JPH0419415Y2 - - Google Patents

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JPH0419415Y2
JPH0419415Y2 JP1986188555U JP18855586U JPH0419415Y2 JP H0419415 Y2 JPH0419415 Y2 JP H0419415Y2 JP 1986188555 U JP1986188555 U JP 1986188555U JP 18855586 U JP18855586 U JP 18855586U JP H0419415 Y2 JPH0419415 Y2 JP H0419415Y2
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ice
making
water
making water
stirring
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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Freezers Or Refrigerated Showcases (AREA)
  • Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案は、水攪拌式製氷機に関し、特に製氷時
における泥状もしくは綿状の不完全な氷(以下、
綿氷という)等の発生を防止するための新規な改
良に関するものである。
b 従来の技術 一般に、水を製氷板もしくは製氷セルに循環供
給しながら製氷をするいわゆる水攪拌式製氷機に
おいては、その水循環経路中に上述した綿氷の発
生がしばしば認められ、これが周知のように極め
て不都合なトラブルを生起することになる。かか
る綿氷の発生メカニズムは、例えば本出願人によ
る特公昭58−15706号公報に詳細に記載されてい
る通り、製氷水が冷却中にほぼ0℃に達しても、
循環されているために冷却部で結氷せず過冷却さ
れるので、過冷却された製氷水が熱バランス等の
変化が原因で一瞬の内に結晶化し、不完全な氷と
なるものである。前述の特公昭58−15706号公報
はかかる綿氷の発生を未然に防ぐため、綿氷の発
生を予報する因子を検知する手段を設け、この検
知手段からの信号で、水循環経路における水の循
環量を所定時間減少させている。
しかして、例えば実開昭59−32274号公報に記
載されているような、水を製氷タンク内で攪拌し
ながら製氷するいわゆる攪拌式製氷機において
は、上述した綿氷の発生について今まで確認され
ておらず、かかる水攪拌式製氷機における綿氷の
発生を防止するための技術を開示した刊行物は本
願の考案者の知る限りでは存在しなかつた。
e 考案が解決しようとする問題点 ところが、最近の本願の考案者等の研究による
と、攪拌式製氷機においても綿氷が発生すること
があり、綿氷が発生した場合、針状の小さい結晶
片が製氷タンク内の製氷水に多量に浮遊し、この
結晶片は製氷が進行しても消えることがなく、得
られた氷は柔らかいスポンジ状で、まるでシヤー
ベツトのようであり、氷として供給するには全く
不適であることが知見された。
従つて、本考案の目的は綿氷の発生現像が起き
ない水攪拌式製氷機を提供することである。
d 問題点を解決するための手段 この目的から本考案は、製氷水容器内の製氷水
を攪拌しながら、前記製氷水容器に熱交換関係で
設けられた冷却手段により前記製氷水を冷却して
氷結する水攪拌式製氷機において、前記製氷水の
希望上限レベルを表示する表示手段を備え、前記
冷却手段は該表示手段より上方にも設けられてい
る、ことを特徴とするものである。
e 作用 製氷水容器(製氷タンク)の外周面に製氷水の
希望上限レベルを表す表示手段以上の部分にも冷
却手段(冷却管)が設けられており、この部分が
製氷タンク内面に氷成長促進部を形成するので、
製氷タンク内の製氷水が約0℃に達する頃には氷
成長促進部は約−5度になつており、該氷成長促
進部に氷核ができる。この氷核から正常な氷が成
長し、綿氷が発生することはない。
f 実施例 次に、本考案の好適な実施例について添付図面
を参照して詳細に説明するが、図中、同一符号は
同一又は対応部分を示すものとする。
第1図において、箱形、円筒形等の適宜の形状
でよいケーシング1は図面で見てほぼL字形の機
械室を画成しており、この機械室に、後から説明
する冷却管に冷媒を供給する圧縮機2と、この圧
