JPH11291432A - 白色積層ポリエステルフィルム - Google Patents

白色積層ポリエステルフィルム

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JPH11291432A
JPH11291432A JP10101061A JP10106198A JPH11291432A JP H11291432 A JPH11291432 A JP H11291432A JP 10101061 A JP10101061 A JP 10101061A JP 10106198 A JP10106198 A JP 10106198A JP H11291432 A JPH11291432 A JP H11291432A
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JP
Japan
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white
layer
polyester
film
polyester film
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JP10101061A
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English (en)
Inventor
Hisashi Owatari
寿士 大渡
Shigemi Seki
重己 関
Takashi Mimura
尚 三村
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】耐候性、白色性、受容層との接着性に優れる白
色積層ポリエステルフィルムを提供すること。 【解決手段】少なくとも白色ポリエステル層(A)と白
色ポリエステル層(B)を有する2層以上の白色積層ポ
リエステルフィルムであって、該白色ポリエステル層
(A)側から測定した、JIS K−7103に準じた
紫外線照射による黄変度が45以下であることを特徴と
する白色積層ポリエステルフィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、白色積層ポリエス
テルフィルムに関するものである。
【0002】詳しくは、耐候性、白色性に優れ、インク
ジェット、感熱転写、オフセット印刷などの各種印刷記
録に用いられる受容シートの基材として好適な白色積層
ポリエステルフィルムに関する。
【0003】
【従来の技術】従来より、ポリエステル中に炭酸カルシ
ウムや硫酸バリウム等の無機微粒子を含有せしめた白色
積層ポリエステルフィルムは、各種の用途、特にインク
ジェット、感熱転写、オフセット印刷などの印刷記録用
の基材に用いられている。
【0004】さらに、近年、多くのフィルム用途におい
て耐候性の要求が高まっているが、このような要求に対
して、フィルム中に紫外線吸収剤などを含有せしめた
り、コーティングまたは共押出などによって紫外線吸収
剤などを含有する耐候層を表面に積層して、より耐候性
を高めたフィルムが知られている。このような耐候性フ
ィルムとしては、例えば特公昭60−17696号公
報、特開昭56−13163号公報等に記載されたもの
が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、白色積
層ポリエステルフィルムをマーキングフィルムやポスタ
ー、電飾看板等の屋外用途の基材として用いるために耐
候性を付与すべく上述の技術を用いた場合、紫外線吸収
剤などを含有することから、着色による白色性低下、経
時による紫外線吸収剤のブリードアウト、さらに受容シ
ートとして使用する場合に該白色積層ポリエステルフィ
ルム上に設けられた受容層との接着性が低下するなどの
問題を招きやすかった。
【0006】一方、上述問題を回避するため紫外線吸収
剤を含有させないか、あるいは耐候層を積層しないか、
あるいは紫外線吸収剤の含有量を少なくしたような場
合、耐候性が不十分であることから退色や変色に伴う特
性低下を生じやすかった。
【0007】本発明は、上述のような問題点を解決し、
高度の耐候性を保持し、しかも、優れた白色性、受容層
との接着性等を有する白色積層ポリエステルフィルムを
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明の白色積層ポリエステルフィルムは、少なくとも白色
ポリエステル層(A)と白色ポリエステル層(B)を有
する2層以上の白色積層ポリエステルフィルムであっ
て、該白色ポリエステル層(A)側から測定した、JI
S K−7103に準じた、紫外線照射による黄変度が
45以下であることを特徴とする白色積層ポリエステル
フィルムである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の白色積層ポリエステルフ
ィルムは、少なくとも白色ポリエステル層(A)と白色
ポリエステル層(B)を有する2層以上の積層構成とす
る必要がある。例えば、1層の単膜フィルムにより、本
発明の効果を得ようとする場合、フィルム破れが発生し
