JPH11292210A - コンテナターミナル - Google Patents
コンテナターミナルInfo
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- JPH11292210A JPH11292210A JP10259198A JP10259198A JPH11292210A JP H11292210 A JPH11292210 A JP H11292210A JP 10259198 A JP10259198 A JP 10259198A JP 10259198 A JP10259198 A JP 10259198A JP H11292210 A JPH11292210 A JP H11292210A
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- traverser
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- containers
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンテナターミナルの荷役効率の向上を図
る。 【解決手段】 輸入コンテナ用のコンテナ立体貯蔵装置
と輸出コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装置と積替コンテ
ナ用のコンテナ段積貯蔵装置とを、岸壁に沿って並列に
設けてなるコンテナターミナルであって、輸出コンテナ
用のコンテナ段積貯蔵装置はコンテナ段積貯蔵エリアの
上方に設けた架構と、該架構上に2段に設けたレール上
を走行するトラバーサと、トラバーサ用レールの上方に
設けたレール上を走行する天井クレーンと、上記架構海
側に位置してトラバーサからコンテナを移載する海側移
載機と、上記架構の陸側に位置してトラバーサにコンテ
ナを移載する陸側移載機とを有してなり、輸出コンテナ
用のコンテナ段積貯蔵装置の上下段のトラバーサ用レー
ルの両端部にトラバーサを上下段間で乗り継ぎさせるた
めのリフタを設置して、上下段のトラバーサ用レール上
のトラバーサが縦循環できる構成とした。
る。 【解決手段】 輸入コンテナ用のコンテナ立体貯蔵装置
と輸出コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装置と積替コンテ
ナ用のコンテナ段積貯蔵装置とを、岸壁に沿って並列に
設けてなるコンテナターミナルであって、輸出コンテナ
用のコンテナ段積貯蔵装置はコンテナ段積貯蔵エリアの
上方に設けた架構と、該架構上に2段に設けたレール上
を走行するトラバーサと、トラバーサ用レールの上方に
設けたレール上を走行する天井クレーンと、上記架構海
側に位置してトラバーサからコンテナを移載する海側移
載機と、上記架構の陸側に位置してトラバーサにコンテ
ナを移載する陸側移載機とを有してなり、輸出コンテナ
用のコンテナ段積貯蔵装置の上下段のトラバーサ用レー
ルの両端部にトラバーサを上下段間で乗り継ぎさせるた
めのリフタを設置して、上下段のトラバーサ用レール上
のトラバーサが縦循環できる構成とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、港湾に設置される
コンテナターミナルに係り、特に輸入コンテナ用のコン
テナ立体貯蔵装置と輸出コンテナ用のコンテナ段積貯蔵
装置と積替コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装置とを並列
に設けたコンテナターミナルに関する。
コンテナターミナルに係り、特に輸入コンテナ用のコン
テナ立体貯蔵装置と輸出コンテナ用のコンテナ段積貯蔵
装置と積替コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装置とを並列
に設けたコンテナターミナルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンテナターミナルは、コンテナ
をコンテナヤード上に直接積み上げ貯蔵する形式であ
る。このように段積されたコンテナを出荷する際、最上
段のものから順次出荷すれば問題ないが、下段に積まれ
たコンテナを先に出荷したい場合には、その上に積まれ
たコンテナを別の場所に移してから出荷しなければなら
ず、そのための手間がかかり荷役作業の円滑性が損なわ
れる。かかる問題を解決するためコンテナを1個ずつ収
容するコンテナ貯蔵棚を多段に配置し、出荷する際はど
の棚からでもコンテナを取り出せるようにすることが検
討されている。
をコンテナヤード上に直接積み上げ貯蔵する形式であ
る。このように段積されたコンテナを出荷する際、最上
段のものから順次出荷すれば問題ないが、下段に積まれ
たコンテナを先に出荷したい場合には、その上に積まれ
たコンテナを別の場所に移してから出荷しなければなら
ず、そのための手間がかかり荷役作業の円滑性が損なわ
れる。かかる問題を解決するためコンテナを1個ずつ収
容するコンテナ貯蔵棚を多段に配置し、出荷する際はど
の棚からでもコンテナを取り出せるようにすることが検
討されている。
【0003】かかるコンテナ立体貯蔵装置は、コンテナ
のハンドリングが円滑で、かつ、高能率であるが、コン
テナを立体貯蔵するための貯蔵建屋や、コンテナを貯蔵
棚に収容するためのオートスタッククレーンが高価であ
る。輸入コンテナについては、立体貯蔵することが以後
のハンドリングに極めて有利であるが、輸出コンテナに
ついては、必ずしも立体貯蔵せず段積みすればすむ場合
が多い。すなわち、輸出コンテナについては、1)コン
テナサイズ別(20ftか40ftかなど)、2)荷物