縮機2からの高温高圧の冷媒ガスを凝縮する凝縮
器3と、凝縮器冷却フアン4と、後述する攪拌羽
根のための減速機モータ5等が図示のように配列
されており、また、機械室内の圧縮機2の上方に
は断熱材15で囲まれた金属製の上部開放の製氷
タンク6が設けられており、この製氷タンク6の
開放上部と減速機モータ5とを覆うように、ケー
シング1に適宜の手段で着脱もしくは開閉自在に
蓋体11が取り付けられている。
製氷タンク6の外周面には、前述した圧縮機1
から冷媒の供給を受ける冷却管13が巻着されて
おり、該冷却管13を上から下に流れる冷媒によ
つて、周知のように製氷タンク6内の製氷水16
(第2図)は冷却され、製氷タンク6の内面に氷
として氷結する。その際、氷の形状、大きさを希
望のものにするため、製氷タンク6内には、攪拌
羽根8を収容するスペースを中央に有する製氷枠
7が配設されている。冷却管13は銅等の金属製
パイプでよく、例えば半田のような適宜の手段で
製氷タンク6の外周面に固着することができる。
製氷枠7は、円周方向に相互に離間して縦方向
に延びる複数の縦仕切板7aと、軸方向に相互に
離間して、縦仕切板7aに交叉するように円周方
向に延びる複数の環状の横仕切板7bとを有し、
最上部の横仕切板7bには取つ手7cが取り付け
られ、最下部の横仕切板7bには攪拌羽根8の心
棒8aの下側軸受部となる孔7dが形成されてい
る。縦仕切板7aの高さは、上述した製氷枠7を
製氷タンク6内に入れ製氷水を希望の上限レベル
まで注入した際に、第2図に示すように、製氷水
16の液面16aが最上部の横仕切板7bの上面
とほぼ同一の高さとなるような寸法である。即
ち、最上部の横仕切板7bの上面を製氷水16の
希望上限レベルとするか、或は前記上面の高さに
対応する製氷タンク6の内面の位置にマーク6a
(第2図参照)を付けて、これを製氷水16の希
望上限レベルとする。
攪拌羽根8が取り付けられた心棒8aを前述し
た減速機モータ5により駆動するために、減速機
モータ5の出力軸5aに小歯車10が嵌合し、こ
の小歯車10に、心棒8aに嵌合した大歯車9が
噛み合つている。このようにして、減速機モータ
5は製氷運転中のみ作動し攪拌羽根8を回転させ
て、製氷タンク6内の製氷水16を攪拌し、透明
で純度の高い氷の生成に寄与する。尚、蓋体11
の裏側に設けられた環状の突出部は大歯車9の軸
受として機能する。
また、第1図から諒解されるように、孔7dと
連通状態に排水ホース12が設けられている。該
排水ホース12の内端は孔7dに接続され、外端
はL字状に湾曲してハウジング1の外部に出てい
る。排水ホース12は可撓性であり、外端が内端
よりも下方に位置するように排水ホース12を湾
曲させることによつて、製氷運転後に製氷タンク
6内に残つた製氷残水を排水ホース12から排出
することができる。
本考案によれば、前述した製氷水16の希望上
限レベル(液面16a)より上方に製氷タンク外
面部分に少なくとも1巻(実施例では2巻)の冷
却管部分13aが巻着されている。この冷却管部
分13aに対応する製氷タンク内面は、水攪拌時
の波立ち等により時にして製氷水に接触すること
はあるが、製氷水に常時触れる部分ではなく、製
氷運転中、常時過冷却の状態にある。従つて、冷
却管部分13aが設けられている部分に対応する
製氷タンク内面の領域は氷成長促進部となる。
次に、以上のような構成を有する本考案の水攪
拌式製氷機の作動について説明する。先ず、製氷
タンク6内の上限レベル表示手段、即ち最上部の
横仕切板7bの上面か、製氷タンク内面に付けら
れたマーク6aか、又はそれ等に相当するレベル
まで製氷水16を注入する。図示しない製氷タン
クを所定時間にセツトすると、電源が投入され、
製氷運転が始まる。減速機モータ5が駆動されて
小歯車10及び大歯車9を介して攪拌羽根8が回
転するのと同時に、圧縮機2及び凝縮器冷却フア
ン4が運転され、冷媒は周知のホツトガス弁(図
示せず)を通ることなく凝縮器3及び膨張手段
(図示せず)を経て冷却管13を貫流し圧縮機2
に戻る。
冷媒が冷却管13を貫流することにより製氷水
16が冷却される。本考案の氷成長促進部がない
場合、製氷水16はその上面から下面までほぼ一
様に冷却されるため、製氷水温度がほぼ0℃にな
つても何処にも氷核は発生せず、過冷却になつて
しまう。つまり、製氷水16を冷却する際、冷凍
能力に応じた一定速度で冷却するため、製氷水1
6が0℃になつた時に氷を生成するには、即ち0
℃の製氷水から0℃の氷になるには、水の凍結潜