やすく、製膜性が不安定なため、結果的にコストが高く
なる。そこで、2層以上の積層構成とし、白色ポリエス
テル層(A)に耐候性、白色度、光学濃度などの諸特性
を発現させ、白色ポリエステル層(B)をより製膜安定
性のよい層、および/または前記諸特性以外の特性を有
する層とすることで、白色積層ポリエステルフィルム全
体として、必要な特性の全てを満足させることが可能と
なるのである。
【0010】本発明において、ポリエステルとは、ジオ
ールとジカルボン酸とから縮重合によって得られるポリ
マーであり、ジカルボン酸としては、テレフタル酸、イ
ソフタル酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸、アジ
ピン酸、セバシン酸等で代表されるものであり、またジ
オールとは、エチレングリコール、トリメチレングリコ
ール、テトラメチレングリコール、シクロヘキサンジメ
タノール等で代表されものである。具体的には例えば、
ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−p−オキ
シベンゾエート、ポリ−1,4−シクロヘキシレンジメ
チレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタ
レンジカルボキシレート等を使用することができる。本
発明の場合、特にポリエチレンテレフタレート、ポリエ
チレンナフタレートが好ましい。
【0011】もちろん、これらのポリエステルは、ホモ
ポリエステルであっても、コポリエステルであってもよ
く、共重合成分としては、例えば、ジエチレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、ポリアルキレングリコー
ル等のジオール成分、アジピン酸、セバシン酸、フタル
酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、
5−ナトリウムスルホイソフタル酸等のジカルボン酸成
分を用いることができる。 また、このポリエステルの
中には、必要に応じて、本発明の効果が損なわれない量
で適宜な添加剤、例えば耐熱安定剤、耐酸化安定剤、耐
侯安定剤、有機の易滑剤、有機系微粒子、充填剤、帯電
防止剤、核剤、染料、分散剤、カップリング剤等が配合
されていてもよい。
【0012】本発明に用いられるポリエステルとして
は、ポリエチレンテレフタレートが好ましい。ポリエチ
レンテレフタレートフィルムは耐水性、耐久性、耐薬品
性等に優れているものである。
【0013】本発明における白色積層ポリエステルフィ
ルムは、白色ポリエステル層(A)側から測定した、J
IS K−7103に準じた、紫外線照射による黄変度
が45以下であることが必要であり、好ましくは40以
下、更には35以下であることが最も好ましい。黄変度
が45より大きい場合、紫外線照射による変色、特に黄
色化により白色性が低下し、屋外用途の基材として用い
たときの耐候性が不足するため、印刷画像の品位低下を
招くことがある。なお、本発明における黄変度は、プラ
ス側は黄色化、マイナス側は青味のある白色化を表すも
のであって、その下限値は特に限定されないが、実質的
には0までである。
【0014】本発明における白色ポリエステル層(A)
とは、ポリエステルからなる層中に白色染料や無機系微
粒子等を含有させたもの、あるいは層中に無数の微細な
気泡を発生させ、この微細な気泡によって光を散乱させ
ることにより白色不透明とした層であって、かつ耐候性
をも付与させた層をいう。
【0015】前記白色化の方法のうち、耐候性、経時で
の安定性、光学濃度の点で無機系微粒子をポリエステル
中に添加することが好ましい。無機系微粒子としては、
耐候性付与の効果の点で、少なくともその表面が酸化チ
タン、酸化亜鉛あるいは酸化セリウムであるものが好ま
しい。
【0016】このような無機系微粒子としては、酸化チ
タン、酸化亜鉛あるいは酸化セリウム単体のもの、もし
くは炭酸亜鉛、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸
化マグネシウム、シリカ、タルク、カオリン、フッ化リ
チウム、フッ化カルシウム、硫酸バリウム、硫化亜鉛、
アルミナ、リン酸カルシウム、マイカ等を芯層(コア)
とし、その表面にコーティングなどにより酸化チタンま
たは酸化亜鉛の層を設けた構成のものを用いることがで
きる。これらは単独でも2種以上を併用してもよい。
【0017】本発明においては、これらの粒子の中で、
特に白色度、光学濃度、耐候性などの総合的効果の点か
ら、酸化チタン系のものを用いることがより好ましい。
【0018】また、該無機系微粒子は、多孔質や中空多
孔質等の形態であってもよく、さらには本発明の効果が
阻害されない範囲内において、樹脂に対する分散性を良
くするために、さらに表面処理が施されていてもよい。
【0019】本発明においては、白色ポリエステル層
(A)が、上述の無機系微粒子を含有することにより白
色化されている場合、耐候性の点で白色ポリエステル層
(A)内部の表面粒子間隙が0.3μm以下であること
が好ましく、より好ましくは0.2μm以下、さらには
0.15μm以下が最も好ましい。表面粒子間隙が0.