の種類別(一般荷物か冷凍荷物かなど)、3)積み込む
コンテナ船別、4)仕向港別、5)重量別(重いか、中
位か、軽いかなど)に仕分けしてロット管理し、段積み
の山をロット別に積み上げておけばコンテナ船に積み込
むとき、下に積まれた輸出コンテナを先に出荷しなけれ
ばならないことは起こりえない。
のハンドリングが円滑で、かつ、高能率であるが、コン
テナを立体貯蔵するための貯蔵建屋や、コンテナを貯蔵
棚に収容するためのオートスタッククレーンが高価であ
る。輸入コンテナについては、立体貯蔵することが以後
のハンドリングに極めて有利であるが、輸出コンテナに
ついては、必ずしも立体貯蔵せず段積みすればすむ場合
が多い。すなわち、輸出コンテナについては、1)コン
テナサイズ別(20ftか40ftかなど)、2)荷物
の種類別(一般荷物か冷凍荷物かなど)、3)積み込む
コンテナ船別、4)仕向港別、5)重量別(重いか、中
位か、軽いかなど)に仕分けしてロット管理し、段積み
の山をロット別に積み上げておけばコンテナ船に積み込
むとき、下に積まれた輸出コンテナを先に出荷しなけれ
ばならないことは起こりえない。
【0004】また、輸入したコンテナをすぐにシャーシ
に積み込んで陸上輸送するのではなく、他のコンテナ船
に積み替えて国内または国外の他の港に輸送する場合が
ある。すなわち、コンテナターミナルを設置する港が、
いわゆるハブ港である場合には、大型のコンテナ船で遠
くから運んできたコンテナを一旦港へ陸揚げし、そこで
小型のコンテナ船に積み替えることが行われる。この場
合に大型コンテナ船には、同一種類のコンテナが多数積
み込まれているので、陸揚時に積替のためのロット管理
ができることが多い。また、陸揚時にロット管理ができ
ない場合にも、コンテナ立体貯蔵装置に一旦コンテナを
貯蔵し、コンテナ船の荷役がないときに、段積みのため
のロット管理をすればよい。
に積み込んで陸上輸送するのではなく、他のコンテナ船
に積み替えて国内または国外の他の港に輸送する場合が
ある。すなわち、コンテナターミナルを設置する港が、
いわゆるハブ港である場合には、大型のコンテナ船で遠
くから運んできたコンテナを一旦港へ陸揚げし、そこで
小型のコンテナ船に積み替えることが行われる。この場
合に大型コンテナ船には、同一種類のコンテナが多数積
み込まれているので、陸揚時に積替のためのロット管理
ができることが多い。また、陸揚時にロット管理ができ
ない場合にも、コンテナ立体貯蔵装置に一旦コンテナを
貯蔵し、コンテナ船の荷役がないときに、段積みのため
のロット管理をすればよい。
【0005】本願出願人は、このような観点から先に、
コンテナの貯蔵場所を輸入用のエリア、輸出用のエリア
および積替用のエリアに分け、輸入用のエリアは立体貯
蔵装置により、輸出用および積替用エリアは段積貯蔵装
置により、それぞれハンドリングして、全体のコストを
削減したコンテナターミナルを提案し特許出願を行った
(特願平8−315089(未公開))。
コンテナの貯蔵場所を輸入用のエリア、輸出用のエリア
および積替用のエリアに分け、輸入用のエリアは立体貯
蔵装置により、輸出用および積替用エリアは段積貯蔵装
置により、それぞれハンドリングして、全体のコストを
削減したコンテナターミナルを提案し特許出願を行った
(特願平8−315089(未公開))。
【0006】図6ないし図8は、上記出願に開示された
コンテナターミナルの図面である。図6は、コンテナタ
ーミナルの平面図である。図7(A)は図6のA−A矢
視断面図であり、図7(B)は図6のB−B矢視断面図
であり、図8は図6のC−C矢視断面図である。これら
の図において、50は主に輸入コンテナを扱うコンテナ
立体貯蔵装置であり、60は主に輸出コンテナを扱うコ
ンテナ段積貯蔵装置であり、70は主に積替コンテナを
扱うコンテナ段積貯蔵装置である。コンテナ立体貯蔵装
置50は、図6に示すように40ftコンテナ用貯蔵棚
2が4列、20ftコンテナ用貯蔵棚2が2列設けられ
ている。クレーン用レール15は40ftコンテナ用が
2列、20ftコンテナ用が1列設けられており、各ク
レーン用レール15に対し、2台のオートスタッククレ
ーン3が設けられている。トラバーサ用レール41はク
レーン用レール15の下方に2段設けられ、各トラバー
サ用レール41に対し、1台のトラバーサ40が設けら
れている。オートスタッククレーン3は、走行トロリか
ら吊ビームを昇降可能に吊持してなるものであり、該吊
ビームとコンテナ貯蔵棚2にはスプレッダ横行レールが
設けられていて、ツイストロック装置によりコンテナ1
3を把持する自走可能なスプレッダが、吊ビームとコン
テナ貯蔵棚2との間で自走して、コンテナ13をコンテ
ナ貯蔵棚に出し入れする。トラバーサ40はコンテナ1
3を載置してレール41上を自走可能な台車である。2
はコンテナ貯蔵棚である。
コンテナターミナルの図面である。図6は、コンテナタ
ーミナルの平面図である。図7(A)は図6のA−A矢
視断面図であり、図7(B)は図6のB−B矢視断面図
であり、図8は図6のC−C矢視断面図である。これら
の図において、50は主に輸入コンテナを扱うコンテナ
立体貯蔵装置であり、60は主に輸出コンテナを扱うコ
ンテナ段積貯蔵装置であり、70は主に積替コンテナを
扱うコンテナ段積貯蔵装置である。コンテナ立体貯蔵装
置50は、図6に示すように40ftコンテナ用貯蔵棚
2が4列、20ftコンテナ用貯蔵棚2が2列設けられ
ている。クレーン用レール15は40ftコンテナ用が
2列、20ftコンテナ用が1列設けられており、各ク
レーン用レール15に対し、2台のオートスタッククレ
ーン3が設けられている。トラバーサ用レール41はク
レーン用レール15の下方に2段設けられ、各トラバー
