JPH11291656A - 感熱孔版印刷用熱可塑性樹脂フィルム - Google Patents
感熱孔版印刷用熱可塑性樹脂フィルムInfo
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- JPH11291656A JPH11291656A JP11148498A JP11148498A JPH11291656A JP H11291656 A JPH11291656 A JP H11291656A JP 11148498 A JP11148498 A JP 11148498A JP 11148498 A JP11148498 A JP 11148498A JP H11291656 A JPH11291656 A JP H11291656A
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Abstract
均一性に優れたフィルムを提供する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂組成物からなるフィルムで
あって、該フィルムの密度(d:g/cm3 )と該フィ
ルムを構成する熱可塑性樹脂組成物の非晶密度(d0 :
g/cm3 )とが(1)式を満足することを特徴とする
感熱孔版印刷用熱可塑性樹脂フィルム。 −0.6≦d−d0 ≦0.02 (g/cm3 )(1)
Description
あるいはレーザー光線等によって穿孔製版される感熱孔
版印刷用フィルムに関するものであり、更に詳しくは感
度が高い感熱孔版印刷用熱可塑性樹脂フィルムに関す
る。
に原紙ということもある。)としては、ポリエステル系
フィルム、塩化ビニリデン系フィルム等の熱可塑性樹脂
フィルムに、天然繊維、化学繊維または合成繊維あるい
はこれらを混抄した薄葉紙、不織布、紗等によって構成
された多孔性支持体を接着剤で貼り合わせた構造のもの
が知られている(例えば、特開昭51−2513号公
報、特開昭57−182495号公報など)。
ルムが、サーマルヘッド、あるいはレーザー光線等のパ
ルス的照射によって穿孔され、多孔性支持体はインキ通
過機能を有する。サーマルヘッドを使用した製版方式
は、原稿をイメージセンサーで読み取りこれをデジタル
信号に変え、サーマルヘッドで原稿に応じた画像を原紙
のフィルム部分にドット状に穿孔して製版を行う方式で
ある。このようなサーマルヘッドによる製版方式におい
ては、サーマルヘッドによるダメージを抑えて寿命を延
長するために、ヘッドに供給するエネルギーをできるだ
け小さくすることが望まれ、原紙に用いられるフィルム
にはこのとき小さなエネルギーでも穿孔すること、すな
わち、高感度化が望まれている。
報や特開昭57−182495号公報に記載されたフィ
ルムは、感度の点において不十分であり、さらに向上さ
せることが望まれていた。
二軸延伸ポリエステルフィルムの熱的特性を規定したフ
ィルム(特開昭62−282984号公報、特開昭62
−149496号公報))、熱収縮特性を規定したフィ
ルム(特開昭62−282983号公報、特開昭63−
160895号公報)、2つ以上の融解ピークを有する
フィルム(特開平3−39294号公報)等が提案され
ているが未だ不十分であった。
技術では得られなかった、感度が高くしかも穿孔の均一
性に優れた感熱孔版印刷用熱可塑性樹脂フィルムを提供
することにある。
鑑み、鋭意検討した結果、特定の密度を有するフィルム
によって上記問題が解決されることを見出し本発明に至
った。
樹脂フィルムは、熱可塑性樹脂組成物からなるフィルム
であって、該フィルムの密度(d:g/cm3 )と該フ
ィルムを構成する熱可塑性樹脂組成物の非晶密度
(d0 :g/cm3 )とが下記(1)式を満足すること
を特徴とするものからなる。 −0.6≦d−d0 ≦0.02 (g/cm3 )(1)
い実施の形態とともに詳細に説明する。本発明における
感熱孔版印刷用フィルムとは、サーマルヘッド、あるい
はレーザー光線等によって穿孔製版されるものである。
らなる。熱可塑性樹脂としては、ポリエステル、ポリア
ミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、それらの共重合
体、およびそれらのプレンド物を使用できる。好ましく
はポリエステルおよびその共重合体またはブレンド物で
ある。
とグリコール成分を主たる構成成分とするポリエステル
が好ましく、ジカルボン酸としては、芳香族ジカルボン
酸、脂肪族ジカルボン酸または脂環族ジカルボン酸を用
いることができる。ここで、芳香族ジカルボン酸成分と
して、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル
酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、1,5−ナフタ
レンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、
4,4′−ジフェニルジカルボン酸、4,4′−ジフェ
ニルエーテルジカルボン酸、4,4′−ジフェニルスル
ホンジカルボン酸等を挙げることができ、中でもテレフ
タル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン
酸が好ましい。脂肪族ジカルボン酸成分としては例え
ば、コハク酸、アジピン酸、スベリン酸、セバシン酸、
ドデカンジオン酸、エイコサンジオン酸、ダイマー酸等
を挙げることができ、中でもアジピン酸、セバシン酸が
好ましい。また、脂環族ジカルボン酸成分としては例え
ば、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等を挙げるこ
とができる。これらの酸成分は1種のみ用いてもよく、
2種以上併用してもよく、さらには、ヒドロキシ安息香
酸等のオキシ酸を一部共重合してもよい。また、グリコ
ール成分としては例えば、エチレングリコール、1,2
−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、ネオ
ペンチルグリコール、1,3−ブタンジオール、1,4
−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6
−ヘキサンジオール、1,2−シクロヘキサンジメタノ
ール、1,3−シクロヘキサンジメタノール、1,4−
シクロヘキサンジメタノール、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール、ポリアルキレングリコール、
2,2−ビス(4−ヒドロキシエトキシフェニル)プロ
パン等を挙げることができる。中でもエチレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル、1,4−シクロヘキサンジメタノールが好ましい。
有していることが好ましい。粒子としては、例えば、ク
レー、マイカ、酸化チタン、炭酸カルシウム、カオリ
ン、タルク、湿式あるいは乾式シリカ、アルミナ、ジル
コニアなどの無機粒子、アクリル酸類、スチレン類等を
主構成成分とする有機粒子、熱可塑性樹脂の製造時に添
加した触媒、安定剤等が失活して析出したいわゆる内部
粒子等が挙げられる。粒子の含有量は、好ましくは0.
01〜15重量%、より好ましくは0.05〜10重量
%、さらに好ましくは0.1〜5重量%である。
酸化防止剤、紫外線吸収剤、顔料、染料、ポリシロキサ
ン等の消泡剤等を含有してもよい。
/cm3 )と該フィルムを構成する熱可塑性樹脂組成物
の非晶密度(d0 :g/cm3 )とが下記(1)式を満
足することが必要である。 −0.6≦d−d0 ≦0.02 (g/cm3 )(1) ここで非晶密度とは、熱可塑性樹脂組成物を該樹脂の融
点以上に加熱して完全に溶融させた後、液体窒素温度に
急冷した完全非晶状態の密度である。(d−d0 )が、
−0.6g/cm3 未満であると原紙としたときカール
を生じやすいので好ましくなく、0.02g/cm3 を
越えると感度向上の効果が十分に得られず好ましくな
い。
である。この範囲であれば、カールがさらに生じにくく
なる。 −0.3≦d−d0 ≦0.01 (g/cm3 )(2)
ことである。この範囲であれば、穿孔の均一性が一層向
上する。 −0.1≦d−d0 ≦0.005 (g/cm3 )(3)
40〜240℃の範囲にあり、さらに好ましくは150
〜230℃の範囲にある。
は、20〜55J/gの範囲にあることが好ましく、さ
らに好ましくは25〜50J/g、特に好ましくは30
〜50J/gの範囲である。
好ましく0.1〜10μmの範囲にあり、さらに好まし
くは0.2〜5μm、特に好ましくは0.3〜3μmの
範囲にある。
方法の一例について説明する。本発明における熱可塑性
樹脂は、例えばポリエステルの場合は以下の方法で製造
することができる。酸成分をジオール成分と直接エステ
ル化反応させた後、この反応の生成物を減圧下で加熱し
て余剰のグリコール成分を除去しつつ重縮合させること
によって製造する方法や、酸成分としてジアルキルエス
テルを用い、これとグリコール成分とでエステル交換反
応させた後、上記と同様に重縮合させることによって製
造する方法等がある。この際、必要に応じて、反応触媒
としてアルカリ金属、アルカリ土類金属、マンガン、コ
