JPH11292291A - コンテナターミナル - Google Patents

コンテナターミナル

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JPH11292291A
JPH11292291A JP10259398A JP10259398A JPH11292291A JP H11292291 A JPH11292291 A JP H11292291A JP 10259398 A JP10259398 A JP 10259398A JP 10259398 A JP10259398 A JP 10259398A JP H11292291 A JPH11292291 A JP H11292291A
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JP
Japan
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container
traverser
containers
rail
storage device
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JP10259398A
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Akira Kawase
晃 川瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンテナターミナルの荷役効率の向上を図
る。 【解決手段】 輸入コンテナ用のコンテナ立体貯蔵装置
50と輸出コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装置60と積
替コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装置70とを岸壁12
に沿って並列に設けてなるコンテナーミナルであって、
輸出コンテナ用および積替コンテナ用の段積貯蔵装置6
0、70について、天井クレーン45は積卸しするコン
テナ13の長手方向に移動するトロリを有していて、段
積した2列のコンテナ13の積卸しが可能であり、トラ
バーサ80はコンテナ13の各列毎に設けられるととも
に載置するコンテナ13の長手方向に対して直角方向の
走行と、長手方向に対して同一方向の横行が可能であ
り、トラバーサ用レールの海側および陸側の端部には、
トラバーサ用レール63bと直角方向の横行用レール6
3dが設けられていて、トラバーサ80は平面循環走行
可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、港湾に設置される
コンテナターミナルに係り、特に輸入コンテナ用のコン
テナ立体貯蔵装置と輸出コンテナ用のコンテナ段積貯蔵
装置と積替コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装置とを並列
に設けたコンテナターミナルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンテナターミナルは、コンテナ
をコンテナヤード上に直接積上げ貯蔵する形式である。
このように段積されたコンテナを出荷する際、最上段の
ものから順次出荷すれば問題ないが、下段に積まれたコ
ンテナを先に出荷したい場合には、その上に積まれたコ
ンテナを別の場所に移してから出荷しなければならず、
そのための手間がかかり荷役作業の円滑性が損なわれ
る。かかる問題を解決するため、コンテナを1個ずつ収
容するコンテナ貯蔵棚を多段多列に配置し、出荷する際
は、どの棚からでもコンテナを取り出せるようにするこ
とが検討されている。
【0003】かかるコンテナ立体貯蔵装置はコンテナの
ハンドリングが円滑で、かつ、高能率であるが、コンテ
ナを立体貯蔵するための貯蔵建屋やコンテナをコンテナ
貯蔵棚に収容するためのオートスタッククレーンが高価
である。輸入コンテナについては、立体貯蔵することが
以後のハンドリングに極めて有利であるが、輸出コンテ
ナについては、必ずしも立体貯蔵せず段積みすればすむ
場合が多い。すなわち、輸出コンテナについては、1)
コンテナサイズ別(20ftか40ftかなど)、2)
荷物の種類別(一般荷物か冷凍荷物かなど)、3)積み
込むコンテナ船別、4)仕向港別、5)重量別(重い
か、中位か、軽いかなど)に仕分けてロット管理し、段
積みの山をロット別に積み上げておけばコンテナ船に積
み込むとき、下に積まれた輸出コンテナを先に出荷しな
