JPH11289992A - 冷菓製造装置の運転方法 - Google Patents
冷菓製造装置の運転方法Info
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- JPH11289992A JPH11289992A JP10097534A JP9753498A JPH11289992A JP H11289992 A JPH11289992 A JP H11289992A JP 10097534 A JP10097534 A JP 10097534A JP 9753498 A JP9753498 A JP 9753498A JP H11289992 A JPH11289992 A JP H11289992A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 冷凍装置の運転停止時に冷菓が注出されても
ケーシング内の冷菓を比較的短時間で半冷凍状態に冷却
することができ、製造効率の向上を図ることのできる冷
菓製造装置の運転方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 冷凍装置の運転停止時に一定時間毎に検
出される撹拌トルクYと現在の撹拌トルクZに所定値X
を加えた基準値とを比較し、撹拌トルクYが基準値より
大きい場合には冷凍装置の運転停止を解除するようにし
たことを特徴とする。
ケーシング内の冷菓を比較的短時間で半冷凍状態に冷却
することができ、製造効率の向上を図ることのできる冷
菓製造装置の運転方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 冷凍装置の運転停止時に一定時間毎に検
出される撹拌トルクYと現在の撹拌トルクZに所定値X
を加えた基準値とを比較し、撹拌トルクYが基準値より
大きい場合には冷凍装置の運転停止を解除するようにし
たことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シロップ液と炭酸
ガスとを主原料とする半冷凍飲料(以下、「冷菓」とい
う)を製造する装置の運転方法に関する。
ガスとを主原料とする半冷凍飲料(以下、「冷菓」とい
う)を製造する装置の運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の冷菓を製造する装置は、
実開平7−22286号公報に開示されているように、
冷菓を注出するためのコック弁を有する円筒ケーシング
と、この円筒ケーシング内に供給された原料液を冷却す
る冷凍装置とを備えており、円筒ケーシング内に設けら
れた撹拌ブレードを撹拌軸により円筒ケーシングの周方
向に回転運動させて原料液を撹拌している。
実開平7−22286号公報に開示されているように、
冷菓を注出するためのコック弁を有する円筒ケーシング
と、この円筒ケーシング内に供給された原料液を冷却す
る冷凍装置とを備えており、円筒ケーシング内に設けら
れた撹拌ブレードを撹拌軸により円筒ケーシングの周方
向に回転運動させて原料液を撹拌している。
【0003】また、上記公報に開示された冷菓製造装置
は、撹拌軸に作用する撹拌ブレードの撹拌トルクを検出
するトルク検出機構と、このトルク検出機構により検出
された撹拌ブレードの撹拌トルクに基づいて上記冷凍装
置を制御する制御装置とを備えており、トルク検出機構
により検出された撹拌トルクが冷凍装置のOFF設定値
を越えた場合には、撹拌トルクが冷凍装置のON設定値
以下になるまで冷凍装置の運転を停止するようにしてい
る。
は、撹拌軸に作用する撹拌ブレードの撹拌トルクを検出
するトルク検出機構と、このトルク検出機構により検出
された撹拌ブレードの撹拌トルクに基づいて上記冷凍装
置を制御する制御装置とを備えており、トルク検出機構
により検出された撹拌トルクが冷凍装置のOFF設定値
を越えた場合には、撹拌トルクが冷凍装置のON設定値
以下になるまで冷凍装置の運転を停止するようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような冷菓製造
装置では、トルク検出機構により検出された撹拌トルク
が冷凍装置のOFF設定値を越えると、冷凍装置の運転
が自動的に停止するため、ケーシング内の原料液中に多
量の氷晶が含まれることを防止できるという利点を有し
ているが、次のような問題点を有していた。
装置では、トルク検出機構により検出された撹拌トルク