バルト、亜鉛、アンチモン、ゲルマニウム、チタン化合
物等を用いることもできる。また、熱安定剤としてリン
化合物を用いることができる。
合する方法はいかなる方法であってもよく、熱可塑性樹
脂の製造時に触媒や安定剤として添加した金属化合物や
有機化合物を失活させ析出させる方法(内部粒子法)や
粒子を添加する方法、また、熱可塑性樹脂と粒子を溶融
混練する方法などを用いることができる。
ていることが好ましく、二軸延伸する場合の方法は、逐
次二軸延伸法、同時二軸延伸法のいずれの方法であって
もよい。逐次二軸延伸法の場合、例えばポリエステルの
場合であれば、ポリエステルをTダイ押し出し法によっ
てキャストドラム上に押し出すことによって未延伸フィ
ルムとし、次いで、縦方向、横方向の順に延伸するのが
一般的であるが、逆に延伸してもよい。さらに、熱処理
を行ってもよい。
/cm3 )と該フィルムを構成する熱可塑性樹脂組成物
の非晶密度(d0 :g/cm3 )とが前記(1)式を満
足することは、延伸温度、延伸倍率、熱処理温度を選択
することによって達成される。本発明のようにフィルム
の密度を非晶密度程度もしくはそれ以下とするには、延
伸温度は低いこと、延伸倍率は高いこと、熱処理温度は
低いことが好ましい。このような条件によって、フィル
ムの密度が非晶密度程度もしくはそれ以下となる理由は
明らかではないが、熱可塑性樹脂に完全に貫通していな
い空洞が形成されるためと推定している。粒子を用いる
場合には、粒子の延伸時に粒子のまわりに空洞が形成さ
れやすいので特に好ましい。また、この空洞は熱処理を
過剰に行うと小さくなるものと推定している。
で冷却した後、さらに40〜70℃の比較的低温で、5
秒から1週間程度エージングすることは差し支えない。
原紙は、上記フィルムに多孔性支持体が接着されてな
る。多孔性支持体としては、特に限定されないが、和
紙、合成繊維抄造紙、熱可塑性樹脂繊維からなる各種織
布、不織布などを用いることができる。好ましくは熱可
塑性樹脂繊維からなる不織布であり、さらに好ましくは
ポリエステル繊維からなる不織布である。不織布に用い
られるポリエステルとして上記のフィルムを構成するポ
リエステルと同様のものを用いることができ、好ましく
は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,
6−ナフタレート、ポリ−1,4−シクロヘキサンジメ
チレンテレフタレート、エチレンテレフタレートとエチ
レンイソフタレートとの共重合体である。穿孔時の熱寸
法安定性の点から特に好ましくは、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリエチレンナフタレートである。
ないが、好ましくは2〜20g/m2 、さらに好ましく
は、5〜15g/m2 である。また、織布としてメッシ
ュ状シートの場合は、5〜100μmの太さの繊維で、
格子間隔としては10〜100μmである。ポリエステ
ル繊維からなる不織布を構成する繊維の平均径は1〜3
0μm、好ましくは2〜15μm、より好ましくは3〜
12μmである。
方法としては、上記フィルムと多孔性支持体とを接着剤
を用いて貼り合わせる方法でもよいが接着剤を用いるこ
となく貼り合わせることもできる。接着剤としては酢酸
ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリ
エステル系樹脂などが挙げられる。接着剤を使用するこ
となく貼り合わせる方法としては、フィルムと多孔性支
持体をフィルムまたは多孔性支持体の融点付近で熱融着
する方法もあるが、延伸前のフィルムに、未延伸の多孔
性支持体を重ね合わせて共延伸する方法が、フィルムを
形成する熱可塑性樹脂の融点に比べて低い温度で接着で
きフィルムの配向特性を損なうことなく強固な接着が達
成できるため好ましい。このような重ね合わせて二軸延
伸を行うには、未延伸の多孔性支持体としては熱可塑性
樹脂繊維からなる未延伸の織布、不織布が好ましく、ポ
リエステル繊維からなる未延伸の不織布が特に好ましく
用いられる。
る未延伸の不織布は、フィルムと同様の熱可塑性樹脂を
用いて、メルトブロー法やスパンボンド法などの直接溶
融紡糸法によって得られる特に個々の繊維の配向が低い
ものが好ましい。
のサーマルヘッドに接触すべき片面に、穿孔時の融着を
防止するため、シリコーンオイル、シリコーン系樹脂、
フッ素系樹脂、界面活性剤、帯電防止剤、耐熱剤、酸化
防止剤、有機粒子、無機粒子、顔料、分散助剤、防腐
剤、消泡剤等からなる薄層を設けることが好ましい。該
融着防止の薄層の厚みは好ましくは0.005μm以上
0.4μm以下、より好ましくは0.01μm以上0.