ければならないことは起こりえない。
【0004】また、輸入したコンテナをすぐにシャーシ
に積み込んで陸上輸送するのではなく、他のコンテナ船
に積み替えて国内または国外の他の港に輸送する場合が
ある。すなわち、コンテナターミナルを設置する港が、
いわゆるハブ港である場合には、大型のコンテナ船で遠
くから運んできたコンテナを一旦港へ陸揚げし、そこで
小型のコンテナ船に積み替えることが行われる。この場
合に大型コンテナ船には同一種類のコンテナが多数積み
込まれているので、陸揚時に積替のためのロット管理が
できることが多い。また、陸揚時にロット管理ができな
い場合にも、コンテナ立体貯蔵装置に一旦コンテナを貯
蔵し、コンテナ船の荷役がないときに、段積みのための
ロット管理をすればよい。
【0005】本願出願人はこのような観点から先に、コ
ンテナの貯蔵場所を輸入用のエリアと輸出用のエリアに
分け、輸入用のエリアは立体貯蔵装置により、輸出用エ
リアは段積貯蔵装置によりそれぞれハンドリングするこ
とにより、全体のコストを削減したコンテナターミナル
を提案し、特許出願を行った(特願平8−340894
(未公開))。
【0006】図4および図5は上記出願に開示されたコ
ンテナターミナルの図面であり、図4は平面図、図5
(A)は図4のA−A矢視図、図5(B)は図4のB−
B矢視図である。これらの図において、50は主に輸入
コンテナを扱うコンテナ立体貯蔵装置であり、60は主
に輸出コンテナを扱うコンテナ段積貯蔵装置である。コ
ンテナ立体貯蔵装置50は、図4に示すように40ft
貯蔵棚2が6列、20ft貯蔵棚2が2列設けられてい
る。クレーン用レール15は40ftコンテナ用が3
列、20ftコンテナ用が1列設けられており、各クレ
ーン用レール15に対し2台のスタッククレーン3が設
けられている。トラバーサ用レール41はクレーン用レ
ール15の下方に1段目(地上段)と4段目の2段設け
られ、各トラバーサ用レール41に対し2台のトラバー
サ40が設けられている。貯蔵建屋6の海側の側面6b
および陸側の側面6cから固定レール44が張り出して
設けられている。固定レール44は各トラバーサ用レー
ル41の延長部分の上方に設けられている。固定レール
44上を海側移載機46または陸側移載機47が走行す
る。これらの海側移載機46または陸側移載機47はコ
ンテナ把持用としてスプレッダを有しており、海側の側
面6bでは台車20とトラバーサ40との間でコンテナ
13の移載を行い、陸側の側面6cではトラバーサ40
とシャーシ14との間でコンテナ13を移載する。2は
コンテナ貯蔵棚である。
【0007】オートスタッククレーン3は、走行トロリ
から吊ビームを昇降可能に吊持してなるものであり、該
吊ビームとコンテナ貯蔵棚2にはスプレッダ横行レール
が設けられていて、ツイストロック装置によりコンテナ
13を把持する自走可能なスプレッダが、吊ビームとコ
ンテナ貯蔵棚2との間で自走してコンテナ13をコンテ
ナ貯蔵棚に出し入れする。なお、トラバーサ40はコン
テナ13を載置してレール41上を自走可能な台車であ
る。
【0008】図4において20は台車であり、貯蔵建屋
6の海側の側面6bおよび架構61の海側の側面に敷設
した台車走行レール21上を走行し、コンテナ船7との
間でコンテナクレーン8により、積卸したコンテナ13
を授受する。台車走行レール21は、貯蔵建屋6から離
れて海側に設けられた2車線の海側レール21a、21
aと、海側レール21aと貯蔵建屋6との間に設けられ
た2車線の建屋側レール21b、21bと、両レール2
1a、21bに直交して設けられ、台車20が横行する
路線変更用レール21cとからなる。台車20とコンテ
ナクレーン8とのコンテナ13の授受は海側レール21
a上で行い、台車20と海側移載機46とのコンテナ1
3の授受は建屋側レール21b上で行う。路線変更用レ
ール21cは海側レール21aと建屋側レール21bの
両端部に各1個所設けられるとともに中間に2個所設け
られている。台車走行レール21は、図5に示すように
貯蔵建屋6の海側に設けられた高架48上に設けられて
いる。49はシャーシ14の通路である。
【0009】台車20は無人運転で循環走行が可能であ
り、詳細を図面により説明する。図6は台車20の車輪
の部分を示す平面図であり、図7は図6のA−A矢視
図、図8は図6のB−B矢視図である。
【0010】図に示すように台車20には、4個の走行
用車輪20aと4個の横行用車輪20bとを有してい
る。走行用車輪20aのうちの一対はモータ駆動されて
いる。すなわち、走行用車輪20aは軸受20fにより
