JPH1129000A - エアバッグ制御装置 - Google Patents
エアバッグ制御装置Info
- Publication number
- JPH1129000A JPH1129000A JP9185462A JP18546297A JPH1129000A JP H1129000 A JPH1129000 A JP H1129000A JP 9185462 A JP9185462 A JP 9185462A JP 18546297 A JP18546297 A JP 18546297A JP H1129000 A JPH1129000 A JP H1129000A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- cpu
- control element
- squib
- airbag
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Air Bags (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ECUの小型化、低コスト化、信頼性向上を
図る。 【解決手段】 ECU30では、4つの展開ゲート40
とスクイブ制御素子38とが1つのスクイブ駆動回路3
6に集約して設置されている。このため、従来のよう
に、各展開ゲートとスクイブ駆動回路とを別個の部品と
して設ける場合よりも、制御すべきスクイブの数が多少
増加して展開ゲートの設置数が増加しても、従来よりも
ECUの実装面積を削減し、小サイズ化を図ることがで
きる。また、大量生産可能な集積回路(スクイブ駆動回
路36)に集約したので、部品点数を削減できる上、E
CUの低コスト化を図ることもできる。更に、スクイブ
駆動回路36は、1つの端子36Aを介して監視回路3
4からの信号が入力されるよう構成されているので、部
品間を接続する信号線の本数を従来よりも削減し、EC
Uの信頼性向上を図ることができる。
図る。 【解決手段】 ECU30では、4つの展開ゲート40
とスクイブ制御素子38とが1つのスクイブ駆動回路3
6に集約して設置されている。このため、従来のよう
に、各展開ゲートとスクイブ駆動回路とを別個の部品と
して設ける場合よりも、制御すべきスクイブの数が多少
増加して展開ゲートの設置数が増加しても、従来よりも
ECUの実装面積を削減し、小サイズ化を図ることがで
きる。また、大量生産可能な集積回路(スクイブ駆動回
路36)に集約したので、部品点数を削減できる上、E
CUの低コスト化を図ることもできる。更に、スクイブ
駆動回路36は、1つの端子36Aを介して監視回路3
4からの信号が入力されるよう構成されているので、部
品間を接続する信号線の本数を従来よりも削減し、EC
Uの信頼性向上を図ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアバッグ制御装
置に係り、より詳しくは、複数のエアバッグ作動装置
(例えば、スクイブ)の作動を制御するエアバッグ制御
装置に関する。
置に係り、より詳しくは、複数のエアバッグ作動装置
(例えば、スクイブ)の作動を制御するエアバッグ制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的にエアバッグ制御装置(以下、E
CUと称する)は、加速度センサによる加速度検出値に
基づく車両の急減速状態(衝突発生)の判定やシステム
の異常診断を実施するCPU、このCPUの動作を監視
するCPU監視回路、CPUからの展開信号に基づいて
スクイブを作動させるスクイブ駆動回路、電源等から構
成されている。
CUと称する)は、加速度センサによる加速度検出値に
基づく車両の急減速状態(衝突発生)の判定やシステム
の異常診断を実施するCPU、このCPUの動作を監視
するCPU監視回路、CPUからの展開信号に基づいて
スクイブを作動させるスクイブ駆動回路、電源等から構
成されている。
【0003】このうちCPU監視回路は、CPUが異常
の場合、CPUを再起動すると共にCPU異常によるエ
アバッグの誤作動を防止するために展開禁止信号を出力
する。具体的には、図3に示すように、CPU92から
誤って出力された展開信号Aに基づきスクイブ駆動回路
96がスクイブを作動させてしまうことを防止するため
に、CPU92とスクイブ駆動回路96との間に展開ゲ