が冷凍装置のOFF設定値を越えると、冷凍装置の運転
が自動的に停止するため、ケーシング内の原料液中に多
量の氷晶が含まれることを防止できるという利点を有し
ているが、次のような問題点を有していた。
【0005】すなわち、冷凍装置の運転停止中にコック
弁から冷菓が何杯も注出されると、サブタンクから供給
される原料液によってケーシング内の冷菓が液状態に戻
ってしまうため、ケーシング内の冷菓を再び半冷凍状態
に冷却するまでに時間がかかるという問題があった。
弁から冷菓が何杯も注出されると、サブタンクから供給
される原料液によってケーシング内の冷菓が液状態に戻
ってしまうため、ケーシング内の冷菓を再び半冷凍状態
に冷却するまでに時間がかかるという問題があった。
【0006】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
ので、冷凍装置の運転停止中に冷菓が何杯も注出されて
もケーシング内の冷菓を半冷凍状態に比較的短時間で冷
却でき、製造効率の向上を図ることのできる冷菓製造装
置の運転方法を提供することを目的とする。
ので、冷凍装置の運転停止中に冷菓が何杯も注出されて
もケーシング内の冷菓を半冷凍状態に比較的短時間で冷
却でき、製造効率の向上を図ることのできる冷菓製造装
置の運転方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、冷菓を注出するためのコック弁を有す
るケーシングと、このケーシング内に供給された原料液
を冷却する冷凍装置と、前記ケーシング内に設けられた
撹拌ブレードと、この撹拌ブレードを介して前記原料液
を撹拌する撹拌軸と、この撹拌軸に作用する前記撹拌ブ
レードの撹拌トルクを検出するトルク検出機構と、この
トルク検出機構により検出された撹拌トルクに基づいて
前記冷凍装置を制御する制御装置とを備えた冷菓製造装
置において、前記冷凍装置の運転停止時に一定時間毎に
検出される撹拌トルクと現在の撹拌トルクに所定値を加
えた基準値とを比較し、前記冷凍装置の運転停止時に一
定時間毎に検出される撹拌トルクの検出値が前記基準値
より大きい場合には前記冷凍装置の運転停止を解除する
ようにしたことを特徴とする。
めに、本発明は、冷菓を注出するためのコック弁を有す
るケーシングと、このケーシング内に供給された原料液
を冷却する冷凍装置と、前記ケーシング内に設けられた
撹拌ブレードと、この撹拌ブレードを介して前記原料液
を撹拌する撹拌軸と、この撹拌軸に作用する前記撹拌ブ
レードの撹拌トルクを検出するトルク検出機構と、この
トルク検出機構により検出された撹拌トルクに基づいて
前記冷凍装置を制御する制御装置とを備えた冷菓製造装
置において、前記冷凍装置の運転停止時に一定時間毎に
検出される撹拌トルクと現在の撹拌トルクに所定値を加
えた基準値とを比較し、前記冷凍装置の運転停止時に一
定時間毎に検出される撹拌トルクの検出値が前記基準値
より大きい場合には前記冷凍装置の運転停止を解除する
ようにしたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る冷菓製造装置
の運転方法を図1乃至図4を参照して説明する。図1は
冷菓製造装置の概略図で、図中1は冷菓製造装置のケー
シングを示している。このケーシング1は一端を開口さ
せて円筒状に形成されたケーシング本体1aを有してお
り、このケーシング本体1a内にはサブタンク(図示せ
ず)に貯えられた原料液が原料液供給管2を介して供給
されるようになっている。また、ケーシング1はケーシ
ング本体1aの開口端を閉塞するケーシング蓋1bを有
しており、ケーシング蓋1bには冷菓を注出するための
コック弁4が注出管3を介して取り付けられている。
の運転方法を図1乃至図4を参照して説明する。図1は
冷菓製造装置の概略図で、図中1は冷菓製造装置のケー
シングを示している。このケーシング1は一端を開口さ
せて円筒状に形成されたケーシング本体1aを有してお
り、このケーシング本体1a内にはサブタンク(図示せ
ず)に貯えられた原料液が原料液供給管2を介して供給
されるようになっている。また、ケーシング1はケーシ
ング本体1aの開口端を閉塞するケーシング蓋1bを有
しており、ケーシング蓋1bには冷菓を注出するための
コック弁4が注出管3を介して取り付けられている。
【0009】ケーシング本体1aはステンレス鋼等の金
属にて形成されており、このケーシング本体1aの外周
面には冷却管5がコイル状に巻き付けられている。この
