JPH11291966A - 単車における車載機取付け装置 - Google Patents

単車における車載機取付け装置

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JPH11291966A
JPH11291966A JP10097441A JP9744198A JPH11291966A JP H11291966 A JPH11291966 A JP H11291966A JP 10097441 A JP10097441 A JP 10097441A JP 9744198 A JP9744198 A JP 9744198A JP H11291966 A JPH11291966 A JP H11291966A
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JP
Japan
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mounting
vehicle
pair
front forks
pipe member
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JP10097441A
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English (en)
Inventor
Hideki Hashimoto
英喜 橋本
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、無線通信用の通信機器(車載機)を
適切な取付け位置および取付け状態で単車に取付けるこ
とができる単車における車載機取付け装置を提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】単車51に設けた一対のフロントフォーク
54に夫々取付けられた取付けパイプ部材1、11と、
前記一対のフロントフォーク54の間隔方向中心に位置
して前記取付けパイプ部材1に取付けられ且つ無線通信
用の通信機器Wを取付ける取付けプレート2、12とを
具備することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は単車において無線通
信を行う車載機を取付ける装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通行料金自動収受システムにおいて無線
通信を用いた方法は、国内外で各メーカが技術開発をし
ており、国外では一部実用に供せられている。この方法
は、車両に搭載した無線通信用通信機器(車載機)と路
上に固定設置したアンテナとの間で無線通信を行うもの
であるが、車両側の通信機器(車載機)と路上側のアン
テナとの間で良好に通信を行うためには車両における通
信機器(車載機)の取付け位置および取付け状態が問題
となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】乗用車や貨物車などの
四輪車では、良好に無線通信を行うために通信機器(車
載機)をダッシュボード上に設置する、またはフロント
ガラスに貼付けるなどの方法を採用している。しかし、
単車の場合は、その構成上四輪車のように通信機器(車
載機)を直接取付ける適切な場所がないために、良好に
無線通信を行うための適切な取付け位置および取付け状
態の開発が要望されている。
【0004】本発明は前記事情に基いてなされたもの
で、無線通信用の通信機器を適切な取付け位置および取
付け状態で単車に取付けることができる単車における車
載機取付け装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の単車における車
載取付け装置は、単車に設けた一対のフロントフォーク
に取付けられた取付けパイプ部材と、前記一対のフロン
トフォークの間隔方向中心に位置して前記取付けパイプ
部材に取付けられ且つ無線通信用通信機器を取付ける取
付けプレートとを具備することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態につい
て図1および図2を参照して説明する。図1は本発明の
車載機取付け装置を設けた単車を概略的に示す図、図2
は本発明の車載取付け装置を示す斜視図である。この実
施の形態は、車載機として通行料金自動収受システムに
おける無線通信に用いる通信機器を対象にしている。
【0007】図中51は単車で、52はこの単車のフレ
ーム、53はフレーム52に装着されたエンジン、54
はフレームの前部に上下方向に沿って配置されて設けら
れ上部である固定筒54aと下部である可動筒54bを
有する一対のフロントフォーク、55はこの一対のフロ
ントフォーク54の固定筒54aに取付けられたハンド
ル、56は一対のフロントフォーク54の可動筒54b
に設けられた前輪、57はフレーム52の後部に設けら
れたリアショックアブソーバ、58はこのリアショック
アブソーバ57に設けられた後輪である。一対のフロン
トフォーク54は鉛直軸に対して角度θをもって傾斜し
ている。一対のフロントフォーク54の固定筒54aの
間にはスピードメータなどの計器59が配置されて固定
筒54aに取付けられ、この計器59の下側における一