ート98をスクイブ毎に設置している。これら展開ゲー
ト98からは、CPU監視回路94から出力された展開
禁止信号と上記展開信号Aとの論理積演算結果に対応し
た展開信号Bが、スクイブ駆動回路96へ向けて出力さ
れる。即ち、CPU92の異常時には、CPU監視回路
94から展開禁止信号(ローレベル信号)を出力するこ
とにより、誤って出力された展開信号Aを無効にし、エ
アバッグの誤作動を防止している。
の場合、CPUを再起動すると共にCPU異常によるエ
アバッグの誤作動を防止するために展開禁止信号を出力
する。具体的には、図3に示すように、CPU92から
誤って出力された展開信号Aに基づきスクイブ駆動回路
96がスクイブを作動させてしまうことを防止するため
に、CPU92とスクイブ駆動回路96との間に展開ゲ
ート98をスクイブ毎に設置している。これら展開ゲー
ト98からは、CPU監視回路94から出力された展開
禁止信号と上記展開信号Aとの論理積演算結果に対応し
た展開信号Bが、スクイブ駆動回路96へ向けて出力さ
れる。即ち、CPU92の異常時には、CPU監視回路
94から展開禁止信号(ローレベル信号)を出力するこ
とにより、誤って出力された展開信号Aを無効にし、エ
アバッグの誤作動を防止している。
【0004】ところで、上記のようなECUでは、CP
Uから出力される展開信号は、スクイブ駆動回路の診断
を実施したりスクイブの展開を個別に行う等のため、ス
クイブ駆動回路内部の図示しないスイッチング素子毎に
必要であり、ECUが制御するスクイブの1〜2倍の数
となる。その一方で、展開ゲートも、上記展開信号分必
要である。
Uから出力される展開信号は、スクイブ駆動回路の診断
を実施したりスクイブの展開を個別に行う等のため、ス
クイブ駆動回路内部の図示しないスイッチング素子毎に
必要であり、ECUが制御するスクイブの1〜2倍の数
となる。その一方で、展開ゲートも、上記展開信号分必
要である。
【0005】その一方で、近年では、自動車用エアバッ
グの需要が高まっている。また、自動車1台当たりに搭
載されるエアバッグも、ドライバー席正突用エアバッグ
のみならず、助手席正突用エアバッグや側突用エアバッ
グなど増加しつつある。これに伴い、1つのエアバッグ
制御装置で制御するべきスクイブの数も増加している。
グの需要が高まっている。また、自動車1台当たりに搭
載されるエアバッグも、ドライバー席正突用エアバッグ
のみならず、助手席正突用エアバッグや側突用エアバッ
グなど増加しつつある。これに伴い、1つのエアバッグ
制御装置で制御するべきスクイブの数も増加している。
【0006】このようにECUが制御するべきスクイブ
数が増加すると、ECUに内蔵される展開ゲート数も増
加するため、ECUの大サイズ化及びコスト増を招くお
それがあり、ECUの小型化・低コスト化が困難にな
る。また、ECU内での展開信号の信号線の接続箇所が
増加することから、ECUの信頼性が低下するおそれが
ある。
数が増加すると、ECUに内蔵される展開ゲート数も増
加するため、ECUの大サイズ化及びコスト増を招くお
それがあり、ECUの小型化・低コスト化が困難にな
る。また、ECU内での展開信号の信号線の接続箇所が
増加することから、ECUの信頼性が低下するおそれが
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解消するために成されたものであり、制御するべきス
クイブ数が多少増加しても、小型化、低コスト化、信頼
性向上を図ることができるエアバッグ制御装置を提供す
ることを目的とする。
を解消するために成されたものであり、制御するべきス
クイブ数が多少増加しても、小型化、低コスト化、信頼
性向上を図ることができるエアバッグ制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のエアバッグ制御装置は、複数のエア
バッグ作動装置の各々を作動させるための駆動信号を前
記エアバッグ作動装置毎に出力する制御素子と、前記制
御素子の動作を監視し、該監視結果により前記制御素子
が正常に動作していない場合に、前記エアバッグ作動装
置の作動を禁止する禁止信号を出力する制御素子監視回
路と、前記エアバッグ作動装置毎に設けられ且つ前記制
御素子監視回路からの禁止信号及び前記制御素子からの
駆動信号が入力可能に構成され、前記禁止信号が入力さ
