JPH11291138A - ワーククランプ装置およびワーククランプ方法 - Google Patents

ワーククランプ装置およびワーククランプ方法

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JPH11291138A
JPH11291138A JP10096332A JP9633298A JPH11291138A JP H11291138 A JPH11291138 A JP H11291138A JP 10096332 A JP10096332 A JP 10096332A JP 9633298 A JP9633298 A JP 9633298A JP H11291138 A JPH11291138 A JP H11291138A
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roller
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rotation
clamp
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Makoto Itatsu
誠 板津
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で、かつワークに対するクランプ
動作を簡素化させる。 【解決手段】 ワークWがセットされたベース板11の
ワーク搬送移動に伴って、回転中心軸線を水平とした回
転板33を、駆動ローラ35と補助ローラ37とによっ
て挟持されるようこれら両者間に進入させる。この状態
で、駆動ローラ35の回転に基づく回転板33の回転に
よりねじ部材31を回転させ、ねじ部材31の回転によ
りクレビス23を直線移動させてクランプチップ17を
回動させ、ゲージポスト13との間でワークWを挟持固
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ねじ部材の回転
運動を直線運動に変換し、この直線運動を、固定側のワ
ーク受けに対する接近離反移動として動作する可動側の
クランプチップと、前記ワーク受けとの間でワークを挟
持固定とするワーククランプ装置およびワーククランプ
方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、簡単な構
造で、かつワークに対するクランプ動作を簡素化させる
ことを目的としている。
【0003】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、ねじ部材の回転運動を直線運動
に変換し、この直線運動を、固定側のワーク受けに対す
る接近離反移動として動作する可動側のクランプチップ
と、前記ワーク受けとの間でワークを挟持固定するワー
ククランプ装置において、前記ねじ部材をハウジングに
対して回転可能に設けるとともに、この回転運動が前記
直線運動に変換される直線移動体を、前記ハウジングに
対して直線移動可能に設け、前記ねじ部材の端部に、ね
じ部材の回転中心を中心とした円形の回転板を設け、こ
の回転板に対し、その回転中心より外周側の側面に接触
して回転させる駆動ローラを設けた構成としてある。
【0004】このような構成のワーククランプ装置によ
れば、駆動ローラの回転により回転板が回転し、これに
伴いねじ部材が回転して直線移動体を直線移動させ、こ
の直線移動体の先端に設けたクランプチップを動作させ
て、クランプチップとワーク受けとの間でワークをクラ
ンプする。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明の構成
において、駆動ローラと反対側の回転板の側面に、この
回転板を弾性的に押圧して前記回転板の回転に伴って回
転する補助ローラを設けた構成としてある。
【0006】上記構成によれば、補助ローラが回転板を
押圧することで、回転板は駆動ローラと補助ローラとの
間に挟持された状態となり、駆動ローラの回転が回転板
に効率よく伝達される。
【0007】請求項3の発明は、請求項2の発明の構成
において、ハウジングは、ワークがセットされた状態で
前記ワークを搬送移動するワーク搬送台上に設けられ、
このワーク搬送台は、クランプチップによりワークを挟
持固定する位置にワークを搬送移動させたときに、回転
板が駆動ローラと補助ローラとの間に位置している構成
としてある。
【0008】上記構成によれば、ワーク搬送台が、ワー
クをクランプチップにより挟持固定する位置まで搬送移
動すると、ワーク搬送台と一体のハウジングに設けられ
た回転板が、駆動ローラと補助ローラとの間に進入し、
この状態で駆動ローラの回転駆動により回転板が回転す
る。
【0009】請求項4の発明は、請求項3の発明の構成
において、駆動ローラおよび補助ローラが設けられる基
台は、直線移動体の移動方向と同方向に移動可能に設置