対のフロントフォーク54の固定筒54aの間にはヘッ
ドランプ60が配置されて一対のフロントフォーク54
取付けられている。
【0008】本発明の車載機車載取付け装置は単車51
の一対のフロントフォーク54に設けられて、無線交信
用、例えば通行料金自動収受システムにおいて無線通信
を行うために単車51に搭載する通信機器(車載機)W
を単車1に取付けるものである。通信機器(車載機)W
は外形が薄い直方体をなすものである。図中1は単車5
1の一対のフロントフォーク54の固定筒54aに取付
けられる取付けパイプ部材、2はこの取付けパイプ部材
1に取付けられる取付けプレートである。取付けパイプ
部材1は、一対のフロントフォーク54の固定筒54a
の上部前側に配置されてこの一対のフロントフォーク5
4の固定筒54aに取付けられている。取付けパイプ部
材1は強度、耐食性などに優れた金属材料からなる丸パ
イプにより形成されたもので、一対のフロントフォーク
54の間隔に対応した幅を有している。取付けパイプ部
材1における一対のフロントフォーク54に対応した左
右の両側部1aは単車51の後側に向いた2本の腕を有
しており、この2本の腕の先端には夫々取付け座3が取
付けてある。この取付け座3は一対のフロントフォーク
54において固定筒54aの外周形状、例えば円筒形に
対応した円弧形をなしている。取付けパイプ部材1の上
部1bは左右の両側部1aから後側へ向けて反り上がる
ように形成されており、一対のフロントフォーク54の
間隔方向に沿う2本の桟が単車51の前後方向に間隔を
存して配置されている。なお、取付けパイプ部材1の各
部は一体に形成され、あるいは溶接などの手段により強
固に結合されている。
【0009】取付けプレート2は、強度、耐食性などに
優れた金属材料の板材からなる通信機器(車載機)Wの
平面の大きさに相当、あるいはそれより大きい面積を有
するものである、取付けプレート2は、取付けパイプ部
材1の上部1bにおいて一対のフロントフォーク54の
間隔の中心(取付けパイプ部材幅方向中心)に位置して
2本の桟にわたして配置され、係合、ねじ止めや溶接な
どの手段により強固に固定されている。取付けプレート
2には図示しない取付けねじを通すための孔2aが形成
されている。
【0010】そして、このように構成された通信機器
(車載機)取付け装置は単車51の一対のフロントフォ
ーク54の上部前側に配置される。例えば取付けプレー
ト2がヘッドランプ60より上側であって計器59より
前側に位置するように配置される。取付けパイプ部材1
における左右の両側部1aは一対のフロントフォーク5
4に夫々対応して位置し、且つ両側部1a毎に2本の腕
の先端に取付けた取付け座3は夫々対応するフロントフ
ォーク54の固定筒54aの外周面に組み合わされて、
固定具4によって固定筒54aに強固に固定されてい
る。固定具4は例えば金属から可バンドと、このバンド
を締付ける締付けねじを有するものを用いている。金属
からなるバンドは可撓性をもたせた開放された環状をな
すもので、フロントフォーク54の固定筒54aと取付
け座3の周囲に巻き付け、締付けねじによりバンドの両
端を締付けるようにしている。この状態で取付けプレー
ト2はヘッドランプ60より上側であって計器59より
前側に位置する。通信機器(車載機)Wは取付けプレー
ト2の上面に載置され、図示しないねじを取付けプレー
ト2に形成した孔と通信機器(車載機)Wに形成した孔
に通して締付けることにより取付けプレート2に固定さ
れている。
【0011】このようにして通信機器(車載機)取付け
装置は、通信機器(車載機)Wを一対のフロントフォー
ク54の間隔の中心においてヘッドランプ60より上側
であって計器59より前側に位置して一対のフロントフ
ォーク54に取付ける。
【0012】この車載機取付け装置について説明を加え
る。単車51に通信機器(車載機)Wを装備する場合に
は次に述べるように種々の考慮すべき条件がある。すな
わち、第1に通信機器(車載機)Wが運転者の視界を妨
げないことである。例えば通信機器(車載機)Wが計器
59を隠さない、運転者の前方視野を狭めないことであ
る。第2に通信機器(車載機)Wが単車51のハンドル
操作に影響を与えないことである。例えば操舵バランス
を崩してハンドルを取られることがない。第3に通信機
器(車載機)Wをノイズ源である単車51のエンジン5
3の点火プラグから離すことである。第4に通信機器
(車載機)に加わる振動を低減することである。
【0013】これに対して前述した構成の車載機取付け
装置は、取付けパイプ部材1を単車51における一対の
フロントフォーク54に取付けるものであるから、通信
機器(車載機)Wを配置する位置が自由で通信機器(車
載機)Wを一対のフロントフォーク54の上部前側に配
置して一対のフロントフォーク54に取付けることがで
きる。このため、通信機器(車載機)Wを運転者および
計器59、またエンジン53の点火プラグから離して装
備することができ、前述した第1および第3の条件を満
足させることができる。特に通信機器(車載機)Wをヘ
ッドランプ60より上側であって計器59より前側に位
置させることにより、一層第1の条件を満足させること
ができる。またこの装置は、取付けプレート2によって
通信機器(車載機)Wを一対のフロントフォーク54の