れていない場合に前記入力された駆動信号を変換せずに
出力し、前記禁止信号が入力された場合に前記入力され
た駆動信号をオフに変換して出力する信号変換手段、及
び前記信号変換手段により出力された駆動信号に基づい
て前記エアバッグ作動装置を作動させる作動制御手段を
含んで構成された駆動用集積回路と、を有し、前記制御
素子監視回路からの禁止信号は前記駆動用集積回路の1
つの端子を介して、該駆動用集積回路の各信号変換手段
に入力される、ことを特徴とする。
に、請求項1記載のエアバッグ制御装置は、複数のエア
バッグ作動装置の各々を作動させるための駆動信号を前
記エアバッグ作動装置毎に出力する制御素子と、前記制
御素子の動作を監視し、該監視結果により前記制御素子
が正常に動作していない場合に、前記エアバッグ作動装
置の作動を禁止する禁止信号を出力する制御素子監視回
路と、前記エアバッグ作動装置毎に設けられ且つ前記制
御素子監視回路からの禁止信号及び前記制御素子からの
駆動信号が入力可能に構成され、前記禁止信号が入力さ
れていない場合に前記入力された駆動信号を変換せずに
出力し、前記禁止信号が入力された場合に前記入力され
た駆動信号をオフに変換して出力する信号変換手段、及
び前記信号変換手段により出力された駆動信号に基づい
て前記エアバッグ作動装置を作動させる作動制御手段を
含んで構成された駆動用集積回路と、を有し、前記制御
素子監視回路からの禁止信号は前記駆動用集積回路の1
つの端子を介して、該駆動用集積回路の各信号変換手段
に入力される、ことを特徴とする。
【0009】上記請求項1記載のエアバッグ制御装置で
は、制御素子が、複数のエアバッグ作動装置の各々を作
動させるための駆動信号をエアバッグ作動装置毎に出力
する。
は、制御素子が、複数のエアバッグ作動装置の各々を作
動させるための駆動信号をエアバッグ作動装置毎に出力
する。
【0010】また、制御素子監視回路は、制御素子の動
作を監視し、該監視結果により制御素子が正常に動作し
ていない場合、エアバッグ作動装置の作動を禁止する禁
止信号を出力する。
作を監視し、該監視結果により制御素子が正常に動作し
ていない場合、エアバッグ作動装置の作動を禁止する禁
止信号を出力する。
【0011】上記制御素子監視回路からの禁止信号及び
制御素子からの駆動信号は、エアバッグ作動装置毎に設
けられた信号変換手段に入力される。この信号変換手段
は、禁止信号が入力されていない場合、入力された駆動
信号を変換せずにそのまま出力し、禁止信号が入力され
た場合、入力された駆動信号をオフに変換して出力す
る。
制御素子からの駆動信号は、エアバッグ作動装置毎に設
けられた信号変換手段に入力される。この信号変換手段
は、禁止信号が入力されていない場合、入力された駆動
信号を変換せずにそのまま出力し、禁止信号が入力され
た場合、入力された駆動信号をオフに変換して出力す
る。
【0012】この信号変換手段により出力されたエアバ
ッグ作動装置毎の駆動信号は作動制御手段に入力され、
作動制御手段は、エアバッグ作動装置毎の駆動信号に基
づいて、対応するエアバッグ作動装置を作動させる。即
ち、作動制御手段は、駆動信号がオンの場合、該駆動信
号に対応するエアバッグ作動装置を作動させ、駆動信号
がオフの場合、該駆動信号に対応するエアバッグ作動装
置については作動させない。
ッグ作動装置毎の駆動信号は作動制御手段に入力され、
作動制御手段は、エアバッグ作動装置毎の駆動信号に基
づいて、対応するエアバッグ作動装置を作動させる。即
ち、作動制御手段は、駆動信号がオンの場合、該駆動信
号に対応するエアバッグ作動装置を作動させ、駆動信号
がオフの場合、該駆動信号に対応するエアバッグ作動装
置については作動させない。
【0013】これにより、制御素子が正常に動作してい
る場合は、該制御素子からの駆動信号に基づきエアバッ
グ作動装置が作動し、制御素子が正常に動作していない
場合は、禁止信号を受信した信号変換手段によって、前
記異常のある制御素子からの駆動信号が無効とされ、作
動制御手段によるエアバッグ作動装置の作動が禁止され
る。
る場合は、該制御素子からの駆動信号に基づきエアバッ
グ作動装置が作動し、制御素子が正常に動作していない
場合は、禁止信号を受信した信号変換手段によって、前
記異常のある制御素子からの駆動信号が無効とされ、作
動制御手段によるエアバッグ作動装置の作動が禁止され
る。