冷却管5は熱伝導性の良好な金属材料(例えば銅)にて
形成されており、ケーシング本体1aの表面を被覆する
断熱材6の中に埋設されている。
属にて形成されており、このケーシング本体1aの外周
面には冷却管5がコイル状に巻き付けられている。この
冷却管5は熱伝導性の良好な金属材料(例えば銅)にて
形成されており、ケーシング本体1aの表面を被覆する
断熱材6の中に埋設されている。
【0010】冷却管5の両端は冷凍装置7に接続されて
おり、ケーシング1内の原料液は冷凍装置7から冷却管
5に循環的に供給される冷媒によって冷却されるととも
に、ケーシング1内に設けられた撹拌ブレード8,9に
よって撹拌されるようになっている。これらの撹拌ブレ
ード8,9はL字状の支持部材10,11を介して撹拌
軸12に取り付けられており、この撹拌軸12を中心と
してケーシング本体1aの周方向に回転運動するように
なっている。
おり、ケーシング1内の原料液は冷凍装置7から冷却管
5に循環的に供給される冷媒によって冷却されるととも
に、ケーシング1内に設けられた撹拌ブレード8,9に
よって撹拌されるようになっている。これらの撹拌ブレ
ード8,9はL字状の支持部材10,11を介して撹拌
軸12に取り付けられており、この撹拌軸12を中心と
してケーシング本体1aの周方向に回転運動するように
なっている。
【0011】撹拌軸12はケーシング本体1aの中心部
に設けられており、ケーシング蓋1bには、撹拌軸12
の端部を着脱可能に支持する筒状の撹拌軸支持部材13
が取り付けられている。また、撹拌軸12はケーシング
1の外側に設置された駆動モータ14により回転駆動さ
れるようになっており、撹拌軸支持部材13に支持され
る側と反対側の撹拌軸12の端部には、駆動モータ14
の回転トルクを撹拌軸12に伝えるトルク伝達軸15が
分離可能に連結されている。
に設けられており、ケーシング蓋1bには、撹拌軸12
の端部を着脱可能に支持する筒状の撹拌軸支持部材13
が取り付けられている。また、撹拌軸12はケーシング
1の外側に設置された駆動モータ14により回転駆動さ
れるようになっており、撹拌軸支持部材13に支持され
る側と反対側の撹拌軸12の端部には、駆動モータ14
の回転トルクを撹拌軸12に伝えるトルク伝達軸15が
分離可能に連結されている。
【0012】トルク伝達軸15はケーシング本体1aに
形成された軸受け部16を貫通してケーシング本体1a
の外部に引き出されており、このトルク伝達軸15の外
周には、軸受け部16からの原料液の漏洩を防止するメ
カニカルシール17が設けられている。また、トルク伝
達軸15は駆動モータ14のモータ軸14aに連結して
おり、このモータ軸14aとトルク伝達軸15との連結
部には、撹拌軸12に作用する撹拌ブレード8,9の撹
拌トルクを検出するトルク検出機構18が設けられてい
る。
形成された軸受け部16を貫通してケーシング本体1a
の外部に引き出されており、このトルク伝達軸15の外
周には、軸受け部16からの原料液の漏洩を防止するメ
カニカルシール17が設けられている。また、トルク伝
達軸15は駆動モータ14のモータ軸14aに連結して
おり、このモータ軸14aとトルク伝達軸15との連結
部には、撹拌軸12に作用する撹拌ブレード8,9の撹
拌トルクを検出するトルク検出機構18が設けられてい
る。
【0013】トルク検出機構18は、図2に示すよう
に、モータ軸14aに取り付けられた第1のフランジ継
手19と、この第1のフランジ継手19に対向してトル
ク伝達軸15に取り付けられた第2のフランジ継手20
と、この第2のフランジ継手20と第1のフランジ継手
19との間に設けられた捩りコイルばね21とを備えて
おり、第1のフランジ継手19と第2のフランジ継手2
0には、捩りコイルばね21の両端部に形成されたフッ
ク部に係合して駆動モータ14の回転トルクを第1のフ
ランジ継手19から第2のフランジ継手20に伝える一
対のピン22,23が設けられている。
に、モータ軸14aに取り付けられた第1のフランジ継
手19と、この第1のフランジ継手19に対向してトル
ク伝達軸15に取り付けられた第2のフランジ継手20
と、この第2のフランジ継手20と第1のフランジ継手
19との間に設けられた捩りコイルばね21とを備えて
おり、第1のフランジ継手19と第2のフランジ継手2
0には、捩りコイルばね21の両端部に形成されたフッ
ク部に係合して駆動モータ14の回転トルクを第1のフ
ランジ継手19から第2のフランジ継手20に伝える一
対のピン22,23が設けられている。