間隔の中心に設けるために、通信機器(車載機)Wを単
車51の幅方向中心に設けることができ、第2の条件を
満足させることができる。さらにこの装置は、車載機取
付け装置は取付けパイプ部材1を一対のフロントフォー
ク54に取付けることにより一対のフロントフォーク5
4と一体化した強度を備え、且つ取付けパイプ部材1に
取付けプレート2を取付けて外部振動を吸収する構造と
している。
【0014】第2の実施の形態について図3を参照して
説明する。この実施の形態も通信機器(車載機)として
通行料金自動収受システムにおける無線通信に用いる通
信機器を対象にして、単車51に設ける一対のフロント
フォーク54の上部前側に取付けるようにしたものであ
る。図3(a)は車載機取付け装置を前面から見た図、
図3(b)は車載機取付け装置を側面から見た図であ
る。
【0015】図中11は一対の取付けパイプ部材、12
は取付けプレートである。この一対の取付けパイプ部材
11は夫々単車51の一対のフロントフォーク54の固
定筒54aに対応して配置されて取付けられる。一対の
取付けパイプ部材11は夫々通信機器(車載機)Wを一
対のフロントフォーク54の間隔の中心においてヘッド
ランプ60より上側であって計器59より前側に位置し
て取付けるために例えば逆Z字形状に形成されている。
一対の取付けパイプ部材11の下部は固定具13によっ
て一対のフロントフォーク54の固定筒54aに夫々固
定されており、上部はヘッドランプ60より上側であっ
て計器59より前側に位置するようになっている。固定
具13は例えば第1の実施の形態において固定具5とし
て用いたバンドと締付けねじを用いる。
【0016】取付けプレート12は一対のフロントフォ
ーク54の間隔に対応した幅を有するもので、中央部に
取付け部12aを有し、この中央取付け部12aの左右
両側縁には夫々幅方向外側へ向けて延びる一対の腕部1
2bが形成されており、これら両側の一対の腕部12b
の先端にはパイプ挿通筒部12cが夫々形成されてい
る。取付けプレート12は一対の取付けパイプ部材11
の間に配置されて左右両側の一対の腕部12bのパイプ
挿通筒部12cに一対の取付けパイプ部材11の上部が
挿通されている。各パイプ挿通筒部12cは取付けパイ
プ部材11から抜け出さないようにプラグ14を用いて
押えている。なお、15は一対の取付けパイプ部材11
が一対のフロントフォーク54の固定筒54aから不正
に取り外されないように防止するワイヤである。通信機
器(車載機)Wは取付けプレート12の取付け部12a
にねじ止めなどに手段により取付けられる。
【0017】この実施の形態も第1の実施の形態と同じ
効果を得ることができる。特に取付けプレート12は、
中央部に通信機器(車載機)Wを取付ける取付け部12
aを有し、この取付け部12aの左右両側に夫々幅方向
外側へ向けて延びる一対の腕部12bを形成し、この左
右両側に夫々幅方向外側へ向けて延びる一対の腕部12
bを利用して中央取付け部12aを支持する構成である
から、柔軟性を有して外部からの振動を吸収する作用が
優れている。
【0018】なお、本発明は前述した実施の形態に限定
されずに、種々変形して実施することができる。例えば
本発明は通信機器(車載機)として通行料金自動収受シ
ステムにおける無線通信に用いるものを対象することに
限定されず、他の用途の無線通信に用いる通信機器(車
載機)を対象にすることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明の単車におけ
る車載機取付け装置によれば、単車に搭載する無線通信
用の通信機器(車載機)が運転者の視界を妨げないこ
と、通信機器が単車のハンドル操作に影響を与えないこ
と、無線通信用通信機器を単車のエンジンから離すこと
および通信機器に加わる振動を低減すること、という各
条件を満足させることができる。従って、本発明によれ
ば、単車に搭載する通信機器を適切な取付け位置および
取付け状態で単車に取付けることができる単車における
車載機取付け装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における車載機取付け装置を
搭載した単車を示す図。
【図2】同実施の形態における車載機取付け装置を示す
斜視図。
【図3】第2の実施の形態における車載機取付け装置を
示す図。
【符号の説明】
1…取付けパイプ部材、 2…取付けプレート、 11…取付けパイプ部材、 12…取付けプレート。 51…単車、 54…一対のフロントフォーク、 W…通信機器(車載機)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単車に設けた一対のフロントフォークに
    取付けられた取付けパイプ部材と、前記一対のフロント
    フォークの間隔方向中心に位置して前記取付けパイプ部
    材に取付けられ且つ前記無線通信用通信機器を取付ける
    取付けプレートとを具備することを特徴とする単車にお
    ける車載機取付け装置。
JP10097441A 1998-04-09 1998-04-09 単車における車載機取付け装置 Pending JPH11291966A (ja)

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