サ用レール41に対し、1台のトラバーサ40が設けら
れている。オートスタッククレーン3は、走行トロリか
ら吊ビームを昇降可能に吊持してなるものであり、該吊
ビームとコンテナ貯蔵棚2にはスプレッダ横行レールが
設けられていて、ツイストロック装置によりコンテナ1
3を把持する自走可能なスプレッダが、吊ビームとコン
テナ貯蔵棚2との間で自走して、コンテナ13をコンテ
ナ貯蔵棚に出し入れする。トラバーサ40はコンテナ1
3を載置してレール41上を自走可能な台車である。2
はコンテナ貯蔵棚である。
【0007】輸出コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装置6
0は、コンテナ段積貯蔵エリア62の上方に設けられた
架構61を有している。架構61は、最上部に位置し、
岸壁12に対し直角方向に設けられ、両端部63cが上
記架構61から張り出しているクレーン用レール63a
と、クレーン用レール63aの下方に、クレーン用レー
ル63aに沿って上下2段に設けられたトラバーサ用レ
ール63bと、これらのレール63a、63bを支持す
る複数の脚61aとから構成されている。クレーン用レ
ール63aは、40ftコンテナ用が6列、20ftコ
ンテナ用が2列設けられている。各クレーン用レール6
3a上には2台天井クレーン29が配置されており、各
トラバーサ横行レール63b上には1台のトラバーサ4
0が配置されている。天井クレーン29は、走行トロリ
からコンテナ13をツイストロック装置により、把持す
るスプレッダを昇降可能に吊持してなるものである。
0は、コンテナ段積貯蔵エリア62の上方に設けられた
架構61を有している。架構61は、最上部に位置し、
岸壁12に対し直角方向に設けられ、両端部63cが上
記架構61から張り出しているクレーン用レール63a
と、クレーン用レール63aの下方に、クレーン用レー
ル63aに沿って上下2段に設けられたトラバーサ用レ
ール63bと、これらのレール63a、63bを支持す
る複数の脚61aとから構成されている。クレーン用レ
ール63aは、40ftコンテナ用が6列、20ftコ
ンテナ用が2列設けられている。各クレーン用レール6
3a上には2台天井クレーン29が配置されており、各
トラバーサ横行レール63b上には1台のトラバーサ4
0が配置されている。天井クレーン29は、走行トロリ
からコンテナ13をツイストロック装置により、把持す
るスプレッダを昇降可能に吊持してなるものである。
【0008】70は積替コンテナ用のコンテナ段積貯蔵
装置である。このコンテナ段積貯蔵装置70が輸出コン
テナ用のコンテナ段積貯蔵装置60と異なる点は、陸側
にコンテナを搬出できるようになっていないことであ
る。積替コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装置70は、コ
ンテナ段積貯蔵エリア72の上方に設けられた架構71
を有している。架構71は、最上部に位置し、岸壁12
に対し直角方向に設けられ、海側の端部73cが上記架
構71から張り出しているクレーン用レール73aと、
クレーン用レール73aの下方に、クレーン用レール7
3aに沿って上下2段に設けられたトラバーサ用レール
73bと、これらのレール73a、73bを支持する複
数の脚71aとから構成されている。クレーン用レール
73aは、40ftコンテナ用が3列設けられている。
各クレーン用レール73a上には2台の天井クレーン2
9が配置されており、各トラバーサ横行レール73b上
には、1台のトラバーサ40が配置されている。
装置である。このコンテナ段積貯蔵装置70が輸出コン
テナ用のコンテナ段積貯蔵装置60と異なる点は、陸側
にコンテナを搬出できるようになっていないことであ
る。積替コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装置70は、コ
ンテナ段積貯蔵エリア72の上方に設けられた架構71
を有している。架構71は、最上部に位置し、岸壁12
に対し直角方向に設けられ、海側の端部73cが上記架
構71から張り出しているクレーン用レール73aと、
クレーン用レール73aの下方に、クレーン用レール7
3aに沿って上下2段に設けられたトラバーサ用レール
73bと、これらのレール73a、73bを支持する複
数の脚71aとから構成されている。クレーン用レール
73aは、40ftコンテナ用が3列設けられている。
各クレーン用レール73a上には2台の天井クレーン2
9が配置されており、各トラバーサ横行レール73b上
には、1台のトラバーサ40が配置されている。
【0009】コンテナ立体貯蔵装置50、輸出コンテナ
用のコンテナ段積貯蔵装置60および積替コンテナ用コ
ンテナ段積貯蔵装置70は、岸壁12に沿って並列に設
けられており、貯蔵建屋6、架構61および架構71の
海側の側面に沿って、高架式の台車走行レール21が設
けられている。台車走行レール21上には台車20が走
行しており、台車20とコンテナ船7との間でコンテナ
クレーン8により、積卸したコンテナ13を授受する。
貯蔵建屋6の陸側の側面も陸側台車走行レール27が設
けられている。なお、台車20は4隅の近傍に走行用車
輪を4個、横行用車輪を4個有していて、いずれか一方
の車輪を昇降させることにより、走行および横行の自走
ができるようになっている。台車走行レール21の両端
には、台車横行レール21aが設けられていて、台車2
0は走行レール21と横行レール21a上を循環走行す
る。14は陸上でコンテナ13を出荷するシャーシであ
る。
用のコンテナ段積貯蔵装置60および積替コンテナ用コ
ンテナ段積貯蔵装置70は、岸壁12に沿って並列に設