3μm以下である。
解、乳化または懸濁した状態の塗液を塗布し、その後水
を乾燥等によって除去する方法が好ましく用いられる。
塗布は、フィルムの延伸前あるいは延伸後、いずれの段
階で行ってもよい。本発明の効果をより顕著に発現させ
るためには、延伸前に塗布するのが特に好ましい。塗布
方法は特に限定されないが、ロールコーター、グラビア
コーター、リバースコーター、バーコーター等を用いて
塗布するのが好ましい。
応じて、塗布面に空気中その他種々の雰囲気中でコロナ
放電処理を施しても良い。
するが、実施例中の特性は次の方法で測定した。
料を窒素雰囲気で融点以上で5分間溶融・脱気した後、
液体窒素で急冷し、同じく密度勾配管法で測定して求め
た。
ー(J/g) セイコー電子工業(株)製示差走査熱量計(DSC)R
DC220型を用い、試料5mgを採取し、一旦0℃以
下に冷却した後昇温速度20℃/分で昇温し測定した。
融点は吸熱曲線のピークの温度より求めた。結晶融解エ
ネルギーは融解時の面積から求めた。この面積は、昇温
することによりベースラインから吸収側にずれ、さらに
昇温を続けるとベースラインの位置まで戻るまでに描く
曲線と、融解開始温度位置から終了位置までを結ぶ直線
とで囲まれた部分の面積(a)である。同じDSCの条
件でIn(インジウム)を測定し、この面積(b)を2
8.5J/gとして次式により求めた。 結晶融解エネルギー=28.5×a/b (J/g) フィルムと不織布が接着剤を介することなく接着されて
いる複合体の場合には、複合体からセロハンテープで不
織布を完全に剥がしフィルムの試料とした。
の温度に保ったオーブン中に5日間熱処理した後、平ら
な台上に置きカールしたサンプルの台からの高さを測定
し以下の基準により評価した。 ◎:高さが5mm未満のもの ○:高さが5mm以上10mm未満のもの △:高さが10mm以上20mm未満のもの ×:高さが20mm以上か、完全に円筒を形成するもの ◎、○、△が実用に供するものである。
75)に供給して、サーマルヘッド式製版方式により、
A4サイズに一辺10mmの黒ベタ(■)を全面に格子
状に製版してマスタを作成した。サーマルヘッドへの供
給エネルギーは、ドット当たり30μJとした。該マス
タにより製版を行い、穿孔部を走査型電子顕微鏡で10
0倍にして観察した。感度は穿孔部分の面積を測定し、
1ドット当たりに換算して表した。測定は1視野当たり
150個で10視野について行い、平均値と次式で示し
たS/N比を求め以下の基準で評価した。 S/N比=10×log(穿孔面積の平均値/穿孔面積
の標準偏差)2 感度:平均値が1400×10-12 m2 以上であるもの
を◎、平均値が1000×10-12 m2 以上1400×
10-12 m2 未満であるものを○、平均値が500×1
0-12 m2 以上1000×10-12 m2 未満であるもの
を△、平均値が500×10-12 m2 未満であるものを
×とした。 穿孔の均一性:S/N比が15以上のものを◎、12以
上15未満のものを○、8以上12未満のものを△、8