3μmより大きい場合、無機系微粒子を使用したときの
効果が低く、耐候性に劣る場合がある。また、その下限
値は、特に限定されないが、実質的には0が下限値と言
える。
【0020】本発明における無機系微粒子の平均粒子径
は、0.05〜3μmが好ましく、0.07〜1μmの
範囲にあるものがより好ましい。平均粒子径が上記範囲
外では均一分散化が難しくなったり、フィルム表面の平
滑性が悪化したり、さらにはこれらが原因となって白色
度、耐候性が低下したりする場合があるので好ましくな
い。
【0021】また、無機系微粒子の添加量は、特に限定
されないが、1〜35重量%が好ましく、より好ましく
は5〜30重量%、さらには7〜25重量%の範囲にあ
るものが最も好ましい。添加量が上記範囲より少ない場
合には、フィルムの白色度、光学濃度、耐候性等の特性
を向上させることが難しく、逆に上述した範囲より多い
場合には延伸時にフィルム破れや、後加工の際に粉発生
等の不都合を生じる場合がある。
【0022】また、本発明においては、着色による白色
性の低下、経時による紫外線吸収剤のブリードアウト、
さらに受容シートとして使用する場合において、該白色
積層ポリエステルフィルム上に設けられた受容層との接
着性が低下するなどの問題が発生しない範囲内におい
て、さらに耐候性を向上させるために、白色ポリエステ
ル層(A)内に紫外線吸収剤が含有されてなることが好
ましい。
【0023】本発明において、白色ポリエステル層
(A)内の該紫外線吸収剤の含有量は、5重量%以下で
あることが好ましく、より好ましくは3重量%以下、更
には1重量%以下であることが最も好ましい。また、含
有量の下限値は特に限定されないが、実質的に0であ
る。紫外線吸収剤の含有量が5重量%を越える場合に
は、上述の問題が発生する場合がある。
【0024】本発明で使用される紫外線吸収剤は、耐熱
性に優れ、前述のポリエステルとの相溶性がよく均一分
散できるとともに、着色が少なく樹脂に悪影響を及ぼさ
ないものを用いることが望ましい。特に、耐熱性の目安
となる紫外線吸収剤5重量%の減量温度が、250℃以
上のものが製膜性やフィルム特性面で好適である。
【0025】紫外線吸収剤としては、例えば、ベンゾフ
ェノン系、ベンゾトリアゾール系、ヒンダードアミン系
等の各種のものを用いることができ、具体的には、ビス
(5−ベンゾイル−4−ヒドロキシ−2−メトキシフェ
ニル)メタン、2,2’−4,4’−テトラハイドロキ
シ−ベンゾフェノン、2,2’−ジハイドロキシ−4,
4’−ジメトキシ−ベンゾフェノン、ビス(5−ベンゾ
イル−4−ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)メタ
ン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェ
ノン、2,4−ジ−t−ブチルフェニル−3’,5’−
ジ−t−ブチル−4’−ハイドロキシベンゾエート、
2,2’−メチレンビス[4−(1,1,3,3−テト
ラメチルブチル)−6−(2H−ベンゾトリアゾール−
2−イル)フェノール]、2−(2’−ハイドロキシ−
5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2’−ハイドロキシ−5’−t−オクチルフェノー
ル)ベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジターシ
ャリアミル−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリア
ゾール、2(2’−ヒドロキシ−3’−t−ブチル−
5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾー
ル、2(2’−ハイドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブ
チルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−エトキシ−
2’−エチルオキザックアシッドビスアニリド、2,4
−ジ−t−ブチルフェニル−3’,5’−ジ−t−ブチ
ル−4’−ハイドロキシベンゾエート、ビス(2,2,
6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、
コハク酸ジメチル・1−(2−ヒドロキシエチル)−4
−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
ン重縮合物等を用いることができる。中でも、好ましい
ものとしてポリエステルとの相溶性に優れる2,2’,
4,4’−テトラハイドロキシ−ベンゾフェノン、ビス
(5−ベンゾイル−4−ヒドロキシ−2−メトキシフェ
