位置に配置してあるが、第1検出部
材29及び第2検出部材30の設置位置は、これらの位
置に限定されず、例えば、搬送する荷A間の間隔を充分
に確保する必要がある場合等においては、第2検出部材
30を、下流側の搬送駆動部TDにおける搬送上流端よ
りも更に下流の位置における荷Aの存否を検出できるよ
うに配置しても良い。又、各搬送駆動部TDにおいて荷
Aを停止させるときに、それの搬送下流端から充分余裕
を持って停止させたいような場合は、第1検出部材29
を上記実施の形態におけるものより更に上流側で荷Aの
存否を検出するようにしても良い。
【0041】 上記実施の形態では、搬送駆動部TD
を荷搬送駆動状態と荷搬送停止状態とに切換えるため
に、機械式のクラッチ機構CMを備えているが、例え
ば、いわゆる電磁クラッチ等により荷搬送駆動状態と荷
搬送停止状態とに切換えるように構成しても良い。 上記実施の形態では、各搬送駆動部TDはいわゆる
ローラコンベアにて荷Aを搬送する構成としているが、
いわゆるベルトコンベア式に荷Aを搬送する構成として
も良い。
【0042】 上記実施の形態では、下流端搬送駆動
部LTに蓄積していた荷Aを出荷用荷搬送車7へ移載す
る構成としているが、下流端搬送駆動部LTに蓄積して
いる荷Aをフォークリフトにて受け取るようにしても良
い。この場合、フォークリフトにて下流端搬送駆動部L
Tの荷Aをすくい取ったときに、後続の荷Aを直ちに搬
送開始するのではなく若干の時間遅れを持たせても良
い。このような時間遅れを持たせるには、例えば、下流
端搬送駆動部LTの上流側の搬送駆動部TDの第2検出
部材30を制御装置50に制御されるソレノイド等を備
えて、下流端搬送部LTの荷Aが送り出された後、設定
時間の間、そのソレノイドにて第2検出部材30の上昇
揺動を阻止するようにすれば良い。
【0043】 上記実施の形態では、コンベア装置C
Eを荷保管設備LSの一部として使用する場合を例示し
ているが、例えば、製造工程の搬送ラインの一部に用い
て製品の検査等を行うような用途に使用する等、種々の
目的に使用できる。 上記実施の形態では、各搬送駆動部TDの入力部1
5にモータM1の駆動力を供給するために巻き掛け駆動
体として駆動側チェーン17を備えているが、例えば、
タイミングベルトを用いる等、巻き掛け駆動体の具体構
成は、種々変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる側面視による要部
拡大図
【図2】本発明の実施の形態にかかる正面視による要部
拡大図
【図3】本発明の実施の形態にかかる機械式連係機構の
構成部品を示す図
【図4】本発明の実施の形態にかかる機械式連係機構の
構成部品を示す図
【図5】本発明の実施の形態にかかる機械式連係機構の
構成部品を示す図
【図6】本発明の実施の形態にかかる機械式連係機構の
構成部品を示す図
【図7】本発明の実施の形態にかかる機械式連係機構の
構成を示す図
【図8】本発明の実施の形態にかかる機械式連係機構の
動作説明図
【図9】本発明の実施の形態にかかる機械式連係機構の
動作説明図
【図10】本発明の実施の形態にかかる機械式連係機構
の動作説明図
【図11】本発明の実施の形態にかかるクラッチ機構の
拡大図
【図12】本発明の実施の形態にかかるクラッチ機構の
動作説明図
【図13】本発明の実施の形態にかかる要部側面図
【図14】本発明の実施の形態にかかる要部拡大図
【図15】本発明の実施の形態にかかるコンベア装置を
示す図
【図16】本発明の実施の形態にかかるコンベア装置の
正面視による断面図
【図17】本発明の実施の形態にかかるコンベア装置の
斜視図
【図18】本発明の実施の形態にかかる制御ブロック図
【図19】本発明の実施の形態にかかるコンベア装置の
動作説明図
【図20】本発明の実施の形態にかかるコンベア装置の
動作説明図
【図21】本発明の実施の形態にかかるコンベア装置の
動作説明図
【図22】本発明の実施の形態にかかる荷保管設備の概
略配置図
【符号の説明】
15 入力部 17 巻き掛け駆動体 29 第1検出部材 30 第2検出部材 32 第2回動体 33 第1回動体 33b 爪部 34 切換操作部材 38 係合用部材 45 基体 48a 制御信号入力部 CM クラッチ機構 M1 動力源 MR 機械式連係機構 LN 下流端荷検出部 LT 下流端搬送駆動部 NS 荷検出手段 TD 搬送駆動部 TS 搬送状態切換操作手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 夫々独立に荷搬送駆動状態と荷搬送停止