けられており、貯蔵建屋6、架構61および架構71の
海側の側面に沿って、高架式の台車走行レール21が設
けられている。台車走行レール21上には台車20が走
行しており、台車20とコンテナ船7との間でコンテナ
クレーン8により、積卸したコンテナ13を授受する。
貯蔵建屋6の陸側の側面も陸側台車走行レール27が設
けられている。なお、台車20は4隅の近傍に走行用車
輪を4個、横行用車輪を4個有していて、いずれか一方
の車輪を昇降させることにより、走行および横行の自走
ができるようになっている。台車走行レール21の両端
には、台車横行レール21aが設けられていて、台車2
0は走行レール21と横行レール21a上を循環走行す
る。14は陸上でコンテナ13を出荷するシャーシであ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】輸出コンテナ用や積替
コンテナ用の段積貯蔵装置60、70において、段積貯
蔵エリア62、72の長さが長く、コンテナ13を横移
動するためのトラバーサ40の能力が荷役効率向上のボ
トルネックになる場合がある。この場合トラバーサ40
の台数を増しても、複数台のトラバーサ40が海側と陸
側との間で往復する方式となっているため、たとえば、
輸出コンテナ用の段積貯蔵エリア62において、シャー
シ14に積まれて搬送されてきたコンテナ13を段積貯
蔵エリア62に順次段積するような場合、海側へ向けて
最後に移動したトラバーサ13が空にならないと、先に
移動したトラバーサ40はすでに空になっていても戻っ
てこられないという不具合があり、荷役効率面で問題が
ある。
コンテナ用の段積貯蔵装置60、70において、段積貯
蔵エリア62、72の長さが長く、コンテナ13を横移
動するためのトラバーサ40の能力が荷役効率向上のボ
トルネックになる場合がある。この場合トラバーサ40
の台数を増しても、複数台のトラバーサ40が海側と陸
側との間で往復する方式となっているため、たとえば、
輸出コンテナ用の段積貯蔵エリア62において、シャー
シ14に積まれて搬送されてきたコンテナ13を段積貯
蔵エリア62に順次段積するような場合、海側へ向けて
最後に移動したトラバーサ13が空にならないと、先に
移動したトラバーサ40はすでに空になっていても戻っ
てこられないという不具合があり、荷役効率面で問題が
ある。
【0011】本発明は、従来技術のかかる問題点に鑑
み、それを改善するために案出されたもので、コンテナ
の荷役作業をより高能率に行うことができるコンテナタ
ーミナルを提供することを目的とする。
み、それを改善するために案出されたもので、コンテナ
の荷役作業をより高能率に行うことができるコンテナタ
ーミナルを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のコンテナターミナルは、輸入コンテナ用の
コンテナ立体貯蔵装置と輸出コンテナ用のコンテナ段積
貯蔵装置と積替コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装置とを
岸壁に沿って並列に設けてなるコンテナターミナルであ
って、輸入コンテナ用のコンテナ立体貯蔵装置は、コン
テナ貯蔵棚を多段多列に、かつ、間にコンテナ移動用通
路を形成するように2列1組に配置した貯蔵建屋と、上
記通路に設けたレール上をコンテナを載置して走行する
トラバーサと、上記通路上方に設けたレール上を走行し
トラバーサに載置したコンテナを吊り上げてコンテナ貯
蔵棚に収容するオートスタッククレーンと、貯蔵建屋の
海側に位置してトラバーサにコンテナを移載する海側移
載機と、貯蔵建屋の陸側に位置してトラバーサにコンテ
ナを移載する陸側移載機とを有してなり、輸出コンテナ
用の段積貯蔵装置は、コンテナ段積貯蔵エリアの上方に
設けた架構と、該架構上に2段に設けたレール上を走行
するトラバーサと、トラバーサ用レールの上方に設けた
レール上を走行する天井クレーンと、上記架構の海側に
位置してトラバーサにコンテナを移載する海側移載機
と、上記架構の陸側に位置してトラバーサにコンテナを
移載する陸側移載機とを有してなり、積替コンテナ用の
コンテナ段積貯蔵装置は、コンテナ段積貯蔵エリアの上
方に設けた架構と、該架構上に2段に設けたレール上を
走行するトラバーサと、トラバーサ用レールの上方に設
けたレール上を走行する天井クレーンと、上記架構の海
側に位置してトラバーサにコンテナを移載する海側移載
機とを有してなり、輸出コンテナ用のコンテナ段積貯蔵
装置および積替コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装置のい
ずれか一方または両方の上下段のトラバーサ用レールの
両端部にトラバーサを上下段間で乗り継ぎさせるための
リフタを設置して、上下段のトラバーサ用レール上のト
ラバーサが縦循環できる構成としたものである。
め、本発明のコンテナターミナルは、輸入コンテナ用の
コンテナ立体貯蔵装置と輸出コンテナ用のコンテナ段積
貯蔵装置と積替コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装置とを
岸壁に沿って並列に設けてなるコンテナターミナルであ
って、輸入コンテナ用のコンテナ立体貯蔵装置は、コン
テナ貯蔵棚を多段多列に、かつ、間にコンテナ移動用通
路を形成するように2列1組に配置した貯蔵建屋と、上
記通路に設けたレール上をコンテナを載置して走行する
トラバーサと、上記通路上方に設けたレール上を走行し
トラバーサに載置したコンテナを吊り上げてコンテナ貯
蔵棚に収容するオートスタッククレーンと、貯蔵建屋の
海側に位置してトラバーサにコンテナを移載する海側移