【0014】また、トルク検出機構18は第1のフラン
ジ継手19に取り付けられた第1の遮光リング24と、
この第1の遮光リング24に対向して第2のフランジ継
手20に取り付けられた第2の遮光リング25と、この
第2の遮光リング25と第1の遮光リング24との相対
変位から撹拌ブレード8,9の撹拌トルクを光学的に検
出するフォトインタラプタ26(図1参照)とを備えて
おり、フォトインタラプタ26から出力された信号は冷
凍装置7を制御する制御装置27に供給されるようにな
っている。
ジ継手19に取り付けられた第1の遮光リング24と、
この第1の遮光リング24に対向して第2のフランジ継
手20に取り付けられた第2の遮光リング25と、この
第2の遮光リング25と第1の遮光リング24との相対
変位から撹拌ブレード8,9の撹拌トルクを光学的に検
出するフォトインタラプタ26(図1参照)とを備えて
おり、フォトインタラプタ26から出力された信号は冷
凍装置7を制御する制御装置27に供給されるようにな
っている。
【0015】ケーシング1はサーミスタ28を備えてお
り、このサーミスタ28で検出されたケーシング1内の
温度Tは制御装置27に供給されるようになっている。
この制御装置27は演算回路(図示せず)を備えてお
り、この演算回路によって冷凍装置7のOFF設定値a
とON設定値bが検出温度Tに応じて算出されるように
なっている。
り、このサーミスタ28で検出されたケーシング1内の
温度Tは制御装置27に供給されるようになっている。
この制御装置27は演算回路(図示せず)を備えてお
り、この演算回路によって冷凍装置7のOFF設定値a
とON設定値bが検出温度Tに応じて算出されるように
なっている。
【0016】また、制御装置27はメモリ29(図1参
照)を備えており、トルク検出機構18により検出され
た撹拌ブレード8,9の撹拌トルク値Zはメモリ29に
格納されるようになっている。さらに、制御装置27は
15秒タイマ30(図1参照)を備えており、冷凍装置
7が運転を停止して2分間が経過すると、15秒タイマ
30が作動するようになっている。また、制御装置27
は2分間タイマ(図示せず)を備えており、冷凍装置7
の運転が停止すると、2分間タイマが作動するようにな
っている。
照)を備えており、トルク検出機構18により検出され
た撹拌ブレード8,9の撹拌トルク値Zはメモリ29に
格納されるようになっている。さらに、制御装置27は
15秒タイマ30(図1参照)を備えており、冷凍装置
7が運転を停止して2分間が経過すると、15秒タイマ
30が作動するようになっている。また、制御装置27
は2分間タイマ(図示せず)を備えており、冷凍装置7
の運転が停止すると、2分間タイマが作動するようにな
っている。
【0017】図3は制御装置27の制御動作を示す流れ
図であり、以下、同図を参照して本発明の一実施形態に
係る冷菓製造装置の運転方法について説明する。図3に
示すように、本発明の一実施形態に係る冷菓製造装置の
運転方法では、原料液の冷却撹拌運転がステップS1で
開始されると、サーミスタ28の出力信号が制御装置2
7に取り込まれる。このとき、制御装置27ではサーミ
スタ28の出力信号からケーシング1内の温度Tを検出
し(ステップS2)、検出温度Tから冷凍装置7のOF
F設定値aとON設定値bを算出する(ステップS
3)。
図であり、以下、同図を参照して本発明の一実施形態に
係る冷菓製造装置の運転方法について説明する。図3に
示すように、本発明の一実施形態に係る冷菓製造装置の
運転方法では、原料液の冷却撹拌運転がステップS1で
開始されると、サーミスタ28の出力信号が制御装置2
7に取り込まれる。このとき、制御装置27ではサーミ
スタ28の出力信号からケーシング1内の温度Tを検出
し(ステップS2)、検出温度Tから冷凍装置7のOF
F設定値aとON設定値bを算出する(ステップS
3)。
【0018】このようにして冷凍装置7のOFF設定値
aとON設定値bが算出されると、制御装置27はフォ
トインタラプタ26の出力信号を取り込んで撹拌ブレー
ド8,9の撹拌トルク値Zを検出する(ステップS
3)。そして、この撹拌トルク値Zを制御装置27内の
メモリ29に記憶した後、撹拌トルク値Zを冷凍装置7
のOFF設定値aと比較する(ステップS5)。
aとON設定値bが算出されると、制御装置27はフォ
トインタラプタ26の出力信号を取り込んで撹拌ブレー
ド8,9の撹拌トルク値Zを検出する(ステップS