支持された車軸20cの両端に取り付けられており、車
軸20cはモータ20eにより、減速機20dを介して
駆動されている。横行用車輪20bはそれぞれ昇降用ジ
ャッキ20pにより支持された2個の軸受20fにより
軸支され、昇降可能になっている。20gは横行用車輪
20b駆動用の長軸であり、モータ20iにより減速機
20mを介して駆動されている。長軸20gの両端には
チェーンスプロケット20jが設けられており、チェー
ン20kを介して横行用車輪20bと同軸に設けられた
チェーンスプロケット20nと連結されている。なお、
これらの図において24は角棒状のレール、25はスト
ッパである。
【0011】輸出コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装置6
0は、コンテナ段積貯蔵エリア62の上方に設けられた
架構61を有している。架構61は、最上部に位置し、
岸壁12に対し直角方向に設けられ、両端部63cが上
記架構61から張り出しているクレーン用レール63a
と、クレーン用レール63aの下方に、クレーン用レー
ル63aに沿って設けられたトラバーサ用レール63b
と、これらのレール63a、63bを支持する複数の脚
61aとから構成されている。天井クレーン45は積卸
しするコンテナ13の長手方向に移動するトロリ45a
を有していて、段積した2列のコンテナ13の積卸しが
可能である。トラーバーサ40は段積したコンテナ13
の1列毎に設けられている。クレーン用レール63a
は、40ftコンテナ用が3列、20ftコンテナ用が
1列設けられている。各クレーン用レール63a上には
4台の天井クレーン45が配置されている。トラバーサ
用レール63bは、40ftコンテナ用が6列、20f
tコンテナ用が2列設けられている。各トラバーサ用レ
ール63b上には2台のトラバーサ40が配置されてい
る。なお、このトラバーサ40はコンテナ立体貯蔵装置
50のものと同様の構造をしいる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】輸出コンテナ用の段積
貯蔵装置60において、コンテナ段積貯蔵エリア62の
長さが長く、コンテナ13を横持ちするためのトラバー
サ40の能力が荷役効率向上のボトルネックになる場合
がある。この場合、トラバーサ40の台数を増しても複
数台のトラバーサ40が海側と陸側との間で往復する方
式となっているため、たとえば、輸出コンテナ用の段積
貯蔵エリア62において、シャーシ14に積まれて搬送
されてきたコンテナ13を段積貯蔵エリア62に順次段
積するような場合、海側へ向けて最後に移動したトラバ
ーサ40が空にならないと、先に移動したトラバーサ4
0はすでに空になっていても戻ってこられないという不
具合があり、荷役効率面で問題がある。
【0013】本発明は、従来技術のかかる問題点に鑑
み、それを改善するために案出されたもので、積替コン
テナ用のコンテナ段積貯蔵装置を設けるとともに、トラ
バーサを循環走行させることによりコンテナの荷役作業
を高能率に行うことができるコンテナターミナルを提供
することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のコンテナターミナルは、輸入コンテナ用のコン
テナ立体貯蔵装置と輸出コンテナ用のコンテナ段積貯蔵
装置と積替コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装置とを岸壁
に沿って並列に設けてなるコンテナターミナルであっ
て、輸出コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装置は、コンテ
ナ段積貯蔵エリアの上方に設けられた架構と、該架構上
方に設けたレール上をコンテナを載置して走行するトラ
バーサと、トラバーサ用レールの上方に設けられたレー
ル上を走行し、トラバーサにより運ばれたコンテナを段
積貯蔵エリアに積卸しする天井クレーンと、上記架構の
海側および陸側に設けられコンテナをトラバーサに移載
する海側および陸側移載機を有してなり、積替コンテナ
用のコンテナ段積貯蔵装置は、コンテナ段積貯蔵エリア
の上方に設けた架構と、該架構上方に設けたレール上を
コンテナを載置して走行するトラバーサと、トラバーサ
用レールの上方に設けられたレール上を走行しトラバー
サにより運ばれたコンテナを段積貯蔵エリアに積卸しす
る天井クレーンと、上記架構の海側に設けられコンテナ
をトラバーサに移載する海側移載機を有してなり、輸出