載機と、貯蔵建屋の陸側に位置してトラバーサにコンテ
ナを移載する陸側移載機とを有してなり、輸出コンテナ
用の段積貯蔵装置は、コンテナ段積貯蔵エリアの上方に
設けた架構と、該架構上に2段に設けたレール上を走行
するトラバーサと、トラバーサ用レールの上方に設けた
レール上を走行する天井クレーンと、上記架構の海側に
位置してトラバーサにコンテナを移載する海側移載機
と、上記架構の陸側に位置してトラバーサにコンテナを
移載する陸側移載機とを有してなり、積替コンテナ用の
コンテナ段積貯蔵装置は、コンテナ段積貯蔵エリアの上
方に設けた架構と、該架構上に2段に設けたレール上を
走行するトラバーサと、トラバーサ用レールの上方に設
けたレール上を走行する天井クレーンと、上記架構の海
側に位置してトラバーサにコンテナを移載する海側移載
機とを有してなり、輸出コンテナ用のコンテナ段積貯蔵
装置および積替コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装置のい
ずれか一方または両方の上下段のトラバーサ用レールの
両端部にトラバーサを上下段間で乗り継ぎさせるための
リフタを設置して、上下段のトラバーサ用レール上のト
ラバーサが縦循環できる構成としたものである。
【0013】上下段トラバーサ用レールの長手方向中間
に1または2以上のリフタを設け中間部と端部との間で
縦循環できるようにしてもよい。
に1または2以上のリフタを設け中間部と端部との間で
縦循環できるようにしてもよい。
【0014】次に、本発明の作用を説明する。たとえ
ば、輸出コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装置において、
シャーシに積まれて搬送されたコンテナをコンテナ段積
貯蔵エリアに順次段積する場合にシャーシから陸側移載
機により、吊り上げたコンテナを上段のトラバーサ用レ
ールの陸側端部上でトラバーサに吊り下ろし、該トラバ
ーサが海側へ向けて移動した後、下段のトラバーサ用レ
ール上を陸側端部まで走行してきたトラバーサを、リフ
タによって上段のトラバーサ用レール上に移し、該トラ
バーサに同様にして次のコンテナを吊り下ろして行くよ
うにする。一方、上段のトラバーサ用レール上を海側端
部へ向けて先に移動させたトラバーサは、所要位置で天
井クレーンにコンテナを受け渡して空になると、海側端
部でリフタによって下段のトラバーサ用レール上に移さ
れた後、陸側端部へ向けて移動するようにする。このよ
うに、トラバーサを縦循環させることにより、空になっ
たトラバーサを速かに戻すことができるので、荷役作業
を能率よく行うことができる。なお、中間にもリフタを
設けるようにすれば、トラバーサは海側端部まで行かな
くても、陸側端部に戻ることができる。
ば、輸出コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装置において、
シャーシに積まれて搬送されたコンテナをコンテナ段積
貯蔵エリアに順次段積する場合にシャーシから陸側移載
機により、吊り上げたコンテナを上段のトラバーサ用レ
ールの陸側端部上でトラバーサに吊り下ろし、該トラバ
ーサが海側へ向けて移動した後、下段のトラバーサ用レ
ール上を陸側端部まで走行してきたトラバーサを、リフ
タによって上段のトラバーサ用レール上に移し、該トラ
バーサに同様にして次のコンテナを吊り下ろして行くよ
うにする。一方、上段のトラバーサ用レール上を海側端
部へ向けて先に移動させたトラバーサは、所要位置で天
井クレーンにコンテナを受け渡して空になると、海側端
部でリフタによって下段のトラバーサ用レール上に移さ
れた後、陸側端部へ向けて移動するようにする。このよ
うに、トラバーサを縦循環させることにより、空になっ
たトラバーサを速かに戻すことができるので、荷役作業
を能率よく行うことができる。なお、中間にもリフタを
設けるようにすれば、トラバーサは海側端部まで行かな
くても、陸側端部に戻ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明の1実施形態につい
て、図面を参照しつつ説明する。図1は本発明のコンテ
ナターミナルの作用説明用の要部拡大図である。図3は
本発明のコンテナターミナルの平面図、図4は図3のA
−A矢視図、図5(A)は図3のB−B矢視図、図5
(B)は、図3のC−C矢視図である。これらの図にお
いて、従来のコンテナターミナルについて、図6ないし
図8で説明したものと共通の部分については、同一の符
号を付しており、重複した説明は省略する。図3に示す
ように本発明のコンテナターミナルは、輸入コンテナ用
のコンテナ立体貯蔵装置50と、輸出コンテナ用のコン
テナ段積貯蔵装置60と、積替コンテナ用のコンテナ段
積貯蔵装置70とを岸壁12に沿って並列に設けてなる
ものである。輸入コンテナ用のコンテナ立体貯蔵装置5
0は、コンテナ貯蔵棚2を多段多列に、かつ、間にコン
テナ13の移動用の通路を形成するように2列1組に配
置した貯蔵建屋6と、上記通路の第1段と第4段に設け
たレール41上をコンテナ13を載置して走行する4台
のトラバーサ40と、上記通路の上方に設けたレール1
5上を走行し、トラバーサ40に載置したコンテナ13
を吊り上げてコンテナ貯蔵棚2に収容するオートスタッ
ククレーン3と、貯蔵建屋6の海側に位置して台車20
とトラバーサ40との間でコンテナを移載する海側移載
機31と、貯蔵建屋6の陸側に位置して、台車20とト
ラバーサ40との間でコンテナを移載する陸側移載機3
0とを有してなる。
て、図面を参照しつつ説明する。図1は本発明のコンテ
ナターミナルの作用説明用の要部拡大図である。図3は
本発明のコンテナターミナルの平面図、図4は図3のA