熱(80cal/g)が必要になるが、一定速度で冷
却しているため、製氷水が0℃になつた時点のみ
急冷することができず、氷核が発生しないので過
冷却状態となつてしまう。例えば、製氷水16が
−1℃に達した時に氷核が発生したと仮定する
と、比熱、潜熱等を考慮すると製氷水1.0につ
き約12.5gの綿氷が発生する計算になる。
ところが、本考案に従つて氷成長促進部を設け
たことによつて、その部分、即ち冷却管部分13
aに対応する製氷タンク内面での温度は、製氷タ
ンク6内の製氷水の温度よりも実験によると約5
℃低くなる。しかも、氷成長促進部の水量は波立
ち等による極く僅かであるから、凍結に必要な凍
結エネルギも極く少量で済む。
従つて、製氷タンク6内の製氷水16が0℃に
なつた時には、氷成長促進部の温度は約−5℃に
達しているので、製氷水温度が0℃になるか又は
その直前に、氷成長促進部より氷核が発生しそこ
に薄氷膜が形成されるため、この薄氷膜を中心に
正常な氷が成長する。かくして綿氷の発生は防止
され、製氷タイマの設定時間に達する頃には、隣
接する縦仕切板7a及び横仕切板7bによつて画
成された弓形の各氷成長部18に所定の形状の氷
が生成される。
製氷タイマが設定時間に達すると、自動的に又
は使用者の操作により、図示しない周知の除氷タ
イマが作動すると共に、凝縮器冷却フアン4が停
止され、高温高圧のホツトガスが凝縮器3及び膨
張手段をバイパスして冷却管13を貫流するよう
に図示しないホツトガス弁が開弁して、製氷タン
ク内面に張り付いた氷の表面に溶かし、取つ手7
cを持つて製氷枠7を上方に引き上げることによ
り氷を容易に回収することができる。
g 考案の効果 以上のように、本考案の水攪拌式製氷機によれ
ば、製氷タンクの外周面に製氷水の上限レベル以
上の部分にも冷却管が設けられており、この部分
が製氷タンク内面に氷成長促進部を形成するの
で、製氷タンク内の製氷水が約0℃に達する頃に
は、氷成長促進部は約−5℃になつており、該氷
成長促進部に氷核ができるため、何等の部品を付
加することのない簡単な構成で綿氷の発生を確実
に未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による水攪拌式製氷機の縦断
面図、第2図、第1図の製氷機における円で囲
まれた氷成長促進部を拡大して詳細に示す断面図
である。 6……製氷タンク(製氷水容器)、6a……マ
ーク(希望上限レベルの表面手段)、7……製氷
枠、13……冷却管(冷却手段)、7b……横仕
切板(上限レベルの表面手段)、16……製氷水、
16a……希望上限レベル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 製氷水容器6内の製氷水16を攪拌しなが
    ら、前記製氷水容器6に熱交換関係で設けられ
    た冷却手段13により前記製氷水16を冷却し
    て氷結させる水攪拌式製氷機において、前記製
    氷水16の希望上限レベル16aを表示する表
    示手段6a,7bを備え、前記冷却手段13は
    該表示手段6a,7bより上方にも設けられて
    いる、ことを特徴とする水攪拌式製氷機。 2 前記表示手段6a,7bは、前記製氷水容器
    内に設けられた製氷枠7の横仕切板7bであ
    る、ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の水攪拌式製氷機。 3 前記表示手段6a,7bは、前記製氷水容器
    の内面に設けられたマーク6aである、ことを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の水攪拌式製氷機。 4 前記冷却手段は冷却管13であり、該冷却管
    13が前記表示手段6a,7bの上方に少なく
    とも1巻巻着されている、ことを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の水攪拌式製
    氷機。
JP1986188555U 1986-12-09 1986-12-09 Expired JPH0419415Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58159472U (ja) * 1982-04-20 1983-10-24 三洋電機株式会社 塊氷製氷機

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