JPH11291749A - 車両用空調装置の冷却ユニット - Google Patents

車両用空調装置の冷却ユニット

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JPH11291749A
JPH11291749A JP9595898A JP9595898A JPH11291749A JP H11291749 A JPH11291749 A JP H11291749A JP 9595898 A JP9595898 A JP 9595898A JP 9595898 A JP9595898 A JP 9595898A JP H11291749 A JPH11291749 A JP H11291749A
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JP
Japan
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condensed water
cooler
plate
air
cooling unit
Prior art date
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Application number
JP9595898A
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English (en)
Inventor
Shinya Yamaguchi
信也 山口
Takashi Maruki
敬司 丸木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 凝縮水の排水口を冷却器よりも空気上流側に
配置するものにおいて、凝縮水の排水性を向上する。 【解決手段】 冷却器11を収容するケース12の底面
部のうち、冷却器11より空気上流側に、冷却器11で
発生する凝縮水を排出する排水口15を設け、かつ、ケ
ース12の底面部のうち、冷却器11の下方に、排水口
15側が低くなる傾斜面からなる凝縮水受け面16を形
成する。この凝縮水受け面16に、上方へ突出するとと
もに送風空気の流れ方向と直交方向に延びる板状ガイド
部材17を配置し、さらに、凝縮水受け面16の表面上
で、板状ガイド部材17の側方に、凝縮水を通過させる
隙間部18を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空調装置の
冷却ユニットで発生する凝縮水が下流側に飛散するのを
防止するためのガイド構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用空調装置の冷却ユニットで
は、通常、ケース底面部に設ける凝縮水の排水口を冷却
器の空気下流側に配置して、冷却器(蒸発器)で発生す
る凝縮水を空気流れに沿って排水口側へ移動させ、排水
口から凝縮水をスムースに排水できるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、車両の種類に
よっては、排水口に接続される排水パイプの搭載スペー
ス確保のために、凝縮水の排水口を冷却器よりも空気上
流側に配置しなければならない場合がある。この場合、
冷却器の底面部の下方に位置するケース底面部に、排水
口側へ向かう傾斜面からなる凝縮水受け面を形成し、こ
の受け面と冷却器の底面部との間は完全に密閉せずに、
凝縮水を排水口側へ案内するための凝縮水案内空間を形
成している。そのため、この案内空間の空気流れの風圧
を受けて凝縮水が空気流れ下流側(排水口とは反対側の
方向)へ移動し、冷却ユニット下流側のヒータユニット
へ凝縮水が飛散するという不具合を生じる。
【0004】本発明は上記点に鑑み、凝縮水の排水口を
冷却器よりも空気上流側に配置するものにおいて、凝縮
水の排水性を向上することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1〜4記載の発明では、冷却器(11)を収
容するケース(12)の底面部のうち、冷却器(11)
より空気上流側に、冷却器(11)で発生する凝縮水を
排出する排水口(15)を設け、かつ、ケース(12)
の底面部のうち、冷却器(11)の下方に、排水口(1
5)側が低くなる傾斜面からなる凝縮水受け面(16)
を形成する冷却ユニットにおいて、凝縮水受け面(1
6)に、上方へ突出するとともに送風空気の流れ方向と
直交方向に延びる板状ガイド部材(17)を配置し、さ
らに、前記凝縮水受け面(16)の表面上で、板状ガイ
ド部材(17)の側方に、凝縮水を通過させる隙間部
(18)を設けたことを特徴としている。
【0006】これによると、送風空気の流れ方向と直交
方向に延びる板状ガイド部材17により、受け面16上
の凝縮水に風圧が加わるのを防止することができる。そ
れにより、凝縮水が受け面(傾斜壁面)16を上昇して
冷却器11の空気下流側へ移動するのを阻止できる。そ
の結果、凝縮水を隙間部(18)を通過して下方の排水
口(15)側へ向かってスムースに移動させることがで
きる。
【0007】以上の結果、排水口(15)が冷却器(1
1)より空気上流側の部位に配置されていても、上記板
状ガイド部材(17)の設置により凝縮水受け面(1
6)上から排水口(15)側(空気上流側)へ向かって
凝縮水をスムースに移動させることができる。これによ
り、凝縮水が冷却ユニットよりヒータユニット側へ飛散