    状態とに切換え可能な複数の搬送駆動部が、荷の搬送方
    向に並べて配置され、 前記搬送駆動部に搬送される荷の存否を検出する荷検出
    手段と、 その荷検出手段の検出状態によって、前記搬送駆動部を
    前記荷搬送駆動状態と荷搬送停止状態とに切換える搬送
    状態切換操作手段とが設けられたコンベア装置であっ
    て、 前記搬送駆動部の複数に対して駆動力を供給する単一の
    動力源が設けられ、 前記搬送駆動部に、前記動力源からの駆動力の伝達を入
    り切りするクラッチ機構が備えられ、 前記荷検出手段に、前記搬送駆動部に位置する荷との接
    当により荷の移動経路外へ移動する第1検出部材と、そ
    の第1検出部材が検出作用する搬送駆動部の搬送下流側
    に位置する搬送駆動部に位置する荷との接当により荷の
    移動経路外へ移動する第2検出部材とが備えられ、 前記搬送状態切換操作手段に、前記クラッチ機構を切り
    換え操作する切換操作部材と、前記第1検出部材及び前
    記第2検出部材とを機械的に連係する機械式連係機構と
    が設けられ、 前記機械式連係機構は、前記第2検出部材が荷との接当
    により移動するに伴って、前記第1検出部材と前記切換
    操作部材との連係動作を許容するように構成されている
    コンベア装置。
  2. 【請求項2】 前記第1検出部材の移動により回動する
    第1回動体と前記切換操作部材とが同軸芯周りに回動自
    在に基体に取り付けられ、 前記切換操作部材に、それの径方向に出退自在で且つ突
    出側に付勢された係合用部材が備えられ、 前記第1回動体に、突出姿勢の前記係合用部材に係合す
    る爪部が備えられ、 前記係合用部材は、前記第2検出部材が荷と接当してい
    ないときに、引退操作され、且つ、前記第2検出部材が
    荷と接当するに伴って、突出作動が許容されるように構
    成されている請求項1記載のコンベア装置。
  3. 【請求項3】 前記第2検出部材の移動により回動する
    第2回動体が、前記第1回動体及び前記切換操作部材に
    対してそれらと同軸芯周りに回動自在に取り付けられ、 前記第2回動体の回動に伴って、前記係合用部材が操作
    されるように構成されている請求項2記載のコンベア装
    置。
  4. 【請求項4】 前記搬送駆動部夫々に備えられて前記動
    力源からの駆動力を入力するための入力部の複数に、前
    記動力源との間で巻き掛け駆動体が一連に巻き掛けら
    れ、 前記クラッチ機構が、前記入力部に入力される駆動力の
    伝達を断続するように構成されている請求項1〜3のい
    ずれか1項に記載のコンベア装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の搬送駆動部のうちの搬送下流
    端に位置する下流端搬送駆動部に、前記荷検出手段とし
    て、その下流端搬送駆動部における搬送下流端に荷が存
    在するか否かを検出する下流端荷検出部が備えられ、 前記搬送状態切換操作手段に、前記下流端搬送駆動部か
    らの荷の送り出しを禁止する送出禁止信号と荷の送り出
    しを許容する送出許容信号とが入力される制御信号入力
    部が備えられ、 前記搬送状態切換操作手段は、前記制御信号入力部の入
    力状態と前記下流端荷検出部の検出状態との組み合わせ
    が、前記禁止信号が入力されている状態で、前記下流端
    荷検出部が荷の存在を検出したときの送り出し禁止用組
    み合わせであるときに、前記下流端搬送駆動部を前記荷
    搬送駆動状態から前記荷搬送停止状態に切換え、且つ、
    前記送り出し用禁止組み合わせ以外の組み合わせである
    ときに前記荷搬送駆動状態とするように構成されている
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のコンベア装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009031249A1 (ja) * 2007-09-07 2009-03-12 Tohoku Seiki Industries, Ltd. 太陽電池モジュール搬送ライン
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