ニル)メタン、2,2’−メチレンビス[4−(1,
1,3,3−テトラメチルブチル)−6−(2H−ベン
ゾトリアゾール−2−イル)フェノール]がある。
【0026】紫外線吸収剤は、特に限定されるものでは
なく、単独、場合によっては2種以上の併用であっても
よい。
【0027】本発明では、本発明の白色積層ポリエステ
ルフィルムに、より鮮明な白色性や青味を呈した高級な
イメージの色目を与えるために、白色ポリエステル層
(A)に蛍光増白剤を含有せしめることが望ましい。
【0028】該蛍光増白剤とは、太陽光中や人工光中の
紫外線を吸収し、これを紫〜青色の可視光線に変え輻射
する機能を保持し、その蛍光作用により高分子物質の明
度を低下させることなく白度を助長させる化合物であ
る。蛍光増白剤としては、商品名“ユビテック”(チバ
ガイギー社)、“OB−1”(イーストマン社)、“T
BO”(住友精化(株))、“ケイコール”(日本曹達
(株))、“カヤライト”(日本化薬(株))、“リュ
ーコプア”EGM(クライアントジャパン(株))等を
用いることができる。蛍光増白剤は、特に限定されるも
のではなく、単独、場合によっては2種以上の併用であ
ってもよいが、本発明では、特に耐熱性に優れ、前述ポ
リエステルとの相溶性がよく均一分散できるとともに、
着色が少なく、樹脂に悪影響を及ぼさないものを用いる
ことが望ましい。
【0029】白色ポリエステル層(A)中における蛍光
増白剤の含有量は、0.005〜1重量%が好ましく、
0.05〜0.5重量%の範囲にあるものがより好まし
い。含有量が上記範囲より少ないと十分な増白効果が得
られにくく、上述範囲を越えるものは、均一分散性や白
色度が低下しやすく好ましくない。
【0030】本発明の白色積層ポリエステルフィルム
は、少なくとも白色ポリエステル層(A)と白色ポリエ
ステル層(B)を有する2層以上の積層構成としたもの
であるが、白色ポリエステル層(B)を、微細な気泡を
含有せしめた層としたものは、例えば、インクジェッ
ト、感熱転写などの受容シートの基材に用いたとき、柔
軟性やクッション性を与えて印刷性や転写性を良くした
り、基材の軽量化を図る上で、より好ましいものであ
る。微細な気泡を含有せしめる方法としては、発泡剤や
微粒子の添加および/またはポリエステルと非相溶の熱
可塑性樹脂を添加し、それを一軸または二軸延伸するこ
とにより微細な気泡を発生させる方法が一般的である
が、ポリエステルと非相溶の熱可塑性樹脂の使用が好ま
しい。
【0031】本発明でいう前記熱可塑性樹脂とは、ポリ
エステル以外の熱可塑性樹脂であって、ポリエステルに
対して非相溶な樹脂が好ましい。このような樹脂とは、
示差走査熱量計(DSC)等の方法での測定において、
ポリエステルと該熱可塑性樹脂とを溶融した系におい
て、ポリエステルに相当するガラス転移温度(以下、
「Tg」と略する)以外に該熱可塑性樹脂に相当するT
gが観察される樹脂である。
【0032】ポリエステルに対して非相溶な熱可塑性樹
脂は、ポリエステル中では粒子状に分散し、延伸により
ポリエステルフィルム中に空所を形成せしめる効果が大
きい。
【0033】このような熱可塑性樹脂の融点は、ポリエ
ステルの融点よりも低温であり、かつフィルム支持体を
配向させるに用いる温度よりも高温であることが好まし
い。かかる点から熱可塑性樹脂の中でも、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリメチルペンテン
のようなオレフィン系の重合体またはその共重合体が好
ましい。
【0034】中でも、臨界表面張力の小さなポリプロピ
レン、ポリメチルペンテンが好ましく、特にポリメチル
ペンテンはポリエステルとの表面張力差が大きく、かつ
融点が高いため、延伸の際の微細気泡を作りやすいので
特に好ましい。さらに、熱可塑性樹脂にカルボキシル基
やエポキシ基等の極性基やポリエステルと反応性のある
官能基をもったオレフィン系の重合体および共重合体、
ポリアルキレングリコール等を併用すると熱可塑性樹の
分散径が小さくなり、ひいては延伸による空所を微細化
でき、表面粗さも小さくなるのでより好ましい。
【0035】白色ポリエステル層(B)中のポリエステ
ルと非相溶の熱可塑性樹脂の含有量は特に限定されない
が、1〜35重量%が好ましく、3〜20重量%の範囲
にあるものがより好ましい。添加量が該範囲より少ない
場合にはフィルムの白色度、光学濃度、耐候性等の特性
を向上させることが難しく、逆に該範囲よりも多い場合
には、延伸時にフィルム破れ等の不都合を生じる場合が
ある。
【0036】また、本発明においては、白色ポリエステ
ル層(B)がポリエステル樹脂と無機系微粒子とを主成
分とし、かつ白色ポリエステル層(B)中の無機系微粒