3)。そして、この撹拌トルク値Zを制御装置27内の
メモリ29に記憶した後、撹拌トルク値Zを冷凍装置7
のOFF設定値aと比較する(ステップS5)。
【0019】ここで、撹拌トルク値ZがOFF設定値a
より大きいか若しくはOFF設定値aと等しい場合に
は、制御装置27は冷凍装置7が運転を開始してから2
分以上経過しているか否かをステップS6で判断し、冷
凍装置7が運転を開始してから2分以上経過していない
場合には、制御装置27は上述したステップS2に戻
る。また、冷凍装置7が運転を開始してから2分以上経
過している場合には、制御装置27はステップS7で冷
凍装置7の運転を停止させた後、ステップS2に戻る。
より大きいか若しくはOFF設定値aと等しい場合に
は、制御装置27は冷凍装置7が運転を開始してから2
分以上経過しているか否かをステップS6で判断し、冷
凍装置7が運転を開始してから2分以上経過していない
場合には、制御装置27は上述したステップS2に戻
る。また、冷凍装置7が運転を開始してから2分以上経
過している場合には、制御装置27はステップS7で冷
凍装置7の運転を停止させた後、ステップS2に戻る。
【0020】一方、撹拌トルク値ZがOFF設定値aよ
り小さい場合には、制御装置27は撹拌トルク値ZをO
N設定値bと比較する(ステップS8)。ここで、撹拌
トルク値ZがON設定値bより小さいか若しくはON設
定値bと等しい場合には、制御装置27は冷凍装置7が
運転を停止してから2分以上経過しているか否かをステ
ップS9で判断し、冷凍装置7が運転を停止してから2
分以上経過していない場合には、制御装置27はステッ
プS2に戻る。また、冷凍装置7が運転を停止してから
2分以上経過している場合には、制御装置27はステッ
プS10で冷凍装置7の運転を開始した後、ステップS
2に戻る。
り小さい場合には、制御装置27は撹拌トルク値ZをO
N設定値bと比較する(ステップS8)。ここで、撹拌
トルク値ZがON設定値bより小さいか若しくはON設
定値bと等しい場合には、制御装置27は冷凍装置7が
運転を停止してから2分以上経過しているか否かをステ
ップS9で判断し、冷凍装置7が運転を停止してから2
分以上経過していない場合には、制御装置27はステッ
プS2に戻る。また、冷凍装置7が運転を停止してから
2分以上経過している場合には、制御装置27はステッ
プS10で冷凍装置7の運転を開始した後、ステップS
2に戻る。
【0021】また、ステップS8で撹拌トルク値ZがO
N設定値bより大きい場合には、制御装置27は冷凍装
置7が運転停止状態にあるか否かをステップS11で判
断する。ここで、冷凍装置7が運転停止状態にある場合
には、制御装置27は冷凍装置7が運転を停止してから
2分以上経過しているか否かをステップS12で判断す
るが、ステップS11で冷凍装置7が運転状態にある場
合には、制御装置27はステップS2に戻る。
N設定値bより大きい場合には、制御装置27は冷凍装
置7が運転停止状態にあるか否かをステップS11で判
断する。ここで、冷凍装置7が運転停止状態にある場合
には、制御装置27は冷凍装置7が運転を停止してから
2分以上経過しているか否かをステップS12で判断す
るが、ステップS11で冷凍装置7が運転状態にある場
合には、制御装置27はステップS2に戻る。
【0022】ステップS12において、冷凍装置7の運
転停止状態が2分以上経過していない場合には、制御装
置27はステップS2に戻る。また、ステップS12で
冷凍装置7の運転停止状態が2分以上経過している場合
には、制御装置27は15秒タイマ30がタイムアップ
しているか否かをステップS13で判断する。ここで、
15秒タイマ30がタイムアップしている場合には、制
御装置27はステップS14にて15秒タイマ30をリ
セットスタートさせ、さらにステップS15にて撹拌ト
ルク値Yを検出した後、ステップS2に戻る。
転停止状態が2分以上経過していない場合には、制御装
置27はステップS2に戻る。また、ステップS12で
冷凍装置7の運転停止状態が2分以上経過している場合
には、制御装置27は15秒タイマ30がタイムアップ
しているか否かをステップS13で判断する。ここで、
15秒タイマ30がタイムアップしている場合には、制
御装置27はステップS14にて15秒タイマ30をリ
セットスタートさせ、さらにステップS15にて撹拌ト
ルク値Yを検出した後、ステップS2に戻る。
【0023】一方、15秒タイマ30がタイムアップし
ていない場合には、制御装置27は現在の撹拌トルク値