−A矢視図、図5(A)は図3のB−B矢視図、図5
(B)は、図3のC−C矢視図である。これらの図にお
いて、従来のコンテナターミナルについて、図6ないし
図8で説明したものと共通の部分については、同一の符
号を付しており、重複した説明は省略する。図3に示す
ように本発明のコンテナターミナルは、輸入コンテナ用
のコンテナ立体貯蔵装置50と、輸出コンテナ用のコン
テナ段積貯蔵装置60と、積替コンテナ用のコンテナ段
積貯蔵装置70とを岸壁12に沿って並列に設けてなる
ものである。輸入コンテナ用のコンテナ立体貯蔵装置5
0は、コンテナ貯蔵棚2を多段多列に、かつ、間にコン
テナ13の移動用の通路を形成するように2列1組に配
置した貯蔵建屋6と、上記通路の第1段と第4段に設け
たレール41上をコンテナ13を載置して走行する4台
のトラバーサ40と、上記通路の上方に設けたレール1
5上を走行し、トラバーサ40に載置したコンテナ13
を吊り上げてコンテナ貯蔵棚2に収容するオートスタッ
ククレーン3と、貯蔵建屋6の海側に位置して台車20
とトラバーサ40との間でコンテナを移載する海側移載
機31と、貯蔵建屋6の陸側に位置して、台車20とト
ラバーサ40との間でコンテナを移載する陸側移載機3
0とを有してなる。
【0016】輸出コンテナ用の段積貯蔵装置60は、コ
ンテナ段積貯蔵エリア62の上方に設けた架構61と、
架構61上に2段に設けたレール63b上を走行するト
ラバーサ40と、トラバーサ用レール63bの上方に設
けたレール63a上を走行する天井クレーン29と、架
構61の海側に位置して、コンテナ13をトラバーサ4
0と台車20との間で移載する海側移載機33と、架構
61の陸側に位置してコンテナ13をトラバーサ40と
台車20との間で移載する陸側移載機32とを有してな
る。なお、海側移載機33および陸側移載機32の構造
は天井クレーン29とほぼ同じである。
ンテナ段積貯蔵エリア62の上方に設けた架構61と、
架構61上に2段に設けたレール63b上を走行するト
ラバーサ40と、トラバーサ用レール63bの上方に設
けたレール63a上を走行する天井クレーン29と、架
構61の海側に位置して、コンテナ13をトラバーサ4
0と台車20との間で移載する海側移載機33と、架構
61の陸側に位置してコンテナ13をトラバーサ40と
台車20との間で移載する陸側移載機32とを有してな
る。なお、海側移載機33および陸側移載機32の構造
は天井クレーン29とほぼ同じである。
【0017】積替コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装置7
0は、コンテナ段積貯蔵エリア72の上段に設けた架構
71と、架構71上に2段に設けたレール73b上を走
行するトラバーサ40と、トラバーサ用レール73bの
上方に設けたレール73a上を走行する天井クレーン2
9と、架構71の海側に位置してトラバーサ40と台車
20との間でコンテナ13を移載する海側移載機33と
を有してなる。貯蔵建屋6、架構61、架構71の海側
の側面および陸側の側面に沿って海側台車走行レール2
1および陸側台車走行レール27が設けられ、台車走行
レール21、27の両端には台車横行レール21a、2
7aが設けられている。台車20はこれらのレール上を
循環走行する。80はコンテナ13を台車20とシャー
シ14との間で移載する移載機である。
0は、コンテナ段積貯蔵エリア72の上段に設けた架構
71と、架構71上に2段に設けたレール73b上を走
行するトラバーサ40と、トラバーサ用レール73bの
上方に設けたレール73a上を走行する天井クレーン2
9と、架構71の海側に位置してトラバーサ40と台車
20との間でコンテナ13を移載する海側移載機33と
を有してなる。貯蔵建屋6、架構61、架構71の海側
の側面および陸側の側面に沿って海側台車走行レール2
1および陸側台車走行レール27が設けられ、台車走行
レール21、27の両端には台車横行レール21a、2
7aが設けられている。台車20はこれらのレール上を
循環走行する。80はコンテナ13を台車20とシャー
シ14との間で移載する移載機である。
【0018】輸出コンテナ用の段積貯蔵装置60の上下
段のトラバーサ用レール63bの両端部には、トラバー
サ40を上下段間で乗り継ぎさせるためのリフタ5を設
置し、上下段のトラバーサ用レール63b上のトラバー
サ40が縦循環できるようになっている。すなわち、図
1に示すように、上下段のトラバーサ用レール63bの
両端部に、乗継ぎレール5bを設けたリフトフレーム5
cと、リフトフレーム5cを昇降させる昇降駆動装置5
aを備えたリフタ5が設けられている。なお、輸入コン
テナ用の立体貯蔵装置50にも同様のリフタ5が設けら
れている。
段のトラバーサ用レール63bの両端部には、トラバー
サ40を上下段間で乗り継ぎさせるためのリフタ5を設
置し、上下段のトラバーサ用レール63b上のトラバー
サ40が縦循環できるようになっている。すなわち、図
1に示すように、上下段のトラバーサ用レール63bの
両端部に、乗継ぎレール5bを設けたリフトフレーム5
cと、リフトフレーム5cを昇降させる昇降駆動装置5
aを備えたリフタ5が設けられている。なお、輸入コン
テナ用の立体貯蔵装置50にも同様のリフタ5が設けら
れている。
【0019】図2は請求項2の発明の実施形態の説明の
要部拡大図である。図に示すように、上下段トラバーサ
用レール63bの長手方向の中間にリフタ5を設けてい
る。
要部拡大図である。図に示すように、上下段トラバーサ
用レール63bの長手方向の中間にリフタ5を設けてい
る。
【0020】次に、本実施形態の作用を説明する。本発
明の要部はリフタ5を設けたことであり、以上説明した