【0014】ところで、本発明では、上記エアバッグ作
動装置毎の信号変換手段及び作動制御手段は、駆動用集
積回路に集約して設置されており、制御素子監視回路か
らの禁止信号は、駆動用集積回路の1つの端子を介して
該駆動用集積回路の各信号変換手段に入力される。
動装置毎の信号変換手段及び作動制御手段は、駆動用集
積回路に集約して設置されており、制御素子監視回路か
らの禁止信号は、駆動用集積回路の1つの端子を介して
該駆動用集積回路の各信号変換手段に入力される。
【0015】このようにエアバッグ作動装置毎の信号変
換手段及び作動制御手段を1つの駆動用集積回路に集約
して設置することにより、従来のようにエアバッグ作動
装置毎の信号変換手段(例えば、図3の展開ゲート9
8)と作動制御手段(例えば、図3のスクイブ駆動回路
96)とを別個に設ける場合よりも、制御すべきエアバ
ッグ作動装置の数が多少増加して信号変換手段の設置数
が増加しても、従来よりも信号変換手段や作動制御手段
の実装面積を削減し、エアバッグ制御装置の小サイズ化
を図ることができる。
換手段及び作動制御手段を1つの駆動用集積回路に集約
して設置することにより、従来のようにエアバッグ作動
装置毎の信号変換手段(例えば、図3の展開ゲート9
8)と作動制御手段(例えば、図3のスクイブ駆動回路
96)とを別個に設ける場合よりも、制御すべきエアバ
ッグ作動装置の数が多少増加して信号変換手段の設置数
が増加しても、従来よりも信号変換手段や作動制御手段
の実装面積を削減し、エアバッグ制御装置の小サイズ化
を図ることができる。
【0016】また、信号変換手段及び作動制御手段を、
大量生産可能な1つの部品(駆動用集積回路)に集約す
るため、部品点数を削減できる上、低コスト化を図るこ
ともできる。
大量生産可能な1つの部品(駆動用集積回路)に集約す
るため、部品点数を削減できる上、低コスト化を図るこ
ともできる。
【0017】さらに、駆動用集積回路では、その1つの
端子を介して、制御素子監視回路からの禁止信号が入力
される。即ち、従来のように全ての信号変換手段と制御
素子監視回路とを信号線で接続する必要はなく、駆動用
集積回路と制御素子監視回路とを1本の信号線で接続す
れば充分である。このように部品間を接続する信号線の
本数を従来よりも削減することにより、エアバッグ制御
装置の信頼性向上を図ることができる。
端子を介して、制御素子監視回路からの禁止信号が入力
される。即ち、従来のように全ての信号変換手段と制御
素子監視回路とを信号線で接続する必要はなく、駆動用
集積回路と制御素子監視回路とを1本の信号線で接続す
れば充分である。このように部品間を接続する信号線の
本数を従来よりも削減することにより、エアバッグ制御
装置の信頼性向上を図ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して発明の実施
形態を説明する。
形態を説明する。
【0019】図1には、本発明に係るエアバッグ制御装
置(以下、ECUと称する)30を含んで構成されたエ
アバッグ装置10の概略構成図を示す。この図1に示す
ように、エアバッグ装置10には、バッテリー+端子1
2に接続されたイグニションスイッチ14、イグニショ
ンスイッチ14に接続され車両が急減速状態となった場
合に機械的にオンになるセーフィングセンサ16、セー
フィングセンサ16にリード線18を介して接続された
インフレータ用スクイブ抵抗22、インフレータ用スク
イブ抵抗22にリード線20を介して接続された点火ト
ランジスタ24、車両の加速度を検出する加速度センサ
26、及び加速度センサ26からの検出信号を取り込み
点火トランジスタ24の動作を制御するECU30が設
けられている。なお、点火トランジスタ24のベース側
にはECU30が、コレクタ側にはリード線20が、そ
れぞれ接続されており、エミッタ側は接地されている。
置(以下、ECUと称する)30を含んで構成されたエ
アバッグ装置10の概略構成図を示す。この図1に示す
ように、エアバッグ装置10には、バッテリー+端子1
2に接続されたイグニションスイッチ14、イグニショ
ンスイッチ14に接続され車両が急減速状態となった場
合に機械的にオンになるセーフィングセンサ16、セー
フィングセンサ16にリード線18を介して接続された
インフレータ用スクイブ抵抗22、インフレータ用スク
イブ抵抗22にリード線20を介して接続された点火ト