子の含有量(重量%)が白色ポリエステル層(A)中よ
りも少ない構成としたものは、製膜性向上や軽量化の点
でより好ましいものである。この場合、白色ポリエステ
ル層(A)と白色ポリエステル層(B)との無機系微粒
子の含有量の差は2〜30重量%が好ましく、より好ま
しくは2〜25重量%、最も好ましくは3〜20重量%
である。
【0037】含有量の差が上記範囲未満の場合、含有量
が異なる構成としたときの効果が小さく、さらに結果と
して、積層構成とした分のコストが高くなる場合があ
る。
【0038】一方、含有量の差が上記範囲より大きい場
合には、フィルム表面の平滑性が悪化したり、後加工の
際における粉発生等の不都合を生じる場合があり好まし
くない。
【0039】本発明においては、白色ポリエステル層
(A)と白色ポリエステル層(B)の各層は同一のポリ
エステル組成物であっても、異なったポリエステル組成
物であってもよい。特に、異なったポリエステル組成
物、例えば、白色ポリエステル層がホモポリエステルで
ポリエステル層(A)がコポリエステルからなる場合、
易接着性等の特性が得られるのでより好ましい。また、
白色ポリエステル層(A)に用いられるポリエステルが
ポリエチレンナフタレートで白色ポリエステル層(B)
に用いられるポリエステルがポリエチレンテレフタレー
トの場合、耐候性、剛性などの向上効果が得られるので
好ましい。
【0040】さらに、本発明の白色積層ポリエステルフ
ィルムを、白色ポリエステル層(B)の両面に白色ポリ
エステル層(A)を積層し、3層積層構成としたもの
は、白色度や隠蔽性、耐候性等の特性や実用性の点から
より望ましいものである。
【0041】なお、本発明においては、白色ポリエステ
ル層(A)と白色ポリエステル層(B)を積層する方法
としては溶融製膜中の共押出により複合化する方法、あ
るいはそれぞれ別々に製膜した後、ラミネートする方法
のいずれでもよいが、コストなどの点で前者の方法がよ
り好ましい。
【0042】本発明の白色積層ポリエステルフィルム
は、白色ポリエステル層(A)側より求めた白色度が8
0%以上、より好ましくは85%以上、最も好ましくは
90%以上にあるものがくすみ感のない、非常に美しい
白さを示すので好ましい。
【0043】また、本発明の白色積層ポリエステルフィ
ルムの光学濃度は、0.6以上、1.8以下であること
が好ましい。さらに好ましくは、0.8以上、1.5以
下である。光学濃度が0.6未満であると、フィルムの
隠蔽性が小さいため裏側が透けて見え好ましくない。ま
た、光学濃度が1.8を越えるためには、多量の粒子を
含まねばならず、フィルムの強度が弱くなる場合があり
好ましくない。
【0044】さらに、本発明の白色積層ポリエステルフ
ィルムは、白色ポリエステル層(A)側より求めた表面
光沢度が45%以上、より好ましくは50%以上、最も
好ましくは60%以上にあるものが平滑性に優れ、受容
シートの基材として用いたとき高精細な像を形成するこ
とができるので好ましい。
【0045】また、本発明においては、白色積層ポリエ
ステルフィルムの厚みは、特に限定されないが、通常1
0〜500μm、好ましくは20〜300μm程度の範
囲にあるものが基材フィルムとしての実用面での取扱性
に優れるので好ましい。また、このうち、白色ポリエス
テル層(A)の厚みは、0.5〜50μmが好ましく、
1〜25μmの範囲にあるものがより好ましい。積層厚
みが上記範囲外では、十分な耐候性が得られにくく、ま
た、白色性が低下する場合がある。
【0046】次に、本発明の白色積層ポリエステルフィ
ルムおよび受容シートの製造方法について、いくつかの
例を説明するが、かかる例のみに限定されるものではな
い。
【0047】白色積層ポリエステルフィルムの製造方法
については、押出機(A)と押出機(B)を有する複合
製膜装置において、ポリエステルのチップおよび無機系
微粒子のマスターチップを無機系微粒子が1〜35重量
%となるよう混合し、十分に真空乾燥した後に、270
〜300℃に加熱された押出機(A)に供給する。ま
た、白色ポリエステル層(B)を積層するため、別に乾
燥したポリエステルのチップと、無機系微粒子および/
またはポリエステルと非相溶の熱可塑性樹脂が1〜35
重量%となるよう混合したものを押出機(B)に供給
し、Tダイ複合口金内で押出機(A)のポリマーが押出
機(B)のポリマーの表層(片面)あるいは両表層(両
面)にくるように積層してシート状に成形し、溶融され
た積層シートを得る。
【0048】この溶融された積層シートを、表面温度1
0〜60℃に冷却されたドラム上で静電気で密着冷却固
化し、未延伸フィルムを作製する。該未延伸フィルムを
80〜120℃に加熱したロール群に導き、長手方向
(縦方向、すなわちフィルムの進行方向)に2〜5倍延