ような構成になっているので、上下段のトラバーサ用レ
ール63bと両端部のリフタ5を用いてトラバーサ40
を図1の矢印で示すように、縦循環走行させることがで
きる。したがって、たとえば、輸出コンテナ用のコンテ
ナ段積貯蔵装置60において、台車20に積まれて搬送
されてきたコンテナ13を段積貯蔵エリア62に順次段
積させるような場合には、陸側移載機32により台車2
0上から吊り上げたコンテナ13を、上段のトラバーサ
用レール63bの陸側端部上でトラバーサ40に吊り下
ろし、該トラバーサ40が海側へ向けて移動した後、下
段のトラバーサ用レール63b上を陸側端部まで移動し
てきたトラバーサ40を、リフタ5によって上段のトラ
バーサ用レール63b上に移し、該トラバーサ40に同
様にして次のコンテナ13を吊り下ろして行くようにす
る。一方、上段のトラバーサ用レール63b上を海側端
部へ向けて、先に移動させたトラバーサ40は、所要位
置で天井クレーン29にコンテナ13を受け渡して空に
なると、海側端部へ向けて移動するようにする。このよ
うに、トラバーサ40を縦循環させることにより、空に
なったトラバーサ40を速かに戻すことができるので、
荷役作業を能率よくく行うことができる。
明の要部はリフタ5を設けたことであり、以上説明した
ような構成になっているので、上下段のトラバーサ用レ
ール63bと両端部のリフタ5を用いてトラバーサ40
を図1の矢印で示すように、縦循環走行させることがで
きる。したがって、たとえば、輸出コンテナ用のコンテ
ナ段積貯蔵装置60において、台車20に積まれて搬送
されてきたコンテナ13を段積貯蔵エリア62に順次段
積させるような場合には、陸側移載機32により台車2
0上から吊り上げたコンテナ13を、上段のトラバーサ
用レール63bの陸側端部上でトラバーサ40に吊り下
ろし、該トラバーサ40が海側へ向けて移動した後、下
段のトラバーサ用レール63b上を陸側端部まで移動し
てきたトラバーサ40を、リフタ5によって上段のトラ
バーサ用レール63b上に移し、該トラバーサ40に同
様にして次のコンテナ13を吊り下ろして行くようにす
る。一方、上段のトラバーサ用レール63b上を海側端
部へ向けて、先に移動させたトラバーサ40は、所要位
置で天井クレーン29にコンテナ13を受け渡して空に
なると、海側端部へ向けて移動するようにする。このよ
うに、トラバーサ40を縦循環させることにより、空に
なったトラバーサ40を速かに戻すことができるので、
荷役作業を能率よくく行うことができる。
【0021】図2は、請求項2の発明の要部の図であ
り、図1に示したのと同様な構成において、上下段のト
ラバーサ用レール63bの長手方向中央部に、上下段の
トラバーサ用レール63bのレベルと対応する上下の乗
継ぎ用レール5bを備えたリフタ5を追加付設したもの
である。トラバーサ用レール63bの両端部と中央部に
合計3台のリフタ5を設置すると、中央部のリフタ5の
部分でトラバーサ40を迂回させて、海側と陸側でそれ
ぞれ縦循環させたり、あるいは、トラバーサ40を中央
部のリフタ5の部分をそのまま通過させることもできる
ので、入出庫状況に応じた使い方を選択することがで
き、荷役作業をさらに能率よく行うことができる。
り、図1に示したのと同様な構成において、上下段のト
ラバーサ用レール63bの長手方向中央部に、上下段の
トラバーサ用レール63bのレベルと対応する上下の乗
継ぎ用レール5bを備えたリフタ5を追加付設したもの
である。トラバーサ用レール63bの両端部と中央部に
合計3台のリフタ5を設置すると、中央部のリフタ5の
部分でトラバーサ40を迂回させて、海側と陸側でそれ
ぞれ縦循環させたり、あるいは、トラバーサ40を中央
部のリフタ5の部分をそのまま通過させることもできる
ので、入出庫状況に応じた使い方を選択することがで
き、荷役作業をさらに能率よく行うことができる。
【0022】本発明は、以上述べた実施形態に限定され
るものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の
変更が可能である。
るものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の
変更が可能である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコンテナ
ターミナルはコンテナ段積貯蔵装置の架構の上部に設け
た上下段のトラバーサ用レールの両端部にトラバーサを
上下段間で乗り継ぎさせるためのリフタを設置して、上
下段のトラバーサ用レール上のトラバーサが縦循環でき
る構成としたので、空になったトラバーサを速かに戻す
ことができ、荷役作業を能率良く行うことができるなど
の優れた効果を有する。
ターミナルはコンテナ段積貯蔵装置の架構の上部に設け
た上下段のトラバーサ用レールの両端部にトラバーサを
上下段間で乗り継ぎさせるためのリフタを設置して、上
下段のトラバーサ用レール上のトラバーサが縦循環でき
る構成としたので、空になったトラバーサを速かに戻す
ことができ、荷役作業を能率良く行うことができるなど
の優れた効果を有する。
【図1】本発明のコンテナターミナルの要部拡大図であ
る。
る。
【図2】本発明の変形例の要部拡大図である。
【図3】本発明のコンテナターミナルの平面図である。
【図4】図3のA−A矢視図である。
【図5】(A)は図3のB−B矢視図、(B)は図3の
C−C矢視図である。
C−C矢視図である。
【図6】従来のコンテナターミナルの平面図である。
【図7】(A)は図6のA−A矢視図、(B)は図6の
B−B矢視図である。
B−B矢視図である。
【図8】図6のC−C矢視図である。