ランジスタ24、車両の加速度を検出する加速度センサ
26、及び加速度センサ26からの検出信号を取り込み
点火トランジスタ24の動作を制御するECU30が設
けられている。なお、点火トランジスタ24のベース側
にはECU30が、コレクタ側にはリード線20が、そ
れぞれ接続されており、エミッタ側は接地されている。
【0020】車両が急減速状態となった場合、セーフィ
ングセンサ16が機械的にオンになると共に、加速度セ
ンサ26により負の加速度が検出される。この負の加速
度の検出信号は加速度センサ26からECU30へ送出
され、ECU30は該負の加速度の絶対値が所定値以上
である場合に車両が急減速状態となったと判断し、点火
トランジスタ24へベース電流を出力する。
ングセンサ16が機械的にオンになると共に、加速度セ
ンサ26により負の加速度が検出される。この負の加速
度の検出信号は加速度センサ26からECU30へ送出
され、ECU30は該負の加速度の絶対値が所定値以上
である場合に車両が急減速状態となったと判断し、点火
トランジスタ24へベース電流を出力する。
【0021】ベース電流が流入してきた点火トランジス
タ24はオンし、前述したようにセーフィングセンサ1
6もオンになるので、バッテリー、イグニションスイッ
チ14、セーフィングセンサ16、インフレータ用スク
イブ抵抗22、点火トランジスタ24を含む閉回路が形
成され、点火電流がインフレータ用スクイブ抵抗22に
流れ、図示しないエアバッグが作動することになる。
タ24はオンし、前述したようにセーフィングセンサ1
6もオンになるので、バッテリー、イグニションスイッ
チ14、セーフィングセンサ16、インフレータ用スク
イブ抵抗22、点火トランジスタ24を含む閉回路が形
成され、点火電流がインフレータ用スクイブ抵抗22に
流れ、図示しないエアバッグが作動することになる。
【0022】次に、図2を用いてECU30の内部構成
を説明する。図2に示すようにECU30には、前述し
た加速度センサ26からの加速度検出信号に基づいて車
両が急減速状態になったか否かを判断し、車両が急減速
状態になったと判断した場合にスクイブを駆動させるた
めのハイレベルの(即ち、2値で「1」を示す)展開信
号Aを出力するCPU32、CPU32の動作を監視し
CPU32の異常時にローレベルの(即ち、2値で
「0」を示す)展開禁止信号Cを出力するCPU監視回
路34、及び複数のスクイブ(図2では一例として4つ
のスクイブ)を制御するスクイブ駆動回路36が内蔵さ
れている。
を説明する。図2に示すようにECU30には、前述し
た加速度センサ26からの加速度検出信号に基づいて車
両が急減速状態になったか否かを判断し、車両が急減速
状態になったと判断した場合にスクイブを駆動させるた
めのハイレベルの(即ち、2値で「1」を示す)展開信
号Aを出力するCPU32、CPU32の動作を監視し
CPU32の異常時にローレベルの(即ち、2値で
「0」を示す)展開禁止信号Cを出力するCPU監視回
路34、及び複数のスクイブ(図2では一例として4つ
のスクイブ)を制御するスクイブ駆動回路36が内蔵さ
れている。
【0023】このスクイブ駆動回路36は、制御対象の
4つのスクイブに対して一対一で対応づけられた展開ゲ
ート40A、40B、40C、40D(以下、これらは
展開ゲート40と総称する)及びスクイブ制御素子38
を含んで構成されており、CPU32からの展開信号A
は各展開ゲート40に入力される。また、CPU監視回
路34からの信号(例えば、展開禁止信号C)は1つの
端子36Aを介してスクイブ駆動回路36に入力され
る。スクイブ駆動回路36には、端子36Aから各展開
ゲート40への信号線が設けられており、CPU監視回
路34からの信号は各展開ゲート40に入力される。C
PU監視回路34は、通常はハイレベルの信号を出力
し、CPU32の異常時はローレベルの展開禁止信号C
を出力する。
4つのスクイブに対して一対一で対応づけられた展開ゲ
ート40A、40B、40C、40D(以下、これらは
展開ゲート40と総称する)及びスクイブ制御素子38
を含んで構成されており、CPU32からの展開信号A
は各展開ゲート40に入力される。また、CPU監視回
路34からの信号(例えば、展開禁止信号C)は1つの
端子36Aを介してスクイブ駆動回路36に入力され