未満のものを×とした。感度、穿孔の均一性とも◎、
○、△が実用に供するものである。
83重量部、イソフタル酸ジメチル17重量部、エチレ
ングリコール64重量部およびエステル交換反応触媒と
して酢酸カルシウム・1水和物0.09重量部、重合反
応触媒として三酸化アンチモン0.03重量部を加え、
150℃から240℃に2時間かけて昇温してメタノー
ルを系外に留出させてエステル交換反応を行った。次い
で、リン酸トリメチル0.05重量部を加えた後、エチ
レングリコール中に均一に分散させた平均粒子径1.2
μmのシリカ粒子を粒子として1重量部添加し過剰のエ
チレングリコールを系外に留出させた。その後、240
℃から徐々に昇温、減圧し最終的に285℃、50Pa
で重合反応を行いポリエステルを得た。ポリエステル組
成物Aの非晶密度は、1.349g/cm3 であった。
を、回転型乾燥機を用いて150℃で5時間真空乾燥し
た。得られたポリマーを押出機に供給し、270℃で溶
融し、T型口金よりシート状にドラム上に押し出し、冷
却固化して、未延伸フィルムを得た。次いで、未延伸フ
ィルムを80℃に加熱して長手方向に4倍延伸し、さら
に80℃に加熱して幅方向に4.5倍延伸後、90℃で
5秒間熱処理し、冷却して厚さ1.5μmの二軸延伸フ
ィルムを得た。該フィルムの密度は、1.334g/c
m3 であった。
酢酸ビニル系接着剤を用いてマニラ麻を主成分とする目
付10g/m2 の薄葉紙と貼り合わせ、さらにフィルム
のもう一方の面にシリコーン系離型剤をバーコーターを
用いて0.05g/m2 塗布し原紙を作成した。
し表1に示した。本発明のフィルムは、耐カール性、感
度および感度の均一性とも良好であることがわかる。
して二軸延伸フィルムおよび原紙を得た。フィルムおよ
び原紙の特性を評価し表1に示したが、該フィルムは、
感度および感度の均一性とも不十分であった。
延伸し、さらに95℃に加熱して幅方向に4倍延伸した
こと以外は実施例1と同様にして二軸延伸フィルムおよ
び原紙を得た。フィルムおよび原紙の特性を評価し表1
に示したが、該フィルムは、感度および感度の均一性と
も不十分であった。
と以外は実施例1と同様にして二軸延伸フィルムおよび
原紙を得た。フィルムおよび原紙の特性を評価し表1に
示したが、該フィルムは、感度および感度の均一性とも
不十分であった。
延伸フィルムを90℃に加熱して長手方向に3.5倍延
伸し、さらに95℃に加熱して幅方向に4倍延伸後、1
60℃で5秒間熱処理し、冷却して厚さ1.5μmの二
軸延伸フィルムとしたこと以外は実施例1と同様にして
二軸延伸フィルムおよび原紙を得た。フィルムおよび原
紙の特性を評価し表1に示したが、該フィルムは、感度
および感度の均一性とも不十分であった。
外は実施例1と同様にして二軸延伸フィルムおよび原紙
を得た。フィルムおよび原紙の特性を評価し表1に示し
たが、該フィルムは、耐カール性、感度および感度の均
一性とも良好であることがわかる。
にして二軸延伸フィルムおよび原紙を得た。フィルムお
よび原紙の特性を評価し表1に示した。本発明のフィル