2 コンテナ貯蔵棚 3 オートスタッククレーン 5 リフタ 6 貯蔵建屋 29 天井クレーン 30 陸側移載機 31 海側移載機 32 陸側移載機 33 海側移載機 40 トラバーサ 50 輸入コンテナ用のコンテナ立体貯蔵装置 60 輸出コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装置 63b トラバーサ用レール 70 積替コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装置
Claims (2)
- 【請求項1】 輸入コンテナ用のコンテナ立体貯蔵装置
と輸出コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装置と積替コンテ
ナ用のコンテナ段積貯蔵装置とを岸壁に沿って並列に設
けてなるコンテナターミナルであって、輸入コンテナ用
のコンテナ立体貯蔵装置は、コンテナ貯蔵棚を多段多列
に、かつ、間にコンテナ移動用通路を形成するように2
列1組に配置した貯蔵建屋と、上記通路に設けたレール
上をコンテナを載置して走行するトラバーサと、上記通
路上方に設けたレール上を走行しトラバーサに載置した
コンテナを吊り上げてコンテナ貯蔵棚に収容するオート
スタッククレーンと、貯蔵建屋の海側に位置してトラバ
ーサにコンテナを移載する海側移載機と、貯蔵建屋の陸
側に位置してトラバーサにコンテナを移載する陸側移載
機とを有してなり、輸出コンテナ用のコンテナ段積貯蔵
装置は、コンテナ段積貯蔵エリアの上方に設けた架構
と、該架構上に2段に設けたレール上を走行するトラバ
ーサと、トラバーサ用レールの上方に設けたレール上を
走行する天井クレーンと、上記架構の海側に位置してト
ラバーサにコンテナを移載する海側移載機と、上記架構
の陸側に位置してトラバーサにコンテナを移載する陸側
移載機とを有してなり、積替コンテナ用のコンテナ段積
貯蔵装置は、コンテナ段積貯蔵エリアの上方に設けた架
構と、該架構上に2段に設けたレール上を走行するトラ
バーサと、トラバーサ用レールの上方に設けたレール上
を走行する天井クレーンと、上記架構の海側に位置して
トラバーサにコンテナを移載する海側移載機とを有して
なり、輸出コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装置および積
替コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装置のいずれか一方ま
たは両方の上下段のトラバーサ用レールの両端部にトラ
バーサを上下段間で乗り継ぎさせるためのリフタを設置
して上下段のトラバーサ用レール上のトラバーサが縦循
環できる構成としたことを特徴とするコンテナターミナ
ル。 - 【請求項2】 上下段トラバーサ用レールの長手方向の
中間に1または2以上のリフタを設けた請求項1記載の
コンテナターミナル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10259198A JPH11292210A (ja) | 1998-04-14 | 1998-04-14 | コンテナターミナル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10259198A JPH11292210A (ja) | 1998-04-14 | 1998-04-14 | コンテナターミナル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11292210A true JPH11292210A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14331487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10259198A Pending JPH11292210A (ja) | 1998-04-14 | 1998-04-14 | コンテナターミナル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11292210A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011105463A (ja) * | 2009-11-18 | 2011-06-02 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 荷役シミュレーションシステムおよび荷役シミュレーション方法並びにそのプログラム、荷役方法 |
CN103381954A (zh) * | 2013-06-25 | 2013-11-06 | 天奇自动化工程股份有限公司 | 全承载自动化输送系统 |
-
1998
- 1998-04-14 JP JP10259198A patent/JPH11292210A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011105463A (ja) * | 2009-11-18 | 2011-06-02 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 荷役シミュレーションシステムおよび荷役シミュレーション方法並びにそのプログラム、荷役方法 |
CN103381954A (zh) * | 2013-06-25 | 2013-11-06 | 天奇自动化工程股份有限公司 | 全承载自动化输送系统 |
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