するのを防止できる。
【0008】なお、請求項2に記載の発明のごとく、板
状ガイド部材(17)を送風空気の流れ方向と直交方向
に複数枚配置することにより、この複数枚の板状ガイド
部材(17)相互間に隙間部(18)を設けることがで
き、この隙間部(18)を通して凝縮水を排水口(1
5)側へ向かってスムースに移動させることができる。
また、請求項3に記載の発明のごとく、複数枚の板状ガ
イド部材(17)を送風空気の流れ方向に複数列にわた
って配置し、この複数列の板状ガイド部材(17)を千
鳥配置すれば、各列の板状ガイド部材(17)相互間の
隙間部(18)が空気流れ方向に屈曲した形態となり、
各列の隙間部(18)が一直線上に配置されることはな
い。そのため、凝縮水が隙間部(18)を通過する際に
も風圧が加わりにくくなるので、凝縮水が隙間部(1
8)をスムースに通過できる。
【0009】また、請求項4に記載の発明のごとく、複
数枚の板状ガイド部材(17)をケース(12)に樹脂
により一体成形すれば、板状ガイド部材(17)を簡単
に形成できる。なお、上記各手段に付した括弧内の符号
は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を
示すものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図に
基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態による
車両用空調装置の冷却ユニットの要部を示す概略透視図
で、図2は冷却ユニット全体の概略斜視図である。冷却
ユニット10は、送風空気を冷却する冷却器11を有し
ており、この冷却器11は冷凍サイクルの蒸発器で構成
される。この冷却器11は図2に示すように縦長で、薄
型の直方体形状であり、ケース12内に収容されてい
る。このケース12はポリプロピレンのような機械的強
度が高くて、ある程度の弾性を有する樹脂材料で成形さ
れている。また、ケース12は、冷却器11等の収容の
ために、例えば、上下に分割された複数の分割ケースを
図示しない金属バネクリップ等の締結手段を用いて脱着
可能に一体に結合する構成になっている。
【0011】冷却ユニット10は車室内の計器盤下方部
に、車両の上下、左右、前後方向に対して図2に示す位
置関係で搭載される。冷却ユニット10のケース12の
うち、左側面の上部に矩形状の空気入口13が開口して
おり、この空気入口13に送風ユニット(図示せず)か
らの送風空気が矢印Aのように流入する。また、ケース
12の右側面には、冷却器11を通過した空気(冷風)
を矢印Bのように流出させる矩形状の空気出口14が開
口している。この空気出口14はヒータユニット(図示
せず)に接続され、送風空気はヒータユニットを介して
車室内へ吹き出す。
【0012】ケース12の底面部のうち、冷却器11よ
り空気上流側の部位に、冷却器11で発生する凝縮水を
排出する排水口15が設けてある。この排水口15は、
図2に示すように、ケース12の上下方向で最も低い位
置に配置してある。また、ケース12の底面部のうち、
冷却器11の下方には、排水口15側が低くなる傾斜面
(図1参照)からなる凝縮水受け面16が形成されてい
る。
【0013】この凝縮水受け面16には、上方へ突出す
るとともに送風空気の流れ方向と直交方向に延びる板状
ガイド部材17を配置している。この板状ガイド部材1
7と凝縮水受け面16はケース12に樹脂により一体成
形されている。さらに、板状ガイド部材17は、送風空
気の流れ方向と直交方向に複数枚(図示の例では、2枚
または3枚)配置され、この複数枚の板状ガイド部材1
7相互間に隙間部18が設けられている。この隙間部1
8は、凝縮水受け面16の表面上で板状ガイド部材17
の側方に位置して、凝縮水を下方の排水口15側へ向か
って通過させるものである。
【0014】また、複数枚の板状ガイド部材17は、送
風空気の流れ方向に複数列(図1の例では3列)にわた
って配置してあり、かつ、複数列の板状ガイド部材17
を千鳥配置(オフセット配置)している。従って、各列
の板状ガイド部材17相互間の隙間部18が屈曲した形
態となり、各列の隙間部18が一直線上に配置されるこ
とはない。。
【0015】ここで、板状ガイド部材17の具体的設計
例について述べると、板状ガイド部材17の相互間の隙
間部18の幅W=10mm程度である。また、板状ガイ
ド部材17の高さHは、板状ガイド部材17の頂部と冷
却器11の底面との間に隙間がないように設定する。次
に、上記構成において本実施形態の作動を説明する。空
調装置が作動すると、送風ユニットからの送風空気(内
気または外気)が矢印A方向に送風され、空気入口13
から冷却ユニット10のケース12内に流入する。そし
て、冷却器11において冷凍サイクルの冷媒が送風空気
より蒸発潜熱を吸熱して蒸発する。これにより、送風空
気が冷却、除湿され、冷却器11で凝縮水が発生する。
この凝縮水は重力にて冷却器11下方側の凝縮水受け面
16上へ落下していくが、凝縮水の一部は送風空気の流
れに押されて、受け面(傾斜壁面)16を上昇して冷却
器11の空気下流側(図1、2の右側)へ向かって移動
しようとする。
【0016】しかし、本実施形態によると、凝縮水受け
面16上には送風空気の流れ方向と直交方向に延びる板
状ガイド部材17を配置しているから、この板状ガイド
部材17により受け面16上の凝縮水に風圧が加わるの