コンテナ用および積替コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装
置のいずれか一方または両方について、天井クレーンは
積卸しするコンテナの長手方向に移動するトロリを有し
ていて段積した2列のコンテナの積卸しが可能であり、
トラバーサはコンテナの各列毎に設けられるとともに、
載置するコンテナの長手方向に対して直角方向の走行
と、長手方向と同一方向の横行が可能であり、トラバー
サ用レールの海側および陸側の端部には、トラバーサ用
レールと直角方向の横行用レールが設けられていて、ト
ラバーサは平面循環走行可能になっている。
【0015】次に、本発明の特徴部分の作用を説明す
る。輸出コンテナおよび/または積替コンテナ用の段積
貯蔵装置のトラバーサは、段積したコンテナの各列毎に
設けられるとともに、走行と横行とが可能であり、トラ
バーサ用レールの両端に横行用レールが設けられてい
て、トラバーサは平面循環走行できるようになってい
る。したがって、たとえば、輸出コンテナ用のコンテナ
段積貯蔵エリアにおいて、シャーシは積まれて搬送され
てきたコンテナをコンテナ段積貯蔵エリアに順次段積さ
せるような場合には、陸側移載機によりシャーシから吊
り上げたコンテナを、トラバーサ用レールの陸側の端部
上のトラバーサに吊り下ろし、該トラバーサを横行用レ
ール上を横行させた後、隣のトラバーサ用レールを走行
させて海側へ向けて移動させる。その後、次のトラバー
サに同様にしてコンテナを吊り下ろす。先に、海側へ向
けて移動させたトラバーサ上のコンテナは、天井クレー
ンにより吊り上げてコンテナ段積貯蔵エリアに積上げら
れ、空になったトラバーサは海側端部で横行して再び元
のトラバーサ用レールに戻り、陸側端部に向って移動す
る。このように、トラバーサを平面循環させることによ
り、空になったトラバーサを速かに戻すことができるの
で、荷役作業を高能率に行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明の1実施形態につい
て、図面を参照しつつ説明する。図1は本発明のコンテ
ナターミナルの平面図であり、図2は図1のA−A矢視
図であり、図3(A)は図1のB−B矢視図であり、図
3(B)は図1のC−C矢視図である。これらの図にお
いて、従来技術として図4ないし図8を用いて説明した
ものと同一の部分については、同一の符号を付してお
り、重複した説明を省略する。
【0017】これらの図に示すように本発明のコンテナ
ターミナルは、輸入コンテナ用の立体貯蔵装置50と輸
出コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装置60と積替コンテ
ナ用のコンテナ段積貯蔵装置70とが岸壁12に沿って
並列に設けられている。これら装置の海側に沿って台車
走行レール21が設けられていて、台車20がその上を
循環走行していて、コンテナ船7からコンテナクレーン
8により積卸したコンテナ13を台車20により運搬
し、台車20上のコンテナ13は、コンテナ立体貯蔵装
置の海側移載機46またはコンテナ段積貯蔵装置60、
70の海側移載機45aにより吊り上げて、トラバーサ
40またはトラバーサ80によりコンテナ立体貯蔵装置
50またはコンテナ段積貯蔵装置60、70内に搬入す
る。
【0018】輸入コンテナ用のコンテナ立体貯蔵装置5
0は、コンテナ貯蔵棚2を多段多列に、かつ、間にコン
テナ移動用通路16を形成するように2列1組に配置し
た貯蔵建屋6と、コンテナ移動用通路16の1段目およ
び4段目に設けられたトラバーサ用レール41上をコン
テナ13を載置して走行するトラバーサ40と、コンテ
ナ移動用通路16の上方に設けられたクレーン用レール
15上を走行して、トラバーサ40により運ばれたコン
テナ13をコンテナ貯蔵棚2に出し入れするオートスタ
ッククレーン3と、貯蔵建屋6の海側および陸側に設け
られ、コンテナ13をトラバーサ40に移載する海側移
載機46および陸側移載機47を有している。
【0019】輸出コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装置6
0は、コンテナ段積貯蔵エリア62の上方に設けられた
架構61と、架構61の上方に設けたトラバーサ用レー
ル63b上をコンテナ13を載置して走行するトラバー
サ80と、トラバーサ用レール63bの上方に設けられ
たクレーン用レール63a上を走行し、トラバーサ80
により運ばれたコンテナ13をコンテナ段積貯蔵エリア
62に積卸しする天井クレーン45と、架構61の海側