伸し、20〜30℃のロール群で冷却する。
【0049】続いて、長手方向に延伸したフィルムの両
端をクリップで把持しながらテンターに導き90〜14
0℃に加熱した雰囲気中で長手方向に垂直な方向に横延
伸する。
【0050】延伸倍率は、縦、横それぞれ2〜5倍に延
伸するが、その面積倍率(縦延伸倍率×横延伸倍率)は
6〜20倍であることが好ましい。面積倍率が6倍未満
であると得られるフィルムの白さが不十分となり、逆に
20倍を越えると延伸時に破れを生じやすくなる傾向が
ある。
【0051】こうして得られた二軸延伸フィルムの平面
性、寸法安定性を付与するために、テンター内で150
〜230℃の熱固定を行い、均一に徐冷後、室温まで冷
やして巻き取り、本発明の白色積層ポリエステルフィル
ムを得ることができる。
【0052】このようにして得られた白色積層ポリエス
テルフィルムは、耐候性、受容層との接着性、白色性に
優れ、白さを基調とする受容シートの基材として用いら
れたときに高級なイメージを与えることができるため、
インクジェット、感熱転写、オフセット印刷などの各種
印刷記録に供される受容シートの基材として好適に使用
でき、特にマーキングフィルムやポスター、電飾看板等
の屋外用基材に最適に用いられる。
【0053】
【特性の測定方法および評価方法】本発明で説明に用い
た特性値は、次の評価方法、評価基準による。
【0054】(1)粒子の平均粒子径および表面粒子間
隙 透過型電子顕微鏡HU−12型((株)日立製作所製)
を用い、白色ポリエステル層(A)の断面を3,000
〜200,000倍に拡大観察した断面写真から求め
た。すなわち、断面写真の粒子部分をマーキングして、
その粒子部分をハイビジョン画像解析処理装置PIAS
−IV((株)ピアス製)を用いて画像処理を行い、測定
視野内の計100個の粒子を真円に換算したときの平均
径を算出し、粒子の平均粒子径とした。また、白色ポリ
エステル層(A)の最表部から5μmの範囲における、
フィルム平面に対して垂直方向の、無機系微粒子を含ま
ない部分の幅を読み取り、表面粒子間隙とした。なお、
測定視野内の10カ所の平均値として求めた。
【0055】(2)黄変度 紫外線劣化促進試験機アイスーパーUVテスターSUV
−W131(岩崎電気(株)製)を用いて、下記の条件
で照射2サイクル(照射16時間)の紫外線照射試験を
行った。次に、紫外線照射前後の白色積層ポリエステル
フィルムについて、分光式色差計(日本電色工業(株)
製SE−2000)を用いてJIS Z−8722に準
じて色の三刺激値を測定し、その黄変度をJIS K−
7103に準じて求めた。
【0056】「紫外線照射条件」ライト8時間(照度:
100mW/cm2 、温湿度:60℃×50%RH)、
デュー4時間(温湿度:35℃×100%RH(結
露))で照射1サイクルとする。
【0057】(3)白色度 JIS L−1015に準じて、(株)島津製作所製U
V−260を用いて測定した。波長450nmおよび5
50nmにおける反射率を、それぞれB%、G%とする
と、白色度は下記式で表される。
【0058】白色度(%)=4B−3G (4)隠蔽性 光学濃度で求め、光学濃度計(マクベス社製TR92
7)を用いて測定した。
【0059】測定値が大きいほど、隠蔽性が高いもので
ある。
【0060】(5)接着性 本発明の白色ポリエステル層(A)側にインクジェット
方式に適合した受容層として、以下の受容層形成塗液を
乾燥後の厚みが10μmとなるように、リバースコータ
ーで塗布し、130℃で1分間乾燥させて受容層を設け
た後、受容層側に“Scotch”メンディングテープ
(住友スリーエム(株)製)を貼り付け、T字剥離した
後の受容層の残存性について目視で観察して以下の3段
階評価を行った。○以上を良好とした。
【0061】「受容層形成塗液」 A. 親水性樹脂:ポリビニルアルコール樹脂水性塗液
(ケン化度=78モル%、分子量=500のポリビニル
アルコール樹脂を80℃の熱水で30分間攪拌しながら
加熱溶解し、常温まで冷却して得た) B.カチオン性樹脂:サフトマーST−2100(三菱
油化(株)製)A/Bを固形分重量比50/50で混合
し、水で希釈して固形分濃度を15重量%とした。
【0062】「接着性評価」 ○:テープに受容層がほとんど転写しない。
【0063】△:受容層の一部が剥離する。
【0064】×:受容層が面状に剥離する。
【0065】
【実施例】本発明を以下の実施例、比較例を用いて説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0066】実施例1 ポリエチレンテレフタレート(以降、「PET」と略称
する)チップに平均粒子径0.3μmのアナターゼ型酸
化チタン微粒子を17重量%添加した原料を180℃で