されている構成としてある。
【0010】上記構成によれば、駆動ローラおよび補助
ローラが、回転板に対し直線移動体の移動方向に多少の
位置ずれを起こしている場合に、回転板が、これら各ロ
ーラ相互間に進入する際に、いずれかのローラに当接し
て基台を前記位置ずれ方向に移動させ、これにより駆動
ローラおよび補助ローラと回転板との位置ずれが補正さ
れる。
【0011】請求項5の発明は、請求項4の発明の構成
において、回転板が駆動ローラと補助ローラとの間に進
入する際に、回転板より先行して進入し、前記駆動ロー
ラまたは補助ローラに接触可能なテーパ面を備えた先細
テーパ状の案内部材を、ハウジングに設けた構成として
ある。
【0012】上記構成によれば、先細テーパ状の案内部
材が、回転板より先行して駆動ローラと補助ローラとの
間に進入する際に、位置ずれしている駆動ローラまたは
補助ローラに対し、案内部材のテーパ面が接触して押圧
し、基台を位置ずれ方向に移動させる。
【0013】請求項6の発明は、請求項3の発明の構成
において、ワークは、自動車のボディサイドパネルであ
り、このボディサイドパネルを、ルーフ側が上部となる
よう起立させた状態で、下部側のサイドシルの下端フラ
ンジをクランプチップにより挟持固定する構成としてあ
る。
【0014】上記構成によれば、起立状態のボディサイ
ドパネルが、例えば溶接工程まで搬送移動され、この搬
送された位置で、クランプチップの動作によりサイドシ
ルの下端フランジが挟持固定されて位置決めされ、溶接
作業がなされる。
【0015】請求項7の発明は、ワークがセットされた
ワーク搬送台の移動に伴って、回転中心軸線を水平とし
た回転板を、駆動ローラと補助ローラとによって挟持さ
れるようこれら両者間に進入させ、前記駆動ローラの回
転に基づく回転板の回転によりねじ部材を回転させ、こ
のねじ部材の回転により直線移動体を直線移動させてク
ランプチップを動作させ、ワーク受け部との間で前記ワ
ーク搬送台上のワークを挟持固定する。
【0016】上記ワーククランプ方法によれば、ワーク
搬送台を、回転板が駆動ローラと補助ローラとの間に位
置するよう移動させ、この状態で駆動ローラの回転によ
ってクランプチップによるクランプ動作を行うようにし
たので、ワーク搬送からクランプ動作に至る作業が効率
よくなされる。
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、駆動ローラの
回転により回転板が回転し、これに伴いねじ部材が回転
して直線移動体を直線移動させ、この直線移動体の移動
によりクランプチップを動作させてワークをクランプす
るよう構成したので、クランプ装置として簡単な構造で
あり、ワークに対するクランプ動作も簡素化したものと
なる。
【0018】請求項2の発明によれば、駆動ローラと反
対側の回転板の側面に、この回転板を弾性的に押圧して
回転板の回転に伴って回転する補助ローラを設けたの
で、回転板は、駆動ローラと補助ローラとの間に挟持さ
れた状態となり、駆動ローラの回転を回転板に効率よく
伝達することができる。
【0019】請求項3の発明によれば、ワーク搬送台が
ワークを搬送移動すると、ワーク搬送台と一体のハウジ
ングに設けられた回転板が、駆動ローラと補助ローラと
の間に進入し、その後の駆動ローラの駆動による回転板
の回転が継続してなされ、ワーク搬送からワーククラン
プに至る動作を、無駄な時間を要することなく短時間に
行うことができる。
【0020】請求項4の発明によれば、駆動ローラおよ
び補助ローラが、直線移動体の移動方向と同方向に移動
可能に設置された基台上に設けられているので、前記各
ローラが、回転板に対し直線移動体の移動方向に多少の
位置ずれを起こしている場合であっても、回転板は、こ
れら各ローラ相互間に進入する際に、いずれかのローラ
に当接して基台を前記位置ずれ方向に移動させ、これに
より回転板は、各ローラ相互間へ大きな衝撃を受けるこ
となくスムーズに進入することになる。
【0021】請求項5の発明によれば、回転板が駆動ロ
ーラと補助ローラとの間に進入する際に、回転板より先
行して進入し、前記駆動ローラまたは補助ローラに接触
可能なテーパ面を備えたする先細テーパ状の案内部材を
ハウジングに設けたので、位置ずれしている駆動ローラ
および補助ローラに対し、案内部材のテーパ面がいずれ
かのローラに接触して基台を前記位置ずれ方向に移動さ
せ、これにより回転板の進入動作をよりスムーズに行わ
せることができる。
【0022】請求項6の発明によれば、起立状態のボデ
ィサイドパネルに対するクランプ動作が、簡単な構造の
クランプ装置にて簡素化することができる。
【0023】請求項7の発明によれば、ワークがセット
されたワーク搬送台を、回転板が駆動ローラと補助ロー
ラとの間に位置するよう移動させ、この状態で駆動ロー
ラの回転によってクランプチップによるクランプ動作を