る。スクイブ駆動回路36には、端子36Aから各展開
ゲート40への信号線が設けられており、CPU監視回
路34からの信号は各展開ゲート40に入力される。C
PU監視回路34は、通常はハイレベルの信号を出力
し、CPU32の異常時はローレベルの展開禁止信号C
を出力する。
【0024】展開ゲート40は、AND回路により構成
され、CPU32からの展開信号AとCPU監視回路3
4からの信号との論理積演算結果に対応する展開信号B
をスクイブ制御素子38へ出力する。スクイブ制御素子
38は、展開ゲート40から展開信号Bを受信し、該展
開信号Bがハイレベルである場合のみ、該展開ゲート4
0に対応するスクイブを作動させる。
され、CPU32からの展開信号AとCPU監視回路3
4からの信号との論理積演算結果に対応する展開信号B
をスクイブ制御素子38へ出力する。スクイブ制御素子
38は、展開ゲート40から展開信号Bを受信し、該展
開信号Bがハイレベルである場合のみ、該展開ゲート4
0に対応するスクイブを作動させる。
【0025】ECU30が以上のような構成であるた
め、CPU32が正常な状態で車両が急減速状態になっ
たと判断した場合、CPU32から展開ゲート40へ展
開信号Aが出力される(なお、ECU30の動作テスト
時にはエアバッグを個別に作動させるケースがあるが、
車両の急減速時には全エアバッグを作動させるケースが
一般的であるため、以下では、全展開ゲート40へ展開
信号Aが出力されるケースについて述べる)。このとき
CPU監視回路34からは、CPU32が異常ではない
ので、通常のハイレベルの信号が展開ゲート40へ出力
される。このため、展開ゲート40からは展開信号Aと
同等の(即ち、ハイレベルの)展開信号Bがスクイブ制
御素子38へ入力され、スクイブ制御素子38はスクイ
ブを作動させる。具体的には、例えば、スクイブ制御素
子38は、図示しない電流出力回路から図1の点火トラ
ンジスタ24へベース電流を出力させることで、スクイ
ブを作動させる。
め、CPU32が正常な状態で車両が急減速状態になっ
たと判断した場合、CPU32から展開ゲート40へ展
開信号Aが出力される(なお、ECU30の動作テスト
時にはエアバッグを個別に作動させるケースがあるが、
車両の急減速時には全エアバッグを作動させるケースが
一般的であるため、以下では、全展開ゲート40へ展開
信号Aが出力されるケースについて述べる)。このとき
CPU監視回路34からは、CPU32が異常ではない
ので、通常のハイレベルの信号が展開ゲート40へ出力
される。このため、展開ゲート40からは展開信号Aと
同等の(即ち、ハイレベルの)展開信号Bがスクイブ制
御素子38へ入力され、スクイブ制御素子38はスクイ
ブを作動させる。具体的には、例えば、スクイブ制御素
子38は、図示しない電流出力回路から図1の点火トラ
ンジスタ24へベース電流を出力させることで、スクイ
ブを作動させる。
【0026】一方、CPU32に異常が発生すると、C
PU監視回路34は、このCPU32の異常を検出し、
ローレベルの展開禁止信号Cを各展開ゲート40へ出力
する。このため、CPU32の異常状態では、もし車両
が急減速状態でないにもかかわらず、CPU32が、車
両が急減速状態になったと誤って判断し展開ゲート40
へ展開信号Aを誤って出力したとしても、展開ゲート4
0からはローレベルの信号がスクイブ制御素子38へ入
力される。従って、スクイブ制御素子38がスクイブを
作動させることはない。
PU監視回路34は、このCPU32の異常を検出し、
ローレベルの展開禁止信号Cを各展開ゲート40へ出力
する。このため、CPU32の異常状態では、もし車両
が急減速状態でないにもかかわらず、CPU32が、車
両が急減速状態になったと誤って判断し展開ゲート40
へ展開信号Aを誤って出力したとしても、展開ゲート4
0からはローレベルの信号がスクイブ制御素子38へ入
力される。従って、スクイブ制御素子38がスクイブを
作動させることはない。
【0027】このように本実施形態のECU30では、
車両の急減速時にスクイブを作動させ、CPU32の異
常時にはスクイブの誤作動を防止することができる。
車両の急減速時にスクイブを作動させ、CPU32の異
常時にはスクイブの誤作動を防止することができる。
【0028】以上説明した実施形態に係るECU30で
は、4つの展開ゲート40とスクイブ制御素子38とを