を防止することができ、それにより、凝縮水が受け面
(傾斜壁面)16を上昇して冷却器11の空気下流側へ
移動するのを阻止できる。その結果、凝縮水を隙間部1
8を通過して下方の排水口15側へ向かってスムースに
移動させることができる。
【0017】ここで、複数列の板状ガイド部材17を千
鳥配置(オフセット配置)しているから、各列の板状ガ
イド部材17相互間の隙間部18が空気流れ方向に屈曲
した形態となり、各列の隙間部18が一直線上に配置さ
れることはない。そのため、凝縮水が隙間部18を通過
する際にも風圧が加わりにくくなるので、凝縮水が隙間
部18をスムースに通過できる。
【0018】以上の結果、排水口15が冷却器11より
空気上流側の部位に配置されていても、上記板状ガイド
部材17の設置により凝縮水受け面16上から排水口1
5側(空気上流側)へ向かって凝縮水をスムースに移動
させることができる。これにより、凝縮水が冷却ユニッ
トよりヒータユニット側へ飛散するのを防止できる。な
お、板状ガイド部材17の配置枚数(配置形態)、ある
いは寸法設定等は、上述の実施形態に限定されることな
く、冷却ユニットの仕様に応じて種々変更可能なことは
もちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両用空調装置の冷却ユニットの
一実施形態を示す要部透視図である。
【図2】本発明による車両用空調装置の冷却ユニットの
一実施形態を示す全体斜視図である。
【符号の説明】
11…冷却器、12…ケース、15…排水口、16…凝
縮水受け面、17…板状ガイド部材、18…隙間部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風空気を冷却する冷却器(11)と、 前記冷却器(11)を収容するケース(12)と、 前記ケース(12)の底面部のうち、前記冷却器(1
    1)より空気上流側に設けられ、前記冷却器(11)で
    発生する凝縮水を排出する排水口(15)と、 前記ケース(12)の底面部のうち、前記冷却器(1
    1)の下方に位置して、前記排水口(15)側が低くな
    る傾斜面からなる凝縮水受け面(16)とを備え、 前記凝縮水受け面(16)に、上方へ突出するとともに
    前記送風空気の流れ方向と直交方向に延びる板状ガイド
    部材(17)を配置し、 さらに、前記凝縮水受け面(16)の表面上で、板状ガ
    イド部材(17)の側方に、凝縮水を通過させる隙間部
    (18)を設けたことを特徴とする車両用空調装置の冷
    却ユニット。
  2. 【請求項2】 前記板状ガイド部材(17)は、前記送
    風空気の流れ方向と直交方向に複数枚配置され、この複
    数枚の板状ガイド部材(17)相互間に前記隙間部(1
    8)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載
    の車両用空調装置の冷却ユニット。
  3. 【請求項3】 前記複数枚の板状ガイド部材(17)
    は、前記送風空気の流れ方向に複数列にわたって配置さ
    れ、 前記複数列の板状ガイド部材(17)が千鳥配置されて
    いることを特徴とする請求項2に記載の車両用空調装置
    の冷却ユニット。
  4. 【請求項4】 前記板状ガイド部材(17)は前記ケー
    ス(12)に樹脂により一体成形されていることを特徴
    とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用
    空調装置の冷却ユニット。
JP9595898A 1998-04-08 1998-04-08 車両用空調装置の冷却ユニット Pending JPH11291749A (ja)

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JP9595898A JPH11291749A (ja) 1998-04-08 1998-04-08 車両用空調装置の冷却ユニット

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ID=14151753

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JP (1) JPH11291749A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101521514B1 (ko) * 2009-01-23 2015-05-19 한라비스테온공조 주식회사 차량 공조장치용 공조케이스
KR20200107183A (ko) * 2019-03-06 2020-09-16 한온시스템 주식회사 차량용 공조장치
WO2023112629A1 (ja) * 2021-12-15 2023-06-22 サンデン株式会社 車両用空調装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101521514B1 (ko) * 2009-01-23 2015-05-19 한라비스테온공조 주식회사 차량 공조장치용 공조케이스
KR20200107183A (ko) * 2019-03-06 2020-09-16 한온시스템 주식회사 차량용 공조장치
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