Zに所定値X(冷凍装置7の運転停止時に冷菓が注出さ
れなかった場合の撹拌トルクの上限値(例えば0.68
7Nm))を加えた基準値とステップS15にて検出し
た撹拌トルク値Yとを比較する(ステップS16)。
ていない場合には、制御装置27は現在の撹拌トルク値
Zに所定値X(冷凍装置7の運転停止時に冷菓が注出さ
れなかった場合の撹拌トルクの上限値(例えば0.68
7Nm))を加えた基準値とステップS15にて検出し
た撹拌トルク値Yとを比較する(ステップS16)。
【0024】ここで、撹拌トルク値YがY<Z+Xの場
合には制御装置27はステップS2に戻るが、撹拌トル
ク値YがY≧Z+Xの場合には、制御装置27は冷凍装
置7の運転停止中に冷凍ケーシング1内から冷菓が注出
されたと判断する。そして、制御装置27はステップS
17にて冷凍装置7の運転停止を解除した後、ステップ
S2に戻る。これにより冷凍装置7による冷却運転が再
開されるため、ケーシング1内の冷菓が液状態に戻って
も比較的短時間で半冷凍状態に冷却することができる。
合には制御装置27はステップS2に戻るが、撹拌トル
ク値YがY≧Z+Xの場合には、制御装置27は冷凍装
置7の運転停止中に冷凍ケーシング1内から冷菓が注出
されたと判断する。そして、制御装置27はステップS
17にて冷凍装置7の運転停止を解除した後、ステップ
S2に戻る。これにより冷凍装置7による冷却運転が再
開されるため、ケーシング1内の冷菓が液状態に戻って
も比較的短時間で半冷凍状態に冷却することができる。
【0025】図4は冷凍装置の運転時と停止時における
撹拌トルクの時間的変化を示す線図であり、(a)は従
来の運転方法に基づく撹拌トルクの時間的変化を示し、
(b)は本発明に基づく撹拌トルクの時間的変化を示し
ている。また、図中Aは冷菓の注出を開始したときの撹
拌トルク値を示し、図中Bは冷菓の注出を終了したとき
の撹拌トルク値を示している。
撹拌トルクの時間的変化を示す線図であり、(a)は従
来の運転方法に基づく撹拌トルクの時間的変化を示し、
(b)は本発明に基づく撹拌トルクの時間的変化を示し
ている。また、図中Aは冷菓の注出を開始したときの撹
拌トルク値を示し、図中Bは冷菓の注出を終了したとき
の撹拌トルク値を示している。
【0026】図4からも明らかなように、冷凍装置の運
転停止時にケーシング1内から冷菓が何杯も注出された
場合、従来では撹拌トルク値が冷凍装置のON設定値以
下になるまで冷凍装置による冷却運転が再開されない
が、本発明の場合には撹拌トルク値が冷凍装置のON設
定値以下になる前に冷凍装置による冷却運転が再開され
る。したがって、冷凍装置の運転停止時に冷菓が注出さ
れてもケーシング内の冷菓を半冷凍状態に比較的短時間
で冷却でき、製造効率の向上を図ることができる。
転停止時にケーシング1内から冷菓が何杯も注出された
場合、従来では撹拌トルク値が冷凍装置のON設定値以
下になるまで冷凍装置による冷却運転が再開されない
が、本発明の場合には撹拌トルク値が冷凍装置のON設
定値以下になる前に冷凍装置による冷却運転が再開され
る。したがって、冷凍装置の運転停止時に冷菓が注出さ
れてもケーシング内の冷菓を半冷凍状態に比較的短時間
で冷却でき、製造効率の向上を図ることができる。
【0027】なお、上述した実施形態では現在の撹拌ト
ルク値Zに加えられる所定値Xは冷凍装置7の運転停止
時に冷菓が注出されなかった場合の撹拌トルクの上限値
出あると説明したが、これに限定されるものでなく、所
定値Xは冷菓を注出したときに生じる撹拌トルクの差以
上であれば良い。
ルク値Zに加えられる所定値Xは冷凍装置7の運転停止
時に冷菓が注出されなかった場合の撹拌トルクの上限値
出あると説明したが、これに限定されるものでなく、所
定値Xは冷菓を注出したときに生じる撹拌トルクの差以
上であれば良い。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
冷凍装置の運転停止時に冷菓が注出されてもケーシング
内の冷菓を半冷凍状態に比較的短時間で冷却でき、製造
効率の向上を図ることができる。
冷凍装置の運転停止時に冷菓が注出されてもケーシング
内の冷菓を半冷凍状態に比較的短時間で冷却でき、製造
効率の向上を図ることができる。
【図1】 冷菓製造装置の概略構成を説明するための図
である。
である。
【図2】 図1に示すトルク検出機構の断面図である。
【図3】 本発明に係る冷菓製造装置の運転方法を説明