および陸側に設けられ、コンテナ13をトラバーサ80
に移載する海側移載機45aおよび陸側移載機45bと
を有している。なお、海側移載機45aおよび陸側移載
機45bの構造は天井クレーン45と同じである。
【0020】積替コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装置7
0は、構造が輸出コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装置6
0とほぼ同じであり、相違するのは、積替コンテナ用の
コンテナ段積貯蔵装置70には陸側移載機45bがない
点であり、重複するので説明を省略する。
【0021】輸出コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装置6
0および積替コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装置70に
ついて、天井クレーン45は、積卸しするコンテナ13
の長手方向に移動するトロリを有していて、段積した2
列のコンテナ13の積卸しが可能であり、トラバーサ8
0は段積したコンテナ13の各列毎に設けられるととも
にに載置するコンテナの長手方向に対して直角方向の走
行と、長手方向に対して同一方向の横行が可能である。
すなわち、トラバーサ80は先に説明した台車20とほ
ぼ同じような構造をしている。ただし、トラバーサ用レ
ール63bの間隔を広くとる必要があるため走行用車輪
(台車20の横行用車輪20bに相当)は、トラバーサ
80の荷台の長手方向に張り出して設けてある。
【0022】トラバーサ用レール63bの海側および陸
側の端部には、トラバーサ用レール63bと直角方向の
横行用レール63dが設けられていて、トラバーサ80
は平面循環走行が可能である。なお、トラバーサ横行レ
ール63dは、コンテナ段積貯蔵装置60、70全体に
連続して設けてもよいし、対になったコンテナ2列毎に
設けてもよい。
【0023】輸入コンテナ用のコンテナ立体貯蔵装置5
0、輸出コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装置60および
積替コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装置70の海側の側
面に沿って、台車走行レール21が設けられており、そ
のレール21上を台車20が循環走行して、コンテナク
レーン8により積卸ししたコンテナ13をコンテナ貯蔵
装置に移送する。
【0024】次に、本実施形態の特徴部分について作用
を説明する。輸出コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装置6
0および積替コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装置70の
トラバーサ80は、段積したコンテナ13の各列毎に設
けられるとともに走行と横行とが可能であり、トラバー
サ用レール63bの海側および陸側の端部にはトラバー
サ横行用レール63dが設けられていて、トラバーサ8
0は平面循環走行可能になっている。したがって、たと
えば、輸出コンテン用のコンテナ段積貯蔵エリア62に
おいて、シャーシ14に積まれて搬送されてきたコンテ
ナ13をコンテナ段積貯蔵エリア62に順次段積させる
ような場合には、陸側移載機45bによりシャーシ14
から吊り上げたコンテナ13を、トラバーサ用レール6
3bの陸側の端部上のトラバーサ80に吊り下ろし、該
トラバーサ80をトラバーサ横行用レール63d上を横
行させた後、隣のトラバーサ用レール63bを走行させ
て、海側へ向けて移動させる。その後、次のトラバーサ
80に同様にしてコンテナ13を吊り下ろす。先に、海
側へ向けて移動させたトラバーサ80上のコンテナ13
は、天井クレーン45により吊り上げて、コンテナ段積
貯蔵エリア62に積上げられ、空になったトラバーサ8
0は、海側端部で横行し再び元のトラバーサ用レール6
3bに戻り、陸側端部に向って移動する。このように、
トラバーサ80を平面循環させることにより、空になっ
たトラバーサを速やかに元に戻すことができるので、荷
役作業を能率よく行うことができる。
【0025】本発明は以上説明した実施形態に限定され
るものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の
変更が可能である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコンテナ
ターミナルは、輸出コンテナ用および/または積替コン
テナ用のコンテナ段積貯蔵装置において、装置内でコン
テナを移送するトラバーサを走行および横行可能とし、
トラバーサ用レールの海側および陸側の端部にトラバー
サ横行レールを設けて、トラバーサが平面循環走行でき
るようにしたので、空のトラバーサを速やかに元に戻す
ことができ、荷役作業を能率よく行うことができるなど
の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンテナターミナルの平面図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】(A)は図1のB−B矢視図である。(B)は
図1のC−C矢視図である。
【図4】従来のコンテナターミナルの平面図である。
【図5】(A)は図4のA−A矢視図である。(B)は
図4のB−B矢視図である。
【図6】台車の車輪部分の平面図である。
【図7】図6のA−A矢視図である。
【図8】図6のB−B矢視図である。
【符号の説明】
2 コンテナ貯蔵棚 3 オートスタッククレーン 6 貯蔵建屋 14 シャーシ 15 クレーン用レール 16 コンテナ移動用通路 20 台車 40 トラバーサ 41 トラバーサ用レール 45 天井クレーン 45a 海側移載機 45b 陸側移載機 46 海側移載機 47 陸側移載機 60 輸出コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装置 61 架構 63a クレーン用レール 63b トラバーサ用レール 63d トラバーサ横行用レール 70 積替コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装置 71 架構 80 トラバーサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輸入コンテナ用のコンテナ立体貯蔵装置
    と輸出コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装置と積替コンテ
    ナ用のコンテナ段積貯蔵装置とを岸壁に沿って並列に設
    けてなるコンテナターミナルであって、輸出コンテナ用
    のコンテナ段積貯蔵装置は、コンテナ段積貯蔵エリアの
    上方に設けられた架構と、該架構上方に設けたレール上
    をコンテナを載置して走行するトラバーサと、トラバー
    サ用レールの上方に設けられたレール上を走行しトラバ
    ーサにより運ばれたコンテナをコンテナ段積貯蔵エリア
    に積卸しする天井クレーンと、上記架構の海側および陸
    側に設けられ、コンテナをトラバーサに移載する海側お
    よび陸側移載機を有してなり、積替コンテナ用のコンテ
    ナ段積貯蔵装置は、コンテナ段積貯蔵エリアの上方に設
    けた架構と、該架構上方に設けたレール上をコンテナを
    載置して走行するトラバーサと、トラバーサ用レールの
    上方に設けられたレール上を走行し、トラバーサにより
    運ばれたコンテナをコンテナ段積貯蔵エリアに積卸しす
    る天井クレーンと、上記架構の海側に設けられコンテナ
    をトラバーサに移載する海側移載機を有してなり、輸出
    コンテナ用および積替コンテナ用のコンテナ段積貯蔵装
    置のいずれか一方または両方について、天井クレーンは
    積卸しするコンテナの長手方向に移動するトロリを有し
    ていて段積した2列のコンテナの積卸しが可能であり、
    トラバーサはコンテナの各列毎に設けられるとともに載
    置するコンテナの長手方向に対して直角方向の走行と、
    長手方向に対して同一方向の横行が可能であり、トラバ
    ーサ用レールの海側および陸側の端部には、トラバーサ
    用レールと直角方向の横行用レールが設けられていて、
    トラバーサは平面循環走行可能であることを特徴とする
    コンテナターミナル。
JP10259398A 1998-04-14 1998-04-14 コンテナターミナル Pending JPH11292291A (ja)

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JP10259398A JPH11292291A (ja) 1998-04-14 1998-04-14 コンテナターミナル

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