行うようにしたので、ワーク搬送からクランプ動作に至
る作業を、無駄な時間を要することなく効率よく短時間
で行うことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づき説明する。
【0025】図1は、この発明の実施の一形態を示す、
ワーク搬送装置1によって図中で紙面に直交する方向に
搬送されるワークWをクランプするワーククランプ装置
3の一部断面を含む正面図で、図2は、図1の一部断面
を含む平面図である。
【0026】ここでのワークWは、図3に示すように、
自動車のボディサイドアウタであり、ルーフ側が上部と
なるよう起立させた状態でワーク搬送装置1により図中
で右から左方向に向かう矢印Aで示す方向に搬送され、
図3に示す位置にて上記ワーククランプ装置3により、
サイドシルSの車体前後方向2カ所の下端フランジF
が、クランプされて位置決め固定される。そして、この
位置決め固定されたワークWに対し、例えば図示しない
溶接ロボットにより所定の溶接作業がなされる。
【0027】ワーク搬送装置1は、ワーク搬送方向に延
長されるガイドレール5に対し、その凹部5a内にて同
方向に延長される搬送バー7が収容される。搬送バー7
は、ガイドレール5の上端および凹部5aの底面にそれ
ぞれ回転可能に設けられたカムフォロア9に案内され
て、その延長方向に移動する。
【0028】搬送バー7の上部には、ワーク搬送台とし
てのベース板11が固定され、このベース板11の図1
中で右側の上面に、ワークWの下端フランジFが載置さ
れて位置決めされるワーク受けとしてのゲージポスト1
3が、一対のブラケット15を介して設けられている。
ゲージポスト13は、一対のブラケット15相互間に挟
持されるようにして固定されており、上部がブラケット
15より上方に突出し、この突出した上端にワークWが
載置される。
【0029】ブラケット15の図1中で左側端部には、
取付部15aが突出して形成され、この取付部15aに
は、ゲージポスト13との間でワークWを挟持固定する
クランプチップ17がピン19を介して取り付けられて
いる。クランプチップ17は、上記ピン19を中心に、
実線で示すアンクランプ位置と、二点鎖線で示すクラン
プ位置との間を回動可能である。
【0030】一方、ベース板11の図1中で左側の上面
には、ハウジング21が固定されており、ハウジング2
1の上部には、直線移動体としてのクレビス23がスラ
イドガイド25を介して図中で左右方向にスライド移動
可能に設けられている。このクレビス23は、角柱状に
形成され、ハウジング21に対して回転不能となってい
る。
【0031】クレビス23は、先端がピン27を介して
前記クランプチップ17に連結されている。ピン27は
クランプチップ17側に固定され、クレビス23側に
は、図1に示すようにピン27が挿入される上下方向に
長い長孔23aが形成され、これにより、クレビス23
の直線移動に対しクランプチップ17のピン19を中心
とした回動動作が可能となる。
【0032】ハウジング21の上記クレビス23が設け
られた上部には、図1中で左方向に突出する円筒部21
aが形成され、円筒部21aの図中で左側の端部内に
は、ベアリング29が固定され、ベアリング29にはね
じ部材31が回転可能に挿入されている。ねじ部材31
の先端側には、雄ねじ31aが形成され、この雄ねじ3
1aは、クレビス23に形成した雌ねじ23bに螺合し
ている。また、ねじ部材31の基端部には、ねじ部材3
1の回転中心を中心として回転可能な円形の回転板33
が一体に設けられている。
【0033】回転板33の外周側の両側面には、図1中
で左側に駆動ローラ35が、同右側に補助ローラ37
が、それぞれ接触している。駆動ローラ35は、エアモ
ータ39に軸41を介して回転可能に連結され、回転板
33に接触しつつ回転することで回転板33を回転駆動
する。上記エアモータ39は、ワーク搬送装置1の側方
に設置された基台43の図1中で左側の上部に固定され
ている。
【0034】一方、補助ローラ37は、軸45を介して
回動アーム47に対し回転可能であり、回動アーム47
は、基台43のほぼ中央に上方に向けて突出して設けた
回動支持部49に対し、ピン51を介して回動可能であ
る。
【0035】基台43の図1中で右側の上部には、上方
に向けて突出する突起53が形成され、突起53と回動
アーム47との間には、回動アーム47を図中で左方向
に付勢するスプリング55が介装されている。このスプ
リング55の付勢動作により、補助ローラ37は回転板
33に押し付けられた状態となり、これにより回転板3
3は駆動ローラ35と補助ローラ37との間に挟持され
た状態となる。
【0036】図1および図2では、搬送バー7によるワ
ークWの搬送移動に伴って図1中で紙面に直交する方向
に移動する回転板33が、駆動ローラ35と補助ローラ
37との間に進入した状態を示しているが、図4に示す
ように、進入していない状態では、前記各ローラ35,