するための図で、図1に示す制御装置の制御動作を示す
流れ図である。
するための図で、図1に示す制御装置の制御動作を示す
流れ図である。
【図4】 冷凍装置の停止時における撹拌トルクの時間
的変化を示す線図である。
的変化を示す線図である。
1…ケーシング、2…原料液供給管、4…コック弁、5
…冷却管、7…冷凍装置、8,9…撹拌ブレード、12
…撹拌軸、14…駆動モータ、15…トルク伝達軸、1
8…トルク検出機構、19…第1のフランジ継手、20
…第2のフランジ継手、21…捩りコイルばね、22,
23…ピン、24…第1の遮光リング、25…第2の遮
光リング、26…フォトインタラプタ、27…制御装
置、28…サーミスタ。
…冷却管、7…冷凍装置、8,9…撹拌ブレード、12
…撹拌軸、14…駆動モータ、15…トルク伝達軸、1
8…トルク検出機構、19…第1のフランジ継手、20
…第2のフランジ継手、21…捩りコイルばね、22,
23…ピン、24…第1の遮光リング、25…第2の遮
光リング、26…フォトインタラプタ、27…制御装
置、28…サーミスタ。
Claims (2)
- 【請求項1】 冷菓を注出するためのコック弁を有する
ケーシングと、このケーシング内に供給された原料液を
冷却する冷凍装置と、前記ケーシング内に設けられた撹
拌ブレードと、この撹拌ブレードを介して前記原料液を
撹拌する撹拌軸と、この撹拌軸に作用する前記撹拌ブレ
ードの撹拌トルクを検出するトルク検出機構と、このト
ルク検出機構により検出された撹拌トルクに基づいて前
記冷凍装置を制御する制御装置とを備えた冷菓製造装置
において、 前記冷凍装置の運転停止時に一定時間毎に検出される撹
拌トルクと現在の撹拌トルクに所定値を加えた基準値と
を比較し、前記冷凍装置の運転停止時に一定時間毎に検
出される撹拌トルクの検出値が前記基準値より大きい場
合には前記冷凍装置の運転停止を解除するようにしたこ
とを特徴とする冷菓製造装置の運転方法。 - 【請求項2】 前記所定値は、前記冷凍装置の運転停止
時に冷菓が注出されなかった場合の撹拌トルクの上限値
である請求項1記載の冷菓製造装置の運転方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10097534A JPH11289992A (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | 冷菓製造装置の運転方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10097534A JPH11289992A (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | 冷菓製造装置の運転方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11289992A true JPH11289992A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14194928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10097534A Pending JPH11289992A (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | 冷菓製造装置の運転方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11289992A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002147909A (ja) * | 2000-11-09 | 2002-05-22 | Hoshizaki Electric Co Ltd | オーガ式製氷機の異常検出装置及び異常判定方法 |
-
1998
- 1998-04-09 JP JP10097534A patent/JPH11289992A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002147909A (ja) * | 2000-11-09 | 2002-05-22 | Hoshizaki Electric Co Ltd | オーガ式製氷機の異常検出装置及び異常判定方法 |
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