ムは、耐カール性、感度および感度の均一性とも良好で
あることがわかる。
延伸フィルムを88℃に加熱して長手方向に3.5倍延
伸し、さらに92℃に加熱して幅方向に4倍延伸後、1
10℃で5秒間熱処理し、冷却して厚さ1.5μmの二
軸延伸フィルムとしたこと以外は実施例1と同様にして
二軸延伸フィルムおよび原紙を得た。フィルムおよび原
紙の特性を評価し表1に示した。本発明のフィルムは、
耐カール性、感度および感度の均一性とも良好であるこ
とがわかる。
100重量部、1,4−ブタンジオール56重量、テト
ラブチルチタネート0.005重量部を、150℃から
210℃に4時間かけて昇温してメタノールを系外に留
出させてエステル交換反応を行った。次いで、テトラブ
チルチタネート0.005重量部を加えた後、210℃
から徐々に昇温、減圧し最終的に260℃、50Paで
重合反応を行いポリマーを得た。次いで、該ポリマー1
00重量部と平均粒子径1.2μmのシリカを1重量部
とを二軸押出機を用いて溶融混練、押し出しカットして
ポリエステル組成物Bを得た。
1:1の割合で混合し、回転型乾燥機を用いて150℃
で5時間真空乾燥した。得られたポリマーを押出機に供
給し、270℃で溶融し、T型口金よりシート状にドラ
ム上に押出し、冷却固化して、未延伸フィルムを得た。
次いで、未延伸フィルムを80℃に加熱して長手方向に
4倍延伸し、さらに80℃に加熱して幅方向に4.5倍
延伸後、90℃で5秒間熱処理し、冷却して厚さ1.5
μmの二軸延伸フィルムを得た。該フィルムの密度は、
1.334g/cm3 であった。
酢酸ビニル系接着剤を用いてマニラ麻を主成分とする目
付10g/m2 の薄葉紙と貼り合わせ、さらにフィルム
のもう一方の面にシリコーン系離型剤をバーコーターを
用いて0.05g/m2 塗布し原紙を作成した。
し表1に示した。本発明のフィルムは、耐カール性、感
度および感度の均一性とも良好であることがわかる。
して二軸延伸フィルムおよび原紙を得た。フィルムおよ
び原紙の特性を評価し表1に示したが、該フィルムは、
感度および感度の均一性とも不十分であった。
粒子の添加量をそれぞれ粒子として0.2重量部とした
こと以外は実施例5と同様にして二軸延伸フィルムおよ
び原紙を得た。フィルムおよび原紙の特性を評価し表1
に示したが、該フィルムは、感度および感度の均一性と
も不十分であった。
粒子の添加量をそれぞれ粒子として2重量部としたこと
以外は実施例5と同様にして二軸延伸フィルムおよび原
紙を得た。フィルムおよび原紙の特性を評価し表1に示
したが、該フィルムは、耐カール性、感度および感度の
均一性とも良好であることがわかる。
にして二軸延伸フィルムおよび原紙を得た。フィルムお
よび原紙の特性を評価し表1に示した。本発明のフィル
ムは、耐カール性、感度および感度の均一性とも良好で
あることがわかる。
カルボン酸ジメチル24重量部、テレフタル酸ジメチル
76重量部、エチレングリコール61重量部およびエス
テル交換反応触媒として酢酸カルシウム・1水和物0.
07重量部、重合反応触媒として三酸化アンチモン0.