1つのスクイブ駆動回路36に集約して設置している。
このため、従来の図3のECU90のように、4つの展
開ゲート98とスクイブ駆動回路96とを別個に設ける
場合よりも、制御すべきスクイブの数が多少増加して展
開ゲートの設置数が増加しても、ECUの実装面積を削
減し、ECUの小サイズ化を図ることができる。
は、4つの展開ゲート40とスクイブ制御素子38とを
1つのスクイブ駆動回路36に集約して設置している。
このため、従来の図3のECU90のように、4つの展
開ゲート98とスクイブ駆動回路96とを別個に設ける
場合よりも、制御すべきスクイブの数が多少増加して展
開ゲートの設置数が増加しても、ECUの実装面積を削
減し、ECUの小サイズ化を図ることができる。
【0029】また、大量生産可能な集積回路(スクイブ
駆動回路36)に集約したので、ECU全体での部品点
数を削減できる上、ECUの低コスト化を図ることもで
きる。
駆動回路36)に集約したので、ECU全体での部品点
数を削減できる上、ECUの低コスト化を図ることもで
きる。
【0030】さらに、本実施形態のスクイブ駆動回路3
6では、1つの端子36Aを介して、CPU監視回路3
4からの信号が入力されるよう構成されている。このよ
うに部品間を接続する信号線の本数を従来(図3に示す
ように4本)よりも削減することにより、ECUの信頼
性向上を図ることができる。
6では、1つの端子36Aを介して、CPU監視回路3
4からの信号が入力されるよう構成されている。このよ
うに部品間を接続する信号線の本数を従来(図3に示す
ように4本)よりも削減することにより、ECUの信頼
性向上を図ることができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
制御するべきスクイブ数が多少増加しても、エアバッグ
制御装置の小型化、低コスト化、信頼性向上を図ること
ができる、という優れた効果が得られる。
制御するべきスクイブ数が多少増加しても、エアバッグ
制御装置の小型化、低コスト化、信頼性向上を図ること
ができる、という優れた効果が得られる。
【図1】発明の実施形態におけるエアバッグ装置の概略
構成図である。
構成図である。
【図2】発明の実施形態におけるECUの概略構成図で
ある。
ある。
【図3】従来のECUの概略構成図である。
10 エアバッグ装置 30 ECU(エアバッグ制御装置) 32 CPU(制御素子) 34 CPU監視回路(制御素子監視回路) 36 スクイブ駆動回路(駆動用集積回路) 38 スクイブ制御素子(作動制御手段) 40 展開ゲート(信号変換手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 複数のエアバッグ作動装置の各々を作動
させるための駆動信号を前記エアバッグ作動装置毎に出
力する制御素子と、 前記制御素子の動作を監視し、該監視結果により前記制
御素子が正常に動作していない場合に、前記エアバッグ
作動装置の作動を禁止する禁止信号を出力する制御素子
監視回路と、 前記エアバッグ作動装置毎に設けられ且つ前記制御素子
監視回路からの禁止信号及び前記制御素子からの駆動信
号が入力可能に構成され、前記禁止信号が入力されてい
ない場合に前記入力された駆動信号を変換せずに出力
し、前記禁止信号が入力された場合に前記入力された駆
動信号をオフに変換して出力する信号変換手段、及び前
記信号変換手段により出力された駆動信号に基づいて前
記エアバッグ作動装置を作動させる作動制御手段を含ん
で構成された駆動用集積回路と、 を有し、 前記制御素子監視回路からの禁止信号は前記駆動用集積
回路の1つの端子を介して、該駆動用集積回路の各信号
変換手段に入力される、 ことを特徴とするエアバッグ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9185462A JPH1129000A (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | エアバッグ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9185462A JPH1129000A (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | エアバッグ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1129000A