3時間乾燥した後、押出機(A)に供給し、常法により
285℃で溶融してTダイ複合口金に導入した。
【0067】一方、上記PETチップにポリメチルペン
テン(以降、「PMP」と略称する)を5重量%、さら
に相溶化剤として分子量4000のポリエチレングリコ
ール(以降、「PEG」と略称する)を1重量%添加し
たものを180℃で3時間乾燥した後に、押出機(B)
に供給し、常法により285℃で溶融してTダイ複合口
金内で白色ポリエステル層(A)が白色ポリエステル層
(B)の両表層に積層してなる積層溶融体シートを得
た。
【0068】該積層溶融体シートを表面温度25℃に保
たれた冷却ドラム上に静電荷法で密着冷却固化させ未延
伸フィルムとした。続いて、該未延伸フィルムを常法に
従い98℃に加熱されたロール群を用いて長手方向に
3.2倍延伸し、25℃のロール群で冷却した。
【0069】さらに、該延伸フィルムをテンターに導き
125℃に加熱された雰囲気中で長手に垂直な方向に
3.4倍延伸した。その後テンター内で220℃の熱固
定を行い均一に徐冷後巻き取り、白色ポリエステル層
(A)が5μm、白色ポリエステル層(B)が90μm
の構成とした、厚み100μmの白色積層ポリエステル
フィルムを得た。
【0070】かくして得られた白色積層ポリエステルフ
ィルムの特性は、表1のとおりであり、黄変度が9.9
の優れた耐候性を有し、白色性に優れるとともに、クッ
ション性が発現し、柔軟性に富むものであった。
【0071】実施例2 実施例1の押出機(A)に供給する原料として、アナタ
ーゼ型酸化チタンの添加量を25重量%とし、押出機
(B)に供給する原料として、アナターゼ型酸化チタン
の添加量を14重量%としたものを用いた他は、実施例
1と同一手法で白色積層ポリエステルフィルムを得た。
この白色積層ポリエステルフィルムの特性は、表1のと
おりであり、各特性に優れ、特に耐候性、白色性に優れ
るものであった。
【0072】実施例3、4 実施例1、2に基づき、各々の押出機(A)に供給する
原料として、実施例1、2、3の原料に5重量%減量温
度が372℃のベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤“ア
デカスタブ”LA−31(旭電化工業(株)製)を樹脂
当たり0.8重量%添加したものを用いた他は、実施例
1、2と同一手法で白色積層ポリエステルフィルムを得
た。この白色積層ポリエステルフィルムの特性は、表1
に示したとおり各特性に優れ、特に耐候性に優れるもの
であった。
【0073】実施例5、6 実施例1、2に基づき、それぞれの押出機(A)に供給
する原料として、実施例1、2の原料に蛍光増白剤“O
B−1”(イーストマン社製)を0.12重量%添加し
たものを用いた他は、実施例1、3、5と同一手法で白
色積層ポリエステルフィルムを得た。この白色積層ポリ
エステルフィルムの特性は、表1に示したとおり各特性
に優れ、特に青味のある白色性に優れたものであった。
【0074】比較例1 実施例1の押出機(A)に供給する原料として、アナタ
ーゼ型酸化チタンに代えて、平均粒子径0.5μmの炭
酸カルシウム微粒子を14重量%添加したものを用いた
他は、実施例1と同一手法で白色積層ポリエステルフィ
ルムを得た。
【0075】この白色積層ポリエステルフィルムの特性
は、表1に示したとおり、黄変度が49.6であり、耐
候性に劣るものであった。
【0076】比較例2 実施例1の押出機(A)、押出機(B)に供給する原料
として、PETチップに平均粒子径0.2μmの硫酸バ
リウム微粒子を18重量%添加したものを用いた他は、
実施例1と同一手法で白色積層ポリエステルフィルムを
得た。
【0077】この白色積層ポリエステルフィルムの特性
は、表2に示したとおり、耐候性に優れるものの、白色
度および受容層との接着性に劣るものであった。
【0078】比較例3、4 比較例2の押出機に供給する原料として、PETチップ
にポリプロピレン(以降、「PP」と略称する)を20
重量%添加したもの(比較例3)、ポリスチレン(以
降、「PSt」と略称する)を15重量%添加したもの
(比較例4)をそれぞれ用いた他は、比較例2と同一の
手法で白色積層ポリエステルフィルムを得た。
【0079】この白色積層ポリエステルフィルムの特性
は、表1に示した如く、耐候性に劣るものであった。
【0080】比較例5 比較例2の押出機に供給する原料として、実施例1の原
料に5重量%減量温度が372℃のベンゾトリアゾール
系紫外線吸収剤“アデカスタブ”LA−31(旭電化工
業(株)製)を樹脂当たり8重量%添加したものを用い
た他は、実施例1と同一手法で白色積層ポリエステルフ
ィルムを得た。
【0081】この白色積層ポリエステルフィルムを用い
て実施例1と同様にして受容層を設け受容シートを作製
した。