025重量部を加え、150℃から240℃に2時間か
けて昇温してメタノールを系外に留出させてエステル交
換反応を行った。次いで、リン酸トリメチル0.04重
量部を加えた後、エチレングリコール中に均一に分散さ
せた平均粒子径1.2μmのシリカ粒子を粒子として1
重量部添加し過剰のエチレングリコールを系外に留出さ
せた。その後、240℃から徐々に昇温、減圧し最終的
に285℃、50Paで重合反応を行いポリエステル組
成物Cを得た。
テル組成物Cを用いたこと以外は実施例1と同様にして
二軸延伸フィルムおよび原紙を得た。フィルムおよび原
紙の特性を評価し表1に示した。本発明のフィルムは、
耐カール性、感度および感度の均一性とも良好であるこ
とがわかる。
に、平均粒子径1.1μmの球状炭酸カルシウム粒子1
重量部としたこと以外は実施例1と同様にして二軸延伸
フィルムおよび原紙を得た。フィルムおよび原紙の特性
を評価し表1に示した。本発明のフィルムは、耐カール
性、感度および感度の均一性とも良好であることがわか
る。
に、平均粒子径0.4μmの酸化チタン粒子1.5重量
部としたこと以外は実施例1と同様にして二軸延伸フィ
ルムおよび原紙を得た。フィルムおよび原紙の特性を評
価し表1に示した。本発明のフィルムは、耐カール性、
感度および感度の均一性とも良好であることがわかる。
に、平均粒子径0.4μmの酸化チタン粒子10重量部
としたこと以外は実施例1と同様にして二軸延伸フィル
ムおよび原紙を得た。フィルムおよび原紙の特性を評価
し表1に示した。本発明のフィルムは、耐カール性、感
度および感度の均一性とも良好であることがわかる。
に、平均粒子径0.4μmの酸化チタン粒子15重量部
としたこと以外は実施例1と同様にして二軸延伸フィル
ムおよび原紙を得た。フィルムおよび原紙の特性を評価
し表1に示したが、該フィルムは、感度および感度の均
一性、さらにはカール性も不十分であった。
シリカを0.5重量部とを二軸押出機を用いて溶融混
練、押し出しカットしてポリプロピレン組成物を得た。
押出機に供給し、280℃で溶融し、T型口金よりシー
ト状にドラム上に押出し、冷却固化して、未延伸フィル
ムを得た。次いで、未延伸フィルムを120℃に加熱し
て長手方向に5倍延伸し、さらに160℃に加熱して幅
方向に10倍延伸後、60℃で5秒間熱処理し、冷却し
て厚さ1.5μmの二軸延伸フィルムを得た。該フィル
ムの密度は、0.850g/cm3 であった。
酢酸ビニル系接着剤を用いてマニラ麻を主成分とする目
付10g/m2 の薄葉紙と貼り合わせ、さらにフィルム
のもう一方の面にシリコーン系離型剤をバーコーターを
用いて0.05g/m2 塗布し原紙を作成した。
し表1に示した。本発明のフィルムは、耐カール性、感
度および感度の均一性とも良好であることがわかる。
ムは感度が高く、穿孔の均一性、耐カール性も良好であ
る。
ィルムによれば、感熱孔版原紙としたときの感度が高
く、かつ、穿孔の均一性に優れ、耐カール性も良好とな
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 熱可塑性樹脂組成物からなるフィルムで
あって、該フィルムの密度(d:g/cm3 )と該フィ
ルムを構成する熱可塑性樹脂組成物の非晶密度(d0 :
g/cm3 )とが下記(1)式を満足することを特徴と
する感熱孔版印刷用熱可塑性樹脂フィルム。 −0.6≦d−d0 ≦0.02 (g/cm3 )(1) - 【請求項2】 熱可塑性樹脂組成物が粒子を0.01〜
20重量%含有することを特徴とする請求項1に記載の
感熱孔版印刷用熱可塑性樹脂フィルム。 - 【請求項3】 熱可塑性樹脂がポリエステルであること
を特徴とする請求項1または2に記載の感熱孔版印刷用
熱可塑性樹脂フィルム。 - 【請求項4】 熱可塑性樹脂の融点が140〜240℃
の範囲にあることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
に記載の感熱孔版印刷用熱可塑性樹脂フィルム。 - 【請求項5】 フィルムの結晶融解エネルギーが20〜
55J/gの範囲にあることを特徴とする請求項1〜4
のいずれかに記載の感熱孔版印刷用熱可塑性樹脂フィル
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11148498A JPH11291656A (ja) | 1998-04-07 | 1998-04-07 | 感熱孔版印刷用熱可塑性樹脂フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11148498A JPH11291656A (ja) | 1998-04-07 | 1998-04-07 | 感熱孔版印刷用熱可塑性樹脂フィルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11291656A true JPH11291656A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14562441
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11148498A Pending JPH11291656A (ja) | 1998-04-07 | 1998-04-07 | 感熱孔版印刷用熱可塑性樹脂フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11291656A (ja) |
-
1998
- 1998-04-07 JP JP11148498A patent/JPH11291656A/ja active Pending
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