37相互間の間隔は、図1の状態より僅かに狭くなるよ
う、スプリング55により設定されている。
【0037】次に、上記した構成のワーククランプ装置
の動作を説明する。図4に示すように、回転板33が駆
動ローラ35と補助ローラ37との間に進入していない
状態から、ワーク搬送装置1が、図1および図2に示
す、ワークWに対する溶接などの所定の作業位置までワ
ークWを搬送すると、回転板33は、上記両ローラ3
5,37相互間に進入する。
【0038】このとき補助ローラ37は、スプリング5
5に押されて回転板33を駆動ローラ35側に押し付
け、駆動ローラ35との間で回転板33を挟持した状態
となる。一方、クランプチップ17は図1の実線で示す
アンクランプ位置にある。
【0039】この状態で、エアモータ39を駆動させ、
駆動ローラ35を回転させると、回転板33が回転し、
ねじ部材31も一体となって回転する。このときのねじ
部材31の回転方向は、ねじ部材31がクレビス23に
対し、ねじ結合を外す方向に回転するものとする。
【0040】このねじ部材31の回転により、クレビス
23は、ハウジング21に対して回転不能となってお
り、また回転板33の図1中での左方向への移動は駆動
ローラ35によって規制されているので、スライドガイ
ド25に沿って図1中で右方向にスライド移動する。
【0041】クレビス23の上記スライド移動に伴っ
て、クランプチップ17が図1中の実線で示すアンクラ
ンプ位置から、二点鎖線で示すクランプ位置へ回動変位
する。これによりワークWは、二点鎖線位置のクランプ
チップ17とゲージポスト13との間に挟持固定され、
位置決めされることになり、この位置決め状態で、図示
しない溶接ロボットによる溶接作業などがなされる。
【0042】溶接作業終了後は、駆動ローラ35を上記
とは逆方向に回転させるようエアモータ39を作動さ
せ、これにより、クレビス23は図1中で左方向に移動
し、これに伴いクランプチップ17は、二点鎖線で示す
クランプ位置から実線で示すアンクランプ位置に回動変
位する。アンクランプ位置となったら、ワーク搬送装置
1によってワークWを次の作業工程へと搬送する。
【0043】なお、搬送バー7の移動によりワークWが
搬送される過程では、搬送バー7上に設けた図示しない
ワーク支持部材により、図3中で紙面の裏側からワーク
Wを支持するものとする。
【0044】上記したワーククランプ装置によれば、駆
動ローラ35の回転により回転板33が回転し、これと
一体のねじ部材31が回転してクレビス23を直線移動
させ、このクレビス23の移動によりクランプチップ1
7を動作させてワークWをクランプするよう構成したの
で、クランプ装置として簡単な構造であり、ワークWに
対するクランプ動作も簡素化しており、設備コストが低
減される。
【0045】また、ワーク搬送装置1にワークWがセッ
トされた状態で、搬送バー7を回転板33が駆動ローラ
35と補助ローラ37との間に位置するよう移動させ、
この状態で駆動ローラ35の回転によってクランプチッ
プ17によるクランプ動作がなされるので、ワーク搬送
からクランプ動作に至る作業を、無駄な時間を要するこ
となく効率よく短時間で行うことができる。
【0046】図5は、この発明の他の実施の形態を示
す、図4に相当する平面図、図6は図5の左側面図であ
る。この実施の形態は、回転板33が、駆動ローラ35
と補助ローラ37との間に進入する際の衝撃を緩和する
目的で、回転板33の進行方向前方側に、先細となるテ
ーパ状の案内部材57を設けている。
【0047】案内部材57は、駆動ローラ35および補
助ローラ37にそれぞれ接触可能な一対のテーパ面59
aを備えた先端部59と、回転板33の両側面に対しほ
ぼ同一面を形成する平面部61aを備えた後端部61と
から構成されている。後端部61の先端部59と反対側
の端面61bは、回転板33の外周面と同心円状の円弧
面に形成され、回転板33の外周面に近接した状態で配
置される。
【0048】上記案内部材57は、ブラケット63によ
りハウジング21に支持されている。ブラケット63
は、案内部材57の先端部59の側面に一端が固定され
て他端が上方に延長される鉛直部63aと、ハウジング
21の側面に一端が固定されて他端がワーク搬送方向前
方側に延長される水平部63bと、鉛直部63aおよび
水平部63bの各他端相互を連結する中間部63cとか
ら構成されている。
【0049】また、この場合の基台43は、設置面に対
し、図5中で左右方向に移動可能なフローティング機構
を備えているものとする。
【0050】上記図5および図6の実施の形態によれ
ば、駆動ローラ35および補助ローラ37と回転板33
との間で、図5中で左右方向に多少の位置ずれがあって
も、回転板33が各ローラ35,37相互間に進入する
際に、テーパ面59aが駆動ローラ35あるいは補助ロ
ーラ37に接触するので、回転板33がこれら各ローラ