true JPH1129000A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=16171217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9185462A Pending JPH1129000A (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | エアバッグ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1129000A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6504264B2 (en) | 2000-01-25 | 2003-01-07 | Denso Corporation | Activating device of vehicular passenger protection system |
-
1997
- 1997-07-10 JP JP9185462A patent/JPH1129000A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6504264B2 (en) | 2000-01-25 | 2003-01-07 | Denso Corporation | Activating device of vehicular passenger protection system |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5835873A (en) | Vehicle safety system with safety device controllers | |
WO1998036949A1 (en) | Vehicle safety device controller | |
KR100517793B1 (ko) | 자동차내의 승객 보호 장치의 능동 소자 제어 장치 | |
JP5532078B2 (ja) | 乗員保護装置 | |
JP3627609B2 (ja) | 車両用乗員保護システムのための起動装置 | |
WO2006038355A1 (ja) | 乗員保護起動装置 | |
US6045156A (en) | Supplement restraint system having deployment inhibit apparatus | |
JPH11321544A (ja) | 車両用乗員保護装置の点火制御システム | |
JP3385877B2 (ja) | エアバッグ制御装置 | |
JP4916099B2 (ja) | エアバッグ制御装置 | |
JP2006304069A (ja) | 通信装置 | |
JPH1129000A (ja) | エアバッグ制御装置 | |
US7398852B2 (en) | Noise-resistant circuit and apparatus using same | |
JP2001180429A (ja) | エアバッグ装置の展開制御装置 | |
JP3400300B2 (ja) | エアバッグ制御装置 | |
JP3512058B2 (ja) | 乗員保護装置 | |
US20100292885A1 (en) | Control Unit and Method for Trigger Passenger Protection Means | |
JP2006088824A (ja) | エアバッグ起動制御装置 | |
KR100210923B1 (ko) | 자동차용 에어백 제어시스템 | |
KR100242196B1 (ko) | 자동차의 에어백 전원 공급장치 | |
JP4306520B2 (ja) | エアバッグ用ecu | |
JP2002046573A (ja) | 車両用乗員保護装置及びその制御方法 | |
KR0124478B1 (ko) | 전원 단선시 오동작 방지장치 | |
JPH11245762A (ja) | 車両用乗員保護システム及びその起動装置 | |
KR100447740B1 (ko) | 차량용 시트벨트 프리텐셔너 제어 시스템 |