【0082】この受容シートの特性は、表1に示したと
おり、耐候性に優れるものの、白色度および受容層と基
材である白色積層ポリエステルフィルムの接着性に劣る
ものであった。
【0083】
【表1】
【0084】
【発明の効果】本発明の白色積層ポリエステルフィルム
は、耐候性、保存性、受容層との接着性に優れるととも
に、きれいな白色性を発現させることができるので、白
さを基調とする受容シートの基材として用いられたと
き、高級なイメージを与えることができる。
【0085】本発明の白色積層ポリエステルフィルム
は、上述のような優れた特性を有するので、インクジェ
ット、感熱転写、オフセット印刷などの各種印刷記録に
供される受容シートの基材として好適に使用でき、特に
マーキングフィルムやポスター、電飾看板等の屋外用基
材に最適に用いられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B41M 5/00 B41M 5/00 B 5/40 5/26 H 5/38 101H

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも白色ポリエステル層(A)と白
    色ポリエステル層(B)を有する2層以上の白色積層ポ
    リエステルフィルムであって、該白色ポリエステル層
    (A)側から測定した、JIS K−7103に準じた
    紫外線照射による黄変度が45以下であることを特徴と
    する白色積層ポリエステルフィルム。
  2. 【請求項2】白色ポリエステル層(A)が、ポリエステ
    ル樹脂と無機系微粒子とを主成分とすることを特徴とす
    る請求項1記載の白色積層ポリエステルフィルム。
  3. 【請求項3】無機系微粒子の少なくとも表面が、酸化チ
    タンあるいは酸化亜鉛であることを特徴とする請求項2
    記載の白色積層ポリエステルフィルム。
  4. 【請求項4】白色ポリエステル層(A)内部の表面粒子
    間隙が、0.3μm以下であることを特徴とする請求項
    2または3記載の白色積層ポリエステルフィルム。
  5. 【請求項5】白色ポリエステル層(A)の紫外線吸収剤
    の含有量が、5重量%以下であることを特徴とする請求
    項1、2、3または4記載の白色積層ポリエステルフィ
    ルム。
  6. 【請求項6】白色ポリエステル層(A)が、蛍光増白剤
    を含有してなることを特徴とする請求項1、2、3、4
    または5記載の白色積層ポリエステルフィルム。
  7. 【請求項7】白色ポリエステル層(B)が、微細な気泡
    を含有してなることを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5または6記載の白色積層ポリエステルフィルム。
  8. 【請求項8】白色ポリエステル層(B)が、ポリエステ
    ルと非相溶の熱可塑性樹脂を含有してなることを特徴と
    する請求項7記載の白色積層ポリエステルフィルム。
  9. 【請求項9】ポリエステルと非相溶の熱可塑性樹脂が、
    ポリオレフィンであることを特徴とする請求項8記載の
    白色積層ポリエステルフィルム。
  10. 【請求項10】白色ポリエステル層(B)が、ポリエス
    テル樹脂と無機系微粒子とを主成分とし、かつ該白色ポ
    リエステル層(B)中の無機系微粒子の含有量(重量
    %)が白色ポリエステル層(A)中よりも少ないことを
    特徴とする請求項2、3、4、5または6記載の白色積
    層ポリエステルフィルム。
  11. 【請求項11】3層積層構造を有し、芯層部が白色ポリ
    エステル層(B)、両表層部がポリエステル層(A)で
    あることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、
    7、8、9または10記載の白色積層ポリエステルフィ
    ルム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002040214A (ja) * 2000-07-25 2002-02-06 Toray Ind Inc 面光源反射板用白色フィルム
WO2010067780A1 (ja) 2008-12-12 2010-06-17 東レ株式会社 太陽電池裏面封止材用フィルム、太陽電池裏面封止材および太陽電池モジュール
JP2010264623A (ja) * 2009-05-13 2010-11-25 Teijin Dupont Films Japan Ltd 塗布層付延伸フィルムの製造方法

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