35,37相互間に進入する際の衝撃が緩和され、進入
動作がスムーズになされる。
【0051】テーパ面59aが駆動ローラ35あるいは
補助ローラ37に接触した後は、基台43のフローティ
ング機構により、各ローラ35,37が基台43ととも
に移動して前記位置ずれが補正され、各ローラ35,3
7は、平面部61a上をそれぞれ移動した後、回転板3
3の側面に達したところでワークWの搬送動作が停止す
る。
【0052】なお、図5および図6における案内部材5
7を設けずに、単に基台43をフローティング機構とし
て駆動ローラ35および補助ローラ37を、前記位置ず
れ方向に移動可能に設ける構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態を示すワーククランプ
装置の一部断面を含む正面図である。
【図2】図1の一部断面を含む平面図である。
【図3】図1のワーククランプ装置によりクランプされ
るワークがワーク搬送装置上にセットされた状態を示す
側面図である。
【図4】図2におけるワーククランプ装置の回転板が駆
動ローラと補助ローラとの間に進入する前の状態を示す
平面図である。
【図5】この発明の他の実施の形態を示すワーククラン
プ装置の要部の平面図である。
【図6】図5の左側面図である。
【符号の説明】
11 ベース板(ワーク搬送台) 13 ゲージポスト(ワーク受け) 17 クランプチップ 21 ハウジング 23 クレビス(直線移動体) 31 ねじ部材 33 回転板 35 駆動ローラ 37 補助ローラ 43 基台 57 案内部材 59a テーパ面 W ボディサイドパネル(ワーク) S サイドシル F 下端フランジ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじ部材の回転運動を直線運動に変換
    し、この直線運動を、固定側のワーク受けに対する接近
    離反移動として動作する可動側のクランプチップと、前
    記ワーク受けとの間でワークを挟持固定するワーククラ
    ンプ装置において、前記ねじ部材をハウジングに対して
    回転可能に設けるとともに、この回転運動が前記直線運
    動に変換される直線移動体を、前記ハウジングに対して
    直線移動可能に設け、前記ねじ部材の端部に、ねじ部材
    の回転中心を中心とした円形の回転板を設け、この回転
    板に対し、その回転中心より外周側の側面に接触して回
    転させる駆動ローラを設けたことを特徴とするワークク
    ランプ装置。
  2. 【請求項2】 駆動ローラと反対側の回転板の側面に、
    この回転板を弾性的に押圧して前記回転板の回転に伴っ
    て回転する補助ローラを設けたことを特徴とする請求項
    1記載のワーククランプ装置。
  3. 【請求項3】 ハウジングは、ワークがセットされた状
    態で前記ワークを搬送移動するワーク搬送台上に設けら
    れ、このワーク搬送台は、クランプチップによりワーク
    を挟持固定する位置にワークを搬送移動させたときに、
    回転板が駆動ローラと補助ローラとの間に位置している
    ことを特徴とする請求項2記載のワーククランプ装置。
  4. 【請求項4】 駆動ローラおよび補助ローラが設けられ
    る基台は、直線移動体の移動方向と同方向に移動可能に
    設置されていることを特徴とする請求項3記載のワーク
    クランプ装置。
  5. 【請求項5】 回転板が駆動ローラと補助ローラとの間
    に進入する際に、回転板より先行して進入し、前記駆動
    ローラまたは補助ローラに接触可能なテーパ面を備えた
    先細テーパ状の案内部材を、ハウジングに設けたことを
    特徴とする請求項4記載のワーククランプ装置。
  6. 【請求項6】 ワークは、自動車のボディサイドパネル
    であり、このボディサイドパネルを、ルーフ側が上部と
    なるよう起立させた状態で、下部側のサイドシルの下端
    フランジをクランプチップにより挟持固定するものであ
    ることを特徴とする請求項3記載のワーククランプ装
    置。
  7. 【請求項7】 ワークがセットされたワーク搬送台の移
    動に伴って、回転中心軸線を水平とした回転板を、駆動
    ローラと補助ローラとによって挟持されるようこれら両
    者間に進入させ、前記駆動ローラの回転に基づく回転板
    の回転によりねじ部材を回転させ、このねじ部材の回転
    により直線移動体を直線移動させてクランプチップを動
    作させ、ワーク受け部との間で前記ワーク搬送台上のワ
    ークを挟持固定することを特徴とするワーククランプ方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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